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目 次 Ⅰ 平成 27 年度神戸市国民健康保険事業について 1 被保険者数 世帯数 頁 2 保険料 頁 3 保険給付 ---

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平成 28 年度 第1回神戸市国民健康保険運営協議会

平成 28 年8月

(2)

目 次

Ⅰ 平成 27 年度 神戸市国民健康保険事業について

1 被保険者数・世帯数 --- 1頁 2 保険料 --- 1頁 3 保険給付 --- 5頁 4 保険料収納 --- 7頁 5 保健事業 --- 8頁

Ⅱ 都道府県化の検討状況について

--- 13 頁

Ⅲ 国民健康保険運営協議会 専門部会の設置について

--- 25 頁

(3)

Ⅰ 平成 27 年度 神戸市国民健康保険事業について

1 被保険者数・世帯数 被保険者数は27年度末で365,326人(前年度比2.6%減)、世帯数は232,139世帯(前年 度比1.4%減)となっている。 【被保険者数・世帯数の各年度末の状況】 区 分 25 年度 26 年度 27 年度 被保険者 被保険者数 383,572 人 375,123 人 365,326 人 伸び率 ▲1.4 % ▲2.2% ▲2.6% 世帯 世帯数 237,921 世帯 235,421 世帯 232,139 世帯 伸び率 ▲0.4 % ▲1.1% ▲1.4% 2 保険料 医療分保険料は、その年に必要と見込まれる医療費総額から、国・県の補助金等や窓 口での一部負担金を除いたものを、基礎控除後所得(平成 25 年度までは課税所得)に応 じて納めていただく所得割、世帯の加入者数に応じて納めていただく均等割、1世帯あ たり定額の平等割の3つの合計で負担していただいている。 後期高齢者支援金分保険料は、その年に国に納付すべき後期高齢者支援金から国の補 助金等を除いたものを、神戸市国保の加入者に、医療分同様、所得割、均等割、平等割 の3つの合計で負担していただいている。 ※後期高齢者支援金とは、全国の後期高齢者医療制度対象者にかかる給付費について、 約1割の後期高齢者の保険料負担分と5割の公費負担分(国・県・市等の負担分) を除いた約4割相当分を国保や被用者保険の加入者が分担して支援するもの。 介護分保険料は、その年に国に納付すべき介護納付金から国の補助金等を除いたもの を、40歳以上65歳未満の国保加入者に、医療分同様、所得割、均等割、平等割の3つの 合計で負担していただいている。 ※平成 27 年度は、国民健康保険制度の安定的な運営が可能となるように、低所得者対 策として、公費が拡充(全国で約 1,700 億円)された(うち約 20 億円が本市に交付)。

(4)

  国民健康保険料は、医療分保険料と後期高齢者支援金分保険料と介護分保険料(40歳以 上65歳未満の被保険者)からなる。それぞれの保険料は、所得割、均等割、平等割からなる。 【平成27年度の後期高齢者支援金分保険料】 限度額 17万円 平等割20% (世帯割) 加入者の基礎控除後の 所得額の総額 加入者数 世帯数 ÷ ÷ 40歳以上65歳未満の 加入者の基礎控除後の 所得額の総額 40歳以上 65歳未満の 加入者数 40歳以上 65歳未満の 世帯数 所得割50% (所得額割) 均等割30% (被保険者割) 平等割20% (世帯割) ÷ ÷ ÷ 平成27年度に納付すべき介護納付金 国庫・県支出金等 保険料 一般会計 所得割50% (所得額割) 均等割30% (被保険者割) ÷ 加入者の基礎控除後の 所得額の総額 国庫・県支出金等 保険料 【平成27年度の医療分保険料】 限度額 52万円 加入者数 一般会計 保険料 平成27年度に納付すべき後期高齢者支援金 国庫・県支出金等 一部負担金 一般会計 平成27年度に必要と見込まれる医療費 保険給付費 【平成27年度の介護分保険料】 限度額 16万円 世帯数 所得割50% (所得額割) 均等割30% (被保険者割) 平等割20% (世帯割) ÷ ÷ ÷ 所得割料率 均等割額 平等割額 所得割料率 均等割額 平等割額 保険料の決め方 所得割料率 均等割額 平等割額

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【27 年度保険料】 ・医療分の保険料の額は… 所得割額 均等割額 平等割額 + +  = 保険料年額(52万円を超えるときは52万円) ・後期高齢者支援金分の保険料の額は… 所得割額 均等割額 平等割額 + +  = 保険料年額(17万円を超えるときは17万円) ・介護分の保険料の額は… 所得割額 均等割額 平等割額 + +  = 保険料年額(16万円を超えるときは16万円) 40歳以上65歳未満の加入者の 27年度算定用所得額×3.26% 7,780円×40歳以上 65歳未満の加入者数 6,160円 25,280円 8,140円 27年度算定用所得額×3.36% 7,390円×加入者数 27年度算定用所得額×10.89% 22,970円×加入者数 【料率の推移】 25 年度 26 年度 27 年度 所 得 割 料 率 15.39% 11.03% 10.89% 均 等 割 額 24,910円 23,350円 22,970円 平 等 割 額 27,300円 25,900円 25,280円 限 度 額 51万円 51万円 52万円 所 得 割 料 率 4.91% 3.38% 3.36% 均 等 割 額 7,580円 7,400円 7,390円 平 等 割 額 8,310円 8,200円 8,140円 限 度 額 14万円 16万円 17万円 所 得 割 料 率 4.82% 3.50% 3.26% 均 等 割 額 8,320円 8,060円 7,780円 平 等 割 額 6,650円 6,470円 6,160円 限 度 額 12万円 14万円 16万円 区   分 医療分 後期高齢者 支援金分 介護分 平成25年度の算定用所得額(所得割額の算定基礎)は、地方税法上の各種控除後の所得額 (市民税所得割額が非課税・免除の方は0円とみなす)である。 平成26年度以降の算定用所得額は、地方税法上の基礎控除後の所得額である。

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※所得割料率は、医療分と 後期高齢者支援金分を合算した率

所得割保険料の算定方式の変更

○国民健康保険法施行令の改正を受け、平成 26 年度から、所得割算定方式を基礎控除後 所得方式に変更した。 ○算定方式変更時の急激な保険料の変動を回避するため、扶養人数等に応じた独自の所 得控除と、低所得非課税の者に対する2年間の激変緩和措置を設けた。 - - = × ※扶養控除、障害者控除 社会保険料控除、医療費控除等 - - = × - - = × 所得割 料率 20.30% 所得割 料率 14.41% 算定 基礎 所得 割料 率 各 種 控 除 後 所 得 方 式 ~ 平 成 2 5 年 度 基 礎 控 除 後 所 得 方 式 + 独 自 控 除 方 式 平 成 2 6 年 度 ~ 総所得金額等 基礎 控除 33万 円 基礎 控除 33万 円 算定基礎 神戸市 独自の 所得 控除 算定基礎 総所得金額等 基礎 控除 33万 円 各種所得 控除 ※ 総所得金額等 【独自控除による軽減】 ※当分の間の措置 ①配偶者・被扶養者の人数に応じて 33万円 ②障害者・寡婦(夫) 26万円 26万円 ③同居特別障害 53万円 ④障害者・寡婦(夫)で、住民税非 課税措置が適用されている者 92万円 【独自控除による激変緩和】 ※2年間の措置 新たに所得割を負担する一定基 準所得以下の住民税非課税者の保 険料負担の増加を緩和するため、 基礎控除後所得から以下の額を控 除する。 ①平成26年度 基礎控除後所得に 0.2 を乗じた額。 ②平成27年度 基礎控除後所得に 0.1 を乗じた額。

参考

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3 保険給付 保険給付費は毎年増加しており、27年度では、被保険者の高齢化に加え高額な薬剤等 により前年比2.7%増の約1,144億円となっている。 【保険給付費の推移】 区 分 25 年度 26 年度 27 年度 保険給付費 109,437,604 千円 111,407,694 千円 114,447,161 千円 伸び率 0.4 % 1.8 % 2.7 % 【1人当たりの医療費】 下段:対前年度伸び率 区 分 25 年度 26 年度 27 年度 国民健康保険 被保険者 1 人 当たり医療費 340,302 円 1.4% 350,775 円 3.1% 366,690 円 4.5% 被保険者 1 人当たり レセプト件数/年 17.09 件 1.1% 17.38 件 1.7% 17.65 件 1.6% レセプト 1 件 当たり医療費 19,907 円 0.4% 20,188 円 1.4% 20,777 円 2.9% (参 考) 後期高齢者医療 (20年度から開始) 被保険者 1 人 当たり医療費 1,007,798 円 1.0% 1,014,060 円 0.6% 1,044,889 円 3.0% 被保険者 1 人当たり レセプト件数/年 34.14 件 0.4% 34.33 件 0.6% 34.43 件 0.3% レセプト 1 件 当たり医療費 29,523 円 0.5% 29,538 円 0.1% 30,348 円 2.7% 神戸市国民健康保険の主な保険給付は、次のとおりである。 ⑴ 療養の給付 国民健康保険制度では、病気やけがをした場合、診療、投薬、注射、手術、処置な ど療養そのものを給付する現物給付が原則となっている。

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【一部負担金の割合】 就学前児童 2 割 就学児童~69 歳 3 割 70 歳~74 歳の高齢受給者 2割又は1割(生年月日が昭和 19 年4月1 日以前の方) ※現役並み所得は3割 ⑵ 高額療養費 1か月(月初から月末まで)に、医療機関等に支払った一部負担金が自己負担限度 額を超えた場合に、その超えた額を高額療養費として支給する制度である。 また、同一世帯で同一月に一部負担金が複数あるときは、これらを合算して世帯の 負担限度額を超えた場合にも、その超えた額を支給する。 なお、負担能力に応じた負担とする観点から、平成 27 年1月から、70 歳未満の方 の所得に応じた自己負担額が細分化された。 【高額療養費の状況】 年 度 25 年度 26 年度 27 年度 件 数 175,198 件 191,133 件 208,083 件 金 額 11,419,567 千円 11,971,253 千円 12,900,450 千円 ⑶ 高額介護合算療養費 医療保険と介護保険の両制度で自己負担があり、1年間の自己負担の合算額が、所 得区分ごとの限度額を超えた場合、その超えた額を高額介護合算療養費として支給す る制度である。 【高額介護合算療養費の状況】 ⑷ 出産育児一時金 被保険者が出産したとき、一時金として42万円(産科医療補償制度に加入していな い医療機関などでの出産は39万円(平成27年1月からは40.4万円))を支給する。 【出産育児一時金の状況】 年 度 25 年度 26 年度 27 年度 件 数 1,774 件 1,779 件 1,681 件 金 額 737,122 千円 723,007 千円 670,053 千円 ⑸ 葬祭費 被保険者が死亡したとき、葬祭を行った方に5万円を支給する。 年 度 25 年度 26 年度 27 年度 件 数 206 件 139 件 233 件 金 額 2,703 千円 3,203 千円 4,191 千円

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【葬祭費の状況】 年 度 25 年度 26 年度 27 年度 件 数 2,137 件 2,158 件 2,138 件 金 額 106,850 千円 107,900 千円 106,900 千円 4 保険料収納 国民健康保険は高齢者や低所得者の占める割合が高く、他の医療保険に比べて財政基 盤が脆弱であるという構造上の問題を抱えている。また、近年の高齢化進展などに伴う 医療費の増大に伴い保険料負担が増大するなか、保険者として将来に向けて、事業の円 滑な運営をしていくためには、健全な財政を確立するための努力が不可欠である。 27年度は、保険料収入の確保に向けて、以下のような取り組みを実施し、27年度現年 分決算収納率は93.88%で、前年度の93.35%に比べ0.53ポイント上回ることができた。 ⑴ 多様な納付機会の確保 口座振替の利用促進を図る一方で、利便性を確保するためコンビニエンスストアで の収納を実施している。 【利用状況】 年 度 25 年度 26 年度 27 年度 口座振替 53.09% 53.44% 53.45% コンビニ収納 28.07% 28.77% 29.68% 金融機関・郵便局 18.80% 17.76% 16.85% 納付組合 0.04% 0.03% 0.02% ※コンビニ収納及び金融機関・郵便局の割合は収納件数から算出 ※平成 23 年 10 月からキャッシュカードによる口座振替申込を開始 (平成 27 年度実績:5,733 件) ⑵ 減額減免の適用 納付が困難な世帯については、前年所得に基づく減額(国制度)及び当該年度所得 に基づく減免(市制度)を適用している。 【減額減免の状況】 年 度 25 年度 26 年度 27 年度 世帯数 割合 世帯数 割合 世帯数 割 合 延 べ 加 入 世 帯 270,096 271,213 269,473 法 定 減 額 世 帯 142,361 52.7% 160,228 59.1% 165,380 61.4% 条 例 減 免 世 帯 17,869 6.6% 16,925 6.2% 16,120 6.0% 合 計 160,230 59.3% 177,153 65.3% 181,500 67.4% ※延べ加入世帯数は、年度内に1月でも資格があった世帯の合計数

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※上記以外に、非自発的失業者に対して給与所得を100分の30とみなす負担軽減措置が適用 されている。(平成27年度実績:4,991世帯) ※法定減額制度(2 割・5 割)、条例減免の判定基準の変更 ⑶ 非常勤嘱託員の活用 各区の非常勤嘱託員が休日・夜間を含めて電話や訪問により、滞納世帯等との接触 を図り、滞納保険料の納付指導、区役所への来庁案内や国保料の口座振替勧奨を行っ た。 ⑷ 納付相談による収納の確保 短期被保険者証等を交付して区役所窓口での納付相談の機会を確保し、世帯の所得 状況等を伺いながら、減額や減免の相談も含め、世帯の状況に応じたきめ細やかな対 応を行った。 ⑸ 公平性の確保 被保険者負担の公平性を確保する観点から、納付資力調査(財産調査)及び差押え を行った。 平成27年度実施状況 ① 財産調査 3,461世帯 ② 差押え実施件数 277件 5 保健事業 ⑴ 特定健診と特定保健指導 平成20年4月から「高齢者の医療の確保に関する法律」に基づき、40歳から74歳の 方を対象に、特定健診・特定保健指導を実施している。 ① 実施目標 特定健康診査・特定保健指導実施計画(第 2 期):平成 25~29 年度 ② 実施方法 個別医療機関による個別方式と、拠点会場における集団方式により実施している。 平成27年度実施状況 (委 託 先) ・個別方式 神戸市医師会 ・集団方式 兵庫県予防医学協会(33か所) JA兵庫厚生連(14か所) (実施場所) ・個別方式 個別医療機関(実施医療機関 723 機関) ・集団方式 拠点会場(区役所・区民ホール・JA支店など 47か所、511回開催) 項 目 25 年度 26 年度 27 年度 28 年度 29 年度 特定健診実施率 40% 45% 50% 55% 60% 特定保健指導実施率 20% 30% 40% 50% 60%

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【利用者負担】 40~64 歳 65~74 歳 一般世帯 非課税世帯 一般世帯 非課税世帯 個 別 600 円 300 円 無料 無料 集 団 300 円 無料 無料 無料 ※・非課税世帯:同一世帯員として認められたすべての世帯員について、 市民税が課税されていない者である場合 ・一般世帯 :非課税世帯以外 ③ 受診状況 ア 受診券の発行 毎年4月1日現在、神戸市国民健康保険に加入されている40歳から74歳の方へ、 誕生月を基準に、年4回に分けて受診券を送付。(当該実施年度に75歳になる方には、 4月に一斉送付。) 平成27年度 対象者数 273,063人 イ 特定健診(平成27年度) 個 別 集 団 合 計 受診率 (速報値) 受診者数 39,077 人 49,230 人 88,307 人 32.3% ※受診率:受診者数合計/受診券発行人数合計を算出 参考:平成26年度受診率の法定報告数値 31.6% 平成25年度受診率の法定報告数値 30.8%。 ウ 特定保健指導 特定健診の結果に基づき、対象者自らが生活習慣における課題を認識し、行動変 容と自己管理を行うことができるように支援している。 平成27年度特定保健指導実績(27年度法定報告)は平成28年11月頃集計予定。 【参考】平成26年度特定保健指導実績(26年度法定報告) 対象者(a) 利用者数 終了者数(b) 実施率(b/a) 積極的支援 2,041人 111人 76人 3.7% 動機付け支援 6,966人 628人 531人 7.6% 合 計 9,007人 739人 607人 6.7% 発行月 対象者 有効期限 4月 4月~6月生まれの方・75歳になる方 8/31 6月 7月~9月生まれの方 10/31 8月 10月~12月生まれの方 12/31 11月 1月~3月生まれの方 翌年3/31

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参考:平成25年度法定報告対象者数9,059人、実施率6.3% ④ 特定健診受診率向上対策 ア 未受診者への郵送による受診勧奨 ・前年度受診者の内、当年度未受診となっている者に対して、受診勧奨ハガキを 11月と1月に発送している。 ・広報紙KOBE2月号に特定健診の受診勧奨広告を掲載している。 イ 土曜日・日曜日の健診実施 医療機関で実施する個別健診では、平日の夕方・夜間、土曜日などの診療時間内 での健診受診が可能である。また、集団健診では、土・日曜日にも健診を実施し、 より受診しやすい環境を整備している。 ウ 健診実施回数の増設 集団健診会場の受診定員を考慮しながら、地域のニーズに対応できるよう、実施 回数の増設に努めている。 エ 特定健診・特定保健指導とがん検診の同時実施:「セット健診」 平成27年度より、特定健診・特定保健指導と神戸市が実施するがん検診(胃・ 肺・大腸・乳・子宮頸がん)を同日に受診できる「セット健診」を健康ライフプラ ザで実施している。 平成27年度 受診者数 2,169人 オ 広報媒体を利用した広報活動・健診情報の提供 ・広報紙KOBE4月号に、「神戸けんしんガイド」を折り込みで配布している。 ・区役所等公的機関や健康関連イベントでの「神戸けんしんガイド」による広報 ・神戸市けんしんキャラクター「ハラ デタゾウ(仮)」を使用し、親しみがもて るよう工夫している。 ・各種団体の機関紙への記事掲載、会合での説明を行っている。 ・兵庫県国民健康保険団体連合会(以下、「国保連」)阪神支部4市共同でのPR を実施している。 ・医療機関、調剤薬局等へのポスターの掲示を行っている。 ・国民健康保険新規加入時に特定健診の制度案内チラシを配布している。 ⑤ 特定保健指導実施率向上対策 ・分かりやすい案内文の作成や、案内文を送付しても連絡のない対象者への電話連 絡を行っている。 「神戸けんしんキャラクター ハラ デタゾウ(仮)」

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・セット健診受診者のうち、特定保健指導対象者には同日に初回面接実施。 ⑵ 重症化予防対策 ① CKDに着目した健康寿命の延伸対策 ・特定健診受診者のうち慢性腎臓病(CKD)や糖尿病の疑いがあり、医療機関未 受診となっている者への訪問や文書による受診勧奨を行っている。 訪問指導対象者 訪問実施者 文書指導対象者 文書送付数 26年度 296件 97件 318件 226件 27年度 313件 220件 323件 290件 ※対象者数は特定健診受診年度で算出 ※実施者は指導実施年度で算出 ② 糖尿病性腎症重症化予防対策 ・レセプトを基に、糖尿病性腎症患者・糖尿病に高血圧または脂質代謝異常を合併 している患者など重症化ハイリスク者のうち、医療機関での治療が中断している 者を抽出し、人工透析への移行を予防するため、文書・電話・訪問による受診勧 奨を行っている。 受診勧奨年度 対象件数 実施件数 平成 27 年度 32 件 22 件 ③ 集団健診会場での受診勧奨 ・要医療項目について医療機関の受診ができていない者に対し、集団健診会場にお いて、保健指導を実施している。 ⑶ 重複・頻回受診者に対する保健指導の実施 被保険者の健康の保持増進を図るため、重複・頻回受診者に対し、保健師が訪問指 導を行っている。(平成 28 年度以降は、重複服薬の指導も実施予定。) 平成 27 年度 保健指導件数 160 件 ⑷ ジェネリック医薬品(後発医薬品)差額通知 主に生活習慣病にかかる先発医薬品が処方されている被保険者を対象に、ジェネリ ック医薬品に変更した場合の、一部負担金の差額を被保険者個人ごとに通知する。自 己負担額の軽減効果の高い者から送付している。 「処方された先発医薬品の薬品名」、「処方量」、「処方薬にかかる一部負担金」、「ジ ェネリック医薬品に変更することで軽減できる金額」を通知する。 平成 27 年度 24,804 通送付 平成 28 年 3 月 使用割合 63.2% ⑸ レセプト点検の実施 レセプト点検員による縦覧点検及び高額レセプトの重点点検を実施している。

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なお、平成21年度からレセプト管理システムを導入することにより点検事務の効率 化を図った。また、平成26年度から機械的にレセプトの内容点検を行う自動点検も実 施している。 【レセプト内容点検の状況】 年 度 25 年度 26 年度 27 年度 件 数 19,814 件 19,749 件 33,224 件 金 額(再審査分) 148,311 千円 125,899 千円 106,429 千円 ⑹ 柔道整復療養費の適正化について 長期・頻回施術等の申請書の内容を点検し、被保険者への照会を行う。請求内容に 疑義がある場合は,施術者に確認し,必要に応じて保険給付の返還を求める。年約 10 万件の申請書の内容を点検し、患者調査票(文書照会)を 948 件送付した。 ⑺ 海外療養費の支給の適正化について 海外療養費の支給適正化のため、国保連に審査委託を行った。国保連では、申請書 類に添付されている翻訳文をもとに審査するとともに、添付されている翻訳文が適正 な翻訳かどうかを確認するための外部委託により再翻訳や療養等を受けたとされる海 外の医療機関等に対して受診状況の照会を行うことにより不正請求の防止に取り組ん でいる。 平成 27 年度 対象件数 13 件

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Ⅱ 都道府県化の検討状況について

【現行】 市町村が個別に運営

【改革後】 都道府県が財政運営責任を担う

など中心的役割

市町村

都道府県

・ 財政運営責任(提供体制と双方に責任発揮) ・ 市町村ごとの納付金を決定 市町村ごとの医療費水準、所得水準を考慮することが基本 ・ 市町村ごとの標準保険料率等の設定 ・ 市町村が行った保険給付の点検、事後調整 ・ 市町村が担う事務の標準化、効率化、 広域化を促進 ・ 資格管理(被保険者証等の発行) ・ 保険料率の決定、賦課・徴収 ・ 保険給付 ・ 保健事業 (構造的な課題) ・年齢が高く医療費水準が高い ・低所得者が多い ・小規模保険者が多い 都道府県が市町村ごとに決定した 国保事業費納付金を市町村が納付 ・国の財政支援の拡充 ・都道府県が、国保の運営に 中心的役割を果たす 市町村 市町村 市町村 市町村 市町村 国保運営方針 (県内の統一的方針) 給付費に必要な費用を、 全額、市町村に支払う(交付金の交付) ※被保険者証は都道府県名のもの ※保険料率は市町村ごとに決定 ※事務の標準化、効率化、広域化を進める

平成30年度から、都道府県が財政運営の責任主体となり、安定的な財政運営や効率的な事業の確保等の

国保運営に中心的な役割

を担い、制度を安定化

・給付費に必要な費用は、全額、都道府県が市町村に交付 ・将来的な保険料負担の平準化を進めるため、都道府県は、市町村ごとの標準保険料率を提示(標準的な住民負担の見える化) ・都道府県は、国保の運営方針を定め、市町村の事務の効率化・広域化等を推進

○市町村は、地域住民と身近な関係の中、資格管理、保険給付、保険料率の決定、賦課・徴収、保健事業等、

地域におけるきめ細かい事業を引き続き担う

国保制度改革の概要(運営の在り方の見直し)

なお、国の普通調整交付金については、 都道府県間の所得水準を ○ 詳細については、引き続き、地方との協議を進める

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国保保険料の賦課、徴収の仕組み(イメージ)

保険料の賦課・徴収

・納付金の決定

県全体 ○億円 A市 ○億円 B町 ○千万円

納付金の支払い

都道府県が各市町村が納付金を納める ために必要な標準保険料率を示す 市町村ごとの納付金を決定 (医療費水準、所得水準を考慮) 標準保険料率を参考に、各市町村が、 保険料率を決定し、賦課・徴収 徴収した保険料等を財源として 納付金を都道府県に支払い

・標準保険料率

の提示

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A市が

納める納付金

B町が

納める納付金

都 道 府 県

A市の

保険料率

B町の

保険料率

市 町 村

国保保険料の賦課・徴収の基本的仕組み (イメージ)

< 県の標準設定のイメージ> ○ 標準的な算定方式は 3方式(所得割、均等割、世帯割) ○ 標準的な収納率は、 市町村規模別に、右表の とおりとする。

○ 都道府県は、

・ 医療給付費等の見込みを立て、市町村ごとの国保事業費納付金

(※)

の額を決定(①)

※ 市町村ごとの医療費水準、所得水準を考慮

・ 都道府県が設定する標準的な算定方式等に基づいて市町村ごとの標準保険料率を算定・公表(②)

○ 市町村は、都道府県の示す標準保険料率等を参考に、それぞれの保険料算定方式や予定収納率に基づき、

それぞれの保険料率を定め、保険料を賦課・徴収し、納付金を納める。(③)

被保険者数 標準的な収納率 (イメージ) 1万人未満 94% 1万人~5万人未満 92% 5万人~10万人未満 90% 10万人以上 88% A市:10万人 (標準的な収納率 88%) B町: 1万人 (標準的な収納率 92%) ○ 2方式(所得割、均等割) ○ 予定収納率:90% ○ 3方式(所得割、均等割、平等割) ○ 予定収納率:94% ○ 都道府県が定めた標準的な保険料算定 方式等を参考に、実際の算定方式や保険 料率を定め、保険料を賦課、徴収

A市の 標準保険料率 (例) B町の 標準保険料率

※ 市町村は、都道府県が設定する標準的な収 納率よりも高い収納率をあげれば、「標準保険 料率」よりも安い保険料率を設定できる。(収納 インセンティブの確保)

(18)

○ 年齢調整後の医療費水準が同じ場合、 市町村の所得水準が高いほど納付金負担が大きくなり、 公平な保険料水準となる。

<按分方法>

被保険者数に応じた按分額に

市町村ごとの医療費水準を反映

(医療費実績は、年齢構成の 相違による差を調整したもの、 複数年平均)

国保事業費納付金の市町村への配分(イメージ)

<按分方法>

所得水準に応じた按分額に

市町村ごとの医療費水準を反映

(医療費実績は、年齢構成の 相違による差を調整したもの、 複数年平均)

<市町村の納付金額>

○ 市町村の所得水準が同じ場合、 年齢構成の差異の調整後の医療費水準が高いほど 納付金の負担が大きくなり、 医療費水準に応じた負担となる。 C市の D市の A市の B市の

○ 都道府県が、都道府県内の保険料収納必要額

(医療給付費-公費等による収入額)

市町村ごとの被保険者数と所得水準で按分し、それぞれに医療費水準を反映することにより、

市町村ごとの国保事業費納付金の額を決定

所得水準の高い都道府県ほど、割合大 (全国平均並の所得水準の場合、全体の50%) 被保険者数に応じた按分 所得水準に応じた按分 医療費水準を反映 医療費水準をど の程度反映する かは

α

により調整 所得水準をどの 程度反映するか は

β

により調整 医療費水準

(19)

市町村の納付金の額=(都道府県での必要総額) ×{α ・(年齢調整後の医療費指数-1)+1} ×{β ・(所得(応能)のシェア)+(人数(応益)のシェア)}/(1+β ) × γ ― 高額医療費負担金調整 + 地方単独事業の減額調整分 + 財政安定化基金の返済分・補填分 等 ※1 α は医療費指数をどの程度反映させるかを調整する係数(0≦α ≦1) α =1の時、医療費水準を納付金額に全て反映。 α =0の時、医療費水準を納付金額に全く反映させない(都道府県内統一の保険料水準)。 ※2 β は所得のシェアをどの程度反映させるかを調整する係数であり、都道府県の所得水準に応じて設定することを原 則とする。 ※3 都道府県で保険料水準を統一する場合に、例外的に、収納率の多寡で保険料率が変化しないよう収納率の調整を 行うことも可能とする仕組みとする。 ※4 γ は市町村の納付金額の総額を都道府県の必要総額に合わせるための調整係数 ※5 後期高齢者支援金、介護納付金に係る費用については別途所得調整を行う算式により計算した後に納付金額に 加算することとする。

納付金算定の仕組みを数式にした場合のイメージ(高額医療費等について加味)

医療費に係る納付金の計算方法

(20)

○ 年齢構成の差異の調整後の医療費水準が同じ市町村で あれば同じ保険料水準となる。(所得水準の高い市町村ほ ど納付金の額のうち応能割保険料分の割合が大きくなる) ○ 所得水準が同じ市町村であれば、年齢構成の差異の調 整後の医療費水準の高い市町村ほど、保険料が高くなる <

医療費水準が保険料に与える影響

(平均的な所得の場合)> <

所得水準が保険料に与える影響

(医療費水準が同じ場合)>

保険料の設定方法の見直しの効果(イメージ)

1 ■ 所得水準が県内平均の市町村(※) 1倍 【保険料率】10% 【保険料額】3,000円

応能分

応益分

【保険料率】10% 【保険料額】3,000円 ■ 医療費水準が県内平均の市町村(※) 1倍 1 : 1

応能分

応益分

■ 所得水準が高い市町村(県内平均の1.2倍) 1.2 : 1 1倍 【保険料率】10% 【保険料額】3,000円

応能分

応益分

■ 所得水準が低い市町村(県内平均の0.8倍) 1 0.8 : 1倍 【保険料率】10% 【保険料額】3,000円

応能分

応益分

【保険料率】8% 【保険料額】2,400円 ■ 医療費水準が低い市町村(県内平均の0.8倍) 0.8倍 1 : 1

応能分

応益分

■ 医療費水準が高い市町村(県内平均の1.2倍) 【保険料率】12% 【保険料額】3,600円 1.2倍 1 : 1

応能分

応益分

※全国的にも平均的な所得水準の都道府県の場合

(21)

○ 現状、国保の保険料は様々な要因

(※)

により差異が生じているため、他の市町村の保険料水準との差を

単純に比較することは困難な状況。

※ 市町村ごとに年齢構成や医療費水準に差があること、保険料の算定方式が異なること、決算補てん等目的の法的外繰入 を行っている市町村があること等

⇒ 都道府県が市町村ごとの標準保険料率を示すことにより、標準的な住民負担を見える化。

※ 将来的な保険料負担の平準化を進める観点から、都道府県は、標準的な保険料算定方式や市町村規模

別の標準的な収納率等に基づき、標準保険料率を算定することとする。

都道府県 標準保険料率 一人当たり医療費 市町村 標準保険料率 当該市町村の 保険料算定方式で 算出した場合 実際の保険料率 (市町村が決定) (年齢構成調整前) (年齢構成調整後) 所得割 8% 均等割 40,000円 A市: 380,000円 A市: 400,000円 A市: 所得割 10% 均等割 50,000円 A市: 所得割 10% 均等割 50,000円 A市 所得割 10% 均等割 50,000円 B町: 300,000円 B町: 240,000円 (A市の6割) B町: 所得割 6% 均等割 30,000円 (A市の6割) B町: 所得割 6% 均等割 23,000円 世帯割 10,000円 B町 所得割 5.8% 均等割 22,000円 世帯割 9,000円

(イメージ)

※A市とB町が同じ所得水準である場合 年齢調整後の医療費 水準に応じた負担 収納率向上等により、都道府県 が示す数値より引き下げが可能 全国統一ルールで 算出した場合

標準保険料率を算定する考え方

(22)

標準割合の見直しイメージ

現状

改革後

資産割 10 ※1 所得割 40 ※1 均等割 35 ※1 世帯割 15 ※1

応能割

応益割

5 0

5 0

資産割 20 ※3 所得割 80 ※3 均等割 70 ※3 世帯割 30 ※3

応能割

応益割

所得係数

※2 「応能:応益」は、「所得係数:1」とすることを基本に各市町村が決 定。(政令には明記せず。)ただし、納付金算定時に被保険者シェアだ けではなく世帯シェアを勘案する場合には、各市町村の「応能:応益」 は、「所得係数:1」にならないこともある。 ※3 各方式の割合は、都道府県が定める標準割合等を参考に各市町村 において定まる。 資産割 所得割 均等割 世帯割 三鷹市(税) - 67.4 32.6 - 裾野市(税) 11.7 48.8 26.3 13.2 高松市(料) 7.5 47.0 31.7 13.9 高知市(料) - 53.5 28.1 18.4 聖籠町(税) - 52.1 33.4 14.4 飛島村(税) 8.5 43.0 32.8 15.7 奥多摩町(税) - 55.2 44.8 -

(参考)市町村の現状の方式ごとの割合

<出典>国民健康保険の実態 (国保中央会) ※2 ※1 政令で定める標準割合を基本とし、各市町村の実情に 応じ標準割合によらないことも可能。

(23)

国保制度改革の主な流れ

(イメージ)

~ 平成29年度

平成30年度

○ 地方向け説明会の開催 ○ 平成30年度の各市町村 の納付金の額や、標準 保険料率を検討・決定

都道府県による

財政運営

◇ 平成30年度の 保険料率を検討・決定

◇ 新システムの導入、現行システムの改修 ◇ 業務体制等の見直し ◇ 条例改正 等

改正法の成立

(平成27年5月27日)

◇政省令等の 制定 ○ 地域の実情を踏まえ、 ・各市町村の納付金の額 の算定ルール ・国保の運営方針 等を検討・決定

○ 新システムの設計・開発 ○ 厚生労働省と地方との協議 (制度・運用の詳細について) ※27年7月に協議再開 現場意見 現場意見 ○ 各都道府県で、 都道府県と市町 村との協議の場 を設置 ○ 低所得者の多い保険者への財政支援 (+約1,700億円) ○ 医療費適正化等に積極的に取 り組む保険者へ の財政支援 (+約1,700億円)

(24)

<平成27年度から実施>

○低所得者対策の強化のため、保険料の軽減対象となる低所得者数に応じた自治体への 財政支援を拡充(約1,700億円)

<平成30年度から実施>(毎年約1,700億円)

○財政調整機能の強化(財政調整交付金の実質的増額) ○自治体の責めによらない要因による医療費増・負担への対応 (精神疾患、子どもの被保険者数、非自発的失業者 等) ○保険者努力支援制度・・・医療費の適正化に向けた取組等に対する支援 ○財政リスクの分散・軽減方策(財政安定化基金の創設・高額医療費への対応 等) 等 ○ あわせて、医療費の適正化に向けた取組や保険料の収納率向上などの事業運営の改善等を一層推進し、財政基盤 の強化を図る。

国保制度改革の概要(公費による財政支援の拡充)

・平成27年度から、財政安定化基金を段階的に造成等(平成27年度200億円⇒平成29年度約1,700億円) ・平成30年度以降は、上記の項目に約1,700億円を配分 国民健康保険に対し、平成26年度に実施した低所得者向けの保険料軽減措置の拡充(約500億円)に加え、 毎年約3,400億円の財政支援の拡充等を以下の通り実施することにより、国保の抜本的な財政基盤の強化を図る。 ※ 公費約3,400億円は、現在の国保の保険料総額(約3兆円)の1割を超える規模 ※ 被保険者一人当たり、約1万円の財政改善効果 700~800億円 700~800億円

(25)

財政安定化基金の設置

都道府県・市町村

貸付

交付

償還

給付増分

保険料で賄う部分

保険料

未納分

※ 創設時

○ 財政の安定化のため、給付増や保険料収納不足により財源不足となった場合に備え、一般財源から

の財政補填等を行う必要がないよう、都道府県に財政安定化基金を設置し、都道府県及び市町村に対

し貸付・交付を行うことができる体制を確保する。

○ 貸付・・・各年度、財源不足額を貸付。原則3年間で償還(無利子)

○ 交付・・・特別な事情が生じた場合、モラルハザードが生じないよう留意しつつ、財源不足額のうち保

険料収納不足額×1/2以内を交付

特別な事情に該当する場合 ・・・災害、景気変動等(詳細は、今後地方と協議の上、政省令で規定)

1.趣旨

2.内容

○ 2,000億円規模をめざし、国費で創設・順次積増しすることとし、平成27年度は200億円、平成28年度

は約400億円(予算案)を措置。

○ 交付分に対する補填は各都道府県が決定。

※国・都道府県・市町村(保険料、交付を受けた当該市町村が負担することを基本)で1/3ずつ補填

3.基金規模等

保険料

(26)

(国民健康保険事業の運営に関する協議会)

第11条 国民健康保険事業の運営に関する事項(この法律の定めるところにより都道府県が処理することとさ

れている事務に係るものであつて、…(略)…国民健康保険事業費納付金の徴収、…(略)…都道府県国民健康

保険運営方針の作成その他の重要事項に限る。)を審議させるため、都道府県に都道府県の国民健康保険事

業の運営に関する協議会を置く。

2 国民健康保険事業の運営に関する事項(この法律の定めるところにより市町村が処理することとされてい

る事務に係るものであつて、…(略)…保険給付、 …(略)…保険料の徴収その他の重要事項に限る。)を審

議させるため、市町村に市町村の国民健康保険事業の運営に関する協議会を置く。

3 前二項に定める協議会は、前二項に定めるもののほか、国民健康保険事業の運営に関する事項(…(略)…)

を審議することができる。

(参考)改正後の国民健康保険法(抜粋)

都道府県に設置される

国保運営協議会

市町村に設置される

国保運営協議会

主な審議事項 ・国保事業費納付金の徴収 ・国保運営方針の作成 その他の重要事項 委員 ・被保険者代表 ・保険医又は保険薬剤師代表 ・公益代表 ・被用者保険代表 (*)「国民健康保険の見直しについて(議論 のとりまとめ)」(平成27年2月12日国 保基盤強化協議会)より 主な審議事項 委員 ・保険給付 ・保険料の徴収 その他の重要事項 ・被保険者代表 ・保険医又は保険薬剤師代表 ・公益代表 ・被用者保険代表(任意)

法律上の国民健康保険運営協議会(都道府県、市町村)の位置付け

(27)

Ⅲ 国民健康保険運営協議会 専門部会の設置について

1.専門部会の位置づけ 次の専門部会を設置し、検討の経過及び結果を国民健康保険運営協議会へ報告するもの とする。(運営協議会規則 第8条) (1)保健事業(平成27 年度設置) 健康寿命の延伸および医療費の適正化に有効な事業について検討を行い、また、保 健事業の目標達成状況を適宜確認しながら見直しを行うための専門部会 (2)保険料(新設) 平成 30 年度からの国保運営の都道府県化を見据えて、国民健康保険料の算定方式 のあり方等についての調査・検討を行うための専門部会 2.委員及び専門委員(保険料) -予定- 足立 正樹 委員(公益代表) 神戸大学名誉教授 大谷 敦子 委員(公益代表) 生活協同組合コープこうべ理事 村岡 章弘 委員(保険医等代表) 神戸市医師会副会長 玉田 はる代 委員(被保険者代表) 神戸市婦人団体協議会会長 上村 敏之 専門委員 関西学院大学経済学部教授 足立 泰美 専門委員 甲南大学経済学部准教授 3.調査審議事項(保険料) 国保運営の都道府県化を見据えた国民健康保険料のあり方について

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