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武蔵野市雨水浸透施設及び貯留施設設置技術指針 市内に建物を建築するときは、雨水排水計画の届出が義務付けられています|武蔵野市公式ホームページ

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Academic year: 2018

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全文

(1)

武蔵野市雨水浸透施設及び貯留施設設置技術指針

1 趣旨

この指針は、武蔵野市雨水の地下への浸透及び有効利用の推進に関する条例(平成24年3月武 蔵野市条例第12号)第2条第2項の規定に基づき、雨水の河川への流出の防止及び有効利用を目 的として設置する雨水浸透施設及び貯留施設(以下「雨水浸透施設等」という。)の設計及び実施に

関し、技術的な一般事項を定めるものとする。

2 施設の種類

雨水浸透施設等は、次の各号に掲げる施設の区分に応じて、当該各号に定めるとおりとする。 (1) 浸透施設 地表又は地下の浅い所から雨水を土壌の不飽和帯を通して地中へ分散、浸透さ

せる施設で、次に掲げるものをいう。

ア 浸透ます(ますの底面等を砕石で充填し、集水した雨水を地表から浅い所の不飽和帯を通 して浸透させるますをいう。)

イ 浸透トレンチ(掘削した溝に砕石で充填し、この中に溜ます等のます類と連結した透水性 の管(有孔管、多孔管等をいう。)を敷設し、雨水を導きトレンチ内の充填砕石の側面及び 底面から不飽和帯を通して地中へ浸透させる施設をいう。

ウ 浸透側溝(透水性のコンクリート材を用い側溝底面を砕石で充填し、集水した雨水を不飽 和帯を通して帯状に分散させる施設をいう。)

エ 浸透舗装(雨水を直接舗装体に浸透させ、舗装体の貯留及び路床の浸透能力により、雨水 を地中へ面状に浸透させる舗装をいう。)

オ 浸透平板舗装(浸透舗装と同じである。透水性のコンクリート平板及び目地を通して雨水 を地中に浸透させる機能をもつ舗装をいう。(透水性インターロッキングブロック舗装を含 む。))

カ 道路浸透ます(道路排水用の集水ますに連結して設けた浸透トレンチ(横型)をいう。) (2) 貯留施設 公園、校庭、集合住宅の棟間等の空地に、本来の土地利用機能を損なうことがな

いように、主として浅い水深に雨水を一時的に貯留することにより、雨水の河川への流出抑制 を図る施設で、次に掲げるもの(建物等の地下を利用し、設置するものを含む。)をいう。 ア 校庭・運動場貯留(校庭又は運動場の全部又は一部を利用して設ける施設を言う。) イ 公園・緑地貯留(公園の広場、緑地、池等の空地に設ける施設をいう。)

ウ 駐車場貯留(屋外駐車場に設ける施設をいう。)

エ 棟間貯留(集合住宅の空地の芝地等に設ける施設をいう。)

オ 地下貯留(地下に貯留槽を設けて上部空間の有効利用を図る施設をいう。)

(2)

3 抑制対策量

抑制対策量は、それぞれ次に定めるとおりとする。 表-1 抑制対策量

対象施設 第1処理区 第2処理区 第3処理区 公 共 施 設 及 び 敷 地 面 積 が

1,000㎡以上の民間施設

6㎥/100㎡ 5㎥/100㎡ 敷地面積が1,000㎡未満の

民間施設

3㎥/100㎡

4 浸透施設の浸透量

表-2 浸透施設の浸透量(参考値)は、下記のとおりとする。

施設名 型番 設計浸透能 備考

P-1 0.250m 3

/(個・hr) P-2 0.332 P-3 0.512 P-4 P-5 P-6 0.618 0.863 0.998 P-7 1.710 P-8 2.775 浸透ます

P-9 9.663

屋根雨水を対象とする

T-1 0.247m 3 /(m・hr) T-2 0.284 T-3 0.324 T-4 0.365 T-5 0.499 浸透トレンチ

T-6 0.658

屋根雨水を対象とする

道路浸透ます 1.80m 3

/(個・hr) 浸透側溝 0.10m

/(m・hr) 透水性舗装 0.05m

/(㎡・hr) 歩道 0.02m 3

/(㎡・hr) 透水性平板舗装 0.05m

/(㎡・hr) 歩道 0.02m 3

/(㎡・hr) 注

1 注入試験により浸透能が確認できるものについては、上記によらなくてもよい。 2 上記の値は、目詰まり等の能力減を考慮した値である。

3 透水性舗装等は3年から5年までの期間ごとに洗浄を行い、目詰まり等による能力減の回 復を図るため維持管理を行うことを前提とした値である。

5 浸透域

表-3 敷地内の浸透域(緑地等)は、雨水浸透施設等を設置しなくても良い場合がある。各浸 透能(参考値)は下記のとおりとする。

土地利用 浸透能 (㎜/hr) 評価 備考

(3)

林地 60 ~ 良好 現況

芝地 50 ~ 良好 現況

植栽 14 ~ 100 ( 50 ) 良好 人工的に植樹等した所

草地 18 ~ 23 ( 20 ) 良好 土で草が生えている所 裸地 1 ~ 8 ( 2 ) 不良

グランド 2 ~ 10 ( 2 ) 不良

造成地 2 ~ 50 ( 2 ) 不良 盛り土

注 敷地内の土地利用の形態ごとの減免量(土地利用面積×浸透能 ㎜/hr)の和を抑制対策量か ら減免するものとする。

6 貯留施設

貯留施設は、オリフィスの放流量により算定するものとし、その放流量は、次の表に定めるとこ ろにより、放流先の河川又は下水道の流下能力を超えないようにする。

表-4 計画規模とオリフィス放流量

(単位:mm/hr) 計画

対策量

100mm/hr (基本)

75mm/hr (長期)

50mm/hr (暫定)

6㎥/ha 40.9 19.8 9.4

5㎥/ha 50.9 27.0 12.0

3㎥/ha 50.9 37.0 20.5

対策量が6㎥/100㎡の場合の放流量=0.024㎥/s/ha 対策量が5㎥/100㎡の場合の放流量=0.033㎥/s/ha 対策量が3㎥/100㎡の場合の放流量=0.057㎥/s/ha

7 配置計画

雨水浸透施設等の配置は、対象とする敷地の土地利用計画、建築計画に十分配慮した無理のな い計画とし、また、当該雨水浸透施設等の浸透機能が効果的に発揮されるように留意すること。

8 浸透施設の設計

浸透施設の設計に当たっては、下記事項を十分留意すること。 ア 敷地の地形条件等からみて不適地(急斜面等)は避けること。 イ 建物等の構造や地下埋設物に対し安全上支障のないこと。

ウ 機能劣化をもたらす目詰まり等防止のため、原則として屋根上の雨水のみを処理すること。 エ 土砂等を含むおそれのある地表上の雨水排水や生活排水の流入を避けること。

(4)

カ 浸透施設内には、浸透面の保護と貯留量をできるだけ確保するため充填材として、単粒度砕石 (S-30)を使用すること。

キ 浸透施設内に土砂等の流入を防ぐため、充填材回りに透水シートを設けること。又透水シート はポリエステル等で引張り強度、腐食等長期に耐え通水性を有すること。

ク 目詰まり防止のためゴミ避けフィルターを設置し、又フィルターは取外しできるものとするこ と。

9 浸透施設の施工

浸透施設の施工に当たっては、下記事項を十分留意すること。 ア 掘削は、原則として人力施工とすること。

イ 掘削にあたっては、余掘りは行わない。

ウ 床付面は締固めを行わず、直ちに敷砂を敷きならすこと。 エ 敷砂は、足で締固めを行いタンパ等の機械転圧は行わない。

オ 埋戻しは、砕石層浸透施設の内部にゴミ、土砂等が入らないよう慎重に行うこと。

10 浸透施設の構造

浸透施設は、降雨時に大量の雨水を地中に強制的に浸透させても、構造的に安定となるよう、 設計・施工に当たっても細心の注意を払って管理すること。浸透施設構造図(参考図)は下記の とおりとする。

なお、敷地の関係上表-5・表-6中の掘削辺の長さが確保できない場合は、浸透能力が確保で きる範囲内で、形状を変えることができる。

表-5 浸透トレンチの構造 (単位 ㎜) 表-5

型番

トレンチの幅 (L)

トレンチの高さ (B+C)

砂層厚さ (C)

土被り (A)

管径 (D)

能力 m

/m・h T―1 250 300 20 150 75 0.247 T―2 300 350 25 150 100 0.284

(5)

表-6 浸透ますの構造 (単位 ㎜)

表-6

型番

桝径

(a)

桝高さ

(b)

土被り

(h1)

砕石高

(h2)

砂層厚

(h3)

掘削辺

(c)

能力

m 3

/個・h

P―1 150 400 100 390 25 300 0.250

P―2 200 400 100 390 25 400 0.332

P―3 250 500 100 510 30 500 0.512

P―4 300 500 100 510 30 600 0.618

P―5 350 600 100 630 35 700 0.863

P―6 400 600 100 630 35 800 0.998

P―7 500 800 100 880 50 1,000 1.710

P―8 600 1,400 150 1,450 50 1,000 2.775

(6)

表-7 透水性舗装の構造

使用機械名

名 称 使用材料 舗 装

構 成 広い場合 狭い場合

舗 装 厚 表層工 アスファルト混合物( 開 粒 2 号 ) 振動ローラー 振動コンバーター 4 路盤工 クラッシャラン(C-20) 振動ローラー 振動コンバーター 10 フィルター層 しゃ断層用砂 振動ローラー 振動コンバーター 5

舗 装 厚 合 計(㎝) 19

注)透水性舗装は、歩道、自転車及び自動車交通の少ない生活道路、駐車場等に用いること。

表-8 透水性平板舗装の構造

名 称 使用材料 舗装構成 舗装厚

表 層 工 インターロッキングブロック 6~8

フィルター層 しゃ断層用砂 3

路 盤 工 クラッシャラン(C-40) 10

注)浸透した雨水は、砂、砕石を経て地盤に浸透するが、路盤の締固めが不均等の場合には、路盤で の雨水の移動によって敷砂が流され、部分的に陥没する場合がある。施工に当たっては、十分注意 をすること。

11 維持管理

浸透施設は、浸透機能が保持できるよう清掃等の適切な維持管理をすること。清掃回数等(参考) は下記のとおりとする。

c

h1

h2

h3

b

a

本 体

目 詰 ま り 防止シート

単 粒 度 砕 石

(S-30)

洗砂

断面図

c

c

c

a

(7)

表-9 浸透施設の機能回復方法・回数

施設名 時期・回数 方法

浸透ます 1回/年 高圧洗浄機・人力浚渫及び洗浄

浸透トレンチ 1回/年 高圧洗浄機

透水性舗装 1回/3~5年 高圧洗浄機

浸透側溝 1回/年 高圧洗浄機・人力浚渫及び洗浄

12 その他

本指針によりがたい場合は、市と協議すること。 附則

この指針は平成8年4月1日から施行する。 附則

この指針は平成10年4月1日から施行する。 附則

この指針は平成13年4月1日から施行する。 附則

この指針は平成22年4月1日から施行する。 附則

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