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第9章 刊行物情報市原市食育推進計画 市原市

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(1)

食育の行動指針

きゅうり

ほとんどが水分だがカリウム等が多い。市原地区・三和地区などで施設栽培されている。

本章は、前章で示した17の行動指針の具体的な内容として、【目指す姿】と【具体的行動】で

構成しています。

【目指す姿】は、方向性を示したものです。

【具体的行動】として、わたし、事業者、学校、地域、行政等のそれぞれの行動を挙げています。

わたしの行動は、食育の主人公であるわたし、一人ひとりが何をするべきか、その具体例を挙げて

います。あなたが行動したいこと、またここに書かれていなくても、あなたが考えて行動したいと

思ったことからチャレンジしてみてください。

そして、あなたの行動を支援してくれる事業者や学校、地域、行政の取組があります。こうした

周囲のサポートを受けながら、あなたの食育を進めて下さい。

家庭での取組の中に、学校の行動が入っていたり、学校・保育所での取組の中に地域が入ってい

たりします。これは、それぞれの現場だけで達成できるものではなく、地域や学校などで学んだこ

とを家庭で実践したり、家族で農の体験をしたりすることなど、取組の現場を超えて、行動してみ

ることが大切であると考えているからです。

わたし・・・

事業者・・・

学校・・・

保育所

・幼稚園・・・

生産者・・・

地域・・・

行政・・・

わたしたち一人ひとりを指しています。消費者としてのわたしも含みます。

主に食品関連事業者を想定しています。

主に小中学校を指しています。

保育所(公立・私立(認可保育所))、公立幼稚園を指しています。

農業者を指しています。

市民グループや、生涯学習施設で活動する市民等を指しています。生涯学習施設

とは、公民館、コミュニティセンター、図書館、体育館、地区運動広場などを想

定しています。

主に食育に関連する部署を指しますが、それ以外にも食育の推進と関連のあるイ

(2)

家庭での取組

子どもが初めて食事に出会うのは、家庭です。家族で食卓を囲むコミュニケーションは、単に健全な 食習慣やマナーなどを身につけることができるだけでなく、食べることの大切さや食への感謝の気持ち を育みます。まずはできることから取り組んでみましょう。

指標 現状値 目標値

朝食を欠食する市民の割合 児童・生徒

18~29歳 30歳代 40歳代

10.0% 42.9% 31.9% 26.5%

0% 20%以下 15%以下 15%以下

むし歯数(12歳児一人平均) 1.76本 1本

肥満者(BMI25 以上)の割合

男性30歳代~60歳代 女性50歳代~60歳代

26.7% 18.0%

20% 15%

食育に関心を持っている市民の割合 82.6% 90%以上

「いただきます」「ごちそうさま」を必ず実践している人の割合 49.5% 75%以上

(1)

早ね早おき朝ごはん

~生活リズムの向上~

【目指す姿】 ・早ね早おき朝ごはんで1日の生活リズムをつくります。 ・家族みんなで子どもの生活リズムを整えていきます。

【具体的行動】

わたし ・自分のライフスタイルに合わせて1日3食とる習慣を心がけます。 ・就寝時間の 2 時間前までには、食事をすませるようにします。

・乳幼児期から生活のリズムを整えられるよう、家族で子どもの生活環境に配慮します。 事業者 ・簡単にできる朝食づくりを提案するようつとめます。

学 校 ・朝ご飯を食べると、心や体に良いことを子どもたちに伝えていきます。

行 政 ・生活リズムを整え、朝食をとることの大切さを伝えていきます。(保健センター)

前日の残りや常備菜を利用した朝ごはん 自 ら の 身 体レベ ル や 生 活 スタ イ ル に 基 づ いた 健 康 づ く り の 実践を学びます。

(3)

(2)

元気な口でおいしく食べよう

~8020

&噛ミング30

【目指す姿】

・歯や口腔の健康を保ち「8020&噛ミング30」を目指します。

【具体的行動】

わたし ・むし歯や歯周病の予防のために、日頃から自分の口腔を観察し、フッ化物の入った歯みが き剤や、デンタルフロス、歯間ブラシなどの歯間部清掃用具を使います。

・かかりつけ歯科医等で定期健診、ブラッシング指導、歯面清掃などの予防処置をしてもら います。

・全身の健康のため、よく噛んで食べ、口腔内を清潔に保ちます。 ・乳児の哺乳ビンに甘い飲み物を入れないようにします。

・おやつは時間と量を決めます。

・子どもの歯が生えたら、かかりつけ歯科医等でフッ化物歯面塗布をしてもらいます。また、 効果的な時期(4~14 歳)にフッ化物洗口をします。

行 政 ・歯科疾患の予防を目的とした歯科受診の重要性や口腔の健康が全身の健康や生活の質に重 要な影響があることについて啓発します。(保健センター)

・自分の口腔の観察やセルフケアの向上に関する意識の普及啓発につとめます。(保健セン ター)

トピック

*8020(はちまるにいまる)の推進 生涯にわたり (80歳以上になっても)自分の歯が20本以上あると何で も食べることができ、いきいきとして健康な生活を送ること ができるというものです。

*噛ミング30(かみんぐさんまる) 平成21年7月に 歯科保健と食育に関わる検討会(厚生労働省)で提唱された 1口30回噛むというスローガンで、食べ方を通して食育を 支援することを目的としています。

・「食べ方」を通して生涯にわたり安全で快適な食生活を営むための食育を推進する。 ・「食べ方」を通して口の健康を守り五感で味わえる食育を推進する。

*フッ化物の応用

・フッ化物歯面

しめん

塗布

と ふ

= 歯科医等でフッ化物を歯に直接塗ってもらいます。歯が生えたら3~6か月の間隔で 定期的に塗るとよいです。

・フッ化物洗

せん

こう

= フッ化物を溶かした水でうがいをします。4歳から14歳までに行うと最も効果的です。 かかりつけの歯科医等に相談しましょう。

・フッ化物配合歯みがき剤 = フッ化物の入った歯みがき剤を使いましょう。うがいは2回までで、口腔内に フッ素の成分が残るようにしましょう。

(4)

《デンタルフロスや歯間ブラシを使いましょう》

歯ブラシだけでは落としにくい歯と歯の間の汚れは デンタルフロス(糸ようじ)や歯間ブラシで落としま しょう。歯並びは一人ひとり違うので自分にあった使 い方を歯科医師・歯科衛生士に相談しましょう。

《糸ようじ》

《デンタルフロス》

《歯間ブラシ》

※糸ようじの糸は、繊維をまっすぐに揃えて両端をまとめてあります。そのため縫物用の 木綿糸(繊維をよってある)と違い、狭いところを通る時には繊維がばらけて広がるため、 傷を付けずに狭い歯と歯の間も通れます。

家庭内だけでなく、学校でも給食後のはみがきをしていま す。

(5)

(3)

心にも身体にもおいしく楽しく食べよう

~望ましい食習慣~

【目指す姿】

・バランスのよい食事について理解し、自分や家族のためによりよい食事を選ぶことができます。 ・食事をおいしく楽しく食べます。

【具体的行動】

わたし ・自分や家族にあった食生活の指針などを参考にします。 ・主食・主菜・副菜を適量食べます。

・野菜を積極的に毎食食べます。

・食卓では味覚などの五感を大切にし、よく噛んで味わいます。

・休養や運動習慣を取り入れたり、喫煙習慣を改めたりすることで、食事をよりおいしく食 べることができるようにします。

・適正飲酒量を守ります。

事業者 ・食材や惣菜などの購入時に参考になるような食事バランスガイド等の情報を提示して販売 していくようつとめます。

地 域 ・バランスのとれたメニュー作りを学べる料理教室を開催します。

行 政 ・バランスのとれた食事について具体的な摂取方法を知らせていきます。(保健センター)

(6)

(4)

家族みんなで食卓を囲もう

~食への関心・理解~

【目指す姿】

・家族や友人と食卓を囲んで食べる時間を大切にします。 ・食品の安全性に関する理解を深めていきます。

・災害時の非常食等について家族で話し合います。

【具体的行動】

わたし ・できるだけ家族がそろって食事ができるようにします。 ・食材の産地や旬、調理方法などを話題にします。

・食に関する情報を積極的に入手し、正しく、自分や家族にあったものを取り入れていきま す。

・災害時の非常食等の準備をします。

事業者 ・食品に関する情報(産地等)を積極的に提示するようつとめます。

地 域 ・賢い消費者になるために、消費生活展等を通じて、食品の安全性に関する啓発を行います。

行 政 ・家族で食卓を囲みコミュニケーションをとることを呼びかけます。(保健センター、子ど も福祉課、教育委員会、農林業振興課)

・食に関する正しい情報を提供していきます。(保健センター)

・地域と連携し、情報伝達訓練や避難訓練、防災訓練等を行い、非常食等の必要性について 啓発します。(防災課・河川課)

家族で囲む鍋。様々な食材をとることができます。 食卓でのコミュニケーションはとても大切です。

(7)

(5)

みんなで料理しよう

~調理技術の習得~

【目指す姿】

・自分や家族、友人のための食卓づくりに参加します。 ・年代やライフスタイルに応じた調理技術を身につけます。

【具体的行動】

わたし ・幼児期から栽培や収穫など食材に触れる機会を大切にしながら、準備や食事作りに関われ るようにします。

・学校や地域で、楽しく料理を学びます。

・自分や家族、友人のために作ることができる料理を増やします。

事業者 ・レシピなどの情報を提供するなど、買い求めやすい売り場の工夫をします。

地 域 ・調理実習などの体験を通した技術習得の場を提供します。 ・調理に慣れていない男性向けの料理教室を開催します。

行 政 ・年代に合わせた情報を発信し、調理実習の機会を提供します。(保健センター)

親子料理教室で初めてにんじんの皮むきをしました。その 後、家でもお手伝いしています。

男性向け料理教室

(8)

(6)

「ありがとう」と「もったいない」の気持ちを大切にしよう

~食への感謝~

【目指す姿】

・食卓に準備された食事が自然の力や人の手によるものであることに感謝し「ありがとう」 の気持ちを 大切にします。

・「もったいない」の気持ちを持ち、自分にできることを実践していきます。

【具体的行動】

わたし ・「いただきます」「ごちそうさま」のあいさつをします。 ・自分や家族の適量を知り、食べ残しを減らす努力をします。 ・光熱費に配慮し、環境に優しい調理方法を工夫します。 ・フードマイレージ

、バーチャルウォーター ★

等について理解を深め、地球レベルで食につ いて考えます。

事業者 ・環境に優しい調理方法について知らせるようつとめます。

学 校 ・給食の残さいを減らす取り組みをします。

行 政 ・生ごみのたい肥化の普及・啓発を通じて、食に関する「もったいない」の気持ちを醸成し ます。(クリーン推進課)

・地球温暖化対策の観点から、地産地消の推進を行います。(農林業振興課・環境管理課)

市職員有志のグループが自主研究活動として、段ボール を利用した生ごみ堆肥づくりにチャレンジしました。

生ごみのたい肥化を普及させるため、コンポスト容器や生 ごみ処理器についてイベントで啓発しています。

(9)

地域での取組

地域の集まりで持ち寄りの郷土料理がふるまわれるなど、地域と食の関わりは非常に深いものでした。 近年では中食や外食が増えていると言われていますが、これも地域と食の関わりの一つかもしれません。 地域で行われる食育活動や食のイベントに積極的に参加してみましょう。

指標 現状値 目標値

肥満者(BMI25 以上)の割合(再掲)

男性30歳代~60歳代 女性50歳代~60歳代

26.7% 18.0%

20% 15%

郷土料理(伝統食)を3種類以上食べたことがある人の割合 48.7% 70%

(7)

上手に中食・外食を取り入れたい

~食に関連する事業者の食育活動~

【目指す姿】

・様々な食材に出会える食品小売店等を、楽しみながら利用します。 ・中食や外食では、栄養のバランスや必要な量を考えながら選びます。

・商品やサービスの形で食を提供しながら、消費者に食のありがたさや感動を伝える食品関連事業者 が増えます。

【具体的行動】

わたし ・食品小売店等で新しい食材に出会い、店頭にあったレシピを参考に、新しい料理にチャレ ンジしたり、食育講座に参加したりします。

・中食では栄養のバランスを考えながら利用し、できれば手作りの一品を加えるなどして食 卓づくりをします。

・外食では食べ物を選ぶ力をつけ、健康や自分の食べる分量を考えたメニュー選びをします。 また、公の場で食事をする際に必要なマナーを意識します。

事業者 ・食の大切さや魅力を消費者に伝える売り場づくりにつとめます。

・健康を考えたメニュー作りや、食品成分やカロリーの表示につとめます。

・適正な価格設定で食品の安全性を確保するとともに、取り扱う食品に関する情報を積極的 に消費者に分かりやすく提供するようつとめます。

行 政 ・消費者団体等と連携し、賢い消費者になるための啓発を行います。(消費生活センター) ・外食や中食の上手な取り入れ方について、食事バランスガイド等を使用し、情報提供して

いきます。(保健センター)

(10)

(8)

ふるさとの食を楽しもう

~地域での食育活動~

【目指す姿】

・ふるさとの食文化を楽しんだり、地域での食のイベントに積極的に参加します。

【具体的行動】

わたし ・ふるさとの食文化を味わったり、講座に参加して作り方を覚えたりして楽しみ、体験した 伝統食は家庭の中でもできるだけ取り入れます

・家庭や親族の中で行事食を伴う伝統的な行事を大切にし、親から子へ、孫へと受け継ぎま す。

・地域での食のイベントに積極的に参加し、地域でのコミュニケーションを図ります。 ・他の地域や国の食を体験し、自分の国との違いを楽しむことで、ふるさとの食文化への理

解を深めます。

事業者 ・市民ができるだけ郷土料理や行事食に触れることができるように、ふるさとの郷土料理を 提供したり、必要な食材を取り扱ったりします。

地 域 ・イベントや料理教室を通じてふるさとの食文化に触れたり、体験したりできる機会をつく ります。また他の国の食文化を体験できる機会を提供します。

学 校 ・家庭科や総合的な学習の時間の中で郷土料理を取り入れたりします。

行 政 ・郷土料理について、これまで市民グループ等が調査・研究した結果を活かし、情報提供し ていきます。(農林業振興課)

国際交流協会による中華料理教室。メニューは鶏とカシュ ーナッツの炒め物とキクラゲとキュウリのサラダ

流しそうめん

(11)

(9)

健康のプロに聞こう

~医療現場等での食育活動と健康づくり~

【目指す姿】

・定期的に健(検)診を受け自分や家族の体の健康状態を理解しています。

・健康のプロに情報提供や支援を受け、自分や家族の健康の維持増進のために役立てます。

【具体的行動】

わたし ・ライフステージに応じた定期的な健康診査・検診(妊婦健診、乳幼児健康診査、特定健診、 がん検診等)を受診します。

・かかりつけ歯科医等で定期健診や予防処置(ブラッシング指導、歯石除去等)を受け、歯や 口腔の健康を保ちます。

・医療機関や地域の健康相談や教室・講座などに参加し、専門的な知識や技術を活用し生活 に取り入れます。

行 政 ・各種健(検)診を実施し、受診率の向上につとめます。(保健センター)

(12)

学校・保育所等での取組

学校や保育所等で、様々な食育への取組が行われています。学校では給食や各教科と関連づけながら、 生涯にわたり自らの健康を管理することができるための基礎となる力を身につけます。幼稚園や保育所 では、食べる喜びや楽しみを感じながら、進んで食べるようになります。学校・保育所等内で食育に取 り組むとともに、家庭へも情報提供し、互いに協力し合って取り組みます。

指標 現状値 目標値

教育ファームの実践校(小学校)の割合 33.3% 50%

食事に不安を持っている保護者の割合(小学校就学前児童家庭) 29.6% 減らす

(10) 学校のみんなと食を学ぼう

~教科学習等における食育~

【目指す姿】

・農家等の指導を受けながら、米作りや野菜作りなどを通して、身近な食材を見つめ、その良さを知 るとともに自分でも作ることを体験します。

・健康な食生活のためには、好きなものを好きなだけ食べるのではなく、6つの食品群からバランス よく食べ物をとることが大切であることを学びます。

【具体的行動】

わたし ・食事や食材への興味関心を持ち、食への感謝の気持ちを感じます。 ・3食規則正しく、好き嫌いせずに食べます。

学 校 ・「食に関する指導の全体計画」を作成し、教科学習(生活・家庭・保健体育・社会・理科) や総合的な学習の時間とリンクさせながら、食育の推進を図ります。

・千葉県が作成している「いきいきちばっ子」学習ノートを活用します。 ・学校菜園

等を活用し、地域の農業者等の協力を得て、教育ファーム *

の取組を行います。

地 域 ・自分が食についてできることは何かを考え、学校支援ボランティア *

に登録し、学校の食 育活動に積極的に参加します。

・地域に伝わる郷土料理などを子どもたちに体験させ、紹介します。

生産者 ・学校菜園の指導等に学校支援ボランティアとして積極的に参加し、農業の魅力を伝えます。 行 政 ・教育ファームの取組を円滑に進めるため、生産者に学校支援ボランティアへの登録を働き

かけます。(指導課・農林業振興課)

トピック

*学校菜園 主に理科の学習などのために、植物の栽培を行うため、敷地内に設けています。

*教育ファーム 自然の恩恵や食に関わる人々の様々な活動への理解を深めること等を目的として、農林漁業者 などが一連の農作業等の体験の機会を提供する取組のことです。農林水産省では、「ひとつの作物につき、2つ 以上の作業を2日以上かけて、農家の指導の下に行うこと」と定義しています。現在全ての小学校において、学 校菜園があり、中学校でも一部の学校は学校菜園や緑のカーテンなど、植物の栽培を行っています。ここに農家 等の指導を組み合わせることで、実現が可能となります。

(13)

*学校支援ボランティア 市教育委員会では、平成 12 年度から『学校支援ボランティア整備事業』を行っていま す。この事業は、市民の皆さんの持つ優れた知識や技術を学校の教育活動等に積極的に活かすとともに地域に開 かれた学校づくりの一環とするものです。幼稚園や学校等を通じてボランティア募集案内を配布し、市民の皆さ んから登録希望票を幼稚園や学校、教育委員会に提出していただきます。

各幼稚園や学校では、教育活動の目的・内容に照らし、登録者の方に活動のお願いをします。

地球温暖化対策のため、緑のカーテン作りに取り組みまし た。収穫したゴーヤを調理して、おいしくいただきました。

千 葉 県 作 成 の 食 育 学 習 ノ ー ト 「 い き い き ち ば っ 子 」 。1・2 年生用、3・4年生用、5・6年生用、中学生用。

(14)

(11) 給食は栄養バランスがとれた生きた教材

~学校給食による食育~

【目指す姿】

・児童・生徒の偏食が少なくなり、正しい食生活に対する理解や食中毒予防等衛生面の知識が深まり ます。

・献立には、地元産の安全・安心な食材がふんだんに使われ、地域の気候・風土に即した食材への理 解、郷土料理等への関心が高まります。

・自然の恵みや作り手への感謝の気持ちが児童・生徒の間で高まります。

【具体的行動】

わたし ・よく噛んで味わって食べ、マナーを守り、クラスメート等と楽しく給食をいただきます。 学 校 ・学校栄養職員と連携し、学校給食と関連付けた食に関する指導をしたり、啓発資料を掲示

したりします。

・各学校からの要望により学校栄養職員や調理場職員が学校訪問し、保護者等と給食を食べ ながら意見交換・栄養指導等を行います。(学校訪問・給食試食会)

行 政 ・給食だより等を通して、地産地消及び食育について啓発活動を行います。(学校保健課) ・積極的に地元産の食材を給食に取り入れるため、関係部局や生産者関係団体と協議を行い、

情報共有や相互理解を促進します。(学校保健課・農林業振興課)

・各学校等と連携し、保護者への歯科保健知識の普及につとめます。(保健センター) ・各学校等と連携し、集団でのフッ化物応用の実施を推進します。(保健センター)

給食の配膳 楽しく給食をいただきます。

(15)

(12) 噛み味わうこととの素敵な出会い

~保育所・幼稚園での食育~

【目指す姿】

・和やかな雰囲気の中で教諭・保育士や他の子どもたちと食べる喜びや楽しさを味わったり、様々な 食べ物への興味や関心を持ったりするなどし、進んで食べようとする気持ちが育まれます。

・子どもが自らの感覚や体験を通して自然の恵みを理解するとともに、調理する人への感謝の気持ち が芽生えます。

【具体的行動】

わたし ・保育所や幼稚園での給食や食の取り組みについて、子どもと話をすることで、食に関する 関心を引き出します。

保育所 幼稚園

・食を楽しむことに加え、いろいろな食品をよく噛んで食べることや正しい姿勢で食器を持 つことなど、基本的な食べ方のマナーが身につくよう取り組みます。

・作物の世話や収穫体験を通じて、食材となるまでの過程を園児に体験させ、食べ物とそれ に関わる人への感謝の気持ちが芽生えるよう取り組みます。

園で栽培しているスイカの収穫をしました。

保育所の給食展示。上の棚に今日の給食メニューを置 き 、 下 の 棚 に は 当 日 使 用 し た 野 菜 を 展 示 し 、 保 護 者 と 園児に見てもらいます。

(16)

地域の「農」の力を掘り起こす取組

本市の農産物は、主食である米、野菜、畜産物など多岐にわたります。農を体験することで、食が自 然の力や様々な人々の手によって、私たちのもとに届けられることを実感することができます。

指標 現状値 目標値

地元の農林産物を購入する人の割合 57.7% 70%

地産地消推進協力店 ― 20店

(13) 汗をかき収穫の楽しさ・大地の力を感じよう

~グリーン・ツーリズムの推進~

【目指す姿】

・休日などを利用して、地域の自然・食文化に触れたり、農業者との交流を楽しんだり、豊かで充実 した時間を過ごします。

【具体的行動】

わたし ・家族みんなで、庭やベランダ、市民農園等を活用して、作物を栽培し、収穫することの大 変さやその喜びを共有します。

・農作業体験や地域の食文化を知るために、イベントに積極的に参加します。

地 域 ・祭りや伝統文化・芸能、自然探索、休耕地の活用等、観光・農業資源を組み合わせた広域 的な観光のルート化やメニュー化に取り組みます。

行 政 ・市民菜園の運営、市民農園の運営補助、民間の貸し農園との連携により、農作業体験を楽 しむ機会を提供します。(農林業振興課)

・生産者や市民グループ等と連携し、どの世代も参加できるグリーン・ツーリズム、教育フ ァームの取り組みやそのPRを行います。(農林業振興課・商業観光課)

米作り体験会の様子(草刈り)

ぶどう狩り

(17)

(14)地の物が「いーでん!」~地産地消・旬産旬消の推進~

【目指す姿】

・「いちはら産」の旬野菜に親しみ、旬に食することが、身体にも心にもおいしく、地球にもやさしい ことを理解し、様々な調理方法で楽しみます。

・「いちはら産」の農産物を気軽に購入できる場所が増えたり、様々な飲食店で食べたりすることがで きるようになります。

【具体的行動】

わたし ・家族そろって、生産者とふれあう機会を積極的に持ちます。

・市内の直売所や量販店の直売コーナー、地産地消推進協力店を利用します。 ・旬を理解し、購入するよう心がけます。

生産者 ・他地域にはない、地元産の「ウリ」の部分を伸ばし、消費者に伝えます。 ・安定的な生産量を確保するため、耕地の拡大や生産者組織の拡充につとめます。

事業者 ・地産地消コーナーの設置や、地産地消イベントの展開につとめます。

・生産者と連携し、地元特産物の特徴を活かした商品・メニュー開発につとめます。 ・産地や生産者情報の表示について、消費者にわかりやすい工夫をするようつとめます。

行 政 ・イベント等の開催により、生産者と交流し、意見交換できる機会をつくります。

・イベントや生涯学習出前講座「おでかけくん」等を通じ、地産地消への理解を深めます。 (農林業振興課)

・地域で行われる料理教室において、地産地消・旬産旬消を推進するため、「いちはら産」 の旬の農産物を積極的に活用したメニューを選ぶよう働きかけます。(農林業振興課) ・食生活改善推進員(40 ページ参照)に地産地消・旬産旬消の啓発を行い、連携します。

(保健センター・農林業振興課)

・地元の農産物を地元に提供するしくみづくりを生産者や事業者と一緒に検討します。また 地産地消推進協力店の数を増やすとともに、PRします。(農林業振興課)

(18)

(15) いつまでも安心して食べられますように

~持続可能な農業の推進~

【目指す姿】

・環境と安全に配慮した農産物の良さを知り、価格や見かけで判断せずに、確かな目で農産物を購入 します。

・環境と安全に配慮した農産物の生産量が増え、適正な評価を受けています。

【具体的行動】

わたし ・「ちばエコ農産物 ★

認証マーク」や「エコファーマー ★

」が生産した農産物を率先して購入 します。

・折にふれ、自分が購入する商品の安全性について考えてみます。

生産者 ・農薬や化学肥料を極力抑えた農産物の生産に挑戦し、それをアピールするための認証を取 得します。

事業者 ・環境と安全に配慮した農産物の付加価値を知り、消費者に的確に情報を伝えるための工夫 (販売コーナーの設置やPOP広告など)につとめます。

行 政 ・「ちばエコ農産物」や「エコファーマー」について消費者に啓発を行います。(農林業振興 課)

・市原市農業協同組合等と連携し、農林産物の生産履歴が消費者段階でも知ることができる、 トレーサビリティ

の体制づくりを行います。(農林業振興課)

・農産物直売所のネットワーク等を通じて、農産物の安全性や情報提供について、指導をし ていきます。(農林業振興課)

・生産者と共に、持続可能な農業について検討していきます。(農林業振興課)

(19)

食育推進運動の輪を広げるために

食育は様々な分野で、様々な人々が活躍しています。そうした人材が情報交換し、交流できる場を設 け、連携しながらより幅広く深みのある食育の取組ができるようにします。

指標 現状値 目標値

食育フェアへの参加事業者・参加グループ数 ― 10団体

ちば食育ボランティア数 5団体・14 人 増加

(16) 食育を推進するためのネットワークの確立

【目指す姿】

・食に関連する人々が連携し、協力することで、それぞれの専門性を活かしながら、幅広い食育活動 を行います。

【具体的行動】

わたし ・食育のイベントなどに積極的に参加し、自分に何ができるかを考えてみます。 地 域 ・食に関連する市民団体等は、食に関するイベントに積極的に参加します。

事業者 ・食に関するイベントに積極的に参加するようつとめます。

行 政 ・食育フェアや様々な食に関するイベントに、できるだけ多くの事業者やグループが参加す るよう呼びかけます。(農林業振興課、各イベントの担当課)

・食育の輪が広がる体制(仮称:市原市食育推進協議会)を作ります。(農林業振興課)

(17) 食に関する市民活動や専門知識を有する人材の育成・活用

【目指す姿】

・食に関する様々な人々が、お互いに協力しながら、様々な場で活躍します。

【具体的行動】

わたし ・自分自身や家族の食育を充実させるとともに、さらに活動の範囲を広げるために、市民団 体の活動に参加したり、ヘルスサポーター

*

や食生活改善推進員 *

の講座を受けたりするな ど、様々なことにチャレンジします。

地 域 ・食に関連する市民団体等は、他の団体と積極的に交流します。

行 政 ・食生活改善推進員の新規育成や、リーダーの養成を行います。(保健センター) ・食に関する市民活動や専門知識を有する人材を把握し、ちば食育ボランティア

*

、学校支援 ボランティアや生涯学習サポートバンク「まちのせんせい」

*

などに登録してもらいながら、 学校や地域で食育活動を行う際の人材のコーディネートを行います。(農林業振興課)

(20)

食生活改善推進員養成講座(保健センター主催) ヘルスサポーター養成講座

食育に関する団体の活動紹介(食育タウンミーティング)

トピック

*食生活改善推進員 「私達の健康は私達の手で」を合い言葉に、地域住民の食生活改善や健康づくりをボラン ティアで進めています。ヘルスメイトという愛称で、全国組織があり、その下部組織として、県には千葉県食生 活改善推進員協議会があります。本市では県の下部組織として市原市食生活改善推進員協議会として活動してお り、保健センターでのカリキュラムを8割以上受講した人に対し、市長が委嘱し、現在119名が活動していま す。

*ヘルスサポーター 「健康日本21」の趣旨を踏まえ、市民が自らの身体レベルや生活スタイルに基づいた健 康づくりの実践を支援する役割を担っています。本市では平成13年度から食生活改善推進員による養成講座を 実施しています。

*ちば食育ボランティア 学校や地域で食育活動をサポートする千葉県独自の制度です。登録者数は5千人を超 えており、様々な活動をしています。活動分野は、食生活改善、千産千消、食品流通・加工、農林水産業、農林 水産物加工、食料・農林水産業情勢、料理、その他「食」や「農」に関するものの8つに分かれています。

参照

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兵庫県 篠山市 NPO 法人 いぬいふくし村 障害福祉サービス事業者であるものの、障害のある方と市民とが共生するまちづくりの推進及び社会教