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第7回東京医科大学脈管研究会

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Academic year: 2021

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一 421 一

東医大誌 57(4):421〜423,1999

研究会報告

oTMC鳶

第7回東京医科大学脈管研究会

当番教室 主  催

時 平成11年3月9日(火)

  午後6:00〜

所東京医科大学病院   教育棟5階講堂   脳神経外科学教室   東京医科大学脈管研究会

 2.ラット脳虚血巣におけるガンダリオシドGD3の発現に 対する免疫組織化学的検討

(脳神経外科学)高草木宏之,加藤裕子,原岡 嚢,伊東 洋

(病理学第2)工藤玄恵

【目的】ガンダリオシドは中枢神経系(CNS)に多く発現してお り発達をはじめ様々な脳の機能に関与していると考えられる。

またガンダリオシドGD3(以下GD3)は小脳における神経細胞 線維及びミエリン鞘の発達に関与している可能性が示唆され ている。.最近では脳のcold lesionにおいて反応性アストロサイ

トにおけるGD3の発現も認められている。今回我々は脳虚血 時における虚血周辺細胞においてGD3が存在しているか否か について免疫組織化学的に検討した。【方法】ラット内頚動脈よ りあらかじめ採取し作成した血栓を注入し脳塞栓巣を作成し 脳梗塞後6時間、12時間、24時間、48時間モデルを作成しそれ ぞれを比較検討を行った。免疫組織学検討に対しては病理標 本画像解析装置IPAP−WIN(油化テクノス)を用いた。【結果】

GD3は脳梗塞周辺の反応性アストロサイト及び神経細胞繊維に 有意に染色された。【考察】GD3はCreutzfeldt−Jacob病などの CNS病変において増加しており、その原因は反応性アストロサ

イトの増殖に帰されている。今回我々の結果よりGD3は脳梗 塞時における組織修復に対する何らかの関与が示唆された。

 1.家族性高脂血症ウサギの赤血球膜における脂溶性ラジ カルスカベンジャー動態の変容

(薬理学)柳川清尊,武田弘志,松宮輝彦

(老年病学)柳川清尊,高崎 優

(ツムラ中央研)飯塚 晃

自然発症の遺伝的高脂血症ウサギ(KHCウサギ)は、家族 性高脂血症モデルとしての特徴を有している。本研究では、

雄性KH:Cウサギの病態生理的特徴を考究する目的で、コレ ステロールを負荷した雄性ヘテロKHCウサギおよび普通食 飼育下の雄性ホモKH:Cウサギの赤血球膜における脂溶性ラ ジカルスカベンジャーα一tocopherol(Toc)の酸化一還元動態 を日本白色ウサギと比較検討した。KHCウサギの赤血球膜 においてα 一TocNza度の有意な減少が認められた。一方、α一 tocopherolquinone/α 一Toc値は有意に増加していた。これら の減少はヘテロ動物に比較してホモ動物においてより著明 であった。以上の成績より、雄性KHCウサギの赤血球膜に おいてパrOCが関与する抗酸化機構が促進されていること が考えられる。さらに、この病態生理的特徴には、遺伝的 要因が強く影響することが示唆された。

 3.Pulmonary tumor thrombotic microangiopathyの1剖検:

(霞ヶ浦病院病理部)洪 建偉,草間 博

(病理学第2)海老原善郎

(内科学第5)中村博幸,柏原光介,柳生久永,松岡 健 症例は61歳、・男性。咳・呼吸困難を主訴に来院。間質性肺 炎疑いにて緊急入院となったが、呼吸不全が急速に進行し、

DICも併発して入院後9日目に死亡した。

【病理解剖所見】胃体中部後壁にll c型早期癌類似進行癌を 認め、組織学的に中分化型管状腺癌の像を呈する。小・中 型肺動脈はびまん性に狭窄し、完全閉塞や再疎通像を示す ものも多い。内壁に癌細胞の小集塊や血栓付着をみるもの もあるが、肺実質の転移巣は確認できない。

【考察】この稀な病態は単なる腫瘍塞栓十血栓形成→器質化

→狭窄/閉塞ではなく、何らかの機序による内膜増生が病 態形成に積極的に関与していると考えられる。

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