グルにプダイナミツクス集團力學に關する一考察(承前)
. 1 其 方 法 論 的 前 提 に 就 い て ー
津久井佐喜男
(承前)
五永績附変化の創出
六集團力学の方法論的前提に就いて
五永績的憂化の創出
一︑力の場の攣化
望ましい事態を齎らすということの意味を論議する場合︑到達されるべき目標ではなく︑現在水準から望ましい水準
えの攣化として考慮されるべきである︒斯檬にして計書された攣化は望ましい水準fに於て亭衡を保つ力の場によ
つて最初の水準ゴに於ける干衡に樹懸する力を排除することに於て成立する︒総合的な力の場はーエと♂間の領域に
於て少く共攣化されなければならない︒
集團力學に關ずる一考察
無
人丈研究第八輯
力の場の攣化技術は位相室間に於ける表示丈けからでは充分な推定を下し得ない︒或河の流れの速度水準を饗化す
るためには︑その河床が狡められるか︑廣められるか︑整流されるか︑岩石を除去するかしなければならない︒此様
な實際的攣化はどの様にすれば最もよく齎らしうるかを決定するには︑一個の質を考慮する丈けでは充分でない︒全
環境が検討されなくてはならない︒肚会的均衡を攣化せしめるには︑全祀会的場を考慮しなければならない︒即ち其
の集團及び下位集團︑並にそれらの關係や慣値艦系などである︒全艦としての肚会的布置が考究されなければならな
いし︑其様に再膣制化され﹂ぱ杜会事象も異つた相に於て流れてゆくものである︒位相室間による分析は︑どの様に
してこのことが叶えられるということよりも寧ろどの様な効果型が完成されなくてはならないかということを指摘す
るものである︒
一2‑一
二︑準定常的過程及び肚会的脅性に就いて
肚会的脅性は通常攣化の障碍という風に考乏られている︒杜会的脅性は力の場という表現ではどういうことを意味
し︑又召性を打破するということはどういう意味を有つものなのか︒肚会的定常的過程が準定常的干衡によつて決定
されるものならば︑其水準を攣えるために附加される力を期待すること玉なる︒我々は現在水準Lに於ける合力は零
であることを承知している︒(震嘗日O)
瓦冒●三VOを附加することは︑nの方向に於ける水準を異つた水準(H+﹀)に動かす筈であり︑攣化量△は次の
式で決められる︒
( o ) 蔦 ※ 9 + レ ) ・三 11 耳 噌三
就会的脅性という概念は︑hHもの適用に拘らす︑(如何なる形の)内部的抵抗の水準も攣化するから︑砒会過程の
水準は△よりもわすかしか攣化しないであろうということを意味する︒此の内部的抵抗に打ち克つには︑習性を打破
し︑慣習を氷解するに充分な力を必嬰とする︒
杜会的召性から鍵化えの斯様な内部的抵抗の存在を抹殺しようと試みることが出來る︒枇会的習性は恐ら
く︑耳ピ噛三を附加することが一つの認知しうる檬な攣化を來さない様な瞼しい勾配をもつ事例に關聯をもつにすぎ
ない︒何故合力の場はLの直接隣接の領域で斯かる瞼しい勾配を示すものなのかという疑問に習性の問題を韓換して
了う︒肚会的習性の理論は︑歴皮的恒常性が一つの附加的力の場を創り出すものである事を明示する︒その力の場怯
現在水準を︑その水準に肚会過程が維持されている他の如何なる力にも附け加えて維持する傾向を有つものであ
る︒斯かる理論には二つの意味がある︒一つは附加的力の場の實在を確認することであり︑他は其歴史的起源に關係
してである︒蝕では主として附加的力の場の性質に關心を示すものである︒或る水準に於ける肚会生活の展開は屡々
艦制化された制度を樹立するものであり︑それら︑は或る砒会的水準に於ける既得椹と同等なものである︒肚会的脅性
の第二の可能的源泉は債値髄系即ち集團の氣風と關聯してくる︒
三︑個人行爲及び集團標準
以上力の場の考察に當り︑力の適態黙として一個人乃至一つの全盟としての一集團を眺めて來たが︑次に其個人と
就会的過程の水準との關係を考察してみること﹂する︒
個人Pは其行爲の個人的水準(び)に於て︑集團標準(f)を或量n(P︒.ー目も )11β)によつて表示する水準と
は異る竜のである︒斯かる差異は異質の文化に於いて︑夫々の度合で許容されたり︑或場合は奨働されている︒若し
も或個人が集團標準から蝕りにもかけ離れようとするならば︑その困難さが増大することを知る︒彼は嘲笑され︑
集團力學に闘する一考察
' 舳
人丈研究第八輯
嚴格に庭遇され︑逮には其集團からの追い出しに合うであろう︒從つて多くの人々は︑其の所屡する若くは所馬しよ
ヨうとする集團の標準と密接な接燭を保つている︒換言すれば︑集團水準は歌況を規整する力としての鉱や娠から生す
る軍なる一李衡水準ではないのである︒
ム屡々此水準自艦償値を要求する︒それは個人を集團標準線上に維持する転を有する申心的力の場に封懸する正の
誘意性となる︒
四︑砒会的贋値を有つ集團水準及びそれを有たない集團水準と攣化えの抵抗
一集團水準の償値性格は寧ろ共通であるが︑過程の全ゆる型に適用されるものではない︒或る水準が債値を獲得す
る若くは獲得しない理由がどの檬なものであつても︑その差異は攣化の問題にとつて重要なことである︒
Of及び㏄集團にとつて其合力の場はLの枇会的慣値さえ考慮に入れなければ圖型のbに劉鷹すると假定しよう︒
02の場合は︑水準Lは成員に劉し肚会的債値を有すると假定する︒但し傷の場合はそうではない︒此の慣値は圖皿の
aに示される力の場に劉懸するであろう︒
fが其個人に於いて9に向う彼の行爲を攣化させる爲めに用いられたと假定すれば︑伎に於ける攣化の量は反劉の
力炉ピ吉溢の勾配によつて決定されるし︑研に於ては結合された反封の力め旱三夷十守︑目﹂(圖型C)によつて決定
されるであろう︒
このことは次のことを意味する︒
㎜⁝一集團標準の砒会的償値が大なる程︑此水準から去ろうとする個々の集團成員の抵抗は大となる︒
杜会的習性の多くの事例は肚会的慣値を有する集團標準に關聯して居る檬であり︑攣化えの抵抗は往々㎜の定理に
一4一
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ヒ 岡)、し
大
し集團力學に關する︼考察
・1、
a.集 團標準(L)b.よ り低い若 くc,a及 びbの 総 合 の誘意 性 に封磨 に より高 い水 準 と して生ず ろ力 す ろ個 人 に於 け に向 う集 團標 準 の場
ろ力 に於け る力
第 】α圖 集 團 標 準 が 杜 会 的 償 値 を 有 つ 場 合 と、其 れ を有 た な い場 合 の 力 の 場
よつて設明されうる︒此理論が正しいものであるな
らば︑就会的習性を打破することに就いて更に推定
を下し得る︒
五︑攣化しっ﹂ある砒会的行爲の個人的︑集團
一的進行
個人にとり攣化えの抵抗が部分的には集團標準の
慣値に依存するものならば︑集團標準の慣値の強度
を減するか叉は就会的債値を有するものとして個人
に認知されている水準を攣える様な手績をとれば攣
化えの抵抗は減少される筈である︒第二の瓢は樹面
集團に於ける各個人を接近させる所謂集團蓮行の攣
化なるもの﹂効果に蜀する理由となる︒
輩なる個人の方が類同の氣持の個人の集團よりも
一暦可塑的であるという風に期待し勝ちであるが︑
指導性の訓練や︑食脅慣の攣化︑榮働生産︑犯罪︑
偏見︑アルコール中毒などの實験に於ては︑個々人
別に攣化するよりも集團形成された個人を攣化する
ことの方が通常簡輩であることが示される︒
■ 人丈研究第八輯
集團慣値が不攣である限り︑個人が強力に攣化に抵抗する程︑彼は集團標準から釜々遠く離れ去つて行くこと﹂な
る︒若しも集團標準自艦が攣化されるならば︑個人と集團標準の關係に基く抵抗は消去される︒
六︑三段階としての婆化
ー集團標準の不凍結︑蓮動︑凍結‑
集團行動の高位水準えの攣化は屡々短期的なもので絡つて了
うことが多い︒即ち一寸した打撃をうけても集團生活は直匹75
の水準え戻つて了う︒このことは異つた水準えの到達として集
團行動に於ける計鍵化された攣化の劉象を限定すること丈けで
は充分でないことを示すものである︒新水準の永績性若くは望
ましい期間中の持綾性というものは寧ろ封象の中に包含される
べきである︒從つて成功する様な攣化は次の三つの相面を含ん
でいる︒即ち(必要ならば)現在水準ゴの不凍結であり︑新水準
Pえの動きであり︑新水準えの集團生活の凍結である︒どの檬
な水準・も力の場によつて決定されるから︑永績性というものは
新しいカの場が攣化に樹して比較的安定的に出來ヒつているこ
とを意味する︒
叉現在の水準の不凍結ということは場合によつては全く異つ
た問題を含むものである︒オルボートは偏見除まの爲めには所
働 5︒ 4︒ 3︒ ㍗ ゆ
の如 ヨ 講 洩 歎 定
集 田 講 ラ寅 決 定,
第皿圖 集 團決定及び講演後の新鮮 な牛乳 消費 高の増 大 を報告 して來 た母親 たちの比率
一6一
ヘへ謂浮化が必要であることを述べている︒つまり自己満足や自己正義観の殻を打破するためには︑時には故意にその情
緒的雰園氣を撹齪することも必要なのである︒同じことが新水準の凍結の問題にも安當する︒或場合には︑安定的循
環過程と同様の一つの艦制的秩序を確立することが可能である︒
七︑一つの攣化手績としての集團決定
o︒9︒80706050瓠3020P︒
が優れていることを示している︒
し集團力學に關する一 考察 人重M佃指集 國
沢 定
ん導 佃指
田た
皇⁝次
第X皿圖 オ レ ン ジ ジユ ー スを與 える際 の集 團決 定若 くは個 人指 導 に鷹 す る母 親 た ちの 比率
鼓に於てレヴィンはラドケ及びクライスリッヒの
﹁食脅慣攣化に關する實験﹂のデーターを用いて︑
家庭の主婦たちに就いての集團決定の過程を読明し
て行くのである︒彼等の中の或人々は新鮮な牛乳を
多量に播取することの慣値に就いての講演を鵜かさ
れ︑叉或人鳶は牛乳撮取の増大を決定する様に徐々
に指導してゆく様な討﹁議に謬加させられたのであ
る・(弼)
その間にはなん臼の高塵的螢業政策もとられす︑
事實斯かる璽力は愼重に回避され︑こうしてこの二
集團に封しては全く同等の時間を充當したのであ
る︒牛乳撮取の愛化は二〜四週聞後に於て照合され
た塵︑圖皿に於て明かな様に︑それは集團決定の方.
人文研究
叉個人的取扱の効果と集
團決定の効果の比較として
乳幼見えの給食の盧方や竜
オレンジジユース︑肝油な
どを適當に飲ませるための
個人的教示を與えられたも
のと︑一集團として六人の
母親たちにより實行された
討議及び決定の手績による
ものとの間に實験を試みた.
のである︒前者の場合榮養
士は一人一入の母親に就い
て二十五分間か玉り︑後者
の場合にも六人の母親の一
集團に同等の時間をかけ
た︒
圖湿は集團決定手績が優
位であることを示してい 第八輯
第XIV圖 裁 縫 作 業 員 の 集 團 決 定 の 効 果
一8一