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高校生期における女子柔道選手の補強トレーニングに関する研究

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鮫島 スポーツトレーニング科学13:26,2012

高校生期における女子柔道選手の補強トレーニングに関する研究

-高校柔道日本一を達成できる選手の育成について-

鮫島 将太朗

鹿児島南高等学校

 鹿児島南女子柔道部では,チーム目標である日本 一を達成するため,日々の補強トレーニングや稽古 内容の研究を進めてきた.その成果として,今年度 のインターハイ個人戦において鹿児島県勢初となる 柔道で日本一という結果を修めることができた.こ れも偏に,研究協力校として鹿屋体育大学のご協力 があったからこそだと深く感謝し,この紙面をお借 りしてお礼申し上げます.しかし,長年の目標であっ た高校柔道日本一は個人で達成できたが,これはあ くまで個人戦であり,私個人としても団体戦での日 本一達成を今後の最終目標としていきたい.

 昨年度以降,基礎体力の強化を目的に補強トレー ニングを取り入れてきた.その成果は少しずつ出て きていると感じているが,インターハイ団体戦,国 民体育大会ではチームとして思うような結果を出せ なかった.いくつか敗因は考えられるが,今後の取 り組みとして重要視しているのは,より柔道に活か される補強トレーニングの充実である.選手の多く は補強トレーニングを「単なるトレーニング」とい う意識で終わってしまっている.考え方の問題であ るが,補強トレーニングが柔道に活きるという意味 を十分に理解できていない.さらに,日々の稽古内

容がどうしても実践中心となりがちなため,個々 の「からだづくり」に対する意識は低いように思え る.柔道に効果的な補強トレーニングを積極的にメ ニューに取り入れることにより,「怪我をしないか らだづくり」と同時に,もう一段上のレベルでの柔 道が実現できるようにしていきたい.

 現在,柔道選手のリバウンドジャンプ能力に着目 している.柔道は通常畳の上での稽古がメインとな り,日々の稽古のみではプライオメトリックストレー ニングの要素が入りにくい.しかし,一部の報告で は,優れた柔道選手はリバウンドジャンプ能力が優 れている可能性が示唆されていることから,今年の 1月より縄跳びによるトレーニングを導入することと した.昨年末にトレーニング開始前の測定を終え,

今年の2月にトレーニング開始後1 ヶ月目での測定を 実施する予定である.縄跳びによるトレーニングが,

柔道選手のリバウンドジャンプ能力を改善させるの か,それがどのように実際の柔道の動きにつながっ ていくのかなど楽しみである.これからも研究の成 果をもとに,柔道に効果的で選手にとってもプラス となる補強トレーニングの内容を検討し,団体で日 本一を達成できるように努力していきたい.

写真1.インターハイ個人で優勝 写真2.縄跳びのトレーニング風景

参照

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