Title
沖縄本島海岸の実態調査(第2報)
Author(s)
津嘉山, 正光
Citation
琉球大学理工学部紀要 工学篇(2): 127-151
Issue Date
1969-04
URL
http://hdl.handle.net/20.500.12000/23847
Rights
127
沖縄本島海岸の実態調査 (
第 2
報)-
i
津
泰
山 正
光 *
Survey ofCoastalChara,cteristics in centralpartofOkinawa Island
Seiik6TSUKAYAMA
SynopsIS
Inthispaper,theauthortreatswith dataofwavecharacteristicswhich were observedonthecoastofcentralpartofOkinawa Island under normalweather conditions, and also he di∝usses the conditionsofthe coast from Coastal Engineeringview poin
t
.
The following results were derived.
1) Theobservedwaveheightsonbay-Shapedbeach werenearlyequalonboth Eastern and Westem coastsinthispartoftheIsland,butinabay the shore wasmorecalm onnortllem coastthanonsouthern partofthebay,becausetile reduction ratioof wave height byshoreringwas smallerinsouthern par
t
.
However, tlleWaveheights observedonthecoastsofCapes MaedaandZanpa wereespeciallylarge.2) Sand depositarea waslargeon WesterncoasttllanEasterncoastinthis partoftheIsland.
3) The もeacllprOteCtim work;Wereconstructedalongmostofthecoastlines near housing area. But it isdesiredtoaddmore worksto prevent damage causedbyTyphooninthisarea.
4) Inseveral places along the coast, the reclamation worksare'goingon. It seems that in the shores near the sites beach erosive actionsarebeing strengthened by the effects of theworks. Soitseems necessarytoperform model tests of the sites, to grasp the conditions of wave motions and nearshore currents whichareeffectedbytheworks.
緒 言 (1) 筆者 は先 に沖縄本島の海岸調査 に関す る第一報 として,本 島北部 の海岸 について報 告 した が,本報 はそれ に続 く調査結果 についての第二報 で,主 として沖縄本 島中部 の海岸 について l受付 :1968年10月31日 *琉球大学理工学部土木工学科
128 沖縄本島海岸の実態調査 述 べ る ものである. 調査 の内容 については第一報 の場合 と同様 で, 平常天候 時 の海浜波 の観測 と, 海岸 の状 況 ,す なわ ち堆砂状況 ・護岸 工 ・浜勾配 ・浜 が けな どを しらべた . 海岸 の変動 に関 しては ,長期 間 に亘 って其来 す る波 の特性値 が大 きな影響力 を持 つ といわ れ てお り,特 に汀線 直角方 向の海浜断面形 につい て,それ がいわゆ る暴風海浜型 と正常海浜 型 のいずれ にな るかは来類波 の波 形勾配 に よって きま り, 両海浜型形成 に関す る限界 の波形 (2) 勾配
∂
Cの存 在す るこ とがJollnSOnに よ って指摘 され た. しか し,その後多 くの人 々の研究 に ょ って,上述 の海浜断轟 の形成 につい ては さ らに海浜底質 も効 いてい るこ とがわか ってお (3) り,た とえば岩垣 ・野 田の報 告 に よれば ,沖波 の波高H。と海浜砂 の中央粒径d50との比 を示 すH。
/d
5.の値 が (2-3) × 102よ り大 きい ときは,波形勾配 がJohnsonの限界値 3'Cよ り小 さい ところで も暴風 海浜 と な りうる と い うこ とである. もっ とも これ らの議論 は,横 形実敦 で,均一 な波 を横形海浜 にお くって形成 され る 海浜断面 についてのデータに もとづ く ものであ り,実際 の海浜 - の襲来 波 は ラ ンダムな波 であるので, 上述 の こ とがその ままあて は.まる とは断言 で きない と思 うが, 海浜変動 の傾 向 を知 るための一 つの指標 になる と考 え ら れ るので,調査結果 には沖波 の波形勾配 ∂芝 の値 も入 れ てある. 漂砂 の動 向につ いては,長時間 に亘 る観 測 を行 なわ なければ,海岸 の変動把握 のためには 十分役 立 た ない し, また,今 回 の調査 の主 目的 は平常時 の海浜波 の状況 と海岸 の実態 を載 る こ とであ るので,調査項 目には入 れ てないが, 長期的 な海岸変動 の様子 を知 るた めには,漢 砂 の移動方 向 ・量 的 な分布 ・性状 な どについての データが必要 であるので,いずれ調査 しな ければ な らない と考 えてい る. 次 に硬 岸 工 につい て若 干 のべ る.護岸 工 の 目的は大 き く分 けれ ば, 第- に台風 な どの荒天 時 の防災 とい うこ とであ り, 第二は長期的 な海岸変動 をで きるだ け防災 に好 都合 の方 向 に も ってい くこ と,即 ち養 浜 とい うこ とになる と思 うが, どうも養浜工 とい うのは短 時間 にす ぐ 効果 をあ らわす とい うこ とが少 ないので,案外等 閑視 され るこ とが多い よ うである. そ こで今 回 の調査 の際 は, この こ とに も留 意す るよ うに した . 荒天 時 の海岸構造物 の効果 と 安全性 ,あるいは海岸防災 について検討 す るには , 台風 時 の波浪特性値 が必要 であるこ とは_ 言 うまで もないが, 現在沖縄 ではその よ うな波浪計測 のた めの設備 がない し, 台風 の とき, 海岸 で直接 計測 す る とい うこ とは危 険 で不可能 であろ うし, 陸上 の建物 中か ら トラ ンシッ ト 等で観測 す るに して も,雨や海水飛 沫 のた めに視界 が 悪 く信 頼 し得 るデータは得 られ ないで あろ う.結 局 ,気象 条件 か ら波 の特性値 を推定 しなければ な らない とい うこ とで, これ まで に沖縄方面 に来類 した台風 の中か ら最大 の もの をえ らんで, それ に よる生起波浪 を推算 中で あるので,その結果 については後 日報 告 したい と考 えてい る. その推算値 の信頼度 について は,沖縄 にお ける台風 時 の波浪実測値 が見 当 らないので確言 は出来 ないが, この よ うな推算 (4),(6) 法 についての実証的研 究 がかな り進 み , 実際 に適用 して好結果 を得 た例 もあるので,上述 の よ うな推算 もあなが ち無意味 な こ とではない と思 う. *;Johnsonによれば波形勾配がSc-C),025-0.C3より大のときは暴風海浜,小のときは正常海浜. *;6.-H。/L。, H.は沖波の波高,L。は沖波の波長琉球大学理工学部紀要 (工学第)
1
29Ⅰ
調 査1
調査項 目 調査は第一報 にお ける と同様 に,海浜 でa)
波高(
wa
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ehe
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;H)
b)
波 の周期(
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nddi
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の観測 を行 ない, 海岸状態 については, 砂僕 の堆積 ・浜勾配 ・浜 がげの形成 ・護岸工の様 千 .波 の回折 の状況 な どについて調べた.2
観測地点 海浜波 の観測 を行 なった地点は,、Fig.1に示す26箇所 である. これ らの場所 の選定 に当 っ ての留意事項 は,既報 の第一報 でのべ てあるので ここでは省 略 す る.FIg.1 Locationsofob8erYAtionpointsof yayech&rACteristics
130 沖縄本島海岸の実態調査
Ⅰ
諏査 結果お よび考案1板 測波の 特性値
各観測点 にお いて観測 され た海浜波 の特性値 お よび風 向 ・風 速 の値 紘 ,Table 1-(a), (b)に示す通 りであ る. なお ,表 中には観 測値 か ら算 出 した波形勾配 ∂。 も示 してあ る. Table 1- (a)は 中部東側海岸 ,Table 1- (b)性同西側海岸 の親測 点 にお ける債 であ る. この表 の値 をみ て気 づ くこ とは,波高 は湾 内 においては ,岬 や陸地突 出部 に比べ て相対 的 に小 さい よ うであ るが,同一 の湾 内 につい ては,北側 の岸 の方 が南側 の岸 に比べ て波 がお だ や かだ とい うことであ る.そ の理 由は次 の よ うに推察 され る.各親測 点での風 向 をみ る と,
Nか らE までの方 向 か らの風 がほ とん どであ る し, さ らに,琉球 気象 台の1961年 か ら1965年 までの 5年間 の風 の観測 資料 よ り風速10m/S以 上 の風 を抽 出 し,そ の各方位別生起 回数 を調
Table1- (a) Wavecharacteristicsof middleeasterncoastofOkinawaIsl.
No.of
obserpoivatntion H(cm) T(sec) L (m) diWaverection dirwiecndti(hl Vel(m/swiocindee)ty
∂
。*
×10-2@ 20 ら.0 10.9 E-150- S WNW 2.9 0.63 @ 7 4.3 13.3 E-500- S E 4.6 0.22 @ 5 4.5 13.6 E-300- S ENE 2.8 0.14 一・・一___卓2 I 10 4.8 15.1 E-300- S NNE 4.9 0.24 ㊨ 23 5.5 16.9 E-2〇〇一 S ENE 3.8 0.49 檀) 29 12.5 39.0 E-loo-N E 1.2 0.07 (∋ 38 ll.5 37,2 E-230- S SW 1.7 0.ll ㊨ 25 4.5 13.6 E-570-N E 1.5 0.71 @
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0
4.0 12.3 S NNE 1.5 0.71 12.3 40.1 S-100-W NE 5.1 0.01 = 霊 -二 t 2.1 5.5 E-65〇一 S ENE 5.3 0.72 ⑩ 15 3.8 山.5 E-250- S ENE 5.4 0.62 鍋 20 4.3 13.3 E-200-N E 6.1 0.63:*
:
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沖縄本島海岸の実態調査 Tablet- (b) Wavecharacteristicsof
middlewesterncoastofOkinawalsl.
131 No.of l obse,rovianttion lH(C-)
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T(se
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Waveirection di,Wet:id.n 闇 tcSl*
∂丈10-2 ⑱L6 4
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8 15.1 N NE 4.70
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⑮ S 3.8 ll.5 N-2C〇一E NE 4.4C
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1 ー… ㊨⑳ L R _7 6.8.65 220.7.41 S-7S-7ここ)′O○-W-W NNWNNW 314.9 00C.ll8 ㊨ 10 8.3 26.9 N-7こl〇一W NE 5.8 0.06 ㊨ 10 5.3 16.2 S-800-W NNE 6.8 0.20 ㊨ 18 8.4 27.5 N-250-W N◆ 9.8 0,10*
;
β。=H。
/L
。 べ てFig・2の如 く表示 してみ る と,やは りNNWか らEにかけての 風 が全生起 回数 の76% を占めてお り,終 じて沖縄 本 島 の場 合 ,偏 北風 の出現率 が高 い とい うこ とがで きよ う. この Si 20 1 % a U u 3 1 J n 3 U O (from theRyukyuweatherbureau,1961-1965)N NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW Wind Direction
Fig.2 Winddirection10CCurrenCediagmm forwind velocitymorethan10 metel・PerSee.
(6)
よ うな傾 向は,他 の報 告 において もみ られ る. この こ とか ら 沖縄本 島 に襲来 す る外 洋波 の主 方向は,北 に偏 った方向 とい うこ とにな り, したが って,湾部 においては南岸 の方 ほ ど直進 波 の集束 が多 い こ とが予想 され ,波浪減衰率 が小 さ く,高 い波 を受 ける割合 が多 くな るわ け で ある.現地 海岸 におい て,波 の屈 折状況 を観 る と上述 の様子 が観秦 され る.
132 沖絶本島海岸の実億調査 中部西岸 の実栄 田帆 魂波岬 の波高は,他 の地点 での値 に比べて特別 に大 きいが,これは Fig・3か らわかるよ うに・両地点は 急深海岸 であるので 水深変化 による 波高減衰率が小 さ Fig・3 Equi-waterdepthlines く,外洋波があま り減衰せずに海岸 に襲来 するためだ と思われ る. Table 1-(a)I (b)の値 と第一報 の北部海岸での観勅使 を比較 してみると,ほ ゞ類似 の結果 になっているが,同様 な周期 の値 の場合 ,それに対す る波高は,中部海岸 における値 の方 がやや小 さ・くな っている ものが多い よ うである. 中部 の海岸は,北部海岸 に比べて海 浜勾配のゆるい地域が多 く, したが って,水深減少による波高減衰 の割合は中部海岸 の方が
沖縄本島海岸の実態調査 大 きい とい うこ とにな り, このよ うな波高 の差異 が生ず る もの と考 え られ る. 133
2
海岸状況 各観測地点 を中心 に した中部海岸 の状態 につい て,観測地点 の番号 の順 に したが って?べ るこ とにす る. (Fig.1参照)1
)中部東側海岸 ① 辺野古海岸 (Fig.4- (a))付近134 沖縄本島海岸の実態調査 Fig.4 ViewsofHenoko,Kushi andKucha・KatabaruBeaches 辺野古海岸 はほぼⅤ字形 の湾形 をな し,海浜勾配 はゆる く,湾奥部 には・かな りの堆砂 がみ られ る.湾 の南側突端部 は波 が高 く,海岸 は岩 場 が多 いが,湾内は波 がおだや かである.前 浜勾配 は約50で,浜 がげはみ られ ない。 湾奥部 の人家 に近 い ところには聞知右横 の護 岸堤 が築 かれ てい る. 辺野古南 か ら久志 までの海岸 は,幾分波 が荒 く,海岸 は、堆砂 がほ とん どな く岩 の部 分 が多 い .護 岸堤 は な く, 自然海岸 のままである.久志海岸 は,Fig.4- (b)の如 くかな り勾配 が ゆ る く,堆砂 も多い . しか しその粒度 はあ らく,10-50北枕程度 の砂利 も含 まれ ている. 延 長 お よそ400mの コンク リー ト堤 が築 かれ てい て, その裏側 には木麻黄 の防風林 が ある. 古知屋潟原 (Fig.4- (C))は,いわゆ る遠浅 の海岸 で,大 き く入 りこんだ湾形 の奥はほ とん ど波 がない.大部分 の ところは護 岸堤 がないが,海岸線近 くを走 る13号線道路 の路肩 に 当る部分 だ けには,石積 または:コンク リー トの護岸 ができてい る. (参松 田海岸 (Fig.5)付近 Fig.5 View ofMatsudaBeach
沖縄本島海岸の実態調査 135 松 田海岸 は小 さなU字形 の湾形 をな し,両突端部 は殆 ん ど堆砂 がみ られ ない が ,湾 奥 の方 には少 し砂 が た ま ってい る.汀線 よ り16仇 の ところに,高 さ50cnl程度 の浜 がけがで きてい る.住家 区域 には, 約200mに わた って 聞知石横堤 が 築 かれ てい るが,高 さが 堆砂 面 よ り
1
m前後 であ ま り大 き くないた め,暴風 時 には海水 が堤 をこえて住宅地 まで入 りこん で くる こ ともある との こ とである. 松 田か ら観 測 点⑨ の漢部 に至 る海岸 は,波 がやや高 く,堆砂 も少 ない よ うであ る.海岸近 くにあ ま り人家 が ないた めか,護岸工 のない 自然海岸 の 部 分 が多いが,災害防止 の 観 点 か ら,た とえば消波 コンク リー トブ ロック をお くな どして,養浜 につい て配慮 す るこ とが望 ま れ る. ⑨漠部 海岸 (Fig.6- (a))付近Fjg.6 ViewsofKannaandCapeKin Beaches
この一帯 はほぼ南方 向 に開 口す る湾 にな ってお り,漢邪 はその湾奥 にあた る位 置 にある. 護岸堤 は築 かれ てい ない が,海岸線 に沿 って木麻黄 の防風林 がある.平 常天候 時 は海浜 は・お だや かで,かな りの堆砂 がみ られ る.後浜 の部 分 に浜 がけがで きてお り,波 打際付近 には さ ん ご砂利 がた ま ってい るこ とか ら,荒天 時 には湾 の奥 の方 までかな り高 い波 がお しよせ て く るこ とが推察 され る.
136 沖経本島海岸 の実態調査 金 武崎 はFig.- 6 (b)の如 く、海岸 の岩石 はかな り浸食 され ,突起 の多い岩肌 をさらし てい る.海浜一帯 に散乱 してい る角ぼ った石 ころは, このよ うな岩 の突起 が波 によって うち くだかれ てで きた ものであろ う. ここは外海 の波 が直接 当るよ うにな ってお り,満潮時 には 岸 近 くで も波 が荒 い. ④ 伊 芸海岸 (Fig.7)付近 U Fig.7ViewoflgeiBeach 金武湾の北岸に位置する伊芸海岸は , Fig . 7 でみるように前浜から後浜にかけて割合堆砂 が多い . 満潮時汀線から約
10m
のところに70cn
l程度の浜がけができている. 護岸堤はいも積 にした石横堤で , 高さは後浜砂面より2m50cn
t程度になっている. 金武崎・伊芸間の海岸は 大部分が自然海岸で浸食された岩が多い . ⑤石川海岸 (Fig .. 8) 付折 Fig.8ViewoflshikawaBeach 金武湾の湾奥部に当るが , 波は高いようである . すでに緒言でもふれたように , 沖縄本島 の場合 , N-E 方向からの波が多いと思われるが , この方向からの波が金武湾に襲来する と ,その直進方向に当る石川付近から天願あたりの海岸は,湾内の他の海岸に比べて波は・荒 いわけである .沖縄本島海岸の実態調査 1訂 なお ,石川市北側 の海岸 の一部 でFig.8の よ うに コンク リー ト堤 の破壊 した部分 が見受 け られた.堤 の裏込 の土砂 が洗 い出 され ,堤 の基部 が洗掘 され て次第 に前 面 にず り出 して転倒 した よ うであ る.波 の荒 い ところでは,堤 防前 面 に捨石 を して波 のエネル ギー を減殺 す る必 要 があ る と思 われ る.近 くに埋立地 があ って,その影響 によ る波浪 の集 中現象 とい うこ とも 考 え られ るので,で きるだけ模型実験 を行 な って埋立 による付近海浜 の波浪状況 の変化 を把 握 し,その近 くの海岸 の防災 , 養浜 とい うこ とに も十分配慮 す るこ とが望 ま しい. ⑥ 昆布海岸 (Fig.9)付近 Fig.9 View ofKonbuBeach 昆布海岸 は波 が荒 く,堆砂 は海岸湾入部 の奥 を除 い てはほ とん どみ られず ,岸 付近 の岩石 は多孔質 の浸食面 をみせ てい る.波打際一帯 には直径5細腰-100JKhl程度 の玉砂利 が分布 して い るが, コー ラル リーフの破砕 でで きた ものの よ うであ る.前浜勾配 はほぼ
5.
4
0で,他 の海 岸 に比べ る と幾分急 であ る. 昆布 か ら天願 までの海岸 は ,昆布海岸 と同様 な状況 であ る.天顔川河 托部付近 には新 しい コンク リー ト護岸堤 がで きてい るが,同河川 の感潮部 の堤 防 は古 い聞知石横堤 で あ り,Fig. 10の如 くこわれた場所 が二三 目につ く. ① 具志川金武湾海岸 (Fig.ll)付近】38 押紙本島海岸の実態調査
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金武湾海岸 も波高 はやや高 く,
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1
に示す よ うにコンク リー ト堤 にぶつか った波が反射 し,重複波 を形成 してい る.堤 の前面 には消波工 がないため,時お り堤基部・ヽ に衝突 して上 る 海水飛沫 は2m
以上 に も及 び,護岸堤 の天端 に とどくこ ともある.⑧ 屋慶名海岸
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屋慶名付近 の 海浜 は,水深 が浅 く浅瀬 の部分 が多い. しか し,満潮時 には 平常天候 時で も,金武港入 口よ りの波が回折 して入 りこんで くるので,波は高 めのようである. 伊計島か ら浜比嘉島 までの,北 か ら南 に一列 に並ぶ 島々があるため,東方向か らの波 に対 しては,か な り遮蔽 が効 くもの と思 われ る.護岸堤 は大部分は石横堤 で, 一部 にコンク リー ト堤 がみ ら れ る. ` ⑨ ホ ワイ ビー チ
(
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3
)
付近沖縄本島海岸の実態調査 139 Fig.13 View of WhiteBeach 勝 連岬 ・ホ ワイ トビーチ付近 の海浜 は波 が荒 く,海岸は岩場 が多 く堆砂 はほ とん どみ られ ない.汀線近 くの 岩 がげには,50nEnE∼200htnE程度 の玉石 に ま じって さん ご砂利 が 散見 で き る.護岸堤 はつ くられ ていない. ホワイ トビーチか ら浜屋 に至 る海岸 は-,ホワイ ビーチ と同様 な海浜状況 であ るが,波高 は ● 泡瀬側 にい くほ ど小 さ くな ってい る. ⑲ 川 田海岸 (Fig.14)付近 Fig.14 View ofKawataBeach 中城湾 の北側 の奥 にあ ってかな り遠 浅 の海浜で あ り,
干
潮時 にはFig.14にみ るよ うに広 い 面積 が干上 って海底部斉 藤 出す る.水深 が浅いために襲来 波 の減衰度 が よ く,海岸近 くはほ とん ど波がない.この一帯 の護岸堤 は聞知石積 みであ り,そのす ぐ裏側 には木麻黄 の防風林 がある. ⑪ 泡瀬海岸 (Fig.15)付近140 沖縄本島海岸の実態調査 Fig.15 View ofAwaseBeach 勝連半 島 と泡 瀬 ヨッ トノ、-バー側 の突 出部 の遮蔽 を受 けて,海浜 は静穏 であ る.水深 は浅 く,いわ ゆ る浅瀬 が多 い .湾奥部 には埋立地 があ って,その前 面 には コンク リー ト護岸堤 が で きてい る.他 の部 分 には聞知石横 堤 が築 かれ てい るが,かな り時 を経 てい てFig.15(b) の如 くこわれ かか ってい る ところが見受 け られ る. この よ うな欠潰部 は,荒天時 には危険 で あ る し,波 がそ こか ら侵入 すれ ば, さ らに.その近 くの護岸 堤 が次々 に破壊 され てい く可能性 もあ るので,早 目に補修 してお く必 要 があ る と思 われ る. ヨッ トノ、-バーのあ る突出部 南岸 には堆砂 が多 い . ⑲ 渡 口海岸 (Fig.16-(a))付近
沖純本島海岸の実態調査 Fig.16 ViewsofToguchiandKubasakiBeach :拭1 渡 口海岸 はや は り 中城湾沿 いの位置 にあるが,波 はやや高 い. これ はおそ ら く,N-NN E方 向か らの波 に対 し,与勝半島の遮蔽範 囲か らはずれ るためであろ う.護 岸堤 は コンク リ ー ト堤であ るが,満潮時 には堤基部 に波 が当 って くだけ,水 しぶ きが上 る.護岸付近 に粒 度 の粗 い堆砂 が見受 け られ る. 渡 口に隣接 す る熱 田か ら中城村 の泊近 くまでの海岸 甲 ま,最近 コンク リー ト堤(Fig・16・ -(b)) ができて,海岸防災 のために大いに役立 ってい るが,堤前 面 では反 射波 のた めに重複 波 が生 じ,場所 によって,l は襲来 波高
20
c
n程度 の時 で も,はね上 った海水 が護岸堤 の天端 に達 す るこ とがあ るので,荒天 の ときは,相 当の越 波 が予想 され る.護岸堤 の安全性 や養浜 とい うこ とを考え る と,や は り堤前面 には捨石 をお くな どして,波 のエネル ギー を吸収 させ るよ うに した方 が よい と思 われ る. ⑲ 中城 当間海岸 (Fig.17)付近142 沖縄本島海岸の実態調査
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中城湾 のほぼ中央部 に当 り,Fi
g.3
に示す よ うに等深線 が湾入 してい て外海波の減衰 が他 の湾内地域 よ り小 さいため,波高 は幾分高い よ うである.護岸堤は大部分 が コンク リー ト堤 であるが, 一部 に聞知石横堤 もみ られ る. 干潮汀線付近 か ら 護岸堤基部 にかけて堆砂 があ り,満潮汀線 あた りには さん ご砂利 の分布 がある.2)
中部西側海岸 ⑭ 喜瀬海岸 (Fig.18)付近Fi
g.18 Vi
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喜瀬海岸 は,名護湾 に面 してお り,ブシナ岬 の遮蔽 を うけて海浜は静穏 であ る.干潮汀線 か ら海岸線 までの区間 にかな りの堆砂 がある.後浜 には,径5-10hEht長 さ30-60nzmB程度 のさ ん ご砂利 の分布 がみ られ る.護岸堤 は人家 お よび道路 に近接 してい る部分 におい て,闇知石 横堤 ,乱積石堤 , コンク リー ト堤 が築 かれてい る.前浜勾配 は5.50で,護岸堤 のない ところ では後浜部 に高 さ約60C所の浜 がけがで きてい る. ブシナ岬 の海浜 は波 が高 く,浸食 された岩 が多い が,その南側 の併武部海岸 は,同岬 の遮 蔽 を受 けて波 はおだや かであ り,堆砂 も多い . ⑮ 熱 田海岸(
Fi
g.1
9
)
付近沖縄本島海岸の実態調査 Fig.19 View of
A
ttaBeach 143 熱 田海浜 も,波高3- 5cnl程度 で静 かである.堆砂 も多いが,特、に後浜付近 の砂 は粒子 が こまかい.護岸堤はないが,海岸線 に沿 って木麻黄 が植 えこまれて防風林 としての役 目を果 た してい る.満潮汀線 か らお よそ15mの ところに,高 さ約40cnzの浜 がけができてい る.N-NNW
の波 に関 し, この辺の海岸 に対 しては本部半島の遮蔽 も効いてい るよ うであ る. ⑯ 大 田海岸 (Fig.20)付近 Fig.20 View ofohtaBeach 万座毛北側 の湾入海岸 で,水深 が浅 く干潮時 には,海岸線 か らお よそ100-150mの ところ まで干上 って,小石 の多い海底 を露呈す る.この小石 は,湾入海岸 の中ほ どにある岩場 が浸 食 されて突起 の多い状態 にな り,その突起 が破砕 して出来 た もの と推察 され る. 万座毛 (Fig.21)海岸は,急峻 な岸壁 になってお り,その立上 り部 に勢い よ く波がぶつか って砕 けてい る.急深海岸 で,襲来波の波高 も高い.波打際 の岩は,浸食 を受 けてナイフで え ぐった よ うに凹形 になってい る. 万座毛 の南側 の南恩納海岸 は,万座毛の遮蔽 を受 けて海浜 は静穏 であ り,堆砂 も多い . ⑰谷茶海岸 (Fig.22)付近144
Fig.21 ViewofManza・Mち Beach
Fig.22 ViewofTanchaBeach
海浜 はおだや かで堆砂 も多い .護岸堤はない が木麻費 の防風林 があ る.海岸線 はゆるいア ーク状 をな してい るが,砂 はそのアークの中央部 に多 くた まってい る.満潮汀線 か ら後浜付 近 にかけて さん ご砂利 が散在す る.
沖縄本島海岸の実態調査 145
Fig.23 View ofMaekanekuBeach
ムー ンビーチ側 の陸地突出部 のかげになってお り,平常天候 時はほ とん ど波 がない .水深 が浅 く,干潮時 には海岸線 か らお よそ80m8程度 の範 囲が干上 って しま う.海岸線近 くに一号 線道路 があ るが,その海側道路横 にあるきび畑 の縁 が,お よそ70mにわた って海水 の浸食 を 受 けて高 さ約80cnEの浜 がけ状 の赤土面 を みせ てい る.石横堤 が荒天時 に 波 によって破壊 さ れ, さらにその裏側 が浸食 された もの と思 われ る.早急 な築堤 がのぞ まれ る. 前兼久 か ら真栄 田岬 までの海岸 は,
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字形 の湾 をな してい るが,北方 向に開 口 してい て波 高 は高 い. ⑲ 一真栄 田岬海岸 (Fig.24)付近 Fig.24146 沖縄本島海岸の実態調査
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真 栄 田岬海浜 は急深海浜 で,波 は平常天候 時 で も相 当荒 く,海岸 は浸食性 の ゴツゴツ した 岩 か らな り,
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- (a)み るよ うに白い波頭 の大波 がぶつか って くだけてい る.波 は岸 よ り30-50n付近 で 巻 き波状 で砕波 し,砕波高 はお よそ 1.5mに も達す る.砕波帯か ら海岸 線 にかけて白 く泡 だ ってい る. ー 海岸 の岩 はFi
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-(b)
に示す如 く多孔
質 で しか も突起 が多 く,海水 に按 す る部分 は浸 食 され てⅤ字形 の くびれ をみせ てい る. この現象 の主 な原 因は,風化作用 と海水 の浸食作用 であろ う. 真栄 田岬 の南側 の海岸 も,ほぼ同様 な状況 であ るが,波はそれ ほ ど大 き くない . さらに南 下 して長浜付近 の海岸 にな ると,海浜 は遠浅 にな り,岩 かげには堆砂 もみ られ る. ⑳ 残波岬海岸(
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- (a))付近Fi
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沖縄本島海岸の実態調査 147 Fig.25 ViewsofCape Zanpa 残波岬 の海浜 も,前述 の真栄 田岬 と同様 に波 が高 く,海岸 の岸壁 に 衝突 した波 が くだけて 上 る飛沫 は3- 5mに も及ぶ .岩 は風化浸食作用 を うけてFig.25- (b)のよ うに凹凸 の多 い表面状況 であ る. この海域 では,外洋波 があま り減衰 しない まま 直接岸 に襲来 し,岸 か ら 15-20mの距離 の ところで崩れ波状 に砕波 し,砕波高 は1m前後 である. ㊧ 亀地海岸 (Fig.26)付近 Fig.26 ViewofKamellJjeach 残波岬南側 か ら嘉手納 に及ぶ海岸 は,岸 か ら250-400mに亘 る範 囲が リーフにな ってい て 水深 が浅 く,外洋波 は,その リーフの 縁 の ところで砕波す るので,海岸線 付近 での波高 は′ト さい. 亀地海岸 はFig.26でみ るよ うに コー ラル リーフのたい らな岩場 にな っていて,堆砂 は後浜 の ご く一部 を除いてほ とん ど見 当 らない.護岸堤 のない 自然海岸 で,防風林 もない . ㊨ 読谷楚辺海岸 (Fig.27)付近
148 沖縄本島海岸の実態調査
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楚 辺海浜 も既述 の亀地海岸 と同様 に リーフがあ り.,海岸 は隆起 さん ご礁 の岩場 になってい る.平常時 は波 は静 かであるが,荒天時はかな 9波 が高 いよ うである.護岸堤 はないが,岸 は高 さ5m程度 の崖 にな っていて護岸 の役 目を果 してい る.その岸壁 の立上 り部 が浸食 を受 けて凹面 をな してい ることは,他 の岩場 の海岸 と同 じである. ㊨ 砂辺海岸
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付 近Fi
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海岸状況は㊧㊨の読谷海岸 と同様 で, コー ラル リーフの岩場 があ って水深 が浅い .埋立工 事 が行 われ てい るが,その先端 が リーフの縁付近 になってお り,高 さ約2m50cnEの コンク リ ー ト堤 に当る波 は割合高い よ うである. 埋立地 の北方 はFi
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のよ うに浅瀬 になって,満 潮汀線付近 には さん ご砂利 が若干見受 け られ る. ㊧ 北谷海岸(
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付近沖縄本島海岸の実態調査 149 Fig.29 View ofChatanBeach 遠浅 の海岸 で,前浜 か ら後浜 にかけて堆砂 が多い .以前 には,石横堤 が築 かれ ていた よ う であるが,大部分はこわれて しま って最下段 の積 み石 が名残 りをとどめてい る程度 である. 河 口部 に当るところには,径50nEnFぐらいの玉石 の分布 がみ られ る. ㊨ 大謝名海岸 (Fig.30)付近 Fig.30 View ofOhjanaBeach 外 洋波 の其束 を受 けて波は高い よ うである.護岸堤は コンク リー ト堤 又は石横堤 であ る. 堤前面 では重複波が生 じてい る.堆砂 は少 ない . ⑳ 港川海岸 (Fig.31)付近
150 沖縄本島海岸の実態調査
Fig.31 View ofMinatogawaBeach
埋 立地 が あ ってそ の前 面 の堤防 に当 る波 は かな り高 い .港 川西側 の陸地 突出
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は岩場海岸 で ,堆砂 は ない よ うであ る.海 浜 の状 況 は残 波岬 の場合 と同様 に 外 洋波 が直接襲来 し,ふ だ んで も波高 は 高 い よ うであ る. 北方 よ りの 波 に対 しては, 何 らの遮蔽物 も ない か らだ と思 われ る. Ⅱ 結 語 以 上調査結果 につい てのべ て きた が, と りま とめ る と次 の よ うにな る.1
)観 測 され た平常天候 時 の波 は, 湾形 をなす海浜 につい ては中部 東岸 と西岸 の両岸 にお い て は ほぼ 同様 の波高 で あ るが,同一 の湾 につい ては ,北岸 の方 が南 よ りも静穏 度 が よい これ は,沖縄 本 島 の場合 ,外 洋波 の襲来 方 向は北 に偏 した方 向 が 最 も多い よ うであ り, この 方 向 か らの波 に対 しては , 湾部 の南岸 の方 が直進 波 を受 け る割合 が多 く,波 の減衰度 が小 さ い た めだ と思 われ る. 西海岸 の真 栄 田 ・残 波 の両岬 は 特 に波 が高 い が,両海岸 は外 洋波 の直進部 に当 り, また等 深線 図 (Fig.3) でみ てわ か るよ うに 急 深海 浜 にな ってい るた め,襲来 波 の水深減少 による 波高 減衰 度 が小 さい か らで あろ うと推察 され る. 2)堆砂 量 は ,東岸 よ り西側 海 岸 の方 が多い よ うであ る. 3)住居地 近 くの海岸 にはほ とん どの ところ 護 岸 堤 が築 かれ てい るが,古 い堤 には欠潰部 がみ られ , また,堤高 が不 十分 と思 われ る ところ も多い ので, これ につい ては さ らに くわ し く検討 す る必 要 が あ ろ う. 既 設 の護岸堤 の前 面 に 消 波工 の ない ところが多い が, 荒天 時 の 堤 の安全性 や 養 浜 のた め に,や は り捨石 な どに よ って波 のエ ネル ギー を減殺 す るの が望 ま しい . 4)中部海岸 では,数箇所 におい て埋 立 に よる 土地造 成 が行 なわれ てい るが,埋立地 のた めに海 浜流 の状 況 が変 り,そ の近隣 の海岸 におい て堤 防破損 ・海 岸洗掘 がお こ ってい るの も 見受 け られ るので,埋 立工事 の計 画 に当 っては ,模形 実験 な どに よ って ,現地 の波浪 や流況 変 動 を十分 に予想 把握 し,海岸 防災 面 の対策 も十分 に考慮 しなけれ ば な らない と思 う. お わ りに,本 調査 に当 っては琉球 大学 土木 工学科 の学生 ,石 川昭 二 ・高 良正喜 両君 の協力 が あ った こ とを記 し,謝 意 を表 す る.沖縄本島海岸の実態調査
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参 考 文 献
1)津泰山正光 ;沖縄本島海岸の実態調査 (第 i報),琉球大学理工学部紀要工学篇第1号,Pp81-9〇 (1968)
2)J.W・Johnson;ScaleEffectsinHydraulicModelInvolvingWaveMotion,Trans・AGU 3:- 4,Pp517-527(1949)
3)Y.Iwagaki,H.Noda;LaboratoryStudyofScaleEffectsinTwo・DimensionalBeach Processes,proc.01 8thConferenceonCoastalEngg・,Pp194-210(1963)
4)岩垣雄一,柿沼忠男 ;海岸波浪の予知に関する研究 (1),京都大学防災研究所年報 ,SA, Pp284-295(1962)
5)井島武士,佐藤昭二,青野尚 ;伊勢湾台風による外海および伊勢湾沿岸の波 ,第 7回 海岸工学謙満 会講演集,pp149-161(1960)