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420 地球環境 新ごみ処理施設建設に伴う生活環境影響調査書/寝屋川市ホームページ

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(1)

4-20

地球環境

4-20-1

現況調査

地球温暖化の原因となる温室効果ガス(二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、代替フロ

ンなど)の排出量を把握するため、既存資料調査を実施した。

(1)大阪府における温室効果ガス排出量

「おおさかの環境2012~大阪府環境白書より~」によると、温室効果ガスの2010(平成 22)年度の府内における排出量は図4-20-1に示すとおり、5,081万トンで、1990(平成2)

年度と比べ約12.1%減少している。また、温室効果ガス排出量の9割以上を占める二酸化 炭素の排出量は4,990万トンで、1990(平成2)年度と比べ約3.2%減少しているが、前年 度と比べると増加している。

(注)1.排出量は、各年度の全国の電力排出係数を用いて算定している。 2.四捨五入の関係で、各値の合計と合計値が一致しないものがある。

(2)

(2)寝屋川市における温室効果ガス排出量

寝屋川市では、平成13年2月に「寝屋川市役所温暖化対策実行計画」が策定され、温室 効果ガスの削減に取り組んできた。さらに、平成24年9月には、地域レベルでの取組を計 画的に進めるとともに、市民・事業者・行政が互いに協力し合い、継続的に取り組むこと

を目的とした「寝屋川市地球温暖化対策地域計画」を 策定している。本計画では、図 4-20-2に示すとおり、二酸化炭素排出量について、中間目標として平成32年度(2020年度)

までに基準年(平成2年度)の二酸化炭素排出量から25%削減、長期目標として平成62年 度(2050年度)までに基準年の二酸化炭素排出量から80%削減としている。

平成20年度(2008年度)の二酸化炭素排出量は約86万トンであり、平成2年度(1990年 度)の約84万トンに対して約2.5%の増加となっている。

出典:「寝屋川市地球温暖化対策地域計画」(平成24年9月、寝屋川市)

図4-20-2 温室効果ガス削減量の中長期目標

中期目標として平成32年度(2020年度)の二酸化炭素排出量を 平成2年度(1990年度)比25%削減とします。

(3)

4-20-2

施設の稼働に伴い発生する温室効果ガスの予測及び影響の分析

(1)予測項目

予測項目は、新焼却施設の稼働に伴い発生する温室効果ガス量とした。

(2)予測地域

予測地域は、建設予定地とした。

(3)予測方法

新焼却施設の稼働に伴い発生する温室効果ガスの排出量は、「温室効果ガス排出量算

定・報告マニュアル(Ver.3.4)」(平成25年5月、環境省・経済産業省)に基づき、廃棄物 の焼却、燃料等の使用についてそれぞれ算出した。また、新焼却施設では高効率ごみ発電

施設を設置する計画であることから、発電量に相当する温室効果ガス量についても算定し

た。

① 予測条件

ア ごみの焼却量、エネルギー等の使用量

現焼却施設と新焼却施設における年間の廃棄物の焼却処理量、燃料等の使用量及び発電

量を表4-20-1に示す。

表4-20-1 廃棄物の焼却処理量、燃料等の使用量及び発電量

項 目

現焼却施設

(平成24年度)

新焼却施設 (平成29年度)

廃棄物の

焼却処理量

家庭系ごみ 41,765 t/年 34,218 t/年 事業系ごみ 19,274 t/年 16,095 t/年 合 計 61,039 t/年 50,313 t/年

燃料等の使用

灯油使用量 102 kL/年 93 kL/年 LPG使用量 248 m

3/

年 -

都市ガス使用量 - 611 m

3/

電気使用量 6,584,950 kWh/年 9,067,000 kWh/年 発電量 - 15,871,000 kWh/年

注 ) 焼 却 処理 量 :平 成24年度 は実 績 値 、 平成29年度 は 「 寝屋 川市 一 般 廃 棄物 処 理基 本 計 画」 (平 成23年3月 ) によ る 。 なお、家庭系ごみについては、全焼却処理量から事業系ごみを差し引いた量とした。

燃料等の使用:平成24年度は実績値、平成29年度は想定値である。

新焼却施設で使用する燃料の種類については、現焼却施設と同じと想定した。しかし、ガスにつ

いては都市ガスの使用を基本としていることから、現焼却施設(管理棟)のLPG使用量248m3に相

(4)

イ 温室効果ガスの排出量原単位

本事業に関連する温室効果ガス排出量の算出に用いる原単位を表4-20-2に示す。

表4-20-2 温室効果ガス排出原単位(CO2

活動の区分 分類 単位発熱量 排出係数 出典

廃棄物の焼 却

処理

プラスチッ ク類 - 2.77 t-CO2/t 1

合成繊維 - 2.29 t-CO2/t 1

燃料の使用

灯油 36.7 GJ/kL 0.0185 t-C/GJ 1

LPG 50.8 GJ/t 0.0161 t-C/GJ 1

都市ガス 45.0 GJ/千Nm

3 0.0139 t-C/GJ 3

電力の使用 等 関西電力 - 0.000450 t-CO2/kWh 2

出典:1.「温室効果ガス排出量算定・報告マニュアル(Ver.3.4)」(平成25年5月、環境省・経済産業省)

2.「平成23年度の電気事業者ごとの実排出係数・調整後排出係数等の公表について」

(平成24年11月、環境省報道発表資料)

3.「都市ガスを誤使用になった場合のCO2排出量の温対法・省エネ法での報告について」

(大阪ガス株式会社ホームページ)

② 温室効果ガス排出量の計算式

温室効果ガス排出量の計算式は以下のとおりであり、表4-20-1に示した焼却処理量、燃 料使用量等と表4-20-2に示した単位発熱量や排出係数を乗算することにより二酸化炭素 (CO2)量を算出した。

・廃棄物(一般廃棄物中のプラスチック類)の焼却により排出されるCO2 =一般廃棄物排出量(t)×一般廃棄物中のプラスチックの割合

×プラスチックの固形分割合×排出係数

・廃棄物(一般廃棄物中の合成繊維)の焼却により排出されるCO2 =一般廃棄物排出量(t)×一般廃棄物中の繊維くずの割合

×繊維くずの固形分割合×繊維くず中の合成繊維の割合×排出係数

・燃料の使用により排出されるCO2

=燃料使用量×単位発熱量×排出係数×44/12 ・電力の使用により排出されるCO2

=電力使用量(kWh/年)×排出係数 ・発電量に相当するCO2

(5)

ここで、一般廃棄物中に含まれるプラスチック類の割合については、家庭系ごみと事業

系ごみの成分別組成割合が異なるため、「寝屋川市一般廃棄物処理基本計画」(平成23年 3月)より、家庭系6.9%、事業系16.0%でそれぞれ算出した。プラスチックの固形分割合

については、「温室効果ガス排出量算定・報告マニュアル(Ver.3.4)」(平成25年5月、 環境省・経済産業省)により80%で算出した。

一般廃棄物中に含まれる繊維の割合については、家庭系ごみと事業系ごみの成分別組成

割合が異なるため、「寝屋川市一般廃棄物処理基本計画」(平成23年3月)より、家庭系 5.9%、事業系1.3%でそれぞれ算出した。繊維くずの固形分割合及び繊維くず中の合成繊

維の割合については、「温室効果ガス排出量算定・報告マニュアル(Ver.3.4)」(平成 25年5月、環境省・経済産業省)により、それぞれ80%と53.2%で算出した。

また、LPG使用量(質量)については、プロパン:ブタン=7:3の混合ガスとみなし、 「温室効果ガス排出量算定・報告マニュアル(Ver.3.4)」に示された換算係数(LPG使用 量(t/年)=LPG使用量(m

3/

年)×1/458(t/m 3

))を用いて算定した。

(4)予測結果

現焼却施設の稼働に伴い発生する温室効果ガス排出量 を表4-20-3に、新焼却施設の稼働 に伴い発生する温室効果ガス排出量を表4-20-4に示す。

(6)

表4-20-3 現焼却施設の稼働に伴う温室効果ガス排出量(平成24年度)

区 分

温室効果ガ ス

排出量(t-CO

2/年 )

控除する温 室効果ガ ス

排出量(t-CO

2/年 )

合計(t-CO

2/年)

一 般 廃 棄 物 中 の プラスチッ ク類

家庭系ごみ 6,386 -

15,866

事業系ごみ 6,834 -

一般廃棄物 中の

合成繊維

家庭系ごみ 2,402 -

事業系ごみ 244 -

燃料等の使 用

灯油 254 -

256

LPG 1.62 -

都市ガス - -

電力の使用 等

電気 2,963 -

2,963

発電 - -

温室効果ガ ス排出量 合計 19,085

表4-20-4 新焼却施設の稼働に伴う温室効果ガス排出量(平成29年度)

区 分

温室効果ガ ス

排出量(t-CO2/年 )

控除する温 室効果ガ ス

排出量(t-CO2/年 )

合計(t-CO

2/年)

一 般 廃 棄 物 中 の プラスチッ ク類

家庭系ごみ 5,232 -

13,111

事業系ごみ 5,707 -

一般廃棄物 中の

合成繊維

家庭系ごみ 1,968 -

事業系ごみ 204 -

燃料等の使 用

灯油 232 -

233

LPG - -

都市ガス 1.40 -

電力の使用 等

電気 4,080 -

-3,062

発電 - 7,142

(7)

(5)影響の分析

① 影響の分析方法

影響の分析は、予測の結果を踏まえ、新焼却施設の稼働に伴い発生する温室効果ガスの

影響が実行可能な範囲で回避され、または低減されているものであるか否かについて検討

した。

② 影響の分析結果

ア 影響の回避または低減に係る分析

新焼却施設の稼働に伴い発生する温室効果ガスの影響については、次のとおり環境保全

措置を実施することから、実行可能な範囲内で低減 できる。

【新焼却施設の稼働に伴い発生する温室効果ガスに係る環境保全措置】

・使用する燃料を温室効果ガスが低減できるものにする。

・ごみの焼却時に発生する熱を利用して発電し、再生可能エネルギーを活用する。

・照明器具は省エネ型機器を導入し、また、業務に支障のない範囲で必要最小限の照明

とすることで、エネルギー使用量を削減する。

・太陽光パネルを設置し、事務室の照明等に利用するなど自然エネルギーを活用する。

・夏場において、みどりのカーテンに積極的に取り組む。

・市民・事業者に対する情報提供や意識啓発を充実し、ごみの減量化・再資源化を推進

する。

・寝屋川市グリーン調達方針に基づき、グリーン調達を実行する。

イ 生活環境の保全上の目標との整合性

寝屋川市では、「寝屋川市地球温暖化対策地域計画」(平成24年9月、寝屋川市)を策 定し、図4-20-2に示すとおり、中間目標として、「平成32年度(2020年度)までに基準年 (平成2年度)の二酸化炭素排出量から25%削減」としている。この目標と整合を図り、 温室効果ガスに係る生活環境の保全上の目標は、新焼却施設の稼働が最大となる「平成29 年度に平成24年度(現況)の二酸化炭素排出量から25%削減」とした。

予測の結果、新焼却施設の稼働に伴い発生する温室効果ガス排出量は、現焼却施設に比

参照

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