「国際経営学科英語力強化プログラム」構築を目指して
テ イブな授業 を進める上で効果的であるが、1年次に修得 した技能が2年次以 降において継続的に育成 され続けなければ意味が無い。その点においての不 安が、その教育効果は検証 されていない として も、少な くとも2年 に渡 り週2 回の授業 を行 う形態が良いのではないか とい う意見の根底 にある。 しか し、
プレイスメン トテス トの結果 を見 る限 り、その選択が正 しい とは到底言 えな い。第7節で も述べた ように、一年 を通 じての英語教育で、 プ レイスメ ン ト テス トの平均点 を維持するだけで も大変 なことであ り、入学時か ら1年間の 授業 を履修 した後に、全 く同一のテス トを受験 して も、平均点が下がる場合 さえあるのである13。少 な くとも、週4回の授業 を行 う経営学部の方式では、
1年後の平均点が下がったことは無い。
更に、週2回の授業 を2年間続ける従来型の方法 を採用することを蹄賭せ ざ るを得 ない もう一つのデー タが有 る。理学部の カリキュラムでは、情報学 科の学生が2年次に も英語科 目を必修 として履修す ることが義務付 け られて いるので、2年次の英語履修 クラス分けのためのプ レイスメン トテス トを義 務的に受験することを前 に述べた。又、情報学科以外 の学生 も多数2年次に 選択科 目としての英語科 目の履修 を希望するため、全体 としてはかな りの数 の理学部の学生の1年間の英語教育 を挟んだプ レイスメン トテス トのデー タ が得 られるのである。入学時の4月 と、翌年の2月のテス トの成績比較 を第7 節で行 ったが、同様 に、前期終了時の7月 と翌年の7月に丸1年の時を隔てて、
理学部の2年次後期 に英語 を履修す る予定の学生 は、同一のプ レイスメン ト テス トを受験するのである。2年の7月の時点では、既 に週2回の英語教育 を1 年半受けている。 この2回の7月のプ レイスメ ン トテス トの平均点の比較 は、
従来型の週2回のシステムの再考 を促す ものである。以下の表は、2010年7月 と2011年7月のプ レイスメ ン トテス ト両方 を受験 した学生の平均点 を集計 し た ものである。
13第7節で示 した総合理学プログラムの例では、週2回の授業 を1年行 う形態で、2011年4月の得 点平均よりも2012年2月の得点平均の方が、0.6点低 かった。
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理 学部 情報 化学 生物 総 合理学
人数 114 76 9 10 19
2010.7 86.6 84.3 96.8 89.4 89.4 2011.7 82.8 80.4 88,2 81ー5 90.4
2010年7月のプレイスメン トテス トと2011年7月のプレイスメン トテス トの 両方を受験 した理学部の学生 は114名であった。 この114名の学生の2011年度 の平均点は86.6点であったが、1年後の2012年度の平均点は、82.8点に落ちて いた。マイナス3.8点である。2年次の英語が必修である情報学科 に限って述 べると、両方のプレイスメン トテス ト受験者 は、77名であった。その平均点 は、2010年7月が84.3点、2011年が80.4点で、その差 はマイナス3.9点であ り、
全体の落ち幅 とほぼ同 じ落ち幅であった。 このデー タか ら、過2回の授業 を2 年間行 うカリキュラムが、プ レイスメン トテス トの平均点が示す限 りにおい て、あま り効果的だ とは言えない と結論せ ざるを得 ない。
従 って、少 な くともコミュニカテイブな教育が行いやす く、1年後のプ レ イスメ ン トテス トの平均点 においてある程度の教育効果が認め られる週4回 の制度 を維持 しなが ら、更に2年次以降の上位学年 における英語の学習時間 を確保するような方策 を講 じるべ きである。そ して、2年次以上の英語学習 を充実 させ る方法 を考 える場合、 プ レイスメ ン トテス トの6割以上 を得点で きる上級英語の レベルの学生 と、それ よりはレベルが低いがプレイスメン ト テス トで90点以上 は得点で きる中級 レベルの学生、更にその下の初級英語、
基礎英語の レベルの学生 というように、それぞれの レベルに合 った教育方法 と教育内容を考案すべ きである。
経営学部では、その方向で制度的な変更を加 えて来た。例 えば、中級 レベ ルの学生が、上級英語の受講資格 にまでプ レイスメン トテス トの得点 を伸ば すことがで きなかった場合 に も2年次 に英語 を学習す る機会 を確保で きるよ うに、「選択英語 (中級)」が2007年 に新科 目として設置 された。 また、2010 年度か らは、1年次の 「上級英語」履修者の中か ら選抜 した学生を対象 に2年
「国際経営学科英語力強化プログラム」構築を目指して
次における週4回のTOEFL講座 を開設す るな どの努力 を続 けてい る。上級 レベルの学生 に対 しては、TOEFL講座 を含 む 「選択英語 (上級)」が、中級 レベルの学生 に対 しては、「選択英語 (中級)」の準備が なされている。上級 レベル以外 の学生 については、「中級英語」か ら 「上級英語」へ、「初級英 語」か ら 「中級英語」‑ といった様 に、 よ り上位の レベルのクラスに所属す ることで英語の学習 を続 けることを奨励 している。ただ し問題 は、1年で卒 業要件単位の8単位 を履修 し終 える と、更 にその上 の レベルの授業 を受講す る学生は非常 に少ない という点である。 (2012年度の2年次以降の履修 に向け た1月末のプ レイスメン トテス トの経営学部の受験者 は、1年次英語履修者の 23%である。)基礎 ・初級 レベルの英語力のまま履修 を終 えて しまえば、上位 学年における英語文献の読解や英語でのプ レゼ ンテー ション (その様 な教育 内容の授業が設置 されるとしての議論ではあるが)などは、ほぼ不可能に近
い。
そこで、 より高い習熟度の英語科 目を履修 させ るために、外国語科 目の卒 業要件単位 を現在の8単位か ら、例 えば12単位以上 に増やす ことも一案 とし て考えられる。現行の制度 と同様 に、英語科 目の履修で卒業要件 を充足する ことに決めた場合、「初級〜上級英語」 を最低8単位履修 し、その上で更に外 国語科 目4単位 の履修 を義務付 けるのである。教員数や設置 クラス数 を大 き
く増やす ことは出来ず、 プラス4単位の英語科 目必修化 は無理だ と思われる ので、英語科 目以外の外国語科 目履修 も選択肢 として含めた選択必修 とする ことも可能か もしれない。初級 ・基礎 レベルの学生には、中級、上級 クラス での履修 を勧 め、 中級 ・上級 クラスの学生 には、 ビジネス英語 的な科 目を
「選択英語 (中 ・上級<TOEFL講座 を含む
>)
」 と合わせて開講 してはどうか。取 り敢 えず 「英語で学ぶ経営学」 と名付 け、2013年度か ら開講が決 まってい る英語で教 えられる専攻科 目 「経営の基礎」 などと関連付 けることも可能性 として考えられる。以下に、英語12単位 をそれぞれの習熟度において履修す るモデルを提示する。
ProjectPaperNo.23
1言語で8単位 +外国語科 目4単位 (選択必修)の履修モデル (外国語科 目選択必修12単位のうち、8単位 は同一言語で履修する)
1年次履修科 目 (英語 を卒業要件 とす る場合必修) 2年次履修科 目 (4単位 を選択必修) 上級英語 (8単位) 選択英語 (上級) 4単位
(TOEFL講座 4単位) 英語 で学ぶ経営学 4単位
第2外国語 4単位 中級英語 (8単位) 選択英語 (中級) 4単位
上級英語 4‑ 8単位 英語で学ぶ経営学 4単位 第2外国語 4単位 初級英語 (8単位) 上 .中級英語 4‑ 8単位
選択英語 (中級) 4単位 第2外国語 4単位 基礎英語 (8単位) 初 .中 .上級英語 4‑ 8単位
選択英語 (中級) 4単位
この案の問題点 としては、英語力 を向上 させ る目的であるのに、 プラス4 単位 を担当する余裕が物理的に保証 されない とい う理由で、英語以外の言語 の選択必修が義務化 される様 な形 にな り、む しろ英語だけの修得で さえ困難 な学生に、無理に他外国語の履修 を強制するような結果になって しまう点で ある。履修形態 としては、現状で も12単位 を履修する意欲 さえあれば自由に 履修で きるわけであ り(基礎〜上級英語
Ⅰ 〜Ⅰ Ⅴ( 8
単位)+選択英語( 4
単位))、それを必修化することで強制的に履修 させ るとい うや り方は、モチベー ショ ンの観点か らも必ず しも好 ましくない と言 う意見がある。更に、実情 として、
基礎 レベルの中で も最低 レベルのクラスの学生 な どは、8単位で も非常 に苦 痛に感 じていると言 う観察 もある。ただこの案は、中国語 を除 く、履修者確 保に強い不安 を持 っている他言語科 目の担当者か らは、当該外 国語が第2外 国語 として選択必修 される可能性が高まる分歓迎 されるか も知れない0
「国際経営学科英語力強化プログラム」構築を目指して
12. 「共通教養教育の再構築」( 秦)への対応
2011年11月16日付 「本学における F共通教養教育の再構築』(莱)」により、
全学 レベルで進行中の共通教養科 目の教育課程編成作業 における基本方針 が、副学長か ら提示 された。その中で、英語教育が直接関係する 「外国語科 目」の概要 として、「今 日のグローバル社会 において、外 国語運用能力が ま すます不可欠 となっていることか ら、外国語教育の一層の充実を図る。」 と 述べたうえで、その編成方法について
A) 〜F)
の方針 を提示 している(本学部に関係すると思われる部分のみ以下にまとめる)0
A)外国語科 目の卒業要件 を8単位 (1年次4単位、2年次以降4単位)とする。
B)原則 として卒業に必要な外国語は、「英語」 とする。
C)全学部全学科 において1年次に英語科 目4科 目4単位分のクラスを開講す る。
D)2年次以降は、学生の選択の幅を広げ、英語学修に真剣 に取 り込むこと がで きるよう 「個人プログラム」を確立 させ、必要な卒業要件4単位分 を修得 させ る。その例 として選択英語、専門分野に配置 されている英 語科 目(工業英語など)の履修による4単位の修得、語学研修、留学、英 語検定などの単位認定による4単位の修得がある。
E)
「英語RE(
再履修)」は廃止。「選択英語」を履修 して必要な単位 を補 う。F)第2外国語 として修得 した単位のうち4単位 を上限 として、「共通教養科 目」 として、卒業要件単位に振 り替えることがで きる。
この方針 について、まず1言語選択必修 という方針で、英語を含む7外国語 か ら1言語を選択 させている本学部 としては、B)の卒業に必要な外国語を 「英 語」 とするという方針は受け入れ られない。それでは、スペイン語、フラン ス語、 ドイツ語、 ロシア語、朝鮮語の履修が今以上に減って しまい、当該外 国語担当教員にとっての死活問題になって しまう。横浜キャンパスでは、英 文科の学生が英語以外の言語 を必修 として8単位履修することが義務付け ら れるので、同様の問題 は生 じないと考 えられているのであろう。A)につい
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て も、4単位ずつ2年に渡る履修形態の効果に疑問を感 じて現在の8単位1年の 集中型にカリキュラムを変更 して きた本学部の これまでの流れか ら言えば、
1年次4単位、2年次以降4単位 とい う履修方法は、 もとのや り方に戻 ることで あ り、受け入れ られない。それぞれの教育効果については、前述の とお りで ある。ただ、A)の1年次4単位 を4単位以上 という理解で良いならば、その条 件 は満た していることになる。 この ことは、C)について も同様である。2年 次以降の4単位 については、D)でその履修の例 を挙げてあるのであるが、現 行 カリキュラムでは中級 ・上級 レベルにそれぞれ 「選択英語」が4単位設置 されているだけであ り、いずれ も各期 に1クラスのみの開設である。E)につ いては、本学部に 「英語Re(再履修)」 という科 目は無 く、また、「選択英語」
の意味合いが全 く異 なるものである (本学部の 「選択英語」は、2年次に中 ・ 上級 レベルで8単位以上の履修 を目指す学生 を意図 してお り、いわゆるレメ デ ィアル的なものではない。)0
F)
は、A)
同様、英語以外 の外 国語の選択必 修科 目としての位置づけの変更であ り、 これまでの学部の外国語教育の基本 方針の変更 を意味するものである。経営学部 としては、以上の理由か ら、学部独 自の外 国語履修方法が許 され るように交渉中であるが、それが許 されない とい う事態になると、教育効果 を考 えた週4回の履修形態 を維持 しなが ら、更に2年次の4単位分の授業 を何 らかの形で提供することが可能か どうか とい う点が問題 となるだろう0(規 定 より多 くの単位 を設定する分には、問題無い とい う前提である。) 前節で 表に示 した履修 プランか ら、2年次における選択必修科 目としての第2外国語 を取 り除いた ものが履修モデルになるか もしれない。その代わ りに、語学研 修、留学、英語検定の認定単位 などは加 えることがで きよう。
「匡】際経営学科英語力強化プログラム」構築を目指して
英語8単位 (必修)+英語科 目4単位 (選択必修)の履修モデル
1年次履修科 目 (英語 を卒業要件 とす る場合必修) 2年次履修科 目(4単位 を選択必修) 上級英語 (8単位) 選択英語 (上級)4単位
(TOEFL講座 4単位) 英語で学ぶ経営学 4単位 語学研修、留学4、英検認定 4単位 中級英語 (8単位) 選択英語 (中級)4単位
上級英語 4‑ 8単位 英語で学ぶ経営学 4単位 語学研修 、留学4、英検認定 4単位 初級英語 (8単位) 上 .中級英語4‑ 8単位
選択英語 (中級)4単位
語学研修、留学4、英検認定 4単位 基礎英語 (8単位) 初 .中 .上級英語 4‑ 8単位
選択英語 (中級)4単位
この履修形態の実現可能性 は、2年次の 「英語で学ぶ経営学」等の専 門分 野に配置 されると考えられる英語関連科 目を学部 として どの程度設置で きる かにかかっていると思われる14. また、基礎 ・初級 レベルでは、「選択英語」
が設置 されていないので、それを設置す るか、それに代 わる2年生用の選択 必修 として学べ る科 目が必要 となる。 これ ら2年生部分の教育 を可能 とす る 教室等の施設 と担当教員の確保が必要条件である。 他学部に比べて明 らかに 英語 に力 を入れたカリキュラムになるとは思 うが、克服すべ き物的 ・人的資 源の面での問題 は大 きい。
13. TOEFL 講座
2年次以降の英語教育の強化が課題であることを述べ たが、経営学部の上 位層 を対象 に した強化策の一つ として
、TOEFL
講座が開設 されている。142012年度より、「経営の基礎」(1年対象)、「経営学総論」(1年対象)、「国際経営論」(2年対象)、
「経営環境演習」 (2年対象)など、英語で教えられる科 目の設置が決まっている。
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2010年度 より、国際経営学科の学生の海外留学 を支援するとともに、「国際」
や英語教育重視 といった本学科の特徴 を明確化す る一手段 として、少数精鋭 に対す る英語 強化 を 目的 としたTOEFL講座 を、外部企業WestGateに委託 する形で開始することになった。業務委託 とは言え、業者 との連絡 を緊密に し、受講者の選抜や成績のモニ タリング、長期休暇中のサポー トなどの面 に おいて、本学部英語教員がオーガナイザー とな り、大学 と業者の協力による 運営を行 う仕組みでスター トした。
上級英語 クラスの学生たちを選抜 して、週4回(90分授業が2回 と45分授業 が2回)の授業 を5時限に行い、単位 としては、半期で 「選択英語 (上級)」2単 位分 としてあつか うものである。英語 カリキュラム全体の中では、2年次の 教育が手薄にな りがちな中で、 トップクラスの学生に英語力養成の機会 を提 供す ることと、それを目標 として1年次の学修 に力 を入れるなど、他の授業
‑の派生効果 も期待 しての設置 となった。
学部特別予算での開設であるが、講座開設の意図や初年度における運営の 実態 と教育効果については、講座担当の英語教員か らの報告 に基づいた、当 時の学部長 (照屋行雄教授)による財務部予算課への2011年1月21日付事業報 告書に記載 されている。以下に関係個所 を抜粋する。
2)英語 「TOEFL講座」予算の点検
2010年度特別予算で実施 している 「TOEFL講座」 について、やや詳 しく 状況を説明 し、実施主体たる本学部の自己点検 ・評価 を示 します。
4月の前期ス ター トの段 階では14名の受講生があ り、4/17のTOEFL試験 に14名全員が受験 しています。 この段 階での各人のス コアは、500点のハ イ ス コアを上回ったのは1名で したが、499点〜450点が7名、449‑400点が6名 で した。7/10実施 テス トでは申込み6名の うち5名が受験 した結果、前回 よ りスコアが30点以上伸 びたのが3名で した。他の学生 は試験 を見送 った との ことです。
後期の同講座受講生 は9名 に減少 し、 さらに480点のスコアを取得 した学生 1名が海外留学のため受講 を放棄 したため実質8名の受講生でス ター トしてい ます。前期受講 した残 り4名 については2年次にゼ ミがないこともあってモニ
「国際経営学科英語力強化プログラム」構築をB指して
タリングす る方法がな く、講座登録 とTOEFL受験が指導で きなかった よう です。後期10/16のテス トでは受講生9名全員が受験 し、510点が1名、499点
〜450点以上が7名 というス コアを記録 しました。前回より若干スコアを落 と したのは1名のみ という好成績です。
そ して、12/11のTOEFL試験 には7名が受験 し、ス コア500点台が2名輩也 しその内 トップの成績 は543点で した。543点のTOEFLス コアは本学全学部 を通 じて も最高得点です。 また、他の5名全員が450点以上 とい う成果 を達成 しました。7名の うち6名が前回のスコアを上回っています。 さらには、受験 者7名それぞれのTOEFLスコアは、前期4/17の第1回テス トのスコアに比べ てほぼ全員が伸 びてお り、 この特別対策講座 による具体的学修成果が明確 に 確認で きるといえます。
と りわけ3名の学生 については、それぞれ447点‑513点(66ポイ ン ト増)、
503点‑543点(40ポイン ト増)、417点‑487点(70ポイン ト増)と大幅にスコア を伸 ば して顕著 な成果 を達成 しています。 この講座 開設の第1年度 としては、
受講人数 とい う量的成果 としてはコス ト<パ フォーマ ンスの点で、必ず しも 大 きな結果 を残 した とは言 えないが、受講 ・受験 した学生のTOEFL対策特 別学修 を受けてのス コア向上 とい う質的成果の面では高いパ フォーマ ンスを 達成 し得ていると高 く評価 されます。
(3)特別予算 「外国語教育」(TOEFL対策講座)の申請
TOEFL対策講座 を開設 して学外の専門機関 と協力 して運営す ることにつ いては、第一に、成績優秀で学修意欲の極めて高い学生諸君の英語実践能力 を効率的 ・重点的に養成 し、海外留学へのインセ ンティブを付与す ることで 当該学生の著 しい成長をサポー トす ること、第二に、当該 トップグループの 学生の取 り組みが模範 とな り、その成果が他の多 くの学生の学修意欲の向上 に影響 を及 ぼす効果 を期待で きること、 を主たる狙い としています。
そのための予算措置 として、単年度特別予算 申請方式での3年継続実施(3 年間の計画期間設定は、2010年度開始年度の対象2年次生が4年次になるまで の3年 間の到達成果の測定 と講座運営の経験 を考慮 した)とい う方針 を確立 し、予算当局のご理解 を得て2010年度 より当該 プロジェク トがスター トした
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という状況です。すなわち、2010年度は上記の外国語関連経常予算の外 に特 別予算 として 「外 国語教育
」( TOEFL
対策講座)2 , 1 3 4
千円(主 としてネイティ ブ英語講師派遣委託費)を計上 してその執行 に努めているところです。年度別の達成進捗予定は、2010年度はパイロッ ト・テス ト的な実施、2011 年度は周到な準備の もとでの本格的実施、お よび2012年度は明確 な設定 目標 の十分 な達成 としてい ます。2010‑2012年度の3年 間の運営の成果 を総括 ・ 評価 した上で、当該プロジェク トの教育効果に十分 な見通 しが確保で きた場 合には、2013年度予算か ら経常予算‑の組入れ もしくは経常予算での実施 を 判断 したい と考えています。
さて、2011年 度 も特 別予 算 と して既 に 「外 国語教 育
」( TOEFL
対 策講 座)1,160千円 (主 としてネイティブ英語講師派遣委託費)を申請 しています。これ は、2010年度での上記(2)の 自己点検 ・評価 を踏 まえて、2011年度 も
TOEFL
対策講座 (正式 には選択英語 (上級)Ⅰ・Ⅱ( TOEFL
対策講座)お よび 選択英語 (上級)Ⅲ・Ⅳ( TOEFL
対策講座))を第2
年度 目の実施 として引 き続き開設することとした ものです。
これに関連 して、先の学部予算 ヒアリングの際にご質問のあった今年度特 別予算 申請の意義 と効果達成の見通 しについては、次のような条件改善の も
とによ り大 きな成果の達成が期待で きると判断 し
、TOEFL
対策講座の継続 実施 をお願いすることとしました。(∋ 2010度 は4月のオ リエ ンテー シ ョンで対象 の2年次以上 の学生 に対 し て、同特別講座の開設 を説明 し受講生 を募集せ ざるを得なかったため対 応が遅れたが、2011年度は1年生で成績上位の学生 に直接 的 ・個別的に 受講 ・受験 を呼びかけてお り、既 に15‑18名の学生の登録が確実になっ ています。 さらに、2010年度では経営学部の学生に限定 されていた同講 座 を
TOEFL
受験希望の理学部生 にも開放 し、S H
Cで よ り多 くの成績優 秀学生が受講可能なシステムを構築するべ く調整 を加 えることに しています。
④ 2010年度は前期 と後期の繋 ぎ目である夏季休暇中の学修支援体制が、
外部委託機関任せ もあって疎かになった ことが
TOEFL
実力の維持 ・向 上 をはかる上で反省点 とな りました。 しか しなが ら、2011年度は夏季 ・「国際経営学科英語力強化プログラム」構築を目指して
春季休暇中のケアを専任教員が個別 に担当 し、 また、1年次のネイテ ィ ブ教員のゼ ミを通 じて年間のモニタリング と追跡指導が可能 となる体制 を整えることとしています。 これによ り、学期途中での成績停滞や受講 放棄 をな くし、4年次 までの中長期的な成績改善や実力養成 として結実 することが期待 されます。
2011年度のTOEFL講座 は、上掲報告書 に も指摘 されている問題点 を改善 しなが ら運営 された。1年間の事業報告 は、講座担 当の英語教員 によ りなさ れたが、以下がその報告書である。
2012.1.10 2011年度湘南 ひ らつか キ ャンパス経営学部 開講TOEFL講座 :「選択英語 (上級)Ⅰ/ⅠⅠ(前期)
」
「選択英語 (上級)ⅠⅠⅠ/ⅠⅤ(後期)」実施 に関す る報告経営学部学習進路支援委員 英語教務係 大橋 哲
本講座は、留学に十分 な英語力 を身に付 けた学生 をより多 く送 りだす こと や、一部講義の英語化 などといった、国際経営学部に求め られる国際教育の 強化 に資することを目的に、2010年度 より試験的に始め られた。英語科 目担 当の教務委員 として、現在私がオーガナイザーの役割 を引 き受けている関係 か ら、講座の実施状況を以下に報告する。
2010年度、主 に経営学部2年生の一部 の学生 を対象 に開講 した本講座 は、
初年度に生 じた問題 に対策を講 じた結果、2011年度 にはより効率的な運営が で きた。その点についてまず報告す る。
講座担当講師
2010年度には、初年度 とい うことで講座設置の決定か ら授業開始 までに時 間が無 く、あ らゆる意味で準備期 間が足 りなかった。中で も、業者 (ウエス トゲイ ト)が授業担 当講師の選定に手間取 り、一度決定 した講師が開講直前
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に入れ替わるような状態であった。 また、業者の通常のポ リシーに従い半期 で担当者が入れ替わって しまったため、授業内容の連続性 において問題があ り、非効率的 と思われる点があった。それに対 して、2011年度は、2010年度 後期か ら授業 を担当 した同一の講師に通年担当 して くれるよう希望 した とこ ろ都合がつ き、前述の問題が解消 した。担当講師(Theron先生)と受講生の 関係 は良好で、1年 を通 じて信頼関係が築かれている。又、イング リッシュ ラウンジでの教育 も同講師が受け持 っているので、開講時間帯である火、水、
木、金曜 日の5時限以外の時間に も、学生が英語 を用 いて色 々と相談で きる の も利点である。担 当講師が、一度学生 と同 じ立場でTOEFLを受験 して対 策 を考 えてみたい とのことで、実際にTOEFL試験 を受験 して くれたのには 感心 した。
受講生選抜
2010年度は、学生の選抜 に関 して も時間が足 りなかった。履修生の一部に 関 しては、必ず しも強い意志 を持 っていた とは言えない状態であった。その 結果、週4回の5限の授業についてい くことがで きず、欠席が増 え、脱落者 も 多数出て しまった。2011年度は、既に講座が設置 されていたので、履修要覧 などか ら講座のことはある程度周知 されていた。1年次対象の英語科 目で上 級 レベルのクラスに所属 しているやる気のあ りそ うな学生 に、複数の授業担 当者が個別 に声 をかけて2年次での講座の履修 を奨励す ることを長期 間かけ て行ない、最終的には14人の学生が受講 を決めた。1年次での担当者か らの 声掛けが刺激 にな り、普段の授業 に力 を入れるようになった学生が見受け ら れたのは、TOEFL講座 の副次的 な効果である。2月 は じめに、受講が決定
した14名 を集合 させ、再度の講座の主 旨説明 と他の受講者 を知 るための ミー ティングを行 った。TOEFL講座が特別予算で開講 されていることや、受講 する限 り責任 を持 って出席 し成績 を上げることが義務であることを伝 え、各 自に誓約書にサインして提出をさせた。その結果、出席率 は非常に良 くな り、
前期の平均出席率 は96%であった。 これは、 ウエス トゲイ トの他大学で委託 されている同様の講座 の中で も、最高の出席率 とい うことである。 (後期 に 関 してのデー タは、後期授業終了後に関係資料提 出の予定)
「tiL際造営学科英語力強化プログラム」構築を目指して
長期休暇中の学習援助
2010年度に関 しては、長期休暇中に特別な英語学習のケアを行わなかった。
語学学習に取って大学の長期休暇が大 きな障壁になることは、良 く言われる ことである。2011年度は、 まず1年次に選抜 された14人の受講生が春休み中 英語に触れ続けるように、ネッ ト上で英語学習のサポー トを行 った。2月 と3 月を通 じて、各学生に十数回タスクを課 した。 タスクの内容は、ネッ ト上の テキス ト(音声付 きのものも含む)を読解 し、そのテキス トに関 してこちらが 作成 した英間に対 して英答するものである。答えを、 こちらに送 らせて、そ れに対 して正解 と添削を即座に行い送 り返 した。メールのや り取 りで、 タス クの答えを送ってこない学生には繰 り返 し要求 して、最終的には全員にや ら せた。また、夏休みに関 しては、主に、講座担当講師か ら前期の授業内容を 踏まえたかな り多 くの宿題 を出すことで対処 して もらった。ただ し、全員が 夏休み明けに宿題 を提出で きたわけではなかった。私か らは、8月の半ば過 ぎか ら、春休み と同様のや り方で、5回はどタスクを課 したが、 こちらにも、
回答する者が少な くなった。多 くの宿題 を出 して、 これをやってお きなさい というや り方では、 どうも上手 く行かない らしい。
以上が、2011年度TOEFL講座の前年度 と比較 しての運営面での改善点で ある。
教育効果
講座開設当時か ら、具体的な達成 目標は、TOEFLのスコアが500以上 とい うものである。それは、国際教育交換協議会TOEFL事業部のTOEFL試験内 容の説明にも有る棟 に、米国大学の学部留学に求め られる最低点が500点だ か らである。その意味では、直近のTOEFLテス ト(12月実施)で ようや く1名 のみ513点を得点 して 目標点 をクリア した とい う状況である。 これは、2010 年 も1名のみ12月に513点を得点 したのと同 じである。 (昨年は、12月に543点 を得点 した学生 もいたのだが、 これは給費生であ り、4月の段階で既 に501点 であった。ちなみにこの学生は、米国留学 を希望 したが、何故か選考に漏れ て しまい、私 としては本当に気の毒 な思いをした。)横浜市立大など、卒業に
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500点 を条件 とするような大学 も現れているが、500点 とい う基準 を超 えるこ との難 しさが多 く報告 されている。
500点 を12月の段 階で超 え学生 は1名のみであるが、講座 の効果 は しっか り 現 れてい る と判 断 してい る。 国際教育交換協議会TOEFL事業部 に よれば、
大学生受験者 のス コア平均点 は449点 とされてお り、2011年度の本講座 の受 講生の4月 にお ける得点の平均 は、441点であった。 しか し、7月の段 階での 平均点は458.7点、10月の段 階で471.5点、12月の段 階で477.5点 と、少人 数の平均点の推移ではあるが、着実 に点数が伸 びている。
TOEFLのテス トは、その回の特徴で受験者 との相性が影響す る場合があ り、得点の幅がかな りあるのだが、個人 としてみた場合、4月の433点か ら12 月の487点 まで50点以上伸 びている学生 もお り、か な りの教育効果がみ られ る。個 人別の最高点 を見 る と、513の下 は、493、487、483とつづいてお り、
500まであ と少 しとい う感 じである。
TOEFLの得 点上昇 として教育効果が表れるのが、一番 わか り易いが、受 講生 は寧 ろネイティブの教員が英語で行 う授業 に出席す ることで、様 々なコ ミュニケー シ ョンカが身についていることを感 じてお り、実はそれが授業 に 参加する意味 を感 じている一番 の理 由の様である。留学 は考 えていないが英 語力 を伸 ば したい とい うものが大半である。担 当講師 も、TOEFLテス ト一 辺倒 の授業 には していない事 を認めてお り、 テス トの得点 とは別の学生の成 長を強 く感 じているとのことである。
今後の課題
本講座のオーガナイザー としては、TOEFL講座 を1年 間のプログラム とい うよりは、 ひ らつかキ ャンパスの英語教育全体 の流れの中で発展 させ たい と 考 えている。入学か ら卒業 まで‑貢 して英語力が伸 ばせ るような環境 を整 え ることが必要であ り、現在 は十数名 とい う一握 りの学生ではあるが、 しっか りと英語力 を付 け させ て卒業 まで導 きたい。 まず は1年次 において上級英語 のクラスで鍛 え、2年次 にはTOEFL講座 に選抜す る、3年次で は英語 を重視 するゼ ミ(演習)を奨励 し、英語 によるプ レゼ ンテー シ ョンな どで英語力 を伸 ば し、留学 を実現 させ てい くことを援助す る。実際、2011年度499点 まで伸
「国際経営学科英語力強化プログラム」構築を目指して
びた学生が、現在 カナダの ヴ ィク トリアに留学 中である。 また、3年 次になっ て も、TOEFLの受験 を奨励 しっづ けてお り、TOEFLテス トで2011年の コー スにいた更 に2人の学生が500点 に届 いた。 その うち1名 は3年 次10月に513点、
もう1名 は12月 に500点であ った。現段 階で は、3年 次 まで に2011年度 の講座 を受講 していた学生 の うち4人が500の壁 を越 えた ことになる。
これ までの講座運営か ら感 じることは、根気 強 く長期 間に渡 って学生 の英 語学習 をモニ タリング して、学習 を継続 させ る努力が重要である とい うこと である。担 当講師 との情報交換 を密 に行 い、 よ り強い協力体制 を整 えてい く 必要がある。
TOEFLの試験 は土曜 日に行 われ るため、 アルバ イ トな どで受験 が難 しい 学生 もお り、指定 した回に受験 で きない学生が多 い。高額の試験 なので、 な か なか強制す ることが難 しく、学生 に余裕 を持 って予定 を姐 ませ、全員少 な
くとも4月、7月か9月、12月の3度 は受験 させ る ように したい。
また、夏休み前後 に学生 を集めて ミーテ ィングを開 き中だるみ を防 ぐ方が 良い。
以上
以下 の表 は、2011年度 のTOEFL講座 受講生14人のTOEFLITP5回分 の得 点 を示す ものである。
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番号 2011′4′16(土)実施 2011/6/ー1(土)実施 2011/7′9(土)実施 2011/lo′ls(土)実施 2011′12′10(土)実施
一■CticrI TOT∧し feCt3m TOTAL ■●GtiOn TOTA JL○Cti○n TOT人し ■●G心 on TOTAL
I □ 【Ⅱ l ロ ET Ⅰ ⊂ m l Ⅱ Ⅲ l ロ lⅡ
1 5ー 47 39 457
2 41 48 50 463 45 49 49 477
3 43 41 46 433 44 52 50 407
4 50 47 47 480 48 49 48 483
5 48 SO 51 497 50 56 48 513
6 44 ll 50 450 48 50 46 480 47 4& 45 467
7 44 47 一6 457 45 48 43 453
8 43 ■1 45 430 一4 47 45 453
9 一8 39 46 437
10 44 41 51 453
ll 48 一一 3ー 410
12 54 43 40 457
13 Jf6 49 50 483 44 49 50 477 45 55 47 490 45 51 51 493
上掲の表では2011年12月10日実施が最後の試験であるが、その後2月実施 の試験で13番の学生が507点 を取 り、 目標の500点を超 えた150
TOEFLクラスの結成式 として、1月末 に選抜 した学生 を集めて、 コースの 意図 と受講生 としての責任 について確認 を している。1年 目に、後期 になっ ての脱落者が複数名出たことと、出席率が低下 したことの反省 に基づ き、学 生 には以下の文書 を配 り 「誓約書」 に署名の上で提 出 させ た。 その結果、
2011年度の出席率は、あま り悪化することが無かった。以下は、最初の ミイー ティングの際に配布 した文書である。
152010年度 についても、12月の段 階まででは500点を超 えた学生 は2人だけであったが、その後 3年 次になってか ら別の2人が500点を突破 しており、息の長 いサポート体制を敷 いてモ二gリングを 続けることの重要性 を感じている。
「国際経営学科英語力強化プログラム」璃簿を目指して
TOEFL
対策講座 を履修する皆 さん‑ア ドバイザー 大橋 菅 これか ら、で きる限 り皆 さんの英語学習をサポー トするために必要 と 思われる情報を提示 してい きたいと思います。もちろん、担当のネイティ ブの先生による授業が1年間通 じて行われ、その先生の指導がメインに な りますが、私 もスーパーバイザー的にあ らゆる面で支援 してい くつ も
りでいますので、遠慮な く質問等 して ください。
個別の履修相談で伝 えてある通 り、皆 さんが4月か ら受講す るクラス は
TOEFL
対策の選択英語 (上級)ですが、水曜 と金曜が9 0
分授業、火曜 と木曜が45分授業 とな ります。単位は半期で2単位ですが、実際に受験 して もらうTOEFL
の点数次第では認定科 目としての単位換算 も可能に な ります。 この点は、新3年生になる既 に上級英語 を履修済みの人の場 合は重要な点か もしれません。その場合、受講形態は聴講 という形になります。クラスは、16人の少人数で編成する予定です。
TOEFL
対策の選択英語 (上級)が全体のカリキュラムの中で どのよう に位置づけられるのかについての詳細 は、新 しい履修要覧を参照 して く ださい。履修パ ター ンを図示 してあ りますが、その中で上級英語の8単 位を修得済みの学生のうち、特に授業にまじめに望んで成績が上位であ る学生 を対象に したTOEFL
対策の選択英語 (上級)が、皆 さんがこれか ら履修する科 目です。 (一部、特例があ ります。)今回は、そ もそ も
TOEFL
が何であるか とい うことについてまだ良 く 分か らない人 もいると思いますので簡単に説明 します。〜TOEFL
とは ?〜TOEFL( ‑Te s to fEn g l i s ha saFo r e i m La n i Z u a g e )
は、英語を母国語 とし ない人々の英語能力 を判定す るETS(
米国)が主催 している世界規模 のテス トです。TOEFL
は現在約180カ国で実施 されてお り、そのスコアは米国やカ ナダをは じめ とす る英語圏の約2, 4 0 0
の短大 ・大学 ・大学院が英語能力の判 定基準 として採用 してお り、正規留学の入学審査の際にスコアの提出が要求 されます。 また、 日本国内で も学内単位認定、海外交換留学、更には就職なPrqjectPaperNo.23
ど英語力 を判定する基準 として使用 されています。
TOEFLにはその試験形態 に数種類 あ りますが、PaperTest(普通の紙 と 鉛筆の試験)とiBT(インターネ ットを使ったテス トでSpeakingも含む)に分 けることがで きます。前者 は677点満点、後者 は120点満点です。多 くの 日本 の大学 (神奈川大学 も含む)では交換留学希望の学生にはTOEFLの受験 を し て もらいますが、米国等の受け入れ側の最低基準がPaperTestで500点以上
とい うのが多い ようです。一般 に、iBTの方が難 しい と言われてい ますが、
その場合は60点程度 を目指 して勉強す る対策プログラムがい くつかの大学 に 見受け られます。神奈川大学経営学部では、PaperTestの1形式である団体 向けのTOEFLITP(InstitutionTestProgram)として知 られる試験 を実施 しています。既に皆 さんの中の何人かは受験経験があ りますね。この試験 は、
PaperTestの過去問題ですが、問題の内容や難易度 は普通のPaperTestと 変わ りません。皆 さんには、実力の変化 を認識 して 目標 を明確 に して もらう ために、何度かTOEFLITPを受験 して もらいますので、そのつ もりでいて 下 さい。その際の受験料は各 自の負担 にな ります。
あま り正確 には言 えないのですが、以下にTOEFLと他の試験の対応 を し め します。あ くまで も、一般的なデー タであるということを忘れないで参考 に して下 さい。
TOEIC・TOEFL・英検の大 まかな対応表です。
英検 TOEIC TOEFLiBT TOEFLPB
1級 120 677
990 111 641 810 91 578 準1級 740 82 554
2級 520 53 477
準2級 400 40 435
3級 365 38 423
4級 260 28 386
「国際経営学科英語力強化プログラム」構築を削 旨して
具体的な目標 について述べ ます。個人個人で現在 の実力 はかな り違 うので 一概 に言えませんが、大半の人が
TOEFL
のテス トの形式 に一応慣 れている として現在430‑490点程度 なのではないか と推測 され ます。皆 さんには、1 年後 には500‑550点の領域 に入 るべ く努力 して もらいたい と思います。使 用 テ キ ス トは、Longman出 版 のIntroductoryCoursef07・theTOEFL TESTが選ばれています。 このテキス トは
、TOEFL
の入門編 ともいえる も のですが、上記の 目標 を持つ学習者 を対象 に した ものです。実際の試験問題 の模擬練習 もで きます。 テキス トは、皆 さんを協力 に支援 したい と考 えて いる大学側か ら提供 されることになってい ます。大学 は、最後 まで1年間授 業に出席する学生にはテキス ト代の負担 を求めない とい うことです。 このテ キス トには、同出版社か らPreparationCoursefortheTOEFL TESTとい う1段上の教科書 も出版 されています。 よ り高ス コアを 目指 して学習 したい 人 にはそち らの 自習 も奨励 します。 (こち らも教科書 として配布 され ます。また、その他、毎回の宿題 として単語練習用 のBaron'sEssentialWordsfor rO肌 も配布 されます。)
最後 に
、TOEFL
のための勉強 をす ることは、留学 とい う目的は別 に置い て、英語の一般的な力 を付けるための手段であるとい うことを忘れないで く だ さい。その学習が、他 のTOEI C
な どの検定試験 の勉 強 と相いれない もの では決 してあ りません。TOEFL
ではな くビジネスに関 した仕事 に関係す る 場合 はTOEI C
だ とか、 日本では英語検 定だ とか、色 々な意見 を聞 くことが あるか と思いますが、 どの試験 にせ よ高得点 をとれる人はその ような意見が 無意味であることを知っています。数ある試験の うちのある一つの試験で し か点が取れない とい うようなことはあ り得 ません し、 もしそ うな ら、そのよ うな語学力では使 い物 にはな りません。TOEFL
を一つの もの さしに して 自 分の英語力 を伸 ばす ことに全力 を尽 くす ことは、 もっとも効果的な学習方法 だ と言 えます。春休み中か ら、 とにか く英語に多 く触れて、講座の準備 を整 えて下 さい。
がんば りましょう!Il
PrqjectPaperNo.23
授業 に関す る質 問、個 人的 な面談等希望が あればいつで も連絡 して くだ さ い。
TOEFL
講座 は一握 りの学 習意欲 の高 い学生 に対 して特 別 に大学 の予算 を 割 り振 って学 習支援 を行 う試みです。 その意味で、皆 さん は学部 の代表で あ り、責任 を持 って学習 に取 り組 んで もらいたい と思 い ます。 自分 に ピ ッタ リ な場合 も、思 っていたの と少 し様子 が異 なる場合 も有 るで しょうが、 とにか く1年 間最後 まで積 極 的 に コー スの運営 に貢献 して くれ る こ とを期 待 してい ます。 それ は、今後皆 さんの後輩 に も同様 な機会 を提供 し続 ける ことがで き るか どうか に も関わる ことです。講座 を途 中で抜 ける ことは、 コースの存 続 とい う点で非常 に大 きなダメー ジにな るので、必 ず1年 間や り通す 決心 を固 めて下 さい。 (途 中で留学 す る場合 は この 限 りで はあ りませ ん。)また、最低 で も3
度 こち らが指示 す る タイ ミングでTOEFL
を受験 して下 さい。TOEFL
受験 のための費用 は 自己負 担 にな ります。
我 々は、皆 さんの英語学 習 の軌跡 を
TOEFL
講座 終 了後 も卒業 まで見 守 る つ も りでい ます。 卒業 まで しっか りと英語力 を育 ててい く上 で、次 の1年 間 を通 じて この講座 を受講す るこ とは非常 に有意義 な こ とだ と思 い ます。以上 の点 につ いて了釆 す る場合 にのみ、 この講座 を受講 す る意思表示 と して、以 下 に記名 して提 出 して下 さい。以上 の点 につ いて了承 した上 で
、TOEFL
講座 を受講 します。学籍番号 : 氏名 :
14. 新 しい留学枠 の必要性
第2節 で述べ た ように、大学基 準協 会 の認証 評価 にお け る本 学 の国際 関係 の活動 に対 す る評価 は決 して芳 しい もので はない。 それ を受 けて、本学 で は 2011年度 よ り国際 セ ンター を新 た に設置す る こ とで、 これ まで の国際交流 を
r国際経営学科英語力強化プEjグラム」構築を目指して
組織的な取 り組みにより一層促進 させ ることを意図 している。交換留学 など 英語教育 と直結する事項 を取 りまとめるのが国際セ ンターであるだけに、非 常 に重要な組織化ではあるが、留学枠 の拡充にせ よ交換留学先の選定 にせ よ、
あ らゆることが全学 レベルで行われることが、必ず しも効率的か どうかは分 か らない。全学的に英語による授業の設置が求め られているが、その可能性 を探 るための各学部教員‑の英語 による授業実施の可能性 に関す るアンケー ト調査一つにして も、なかなか実行に移せないのが実情である。 また、2010 年度の場合 は、本学部TOEFL講座で540点 と513点 を得点 した学生が留学 を 希望 したが、全学の留学枠 は非常 に少な く、そのチ ャンスを得 ることがで き なかった。似たような状況が、2011年度にも予想 され、 アメリカ留学 をその 本来の 目的 としたTOEFL講座 を受講 してス コアを伸 ば して も、結局留学の チャンスは与 えられない とい うことで、学生のモチベー ションを維持するの が非常に難 しい状況である。
その様 な現実 を踏 まえての提案 は、 ヴィク トリア大学交換留学の ように本 学部のプログラムとして確実に学生 を留学 させ ることので きる制度 を拡充す ることであ る。TOEFL講座 で500点 を超 えた学生 を優 先 的に送 り出す こと ので きる様 なプログラムの開発で、留学 とい うインセ ンティブを入学当初か ら学生に意識 させ ることも有効であろう。ただ し、 ヴィク トリア大学等の欧 米諸国の有名大学 との学部間での交換留学 は、諸事情 により非常 にハー ドル が高い とい う問題がある。 また、実務面では、現在学部で主に長期休暇中に 実施 しているSAプログラム (短期海外研修)で さえ、その安定的な運営の困 難が指摘 されている。 しか し、「国際経営学科」 とい う単一学科の本学部は、
国際交流 を中心 とした教育 プログラムの発展無 しには、その存在 の意味 を 失って しまうのではないか。
そこで例 えば、 シンガポール、マ レー シアの ように英語がオフィシャルラ ンゲージ として用い られているアジア諸 国の教育機 関 との連携 を図ること で、学部の国際化 を進展 させ ることはで きないであろうか。学生が毎年本学 に支払 う授業料 は70万 円程であるが、マ レー シアの教育機 関な どであれば、
仮 に個人的に1年間英語で ビジネスの基礎 を学ぶ ようなコースに留学 した と して も、それほどの費用は必要ではない様である。 ここに示すのは、ネ ッ ト
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上でビジネス関係の学部 を持つマ レー シアの大学紹介のサイ トか ら得た一例 であ り、情報の正確 さに関 して注意を要するが、あ くまで学生の新 しい留学 先開拓 とい うイメージを具体化するために、敢 えて紹介する。
マ レー シア、 ヌ グ リス ンピラ ンにある総合大学 ニ ライユ ニバ シテ ィー カ レ ッジ(NilaiUniversityCollege)の場 合、TOEFLITP550点 レベ ル を 要 求 す るBA inBusinessandHospitalityManagementとい う正 規 の3年 間の学 部 コー スがRM56,470(3年 で約150万 円)で あ るが、 その準 備 コー ス的 なFoundationinBusinessとい う1年 間の フル タイムの コースが あ り、
RM10,250(約28万 円)である。その コースの内容 は、学部準備 コース とは言 え実は本学経営学部の学生にとって非常 に適切 なものである。以下が コース の概要である。
Thisprogrammeguaranteesstudentsapathway toadegree programmeatNilaiUniversity Collegeorwithreputablepartner universitiesinAustralia,New ZealandandtheUnitedKingdom.Designed tobecompletedinayear,thispreparatorycourseprovidesstudentswith abroad‑basededucationalexperiencethatpreparesthem wellfortheir degree.Thiscourseconsistsofthefollowingmodules:BasicCourses:ENG 112EnglishLanguageProficiency,ENG 113IntroductiontoAcademic English,ENG 114AcademicEnglish,ENG 115AcademicExercise,ACC 118IntroductiontoFinancialAccountingI,ECO 118BusinessEconomics I,MAT 113Mathematics,MGT 112IntroductiontoManagement,CSC 111lntroductiontolnformationTechnology,MET 111lntroduction toMarketing,CSC 112Computing,ACC 119IntroductiontoFinancial AccountingH,ECO 119BusinessEconomicsII,STA 110Foundationof Statistics.
(http://www.hotcourses.jpより)
コースの値段 は学部進学 を前提 とした値段 なのか もしれないが、学部 と準 備 コースの連携 したようなプログラムは、現在提携 しているカンザス大学 な どで も同様であ り、正規の学部の授業 を履修で きる英語力のある学生 は稀で、
「国際経営学科英語力強化プログラム」構築を目指して
ほとん どがカンザス大学の外 国語セ ンターで英語 を語学 として学んでいるの が実情である。本学部生の実際の英語力 を考 えた場合、ニライユニバ シティー カレッジのこの準備 コースの教育内容を学ぶだけで も、簡単ではない と思わ れる。
英語が母国語ではな くとも、公用語 としての利用が定着 しているアジアの 国々に留学 し、真 にコミュニケーションの道具 としての英語 を通 じて経営を 学ぶ とい うことは、今 まで学部で取 り組んで こなか った ことであ り、「国際 経営学科」 としての特徴 を出すための、一つの有効 な手段ではないか と考 え ている。英語が公用語 として定着 しているとされるアジアの国 としては、 シ ンガポール、フィリピン、イン ド、ブルネイ、ス リランカなどが挙げ られる。
学生のアジア留学の需要に関する調査や、可能な留学先の現地調査等 も全 く なされていない段階での、思いつ き以上の ものではない と言われて もし方が 無いが、学部の最大の特徴であるはずの 「国際性」が急速 に薄れて、学部の 存在意味が 隆しくな りかねないことを危倶す るが故 に、敢 えてここで私見を 述べ させて頂いた。
(以上、執筆者 :大橋哲)
15. 国際語としての英語と英語教育の重要性
本プロジェク トは、神奈川大学湘南ひ らつかキャンパスにおける英語教育 のダイナ ミックスを研究す るプロジェク トとして3年前 に緒 に就いた。わが キャンパスにおいて、国のゆとり教育の影響が人口の少子化 と相侯 って学生 の英語力の低下 を斎 した と考えて よいだろう。そ うした英語力の低下は本研 究のデー タを侯つ まで もない一方、グローバル化の作用 は拍車がかかってい る。 グローバル化が避け られないなか、われわれは今何 をすべ きか問われれ ば学生の英語力 を伸ばす ことが先決だ と答 えざるを得 ない。それは、外交や ビジネスそ して経済の世界で英語の国際共通語化の勢いが増 しているか らで ある。特に、経営学部国際経営学科 において英語力の強化無 くして、国際プ ログラムの成果は上が らない し、延いてはビジネスで成功することは難 しい だろう。われわれは大学の さらなる国際化 を謡 うプログラムを念頭 に置 き、
英語は最早必須化へ という道を歩むべ きか もしれない。何故か と言えば、英
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語は今後 ます ます広 ま り、重要になる言語だか らである。本稿ではそうした 国際的要請 と言ってよい英語教育 を強化する立場 に照 らして考察 している。
2012年3月の 『朝 日新聞』 の 「グローブ」 によると、世界の人口が70億 の うち英語 を話す人はお よそ11億人であ り、英語 を学習 している人は20億人 と 推定され、そう考 えると英語は今や英語圏特有の言語ではな くなっていると 言 える。経済力で見 ると英語圏が世界の3割 を占めている。 また、個 々に見 ると本研究で触れているようにビジネスの世界では、わが国の企業のなかに は英語 を企業内公用語 として決定 した企業 も少な くない。見方を変 えればそ うした 日本企業 は最早国内の企業 と言 うよりグローバル企業 として捉 えられ る。そういう企業 は英語ので きる留学生や外国人のほうを評価 し積極的に採 用すれば 日本人学生の被雇用の機会が減少 して しまうのは自明の理である。
換言すれば、そのような企業が増せば増すほど英語の苦手な日本人は就職が 困難になる。 とは言って も、それが世界中を取引相手に し、 ビジネスを営む 企業の生 き残 る道であれば他 に選択肢 はないだろう。
加 えて、 日本人学生 は日本企業 にだけ興味を示 し、外資系企業に関心 を示 さない傾向 もあるし、 また留学 を敬遠 し内向 き志向になると、 ます ます英語 学習に力が入 らな くなる。われわれは、就職活動において英語力があれば有 利 になるけれ ど、英語力がない と学生 は大いに不利 になるというメ ッセージ を早 くか ら学生に伝 えなければならない。わがキャンパスの学生は就職にお いて外国か らの就職希望者の列に伍 して競い合い凌がなければならない。そ の意味で英語力をつけ、それを武器により良い条件 を求める食欲 さを持 って チャレンジして もらいたい。 ここではわがキャンパスにおいて英語 を履修す る学生があ くまで英語 を学びたい と思い、英語力 レベルア ップを目標に置 く ことを見据 えて考 えている。
英語 は言 うなればグローバ ル経済の共通語、つ ま り意思伝達の道具 として 重要 と捉 えざるを得ない。グローバル化の荒波の中を生 き抜 くためには英語 は必要不可欠である。21世紀 はアジアの時代だ と呼ばれるのは、中国やイン ドなどの国々の経済成長が著 しい所以だが、英語 を使用言語 として見 るとそ の使用人口は欧米 を上回っているのが実情だ。 ヨーロッパでは欧州委員会が 公文書や コミュニケーションで使用する言語 は他の共通言語 を凌駕する。上
r国際経営学科英語力強化プログラムJ構築を目指して
記の新聞の記録 によると2010年には英語使用率が78パーセ ン トまで達 してい る。 ヨーロッパ においてはEUの加盟国27カ国で小学校 のお よそ6割が英語 を 学習 している
。WTO
の作業言語の共通語 は英語、 フランス語、スペイ ン語 の3つだか、実際は英語が主流である。国連の作業言語 は英語以外 ない と言っ て よい。隣国の中国や韓国に遅れわが国で も小学校の英語必修化が義務化 されつつ ある。そ うしたなかでわが学科 において英語教育 を強化 しないか ぎり怠慢 の 誇 りを免れないだろうし、見方 を変 えれば国際化 をセールスポイン トとして 標梼 しないで学部 には一体他 に何が特色 として外部 にア ピールす るだろ う か。今 こそわれわれの国際プログラムは何か を再考する時だ。替 え学生が 自 分たちは世界で活躍する状況にないだろうと考えた として も、グローバル化 のなかにあって英語が人類史上初めて共通語 として確立 していると言って も 過言ではない今それを避けて通れるだろうか。国際共通語が英語以外 ないこ とは議論の余地はない とい う事実 を踏 まえれば、わがキャンパスの学生のな かで英語 を選択する学生 に対 しては学生の将来を考 えると英語の基礎学力 を 低下 させてはな らない。学生がある程度の基礎力 をマス ターすればあ とは自 分で努力すればよい。英語が国際共通語 として定着 した今他の言語 と同列に 扱 うことは不可能だか ら、英語以外の外 国語 は、余力があった ら学ぶ とい う 姿勢で十分ではないか。 もちろん英語によって他の言語 を圧迫 してよいはず はないが、事実現状 としては英語力のある人が コミュニケー ションカ におい てあ らゆる場で有利 な状況にあるのである。
さて、 ここで断ってお くが、英語至上主義や英語中心主義 を唱えているわ けではない。英語で何かを支配 しようとしているので もない。無論、 日本語 はわれわれにとって第一言語であ り、強化することは論 を侯たない。 日本に いる限 り日本語 を尊重 し、その文化や伝統 を守 ってい くことは重要なことで あるか らである。 日本語 を高度に習熟 して、 さらに英語習得が必須だ と主張 しているのである。
16. 本キャンパス英語教育の課題と展望
経営学部創設時において湘南平塚 キ ャンパ スの学生 に対す る英語教 育 は
PrqjectPaperNo.23
1クラス45名程度 とい う多人数で運営 し、決 して少人数教育 を行 ってはいな かった。にもかかわ らず、第二次ベ ビーブームの只中にあ り偏差値の決 して 低 くない学生が多かったため、神奈川大学外国語学部の学生 と比 して も遜色 はなかった。それが、本研究にも示 されているように、時代の流れや国の政 策の影響 もあ り英語力の衰 えを見せ るようになった。 と同時に短期大学部の 吸収により定員が増 えるとともに、その英語力 も低迷す る傾向にあった。が、
キャンパスの改善策によって、 クラスサイズ も縮小 されよ り効果的な教育が 可能になったのである。英語学習に意欲のある学生 にとって、習熟度別に分 けるプレイスメン トテス トを導入することによって、た とえば基礎 クラスに 入れば経営学部 は最終的に最大32単位 まで修得で きる仕組みになってはいる が、現実はそこまで履修で きる学生は稀である。 したがってそ うしたシステ ムの再構築が求め られ よう。その他に、た とえば経営学部において専門教育 として必修であって主に英語 を用いた外国書購読の時間がな くなって しまっ たことだ。
このことは英語教育において も、英語 を継続 して学習 しない とい うことに 繋がる結果 とな り大 きな痛手であった と言える。周知の通 り、言語の習得は 継続無 くしては達成で きないか らである。一方理学部 においては、各学科 に よって科学技術英語などの英語 を踏 まえた科 目を含め継続 した学習が可能で ある。理学部は、相対的に学問の性格上 より専 門性 を重要視するため英語学 習にそれほど時間をかけられないのが実情だ。 また経営学部 ・理学部の英語 教育の一環 として新たな試み として2011年度か ら基礎 ・初級 クラスでは文法 や語嚢 を強化する授業‑ と移行 し、その教育効果を狙 っている。経営学部で は、 トーフルコースを2010年度 より開講 し、上級 クラスの英語力向上 を大い に狙 っている。時に、問題は、い くら大学が よい と考 えるプログラムを用意 し、学生に推奨 し、われわれが一定の学生 を推薦 して も学生がそれを選ばな いことがあることである。学生にはそうした好機 を逃 さない よう求めたいの である。
今求め られる最 も重要な点は、英語の基礎力 を習得 させ る環境 を整備する ことだ。 これか らは、学部それぞれが英語の重要 さを再 び考え、時代 とわが キャンパスの学生 に合 う英語教育 を行 なわなければな らない。現在教養教育