• 検索結果がありません。

授業計画 授業計画 授業計画

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "授業計画 授業計画 授業計画"

Copied!
296
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

平成 平成 平成

平成 2 2 2 26 6 6 6 年度 年度 年度 年度 [[[[20 20 20 201 1 1 14 4 4 年度 4 年度 年度 年度]]]]

授業計画 授業計画 授業計画

授業計画 [[[[総合シラバス 総合シラバス 総合シラバス]]]] 総合シラバス

工学部 工学部 工学部 工学部

環境建設工学科 環境建設工学科 環境建設工学科 環境建設工学科

Syllabi of all classes at Department of Civil and Environmental

Engineering in AY 2014

(2)

日本技術者教育認定機構(JABEE)によるシビルエンジニアリング専修コースの 技術者教育プログラム認定証

(3)

2004年4月28日制定

多角的な思考力・分析力を駆使して,グローバルな視点から人類の発展と自然環境との調和 を考え指向することができる能力を身に付ける.

自らが関係する技術の実践が人類の幸福や公共の利益に貢献できるかどうかについて理性 的・論理的判断を自律的に下すことができる能力を身に付ける.

建設工学や環境工学の根幹となる数学や自然科学などの主要科目の基礎能力を身に付ける.

建設工学や環境工学に関連する主要な専門科目である構造・材料系,地盤・基礎系,水理・

海洋系,計画系,防災・環境系の諸専門分野の基礎知識とそれらを実際に応用できる能力を 身に付ける.

基礎学力と専門科目の学力を基に,システム工学的なものの考え方を培い,科学・技術・情 報を利用して持続可能な社会を築くためのデザイン能力を身に付ける.

論理的な構成の文章の作成と効果的なプレゼンテーションなどにより自分の意見を相手に伝 えるとともに,論証に裏付けられた討議によりコミュニケーションができる国際的にも通用 する基礎能力を身に付ける.

時代とともに変化する社会の状況や要請に対応して自己の技術を高めるために,自主的,継 続的に学習できる能力を身に付ける.

与えられた課題を理解し,所定の制約条件下で単独またはグループで計画的に課題を解決す る能力を身に付ける.

山地から沿岸域に至る河川・湖沼などの流域環境や沿岸環境の保全を図り,地域の生態系や 自然災害の特性を踏まえた持続可能な地球環境の創造に関する総合的能力を身に付ける.

学習・教育の目標 教 育 理 念

愛媛大学環境建設工学科における教育の理念と学習・教育の目標

(A) 地球的視点と調和指向能力の育成

自然環境との調和を図り,これからの都市・地域の社会基盤を整備改善し,持続可能な環境造り を担うために,科学技術の急速な進歩や価値観の多様化,環境問題などの多面的な要素に柔軟か つ的確に対応できる能力と幅広い総合的な視野を培う.そのために基礎学力と専門科目の学力を 身につけ,システム工学的なものの考え方を育むことに力を注ぐ.また卒業研究を通して,最先 端の科学技術研究に携わることにより,それまでに学んだ基礎学問を実際面へ応用する能力を磨 くとともに創造力や国際的な感覚をも涵養することを目的とする.

(B) 技術者としての倫理感の育成

(C) 科学的基礎学力の育成

(D) 専門基礎学力の育成

(E) デザイン能力の育成

(F) コミュニケーション能力の育成

(G) 継続的学習能力の育成

(H) 計画的実践力の育成

(I) 自然環境と防災に対処できる総合的能力の育成

(4)

2004年4月28日制定

学習・教育の目標 教 育 理 念

愛媛大学環境建設工学科における 教育の理念と学習・教育の目標

(簡略表記版)

(A) 地球的視点と調和指向能力の育成

■自然環境との調和を図り,都市・地域の社会基盤を整備  改善し,持続可能な環境造りを担う

■多面的な要素に柔軟かつ的確に対応できる能力と幅広い  総合的な視野を培う

■基礎学力と専門科目の学力を身につけ,システム工学的  なものの考え方を育むことに力を注ぐ

■最先端の科学技術研究に携わり,基礎学問を実際面へ応用  する能力を磨く

■創造力や国際的な感覚をも涵養する

(B) 技術者としての倫理感の育成 (C) 科学的基礎学力の育成

(D) 専門基礎学力の育成 (E) デザイン能力の育成

(F) コミュニケーション能力の育成 (G) 継続的学習能力の育成

(H) 計画的実践力の育成

(I) 自然環境と防災に対処できる総合的能力の育成

(5)

愛媛大学工学部環境建設工学科の

アドミッション・ポリシーとディプロマ・ポリシー

アドミッション・ポリシー

本学科では,自然環境との調和を図り,これからの都市・地域の社会基盤を整備改善し,持 続可能な環境造りを担うために,科学技術の急速な進歩や価値観の多様化,環境問題などの多 面的な要素に柔軟かつ的確に対応できる能力と,幅広い総合的な視野を持つ人材の育成を目指 しています.

土木工学コースでは,世界の建設シーンにおいて活躍する人材,次世代の社会基盤・環境を 創造する人材の育成を目指しており,次のような資質・素養を持つ人を求めています.

1. 専門科目を習得するために必要な一定レベルの学力を有し,理系科目が得意で,語学,人 文・社会系科目にも積極的に取り組める人.

2. 好奇心が強く,人間社会を支える基盤施設,自然環境の保全,豊かな国土やまちづくりな どに興味・関心がある人.

3. 野外での調査・観測や実験・実習が好きで,活動的であり,何事にも積極的かつ忍耐力を もって取り組むことができる人.

4. 自分が得た知識を説明する能力,集団の中でリーダーシップを発揮できる人.

5. 多様な観点から物事を見ることができる人.

6. 上述した能力を養うために継続的に努力できる人.

社会デザインコースでは,社会や経済に明るく,文化的な素養を活かしながら,まちづくり や国土のマネジメントにリーダーシップを発揮できる人材の育成を目指しており,次のような 資質・素養を持つ人を求めています.

1. 専門科目を習得するために必要な一定レベルの学力を有し,人文・社会系科目,理系科目,

語学などに幅広く積極的に取り組める人.

2. 好奇心が強く,人間社会を支える基盤施設,自然環境の保全,豊かな国土やまちづくりな どに興味・関心がある人.

3. 人との交流が好きで,活動的であり,何事にも積極的かつ忍耐力をもって取り組むことが できる人.

4. 自分が得た知識を説明する能力,集団の中でリーダーシップを発揮できる人.

5. 多様な観点から物事を見ることができる人.

6. 上述した能力を養うために継続的に努力できる人.

(6)

ディプロマ・ポリシー

本学科では,自然環境との調和を図り,これからの都市・地域の社会基盤を整備改善し,持 続可能な環境造りを担える人材の輩出を目指しています.

土木工学コースでは,次世代の社会基盤整備,持続可能な環境創造を担えるよう,以下のよ うな能力をもつ人材を輩出します.

1. 環境建設工学に係わる専門科目の基礎知識と応用力を有し,技術者として社会で活躍でき る.

2. 地球的視点と調和指向の能力,持続可能な社会を築くためのデザイン能力および自然環境 と防災に対処できる総合的能力をもつ.

3. 時代とともに変化する社会の状況や要請に対応して自己の能力を高めるために,自主的,

継続的,計画的に学習できる.

4. 自らが関係する技術の実践が人類の幸福や公共の利益に貢献できるかについて理性的・論 理的判断を自律的に下すことができる.

5. 論理的な文章の作成と効果的なプレゼンテーションなどにより自分の意見を相手に伝える とともに,論証に裏付けされた討議によりコミュニケーションができる.

社会デザインコースでは,持続可能な環境創造,豊かなまちづくり・国土デザインを担える よう,以下のような能力をもつ人材を輩出します.

1. 社会科学を中心とした文系科目と環境建設工学に係わる理系科目の基礎知識を有し,これ らを融合して社会の課題解決のために活用することができる.

2. 地球的視点と調和指向の能力,持続可能な社会を築くためのデザイン能力および自然環境 と防災に対処できる総合的能力をもつ.

3. 時代とともに変化する社会の状況や要請に対応して自己の能力を高めるために,自主的,

継続的,計画的に学習できる.

4. 自らが関係する技術の実践が人類の幸福や公共の利益に貢献できるかについて理性的・論 理的判断を自律的に下すことができる.

5. 論理的な文章の作成と効果的なプレゼンテーションなどにより自分の意見を相手に伝える とともに,論証に裏付けされた討議によりコミュニケーションができる.

(7)

蛇口を捻れば飲料可能な水が出てくる、スイッチを押せば電気がつく、お湯が沸かせる、

コンビニに行けば食べ物や雑誌が買える、ネットで注文すれば翌日には配達される・・・。

このような生活は当たり前のように考えられがちですが、これらを縁の下で支えているの は、水道・電気・ガスなどのライフライン、道路・鉄道・港湾などの物流施設、情報通信 網など、いわゆる「社会基盤(インフラストラクチャ)」といわれるものです。これらが、

自然災害や事故などで機能不全になってしまうと、大きな社会混乱や経済損失を招き、ま た健康や人命が損なわれてしまいます。

我が国では高度成長期に橋、トンネル、道路、上下水道、港湾、防波堤、河川堤防など のインフラストラクチャが急ピッチで整備されましたが、それらが建設されてから30年以 上が経過し、老朽化が急速に進んでいます。2012 年12月に発生した笹子トンネル事故で は、天井板のコンクリート板が約 130m の区間にわたって落下し、走行中の車複数台が巻 き込まれて死傷者が出てしまいました。また交通の大動脈である中央高速道路が通行止め になったことにより大きな混乱が生じました。このような事故が我が国の至るところで起 きる可能性が高まっています。このため、適切な点検を実施し、安全にそして効率的に社 会基盤を更新していく知恵と技術が必要となっています。

また近年、気候変動の影響により自然外力が増しています。大雨の頻度が増えているこ とが確認されており、洪水による氾濫の危険性が増しています。2012年7月に発生した九 州北部豪雨災害や2013年7月の山口島根豪雨など枚挙にいとまがありません。また大雨は 洪水だけでなく、土砂災害も引き起こします。同年10月の大島豪雨による土石流災害は記 憶に新しいことでしょう。異常気象が異常でなくなっているのです。また、忘れてならな いのが地震のリスクです。2011年3 月に発生した東日本大震災から 3 年が経過しました。

今回の地震は揺れによる構造物への被害だけでなく、広範囲に液状化の被害をもたらし、

また津波による激甚な災害をもたらしました。これまでに経験したことのない未曽有の自 然災害が次々に生じる中、これらを想定外とするのではなく、想定の範囲内として如何に 対処していくかが重要です。南海トラフ地震の発生確率が 30 年以内に約 70%と言われて いますが、丈夫で粘り強い社会基盤を一刻も早く実現していく必要があります。

一方で我が国では少子高齢化が進み、社会基盤の更新や強靭化に必要な財源が十分に確 保されているとは言えません。リスクを受容しながら、如何に安全・安心・快適な社会を 目指せばよいのでしょうか?社会には立場の異なる様々な参加者(住民、行政、民間企業、

学校、地域組織)がいますので、多くの方々が納得できるような方法を模索し、社会的な 合意を形成しながら、安全・安心・快適な社会基盤を建設・維持管理していくことが重要 です。

このような認識のもと、愛媛大学環境建設工学科では、平成23年度から「土木工学コー ス」と「社会デザインコース」の2コースで教育を行っています。土木工学コースでは、

繰り返される自然災害の中で培われてきた世界最高水準の土木工学技術を伝承し、世界の 建設シーンにおいて活躍する人材、次世代の社会基盤の建設・維持管理を担う人材を育成 します。一方、社会デザインコースでは、技術的な工学分野だけでなく社会学や経済学に も重きをおいて教育を行い、将来にわたって持続可能なまちづくりや国土マネジメントを 担う人材を育成します。両コースとも、「社会基盤(インフラストラクチャ)」を担うエン

(8)

ジニアに必要となる素養を身につけることが出来ます。当学科のカリキュラムの特長とし て、幅広い分野の授業を提供していることが挙げられます。両コースのカリキュラムは重 複することがないようにプログラムが組まれていますので、是非多くの授業を受講して幅 広い素養を身につけて下さい。

大学では干渉されることが少なくなる分、自分で考え行動することが求められます。も ちろん、我々教職員は相談には乗りますが、決めるのは自分です。その結果の責任も自分 が取ることになります。このことをしっかりと自覚して下さい。また大学教育を受ける諸 君は「次世代をリードする人材」として世の中から期待されています。誇りと気概をもっ て勉学に励み、在学中に大きく成長することを期待します。

2014年4月 環境建設工学科学科長 森脇 亮

(9)

目 目 目

目 次 次 次 次

シラバス シラバスシラバス

シラバス利用に際して利用に際して利用に際して利用に際して 1

各科目のシラバス 各科目のシラバス各科目のシラバス

各科目のシラバス 12

学年 開講学期 時間割 分類 授業科目名

1年 通年 15331 専門 環境建設デザイン演習Ⅰ 13

1年 前学期 10113 初年次 新入生セミナーA 16

10123 初年次 新入生セミナーB 19

10544 理系基礎 微積分I 22

10545 理系基礎 線形代数I 26

10546 理系基礎 線形代数I 29

10547 理系基礎 物理学 31

10548 理系基礎 物理学 33

10549 理系基礎 基礎微積分 35

10550 理系基礎 基礎線形代数 38

10551 理系基礎 力学I 40

15301 専 門 国土形成史 42

15302 専 門 実践英語演習I 45

1年 後学期 20539 理系基礎 微積分II 47

20540 理系基礎 微積分II 50

20541 理系基礎 線形代数II 53

20542 理系基礎 線形代数II 55

20543 理系基礎 化学 57

25301 専門基礎 基礎力学 59

25302 専門基礎 基礎力学 62

25303 専 門 地球環境学 65

25304 専 門 社会資本の整備と運用 68

25305 専 門 力学II 71

25306 専 門 実践英語演習II 73

25308 専 門 社会デザイン演習I 75

2年 前学期 15303 専門基礎 確率・統計 77

15304 専門基礎 確率・統計 80

15305 専門基礎 微分方程式 83

15306 専門基礎 微分方程式 86

15307 専門基礎 数理解析学 89

15308 専門基礎 地球科学 93

15309 専 門 測量学 95

15310 専 門 構造力学I及び同演習 98

15311 専 門 水理学I及び同演習 101

15312 専 門 土質力学I及び同演習 104

15313 専 門 社会心理学 107

(10)

15314 専 門 実践英語演習III 110

2年 後学期 25309 専門基礎 技術英語 112

25310 専門基礎 情報処理 114

25311 専門基礎 情報処理 117

25312 専門基礎 数値計算法 120

25313 専門基礎 調査設計論 122

25314 専門基礎 生態学 125

25315 専 門 測量学実習 128

25316 専 門 構造力学II及び同演習 131

25317 専 門 水理学II及び同演習 134

25318 専 門 土質力学II及び同演習 137

25319 専 門 建設材料学 140

25320 専 門 土木計画学 142

25321 専 門 社会デザイン演習II 145

25322 専 門 実践英語演習Ⅳ 147

25323 専 門 国際化と国土のグランドデザイン 149

3年 通年 15332 専 門 環境建設デザイン演習III 151

3年 前学期 15315 専 門 環境建設工学実験I 154

15316 専 門 建設倫理 157

15317 専 門 環境建設デザイン演習II 160

15318 専 門 鋼・コンクリート構造設計 163

15319 専 門 振動・地震工学 165

15320 専 門 地盤・基礎工学 170

15331 専 門 河川工学 173

15322 専 門 海岸工学 176

15323 専 門 生態系保全工学 179

15324 専 門 住民参加と合意形成 182

15325 専 門 交通計画 184

15326 専 門 ランドスケープデザイン 187

15327 専 門 技術学外実習 190

3年 後学期 25324 専 門 環境建設工学実験II 193

25325 専 門 防災工学 197

25327 専 門 社会デザイン演習III 202

25328 専 門 構造解析学 204

25329 専 門 リサイクル工学 207

25330 専 門 流域環境工学 209

25331 専 門 海洋物理学 211

25332 専 門 都市の環境問題 213

25333 専 門 都市・地域計画 215

25334 専 門 社会資本のマネジメント 218

25335 専 門 国土整備と関連法 220

4年 前学期 15328 専 門 工場管理 222

(11)

15329 専 門 産業経済論 224

後学期 25336 専 門 知的財産権 226

通 年 15330 専 門 卒業論文 228

教育カリキュラムに関する 教育カリキュラムに関する教育カリキュラムに関する

教育カリキュラムに関する参考資料参考資料参考資料参考資料 232

(1) カリキュラムマップ,各科目の関連(先行科目) 233

(2) 学習・教育目標に対する各科目の対応 239

(3) 教育課程表(コース別) 241

平成26年入学者適用(土木工学,社会デザイン) 242 平成25年入学者適用(土木工学,社会デザイン) 248 平成24年入学者適用(土木工学,社会デザイン) 254 平成23年入学者適用(土木工学,社会デザイン) 260 (4) 履修登録単位の上限(CAP制)について 266 (5) 2010年度日本技術者教育認定基準(JABEE基準) 268 (6) 学生別学習時間管理表の手引および記入例 271

(7) 達成度評価科目一覧表 273

(8) 卒業論文研究室配属方法(平成26年度予定) 275

(9) 環境建設工学科の研究内容と就職先 276

(10)環境建設工学科の組織および学習・教育に関する情報 277 (11)環境建設工学科の教職員居室および研究分野研究室・実験室配置図 280 (12)平成26年度環境建設工学科時間割 281 平成26年度 愛媛大学授業日程(工学部) 裏表紙

(12)

- 1 -

シラバスの利用に際して

1. 愛媛大学工学部におけるシラバス

シラバス(Syllabus,複数形 Syllabi)は,元々,講義概要という意味ですが,授業開始時点 で受講生に配布され,授業で扱われる内容,学生に期待する学習内容,授業を終えた時点で期 待される到達目標,成績評価の方法,日付やトピック単位で計画された一連の講義・読書・活 動の内容,授業を進める上でのルールなどの授業の全体像について受講生が理解できるように 作成された文書のことを指します.

2. 環境建設工学科における印刷版シラバスの配布の理由

環境建設工学科では,JABEE認定コースの土木工学コースと社会デザインコースで,共通の 科目が多くあります.JABEE認定いかんに関わらず,当学科における教育・学習目標を深く認 識し,それを達成するためのレベルが高く内容が担保された教育プログラムを学生の皆さんに 提供し,さらに,教員団と学生は教育学習の結果を反映して教育を一層改善していくことが大 切です.

授業科目の個々の授業計画を単に合体して掲載しているシラバス集はどこにでもありますが,

個々の授業計画のみならず,カリキュラム全体の構成や各授業科目の相互の連携を考慮し,全 てにわたり統一的な用語と文体で記述し,学生が大学で学習する上で必要な情報を掲げる総合 的なシラバスとしているところは,そう多くはありません.教員と学生で良い教育システムに 創り上げていこうとする目標があります.

3. 総合シラバス配布の目的 -利点と利用方法-

(1) 教員と学生の双方が授業の成立に責任を持つことを促す

シラバスは,教員と学生との間の一種の「契約書」と言われています.教員は,原則として,

学生の皆さんが到達目標に達成するために計画された内容をシラバス通りに授業を行ない,そ こに書かれた方法と基準で成績評価を行う義務を負います.一方,学生の皆さんは,履修登録 した時点で,その科目の単位を取得するためにシラバスに書かれたことを実行することに同意 したと見なされます.そして,単位取得のために取り組むべき課題やその評価基準などが明記 されることにより,学生の皆さんはそれらの具体的に示された到達目標を達成すべく努力する 必要があります.

(2) 学生が授業全体の見通しをもって学習を進めることができる

シラバスを配布されることによって,受講生は受講科目で学習しなければならない内容や学 習後に得られる能力などの全体像を一層詳しく知ることができます.その結果,受講生の皆さ んはいつも授業全体の流れの中での位置やこれから学ぶ内容を明確に意識しながら学習を進め ることができます.どこに連れていかれるかわからない状態で学習を進めるよりも,はるかに 強い目的意識をもって学習に取り組むことができるでしょう.

(3) 学生が自習を進めるうえでの助けになる

特に学生が受講科目に関連して自習をするとき,シラバスは必須のガイドラインとなります.

大学設置基準やそれに基づく愛媛大学学則に定められた単位制度の趣旨によって,学生は授業

(13)

- 2 -

時間以外にも多くの時間(講義科目では授業の2倍の時間)学習をすることが前提とされてい ます.

(4) 学生に課題やその提出期限などをその都度周知する手間が省ける

シラバスに授業で学生に出す課題内容や提出期限などを前もって書くことによって,学生に その都度周知する手間が省けますし,課題を説明するのを忘れたり,欠席した学生に再び説明 したりすることを避けることもできますので,教員と学生の双方にとって確実な授業進行がは かれます.

(5) 教員に授業全体の設計をすることを促す

シラバスを書くためには,その前にきちんとした授業全体の設計(コースデザイン)がなさ れている必要があります.したがって,教員にシラバス作成を求めることによって,授業全体 の設計をするよう促すことができます.

(6) 授業では必ず携行し教員と学生が授業の進行を確認する

授業では必ず携行し,教員は毎回シラバスに書かれたことを確認しながら授業を進め,受講 生も同様にそうしながら授業を受けることが重要です.シラバスの通り授業を進めることを原 則とし,修正が必要だと感じた場合には,その理由を明らかにし,受講学生の了解を得た上で シラバスを修正することも必要になってきます.

(7) バランスの取れた学習・教育目標の達成のために履修科目を選択する

学習・教育目標を達成するために,各授業科目では,対応する本学科の学習・教育目標や

JABEE認定で求められている知識・能力が示されています.土木工学コースと社会デザインコ

ースの学生は共に,本学科の全ての学習・教育目標を達成するのに必要な授業科目をバランス 良く選択履修して下さい.

(8) 授業外学習の指針の一つとする

愛媛大学では2008年度より,予習・復習についても適切な指示をするという方針が全学で決 まりました.シラバスでは,予習・復習や課題に関するガイドや指示を「授業時間外学習」の 欄に記入するようにしています.当学科のシラバスは,授業外学習の指針の一つとすることを 意図して作成されていますので,大いに利用して下さい.

(9) 学生と教員で授業をより良いものに改善するための道具とする

環境建設工学科では,授業をより良いものとするため,「授業アンケート」(学生が評価)や

「授業参観」(他教員が評価)を実施しています.その評価項目の中に,シラバス通り進められ ているか,シラバスは役に立っているか,などが盛り込まれています.改善してほしいことを その理由とともに明示的に記入して下さい.また,良かったことも併せて記入して下さい.批 判的な意見はありますが,ほめことばは少ないものです.苦い言葉も甘い言葉も,教員には身 に浸みます.ほめられれば頑張りも増加するものです.反応がなければ,相手にとって良いの か悪いのかわかりにくいものです.授業をより良いものとするため,是非,感想を書いて下さ い.

(14)

- 3 -

4. シラバス各項目の意味,読み方,共通規則

授業の目的に見合う到達目標を明確にして,到達目標への達成度を成績評価の基準とします.

また,これらは学科の掲げる学習教育目標と整合するように設定されています.それらを系統 的に理解し,学習目標から成績評価まで良く理解しましょう.

■ 用語の定義

(1) 期末試験

学期の最後に,到達目標を達成したかどうかを確認するために行う試験のことです.全学的 には愛媛大学学業成績判定に関する規程(平成8年4月1日最終改正)があり,この規程では 期末試験が規定されています.もし定期試験などと書かれている場合でも,「期末試験」と読み 替えて下さい.

(2) 中間試験

授業内容や授業構成の都合上,学期の中間に「1回/15回授業」の程度の割合で実施される 試験を中間試験と言います.これは期末試験の一部とみなします.例外的に,2 教員で担当す る授業科目で,2教員の担当内容に連続性がない場合に 15回の授業の間に中間試験が実施され ることがあります.

(3) 小テスト

期末試験,中間試験以外の平素に行われる試験は小テストと言います.各教員の努力と工夫 で,出席テスト,確認テストなど様々な言い方で記述され,実施されます.これは,授業最後 の時点での到達目標の達成度の評価にはかならずしも適切ではありません.むしろ,授業の進 行途中に教員や学生本人が理解度を確認することや自己学習や継続的に学習する姿勢を身に付 けることを目的としています.

(4) 試験・テスト

「試験」,「テスト」と言う名のものは,原則としていずれも成績評価対象となります.また,

期末試験(2 教員による担当授業で前半の内容に対する達成度を評価するための中間試験)以 外は,原則として結果は返却されます.

(5) 先行科目

履修に当たり,すでに学習して到達目標を達成している(単位が取得されている)ことが前 提として設計されている科目があります.すなわち,ここでは,当該科目に先行して履修およ び単位取得が必要な科目を「先行科目」と言います.先行科目を単位取得しないまま,履修す ることは,学生の皆さんにとって得策ではありません.

(6) 平行科目

ある科目と平行して受講することが望ましい,または想定されている科目を平行科目と言い ます.二つの科目間の前後関係が明確でない場合や前後の順番配置がカリキュラム編成上困難 な場合で,両方履修することが望ましい科目を指しています.必ずしも必須ではありません.

(7) 後続科目

この科目を習得(単位を取得)することによって,その科目の後に学ぶように設計され,そ の能力を活用して学習する科目を後続科目と言います.これは,自分の興味ある専門科目を学 ぶ際の指針を提供するために示すものです.

(8) 教科書

市販されているかどうかを問わず,授業全体を通して使用する教材図書を教科書とします.

教科書は,原則として毎回の授業で用いられるものです.

(15)

- 4 -

■ 習熟度別クラス

本学科の専門科目などを学ぶには,それらの基礎となる数学の修得が必須です.したがって,

必修科目については2クラス開講して,少人数に対して丁寧な教育を目指しています.ところ が,高校で修得した数学の学力に差があり,全体の平均的な学生を対象にして授業を進めると,

学力の高いものにはもの足りず,学力の低いものには難しいと感じるようです.

そこで,平成21年度より,2 クラス開講の数学系科目(微積分 I,微積分II,微分方程式,

線形代数I,線形代数I,確率・統計)については,数学の成績に基づき,習熟度別クラス制を

導入します.理念,運営方針,運営要領は以下の通りです.

・理念:全体として,必要基礎数学の到達目標を達成させつつ,できる学生には専門科目での 応用への導入として機能させ,異なる習熟度の学生の満足度を高める効果を期待する.習熟度 の高い学生には,到達目標よりも高いレベルの内容の授業が受けられ,専門科目へ向けた学習 意欲を高めることができる.また,習熟度の低い学生には,到達目標に向けて基礎事項を復習 し,学生の理解を確認しながら,必要に応じて高校数学の復習を宿題として課すなど手厚い指 導をすることができる.

・運営方針

(1) 2クラスで教科書,期末試験,成績評価法を統一する.

(2) 一方での配付資料は,事後でも他方のクラスに配布する.

(3) 宿題(レポート),小テストは統一しない.

・運営要領

(1) 授業設計のため,期末試験については,原則として授業開始前に準備する.

(2) 原則として,1 回生対象科目にあっては入学後数学学力試験の結果,2 回生対象科目に あっては1回生対象数学系科目の平均点に基づき,過年度生を含めて上位6割,下位4割にク ラス分けし,上位をAクラス,下位をBクラスとする.

(4) 1年間(前後期)を通して,クラス再編(入れ替え)は行わない.

(5) クラス担当者は,下位担当教員は,次年度,上位を担当する.

(6) なお,A,Bのクラス表記は,大学の成績記録には記されない.

(7) シラバスには,特に必要がある場合を除き,クラス別の内容記述はしない.

■ 授業のキーワード(Key Words)

(1) 文字通り授業の鍵となる言葉が,専門用語で 5つ以下記されています.これらのキーワー ドは,「到達目標」のみならず,「授業の目的」,「授業の内容とスケジュール」などの記述 で必ず使われます.重要ですので英語表現まで覚えるようにしましょう.授業科目の英名 と併せて,国際的なコミュニケーションに必須なのでよく覚えましょう.

(2) 授業のキーワードは,「授業の目的」,「到達目標」,「授業の内容」を繋ぐ架け橋です.キ ーワードを介してこれらが互いに整合するように書いています.

■ 授業の目的

(1) 知識や技能の学習がなぜ重要か,それらがどのように利用されるのかという背景などが示 されます.

(2) 学生を主語にして,授業で学習した結果,何ができるようになるかを表すために,複雑な 概念を含む動詞や総括的な概念を持つ動詞を用いた文章で表されています.

(3) そのような動詞には次のようなものがあります.知る,認識する,理解する,判断する,

(16)

- 5 -

評価する,価値を認める,考察する,適用する,習得する,身につける,養う,育む (4) 原則として,教員が主語の文章では書かれていません.したがって,教員が,「講義する」,

「講述する」,「概説する」ではなく,学生が,「学習する」,「述べる」,「概要を説明する」

などとなります.もし万が一違うようであれば,そのように解釈してください.解釈がわ からない場合は,担当教員に意味を確認してください.

(5) 学科の掲げる学習・教育の目標がどのように授業に反映されているか,その関係を明示的 に説明するようにしています.また,授業のキーワードを含めるようにしています.

■ 授業の到達目標

(1) 授業の目的と関連させて書いています.また,成績評価の評価項目や期末試験の問題内容 と直接的に関連します.

(2) 学生を主語にして,授業の目的で記した複雑・総括的な概念の動詞で表されたものから,

概念的ではなく観察可能な行動的な動詞と能力を表す助動詞「できる」という形式で箇条 書きにして表されています.

(3) 授業終了後に到達する受講生の観察可能・提示可能な能力を具体的に表現しています.

■ 授業の内容とスケジュール

(1) 授業回数分の授業内容が具体的に記述されています.指定課題に関するレポートを課す回 やその内容も明記されています.

(2) 複数担当教員で担当している場合,担当箇所を明示しています.

■ 授業時間外学習に関わる情報

(1) 2009年度より設けました.予習や復習について,何をどの程度すれば良いかを示すことに しています.

(2) 授業や担当教員により異なりますが,目安としては,最低限,授業時間と同じ程度の時間 の学習が必要だと考えて下さい.必修科目や課題の出された科目はさらに多く必要かもし れません.

■ 成績評価方法

(1) 成績評価は,全学的には愛媛大学学業成績判定に関する規程(平成8年4月1日最終改正)

(「愛媛大学学生生活の手引き」の規程集に掲載)によりますが,当学科では,学生の皆さ んにより良い教育を受けていただき,国内的にも国際的にも高い評価が得られるような知 識や能力が得られるように,やや厳しい基準と高い教育効果を目指した授業実施とカリキ ュラム運営がなされています.この規程では,成績評価の対象となる受講生は出席日数が 2/3以上であることが要件です.教養科目,共通基礎科目ではこの要件が適用される場合が あります.

(2) 原則として,出席日数が4/5以上の者のみを成績評価の対象とします(環境建設工学科教員 の担当する講義科目).必要な出席日数については各教員のシラバスで明記しています.た だし,受講に際して事前に特段の事情を申し立て,認められた者は評価します.原則と異 なる場合は各教員のシラバスに書かれます.

(3) 公認される欠席の場合でも,成績評価の対象とする出席日数算定の際の出席すべき日数(分 母)に含めないという取り扱いになるのであって,出席として扱うわけではありません.

(4) 成績評価は,原則として,授業の目的に見合う到達目標に対する達成度を測ることによっ

(17)

- 6 -

て評価します.したがって,単なる出席点はありません.成績は,平素の成績と期末試験 の和によって 100 点満点で評価されます.それらの配点は各教員のシラバスに書かれてい ます.

(5) 平素の成績の対象には,出席テスト,小テストなどの学力自己確認を目的にした試験や指 定課題に対するレポート,自主的なレポート,授業への参加度(講義における発言,板書 解答,学生参加型授業や実習における参加度合いや協調の度合い,指導力の発揮度)など が含まれます.これらの配点は,各教員のシラバスで明記されます.

(6) 原則として,授業形態が講義の場合には,期末試験の割合が高くなります.ただし,授業 形態が演習の場合や授業の目的に自主的な学習により理解を深めることが含まれている場 合には,指定課題に対するレポート点の配点が高い場合があります.学生参加型授業や演 習・実習の場合には,レポートや授業への参加度の配点が高い場合があります.

(7) 期末試験の内容や水準は,授業の内容や到達目標が反映されたものです.また,それらは,

社会の求める水準や国際的に通用する水準を満足するために,公務員試験(国家 2 種,地 方上級の技術系公務員)や技術士第 1 次試験あるいは国際的に通用している代表的な教科 書と同等以上である問題に設定されています.学習・教育目標の中心的な科目の場合,そ れが強く意識されています.

(8) 期末試験(あるいは該当すれば中間試験も含む)は,学期末に一度だけ行うものとし(愛 媛大学学業成績判定に関する規程),原則として追試験(再試験)は行いません.ただし,

次の各号に掲げる事情により定期試験を受験できなかった者から願い出があった場合には,

追試験を実施することがあります.(1)2親等以内の忌引,(2)就職試験,(3)病気・負傷,(4) その他,やむを得ない事情(愛媛大学工学部学科課程履修内規)

(9) 原則として,期末試験終了後に授業担当教員に試験の点数を尋ねることはできません.成 績判定について疑義が生じ確認する必要がある場合は,その旨を申し立てることができま す.(学業成績判定に関する学生からの申立について(ガイドライン))

■ 受講条件

(1) 受講に必要な知識,先行科目(先行して単位取得が必要な科目),平行科目(平行して受講 が必要な科目)を明示します.

(2) また,後続科目(この科目の単位取得の結果得られたその能力を活用して学習する科目)

を示しています.

(3) 当該授業に特有の事項を示します.

■ 受講のルール

ここに記載されていることは受講するにあたって常識的なことばかりですが,ルール違反 をする極一部の者によって授業の進行が妨げられるのを防ぐ意味であえて記載しています.

(1) 出席確認

・ 出席確認は点呼によるほか,出席テストの実施や採点結果の返却,指定課題のレポート提 出などによって行われます.

(2) 遅刻

・ 原則として,20分以上の遅刻は欠席と扱われます.

(3) 携帯電話・音楽プレーヤー・携帯ゲーム機・その他機器類

・ 授業中は携帯電話の電源を切るかマナーモードにしてください.また,携帯電話は机の上 に置かず,着信時のランプなども他の受講生のじゃまになるので目に触れないようにカバ

(18)

- 7 -

ンなどにしまってください.授業中は携帯電話に触らないようにしてください.音楽プレ ーヤー・携帯ゲーム機・その他機器類も同様です.これに違反した者には教員は注意をし ます.場合によっては退席を指示されます.期末試験においては,不正行為と見なします.

(4) 私語・さわぎ

・ 授業中の私語は慎んでください.講義する者や受講する者にとって授業の妨げになるよう な私語をした場合には教員は注意をします.2度目の注意を受けた場合や受忍限度を越える ような場合(さわぐような場合)には罰則が適用される場合があります.

・ 違反した者に教員が注意をしない場合は,オフィスアワーなどを利用して注意するように 教員に申し出てください.

(5) 居眠り・睡眠

・ 授業中の睡眠は講義する側にとって大変目障りで講義の意欲がそがれます.また,そのよ うな者に対して授業内容を伝える講義義務を果たせません.したがって,熟睡(眠る意志 を持って一定時間以上眠りについている,もしくはそのように判断される態度をとってい ること)や居眠りについては,欠席扱いとすることや教室から出て行ってもらうことがあ ります.

(6) 授業中の飲食

・ 授業中の飲食(食べること,飲むこと)は原則として禁止です.ただし,野外での演習・

実習やその他やむを得ない場合(真夏日,異常乾燥,空調故障など)は特別に教員により 飲料が許可される場合があります.必ず許可を確認して,指示に従ってください.食べる ことは厳禁です.

・ 例外的に持ち込んだ場合でも,教室に飲食の後始末をすることなく置いていくような非常 識なことはやめて下さい.

(7) 途中退出

・ 授業中教員に無断で教室を退出しないでください.無断退出した場合は欠席扱いとされる ことや,その後の教室への入室を禁止されることがあります.トイレに行く場合でも同様 です.

・ なお,必ずトイレは休憩時間に行っておいてください.常識です.

(8) 教室内での帽子着用

・ 教室内では,帽子着用を禁止します.常識です.事前に申請された場合に限り教員により 許可される場合があります.

(9) 電卓

・ 演習・実習の時間は専用電卓が必要ですので各自持参して下さい.携帯電話の電卓機能の 使用は認めません.何度も注意を受けた場合には欠席扱いになる場合があります.これら については,必要に応じて各教員のシラバスに書かれています.

■ 教科書・参考書・補足情報

(1) 図書や配付資料を教科書として使用する場合は,教科書(購入の必要のある図書)の欄に 記載されています.授業開始前までに必ず購入しておいてください.市販の教科書は,図 書名/編著者:出版社,出版年が書かれています.

(2) 購入する必要はないが推奨する図書として参考書が記載されています.大学附属図書館に 所蔵されているものは,Web版では情報がリンクされている場合があります.

(3) 教科書を使わない場合には,それに代わるプリント(Hand-out)が配布される場合がありま すが,それらは補足情報に記載されます.

(19)

- 8 -

■ オフィスアワー・その他

(1) 学生の皆さんが教員研究室を訪問した場合に,必ず在室して,最優先で相談に乗る態勢を 保証している時間帯を指しています.「Open door policy」を掲げるのが最適です.その際に は,「いつでも構いません.平日の勤務時間内で当該授業時間以外,例外なく教員研究室に います.学生の皆さんが教員研究室に来た場合,例外なく,あらゆることより優先して学 生の皆さんの相談に乗ります.」という意味で,そのように書いてあります.

(2) しかし,多くの場合そのような対応が困難なことが考えられますので,最低限,平日の 5 限終了時刻(17:50)までで,受講生が訪問することが可能な時間を最低週に90分以上,明 示してあります.

(3) 突然オフィスアワーに対応できなくなった場合に代替時間の設定する方針やオフィスアワ ー時間以外の訪問に対する対応については各教員のシラバスで書かれます.

(4) 標準的な形式として,以下のように書かれています.(複数で担当する場合の例)

愛媛太郎:水曜5限目(16:20-17:50) 松山次郎:水曜5限目(16:20-17:50)

不在予定の場合,オフィスのドアに振替日時を掲示します.

■ 連絡先

担当教員の居室(研究室)を記載しています.

■ Eメールアドレス

担当教員のE メールアドレスを記載しています.

■ 参照ホームページ

学習に効果的な情報,教員,研究室等に関する情報が掲載されているホームページのアド レスが記載されています.

■ その他

(1)必修・選択の別

卒業のための単位取得の要件を表しています.「必修」とは必ず取得しなければならない科目,

「選択必修」とは,かなり限定的に選択可能な科目から必要な単位数を取得しなければならな い科目,選択とは受講が学生の自由になる科目です.

(2)授業形態

上記の規則上から,あるいはJABEE認定基準(学習・教育の形態)から,次のように分けら れています.

講義,演習,実験,実習,プロジェクト,卒業研究(卒業論文),他大学における講義等,イ ンターンシップ等,教員のカリキュラム上の指導の下に行われるビデオ・インターネット・放 送大学・SCS授業を利用した講義等で教員への質問ができないもの,インターネットによる演 習等で教員への質問等が可能なもの

講義・演習に分類される場合でも,主体となるのが教員か学生かによって授業の捉え方や準 備の仕方が変わってきます.教員が多くの学生の前で話す授業である「講義」,学内外での体験 を取り入れた「学生体験型」,少人数でグループワークなどを通して学生が自ら考え学ぶための 能力を養うことを目的とした討論・ゼミナール・ディベートなどの「学生参加型」ビデオ視聴

(20)

- 9 -

から展開する授業である「ビデオ視聴」などを記しています.

(3)授業時間

JABEE認定の際に要求されます.JABEEが国際的に認定を受けるためワシントンアコードに

参加するので,90分授業は,2つ前の項目で前述した日本流に2時間とカウントされずに,1.5 時間と数えられます.通常2単位の講義科目では15回の授業が行われますので,15回×1.5時

間/回=22.5時間 となります.卒業論文は,特別に,授業時間は100時間としています.

(4)学習・教育目標との対応と寄与の程度

当該授業が学習・教育目標のどれに対応し,それらにどの程度の割合で寄与するのかを明ら かにします.これらは英大文字と数字で表します.ここに書かれた目標は,授業の目的や到達 目標と整合しています.また,JABEEの求める学習・教育内容との対応は英子文字で示します.

たとえば,「(D)専門的基礎学力の育成(d)(3)(0.7),(G)継続的学習能力の育成(d)(5) (0.1)」などと 記されます.

(5)受講生の意見・希望把握と反映方法

受講生の意見や希望を把握することは授業をよりよいものにすることに欠かせません.教員 は受講生にとって授業をよりよいものにすることに努力しています.到達目標に到達すること が授業の目標ですので,そのために,どのようにすればいいのか受講生の立場から意見や希望 を出しましょう.授業アンケートは行われますが,授業は「生もの」ですから,授業に関する 意見や希望はできるだけ早い時点で具体的に表明しましょう.教員からは,授業中に口頭で尋 ねることや記名/無記名のアンケートなどによって意見や希望の把握に努めます.また,それ らがどのように反映されるか,また,反映されないかを授業中に受講生に伝えます.また,必 要に応じて書面でお知らせします.これらが,原則ですが,個別の教員の対応は個別にシラバ スで記述されます.

(6)シラバスの改善点

ここには過去6年分のシラバスの改善点を記載しています.シラバスの各項目についてその 年度の変更点を記載し,改善過程が分かるようにしています.

(7)授業の改善点

ここには過去6年分の授業の改善点を記載しています.

私たちの学科では,「授業の改善」には,主に,「学生の授業評価アンケート」,「教員による 授業参観報告」などによって授業を点検し,点検された結果や提案された意見を基にして授業 を改善しています.この欄では,それらの点検結果と,点検結果に対する改善点を明記するこ とにより,点検と改善を組織的,継続的に行うことを担保するものです.

例えば,学生の授業評価アンケートを基にした改善として,「学生より,演習問題を増やして ほしいという意見が多かったので,前半・後半ともに理解度の確認を目的として,毎回,演習 問題を行うこととし,その解答を「理解度チェクシート」として授業集中度・理解度のレベル と質問・要望を書き添え提出してもらうようにしました.」というのがあります.また,授業参 観報告を基にした改善として,「板書の説明や解説は常に黒板を見ながらなされており,学生の 方を見ていないし,学生に終了の確認をすることなく板書を消していたので,板書の後,学生 の方を向き,学生が書き終えたかどうかの確認をした方がよいとの意見を取り入れて,その通 り改善したい.」というのもあります.

このように,授業アンケートは授業を改善するために大変重要なものです.学生の皆さんの 真摯な協力が欠かせません.匿名であるがゆえの人間性を疑いたくなるような自由記述は教員 を悲しい気持ちにさせるだけでなく,書いた人の人格が落ちることにもつながり,何も生み出 しません.真摯な批判や,正直で,客観的で,具体的な意見には耳を傾けて,大なり小なり改

(21)

- 10 -

善する努力をしますので,ご協力をお願いします.良い点も指摘して戴きますとさらに磨きを 掛けて改善するつもりです.授業の際に行う個別の感想や理解度確認票などの記入で,改善に 役立つ意見や良さをほめて戴く意見を戴くことも多いのですが,最後の授業アンケートではそ のような記入がほとんど無く,わずかな落ち度を厳しく批判する意見,思い当たる節のない意 見,また,授業内容の削減やレベルを落としてほしい意見しか書かれないことも多く,教員と しても何が学生の意見を代表しているのか判断に困ることが多いのが事実です.できましたら,

悪い点はもちろんのこと良い点も含めて具体的に書いて下さるとお互いに良い授業が形成され ると思います.

ただし,諸事情により授業評価アンケートを実施できなかったものや,答えるのが困難な指 摘に対しては答えられない場合があります.

(22)

- 11 - 改訂記録

2004616

1版 平成16年度授業計画(シラバス)環境建設工学科 改訂版 2005114

3(7)8行を追加,5章■成績評価(2)補習の件(欠席分は補習,補習受けない人は評価しない),3行を追加 2006218

2版 平成18年度授業計画(総合シラバス)環境建設工学科 2008130

3章に「(8) 授業外学習の指針の一つとする」を設け,単位制度と授業外学習の必要とされる理由を解説し,シラバスの位 置づけを加筆.

・コース会議で,欠席授業補習報告書の制度を廃止することが決まったため,5 章の「■成績評価」(2)(4)より,補習に関 する記述を削除.

・「■授業の内容とスケジュール」に授業外学習に関する記述を追加.

2009225

3(1)のシラバスの取り扱い(修正)に関する記述を追加

3(9)に授業アンケートと授業参観とシラバスの関係に関する記述を追加

4に■授業時間外学習の項目と関連記述を追加

・■受講規則に,教室内での飲食,特に,食べること,食べ散らかしについて注意追加.また,帽子着用の禁止を追加.

・■成績評価のところに,長期欠席などの相談相手の記述を追加.

・習熟度別クラスに関する記述を追加.

201032

・「4.シラバスの構成」で抜けていた「■習熟度別クラス」を追加した.

・「■授業の内容とスケジュール」に,第15回の期末試験に試験の振り返りに関する記述を加えることを追加

・「■成績評価」に,教員は個別の学生の依頼に応じて成績を上乗せすることはないことなどを明記.

201133

・科目シラバスをWebシラバス入力データを基に作成することに伴い,本構成および語句を修正.

2012229

・土木工学コース,社会デザインコースの記述に変更.

・全体を見直し,古い記述を修正.

15章の4章を削除し,名称を「シラバス利用に際して」とする.

201335

・全体を見直し,古い記述を修正,また,大幅に簡素化した.

201435

・全体を見直し,古い記述を修正した.また,卒業論文ノートが廃止になったため「卒業論文ノート作成の手引き」を削除 した.

(23)

- 12 -

各科目のシラバス

(24)

- 13 - 開講年度

開講年度 開講年度

開講年度 2014 開講学期開講学期開講学期開講学期 通年 工学部

時間割番号 時間割番号時間割番号

時間割番号 15331 科目名科目名科目名科目名 環境建設デザイン演習Ⅰ [Design Exercise of Civil and Environmental EngineeringⅠ]

単位数単位数

単位数単位数 2

担当教員 担当教員担当教員

担当教員 木下 尚樹, 門田 章宏, 藤森 祥文, 髙山 雄貴, 倉内 慎也, 渡辺 幸三, 二神 透, 河合 慶有 [KINOSHITA Naoki, KADOTA Akihiro, FUJIMORI Yoshifumi, TAKAYAMA Yuki, KURAUCHI Shinya, WATANABE kozo, FUTAGAMI Toru, KAWAAI Keiyu]

科目区分 科目区分科目区分

科目区分 専門教育科目 対象学生対象学生対象学生対象学生 対象年次対象年次対象年次対象年次 1~

授業題目 授業題目 授業題目 授業題目 -

授業のキーワード 授業のキーワード 授業のキーワード 授業のキーワード

エンジニアリングデザイン(engineering design),フィールド調査(field investigation),プレゼンテーション技術(presentation skill),教養(basic knowledge)

授業の目的 授業の目的 授業の目的 授業の目的

技術者実務に向けて,デザイン力養成に必要となる教養を身に着けるとともに,複合的で解が複数存在する課題に対するデザイン(問題解決策)についての 学習体験を通じて,自然や社会への影響,評価尺度を考慮しながら,複数のアイデアを提案できる能力やコミュニケーション力,チームワーク力,創造性を身 につけることを目的とします.これらの能力はエンジニアリングデザイン能力と呼ばれ,持続可能な社会基盤整備を担う技術者が有すべき重要な能力として位 置付けられています.さらには英語コミュニケーション力を養成します.

授業の到達目標 授業の到達目標 授業の到達目標 授業の到達目標

(1)グループによるフィールドワークでの計測・観測を通じて,解決すべき課題の内容を理解できる.(①知識・思考)(E)(e),(d)(6) (2)自然や社会への影響や制約条件を考慮したデザインの提案,理論的な検証ができる.(①知識・思考))(E)(e),(d)(6)

(3)解決した課題について,背景,目的,方法,考察,結論などを,論理的な文章と適な図表,式等により表現できる.(②技能・表現))(E)(e),(d)(6) (4)解決した課題とその結果を,適切な材料を準備してプレゼンテーションすることができる.(②技能・表現))(E)(e),(d)(6)

(5)自身が得た情報を文章によって他人に伝えることができる.(F)(f) (6)ネイティブスピーカーの発する英文の一部を聞き取れるようになる.(F)(f)

共通教育の理念・教育方針に関わる項目 共通教育の理念・教育方針に関わる項目 共通教育の理念・教育方針に関わる項目 共通教育の理念・教育方針に関わる項目

(E)デザイン能力の育成:基礎学力と専門科目の学力を基に,システム工学的なものの考え方を培い,科学・技術・情報を利用して持続可能な社会を築くため のデザイン能力を身に付ける.

(F)コミュニケーション能力の育成:論理的な構成の文章の作成と効果的なプレゼンテーションなどにより自分の意見を相手に伝えるとともに,論証に裏付けら れた討議によりコミュニケーションができる国際的にも通用する基礎能力を身に付ける.

授業の概要 授業の概要 授業の概要 授業の概要

防災,環境,土木構造物,都市計画などの土木の実務に触れることにより,キャリアパスを意識します.また,グループワークによりフィールドにおいて主体的 に計測や観察を行い,その結果に基づいて基礎的な理論の検証や提案をプレゼンテーションします.

さらに英語コミュニケーション能力養成のための演習を行います.

授業スケジュール 授業スケジュール 授業スケジュール 授業スケジュール 第1体説明,班編

【第1 テーマ】

第2回 課題説明 第3回〜第 7 回

資料収集,調査計画,フィールド調査,結果の整理,プレゼン準備など 第 8 回 プレゼンテーション発表

【第2 テーマ】

第 9 回 課題説明 第10 回〜第14 回

資料収集,調査計画,フィールド調査,結果の整理,プレゼン準備など 第15 回 プレゼンテーション発表

参照

関連したドキュメント

開講番号 開講期間 科目名 対象学生 担当者(シラバス) 教科書No... 開講番号 開講期間 科目名 対象学生

科目名 情報の科学B 単位数 時 間 対象 学年 1年 開講 学期 後期.

科目 時間割番号 教員 単位 学年 教室 科目 時間割番号 教員 単位 学年 教室 科目 時間割番号 教員 単位 学年 教室 科目 時間割番号 教員 単位 学年 教室 科目 時間割番号

・履修単位:1時間(標準 45 分=1 単位時間)の授業を 30 回(30 単位時間)行う場合を 1 単位と数えます。一般に,授業は 2 時間(90 分=2

曜日-時限 火- 3・4 水- 1・2 金- 3・4. 対象年次

授業科目 英語 IB 講師名 浜田 啓志 所属 開講時期 1年次 前期 単位数 1単位 時間数 30