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国道及び河川と小土被りで交差するトンネ ルの施工について

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Academic year: 2021

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The report of Tunnel construction under National road No.227 and Oono River with small overburden

国道及び河川と小土被りで交差するトンネ ルの施工について

キーワード:トンネル,小土被り,補助工法

田尾 有希 吉平 安生 小山内 綺羅 諏訪 至**

概要

本工事は,北海道新幹線渡島トンネルのうち新青森基点 155 km160 m~158 km660 m の本坑延長 3,500 m,および斜 坑延長 447.9 m の工事である.当初計画では,村山トンネルと渡島トンネルは橋梁(明り区間)を挟んで結ばれる計画であ ったが,両トンネルの縦断線形見直しにより,一本のトンネルとして計画変更されることとなった.このため,渡島トンネル は国道 227 号線の直下(土被り約 17 m),および大野川の直下(土被り約 12 m)を交差して通過する必要性が出てきた.

このような地形条件下で,効果的な補助工法を検討・選定し,国道・河川に影響を与えることなく,かつ地山を不安定化させ ることなく掘削を進めることができた.

成果

○国道影響範囲は,道路荷重において鋼管の剛性で抵抗できるよう AGF 工法の施工を行った.また,対象地山は脆弱な砂礫 層であり地下水位以下を掘削するため,長結性で浸透性が良く止水ゾーンを形成できるよう,シリカライザーによる二重管 ダブルパッカー工法を採用した.

○河川影響範囲では,地下水位低下のために,掘削前の地質変化および帯水層の調査,水抜きボーリングの施工,地下水位の 常時観測を行った.また,河川水の流入防止としてシリカレジンの注入,大量湧水箇所には減水・止水対策用ウレタン系注 入材の使用,水質試験を用いての河川水と地下水の判別を行った.

○国道影響範囲の掘削は補助工法が効果的であり,天端崩落や地表面沈下を抑制して掘削できたが,河川直下の掘削中に,レ ベルⅢ(天端沈下 28 mm,内空変位 56 mm)を超える変形が発生した.このため,変状対策工(支保工連結,補強ボル ト追加,AGF180°打設)を実施後に上半掘削を進めたところ,吹付コンクリートにクラックを伴う急激な変位増大が確認 されたため,さらに追加対策工(サイドパイル,上半仮インバート,上半フットパイル,ウイングリブ)を実施した.その 結果,変位速度は小さくなり上半掘削時点での変形は収束している.

北日本(支)新幹線渡島(出) **土木設計部設計二課

図-1 小土被り部平面図 図-2 地質縦断図(想定)

写真-1 変状区間切羽写真 図-3 追加補助工法パターン

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