高 等 学 校
度
年 4
成
平
教 育 研 究 員 研 究 報 告 書
東 京 都 教 育 委 員 会
目 次
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亘
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主 題 設 定 の理 由 研究内容
新 学 習 指導 要 領 に お け る人 間 と して の 在 り方 生 き方 に関 す る教 育 の視 点 高 等学 校 家 庭 科 に お け る人 間 と して の 在 り方生 き方 に関 す る教 育 実態調査
(1}「 在 り方 生 き方 」に関 す る生徒 の 実 態調 査 (2)「 在 り方 生 き方 」に関 す る指 導 等 の 実 態調 査 4指 導 計 画 と指導 上 の 配慮 事 項
5指 導事 例
(1)職 業 調 査 を通 して 生 活設 計 を考 え させ る事 例
② 広 告 や カ タ ログの検 討 を通 して,意 志 決定 能 力 を高 め させ る事 例 (3)豊 か で 充実 した 食 生 活 につ いて 考 え させ る事 例
(47住 居 の在 り方 を通 して,家 族 の つ なが り につ い て 考 え させ る事 例 (5)結 婚 につ い て の デ ィベ ー トを通 して,今 後 の 生 き方 を考 え させ る事 例
⑥ ロー ル プ レ イ ング を通 して 親 の在 り方 を考 え させ る事 例 研 究 の ま とめ と今 後 の課 題
1 2 2 2 4 4 6 7 8 8 1 4 6 8 1 4 1 1 1 4 1 2 2
平 成4年 度
教 育 研 究 員 名 簿
学 校 名 氏 名
都 立 国 際 高 等 学 校 坂 本 宜 子
都 立 京 橋 高 等 学 校 舘 静 子
都 立 八 王 子 東 高 等 学 校 高 橋 和 子 都 立 八 王 子 高 陵 高 等 学 校
一
吉 沢 淳 子
都 立 武 蔵 村 山 高 等 学 校 小 澤 栄 子
都 立 五 日 市 高 等 学 校 山 本 由 美 子
担 当 指 導 部 主 任 指 導 主 事 今 成 「 昭
男 女 で 学 ぶ 家 庭 科 の 指 導 内 容 ・方 法 の 研 究
一 人 間 と して の 在 り方 生 き方 を考 え させ る家 庭 科 の 指 導 一
1主 題 設 定 の 理 由
今 回 の高 等 学 校 学 習 指導 要 領 の改 訂 に見 られ る新 し い改 革 の 方 向 は,第 一 に基 本 的 な 人間 形 成 の在 り方 で あ り,第 二 に新 しい時 代 の 変 化 に対 応 した教 育 の 在 り方 で あ る。
情 報 化 国 際化 高 齢 化 な ど社会 の急 激 な 変化 に伴 い,学 校 や 生徒 を取 り巻 く状 況 は 大 き く変 化 し,生 徒 の生 活 や 意識 は 多 大 な影 響 を 及 ぼ され て い る。 生 活 様 式 が 多 様 化 す る と と も に,生 活 体験 の 不 足 や 対 人 関係 の 希薄 化 によ って 発 達 課題 が十 分 達成 され て い な い傾 向 も見 ら礼 青 少年 の 自我 の形 成 の遅 れ,社 会 的 連帯 感 や 責任 意 識 の 低 下 な どが 指摘 され て い る。
従 って,こ れ か らの高 等 学校 教 育 に お い て は,こ の よ う な実 態 を 踏 まえ,生 徒 一 人 一 人 が 人 間 と して の調 和 の とれ た 発達 を図 り,自 らの行 動 を主体 的 に 選択 し 自己 実 現 を 目指 す こ と の で きる よ う学 校 の教 育 活動 全体 を通 して各 教 科 及 び特 別 活動 の そ れ ぞ れ の特 質 に応 じて, 人 間 と して の在 り方 生 き方 に 関 す る教 育 を 推進 す る こ とが 重要 な 課題 と な って い る。
一 方 ,高 等 学 校 家 庭 科 は,新 学 習 指 導要 領 に よ って,す べ て の 生徒 が 学 ぶ 教 科 と して 位 置 づ け られ,新 しい時 代 を迎 え る こ と とな った。 これ か らの 家庭 科 教 育 の課 題 と して,① 家庭 の 在 り方 を考 え,家 庭 生 活 は男 女 が協 力 して築 い て い くもの で あ る こ と を再認 識 させ る こ と
② 家 庭 が,子 供 の 成 長 ・発 達 に と って きわ め て 重要 な場 で あ る こ と を確認 させ る こ と ③ 充 実 した 人生 を送 る ため の生 活 の 自.̲,̲.福祉 の心 自己実 現 を図 ろ う とす る意欲 的,創 造的 な 態 度 を育 て る こ と ④ 自分 の 身の 回 りの こと だ け で な く,広 い視 野 に立 って 人 間 の 生 活 を考 え る こ とが で きる能 力 を培 うこ と,な どが 挙 げ られ て い る。 従 前 の女 子 の み の 家庭 科 教 育 も 人 間 づ くりの 教 科 と して 大 き な役 割 を果 た して き た が,新 しい 家庭 科 教 育 は,男 女 の 別 な く 人 間 が 人 間 ら し く生 きて い くため の 最 も基 本 的 な学 習課 題 を担 って い る とい え る。
そ こで 本年 度 は,家 族 や 家 庭 生 活 に 関す る学 習 を通 し,生 活 の設 計 を 踏 まえ た 自己 の 生 き 方 を考 え,豊 か な心 を もち,家 族 や 家 庭 生 活 の向 上 の た め,さ らに広 く人 間 社 会 の た め に進 ん で 力 を尽 くそ うとす る態度 を養 う こ とを 目的 と し,上 記 研 究 主 題 を設 定 し た。
そ の た め・ 案 践 的 ・体 験 的 な 学 習 を 通 し て・ 生 徒 自 身 に 実 生 活 を 見 つ め さ せ ・ 生 活 に 対 す
る 見 方 や 考 え 方 を 育 て る と と も に,将 来 の 生 き方 を 考 え さ せ,生 活 の 目 当 て を 自 分 の 力 で 創
り だ し,主 体 的 な 生 き方 が で き る よ う,調 査,ロ ー ル プ レ ィ ング,シ ミュレ ーシ.ン ・ゲ ー ム,
デ ィ ベ ー トな ど の 多 様 な 指 導 方 法 を 工 夫 す る こ と と し た 。
旺 研 究 内 容
1新 学 習 指導 要 領 に お け る人 間 と して の 在 リ方 生 き方 に 関 す る教 育 の 視 点
新 学 習 指導 要 領 の第1章 総 則 に,人 間 と して の 在 り方生 き方 にか か わ る内 容 と して,「 生 徒 が 自己探 究 と 自己実 現 に努 め 国 家 ・社 会 の一 員 と して の 自覚 に基 づ き行 為 し う る発達 段階 に あ る こ とを 考慮 し人 間 と して の 在 り方 生 き方 に関 す る教 育 を学 校 の 教 育活 動 全 体 を通 じて 行 う 」とあ り,各 教 科 ・科 目,特 別活 動 に お い て そ の 視点 を下 図 の よ うに示 して い る。
各 教 科 ・科 目等 にお け る人 間 と して の 在 り方生 き方 に関 す る教 育 の 視点
教科等 目 標 や 改 訂 の 方 針 等 内 容 の 取 扱 い
国 語 心 情 を豊 か に し表 現 力 を養 う。 古典 及 び近代 以 降 の 文 章 を通 して学ばせ る。
地理歴史 我 が 国 及 び世 界 の 文 化 や 伝統 を尊 重 す る 態 度 を養 う。
情 報 を主 体 的 に活 用 す る。 作業 的,体 験 的 学 習 を取 り入 れ る。
公 幾 個 ん 集 団 社 会 に 対 す る理解 を深 め,
公民 と しての 資 質 を養 う。 情 報 を主 体 的 に活 用 す る。 作業 的s体 験 的学 習 を取 り入 れ る。
数 学 論 理 的 な思 考 や処 理 す る能 力 を養 う。 事 象 を数 学 的 に考 察 し処 理 す る こ とを通 して 学 ば せ る。
理 科 観 察 ・実 験 を通 して 自 ら考 え探 求 す る態
度 を養 う。 探 求 的 活 動 や 課 題 研 究 を通 して学 ば せ る。
保健体育 健 康 ・安 全 に配 慮 して 自主 的 に健康 な生
活 を実 践 す る能 力 を養 う。 特 別 活 動,運 動 部 活 動 な どの 関連 を 図 る。
芸 術 情 操 を豊かに し 芸 術 を愛 ナる心 情 を養 う。 主 体 的 な学 習 活 動 を通 して学 ば せ る。
外 国 語 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 能 力 を養 い,世 界 や 我 が 国 に つ い て の 理 解 を 深 め る 。
世 界 の 人 々 や 日本 人 の 日常 生 活,風 俗 習 慣,物 語 な ど を 通 し て 学 ば せ る。
家 庭 家 庭 生 活 の意 義 を理 解させ その充実向上を めざす。重 点 内容(生 活設at,高 齢者の生 活 消 費生 活 青年期の生 き方 親 の 役 割 等)
主 体 的,実 践 的 に 学 ば せ る 。
特擁繕蜀 個 人 や集 団 将 来 の 生 活 に つ いて 考 え る。 自 主 的,実 践 的 な 活 動 を さ せ る。
注:新 学 習 指導 要領 で特 に重視 して い る教科 等 2高 等 学 校 家 庭科 に お け る人 間 と して の 在 り方 生 き方 に 関 す る教 育
家 庭 科 は,今 回 の 改 訂 で,家 庭 を取 り巻 く環 境 の変 化 に対 応 し,次 の よ うな 内容 の 改 善 が 図 られ た。
① 子 供 の 基 本 的 生 活 習 慣 の確 立 や生 活 の 自立 の遅 れ な ど に対 応 し3家 庭 の機 能 の 回復 を図 る ため,親 と して の役 割 に つ い て の 内 容 の 充 実
② 人 間 と して の 在 り方生 き方 に関 す る教 育 を重 視 す る こ と に対 応 し,青 年 期 の 生 き方 に関 す
る内 容 の 充実
③ 高 齢 化 の 進 展 に 対 応 し,高 齢 者 へ の 理 解 を 深 め る た め,高 齢 者 の 生 活 に 関 す る 内 容 の 充 実
④ 経 済 の 発 展,消 費 生 活 の 変 化,サ ー ビス 経 済 化 な ど に 対 応 し,消 費 者 と し て の 自 覚 を 高 め さ せ る た め に,消 費 生 活 に 関 す る 内 容 の 充 実
ま た,新 し い 家 庭 科 は,家 庭 教 育 や 家 庭 生 活 の 充 実 が 人 間 づ く りの 基 盤 で あ る こ と を 再 確 認 し,人 が 人 と し て,子 と し て,親 と し てs家 族 と して な ど,そ れ ぞ れ の 立 場 か ら,共 に 生
き る 他 の 人 の 立 場 も 考 え,豊 か な 心 を も っ た 人 問 を 育 て よ う と し て い る 。
さ ら に,消 費 者 教 育 を 通 し て,物 の 価 値 を い と お しみ,金 銭 で は 得 ら れ な い もの の 存 在 を 知 り,自 分 の 判 断 に 基 づ い て 自 己 を律 す る こ と の で き る 入 間 の 育 成 も ね ら っ て い る 。
研 究 を進 め るに 当 た って,高 等 学 校 家 庭科 に お け る在 り方 生 き方 教 育 の 指導 の 指針 と し て,ハ ヴ ィ ガー ス トの青 年 期 の 発達 課 題 に注
目 した。
学 校 に お け る教 育 活 動 を進 め る と き,教 師 は 適切 な生徒 理 解 の 上 に立 って,発 達 課 題 を 適 時 に獲 得 す る ため の 援 助者 と して努 力 す る
こ とが 必 要 で あ る と思 わ れ るか らで あ る。
そ こで,ハ ヴ ィガ ー ス トの 青 年 期 の 発 達 課 題 を踏 まえ,高 等学 校 家 庭 科 にお け る発 達 課 題 を作 成 し,こ れ を本 研 究 及 び授業 研 究 の 中 心 に据 え る こ と と した。
ハ ヴ ィガー ス トの 青 年 期 の 発 達 課 題 (出 典 中 西 信 男 編
人間 形 成 の心 理 学 ラ ィフサ ィ クル を解 明 す る。)
① 同年 齢 の男 女 との 間 に新 しい よ り成 熟 した 関係 を結 ぶ こ と。
② 男 性 と して の あ るい は,女 性 と して の社 会 的 役 割 を達 成 す る こ と。
③ 自分の身体 を受 容 し,身 体 を有 効 に使 うこと。
④ 両 親 や 他 の成 人 か ら情 緒 的 に 自立 すること。
⑤ 結 婚 お よ び家 庭 生 活 の準 備 を す る こ と。
⑥ 職 業 生 活 の 準 備 を す る こ と。
⑦ 行 動 の 指 針 と しての 価 値 観 や倫 理 体 系 を身 につ け る こ と。
⑧ 社 会 的 に責 任 あ る行 動 を求 め,そ して,そ れ を成 し遂 け る こ と。
高 等学 校 家 庭 科 に お け る発=達課 題
{1)心 身 の 健 康 ・安 全 に努 め,生 涯 に わ た っ て 持 続 で き る よ う に す る 。 (2)将 来 の 生 活 を 見 通 し た 家 族 観 結 婚 観,職 業 観 を も つ よ う に す る 。
(3)広 い 視 野 に 立 ち 生 活 環 境 を と と の え,自 ら 考 え 判 断 し行 動 で き る よ う に す る 。 (4)人 と人 と の か か わ りの 重 要 性 に 気 付 き,幅 広 い 人 間 観 を も つ よ う に す る 。
㈲ 親 の 役 割 に つ い て 理 解 し,自 覚 す る。
㈲ 衣 食 住 な ど に 関 す る く ら し の 技 術 を 身 に つ け,時 代 の 変 化 に応 じ て 創 造 で き る 力 を つ け
る 。
3実 態 調 査
(1)「 在 り 方 生 き 方 」 に 関 す る 生 徒 の 実 態 調 査
① ね ら い 在 り方 生 き 方 に 関 す る生 徒 の 意 識 を 調 査 し,研 究 資 料 と す る。
② 対 象 ・実 施 時 期 都 立 高 校6校 生 徒524名(男216,女308),平 成4年10月
③ 調 査 結 果
ア 身 に付 け た い 生 活 に 関 す る 知 識 ・技 術
肝 女 子 ・男 女 共 に 「料 理 」が 多 く,全 体 の%を 占 め,次 い で 灯荏 罐 難 脚禰 繭 「礼 儀 作 法 や マ ナ ー 」で,特 に 男 子 に 多 く意 外 で あ
モ
の のgT.ByJそ の け ロ
構 姻 鍬 鐙 監
、 っ た 。 「裁 縫 」 「乳 幼 児 の 世 話 」は 男 女 差 が あ った 。
仕事 く
(71ロ
マナ
槻 喋 繊 轡U6.9t1・ 全 体 的 に 食 生 活 の 知 識 ・技 術 は 身 に 付 け た い が ・ 他 の 項 目へ の 関 心 は 低 い 。
イflお 母 さ ん"賦 お 父 さ ん"に つ い て の イ メ ー ジ
ロおほ さ ん りの イ メ ン へ8Xさ ん ロの イ メ ジ
。 、。 、。3。40。 、 、。i、2。 渇 、,%・ 母 親 に 対 す る イ メ ー ジ で は,男 子 は 「 口 う る さ い 」
一 ・ 禦 お5
融 ・堅 儀
・ ・い聾 ㌔・
一 ・ ・壁 コas、
3.7 6.2
一 騨"4
21.9 191
16.0
、22.897 27.4
§ 聾
¥¥̀'° 口 好
ウ 食 事 の 時 の 家 族 で の 話 し 合 い
〔%)as .s
が 多 く,女 子 は 「友 達 の よ う な 」 「優 し い 」が 多 か っ た 。 父 親 に 対 す る イ メ ー ジ で は,男 子 は 「頼 も し い 」 「 口 う る さ い 」が 多 く,女 子 は 「優 し い 」が 多 か っ た 。 共 に 男 女 差 が 見 ら れ た 。
・同 性 の 親 と異 性 の 親 に 対 す る イ メ ー ジ の 違 い の 差 が は っ き り現 れ て い た 。
301
10
よ く話し含う 話しgう あまり話 さない
囮 男子口 好
エ 社 会 に 出 て 働 く こ と に つ い て 仕躍 欄 餐 綿.概 ・励1̀叱 り
社会 に出 るのを遅 らせたい[7.欲)
早 く社会 に出たい(16.8≒)
肋 ら 朧 櫨 鱗 榔 があ・か
・男 子 は 「 あ ま り話 し 合 わ な い 」 「ほ と ん ど 話 し合 わ な い 」が 多 く,女 子 は 「 よ く話 し 合 う 」 「話 し合 う 」 が 多 く,男 女 差 が あ っ た 。 特 に 男 子 は 食 事 の 時 に 家 族 と 話 さ な い こ とが 分 か っ た 。
・ 「能 力 適 性 を 試 し た い 」が 最 も 多 くr次 い で 「 自分
に 適 し た 仕 事 が 見 つ か る か 不 安 」 「早 く親 か ら 独 立
し た い 」 と な っ て い る。
オ 結 婚 や 将 来 の 家族 の 構 想
(男子)(女 子)
力 生 き て い く上 で 大 切 な も の 留
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友人 家族 趣味 財 産 地位 その他
健 康 愛情 知識 ・技能 礼儀作 法 学歴
國 男子 口 好
キ 学 校 教 育 に期 待 す る もの
生徒会活認 慶鯉
し つ け や 規 律(7,5r.}
(27.5:
ク千位瀬F
就職 指導
、(12.1:) 講 鋤 一 (16二[剣
考 え 方 ・生 き 方 へ の 影 響 度
・結 婚 や 将 来 の 家 族 に つ い て 考 え た こ と が あ る生 徒 は , 全 体 と し て は 半 数 と な っ て い る が,女 子 の 方 が 特 に 将 来 の 家 族 等 を 現 実 的 に 考 え て い る よ う で あ る 。
・男 女 共 に 「友 人 」が 最 も 多 い 。 女 子 は 次 い で 「家 族 」
「愛 情 」を あ げs男 子 は 「趣 味 」 「知 識 ・技 能 」
「財 産 」と な っ て い る 。
・女 子 は 対 人 的 な こ と(人 間 関 係)を 考 え て い る が , 男 子 は 個 人 的 な こ と(自 分 自 身)を 考 え て い る 。
・男 女 共 に ,%以 上 が 学 校 教 育 に 「生 き方,人 間 形 成 に
き方、人柁形成 つ い て の 指 導 」を 求 め て い る 。 平 成3年1月 実 施 の 全 国 「倫 理 」 「現 代 社 会 」研 究 会 の 全 国 調 査 「高 校 生 の 意 識 と 生 活 に 関 す る 調 査 」 と ほ ぼ 同 じ結 果 と な っ て お りs学 校 教 育 の 中 で,生 き方 ・人 格 形 成 に か か わ る学 習 の 機 会 を 求 め て い る こ と が 分 か っ た 。
畝 脚 携 ラ瘤OTV部 粧 斜交 濠 艦 の人
ケ ど ん な生 き方 を した いか
。ま わ り の 人 や で き事 か ら の 影 響 度 の 強 さ を3 ,1, 0の3段 階 に 分 け て 選 ば せ た 結 果 は,次 の 表 の よ う で あ る。 影 響 度 の 高 い もの は,や は り友 人 で あ り,次 い で 母 親,父 親,ク ラ ブ ・部 活 動 映 画 ・TVと な
り,家 族 等 の 身 近 な 所 か ら 強 く影 響 を 受 け て い る こ と が 分 か っ た 。
自 由 記 述 で 回 答 さ せ た と こ ろ,男 女 共 に 「 自 由 に 生 き る 」 「他 人 に 縛 ら れ た く な い 」
「楽 し く生 き る 」 と い う 内 容 が 圧 倒 的 に 多 か っ た 。 次 い で 「 自 分 ら し く生 き る 」 「後 悔 し
な い よ う に 生 き る 」 と な っ た 。 し か し 具 体 的 な 生 き方 や 信 条 を 答 え る 生 徒 は ほ と ん ど い な
か っ た 。
(2)「 在 り方 生 き方 」に 関 す る 指 導等 の実 態調 査
① ね らい 「人 間 と して の 在 り方生 き方 を考 え させ る家 庭 科 の 指 導 」につ いて の 教 師 の意 識 の 実 態 を把 握 す る。
② 調 査 対 象 と実 施 時 期 東 京 都 高 等学 校 家庭 科 教 育研 究 会 に属 す る教 師37名 平 成4年11月
③ 調 査 結果
ア 「人 間 と して の生 き方 」を 考 え させ る指 導 の実 施 状 況
・ 「行 って い る 」が全 体 の8割 を 占 め て い た。領域別で は 「保
行oて い る(83.8%)
育 」「家 族 」が 最 も多か った。 指 導 方 法 は 新 聞 の 切 り抜 きや
行 ってい ない
(is.2%)副 読 本 の 利 用 ,グ ル ー プ討 議 ロ・ 一ル プ レイ ン グ等 であ った 。 イ 高 校 家 庭 科 教 育 の 中 で 「人 間 と し て の 生 き 方 を 考 え さ せ る 指 導 」の 必 要 性 に つ い て
・指 導 の 必 要 性 を 「感 じ る 」 と 答 え る教 員 が9割 以 上 お り
必要性 を感 じる(91,9%),そ
の 主 な 理 由 は,a,自 分 が ど の よ う に 生 き て い く か 考 え た こ
必要性響 謝'と が な
い生 徒 が 多 い 。b,家 族 関係 が 希薄 で 家 庭 で の 教 育 力 が 低 下 し て い る。c,生 徒 の 価 値 観 が 多 様 化 し て い る 。 な ど で あ っ た 。
(3)実 態 調 査 の 考 察
① 生 徒 の 実 態 調 査 の 結 果 よ り,女 子 は 結 婚 や 将 来 の 家 族 に つ い て 構 想 を 持 っ て い る が,男 子 は 持 っ て い な い も の が 多 か っ た 。 女 子 は 家 庭 科 で 家 族 ・家 庭 の 在 り 方 や 結 婚 等 に つ い て 学 習 す る場 が あ る が,男 子 に は そ の 場 が な く,自 分 を 取 り巻 く人 間 の こ と ま で 考 え が 及 ん で い な い こ と が 分 か っ た 。 高 校 生 の 段 階 で の 学 習 の 機 会 の 必 要 性 が 明 ら か に な っ た 。
② 高 校 生 が 学 校 教 育 に期 待 す る も の と し て,「 生 き方,人 格 形 成 に つ い て の 指 導 」が 一 番 に あ げ られ た 。 この背 景 には,高 校 生 の 人 間 関係 の 攣 さ,希 薄 な 家族 関係 家 庭 の教 育 力 の 低 下 等 が あ る こ と が 分 か っ た 。
③ 価 値 観 の 多 様 化 の 中 で,ど の よ う に 生 きて い くの か の 指 針 が つ か め な い 高 校 生 の 姿 が 浮 き 彫 り に な り,そ の 指 導 の 必 要 性 を痛 感 し た 。
④ 社 会 に 出 て 働 く こ と に つ い て,社 会 に 出 て 自 己 を 試 し,親 か ら の 自立 を 願 っ て い る一 方 で, 将 来 に 対 す る不 安 感 も 同 時 に 持 っ て い る こ と が 分 か っ た 。
⑤ 社 会 の 変 化 や そ れ に 伴 う生 徒 の 実 態 等 か ら,家 庭 科 で 「在 り方 生 き 方 」の 指 導 を 扱 う必
要 性 が 教 師 の ア ン ケ ー ト調 査 よ り 確iかめ られ た 。
4指 導 計 画 と指導 上 の配 慮 事 項
高 等 学 校 家 庭 科 に お け る人 間 と して の在 り方 生 き方 教 育 は,前 述 の 高 等 学 校 家 庭 科 を 指導 す る上 で の 発達 課 題 を生 か して 指 導 計 画 を作 成 す るが,次 の2点 を配 慮 す る こと と した。
○ 生 徒 の意 識調 査 よ り生徒 自身 が,学 校 に生 き方 や 人 格 形 成 にか か わ る学 習 の機 会 を 求 め て い る こ と
○ 高等 学 校 家庭 科 の 指 導 の な か で,既 に九 割 近 くの家 庭 科 担 当教 師 が人 間 と して の生 き 方 教育 を 実 践 して お り,ま たそ の 指 導 分 野 は多 岐 に わ た っ て い る こ と
した が って1人 間 と して の 在 り方 生 き方 を考 え させ る家 庭 科 の 指導 は,あ らゆ る分野 で 行 う こ と と し、 高 校 家庭 科 に お け る発 達 課 題 と 指導 内 容 との 関連,及 び 開 発 した 指 導 事例 と発 達 課 題 との 関連 を,次 の よ うに ま とめ た。
高等学 校 家 庭 科 に お け る発 達 課 題 と指導 内 容 及 び開 発 した 指 導 事 例 との 関連
(1)心身 の 健 康 ・安 全 に努 め,生 涯 に わ た って 持続 で き る よ うにす る。
衣 ・食 ・住生括の設計 と管理 や技術
/
事 例1職 業 調 査 を通 して生 活 設 計 を 考 え させ る。F
{2}将来 の 生 活 を見 通 し た家 族 観,結 婚 観, 職 業 観 を もつ よ うに す る。
家族 と家庭生活 保 育
事 例2広 告 やカ タログの検討 を通 しZ, 意 志 決 定 能 力 を高 め させ る。
(3広 い視 野 に 立 ち生 活 環 境 を と と の え, 自 ら考 え 判 断 し行 動 で き る よ うに す る。
家庭経済 と消費 家庭生 活と情 報 家庭 生活 と電 気 ・機 械
事 例3豊 か で 充 実 した 食 生 活 につ い て 考 え させ る。
(4)人と人 との か か わ りの 重 要 性 に気 付 き, 幅 広 い 人 間 観 を もつ よ うに す る。
家族 と家庭 生 活,保 育 衣 ・食 ・住生活の設計 と管理や技術
事 例4住 居の在 り方を 通してL家 族 の つなが りについて 考 え させ る。
(5)親 の 役 割 に つ い て 理 解 し,自 覚 す る 。
保 育
事 例5結 婚についてのデ ィベー トを通し て,今 後の生 き方 を考え させ る。{6依 食住な どに関 する くらしの技術 を身につけ 時代の変化 に応 じて創造 で きる力をつけ る。
衣 ・食 ・住生活 の設計 と管 理や技 術 事 例6ロ ール プレイングを通 して,親 の在 り方 を 考 え させ る。
な お,指 導 に 当 た っ て は 次 の こ と に 留 意 す る こ と と し た 。
ア 他 教 科 と の 関 連 を 図 り,系 統 的 に 学 習 で き る よ う考 慮 し 指 導 計 画 を 作 成 す る。
イ 生 徒 の 興 味 ・関 心 や 生 活 実 態 に 配 慮 して,身 近 な 題 材 を 取 り上 げ る 。
ウ 他 の 意 見 を 聞 く と と も に,自 ら の 考 え を 深 め させ る よ う,デ ィ ベ ー トや グ ル ー プ 学 習 な ど を 取 り 入 れ,生 徒 同 士 の 意 見 交 換 や 発 表 等 を 導 入 す る 。
エ 実 験 ・実 習,調 査,観 察,ケ ー ス ・ス タ デ ィ,シ ミ ュ レ ー シ ョ ン ・ゲ ー ムsロ ー ル プ レ ィ ン グ な ど,実 践 的 ・体 験 的 学 習 方 法 を 導 入 す る。
オ 視 野 を 広 げ,多 様 な 生 き 方 を 認 めs自 分 の 生 き方 を 考 え さ せ る よ う,輻 広 い 資 料 を 用 意 す る な ど 指 導 方 法 を工 夫 す る。
力 将 来 の 生 き 方 を 考 え さ せ る と と も に,現 在 の 自分 の 生 活 の 在 り方 も考 え ら れ る よ う配 慮
す る。
5指 導 事例
〔事例1〕 職 業 調査 fし て 生 活 設 計 を 考 え させ る事 例 (1)題 材 名 職 業 選択 と生 活 設 計
(2)題 材 設 定 の理 由 日本 人 の平 均寿 命 が 延 びて 人生80年 時代 とい わ れ る よ うに な った 。 と ころが 現代 の高 校 生 に は将 来 の こ とは お ぼ ろ げ に しか 見 えて い な い 。彼 ら に 自分 の 人 生 を 現 実 の もの と して と らえ させ,高 校 生 で あ る今,何 を した ら よい の か を 考 え させ る ため に も 生 活 設 計 は必 要 で あ る。 そ の 中 で も職業 選 択 は 人生 に対 す る価 値 観 生 活観,経 済 的 な面 な ど に深 く関係 し,具 体 的 な 生 き方 に大 き くか か わ って く る。 高 校 生 が 身近 に感 じる職 業 選択 を通 して,生 活 設 計 につ い て 考 え させ る ため この 題 材 を設 定 した。
(3)学 習 目標 ① 職 業 や 勤 労 に対 す る関 心 ・理 解 を深 め,働 く人達 の職 業 観 や 人 生観 を参 考 に し,自 分 の 将 来 の 職 業 につ い て考 え る。
② 自分 の 基 本 的 な生 き方 や 姿 勢 にっ い て 考 え,生 活設 計 を立 て る ことが で きる。
(4>・指 導 計 画 〜 生 活 設 計(4時 間)〜
1.生 活 設 計 の 意 義 (Dい ろ い ろ な 人 生
(2)
職 業 選択 と生 活 設 計
2時 間 。親 祖 父 母 の 人 生 を 聞 き,ラ イ フ ス タ イ ル の 変 化 に つ い て 知 る。
。人 生80年 の 時 代 ,社 会 の 激 し い 変 化 の 中 で の 生 活 設 計 の 必 要 性 を 理 解 さ せ る 。
。 自 分 の 今 ま で の 人 生 を ラ イ フ プ ラ ン ニ ン グ 表 に記 入 さ せ 将 来 を 考 え る の に ど の よ う な 要 素 が 必 要 か 考 え さ せ る 。
(5)事 前 学 習 自分 の 将 来 就 きた い職 業 につ い て 聞 き取 り調 査 を し,聞 き取 り用 紙 に書 き 込 み事 前 に提 出 させ る。
(6)本 時 の 展 開 区1
分 学 習 内 容 時
間 指 導 上 の 留 意 点 備 考 導
入 前 時 の復 習
1甥.生 活設計臆 舞 思咄 させる・i
本 時 の 目標 の確 認
5。前 時 に 書 き込 み を し た ラ ィ フ プ ラ
ラ イ フ プ ラ ン ニ導
ン ニ ン グ表 を 完 成 さ せ る に 当 た り, ン グ表 これ か ら先 の 人 生 で職 業 選択 が 大切
■入
で あ る と い う こ と を 理 解 さ せ る 。
将 来 就 き た い 職 業 イ ン タ ビ
4Q。生徒 に よ って 人 生 に対 す る価 値 観
ワ ー ク シ ー トユ ー の 発 表
な ど が 違 う の で 発 表 に よ っ て 自 分 の
1 ・発 表 者 は職 業 聞 き取 り調
知 り た い こ と を ワ ー ク シ ー トに ま と職 業 聞 き 取 り調 査 用 紙 に した が って 発表 す
め さ せ る 。査 用 紙 は あ らか
展
る 。じめ提 出 させ 発
・発 表 を 聞 い て ワ ー ク シ ー
表 者 を選 ん で お
トに 記 入 。 く 。
… 一一 一
職 業 と人 生 の関 係 を考 え る。
20。職 業 選択 が経 済 的 自立,結 婚,家
プ リ ン ト1
族 関 係 な ど と 大 き くか か わ っ て く る
こ と を 理 解 さ せ る 。 ま た,自 己 実 現 の た め の職 業 選 択 につ いて も考 え さ
開
せ る 。生 活 設 計 を 考 え る。
20。家族 関 係 や 高 齢 化 社 会 な どの 要 素
・ こ れ か ら 先 の 人 生 を ラ イ を 考 え な が ら,ラ ィ フ プ ラ ン ニ ン グ フ プ ラ ン ニ ン グ表 に 記 入 す 表 に家 族 や そ の 周 りの 状 況 も記 入 さ
る 。 せ る 。
生 活 設 計 の意 義 と課 題 に つ
10。生 活 設 計 は将 来(目 標)を 実 現 す ま い て 考 え る。 る た め に,今 し て お くべ き こ と を 考
と
え 実 行 す る と い う フ ィ ー ドバ ッ ク機 能 を 中 心 と した 考 え 方 で あ る こ と を
め 確 認 さ せ,高 校 生 の 今,何 を し て お
くべ き か 考 え さ せ る 。
一 一 一 一
例 評 価 の観 点 ① 将 来 の 職 業 に つ い て 考 え る 事 を 契 機 に,自 ら の 生 活 設 計 を た て る こ と が で き た か 。
② 自 分 の 身 ¢ 周 りの 人 間 の こ と も考 え な が ら ラ イ フ プ ラ ン ニ ン グ を す る
こ と が で き た か 。
(8)授 業 後 の 考 察 本 時 は,第3学 年(男 子20名,女 子23名)で 試 行 的 に実 施 した。
ラ ィ フプ ラ ンニ ソ グ表 は 自分 だけ で は な く,現 在 及 び将 来 自分 とか か わ る人 間 な どの 全 体 の 状況 を把 握 す る こ とが で きる と考 え,こ の形 式 を導 入 した 。 しか し,生 徒 の プ ライバ シー に か か わ る ため慎 重 に扱 う こ とが 必 要 で あ る。
事 前 学 習 の 職 業 聞 き取 り調 査 は第3学 年 が 対 象 で あ っ たの で 進 路 に対 す る意 識 は か な り高 か った 。 しか し,ど こに行 き,誰 と会 った らよ い か 分 か らな い生 徒 もお り,こ ち らか ら働 き 掛 け をす る必 要 が あ った 。実 際 に職 業 調 査 を して み て,今 ま で表 面的 に しか見 て い なか った 職 業 が 現 実 の もの とな る と と も に,生 徒 か らは,職 業 と家 族 との 関 わ りや,生 活 時 間 との か か わ りが 自分 の もの と して と ら え られ た とい う声が 聞 か 礼 将 来 に対 す る具 体 的 な心 構 え,
自分 だ け で 生 きて い るの で は な い と い う 自覚 な どが 感 じ られ た 。
本 時 は,家 族 と家 庭 生 活 の ま と め と して位 置 付 け た が,生 活設 計 を よ り深 く考 え させ る た め に も家 庭経 済 と消 費 や,乳 幼 児 の保 育 な ど様 々な分 野 と関 連 付 け る必 要 があ ると考 えられる。
(9)資 料(職 業 聞 き と り調 査 用 紙)
自分 が将 来就 きたい職 業 の 人の 話を聞 いてみ よ う
職業 年令 男'引
iiその 仕事 に就 い たき っかけ
その 仕事 に就 くための条 件(必 要 な資 格,専 門的 知識)
仕事 の具 体的 内容
平 均 的 な一 日の生 活
こ の 仕 事 に 就 い て 良 か っ た こ と,困 っ た こ と
〈 ま と め 〉
① わ か っ た こ と
② も っ と知 り た い こ と
③感 想
年 組 番 名前
(事 例2〕 広 告 や 力 夕 ロ グ な どの 検 討 を 通 し て 、 意 志 決 定 能 力 乏 高 め さ せ る事 例 (1)題 材 名 物 資 ・サ ー ビ ス の 購 入 と 消 費
② 題 材 設 定 の 理 由 最 近 の 高 校 生 の 中 に は,生 活 情 報 が あ ふ れ て い る割 に は,情 報 の 活 用 方 法 を知 ら ず ま た,そ れ を 活 用 し た 体 験 が な く,流 行 や フ ィ ー リ ン グ に 流 さ れ,安 易 に 物 資 や サ ー ビ ス を 購 入 す る 者 が 多 く見 受 け ら れ る。 そ こ で,具 体 的 な 物 資 や サ ー ビ ス の 購
入 を 想 定 し,意 志 決 定 の 必 要 性 や 重 要 性 を 理 解 さ せ る た め,こ の 題 材 を 設 定 した 。 (3)指 導 計 画
(4)学 習 目標
生 活 情 報 の 活 用4時 間(本 時2時 間)
ア 消 費 者 が 物 資 ・サ ー ビス を 購 入 す る 際 の 情 報 の 活 用 と 意 志 決 定 を シ ュ ミ レ ー シ ヨ ン を 通 し て 体 験 す る。
イ 費 用 の 調 達 方 法 に つ い て も併 せ て 考 え,各 自 の 目的 に 合 っ た 購 入 が で き る よ う に す る 。
⑤ 準 備 前 時 に,各 自 で ス キ ー ツ ア ー の カ タ ロ グ ・パ ン フ レ ッ ト等 の 資 料 を 集 め て 持 参 さ せ て お く。(教 師 側 で も あ る程 度 は 用 意 を し て お く)
(s)本 時 の 展 開(2時 間)
区
分 学 習 活 動 時
間 指 導 上 の 留 意 点 備 考 導 本 時 の 目標 を 確 認 す る。 ㈲
5 。物 資 ・サ ー ビス を 購 入 す る際 の
入 情 報 の種 類 や性 質 を考 え させ る。
物 資 ・サ ー ビ ス を 『購 入 す る 』
25。 日頃 ど の よ う な判 断 基 準 で,物
た め のOイ ン ト(判 断 基 準) 資 ・サ ー ビス を 購 入 し て い る か 考
w展 を 考 え る 。
え さ せ る 。テ ー マ を 「衣 服 の 購 入 」 と 。 日常 的 に 購 入 し て い る物 に つ い ・KJ法 用 の 分 して 出 され た 意 見 を グ ル ー プ て 考 え,何 に重 点 を置 い て 購 入 す
類 カ ー ド毎 にKJ法 を用 い た 整理 を す る か,判 断 基 準 の 順 位 を考 え なが (順 位 に よ っ て
る 。 ら カ ー ド に 書 か せ る 。
色 分 けす る)
。班 で 分 類 し ,さ ら に 全 体 を 文 章 ・模 造 紙
開 に し て ま と め さ せ る 。
さ ま ざ ま な 生 活 情 報 源 を 知 る。 。判 断 基 準 が どの よ うな情 報 源
(情 報 提 供)か ら な さ れ て い る か,
展
開
ま と め
購 入 演 く。
『 ス キ
購入演
各 自が
サ ー ヒ
ん で 行
て ま と め て い く。
の 中 か ら,今 回 は カ タ ロ こし た 演 習 を す る こ と を
チ ャ ー トを 見 な が ら,全 と意 志 決定 の 手 順 につ い
る 。
ソ ー トに 自分 の 条 件 を 書
る 。
で用 意 した 資 料 を 見な が 自身 の判 断基 準 を も と に を進 め さ せ る 。
。意 志 決 定 が で き た 部 分 は,理 由 な ど を 記 入 し な が ら ワ ー ク シ ー トを 完 成 さ せ る。
本 時 の ま とめ(意 志 決 定 の 重 要 性 の 確 認
5
。 完 成 した ワ ー ク シ ー トを 見 直 し て,流 れ に 沿 って 意 志 決 定 が で き た ら感 想 を 書 い て 提 出 さ せ る。
・ プ リ ン ト(フ
ロ ー チ ャ ー ト&
意 志 決 定 ワ ー ク シ ー ト)
・ス キ ー 旅 行 用 の カ タ ロ 死 パ ン フ レ ッ ト,雑 誌,広 告 な ど(意 志 決 定1,皿)
・メ ・ 一 カ ー,販 売 店 の カ タ ロ グ;
パ ン フ レ ッ ト, 日本 地 図,CM
(VTR),宅 配 価 格 表
(意 志 決 定1)
(7)評 価 ア 流 れ に 沿 っ て,自 分 自身 で 意 志 決 定 が で き た か 。
イ 多 種 多 様 な 生 活 情 報 の 中 か ら,目 的 に 合 っ た 適 切 な もの を 選 択 し て 活 用 す る こ と が で き た か 。
(8)授 業 後 の 考 察
本 時 は,第1学 年 の 男 女 共 学,班 別 ク ラ ス(男 子9人,女 子13人)で 行 っ た 。
アKJ法 を 用 い て 物 資 ・サ ー ビ ス 等 の 購 入 例 を 考 え た と こ ろ,生 徒 は 興 味 を 持 っ て 臨 み, 主 体 的 に ポ イ ン トを ま と め て い く こ と が で き た 。
イ 本 校 で は1年 次 で 情 報 処 理(2単 位)を 履 修 し て い る こ と も あ り,フ ロ ー チ ャ ー トを
使 用 し た プ リ ン トに も 興 床 を 持 た せ る こ とが で き た 。
ウ 生 徒 は カ タ ロ グ の 見 方 が わ か ら ず に 戸 惑 っ た り,カ タ ロ グ に 見 入 っ て し ま い 時 間 が 不 足 し た りす る 者 も あ るの で,そ の 点 を 配 慮 し た 事 前 指 導 を す る必 要 が あ る。
(9)生 徒 の 感 想
ア ス キ ー 旅 行 に 行 く時 は 、 こ の よ う に き ち ん と 計 画 を 立 て て み よ う と思 っ た 。
イ ス キ ー に 行 くに は お 金 が た く さ ん か か る こ と を 知 っ た 。 予 算 を 考 え た り,そ の 時 に 必 要 な 費 用 を 考 え た り,結 構 大 変 だ っ た 。
ウ 何 気 な く 見 て い る カ タ ロ グ に も,た く さ ん の 情 報 が 詰 ま っ て い る こ と が 分 か っ た 。 clay資 料(フ ロ ー チ ャ ー ト)
『 ス キー旅 行 に行 く 』意 志 決 定 の手 順
(開 始)
i 意 志 決 定 の 条 件
☆ 意
再検討
再 検 討
再 検 討
意志 決定 i
一
お まか せ コー ス (パッケージコー ス
選 択 コー ス),
自 力 コー ス(フi)一 ツ アー
5WIH等 の 検討
選 択 コース)
意 志 決 定 5WIH等 の
皿/
検 討
意志決 定 皿
決定
決定 1
、 道具,小 物類 の
準 備 ・決 定
内 容 の 修正 ・変更
変 更 な し
⊂ ⊃
皿 意 志決 定
璽
ワークシート 記入
̲(
皿 変 更 あ り
☆ 意 志 決 定 の 条 件 … 『ス キ ー 旅 行 に 行 く 』 前 提 で,必 要 な 資 料 が 揃 っ て い る か ど うか, 確 認 す る。
☆ 意 志 決 定 の 際 に 行 き詰 ま っ た り面 倒 に な っ た ら,戻 っ て 検 討 し 直 す こ と も で き る 。
意 志 決 定 の 内 容
。 自 分 た ち で 全 て 計 画 し て,オllジ ナ ル の ス ‡ 一 旅 行 を す る → 自力 コ ー ス へ O既 製 の 商 品(ッ ア ー な ど)か ら,自 分
の 条 件 に 合 う もの を 選 ぶ → お ま か せ コ
ー ス へ
。 自 分 の 求 め る5WIHに 合 う も の が あ る か 検 討 す る 。
(wherwnerewhowhatwhy how)
。 費 用 の 検 討,サ ー ビ ス の 検 討 o板,ウ ェ ア ー,小 物 類 等
購 入orレ ン タ ル
。 宅 配 サ ー ビ ス を 利 用 す る か Oス キ ー ス ク ー ル に 入 る か
〔事例5〕 豊 か で 充 実 した 食 生活 に つ い て考 え させ る事例 (1)題 材 名 人間 と食 事 の か か わ り
(2)題 材 設 定 の 理 由 近 年 は生 活 環境 が 大 き く変 化 し,食 生 活様 式 や 食 パ タ ー ン,食 行 動, そ れ に、 栄 養 摂 取 状 態 も著 しい変 化 を 見せ て い る。 豊 か にな っ た よ うに見 え る食 生 活 で あ るが 生 徒 の 食 生 活 をみ る と,一 人 で食 べ る孤 食 や家 族 と異 な った もの を食 べ る個 食 な ξ 従 来 には な い現 象 が 見 られ る。 こ う した こ とが 日常化 す る と,人 との つ なが りを深 め ると い う食 生 活 の 役 割 を十 分 果 た す こ とが で きな い の で は な い か と思 わ れ る。 そ こで食 領 域 の 導 入 と し て,人 間 と食 事 の かか わ りに つ い て 考 え さ葛 人 間 が 食事 に求 め る もの につ い て 認 識 を深 め させ る と と もに,豊 か な食 文 化 の担 い手 と して 食 生 活 を大 切 に考 え よ うと す る 意欲 と態 度 を培 う こ とを ね らい と して,本 題 材 を設 定 した。
(3)学 習 目標 ア 人 間 が 食 事 に 求 め る もの は 何 か を知 る。
イ 豊 か で充 実 した食 生 活 とは 何 か を 考 え る。
(4)本 時 の 展 開(2時 間)
区 分 導 入
展
開
学 習 活 動
本 時 の 目標 を知 る。
人 間 が 食 事 に 求 め る も の は 何 か を 知 る。
・ 〔食 事 風 景 〕か ら気 付 く 食 事 の 様 々 な 要 素
【食 べ た もの,器,配 膳 テ ー ブ ノV,椅 子, 食 事 を し た 人,テ レ ビ
ラ ジ オ,新 聞 等 】 食 事 の 果 た す 役 割 ・機 能 に つ い て 考 え る。
時 間 ㈲ 5
25
20
指 導 上 の 留 意 点
。人 間 と 食 事 の か か わ り に つ い て 学 習 す る こ と を 知 ら せ る 。
Oプ リ ン トを使 っ て ,感 じ た こ と, 気 が 付 い た こ と を 話 し 合 わ せ 記 録
させ る。
。絵 に 書 か れ て い る物 乞 あ げ さ せ,そ の 一 つ 一 つ が 食 事 の 状 況 を 表 現 し て い る こ と に注 目 さ せ る 。
。主 な 意 見 を 板 書 す る。
備 考
o食 事 に は,食 欲 を 満 た す こ と の 他 に,食 事 を 通 して 人 と の 結 び つ
プ リン ト
「食 事 風景 」 (足 立 己 幸
「食 生 活 論 」よ り)
展
開
ま と め
・生 理的 機 能
(生 き るた め の 食事)
・社 会 的,文 化 的機能 (よ り人 間 らし い豊 か な 食 事)
食 と く ら しの つ な が り に つ い て 考 え る 。
・食 物 に 託 す 願 い や 祈 り
… … 行 事 食
・地 域 で 取 れ る 材 料 を 生 か す … … 郷 土 食
本 時 の ま とめ
40
10
き を 深 め る こ と も認 識 さ せ る。
(共 に 食 べ る 喜 び ゃ 他 の た め に 作 る 喜 び な ど)
戚 幽 ♪ ・ 鮫 し
U
昌
)唱 ハ レー團
も ・ も 象 へ織 δ 鰐
。行 事 食 や郷 土 食 を取 り上 げ,食 事 に託 す 願 い や,そ の地 域 性 と食 文 化 の 伝 承 につ い て理 解 させ る。
。人 間 と 食 事 の か か わ り を 知 り, 豊 か で 充 実 し た 食 生 活 と は 何 か を
考 え させ,現 代 の 食 文 化 と 自分 の 食 事 を 見 つ め さ せ る 。
正 月 料 理 と名 前 の 由 来
郷 土 料 理(各 地 の 雑 煮 の比 較)
(5」 授 業 後 の 考 察
従 来,食 領 域 は,健 康 面 ・栄 養 面 の 視 点 か ら 指 導 す る 場 合 が 多 か っ た 。 こ こ で は,食 生 活 を グ ロ ー バ ル な 視 点 で と ら え ら れ る よ う指 導 し,こ れ か らの 学 習 の 中 で 自 分 の 食 生 活 を
見 つ め,そ の 課 題 に 気 付 く こ と が で き る よ う な 授 業 展 開 に し た 。
人 間 が 食 事 に 求 め る もの を 考 え さ せ る た め,食 事 風 景 の 絵 を 活 用 し た こ と で 生 徒 の 感 性 に 訴 え る こ と が で き,食 事 の 果 た す 役 割 に つ い て 具 体 的 に 考 え さ せ る こ と が で き た 。 ts1生 徒 の 感 想
ア 食 事 風 景 の 絵 か ら,色 々 な こ と が 分 か る ん だ な あ と思 っ た 。
イ 食 事 は 栄 養 を と っ た り,食 欲 を満 た す だ け の もの で は な く,コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を 取
る こ と が で き,家 族 で 食 事 を す る こ と は 大 切 だ と 思 い ま し た 。
〔事 例4〕 庄 居 の 在 り方 乏通 して、 家 族 の つ なが りに つい て考 え させ る事 例 {1)題 材 名 住 居 と家 族
② 題 材 設 定 の 理 由
住 居 は 生 活 を営 む 基 本 の 場 所 で あ り,家 族 の 絆 を深 め る場 所 で あ る。 しか し,情 報 化 の進 展 に伴 い,テ レ ビや 雑 誌 な ど の マ ス コ ミを通 して伝 え られ る住 居 の情 報 は 氾 濫 して い るが, 生 徒 の 多 くは外 観 や 空 間 の豊 か さ ・美 し さば か りに 目を奪 わ れ て い る傾 向 に あ る。 ま た一 方, 現 代 の 土 地 事 情 もあ って か家 族 が 理 想 とす る住 居 を得 る こ とは 難 し い状 況 に あ る こ と も確 か
で あ る。
そ こ で,家 族 を 中心 と した 生 活空 間 を考 え る こ と によ って 住居 の 機 能 を理 解 さ せ る と と も に家 族 相 互 の理 解 を 深 め させ た い と考 え,本 題材 を設 定 した。
(3y学 習 目標
ア 生 活 空 間 の 配置 が 家族 の 生 活 に影 響 を与 え て い る こ と を理 解 す る。
イ 住 居 の学 習 を通 して 生 活 空 間 が 人 間 を育 て る こと を理 解 す る。
㈲ 事 前 学 習
雑 誌 や広 告 等 か ら 「私 の 理 想 とす る家 」を選 んで 提 出 をす る。 そ のsな ぜ 選 ん だ の か 理 由 を書 く。
㈲ 本 時 の 展 開(2時 間) 区
分 学 習 活 動 時
間 指 導 上 の 留 意 点 備 考
導 住 居 と家 族 に つ い て 興 味 ・関 5分 。VTRを 使 用 し,学 習 意 欲 を 高 VTR資 料
入 心 を も つ 。
め る 。サ ザ エ さ ん
「私 の理 想 とす る家 」を 選ん
7。 意 図 的 指 名 を す る 。
ワ ー ク シ ー トだ 理 由 を 発 表 す る。 。要 点 を板 書 す る 。
展
生 活空 間 の 配置 と家 族 の生 活
38。3種 類 の 間 取 りの 特 徴 と そ こ に
ワ ー ク シ ー トに つ い て グ ル ー プ で 考 え る 。 生 活 す る家 族 の 日常 生 活 や 家 族 関 模造紙
開 係 な ど を 想 像 し,ま と め させ る 。
1 グ ル ー プ ご と に 発 表 す る 。 。 要 点 を板 書 す る 。
「家 族 の 関係 を踏 まえ た間 取
40。一 般 的 な 生 活 空 間 の 分 類 を 示 す 。
ワ ー ク シ ー ト展 り 」 に つ い て 考 え る 。 ・個 人生 活 の空 間S 生 活空 間 プ ロ
・家 族生 活 の空 間L
ッ ク キ ッ ト・家 事 サ ー ビ ス の 空 間K
の り ・は さ み・生 理衛 生 行 為 の空 間P
開 。各 生 活 空 間 を ブ ロ ッ ク配 置 させ
る 。
ま 本 時 の 学 習 を ま とめ,発 表 す
10 Oワ ー ク シ ー トに ま と め さ せ る 。 ワ ー ク シ0卜と
る 。。 間 取 り に つ い て 改 善 点 を 見 つ け
め る こ と が で き た か 確 認 す る 。
(6)授 業 後 の 考 察
本 時 は 第1学 年(男 子21名 女 子20名)で 試 行 的 に 実 施 し た 。 そ し て,次 の こ とが 分 か っ た 。
ア 導 入 段 階 でVTR資 料 の 活 用 を 図 っ た こ と に よ り,家 族 に つ い て の 興 味 ・関 心 が 増 し, 以 後 の 展 開 が ス ム ー ズ に 行 え た 。
イ3種 類 の 間 取 り 図 か ら特 徴 を ま と め させ る 学 習 活 動 は,間 取 り図 を 見 や す く し た り , 発 問 を工 夫 す る こ と に よ り,生 徒 の 理 解 を 深 め る よ う に す る 必 要 が あ る 。
ウ 生 活 空 間 ブ ロ ッ ク キ ッ トの 活 用 は 本 時 の 学 習 を 深 め る 上 で 効 果 的 で あ っ た 。 男 子 生 徒 も 意 欲 的 に学 習 に 取 り組 み,熱 心 に キ ッ トの 配 置 を し て い た。
工 今 回 の 学 習 は 住 居 の 導 入 と し て 行 っ た が,住 居 学 習 が す べ て 終 了 した 後 ,ま と め と し て 本 事 例 を 扱 う こ と も効 果 的 と思 わ れ る 。
(7)生 徒 の 感 想
ア 家 庭 科 を 男 子 と一 緒 に や る の は 初 め て で,楽 しか っ た。 家 に つ い て 新 し い 見 方 が で き て よ か った 。
イ 家 族 生 活 の 場 所 は 多 い よ りむ し ろ 一 か 所 に 集 ま る 方 が よ い と 思 った 。
ウ 将 来 の た め に 役 立 っ た と 思 う。1階 は 皆 ん な で 話 し を し た り テ レ ビを 見 た り し た い 。
個 人 の 部 屋 は2階 に 作 っ て ゆ っ く り し た い 。
(8)資 料
「家族 の 関 係 を 踏 まえ た 間 取 り 」
〈1F>
1年
L L
.::ニ::::::...̲̲
難 蕪
1・:.・.:,;:・.L L
△羅 §
L L
S
・:く・:・P・:・:・:・:
S
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〈2F>
組./1&氏 名
S:個 人 生 活 の 空 間 Ll家 族 生 活 の 空 間 K:家 事 サ ー ビ ス の 空 間 P:生 理 衛 生 行 為 の 空 間
(生 活 空 間 を ブ ロ ッ ク配 置 し た 理 由)
。 リ ビ ン グ は,広 くて 日 当 た り の よ い 場 所 で 多 目的 に 使 い た い 。
。 ま た,こ こ で 家 族 が 顔 を 合 わ せ る機 会 を 多 く し た い 。
。姉 ,弟 の 関係 を深 め る た め に子 供 部 屋 を な らべ た。
〔事 例5〕 結 婚 に つ い て の デ ィベ ー トを 通 して 、 今 後 の 生 き 方 を 考 え させ る 事 例 (1)題 材 名 人 生 と結 婚
(2)題 材 設 定 の 理 由 生 徒 に と っ て 関 心 の 高 い 結 婚 を と りあ げ,将 来 の 自 分 の 生 き 方 を 見 つ め さ せ,こ れ か ら の 男 女 の 関 係 や,人 と か か わ り を も っ て 生 き る こ と の 大 切 さa結 婚 の 意 義 な ど に つ い て 考 え さ せ る た め,本 題 材 を 設 定 し た 。
(3)学 習 目標
(4) (5)
事前学習
ア 人 生 に お け る 結 婚 の 意 義 を認 識 す る 。
イ 人 生 設 計 を 立 て る上 で,自 立 と は 何 か を 理 解 す る 。 ウ 人 と か か わ り を も っ て 生 き る こ と の 大 切 さ を 理 解 す る 。
工 多 様 化 し た ラ イ フ ス タ イ ル の 中 か ら ,自 分 ら し くf入 間 ら し く生 き る に は,ど う し た ら よ い か 考 え る 。
結 婚 に つ い て い ろ い ろ な 観 点 か ら調 べ,デ ィ ベ ー トが で き る よ う準 備 す る 。 本 時 の展 開(2時 間)
区
分 学 習 活 動 時
間
一 一
指 導 上 の 留 意 点 備 考 導
入
本 時 の 学 習 目標 を確認 す る。
(分)10一
。仕 事 ・結 嫡 老 後 を 踏 ま え て,ど ん な 人 生 を 送 り た い か 考 え さ せ る 。
一
デ ィベ ー トに つ い て 確 認 す る 。
。 デ ィ ベ ー トの 方 法,ル ー ル に つ い プ リ ン ト 「 デ ィて の 説 明 を す る 。
べ 一 トと は 」「結 婚 す る,結 婚 し な い 」の
辱
40
。結 婚 とは何 か,結 婚の意義 を考 え
デ ィ ベ ー トを 行 う 。 さ せ る 。
。出 さ れ た 意 見 は,社 会 的,個 人 的 記入用紙 側 面 か ら整 理 し用 紙 に記 入 させ る。
展 多 様 化 して い る結 婚形 態 の 現 。同 棲,結 婚,シ ン グ 勘 デ ィ ン ク 婚 姻 届,離 婚 届
状 を 知 る。 ス,シ ン グ ル マ ザ ー,夫 婦 別 姓 な ど 用紙
の 事 例 を紹 介 す る。 新 聞 記 事 「夫 婦 O諸 外 国 の 結 婚 事 情(ス ウ ェ ー デ ン 別 姓 」 「 シ ン グ な ど)を 例 に あ げ る。
ル マ ザ ー 」 な ど結 婚 や子 ど もに対 す る意 識 の O結 婚形 態 の 多様 化 や 出生 率 の低 下
変 化 を認 識 す る。
30と そ の 原 因 を 考 え させ る 。 新 聞 記事 「出生 鞠 寿命のU':社 会や経瀦/ 率 の低 下 」 造の変化 高学歴化 価値観の
多様化など ノ
結 婚 の 意 義 に つ い て 考 え る。 。 人 に と っ て の 結 婚 の 意 味 と結 婚 の 「結 婚 に関 す る 社 会 的 側 面 な ど に つ い て 考 え させ る 。 様 々 な格 言 」な
。 出 産 や 育 児 の 面 に つ い て も 考 え さ どの 資 料
せ る 。
開 こ れ か らの 男 女 の 関係 の 在 り O青 年 期 の 男 女 関係 結 婚後 の人 間 方 に つ い て 考 え る。 関 係 が ど ん な も の か を考 え さ せ る。
・結 婚 に は 何 が 必 要 か 考 え る。 o結 婚 を さ さ え る た め の 要 素 に は, 「 さ ま ざ ま な 離 愛情 と尊 敬,助 け 合 う心,情 緒 的 な 婚 理 由 」な どの 成 熟=自 律,心 身 の 健 康,安 定 し た 資料
経 済 的 基盤 な どが あ る こ とを 理解 さ
せ る 。
。 人 間 と し て 自 立 す る と は ど o現 在 の 自 分 を ふ りか え らせ る と と
展 う い う こ と か 考 え る 。 もに,精 神 的 な側 面 と経 済 的 な側 面
開 の 両 方 の 自立 に つ い て,具 体 的 に 考
え さ せ る。
本 時 の ま とめ 。健 康 に 生 き る,人 間 関 係 を豊 か に 記 入 用 紙 ま これ か らの 人生 にお い て 大切 す る,自 立 す る こ と が 重 要 で あ る こ
な こ と は 何 か,人 間 ら し く生 20 と を 認 識 さ せ る。
と き る とは どん な こ とか記 入 用 o人 と し て 生 き て い く と い う こ と は 紙 に 自 由 記 述 す る。 い ろ い ろ な 人 々 と か か わ っ て 生 き て
め い く こ と で あ る こ と を 知 り,今 何 を
す れ ば よ い か を 考 え さ せ る 。
{6)授 業 後 の 考 察
デ ィ ベ ー トの 進 め 方 の 配 慮 点 と し て,① デ ィ ベ ー タ ー は あ ら か じ め 決 め て し ま う と,そ の 他 の 生 徒 は 何 も準 備 し な い 恐 れ も あ る の でf誰 が デ ィ ベ ー タ ー に な っ て も よ い よ う 準 備 し て お く こ と を 全 員 に 指 示 し,授 業 の 直 前 に 決 定 す る よ う に し た 。 ② デ ィ ベ ー トの 問,傍 聴 者 に は 記 入 用 紙 を 配 布 し,両 方 の 意 見 を 整 理 さ せ,自 分 の 最 終 的 な 意 見 と授 業 の 感 想 を 自 由 記 述 さ せ た 。 ③ デ ィ ベ ー トの 勝 敗 は,議 論 の た た か わ せ 方 で あ っ て,自 分 が ど ち ら の 意 見 に賛 成 で あ るか を 問 う も の で は な い こ と を 周 知 さ せ る こ とが 大 切 で あ る。
ク ラ ス に よ っ て 議 論 の ポ イ ン トが,育 児,婚 姻 届 な ど の 法 的 手 続 の 問 題,愛 情 な ど 精 神 的 つ な が り に 分 か れ た 。 デ ィ ベ ー ト後 の 授 業 展 開 は,出 さ れ た 意 見 の い くつ か に 絞 っ て 授 業 を 進 め る 方 法 が 効 果 的 で あ っ た 。
こ の 論 題 は,最 終 的 に 個 人 の 価 値 観 に よ る も の な の で,他 の 人 の 意 見 を 聞 き正 し く理 解 で き る こ と,自 分 の 意 見 を 適 切 に表 現 で き る こ と が,重 要 な カ ギ と な る と 考 え る。
(7)生 徒 の 感 想
・両 方 の 意 見 と も し っ か り し て い て 白熱 し た デ ィ ベ ー トだ っ た 。 い つ も の 授 業 と 違 っ て い て と て も楽 し か っ た 。
・結 婚 は ま だ 先 の こ と と思 っ て い た の に ,人 ご と と は 思 え な く な っ て き た。 考 え さ せ ら れ た。
・い ろ い ろ な 人 の 結 婚 観 を み る こ と が で き 勉 強 に な っ た 。 自分 の 将 来 に つ い て 皆 で 意 見 交 換
で き楽 し い 授 業 だ っ た 。
〔事 例6〕 ロ ー ル プ レ イ ン グ を 通 し て 親 の 在 リ 方 を 考 え させ る事 例 (1}題 材 名 子 供 の 自 立 と 親 の 役 割
(2)題 材 設 定 の 理 由 第 二 の 誕 生 と い わ れ る 青 年 期 前 期 は,「 自立 と依 存 」 に揺 さ ぶ ら れ な が ら成 長 し て い く時 期 で あ る 。 「子 供 の 進 路 」 と い う場 面 設 定 で の 親 子 の 葛 藤 を 「 ロ ー ル プ レ イ 」で 感 じ取 ら せ,精 神 的 ・肉 体 的 に 成 長 著 し い子 供 が 自 分 の 人 生 を 所 有 し,自 分 の 力 で 切 り 開 い て 行 け る 「 自立 した 人 間 」 に 育 つ た め に ,親 に は ど ん な 能 力 が 求 め ら れ て い る の かs考 え さ せ る た め 本 題 材 を 設 定 した 。
(3)学 習 目標 ア ロー 一ル プ レ イ を 通 じ て,親 の 立 場 ・子 の 立 場 を 客 観 的 に と ら え る。
イ 子 供 の 成 長 に応 じ た 望 ま し い 親 の 在 り 方 を 考 え る。
(4)事 前 学 習 「 ロ ー ル プ レ イ 」の 役 者5人 に は 場 面 設 定 表 を 渡 し 状 況 を 伝 え て お い た 。
㈲ 本 時 の 展 開(2時 間)
区 分 導 入
展
開
学 習 活 動
本 時 の 学 習 目標 を 知 る 。
ロ ー ル プ レ イ① を 観 察 す る 。 親 役 と 子 役 の 言 葉 に 注 意 を む け る 。
観 察 表 に ○ を 入 れ る 。
ロ ー ル プ レ イ② を 観 察 す る。
親 役 と子 役 の 言 葉 に 注 意 を む け る 。
観 察 表 に○ を 入 れ る 。
ロ ー ル プ レ イ① と② の 比 較 検 討 を す る。
① と② の 特 徴 を 板 書 す る。
時 間 ㈹ 5
15
10
20
指 導 上 の 留 意 点
。机 を 後 方 に 下 げ 円 形 に す わ る。
。場 面 設 定 を 知 らせ ,状 況 を把 握 さ せ,父 母 役 を 登 場 さ せ る 。 教 師 が 子 役 を し,見 本 を示 す 。 父 母 役 に 「演 じ て どん な 感 じが し た か 」発 表 さ せ る 。
。父 母 役,子 役 を 登 場 さ せ る。 ロ ー ル プ レ イ① と 異 な る 親 の 態 度 で 取 り組 む こ と を 伝 え る。 父 母 役, 子 役 に 「演 じて ど ん な 感 じ が し た か 」発 表 さ せ る 。
。 グ ル ー プ に分 け る 。 記 録1名 を 決 め る 。 観 察 表 を元 に感 じ た こ と を グ ル ー プ 内 で 発 言 さ せ る。
机 を 元 に 戻 す 。
備 考
場 面 設 定 表
親 役 用 キ ー ワ ー ド表 A
ロ ー ル プ レ イ 観 察 表
親 役 用 キ ー ワ ー ド表 B
ロ ー ル プ レ イ観 察 表
親 の態 度 と子 供 の 変化 に 気
5。 ロ ー ル プ レ イ① ② の 解 説 を す る 。 親 の養 育 態 度
付 く。
① は 分 身 型② は受 容型 で あ る こ と ・分 身 型(過 保 護 ・ を伝 え る。 発 達 段 階 に応 じて 受 容 溺 愛 な ど)
展 の表 現 が 変 わ る こ と を 話す 。 ・付 録 型(拒 否 ・放
任 な ど) 1。 受 容 型 な ど 親 の 態度 か ら引 き起 こ され 。自立 を阻 害 され た子 供 の問 題 行 新 聞 の切 抜 き資料
た子 供 の 問題 行 動 を知 る。 動 を 伝 え る。
「子 ど もの 権 利 条 約 」の 主 10 。 「子 供 が 自立 し た 人 間 と な る た 子 ど もの 権 利 条 約
旨 を 理 解 す る 。 め の援 助 」の 主 旨 を伝 え第 五条 資料
第 五 条 を 知 る。 「親 の 指 導 の 尊 重 」知 ら せ る 。
開 子 供 が 自分 の 人生 を所 有 し,
30。付 箋 紙 に 「親 に求 め られ る能 力」 付箋紙 1 自立 した 入 間 に 育 つ た め に を3つ 書 か せ る 。KJ法 に よ り グ
マ ジ ッ ク親 に求 め られ る能 力1ま何 か ル ー プ 内 で ま と め さ せ る 。
マ グ ネ ツ ト考 え る 。 模造紙
一
「親 に 求 め られ る能 力 」に
310。子 供 に対 す る愛情 を持 ち,そ れ
つ い て 把 握 す る。 を 伝 え る能 力
ま 。子 供 の 人 格 を尊 重 す る 力 1
。子 供 の 変 化 や 心 の 動 き を キ ャ ッ
と チで き る感 姓
。子 供 の成 長 や 発 達 についての理解
め 。親 自身 の欲 望 を 自制 す る力
。安 定 した 経済 基盤
詩 を音 読 す る。 。子 供 の 日常生 活 を援 助 す る 力 詩 「親 は矢 子 は弓 」
(6)授 業 後 の 考 察 、
「 ロー ル プ レ イ 」は 笑 い 声 が 混 ざ り合 う 中 で 和 や か に楽 し く取 り組 め た 。 観 察 し て い る 生
徒 は,子 役 の 言 い 分 が 日頃 の 自分 と 重 な る も の が あ る の か 「あ の 気 持 ち よ く分 か る 」 と 共 感
を 示 して い た 。 親 に 求 め られ る能 力 をKJ法 で ま と め さ せ た と こ ろ,生 徒 が 主 体 的 に 活 動 し
効 率 よ くま と め る こ と が で き た 。 机 を後 方 に下 げ 円 形 に座 る 配 置 は リ ラ ッ ク ス し た 雰 囲 気 を
作 り発 言 を 促 す メ リ ッ トが あ っ た 。
① 生 徒 の 感 想 ア ロ ー ル プ レ イ は,親 と 子 の 立 場 の 違 い を 客 観 的 に 見 る こ と が で き た 。 イ 円 に な って 授 業 し た の は お も しろ か っ た。 子 供 へ の 接 し 方 も こ ん な に
理 論 的 に 考 え る と,親 と い う も の は一 番 難 し い 職 業 な の か も 知 れ な い 。 ウ 自分 一 人 だ と 思 い 付 か な い こ と も グル ー プ で一 緒 に 考 え た り,人 の
意 見 を 聞 く こ と で 学 ぶ こ と が で き た 。
エ も っ と 多 くの 人 が ロ ー ル プ レ イ に 参 加 し た ほ う が い い と思 っ た 。 (8)資 料
場面設定表
☆ 子 供(良 夫16歳 高 校 一 年 生)
1.音 楽 が 好 き で 将 来 ミュ ー ジ シ ャ ン に な り た い 目標 を 持 っ て い る 。 2.音 楽 仲 間 の 評 判 が 良 く,少 々 自信 が う ま れ て き た と こ ろ 。 3.今,学 ん で い る勉 強 は 将 来 の 目標 に は 役 立 た な い と思 っ て い る 。 4.高 校 を 中 退 し て,本 格 的 に 音 楽 の 勉 強 に 励 み た い 。
5.音 楽 学 校 へ 入 学 し た い 。 そ こ で ど ん な 苦 し い こ と が あ っ て も や っ て い き た い 。 6.親 に相 談 して,も し高 校 中 退 を 反 対 さ れ た ら,仕 方 が な い か ら 高 校 く ら い は 卒 業
し て お こ う。
7,大 学 へ は,進 学 し な い 。 親 に 言 わ れ て も大 学 に は 行 か な い と 強 く思 っ て い る。 音 楽 学 校 へ 行 く。
☆ 父 母(父50歳 会 社 員 母49歳) 1.良 夫 に は 高 校 。大 堂 ま で 卒 業 し て欲 し い 。
2,良 夫 は 最 近r音 楽 に 熱 中 し て い て 勉 強 の 方 は 大 丈 夫 だ ろ うか 。 心 配 で あ る 。 音 楽 は 趣 味 の 範 囲 で や る もの だ 。
3.良 夫 は 「高 校 中 退 し た い 」 と言 っ て い るが,と ん で も な い こ と だ 。 進 学 し た く と も行 け ぬ 子 供 が い る の に 。
4.「 音 楽 で 生 計 を 立 て た い 」 と言 う 良 夫 は 夢 を 見 て い る に 違 い な い 。
5,世 間 は 依 然 と し て 学 歴 社 会 で あ る。 良 夫 が 道 を 誤 ま ら ぬ よ う方 向 を 示 し て や らね ば な ら な い 。
ロ ー ル プ レ イ① 親 役 用 キ ー ワ ー ド表A 1.1〜5を も れ な く伝 え る。
2.子 の 言 い 分 は 聞 く気 が な い 。 な る べ く聞 か な い 。 3.思 っ た こ と を 自 由 に 言 っ て 良 い 。
ロ ー ル プ レ イ ② 親 役 用 キ ー ワ ー ド表B‑一