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論文内容要旨

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Academic year: 2021

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論文内容要旨

論 文 題 名 Inhibitory effects of

Chlorella

extract on airway hyperresponsiveness and airway remodeling in a murine model of asthma(クロレラは気管支喘息モデルマウスにおいて気道過敏性と気 道リモデリングを抑制する)

掲載雑誌名 THE SHOWA UNIVERSITY JOURNAL of MEDICAL SCIENCES Vol.31 No.1 2019 年(掲載予定)

専攻名 内科系内科学(呼吸器アレルギー内科学分野) 桑原直太

内容要旨

背景: クロレラ抽出物(

Chlorella

extract; CE)は Th1 サイトカイン を誘導することが知られている. Th1 サイトカイン, Th2 サイトカイン は互いに調節的関係にあり, Th1 系が優位な場合は Th2 系が抑制され, Th2 系が優位な場合は Th1 系が抑制される. 気管支喘息は Th2 系炎症 が主病態と考えられていることから, Th1/Th2 バランスを介して CE は 気管支喘息に対してよい効果を上げると考えられた. 今回我々は卵白 アルブミン(ovalbumin; OVA)誘導喘息マウスモデルを用いて CE の喘 息に対する効果を検討した.

方法: Balb/c マウスを用いてコントロール群(OVA 投与なし, CE 投与 なし), CE 投与群(OVA 投与なし, CE 投与), 喘息群(OVA 投与, CE 投与なし), 喘息+CE 投与群(OVA 投与, CE 投与)の 4 群に割り当て た. 喘息群, 喘息+CE 投与群は day0, day12 に OVA 腹腔内感作を行い, day25 から 3 日間連続で OVA 点鼻曝露を行った. 最終投与から 24 時間 後(day28)に検体採取を行った. CE 投与群, 喘息+CE 投与群には 2%

の CE を含んだ食餌を与えた. 喘息の指標としてメサコリン負荷によ る気道過敏性(airway hyperresponsiveness; AHR)を評価し, 気管支 肺胞洗浄液(bronchoalveolar lavage fluid; BALF), 肺組織におけ る 総 細 胞 数 , 細 胞 分 画 , サ イ ト カ イ ン 値 の 測 定 を 行 っ た . ま た , periodic acid-Schiff; PAS 染色, Masson trichrome 染色を用いて気

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道リモデリングの評価を行った. さらに脾細胞を採取し, OVA 刺激後 のサイトカイン産生についても検討した.

結果: 喘息群に対して喘息+CE 投与群では有意に AHR の低下を認め た. また, 喘息+CE 投与群は喘息群に対して BALF における総細胞数, 好酸球数および Th2 サイトカイン(IL-4, IL-5, IL-13)の有意な減少 を認めた. さらに, 喘息群に対する CE 投与は PAS 染色陽性細胞数を有 意に減少させ, Masson trichrome 染色スコアの有意な改善を示した.

また, 喘息+CE 投与群は喘息群に対して脾臓細胞における IL-4, IL-5, IL-13 の産生を抑制した.

結論:CE は喘息モデルにおける AHR および気道リモデリングを抑制す ることが示された. 本研究は喘息モデルマウスにおいて AHR および気 道リモデリングを CE が抑制することを示した初めてものである.

参照

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