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論 文 審 査 の 要 旨

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Academic year: 2021

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別紙1

論 文 審 査 の 要 旨

報告番号

甲第 3224 向井俊平

論文審査担当者

主査 大塚 成人 教授 副査 松山 高明 教授

副査 根本 哲生 教授

(論文審査の要旨)

本論文主題の血管内皮 Glycocalyx(GCX)は様々な生物学的プロセスに関与する重要な成 分であり、陰性に荷電している性質より、従来から陽性荷電物質を付着させて電子顕微鏡 で観察されてきた。しかし、その手技が煩雑であるため、申請者はGCX の簡便な観察方法 を検討すべく、マウスの腎臓をAlcian blue(ALB)を含有するホルマリン固定液で灌流もし くは浸漬固定し、パラフィン包埋切片を作成して観察を行った。

結果として、どちらの固定試料も光学顕微鏡ではGCX が青く染色され、透過型電子顕微 鏡では内皮を覆う薄層として確認された。低真空走査型電子顕微鏡においては、無染色の 切片ではGCX を確認できないが、PAM染色を行うと ALB に付着する銀粒子としてGCX を可 視化できた。さらに、光顕像と走査電顕像を連関させる CLEM 法により、3 次元的に GCX を描出することができた。

本研究は、GCX の簡便な観察方法を確立しており、尚且つ、ヒト試料における浸漬固定 にも応用することができると考えられる点に意義があると評価した。以上から、本論文は 新しい知見を得て学術上価値があり、学位論文に値すると判断した。

論文題名:Three-dimensional electron microscopy for endothelial glycocalyx observation using Alcian blue with silver enhancement

[アルシアンブルー銀増感法を用いた血管内皮グリコカリックス観察のための三次元的 電子顕微鏡法]

掲載雑誌:Medical Molecular Morphology. 2020 Oct 6. doi:

10.1007/s00795-020-00267-1. Online ahead of print.

https://link.springer.com/article/10.1007/s00795-020-00267-1

(主査が記載、500字以内)

参照

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