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介護サービス施設・事業所が地域に与える影響
‐ 外 部 性 、 限 界 費 用 及 び 重 度 化 の 予 防 効 果 の 観 点 か ら ‐
政 策 研 究 大 学 院 大 学 ま ち づ く り プ ロ グ ラ ム M J U 1 1 0 2 4 松 尾 恭 子
1 は じ め に1
2006年4月 の 介 護 保 険 法 の 改 正 に よ り 、在 宅 サ ー ビ ス の 拡 充 ・ 地 域 密 着 型 サ ー ビ ス の 創 設 等 が 規 定 さ れ 、 地 域 に 密 着 し た サ ー ビ ス の 展 開 が 求 め ら れ て い る . そ れ ら の 供 給 者 で あ る 介 護 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 は 、 高 齢 者 及 び そ の 家 族 の 介 護 リ ス ク を 軽 減 し 、 生 活 の 利 便 性 を 向 上 さ せ る 生 活 基 盤 と し て と ら え ら れ る 一 方 、 施 設 の 建 設 及 び 運 営 に あ た っ て は 施 設 コ ン フ リ ク ト と 呼 ば れ る 反 対 運 動 も 見 受 け ら れ る . そ こ で 、 本 稿 で は 、 介 護 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 が お よ ぼ す 市 場 を 通 じ な い 影 響 ( 外 部 性 ) 及 び 市 場 を 通 じ た 影 響 に つ い て 介 護 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 に 着 目 し て 分 析 を 行 う .
2 介 護 保 険 制 度 の 現 状 と 課 題
地 方 公 共 団 体 間 の 競 争 に よ る 効 率 的 な サ ー ビ ス の 運 営 を 目 的 に 、 介 護 保 険 制 度 は 地 方 公 共 団 体 に 広 く 権 限 が 委 ね ら れ て お り 、 各 地 域 で 整 備 さ れ て い る 介 護 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 の 数 及 び 種 類 は 地 方 公 共 団 体 の 特 性 及 び 方 針 に よ っ て ば ら つ き が あ る . 今 後 も 介 護 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 及 び そ の サ ー ビ ス 内 容 に つ い て は 、 量 と 質 の 両 面 で 拡 大 し て い る た め 、 早 急 な 整 備 が 必 要 で あ る .
3 問 題 意 識
介 護 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 が 地 域 に 与 え る 影 響 の う ち 市 場 を 通 じ た 影 響 は 、 受 給 者 ・ 家 族 の 介 護 リ ス ク の 分 散 及 び 安 定 し た 労 働 者 の 確 保 が 挙 げ ら れ る . 市 場 を 通 さ な い 影 響 は 、 介 護 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 が 増 加 す る こ と に よ る 生 活 基 盤 の 整 備 に 伴 う 地 域 イ メ ー ジ の 向 上 と い っ た 正 の 外 部 性 及 び 不 特 定 多 数 の 人 の 往 来 に よ る 地 域 イ メ ー ジ の 低 下 と い っ た 負 の 外 部 性 で あ る . こ れ ら の 相 反 す る 影 響 が あ る た め 、 介 護 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 の 整 備 に あ た っ て 、 外 部 性 を 定 量 化 し 、 場 合 に よ っ て は 対 策 を 講 じ る こ と が 必 要 で あ る .
ま た 、 多 様 化 し 急 増 す る 介 護 ニ ー ズ に 円 滑 に 対 応 す る た め 、 介 護 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 の 市 場 を 通 じ た 影 響 に つ い て 、 限 界 費 用 及 び 重 度 化 の 予 防 効 果 の 観 点 か ら 分 析 し 、 地 域 に 与 え る 影 響 が 良 好 な 介 護 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 が い ず れ で あ る か を 検 証 す る も の で あ る .
4 デ ー タ
実 証 分 析 1は 、 地 価 と 介 護 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 の 関 係 を 、プ ー ル デ ー タ を 基 に 分 析 す る も の で あ り 、 岡 山 県 岡 山 市 を 対 象 地 区 と す る 、2009年 1月 1日 、 2010年1月1日 及 び 2011年 1月 1日 の 「 地 価 公 示
1 本 稿 は 論 文 の 要 約 で あ る た め 、 参 考 文 献 等 に つ い て 論 文 を 参 照 さ れ た い .
価 格 (標 準 地 の1月 1日 時 点 の 価 格 )」及 び2009年 7 月 1日 、2010年 7月 1日 及 び 2011年 7月 1日 の「 地 価 都 道 府 県 調 査 価 格 (基 準 値 の7月1日 時 点 の 価 格 )」
ポ イ ン ト に つ い て 、 分 析 デ ー タ セ ッ ト を 構 築 し た . 実 証 分 析2は 、限 界 費 用( 介 護 保 険 給 付 費 用 額 )と 介 護 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 の 関 係 を 、 パ ネ ル デ ー タ を 基 に 分 析 す る も の で あ り 、 政 令 指 定 都 市 、 中 核 都 市52を 分 析 対 象 と し 、2007年 、2008年 及 び2009年 の
「 介 護 保 険 給 付 費 用 額 」 に つ い て 、 分 析 デ ー タ セ ッ ト を 構 築 し た .
実 証 分 析3は 、重 度 化 の 予 防 効 果 と 介 護 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 の 関 係 を 、 パ ネ ル デ ー タ を 基 に 分 析 す る も の で あ り 、 政 令 指 定 都 市 、 中 核 都 市52を 分 析 対 象 と し 、2007年 、2008年 及 び2009年 の 「 重 度 要 介 護 認 定 者 数 」 に つ い て 、 分 析 デ ー タ セ ッ ト を 構 築 し た .
5 実 証 分 析
本 章 で は 、 介 護 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 を 、 サ ー ビ ス 内 容 に 基 づ き 、7分 類 し 、 介 護 か ら 看 取 り ま で の 要 介 護 ( 支 援 ) 者 の 生 活 全 般 を 支 え る サ ー ビ ス 分 類 で 入 所 ・ 準 入 所 ・ 在 宅 単 体 ・ 在 宅 複 合 介 護 サ ー ビ ス 施 設・事 業 所 に4分 類 し( 表1).外 部 性 及 び 限 界 費 用 及 び 重 度 化 の 予 防 効 果 に つ い て 分 析 を 行 う .
表 1 分 析 対 象 と な る 介 護 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 一 覧
5.1 実 証 分 析 1 介 護 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 が 地 価 に 与 え る 影 響
始 め に 、 本 節 で は 、 介 護 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 が 地 価 に 与 え る 影 響 に つ い て 、 検 証 す る .
NO1 3分類 7分類 NO2 サービス名
1 介護老人福祉施設 2 介護老人保健施設 3 介護療養型医療施設 4 介護予防特定施設入居者生活介護 5 特定施設入居者生活介護 6 地域密着型特定施設入居者生活介護 7 地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護 8 介護予防認知症対応型共同生活介護 9 認知症対応型共同生活介護
10 予防支援
11 居宅介護支援 12 介護予防訪問介護
13 訪問介護
14 夜間対応訪問介護 15 介護予防訪問入浴介護 16 訪問入浴介護 17 介護予防訪問看護
18 訪問看護
19 介護予防訪問リハビリテーション 20 訪問リハビリテーション 21 介護予防通所介護 22 通所介護・療養通所介護 23 介護予防認知症対応型通所介護 24 認知症対応型通所介護 25 介護予防通所リハビリテーション 26 通所リハビリテーション 27 介護予防短期入所生活介護 28 短期入所生活介護 29 介護予防短期入所療養介護 30 短期入所療養介護 31 介護予防小規模多機能型居宅介護 32 小規模多機能型居宅介護 7 在宅複合サービス施設・事業所
1 入所サービス施設・事業所
2 準入所サービス施設・事業所
3
在宅単独サービス 施設・事業所
相談サービス 施設・事業所
4 訪問サービス
施設・事業所
5 通いサービス
施設・事業所
6 泊まりサービ
ス施設・事業 所
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5.1.1 実 証 モ デ ル ①
本 稿 で は 、 問 題 意 識 を 踏 ま え て 、 以 下 の 仮 説 を 取 り 上 げ 、 介 護 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 が 周 辺 地 域 に も た ら す 外 部 性 を ヘ ド ニ ッ ク ・ ア プ ロ ー チ に 基 づ き 分 析 を 行 う . ヘ ド ニ ッ ク ・ ア プ ロ ー チ は 、 便 益 は 地 価 に 帰 着 す る と い う 資 本 化 仮 説 に 基 づ く も の で あ る .
仮 説 介 護 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 は 、 今 日 の 高 齢 社 会 の 広 が り よ っ て 、 生 活 の 利 便 性 を 向 上 さ せ る 施 設 と し て 地 価 に 正 の 影 響 を 与 え て い る が 、 介 護 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 の 性 質 に よ っ て は 、 騒 音 や 夜 間 の 車 両 の 往 来 等 が 周 辺 地 域 に 影 響 を 与 え る .
実 証 モ デ ル ① .
Y=α+β1 iWCi+β2 iLCi+β3 iNCi+β4 iACi+β5 iJCi+ !!!!!!!+ε
被 説 明 変 数 Yは 、地 価( 地 価 公 示 価 格 ・ 地 価 調 査 価 格 ) を 用 い る .
主 な 説 明 変 数 つ い て 、当 該 地 価 の ポ イ ン ト を 住 民 の 居 住 地 の サ ン プ ル と と ら え 、 当 該 地 価 ポ イ ン ト を 中 心 に 、 半 径 50m 、100m 、150m 及 び 200m の 同 心 円 内 に 位 置 す る 介 護 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 数 を カ ウ ン ト し 、 距 離 ご と に 推 定 を 行 う .
介 護 サ ー ビ ス 施 設・事 業 所 数 をWCi、24時 間 営 業 介 護 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 数 をLCi、 認 知 症 専 用 介 護 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 数 をNCi、 利 用 者 平 均 要 介 護 度 が 2.5以 上 の 介 護 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 数 を ACi 及 び 重 度 要 介 護 者 が5割 以 上 の 介 護 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 数 をJ C iと 表 す .
Xjは そ の 他 の 説 明 変 数 で あ り 、 介 護 需 要 の 指 標 や 土 地 属 性 を 示 す も の を 採 用 し た .
5.1.2 推 定 結 果 と 考 察
推 定 結 果 は 、 表2の と お り で あ る .
表 2 推 定 結 果
***、**、*は そ れ ぞ れ1% 、5% 、10% の 水 準 で 有 意 で あ る こ と を 示 す .
図 1 推 定 結 果 グ ラ フ
(1) 各 説 明 変 数 の 推 定 結 果
図 1の と お り 、 半 径 50m か ら100m へ と 地 価 は 0 円 に 近 づ き 、150m に お い て 非 常 に 値 は 小 さ く な っ て お り 、半 径 100m又 は 半 径 150m に お い て 符 号 が 逆 転 し て い る .
24時 間 営 業 介 護 サ ー ビ ス 施 設・事 業 所 数 は 、半 径 50m 及 び 100m に お い て 統 計 的 に 負 の 有 意 な 結 果 が 得 ら れ 、半 径 150m 及 び 200m に お い て 統 計 的 に 正 の 有 意 な 結 果 が 示 さ れ た . 認 知 症 専 用 介 護 サ ー ビ ス 施 設・事 業 所 数 は 、半 径50m に お い て 統 計 的 に 正 の 有 意 な 結 果 と な っ て い る . 利 用 者 平 均 要 介 護 度 が 2.5 以 上 の 介 護 サ ー ビ ス 施 設・事 業 所 数 は 、半 径50m 及 び 100m に お い て 統 計 的 に 正 の 有 意 な 結 果 が 得 ら れ た . 重 度 要 介 護 者 が 5割 以 上 の 介 護 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 数 は 、半 径 50m 、100m 及 び 150m に お い て 統 計 的 に 負 の 有 意 な 結 果 と な っ た .
係 数 の 値 は 、 在 宅 複 合 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 数 、 在 宅 訪 問 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 数 、 準 入 所 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 数 及 び 在 宅 泊 り サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 数 が 順 に 大 き い .
(2) 考 察
以 上 の 結 果 か ら 、 介 護 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 は 地 価 に 正 の 有 意 な 結 果 が え ら れ た め 、 生 活 の 利 便 性 を 向 上 さ せ る 社 会 基 盤 と し て 正 の 外 部 性 が 認 め ら れ る . 7分 類 し た 介 護 サ ー ビ ス 施 設・事 業 所 事 務 所 の う ち 、 在 宅 複 合 サ ー ビ ス 、 在 宅 訪 問 サ ー ビ ス 及 び 準 入 所 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 数 が 順 に 正 の 外 部 性 を も た ら し て い る .
介 護 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 の 整 備 に あ た っ て は 、 地 価 に 負 の 有 意 な 結 果 が 得 ら れ た 24時 間 営 業 及 び 重 度 要 介 護 者 が 5割 を 超 え る 介 護 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 に つ い て は 、 お よ そ 100m の 範 囲 の 外 部 性 に つ い て 施 設 コ ン フ リ ク ト 対 策 が 必 要 で あ る .
5.2 実 証 分 析 2 介 護 サ ー ビ ス 施 設・事 業 所 が 限 界 費 用 に 与 え る 影 響
続 い て 、 本 節 に お い て は 、 介 護 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 が 市 場 を 通 じ て 地 域 に お よ ぼ す 限 界 費 用 へ の 影 響 に つ い て 、 以 下 の 仮 説 に 基 づ き 分 析 す る .
仮 説 事 業 所 ・ 従 業 員 の 共 有 化 及 び 利 用 者 の 一 括 処 遇 に よ る 事 務 費 設 備 ・ 人 件 費 等 の 削 減 が 可 能 な 、 準 入 所 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 及 び 在 宅 複 合 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 は 、 限 界 費 用 の 増 加 傾 向 は 小 さ い . 上 記 の 要 件 を 満 た す が 、 民 間 参 入 が 規 制 さ れ て い る 入 所 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 は 、 施 設 運 営 の 効 率 が 悪 い た め 、 限 界 費 用 を 増 加 さ せ る 傾 向 が あ る .
5.2.1 実 証 モ デ ル ②
実 証 モ デ ル ②
Y=α+β1S1+β2S2+β3S3+β4S4+β5S5+β6S6+β7S7+ !!!!!!!+ε
被 説 明 変 数Yは 保 険 給 付 費 用 額 の 対 数 値 を 用 い る . 主 な 説 明 変 数 つ い て 、 入 所 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 数 は S1、準 入 所 サ ー ビ ス 施 設・事 業 所 数 はS2、在 宅 相 談 サ ー ビ ス 施 設・事 業 所 数 は S3、在 宅 訪 問 サ ー ビ ス 施 設・事 業 所 数 は S4、在 宅 通 い サ ー ビ ス 施 設・事
-1500000 -1000000 -500000 0 500000 1000000 1500000
50m 100m 150m 200m
入所サービス施設・事業所数 準入所サービス施設・事業所数 在宅訪問サービス施設・事業所数 在宅通いサービス施設・事業所数 在宅泊まりサービス施設・事業所数 在宅複合サービス施設・事業所数 24時間対応施設・事業所数 認知症専用施設・事業所数
基本集計
被説明変数:地価 係数 標準誤差 係数 標準誤差 係数 標準誤差 係数 標準誤差
入所 入所サービス施設・事業所数 -92114.540 (39222.840) ** -69504.000 (28300.460) **
準入所 準入所サービス施設・事業所数 264755.300 (35777.320) *** -3769.480 (23175.440) -37685.590 (13657.510) *** -43693.220 (11967.130) ***
訪問サービス施設・事業所数 284597.100 (56480.080) *** 958.815 (7184.783) -5794.780 (5072.340) -13799.670 (4960.806) ***
通いサービス施設・事業所数 16971.940 (9810.528) * 34277.930 (7263.311) *** 21730.830 (5144.215) *** 22469.810 (3899.849) ***
泊まりサービス施設・事業所数 111101.800 (49855.950) ** -1395.093 (32495.000) -23637.600 (20848.260)
在宅複合 複合サービス施設・事業所数 1031528.000 (209410.500) *** 58153.650 (59810.190) -26116.850 (37624.100) -31738.450 (21667.430) 24時間営業施設・事業所数 -556254.700 (59207.470) *** -54887.320 (21010.880) *** 23496.370 (9829.463) ** 30805.920 (8828.206) ***
認知症専用施設・事業所数 163646.700 (41692.880) *** 23487.470 (20296.640) -3569.420 (10841.320) 3074.017 (8490.819) 平均要介護度2.5以上の施設・事業所数 293607.800 (58054.960) *** 56108.230 (16079.860) *** 9121.421 (8157.029) -220.793 (6364.942) 重度要介護者5割以上の施設・事業所数 -1217940.000 (235320.400) *** -138547.700 (53809.690) ** -42392.080 (21318.940) ** -19189.980 (15117.140) 日常生活圏域別高齢化率 233434.300 (132041.600) * 174823.400 (150138.500) 223089.800 (150855.700) 175492.200 (149854.800) 日常生活圏域別平均要介護度 42143.810 (68417.510) 7748.288 (77200.480) -4166.625 (79198.540) -192.197 (78230.410)
地積 0.076 (0.211) -0.158 (0.272) -0.196 (0.273) -0.144 (0.246)
指定容積率 390.215 (50.042) *** 465.685 (57.720) *** 402.662 (57.692) *** 420.873 (56.748) ***
前面道路幅員 2910.959 (419.020) *** 3890.378 (469.249) *** 3960.721 (475.027) *** 4077.907 (470.787) ***
下水道ダミー 22346.110 (8114.223) *** 26720.570 (9131.110) *** 26204.430 (9170.947) *** 25905.160 (9129.878) ***
RCダミー 14311.480 (10839.180) 17847.990 (12206.040) 12823.380 (12501.330) 11893.350 (12351.600)
住宅地ダミー -49763.510 (8898.205) *** -42999.400 (10285.740) *** -54572.690 (10237.760) *** -53771.110 (10135.150) ***
商業系ダミー -37922.590 (10594.520) *** -46782.280 (12062.000) *** -59869.510 (11878.040) *** -60252.190 (11951.670) ***
工業系ダミー -58411.050 (11109.600) *** -64123.010 (12617.640) *** -69977.410 (12854.410) *** -67048.080 (12716.080) ***
その他ダミー 9020.926 (10307.230) 9732.049 (11665.940) 6197.147 (11727.940) 10896.130 (11733.160)
岡山駅までの直線距離 -0.667 (0.966) 1.660 (1.073) 2.310 (1.081) ** 1.675 (1.070)
日常生活圏域ダミー 年月ダミー
定数項 -27412.080 (138976.600) *** -1071.043 (157279.900) *** 72159.270 (160633.200) *** 54926.180 (158377.600) ***
自由度決定済み決定係数 サンプル数 在宅単体
752 752 752 752
yes yes yes yes
0.692 0.636 0.601 0.606
yes yes yes yes
50m 100m 150m 200m
エラー! スイッチの指定が正しくありません。
業 所 数 は S5、 在 宅 泊 り サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 数 は S6、及 び 在 宅 複 合 サ ー ビ ス 施 設・事 業 所 数 は S7と 表 す .
Xjは そ の 他 の 説 明 変 数 で あ り 、 介 護 サ ー ビ ス 提 供 体 制 の 指 標 や 介 護 サ ー ビ ス 需 要 規 模 を 示 す も の を 採 用 し た .
パ ネ ル デ ー タ で あ る こ と を 表 す サ ブ ス ク リ プ ト は 説 明 を 簡 略 化 す る た め 記 載 し て い な い .
5.2.2 実 証 モ デ ル ③
実 証 モ デ ル ③ .
Y=α+βSC+ !!!!!!!+ε
被 説 明 変 数 Y は 、 介 護 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 別 の 保 険 給 付 費 用 額 で あ る .
主 な 説 明 変 数 と し て 、 介 護 サ ー ビ ス 施 設・事 業 所 利 用 者 数 を SCと 表 す . 各 介 護 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 利 用 者 数 の 係 数 の 符 号 は 正 と な る と 予 想 さ れ る .
Xj は そ の 他 の 説 明 変 数 で あ り 、 介 護 サ ー ビ ス 提 供 体 制 の 指 標 や 介 護 サ ー ビ ス 需 要 を 示 す も の を 採 用 し た .
パ ネ ル デ ー タ で あ る こ と を 表 す サ ブ ス ク リ プ ト は 説 明 を 簡 略 化 す る た め 記 載 し て い な い .
5.2.3 推 定 結 果 と 考 察
以 下 に 、実 証 モ デ ル ② 及 び ③ に つ い て 推 定 結 果 と 考 察 を 述 べ る .
(1) 介 護 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 数 が 限 界 費 用 に 与 え る 影 響
推 定 結 果 は 、 表3の と お り で あ る .
表 3 推 定 結 果
被説明変数
説明変数 係数 標準誤差
入所 ln (入所サービス施設・事業所数) 0.386 0.183 **
準入所 ln (準入所サービス施設・事業所数) 0.085 0.125 ln (相談サービス施設・事業所数) 0.018 0.211 ln (訪問サービス施設・事業所数) 0.191 0.138 ln (通いサービス施設・事業所数) -0.101 0.182 ln (泊まりサービス施設・事業所数) 0.004 0.165 在宅複合 ln (複合サービス施設・事業所数) -0.016 0.017
ln (可住地人口密度) -44.026 68.552
ln (軽度要介護者数) -0.283 0.351
ln (中度要介護者数) 0.376 0.230
ln (重度要介護者数) 0.069 0.225
2009年ダミー -0.148 0.048 ***
2008年ダミー 0.240 0.030 ***
定数項 476.777 721.771
F値
自由度決定済み決定係数 サンプル数
78.500 0.929 142 ln(保険給付費用額)
在宅単体
***、**、*は そ れ ぞ れ1% 、5% 、10% の 水 準 で 有 意 で あ る こ と を 示 す.
介 護 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 数 の う ち 、 入 所 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 数 の み 統 計 的 に 有 意 な 正 の 係 数 と な っ て い る .4分 類 し た 介 護 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 事
務 所 の 係 数 を 比 較 す る と 、 負 の 係 数 の 値 が 大 き い も の か ら 順 に 在 宅 複 合 サ ー ビ ス ( ‐0.016)、 準 入 所 サ ー ビ ス(0.085)、在 宅 単 体 サ ー ビ ス(0.112=0.018+
0.191‐0.101+0.004)、入 所 サ ー ビ ス(0.386)施 設 ・ 事 業 所 数 と な っ て い る .
(2) 介 護 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 利 用 者 数 が 限 界 費 用 に 与 え る 影 響
推 定 結 果 は 、 表 4の と お り で あ る . 表 4 推 定 結 果
***、**、*は そ れ ぞ れ1% 、5% 、10% の 水 準 で 有 意 で あ る こ と を 示 す .
介 護 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 利 用 者 数 は 統 計 的 に 有 意 な 正 の 係 数 又 は 概 ね 正 の 係 数 と な っ て い る .4 分 類 し た 介 護 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 事 務 所 の 係 数 を 比 較 す る と 、 正 の 係 数 の 値 が 小 さ い も の か ら 順 に 、 準 入 所 サ ー ビ ス (1916.226)、 在 宅 複 合 サ ー ビ ス
(2666.973)、在 宅 単 体 サ ー ビ ス(3744.309=505.450
+577.760+550.222+2110.877)、 入 所 サ ー ビ ス
(10794.020) 施 設 ・ 事 業 所 数 と な っ て い る .
(3) 実 証 モ デ ル ② 及 び ③ の 考 察 の ま と め 介 護 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 が 限 界 費 用 へ の 影 響 に つ い て 、 準 入 所 サ ー ビ ス 及 び 在 宅 複 合 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 ( 利 用 者 ) 数 の 影 響 が 良 好 で あ り 、 事 業 所 設 備 ・ 従 業 員 の 共 有 化 及 び 利 用 者 の 一 括 処 遇 に よ る 事 務 費・人 件 費 等 の 削 減 効 果 が 考 察 さ れ る .ま た 、 民 間 参 入 が 規 制 さ れ て い る 入 所 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 ( 利 用 者 ) は 、 施 設 運 営 の 効 率 が 悪 い た め 、 限 界 費 用 を 増 加 す る 傾 向 が あ る .
5.3 実 証 分 析 3 介 護 サ ー ビ ス 施 設・事 業 所 が 重 度 化 の 予 防 効 果 に 与 え る 影 響
次 に 、 介 護 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 が 重 度 化 の 予 防 効 果 に 与 え る 影 響 を 分 析 す る . 重 度 化 の 予 防 効 果 に
基本集計 被説明変数:介護サー ビス施設・事業所別の 保険給付費用額
係数 標準誤差 係数 標準誤差
介護サービス施設・事
業所利用者数 10794.020 (2430.031) *** 1916.226 (905.877) **
可住地人口密度 18908.500 (150832.900) -11639.690 (41179.180) 2009年ダミー -1871936.000 (1230948.000) -502745.400 (379536.200) 2008年ダミー -13600000.000 (1174921.000) *** -8124.273 (322345.700) 定数項 -887000000.000 (6850000000.000) *** 530000000.000 (1870000000.000) ***
F値 自由度決定済み決定係数 サンプル数
基本集計 被説明変数:介護サー ビス施設・事業所別の 保険給付費用額
係数 標準誤差 係数 標準誤差 係数 標準誤差 係数 標準誤差
介護サービス施設・事
業所利用者数 505.450 (852.253) 577.760 (225.255) ** 550.222 (520.312) 2110.877 (788.130) ***
可住地人口密度 -14356.060 (243837.700) 52994 (45257.860) 41970.440 (73868.770) -10925.460 (31003.480) 2009年ダミー 343944.500 (2284535.000) 81955 (395089.600) -9.32E+05 (646955.200) -7.18E+04 (262259.700) 2008年ダミー 14400000.000 (1986039.000) *** 2685919 (383731.500) *** 6394925 (571137.800) *** 2688754 (244288.500) ***
定数項 646000000 (11100000000.000) -2410000000 (2050000000.000) *** -1.90E+09 (3350000000.000) *** 4.94E+08 (1410000000.000) ***
F値 自由度決定済み決定係数 サンプル数
基本集計 被説明変数:介護サー ビス施設・事業所別の 保険給付費用額
係数 標準誤差
介護サービス施設・事
業所利用者数 2666.973 (615.441) ***
可住地人口密度 -320.969 (7712.377)
2009年ダミー -10290.680 (88382.270) 2008年ダミー 569109.400 (65009.460) ***
定数項 14600000.000 (350000000.000) ***
F値 自由度決定済み決定係数 サンプル数
0.676 0.121
入所サービス施設・事業所モデル 準入所サービス施設・事業所モデル
52.090 3.460
入所 準入所
156
複合サービス施設・事業所モデル
156 156
在宅単体
在宅複合
相談サービス施設・事業所モデル 訪問サービス施設・事業所モデル 通いサービス施設・事業所モデル 泊まりサービス施設・事業所モデル
50.630
0.429 0.431 0.677 0.669
156 0.638
18.750 18.960 52.290
43.986
156 156 156
エラー! スイッチの指定が正しくありません。
つ い て の 指 標 と し て 、 介 護 保 険 制 度 の 目 的 の 一 つ に 要 介 護 度 の 重 度 化 を 防 ぐ こ と が あ る た め 重 度 要 介 護 者 の 割 合 を 用 い る .
5.3.1 実 証 モ デ ル ④
介 護 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 が 重 度 要 介 護 者 数 に 与 え る 影 響 に つ い て 、 以 下 の 仮 説 を 証 明 す る た め 、 次 の ④ 式 に て 推 定 を 行 う .
仮 説 小 規 模 で 細 や か な ケ ア 及 び 長 時 間 の 専 門 的 な ケ ア が 可 能 な 準 介 護 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 、 在 宅 泊 り 介 護 サ ー ビ ス 施 設 及 び 事 業 所 ・ 在 宅 複 合 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 が 重 度 要 介 護 者 に 負 の 影 響 を 与 え て い る た め 、 重 度 化 の 予 防 効 果 が 高 い .
実 証 モ デ ル ④
Y=α+β1S1+β2S2+β3S3+β4S4+β5S5+β6S6+β7S7+ !!!!!!!+ε
被 説 明 変 数 Yは 、 要 介 護4・5の 認 定 者 数 を 足 し 合 わ せ た 、 重 度 要 介 護 認 定 者 数 ( 人 ) で あ る .
S1は 入 所 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 数 、S2は 準 入 所 サ ー ビ ス 施 設・事 業 所 数 、S3は 在 宅 相 談 サ ー ビ ス 施 設・
事 業 所 数 、S4は 在 宅 訪 問 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 数 、 S5は 在 宅 通 い サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 数 、S6は 在 宅 泊 ま り サ ー ビ ス 施 設・事 業 所 数 及 びS7は 在 宅 複 合 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 を 表 す .
Xjは そ の 他 の 説 明 変 数 で あ り 、 介 護 需 要 の 指 標 や 地 方 公 共 団 体 が 提 供 す る 介 護 サ ー ビ ス の 水 準 を 示 す も の を 採 用 し た .
パ ネ ル デ ー タ で あ る こ と を 表 す サ ブ ス ク リ プ ト は 説 明 を 簡 略 化 す る た め 記 載 し て い な い .
5.3.2 推 定 結 果 と 考 察
推 定 結 果 は 、 表5の と お り で あ る .
表 5 推 定 結 果
被説明変数
説明変数 係数 標準誤差
入所 入所サービス施設・事業所数 3.980 7.625
準入所 準入所サービス施設・事業所数 -6.446 3.045 **
相談サービス施設・事業所数 5.641 3.024 *
訪問サービス施設・事業所数 2.247 1.025 **
通いサービス施設・事業所数 1.379 1.343
泊まりサービス施設・事業所数 -8.744 3.843 **
在宅複合 複合サービス施設・事業所数 0.010 2.634
可住地人口密度 1.579 4.052
要介護(要支援)認定者数 0.302 0.032 ***
認定率 -14981.710 8669.163 *
地域支援事業費 0.000 0.000
市町村特別給付費 0.000 0.003
保健福祉事業費 0.138 0.266
介護保険施設定員 0.049 0.046
医療型療養病床数 -0.757 0.796
2009年ダミー -52.315 57.313
2008年ダミー -97.111 50.951 *
定数項 -72531.480 185321.600
F値
自由度決定済み決定係数
サンプル数 156
重度要介護認定者数
在宅単体
61.880 0.927
***、**、*は そ れ ぞ れ1% 、5% 、10% の 水 準 で 有 意 で あ る こ と を 示 す .
(1) 各 説 明 変 数 の 推 定 結 果
準 入 所 サ ー ビ ス 及 び 泊 ま り サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 数 は 、 統 計 的 に 負 の 有 意 な 係 数 と な っ て お り 、 他 は 統 計 的 に 正 の 有 意 な 係 数 又 は 概 ね 正 の 係 数 と な っ て
い る .
4分 類 し た 介 護 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 の 係 数 を 比 較 す る と 、 負 の 係 数 が 大 き い も の か ら 順 に 、 準 入 所 サ ー ビ ス( ‐6.446)、在 宅 複 合 サ ー ビ ス(0.010)、在 宅 単 体 サ ー ビ ス (0.523=5.641+2.247+1.379‐
8.744)、 入 所 サ ー ビ ス (3.980) 施 設 ・ 事 業 所 数 と な っ て い る .
(2) 考 察
実 証 モ デ ル ④ の 結 果 か ら 、 重 度 要 介 護 者 へ の 影 響 は 、 準 入 所 サ ー ビ ス 、 在 宅 複 合 サ ー ビ ス 、 在 宅 単 体 サ ー ビ ス 及 び 入 所 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 数 の 順 に 係 数 が 小 さ い .
し た が っ て 、 市 場 を 通 じ て 地 域 に お よ ぼ す 重 度 化 の 予 防 効 果 へ の 影 響 に つ い て 、 小 規 模 で 細 や か な ケ ア 及 び 長 時 間 の 専 門 的 な ケ ア が 可 能 な 準 介 護 サ ー ビ ス 、 在 宅 泊 ま り サ ー ビ ス 及 び 在 宅 複 合 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 が 重 度 要 介 護 者 に 良 好 な 影 響 を 与 え て い る こ と が 考 察 さ れ る .
6 政 策 提 言
以 上 の 分 析 結 果 に 基 づ き 、二 つ の 政 策 を 提 言 す る . 第 一 に 、 介 護 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 は 生 活 の 利 便 性 を 向 上 さ せ る 施 設 と し て 地 価 に 正 の 影 響 を 与 え て お り 、 施 設 コ ン フ リ ク ト の 一 部 は 根 拠 が 希 薄 と な っ て い る が 、24時 間 営 業 及 び 重 度 要 介 護 者 が5割 を 超 え る 介 護 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 に つ い て は 、 負 の 外 部 性 の 影 響 が あ る .そ の た め 、外 部 性 が お よ ぶ100m の 範 囲 に 対 し て 対 策 が 必 要 で あ り 、 騒 音 、 車 両 ・ 人 の 往 来 及 び そ の 時 間 帯・量 な ど 具 体 的 な 原 因 を 特 定 し 、 直 接 的 な 対 策 を 検 討 す べ き で あ る .
第 二 に 、 介 護 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 の 整 備 に お い て 、 外 部 性 、 限 界 費 用 及 び 重 度 化 の 予 防 効 果 の 観 点 か ら 地 域 へ の 影 響 が 良 好 で あ る 小 規 模 で 細 や か な ケ ア が 可 能 で か つ 事 業 所 ・ 従 業 員 の 共 有 化 及 び 利 用 者 の 一 括 処 遇 に よ る 事 務 費 ・ 人 件 費 等 の 削 減 が 可 能 な 準 入 所 及 び 在 宅 複 合 介 護 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 の 拡 充 を 提 言 す る も の で あ る .
7 今 後 の 課 題
外 部 性 に 関 す る 実 証 の 今 後 の 課 題 と し て は 、 負 の 外 部 性 に 関 す る 具 体 的 な 政 策 検 討 に 用 い る デ ー タ と し て 、 そ の 要 因 や メ カ ニ ズ ム を 明 ら か に す る 分 析 が 必 要 で あ る . 限 界 費 用 及 び 重 度 化 の 予 防 効 果 に 関 す る 課 題 は 、 今 回 の 分 析 結 果 が 小 さ い 規 模 の 地 方 公 共 団 体 に つ い て あ て は ま る の か の 検 証 が 必 要 で あ る . ま た 、 今 回 は 介 護 保 険 の 効 果 を 検 証 す る た め 、 介 護 保 険 制 度 の 政 策 目 標 は 複 数 あ る た め 、 今 後 い く つ か の 観 点 か ら 検 討 が 必 要 で あ る .