平成26年度
第1回宮崎市障がい者施策推進協議会会議録
開催日
:平成26年7月28日(月)
(
会
議
経
過
)
協議事項1「宮崎市障がい者福祉関連施策の実績と計画について」 ※事務局説明。資料1に係る事前質問への回答についても併せて説明。
〔A委員〕総合防災訓練事業は、毎年行うべきではないか。
〔危機管理課〕総合防災訓練は、4年に一度、400万程度の予算で宮崎市全体を対象
として行っている。後の2年間については、大淀川より北の北消防署管内で1年、大淀
川より南の南消防署管内での訓練を1年と実施する予定としている。また、市危機管理
課で主管する訓練以外にも、各地域自治区・自治会で毎年訓練を行っている。
〔A委員〕自分には訓練のお知らせが来たことは無いが、どうなっているのか。
〔危機管理課〕原則として各自治会長または各自治防災会長から、地域住民へ連絡する
ようになっている。市が実施する訓練については、あらゆる手段・方法で周知を行って
いる所である。
〔A委員〕その周知が自分には来ていない。
〔危機管理課〕周知については自治会を通じて行うので、回覧板、大きな訓練について
は地域自治区での広報手段を通じて実施している。
〔B委員〕宮崎市の自治会の加入率は58%である。
〔A委員〕40数%の自治会に加入していない人に対する訓練の周知方法はどのように
なっているのか。
〔危機管理課〕自治会未加入者への訓練の周知については、従前からの課題となってい
る。各自治会、地域自治区、地域事務所、地域センターを通じて、取り組みをしていこ
うと考えている。
〔議長〕自治会未加入者への対応については、この会議の中では解決が難しいと思われ
る。今後市には解決のための対応を考えていってほしい。A委員、よろしいか。
〔A委員〕予算は増やさなくて良いということか。
〔議長〕市の回答としては、大きな訓練を数年に一度実施するという中期的な計画を行
っている中で、昨年度はこの予算であるという回答であった。
予算のことについて、私のほうから質問をしたい。予算の組み方について、前年度の
実績のみではなく、今後の見通し等を勘案するなど、計画的に行われているのか。
〔障がい福祉課〕次年度当初予算要求時には前年度実績が確定していないため、前年度
の実績がそのまま次年度予算に反映されているわけではない。手当や給付の事業等、対
象者がわかっているものについては、次年度の対象者数の増減率等を勘案して行う。そ
うではない事業については、市の財政が厳しいこともあり、基本的に一般財源について
課に交渉し、現状維持の必要性を訴えることになる。
〔C委員〕大学生のための修学支援事業に予算がついたことは有難いことだと思う。
それとは別であるが、自立支援協議会について、一昨年前までは補助金が交付されて
いたので、講演会など様々な取り組みが出来ていた。現在は補助金が無いため、ぜひ来
年度からは予算を組んで欲しいが、如何だろうか。
〔障がい福祉課〕自立支援協議会については、障害者総合支援法に基づき、平成19年か
ら宮崎市においても設置をしているところである。自立支援協議会及び同協議会にて作
成した「防災カード」の周知のために今回資料を配布しているので、ご紹介したい。「防
災カード」は障がい者の方がどういった支援が必要かを記入し、携帯することで、災害
等の非常時に役立てるものである。
資料には同協議会がどういった団体により構成されているか、どういった活動をして
いるか、その経歴が掲載されている。委員は現在無報酬で、予算無しで運営されている。
予算を付けてほしいという要望については、どういった事業をするので、これくらいの
予算が必要であるといった、具体的な要望が必要になってくるかと思われるので、今後
同協議会で協議してほしい。市としても検討していきたい。
協議事項2「宮崎市第4期障がい福祉計画の策定について」 ※事務局説明。
〔C委員〕スケジュールで8月に集計を行うとしている第3期計画期間中の実績につい
〔障がい福祉課〕次回の本協議会でお示ししたいと考えている。
〔C委員〕1~2月の協議会までに、もう一度協議会を開催するということか。
〔障がい福祉課〕第3期実績を示し、その上で第4期計画案を諮りたいと考えている。
12月に国が最終指針を提示するという予定になっているため、次回の本協議会の開催
は1月か2月を予定している。
〔議長〕本協議会では、ある程度完成された計画案を諮るということになるが、その前
段階で、意見や要望をしてもよいか。
〔障がい福祉課〕どんどんご意見をいただきたい。
協議事項3「障害者差別解消法の施行に向けた取り組みについて」 ※事務局説明。
〔D・E委員〕アンケートが届いていないが、どうなっているのか。
〔障がい福祉課〕申し訳ない。確認後、またご連絡させていただきたい。
請主義であるため、知っている人と知らない人の差が大きくあり、啓発活動が重要である。 宮崎市のホームページは見づらい。これについては解消するという話だが、そもそもホー ムページが見られない人はどのようにするのかということについてもはっきりとさせてほ しい。それと、第四次総合計画の簡略版は、どこに取りに行けばよいのか。
〔議長〕三つ質問があったと思うが、まずは年金の問題について、申請主義についての告 知が不十分であることについて、そして総合計画の簡略版について。
まずは国保年金課から回答をお願いしたい。
〔国保年金課〕障害年金については、障がい等級が1・2級の方は障害年金が支給され、 ある程度の収入があり、3級以下は無いという制度になっているが、保険料水準の範囲内 で給付を行うよう国が定めている。支給対象者を増やすとなれば、現役世代の保険料負担 額が増えるということになる。ご了解いただきたい。
〔議長〕それについて、行政として問題だと捉えているのか。予算が無いので、支給が無 いために困っている人はいないという判断なのか。
〔国保年金課〕国の制度であるため、如何ともし難い。
〔議長〕では、障害年金がもらえず困っている人はどうすればいいのか。
請なりをしていただくということになるかと考える。
〔議長〕申請主義については、どうか。
〔障がい福祉課〕市のホームページやインターネット等あらゆる方法で出来るだけ該当す ると思われる方にもれなく周知ができるよう努めていく。障がい福祉については、障がい 手帳所持者等ある程度対象者が特定されるので、結局は申請をしてもらうことにはなるが、 案内をしているところである。
また、こういう協議会の場で関係団体へお知らせをすることで、周知を図っていきたい。
〔議長〕視覚障がい者や、パソコンが使えない方など様々な人がいる中で、先ほどのメー ルを用いたアンケートでさえ上手く周知ができていなかったので、周知の方法については、 検討してほしいと思う。では、総合計画の概略版についてはどうか。
〔障がい福祉課〕所管している企画政策課に問い合わせをしたい。お届けできるようであ れば、お届けしたい。
〔E委員〕アンケートの発送状況についてだが、精神障がい者の方165名については1 2の事業所から当事者へいくということでよろしいか。
〔障がい福祉課〕委員が言われたとおりである。事業所の方に面接等調査を通じてアンケ ートを依頼している。
へ送ったものは、周知・参考資料ということか。
〔障がい福祉課〕市で抽出し直接当事者へ送付した1,500人とは別に、団体で把握し ている差別の事例があれば教えて欲しいということで、送付したものである。
〔議長〕直接送付したのは、精神障がい者165人分を除く1,335人ではないか。
〔障がい福祉課〕ご指摘のとおりである。1,500人ではなく、1,335人へ訂正す る。
〔C委員〕自分のところにアンケートが届いたので、現在回答をしているところである。 障害者差別解消法では、民間企業に対しても合理的配慮の不提供について規定しており、 アンケートでは行政に限らず、あらゆる業種の民間企業に関する回答もあるかと思われる。 そのあたりも含めて考えると、市全体の啓発として、宮崎市としては障がい者の差別に関 する条例を制定するという考えがあるのかどうか、そこを聞きたい。
〔障がい福祉課〕昨年の障がい者5団体から「条例制定に向けて積極的な取り組みをして 欲しい」という要望が出ており、それに対し市長からの回答は「前向きに検討したい」と いうものであった。その回答を受けて、まずは障がい者に対する差別の実態を把握すると いう意味で、アンケートを実施しているところである。条例を制定するかどうかについて は、いまだ国の基本指針が示されていないこともあり、まずは基本指針が示されてから、 その内容をみて、市長の回答に沿った形で検討をしていきたいと考えている。
〔障がい福祉課〕聴覚障害者協会、視覚障害者福祉会、手をつなぐ育成会、はまゆう家族 の会、肢体不自由児・者父母の会の5団体で、それぞれが市長への要望をあげ、共同して、 毎年一緒に要望に来られている。
〔A委員〕身体障害者団体連合会や身体障害者福祉協会は入っていないのか。
〔障がい福祉課〕要望の団体の連合には入っていないようだ。
〔A委員〕身体障害者福祉協会には私から言っておく。先ほど国民年金の話で少し出てき たが、最終的には生活保護があるということだったが、生活保護費は下がっている。ケー スワーカーが、身内や遠い親戚まで「あなたは面倒が見られますか」と確認することが法 律で決まっていると思うが、宮崎では実施しているのか。
〔福祉部長〕扶養義務調査のことと思われるが、それについては以前より実施している。
〔A委員〕私の知り合いで、そういう調査がきたという人はいない。
〔福祉部長〕私自身全てについて把握しているわけではないが、私が以前ケースワーカー をしていた時は、新規申請があった場合、生活保護の受給が決定する前に、他法優先であ るため、先ほどお話したように年金があれば年金が優先、その他の支援があればそちらが 優先となる。扶養義務調査も同じように、親族がいれば「援助をしていただけないか」と、 調査あるいは面接を実施している。
らい、特例子会社等をどんどん作って、障がい者の働く場を確保するための運動を予算化 してほしいということである。10年20年と、厚生年金を納めることが出来れば、それ なりに将来年金が受給できる。こういうやり方を考えていかないといけない。最後の手段 として、どうしても必要となる人はいると思うが、最終的に生活保護があるというのは言 ってはいけない言葉であり、福祉部長が言われたということは心外である。働ける場所を 作って、行政がそういった人を段々と減らしていくことが必要である。先ほど事前質問の 回答であった建設業者がAランクになる、Bランクになるということに対しても、ISO だけではなく、障がい者を何名雇用しているかという部分を入れて、行政的なやり方を考 えていかないといつまでたっても生活保護の問題は解決されず、残っていく。するとその 子どもたちにも生活保護の被害者としての循環が起こっていく。このことついては、行政、 宮崎市が一体となってやっていく問題である。難病の方についても、同様である。この防 災カードについても、貧弱である。もっとちゃんとしたものを作って欲しい。
〔福祉部長〕色々ご意見をいただいたが、委員のおっしゃるとおりである。私が先ほど生 活保護の話をしたのは、あくまでも、最終的に他法優先としてもどうにもならない方の場 合ということで話をさせていただいた。誤解の無きようお願いしたい。生活保護者数は非 常に増えており、苦慮している状況であるため、生活保護者の自立のために支援センター の開設や、就労支援など積極的に取り組んでいるところである。全ての制度でそうやって 働く方が増え、生活保護という制度が使われなくなることが私どもの願いである。生活保 護以外の福祉サービスなどの制度についても、安全で安心な生活が送れるように実施に努 めていく。
その他 委員より報告等
※「ハートプラスマークの啓発活動等経過報告」「市制90周年式典での市の対応」につ いて。
〔F委員〕2月13日の本協議会において協議していただいたハートプラスマークについ て、その後の経過報告等をさせていただきたい。今年の正月にオストメイトがある施設で 入浴拒否をされたということがあり、社会問題となっている。相手方の無理解から起きた ことであり、私がハートプラスマークの普及に力を入れ出したところで起きてしまったた め、ぜひ真剣に考えていただきたい。
ちなみに、資料に宮崎市の障がい者手帳発行者数が書いてあるが、身体障がい者のうち 肢体不自由者が50%、内部障がい者が35%となっている。これはかなり大きい数字で あるが、今までほとんど内部障がいについては語られていない。
学校教育場面においても、車椅子やアイマスクの体験教育は非常に多くあり、内部障が いについても同様に実施するよう要望しているが、いまだに実現されていない。そのよう な理由で、今後はぜひ学校教育場面においても取り組みをしてほしい。
資料に記載されているが、3月18日に宮崎県難病団体連絡協議会、宮崎県難病相談支 援センター、宮崎市内部障害者団体連絡協議会、公益社団法人日本オストミー協会宮崎県 支部の4団体で市長宛に提案書を提出した。また、宮崎県が作成した「障害者理解のため のハンドブック」に掲載された。それから、5月25日「防災の日フェスティバル」にて パネル展示と特設ステージでの説明を行った。6月12日に宮崎市障がい福祉課新担当者 と話し合い、県障害者社会参加推進協議会協力を要請し、障害者社会参加推進センターだ よりの9月号に掲載予定となっている。7月4日に県へ要望書を提出し、10月に県広報誌
に掲載される予定である。
たい。資料に福岡方式について掲載しているので、よろしくお願いしたい。
オストメイトの入浴拒否があったことを受けて、「オストメイトの公衆浴場への入浴に関 するセミナー」を10月19日に看護大学で行う。ハートプラスマークについても、会の ほうから来ていただいて説明をしてもらう。皆さんもぜひ参加していただきたい。内部障 がい者は隠したがるため、自分でストーマを下げているということはなかなか言いづらい。 そういう事情も配慮していただきたい。先ほど説明のあった防災カードとハートプラスマ ークのカードを併用すれば、災害時の支援について効果があると思われる。そちらについ てもよろしくお願いしたい。
〔議長〕最後に、D委員より、お願いしたい。
〔D委員〕宮崎市制90周年記念大会の時に、障がい者の代表として私が招待された。大 会当日に受付で往復ハガキを出し、会場へ入った。案内者に遠く、暗い2階席へ誘導され た。舞台と離れていたため、この遠い席に座って手話通訳者が見えるのかと不審に思い、 質問した。「私は聞こえません」と伝えたが、係の人は何か話していて、口の動きを読み取 ろうとしたが、内容はわからなかった。最上階に設けられた席に座ったが、手話通訳者が 非常に遠く、手話の形が見えなかった。1時間40分程、表彰式等が行われ、その後市長 の挨拶があったが、隣の手話通訳者の手は本当に小さく、見えなかった。聴覚障がい者は 遠い席に案内されれば不満を抱く。なぜ担当者はこのような対応をしたのか、その解消方 法、どういう考えをもっているのか、お聞かせ願いたい。
思われるが、当日は受付をする方式では無く、入口の混雑を避けるため、招待のハガキを 係員に渡すことで会場へ入るようになっていた。そのため、案内した者が聴覚障がい者で あることを気付かなかったことが、今回の件の原因だと考える。
再発防止策としては、受付時にハガキを提示すると、その方に必要な情報、聴覚障がい 者であることや、指定された席があること等がすぐにわかるような方式を今後とっていけ ばこのような問題が発生しないのではないかと、企画政策課と話をしたところである。先 ほどF委員からあったように、ハートプラスマークのバッジ等を身に付けるなど、何らか の方法でその場で応対する者がすぐその方の状況が把握できるような仕組みを構築するな ど、再発防止に努めていきたい。
〔D委員〕何のために前もって、往復ハガキを書いて出したのか。担当者に聴覚障がい者 であるということで、連絡等をしなかったのか。ハガキには、聴覚障がい者とわかるよう に書いてある。
〔障がい福祉課〕その時の状況は、ハガキを持っていたらすぐ中へ案内するというものだ ったと思われる。混雑していたこともあって、ハガキを受け取った係員がそれに気付かな かったと思われる。ハガキに書いてあっても見落とすことがあるかもしれないので、一目 見てわかるように、ハガキ自体に色を付ける等対応をしたい。
ん」という謝罪の話が欲しかった。
〔障がい福祉課〕市の職員へもそういった言葉を使用しないように、周知・啓発をしてい きたい。