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社会・環境報告書2010 社会・環境報告書|環境・品質・安全衛生への取り組み|サカタインクス

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(1)

Social &

Environmental Repor t

社会・

(2)

「社会・環境報告書2010」の発行にあたって 「環境報告書ガイドライン」対応対照表

ごあいさつ 会社概要・事業内容

  会社概要   事業内容   ネットワーク

誠実な企業であるために

  コーポレート・ガバナンス   コンプライアンス   個人情報保護

社 会 性 報 告

社会とのかかわり

  顧客・取引先とのかかわり   株主・投資家とのかかわり   社会・地域への貢献 従業員とのかかわり   雇用機会均等   労働環境   福利厚生   健康管理   交通安全活動   労働安全衛生

環 境 報 告

環境マネジメント   環境経営方針

  環境マネジメントの体制   環境関連法規の順守   ISO14001の認証取得状況   教育・訓練活動

環境保全活動の目標と実績   環境目標と実績

  環境目標における「共通テーマ」の実績   環境目標における「部門自主テーマ」の実績 事業活動に伴う環境負荷の全体像

  インプット・アウトプットデータ   印刷方式の種類

環境会計

  環境保全コスト   環境保全効果 環境配慮型製品・商品   環境配慮型インキの割合   エコマーク認定インキ   環境配慮型製品 環境負荷低減への取り組み

  地球温暖化防止とエネルギー使用量削減   廃棄物の削減

  PRTR法に基づく化学物質の管理   水質汚濁防止

  大気汚染物質(NOx、SOx)排出量の削減   海外関係会社での環境活動

グリーン調達・購入   グリーン調達   グリーン購入

工場別環境保全監視測定データ 環境コミュニケーション   展示会・講演会   環境報告書の発行   ホームページ

C

O

N

T

E

N

T

S

1)基本的項目

1 経営責任者の緒言(総括及び誓約を含む)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 2 報告に当たっての基本的要件(対象組織・期間・分野)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 3 事業の概況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3・4 2)事業活動における環境配慮の方針・目標・実績等の総括

4 事業活動における環境配慮の方針・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13 5 事業活動における環境配慮の取組に関する目標、計画

及び実績等の総括・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15・16 6 事業活動のマテリアルバランス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17・18 7 環境会計情報の総括・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19・20 3)環境マネジメントの状況

8 環境マネジメントシステムの状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13・14・27 9 環境に配慮したサプライチェーンマネジメント等の状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28 10 環境に配慮した新技術等の研究開発の状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21・22 11 環境情報開示、環境コミュニケーションの状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30 12 環境に関する規制の順守状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13・29 13 環境に関する社会貢献活動の状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9 4)事業活動に伴う環境負荷及びその低減に向けた取組の状況

14 総エネルギー投入量及びその低減対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17・18・23 15 総物質投入量及びその低減対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17・18 16 水資源投入量及びその低減対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17・18・26 17 温室効果ガス等の大気への排出量及びその低減対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17・18・23 18 イヒ学物質の排出量・移動量及びその管理の状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17・18・25 19 総製品生産量又は総商品販売量・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ − 20 廃棄物等総排出量、廃棄物最終処分量及びその低減対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17・18・24 21 総排水量及びその低減対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17・18・26 22 輸送に係る環境負荷の状況及びその低減対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23・28 23 グリーン購入の状況及びその推進方策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28 24 製品・サービスのライフサイクルでの環境負荷の状況及び

その低減対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17・18・21・22 5)社会的取組の状況

25 社会的取組の状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7∼12 ● 編集方針

 サカタインクスは、環境パフォ−マンスと環境保全活動に関する開示・報告を主 な目的として、また、社会とのコミュニケ−ション手段のひとつとして、2002年よ り環境報告書を発行しています。

 2010年版は社会・環境報告書として、事業活動における社会性に関する報告 や環境保全活動の報告を掲載し、内容の充実に努めています。

● 参考にしたガイドライン

 本報告書は、環境省の「環境報告ガイドライン(2007年6月発行)」を参考にし て作成しています。

 また、環境会計については、環境省の「環境会計ガイドライン(2005年2月発 行)」および社団法人日本化学工業協会、日本レスポンシブル・ケア協議会による 「化学企業のための環境会計ガイドライン」を参考に作成しています。

● 報告対象期間

 主に、2009年度(2009年4月1日∼2010年3月31日)の状況について報 告しています。ただしデ−タ推移や継続的に行っている活動を示す場合などは 2008年度以前の情報を含め、また、2010年4月以降の情報も必要に応じて掲 載しています。

● 報告対象となる組織

 当社国内工場を主な報告対象組織としています。なお、環境パフォ−マンスデ− タに関しては、非生産拠点(本社、支社・支店・営業所)のデータも掲載しています。 また、海外関係会社の取り組みも含めて報告しています。

● 発行

 2009年版、2010年版は8月に発行しています。次回発行予定は2011年8 月です。

「環境報告書ガイドライン」対応対照表 「社会・環境報告書 2010」の発行にあたって

ガイドライン項目 該当ページ

(3)

代 表 取 締 役 社 長

サカタインクスは、印刷用インキの高機能化や最

適な印刷製版用機材の提供により、皆様の身近に

ある印刷物の高品質化・多様化などの社会からの

要請にお応えし、情報文化の発展に貢献しているも

のと考えております。当社は、新聞インキの製造販売

を目的に大阪で創業し、その後各種印刷用インキの

開発製造販売を行ってまいりました。そして、印刷情

報産業の発展とともに、また情報伝達手段の変化に

ともない、印刷用インキの研究開発過程で蓄積した

顔料分散技術や樹脂設計技術を駆使して、デジタ

ル印刷分野(インクジェット用インキなど)や画像表示

材料分野(カラーフィルター用顔料分散液)などにも

事業を拡大しております。

当社および当社グループは、

「目標達成に向けた

グループの熱意を総和し、経営基盤の強化発展を

目指す」というコンセプトで、

2009年度を初年度とす

る中期経営計画「∑(Sigma)2011」を策定し、グ

ループ全体で取り組みを進めております。サカタイン

クスグループとして持続的成長を果たすために、革

新的な事業活動、グローバルな活動、経営意識行

動、積極果敢な行動を行動指針とし、その戦略課題

のひとつに、

「社会的責任を果たす行動」

(CSR活

動の推進、環境経営の推進など)を挙げております。

当社は、環境経営の推進にあたり、改正省エネ法

への対応を的確に行うとともに、社団法人日本経済

団体連合会の「低炭素社会実行計画」に参画して

おります。また、継続的にエネルギー使用量(CO2排

出量)削減や廃棄物削減などの環境負荷低減活

動を実施しております。

2009年度、国内のCO2排出

量は、生産拠点、非生産拠点ともに削減しており、廃

棄物リサイクルでは、三工場(東京・大阪・羽生)、大

阪本社、東京本社の各事業所でゼロエミッション(リ

サイクル率99%以上)を達成しました。また、海外子

会社においても、

ISO14001認証取得を推進してお

り、新たに米国の1工場、ベトナムおよびスペインの子

会社が取得し、合計16拠点になりました。今後も更

なる環境配慮活動に努めます。

印刷用インキについては、より環境にやさしい原材

料への転換をはじめ、VOC(揮発性有機化合物)

の排出削減や印刷生産ロスを低減させるインキ設

計などにより、印刷過程での環境負荷削減に取り組

んでおります。今後も、当社事業の拡大が地球環境

保護に貢献できるよう、さらに環境に配慮した製品・

商品をタイムリーにご提案してまいります。

当社に対する社会的な要請を敏感に察知し、ス

テークホルダーに対して企業価値の向上を果たし、

持続可能な社会の構築に貢献できるよう活動してま

いります。

本報告書により、当社および当社グループの取り

組みをご理解いただくとともに、忌憚のないご意見を

お待ちしております。

ごあいさつ

(4)

会社概要・事業内容

◉ 事業区分別売上高構成(連結 2010年3月期)

 サカタインクスは、一世紀を超えるその歴史の中で、常 に印刷情報産業の発展に寄与してきました。当社のビジネ ステーマは「ビジュアル・コミュニケーション・テクノロジー の創造」。印刷用インキ事業を核としながら、顔料分散、画 像処理、色彩などの基盤技術に関する研究開発を進め、印 刷関連分野における新規事業を積極的に展開しています。  各種印刷用インキの分野で高品質・高機能化、環境配慮 型の製品開発に取り組む一方で、基礎技術をベースに、新 規画像形成材料なども開発。さらにデジタル画像処理技 術などをベースに、新たな画像処理、画像伝達、カラーマ

ネジメントなどのシステムも開発しています。

 当社はこれからも、培った技術とノウハウをさらに磨き、 印刷情報産業の技術革新に貢献していきます。

10.9%

その他の事業

印刷用インキ事業

印刷用機材事業 66.9%

売上高 1,136 億円 22.2

(年度)

注)金額は単位未満を切捨てて表示しています。 ◉ 連結売上高

2006

(第129期)(第130期)2007 (第131期)2008 (第132期)2009

(年度) 2006

(第129期)(第130期)2007 (第131期)2008 (第132期)2009

(年度) 2006

(第129期)(第130期)2007 (第131期)2008 (第132期)2009

印刷用インキ事業

新聞用オフ輪インキ オフセット枚葉インキ

オフセット輪転インキ フレキソインキ

グラビアインキ 金属缶用インキ

印刷用機材事業

PCMC社フレキソ印刷機

フュージョン インキディスペンサー

デジタルカラー印刷機

Xeikon(ザイコン)8000 コンピューターカラーマッチングシステムSuper R-SKAT

印刷製版材料/印刷製版関連機器

その他の事業

記録材料/電子情報関連機器/ 色彩関連機器

社   名 サカタインクス株式会社

(SAKATA INX CORPORATION) 創   業 1896年11月1日

本社所在地 大阪本社/大阪市西区江戸堀1-23-37

東京本社/東京都文京区後楽1-4-25(日教販ビル) 代   表 代表取締役社長  丸 博次(たかまる ひろつぐ) 資 本 金 7,472百万円

事 業 内 容 各種印刷用インキ・補助剤の製造・販売 印刷用・製版用機材の販売

電子機器・情報関連機材の販売 記録材料関連品の製造・販売、輸出入 決 算 日 3月31日

従 業 員 数 連結3,051名、個別816名

企 業 集 団 子会社29社(内連結対象会社23社) 関連会社6社(内持分法適用会社3社)

会社概要

事業内容

0 500 1,000 1,500

0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000

0 1,000 2,000 3,000 4,000

1,190

5,104

3,023

1,292

4,909

3,205

1,210

1,465

830

1,136

4,742

3,089

(単位:億円)

◉ 連結経常利益 (単位:百万円)

◉ 連結当期純利益 (単位:百万円)

(5)

Social & Environmental Repor t 2010

ネットワーク

●大阪本社

●東京本社 ●支社(愛知、福岡)

●支店(北海道、宮城、静岡、石川、広島、香川)

●営業所(全国10ヶ所)

生産拠点

●東京工場(千葉県野田市<中里工業団地内>)

●大阪工場(兵庫県伊丹市)

●羽生工場(埼玉県羽生市<羽生小松台工業団地内>)

北 米

◆THE INX GROUP LTD.(アメリカ・持株会社)

◆INX INTERNATIONAL INK CO.(アメリカ・シカゴ)

◆INX DIGITAL INTERNATIONAL CO.(アメリカ・オークランド)

◆INX INTERNATIONAL INK CORP.(カナダ・モントリオール)

アジア

◆P.T. SAKATA INX INDONESIA(インドネシア・ジャカルタ)

◆SAKATA INX(INDIA) LTD.(インド・ニューデリー)

◆SAKATA INX(MALAYSIA) SDN.BHD.(マレーシア・クアラルンプール)

◆SAKATA INX VIETNAM CO.,LTD.(ベトナム・ホーチミン)

◆SAKATA INX SHANGHAI CO.,LTD.(中国・上海)

◆NANSHA SAKATA INK CORP.(中国・南沙)

◆TRIANGLE(HK) DIGITAL MATERIALS LTD.(中国・香港)

◆TRIANGLE(GUANGZHOU)

 DIGITAL MATERIALS CO.,LTD.(中国・広州)

●TAIWAN SAKATA INX CORP.(台湾・台北)

■MAOMING SAKATA INX CO.,LTD.(中国・広東省茂名)

■CDI SAKATA INX CORP.(フィリピン・マニラ)

■ETERNAL SAKATA INX CO., LTD.(タイ・バンコク)

欧 州

◆INX EUROPE LIMITED(イギリス・持株会社)

◆INX INTERNATIONAL UK LTD.(イギリス・マンチェスター)

◆SAKATA INX ESPAN∼A,S.A.(スペイン・バルセロナ)

◆INX INTERNATIONAL FRANCE SAS(フランス・パリ)

◆INX DIGITAL CZECH, A.S.(チェコ・プラハ)

◆INX DIGITAL ITALY S.R.L.(イタリア・ミラノ)

◉ 所在地別売上高構成(連結 2010年3月期)

10.0

5.4

欧州

日本

北米

60.5%

売上高 1,136

億円 24.1

アジア

◆阪田産業株式会社(工業薬品、化成品などの販売)

◆サカタラボステーション株式会社(ディスプレイ事業)

◆サカタインクスエンジニアリング株式会社(色彩関連事業)

●ロジコネット株式会社(物流事業など)

●シークス株式会社(電子部品輸出入・EMS事業)

◆連結対象会社 ●持分法適用会社

◆連結対象会社 ●持分法適用会社 ■その他関係会社

海外 国内

◆ ◆

◆◆ ◆

◆ ◆

◆ ◆ ◆

◆ ◆

◆ ◆

■ ■

東京本社

● ●

● ●

● ●

● ● 大阪工場

羽生工場 東京工場 ●

サカタインクス株式会社

主な国内グループ会社

主な海外グループ会社

大阪本社

(6)

誠実な企業であるために

コーポレート・ガバナンス

 当社のコーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方は、次のとおりです。

 当社を取り巻く様々なステークホルダーとの良好な関係の構築を常に意識し、社会における存在意義を高めることが当社 の持続的な成長につながるものと考えています。そのためには、経営に対する監督機能の強化と透明性の向上が不可欠であ るとの認識に立ち、株主総会、取締役(会)、監査役(会)、会計監査人による適正なコーポレート・ガバナンス体制の構築に努めて います。

 なお、下記の体制により、経営上の意思決定と業務執行が適正に行われ、かつ、経営に対する監視体制が機能していると考 えており、現状のコーポレート・ガバナンス体制を採用しています。

体制と内部統制システム

1 会社の機関の内容

(意思決定・業務執行体制)

 当社の取締役会は取締役9名で構成されており、経営 上の重要事項に関する意思決定と各取締役の職務執行 の監督を行っています。また、取締役の任期を1年とし、取 締役の責任の明確化を図っています。さらに当社では、月 一回以上の取締役会と共に、代表取締役の諮問機関であ る経営審議会を機動的に開催し、経営上の重要事項の審 議及び結果・経過報告を行うことにより、必要な施策を適 正かつタイムリーに実行するよう努めています。

(監査体制)

 当社は監査役会設置会社であり、社外監査役3名を含 む5名の監査役で監査役会が構成されています。監査役 は、前述の取締役会、経営審議会等社内の重要会議への 出席、稟議書等の重要書類の閲覧等により取締役の職務 の執行状況を監査し、必要に応じて助言・勧告を行ってい ます。

 監査機能強化の観点から、監査役と内部監査部門(内 部監査室)との間では、内部監査計画の事前協議、事業所 往査での協力、内部監査の結果報告等が行われ、監査役 と会計監査人との間では、実地棚卸への立会い、それぞれ の監査に関する報告等が行われ、相互に緊密な連係を保 ちながら、定期的に情報交換及び意見交換を行うことによ り、それぞれの監査の実効性を高めています。同様に、内 部監査室と会計監査人との間でも定期的に情報交換及び 意見交換を行っています。なお、これらの監査によって、内 部統制システムの整備及び運用状況について、取締役の ほか、内部統制部門(コンプライアンス所管部門、リスク管 理所管部門、経理部門、財務部門その他内部統制機能を 所管する部署)に対して、適時指摘を行い、必要に応じて 助言、勧告その他必要な措置を行っています。

 なお、社外監査役の選任について、当社との間で特別

な利害関係がない社外の有識者等を、経営陣に対する独 立性を有している者と考え、これらの者を社外監査役とし て選任することが、経営の健全化の維持・強化につながる ものと考えています。また、社外監査役3名は、東京証券 取引所の定める独立役員です。これらのことから、経営陣 から独立した社外監査役による独立、公平な経営監視が 行われていると考えており、社外取締役は選任していませ ん。

 内部監査につきましては、内部監査室(7名)が、各事業 部、各部門等の業務全般の状況、資産管理の状況、業務の 適法性・適正性等について定期的に監査しています。な お、監査役は、必要に応じて内部監査室に対し調査の実施 を求めることができますが、この調査に関して内部監査室 は、取締役の指揮命令を受けないことになっています。

2 内部統制システムの整備の状況

 当社は、業務を適正かつ効率的に推進する上で、当社の 実情に即した、有効な内部統制システムの構築・運用が不 可欠であるものと認識しています。そのために当社は、コ ンプライアンス、リスク管理など、経営上の重要なテーマ に関する各種委員会を設置し、これら委員会のもと、全社 的な各種取り組みを推進しています。

(7)

Social & Environmental Repor t 2010

選任・解任 選任・解任

内部監査

選任・解任

指揮・命令 諮問 業務執行

選任 監督 連係

解任 経営監視

内部統制

委員会等

 当社は、コンプライアンス委員会(委員長:代表取締役社長)を2004年10月に設置するとともに、コンプライアンス推進プ ロジェクトを立ち上げ、コンプライアンスに関する具体的な推進策を検討・実施しています。

 当社は、お客様および当社に個人情報を 提供されるすべての方の個人情報の重要 性を認識し、これらを適切に取扱い、その保 護の徹底を図るために、「個人情報保護方 針」(2005年4月制定)を定めています。 この内容は、当社のホームページに掲載し ています。

1.個人情報に適用される「個人情報の保護に関する法律」その他の関係法令を遵守するとともに、一 般に公正妥当と認められる個人情報の取扱いに関する慣行に準拠し、適切に取扱います。また、適 宜、取扱いの改善に努めます。

2.個人情報の取扱いに関するルールを明確にし、従業員等に周知徹底します。また、取引先等に対し ても適切に個人情報を取扱うように要請します。

3.個人情報の取得に際しては、利用目的を特定して通知または公表するとともに、その利用目的に従 って個人情報を取扱います。

4.個人情報の漏えい、紛失、改ざん、誤用等を防止し、適切な管理を行うために必要な対策を講じます。 5.保有する個人情報について、お客様ご本人からの開示、訂正、削除、利用停止等の依頼があった場

合は、適切に対応します。  社員一人ひとりが、この基準に則り、良識ある行動を実

践するように、当社としての価値観、倫理観を示していま す。この中には、「単に法律などで決められている事項だ けを守ればよいのではなく、当社が社会から求められてい ることは何かを考えたうえで、より高い意識を持って行動 するべきである」という考え方を盛り込んでいます。

 社内メールシステムには、「法務ニュース」を掲載してい ます。ここでは基本的な法律知識の解説や、知っておくと 便利な情報を提供することで、社員のコンプライアンス意 識の向上を目指しています。

 なお、社員によるインサイダー取引の未然防止につい ては、法務ニュースで発

信するとともに、「インサ イダー取引規制の解説冊 子」(東京証券取引所発 行)を社員に配布し、注意 喚起しています。

◉ 会社の機関・内部統制の関係図

株 主 総 会

倫理行動基準の策定

 「インクス・ヘルプライン」という内部通報制度を設置 し、通報者の保護を重視しながら、違法行為の抑制と、問

題発生時の早期把握と解決を図っています。

 この制度には、「通報」と「相談」の二つの機能がありま す。ひとつは、従業員や組織が法令や会社のルールに違反 する行動をとっていることを知った場合の「通報」を受け

内部通報制度の設置

法務ニュースの掲載

法務ニュース

個人情報の取扱いについての基本的な考え方

会計監査人

(監査法人) (監査役会)監査役

取 締 役 (取締役会)

代表取締役

各事業部・各部門・各子会社・各関連会社 内部統制推進プロジェクト

取 締 役

各種委員会 リスク管理委員会 コンプライアンス委員会

経営審議会

内部監査室

内部監査 監 査

方針決定 報告

コンプライアンス

個人情報保護

(8)

当社デジタル商品の紹介などを行っている東京本社1階「INX Solution Center」を5月にリニューアルし、顧客向けセミナーや研修会などに活用できるセ ミナールームを新たに設置しました。

その一つとして、新聞業界向けに印刷の基礎から最新の技術動向や業界トピッ クスまで幅広く学べるセミナー「INX新聞業界スクール」を開講しています。2009 年度は6月を皮切りに、11回開催しました。新聞業界では、安定した印刷品質を保 持するための技術や制作ノウハウの伝承、最新技術の活用などが新たな課題と なっており、当社は、知識増進や管理システムの構築、技術的な問題解決などに役 立てていただけるコース開発・教材作りを進め、新聞業界に貢献してまいります。

2009年8月、東京本社「INX Solution Center」において、当社プライベート セミナー「INXDAY2009」を開催しました。このセミナーは、「デジタル技術を利 用したニュービジネスを議論する」ことをコンセプトにしており、当社取り扱い製・商 品を利用したビジネスや付加価値に焦点をあてることを主眼としています。

今回は、「印刷会社のためのクロスメディア活用法」をテーマとし、注目されてい るもののわかりにくいクロスメディアを実際に活用して、ビジネスを成功させている 事例を紹介しました。ローランド ディー.ジー.株式会社様とのコラボレーションによ り、実際に見て触って感じていただけるデモンストレーションを考え、ツアー形式で 「XEIKON(ザイコン)6000」、「UVインクジェットプリンタ LEC-300」を実際に動 かし説明しました。本物を見ていただくことで臨場感溢れるセミナーとなりました。

社会とのかかわり

顧客・取引先とのかかわり

「INX新聞業界スクール」開講

2010年3月、東京本社において、「INX包装セミナー2010」を開催しました。 会議室と「INX Solution Center」の2会場にて、セミナーと実機・サンプルの展示 を行い、段ボール工場の生産現場の改善に関する最新情報をご提供しました。

セミナーでは、社外講師による3講演のほか、社内講師による「段ボール工場内 の物流機器最新技術情報」「小型インキディスペンサー“プリズマ”の最新情報」 「機能性コーティング剤の応用」など、多岐に渡るテーマについて紹介しました。展

示機材は、LED照明や屋上遮熱シートなどのエコ対策商品や、紙粉除去対策商品、 印刷検査装置などのQC(品質管理)対策商品などを紹介しました。また、5月には、 大阪本社でも開催し、同様の講演と展示を行い、好評を博しました。

「INX包装セミナー2010」開催

2009年9月、パッケージ印刷(特にグラビア印刷)業界に対するセミナーを東 京、大阪で開催しました。当日は、多くの得意先様にお集まりいただいた中、社外講 師の方々による「欧米のパッケージ業界の動向」や「グラビア彫刻機に関する最新 情報」のほか、当社社員による「多色分解(Equinox)グラビア印刷の可能性」や 「EskoArtwork社製品の今後について」の4講演を実施しました。

「INXパッケージセミナー2009」開催

「INXDAY2009」開催

セミナー

デモンストレーション

講演会

(9)

Social & Environmental Repor t 2010

当社は、化学工業などを担当する記者クラブを対象とした記者懇談会、 機関投資家を対象としたラージミーティングや証券紙・経済誌を対象とし た証券紙記者懇談会を、年2回開催しています。

2009年6月には、2009年3月期決算や2010年3月期予想のほか、 当社の得意としている生産現場の力、すなわち工場力(ヂカラ)の説明を 加えました。2009年12月には、2010年3月期第2四半期決算や2010 年3月期通期予想に加え、新中期経営計画「∑(Sigma)2011」(2009 年度∼2011年度)について説明しました。なお、ラージミーティングの 社長プレゼンテーション(最新動画)は、ホームページ(http://www. net-ir.ne.jp/company/4633/index.html)で見ることができます。

株主・投資家とのかかわり

決算説明会&記者懇談会を開催

2009年8月、機関投資家を対象とした東京工場見学会を開催しまし た。まず、「サカタインクスの工場力(ヂカラ)」をテーマとした生産改善活 動についてのプレゼンテーションを行いました。その後、二つのグループ に分かれて、オフセットインキとグラビアインキの各製造現場でインキ製 造の一部を見学していただき、グラフや図表などを用いて、生産改善活 動の取り組みや目標値などの説明も行いました。見学後の質疑応答では、 当社の生産方式やインキ業界など、幅広い質問が数多く寄せられました。

機関投資家向け東京工場見学会を開催

2009年9月、個人投資家向け「日経IRフェア2009」(於 東京ビッグサ イト)に出展しました。出展の目的は、東京での知名度を向上することや、 個人投資家の方々との直接対話により、一人でも多くの方々に当社を正 しく理解していただくことです。

当社ブースを訪問された方々には、日常生活に欠くことのできない印 刷物に当社インキが使われていること、さらに、日本国内だけにとどまらず、 世界各地で“インクスブランド”のインキが使われていることなどを説明し ました。また、会社説明会では、プロフィール・事業内容にはじまり、印刷用 インキや海外事業展開、環境への取り組みなどについて説明しました。

個人投資家向け「日経IRフェア2009」に出展

2010年3月、「まるわかりKANSAI 個人投資家向け会社説明会」 (大阪)に参加しました。当日は、定員を超える多くの個人投資家の方々が

出席されました。当社およびインキ業界について知見の少ない個人投資 家の方々に、当社を投資銘柄の一つとして検討していただき、最終的に株 主になっていただくことが目的です。当社事業内容に興味・関心を持って いただき、さらに、理解していただけるような内容を中心に説明を行いま した。

個人投資家向け会社説明会に参加

ラージミーティング

東京工場見学会

当社出展ブース

記者懇談会

プレゼンテーション

会社説明会

(10)

社会とのかかわり

社会・地域への貢献

 東京本社では、総務部門が管轄警察署の安全運転管理 者部会に所属しており、交通安全運動に協力しています。 2010年4月の春の全国交通安全運動では、新たに交通

社会の一員となる新入学児童などに対する交通ルールの 理解と、交通事故死者数の半数が高齢者である厳しい現 状を踏まえ、「子どもと高齢者の交通事故防止」を運動の 基本に据えて行われました。当日は、管轄警察署と安全運 転管理者部会の皆さんと一緒に、歩行者や運転手の方々 に交通安全への協力を呼びかけました。

全国交通安全運動に協力

 大阪本社では、大阪市が実施した一斉清掃活動「クリー ンおおさか2009」に参加しました。2009年11月、ボラ ンティアで集まった53名の社員が、本社周辺の歩道に落 ちているタバコの吸殻や空き缶、ペットボトルや落ち葉な どを拾いました。今後も清掃活動を継続し、美しい街づく りに協力してまいります。

「クリーンおおさか2009」に参加

春の交通安全運動 クリーンおおさか2009  2009年8月、羽生工場では、工業団地の行事として、

「飲酒運転ゼロ推進事業研修」を開催しました。工業団地 内の各企業から約30名の参加者を迎え、埼玉県指定自 動車教習所協会の方から、道路交通法一部改正に伴う飲 酒運転、ひき逃げなどの行政処分強化の説明が行われま した。また、酒酔い体験ゴーグルを着用した歩行などによ り、飲酒によるダメージの大きさを擬似体験することで、 飲酒運転は絶対にしない、させないことを強く意識する研 修となりました。

「飲酒運転ゼロ推進事業研修」を開催

講習会

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Social & Environmental Repor t 2010

従業員とのかかわり

 就業規則で「労働基準法をはじめとする労働関係法の精神に基づいて、様々なステー クホルダーとの良好な関係構築を意識し、企業価値の向上に努め、従業員に対しては、そ の人格を尊重し、福祉増進を図ること」を定めています。その規則に則り、関係法令の順 守と良識ある行動を実践するとともに、様々な個性を持つ従業員を支援するため、各種 制度を設けています。

雇用機会均等

 2009年度の障がい者雇用率は1.4%で、法定雇用率 の1.8%には到達していません。当社は障がい者の方が、 その能力を十分に発揮し、自立した社会生活を営めるよう

な社会の実現に貢献するため、今後も障がい者雇用に対 して努力を継続します。

障がい者雇用

 下図のような教育体系を定め、階層(職級)別教育や部 門別教育などにより、従業員の能力開発と人材育成を効 果的に進めていくことをめざしています。

 また、従業員が自己啓発に取り組み、キャリア形成を図 ることを援助するため、通信教育奨励制度と資格取得奨 励制度を設けています。

 そのほか、各部門や各委員会が、コンプライアンス・環境 配慮・交通安全に関する従業員の意識向上を図るため、社 内メールシステムで「法務ニュース」を配信し、また社内報 には「環境通信」、「セーフティー・ドライビング」を掲載し、 当社の現状や時事的なテーマについての解説などの情報 提供を実施しています。

従業員教育

◉ 教育体系図

資 格

階層別教育

英語教育

自己啓発支援 部門別

教育

共通

営業・管理間接

研究・技術・製造

主幹社員 一般社員

新任研修

新入社員研修 中堅社員研修

考課者訓練

チューター教育

TOEIC受験・英会話学校派遣など

社内教育(研究・技術・製造関連教育など) 教育訓練実施計画表(育成プログラム・OJT支援)

社内教育(債権管理・経理・法務教育など) 育成計画書(育成プログラム・OJT支援) 色合せ技能者教育(カラーマッチ研修)

退職準備教育(シニアライフ勉強会) 目標管理制度(個人面談)

職場内OJT教育、社外講習受講

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従業員とのかかわり

労働環境

福利厚生

健康管理(身体の健康、メンタルヘルスケア)

交通安全活動

 厚生労働省が求める、労働者の労働日ごとの始業・終業時刻の確認および記録に対して、当社では、ICカードによる出退社時 間記録とイントラネット上での勤務報告を導入しています。労働時間の適正管理に努めるとともに、管理業務を効率化しました。  また、次のような制度や窓口を設け、従業員にとって働きやすい環境の実現に努めています。

従業員とその家族の心豊かな生活をサポートするため、各種制度を設けています。従業員の非常時や住宅購入時に利用で きる融資金制度や、リフレッシュ休暇、ボランティア休暇、産前・産後休暇、育児休業、看護休暇、介護休業などの休暇制度など があります。法改正などにともなう対応も確実に実施しています。

●フレックスタイム制度・裁量労働制度

●セクシュアルハラスメント防止

●リフレッシュ休暇 ●ボランティア休暇

●裁判員制度対応

 研究開発職の従業員を対象に、「フレックスタイム制度」や「裁量 労働制度」を導入しています。研究開発業務を主体的に、また業務の 繁忙度に応じた勤務時間配分や調整を行えるようにするための制度 です。

 永年勤続の節目において心身を活性化し、仕事への新たな活力を 得てもらうために、勤続10年、15年、20年、25年の従業員には「リ フレッシュ休暇制度」を設けています。

 老人福祉・身障者福祉などの社会福祉活動や、環境美化活動、地 域消防団、自治活動などの地域活動に自主的にかかわっている従業 員を支援する「ボランティア休暇制度」を設けています。

 従業員が個人として尊重されつつ業務を遂行できる職場環境を維 持するため、「セクシュアルハラスメント防止委員会」および相談窓 口を設置しています。相談や苦情に対応する際には、対象者の名誉・ 人権・プライバシーに十分配慮するよう定めています。

 一般市民が刑事裁判に直接参加する裁判員制度が実施されてい ます。当社は、従業員が裁判員に選任され、数日間にわたる裁判員の 職務に従事する場合、当該期間を公の義務の履行として、「特別休暇 (有給)」とし、裁判所より支給される日当、交通費、宿泊費は本人の

所得と定めています。

 裁判員には、裁判員法のもと、一定の守秘義務が課せられ、裁判員 から報告を受けた者についても、その情報を「公」にすることは禁止 されています。従って、当社は、その従業員が所属する部門の上司や その他報告を受けた者にも守秘義務が発生することや、業務調整な どのための他従業員への連絡も必要最小限に留めるべきことを、注 意喚起しています。

交通安全推進委員会では、「交通事故・交通違反のゼ ロ」をめざし、安全運転講習会の開催、無事故・無違反者表 彰、交通安全ポスター標語の作成など事故防止に向けた 活動を推進しています。

従業員の健康管理のため、一般健康診断を年1回、さらに工場では特殊健康診断を年2回実施し、各職場では分煙を徹底し ています。また、印刷用インキの構成成分である有機溶剤や粉末状原材料(顔料など)を取り扱う作業場では、有機溶剤濃度 や粉じん濃度を年2回測定し、適切な作業環境の維持に努めています。

さらに、「心の健康」に対しては、日常的に各事業所の健康管理室にて相談を受け付けており、社内報には健康管理に関する 産業医のワンポイントアドバイスを掲載しています。

2010年度交通安全ポスター標語

(13)

Social & Environmental Repor t 2010

労働安全衛生

当社は、労働安全衛生に対する意識や知識の向上、日常的に実施している 活動の一層の強化などのために、JISHA(中央労働災害防止協会)方式適格 OSHMS(労働安全衛生マネジメントシステム)の認定を、東京工場・羽生工

場(2008年12月)、大阪工場(2009年1月)で取得しました。

OSHMSは、事業所における安全衛生水準の向上を図ることを目的として、 計画的かつ継続的に安全衛生管理を主体的に推進するためのシステムのこ とです。安全を先取りして潜在化しているリスクを顕在化させ、対策を実施し、 未然に事故を防止する仕組み作りであり、三つのCA(チェック&アクション) が機能しているかどうかがポイントです。

また、労働安全衛生に関する教育は、新規採用者(入工時)、危険有害作業 従事者、管理監督者資格者などをはじめ、階層別に実施しています。また、ヒ ヤリハットや指差し呼称などの日常的改善活動の基礎、OSHMSの概要や運 用、日常的な安全衛生活動や関係法令知識の習得には、社内教育講座も実 施しています。

今後も、OSHMSの一層の定着を推進し、各職場が実態に即した取り組み を自発的に行い、改善を継続することによって、労働災害の撲滅をめざします。

2009年10月、当社は、中央労働災害防止協会が主催する「第68回全国産 業安全衛生大会」(埼玉県)において、『OSHMSの更なる向上を目指して』と題 する事例発表を行いました。10年にわたるTPM活動を通じたリスクマネジメン トや社内教育システムに体感危険教育を導入した事例を紹介し参加者の関心を

集めました。

また、2009年11月に同協会が千葉で行った「総括安全衛生管理者セミナ ー」において、『総括安全衛生管理者としての決意と実践』と題し事例発表を行 いました。発表では、リスクアセスメント手法、社内安全教育充実、メンタルヘル スの対策強化の活動についてアピールし、最後に決意表明で締めくくりました。

OSHMS認定証

第68回全国産業安全衛生大会での事例発表

◉ OSHMS三つのCA

◉ 度数率

◉ 強度率

①日常的改善活動

すなわち現場当事者部門のCA

②システム監査

すなわち内部監査による事業所としてのCA

③マネジメントレビュー

すなわち事業所トップのCA

OSHMS事例発表

当社工場の労働災害発生状況を表す指標(度数率、強度率)の推移は上のグラフの通りです。製造業、化学工業のデータは、厚生労働省ホームページより抜粋しました。 *1 度数率:労働災害による死傷者数/延べ労働時間数(100万時間あたり)    *2 強度率:労働損失日数/延べ労働時間数(1,000時間あたり) *1

*2 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5

0.00 0.02 0.04 0.06 0.08 0.10 0.12 0.14

2004 2005 2006 2007 2008 2009

2004 2005 2006 2007 2008 2009

サカタインクス 化学工業

製造業

サカタインクス 化学工業

(14)

環境マネジメント

環境経営方針

 1973年に「環境部(現在:品質・環境部)」を設置し、地 球環境保全への取り組みを開始して以来、サカタインクス は時代の変化に対応しつつ、環境保全、保安管理に努めて きました。

 現在、地球温暖化、天然資源の枯渇、オゾン層の破壊な どの環境問題への対応、地球規模での環境保護が世界共 通の課題となっています。当社では環境管理組織の整備、 事業活動にともなう環境負荷の低減、環境事故の未然防 止の強化を重要経営課題と認識し、これらの環境活動に 取り組んでいます。

 2001年1月には、生産・開発部門での環境活動を推進 するために「環境管理委員会」を設置。また、2002年6 月には、社長を委員長とする「環境経営委員会」を設置す ると同時に、営業・間接部門での環境活動推進のために

「環境委員会」を設け、環境経営体制を整備しました。  さらに、環境との調和を図りながら持続発展的に企業経 営を進めていくためには、環境に関する全社的な基本理 念と基本方針の策定が必要と考え、2002年6月に「環境 基本理念」と「環境基本方針」を制定しました。

 当社各工場が順守すべき環境関連規制としては、大気、 水質、騒音、振動、悪臭などに関する各種の法規制や、消 防法、労働安全衛生法などの法規制のほか、各自治体の 条例および協定があります。

 各工場では、実態把握と監視のために自社測定を実施

し、第三者分析測定機関へも環境測定を依頼し、環境関連 法規の順守状況を定期的にチェックしています。

 2009年度は、環境に関連した苦情や事故は発生して いません。また、当社が環境関連で処罰を受けた事例は ありません。

◎ 環境基本理念

サカタインクスは地球環境の保護を最重要経営課題と認識し、企業活動 において、環境に配慮した取り組みを継続的に推進する。

◎ 環境基本方針

1. 全社員は、地球環境の保護を最重要課題と認識し、行動する。 2. 環境関係の法規、条例および協定などを順守する。

3. 省エネルギ−、廃棄物の減量化などにより環境負荷の削減に努める。 4. 環境に配慮した製・商品の開発に努める。

5. 環境目的・目標を定め、実施し、定期的な見直しにより環境の保護に努 める。

環境マネジメントの体制

環境関連法規の順守

環境経営委員会

全社の環境に対する、理念・方針を策定し、環境経営を実践します

環境管理委員会

東京工場 大阪工場 羽生工場 大阪本社 東京本社 支社・支店・営業所

生産部門、開発部門での環境配慮活動の推進を担当します

(生産・開発部門) (営業・間接部門)(営業・間接部門)

環境委員会

(15)

Social & Environmental Repor t 2010

 当社は、環境保全への取り組みを自主的に進め、継続的 に改善していくため、ISO14001※1の認証取得を推進し

ています。

 環境マネジメントシステムに基づき、環境に関する知識 や技能、自覚の向上を図っています。著しい環境影響の原 因となる可能性のある業務に従事する場合には、当該従 業員に対して適切かつ必要な訓練や教育を行い、能力の 向上に努めています。また、公的資格の取得を奨励してい ます。

 各工場では、火災や爆発、化学物質などの漏洩、地震な どの災害が発生した場合の対応マニュアルを作成すると ともに、管轄自治体や近隣自治会への連絡体制や社員召 集体制を整備しています。

 また消火栓放水訓練、二酸化炭素自動消火設備訓練な どの消防訓練、アンモニア水やインキ・油類の漏洩事故な どを想定した訓練を行い、万一の事態に備えています。

● 資格取得者数

資 格 名

環境計量士

水質関係公害防止管理者(1種) 水質関係公害防止管理者(2種) 水質関係公害防止管理者(4種) 大気関係公害防止管理者(1種) 大気関係公害防止管理者(3種) ダイオキシン公害防止管理者 東京都公害防止管理者2級 エネルギー管理士 エネルギー管理員 ◆★

1 4 2 1 3 1 2 2 4 6 1 3 1 1 3 1 2 2 6 6

工場計(人)

2009年3月末 2010年3月末 資 格 名

特別管理産業廃棄物管理責任者 ◆★ 産業廃棄物中間処理施設技術管理者 ◆★ 衛生管理者1種 ◆

作業環境測定士1種

酸欠危険作業主任者(酸欠・硫化水素) ◆ 特定化学物質等作業主任者 ◆★ 有機溶剤作業主任者 ◆★ (化)1種圧力容器取扱作業 主任者 ◆ 小規模ボイラー取扱技能者 ◆★ ボイラー技士2級 ◆★

5 2 8 3 53 63 91 1 34 9 4 2 7 3 60 63 94 1 35 9

工場計(人) 2009年3月末 2010年3月末

◆印:工場で必要な公的資格

★印:環境マネジメントシステムの中で特定教育として運用しているもの

ISO14001の認証取得状況

教育・訓練活動

※1 ISO14001:1996年に国際標準化機構(ISO)が制定した、 環境マネジメントシステム(EMS)の国際規格

◉ 国内

◉ 海外関係会社

*1 2004年8月、当社工場内の関連会社事業所である、ロジコネット株式会社の 事業所を登録範囲に含めました。(認証登録範囲の拡大)

*2 2009年10月に審査登録機関を従前のSGSから変更し登録を行いました。 ダンカークのISO14001認証登録は1998年11月(旧 CPS CORP.)から継続 しています。また、シャーロットのISO14001認証登録は2009年1月から、さらに、 ウエストシカゴのISO14001認証登録は2009年8月から継続しています。

事業所

サカタインクス株式会社 東京工場、大阪工場、 羽生工場

2001年3月30日 財団法人 JQA-EM 1466 日本品質保証機構

財団法人 日本品質保証機構

2004年8月27日 JQA-EM 1466 ロジコネット株式会社

野田事業所、伊丹事業所

登録年月日 審査登録機関 登録証番号

事業所

ETERNAL SAKATA INX CO.,LTD.

(タイ) 2004年4月20日 TH07/4416 SGS United

Kingdom Ltd.

SAKATA INX (INDIA)LTD.

(インド) 2005年8月11日

12 104 25618 TMS

INX INTERNATIONAL FRANCE SAS

(フランス) 2006年5月24日 FQA 0950237/A Lloyd’s Register

Quality Assurance France SAS SAKATA INX

SHANGHAI CO.,LTD.

(中国・上海) 2006年5月30日 CN06/00001EM SGS United

Kingdom Ltd.

MAOMING SAKATA INX CO.,LTD.

(中国・広東省茂名) 2006年10月13日 HK06/1623 SGS United

Kingdom Ltd.

SAKATA INX (MALAYSIA)

SDN.BHD. (マレーシア) 2006年11月16日 ER 0517

SIRIM QAS International

Sdn.Bhd. TAIWAN SAKATA

INX CORP.

(台湾) 2007年8月24日 TW07/01101EM SGS United

Kingdom Ltd.

INX INTERNATIONAL INK CO.

(アメリカ・ダンカーク) 2009年10月30日 ABS QualityEvaluations INX INTERNATIONAL

INK CO.

(アメリカ・シャーロット) 2009年10月30日 44199 44199

ABS Quality Evaluations

INX INTERNATIONAL INK CO.

(アメリカ・ウエストシカゴ) 2009年10月30日 44199 ABS Quality

Evaluations

SAKATA INX VIETNAM CO.,LTD.

(ベトナム) 2009年11月16日

64961-2009-AE-VNM-UKAS DET NORSKE VERITAS SAKATA INX ESPAÑA,S.A.

(スペイン) 2010年5月3日

ES-2010/0270 IQNet and

AENOR INX INTERNATIONAL

UK LTD.

(英国) 2009年3月13日 EN1151 World Certification Services Ltd.

登録年月日 審査登録機関 登録証番号

(16)

環境保全活動の目標と実績

電気使用量の削減

廃棄物排出量原単位の削減

当社は、ISO14001に基づき、三工場共通の目標であ る「共通テーマ」と、各工場の部門独自で設定する「部門自 主テーマ」の、二つのレベルで環境目標を設定していま す。それぞれの環境目標では可能な限り定量的な目標値 を設定し、その達成をめざして環境負荷の低減に取り組 んでいます。

「共通テーマ」と「部門自主テーマ」では、具体的に下の ような取り組み項目を設けており、各々の2009年度実 績は、次項に示しました。

各工場の生産部門では、目標を達成することができま せんでした。非生産部門では、大阪工場は目標を達成する

ことができましたが、東京工場は前年度以上の削減を果 たしているものの、目標には届きませんでした。

東京工場、大阪工場、羽生工場は、三工場とも目標を達 成することができました。

● 電気使用量の削減(生産部門・非生産部門)

● 廃棄物排出量原単位の削減(生産部門)

● 全廃棄物排出量の削減とリサイクル率の向上  (各工場)

● 燃料(灯油)使用量の削減  (大阪工場 生産技術部門)

「共通テーマ」

「部門自主テーマ」

事業所 部 門 項 目

東京工場

大阪工場

羽生工場

生産部門 非生産部門

生産部門 非生産部門

全部門

電気使用量原単位 電気使用量

電気使用量原単位 電気使用量

電気使用量原単位

29.6%削減 33.9%削減

35.3%削減 36.8%削減

31.8%削減

37.0% 37.0%

44.0% 34.0%

39.0%

33.0%削減 35.0%削減

34.6%削減 38.0%削減

30.4%削減

48.0% 42.0%

49.0% 40.0%

45.0%

2008年度実績

(対1999年度比) 2009年度削減目標(対1999年度比) (対1999年度比)2009年度実績 2010年度削減目標(対1999年度比)

(電気使用量原単位:電気使用量 kWh /生産量 t)

事業所 部 門 項 目

東京工場

大阪工場

羽生工場

生産部門

生産部門

生産部門

排出量原単位

排出量原単位

排出量原単位

24.1%削減

30.2%削減

40.8%削減

32.0%

37.0%

45.0%

41.8%削減

49.1%削減

50.3%削減

44.0%

49.0%

51.0%

2008年度実績

(対2000年10月比) (対2000年10月比)2009年度削減目標 (対2000年10月比)2009年度実績 (対2000年10月比)2010年度削減目標

(排出量原単位:廃棄物排出量 kg /生産量 t)

環境目標と実績

(17)

Social & Environmental Repor t 2010

全廃棄物排出量の削減とリサイクル率の向上

燃料(灯油)使用量の削減:大阪工場(生産技術部門)

東京工場は目標を達成することができました。大阪工

場は前年度より削減したものの、目標達成はできません

でした。また、羽生工場は、前年度より増加を抑制しました が、削減には至りませんでした。

大阪工場、羽生工場は、継続して目標を達成することが できました。また、東京工場は、一般廃棄物の削減により

目標を達成しました。 2003年度からは、「全廃棄物排出量の削減」として、生

産部門だけでなく、非生産部門からの発生分も含めた廃 棄物の削減をめざしています。また、資源として再利用さ

れる(サーマルリサイクルを含む)割合をリサイクル率と して、目標値を設定し活動しています。

大阪工場では、2000年8月、熱源を熱効率の高い貫 流ボイラーに変更し、燃料も重油から環境負荷のより少な い灯油に変更しました。生産技術部門では、単位量当たり の灯油で発生するスチーム量を原単位に設定し、2009

年度は18.9%改善しています。

今後も、熱損失の削減やスチームの効率的使用、効率 の低いボイラーの運転を減らすなど、継続して改善に取り 組んでまいります。

事業所

東京工場

大阪工場

羽生工場

18.3%削減

35.4%削減

38.7%増加

27.0%

44.0%

30.0%

27.8%削減

39.3%削減

26.7%増加

34.0%

50.0%

30.0%

2008年度実績

(対2002年度比) 2009年度削減目標(対2002年度比) (対2002年度比)2009年度実績 2010年度削減目標(対2002年度比)

事業所

東京工場

大阪工場

羽生工場

 96.6%

100.0%

 99.4%

99.0%

99.0%継続

99.0%継続

99.1%

100.0%

99.5%

99.0%継続

99.0%継続

99.0%継続

2008年度実績 2009年度目標 2009年度実績 2010年度目標

事業所 部 門 項 目

大阪工場 生産技術部門 スチ−ム用給水量原単位 18.9%改善 20.0%改善 18.9%改善 20.0%改善

2008年度実績

(対1999年度比) (対1999年度比)2009年度目標 (対1999年度比)2009年度実績 (対1999年度比)2010年度目標

(スチーム用給水量原単位:スチーム用給水量 m3/灯油使用量 kl)

●全廃棄物排出量の削減

●リサイクル率の向上

(18)

新聞、チラシ、カレンダー、雑誌、段ボール、紙袋、食品包装などの印 刷物は、私たちの日常生活に欠かせないものになっており、情報を伝 えたい人から得たい人に向けた、情報伝達のひとつの方法として活用 されています。

印刷物を作るには、紙・フィルムなどの基材(被印刷物)、印刷版(印 刷の元となる版)、印刷機械および印刷用インキなどが必要です。それ ぞれが各々の性能を発揮することで、より満足のいく印刷物が得られ、 効果的な情報伝達が可能になります。

印刷用インキは、顔料、樹脂、溶剤、添加剤などを原料としており、そ の製造過程ではエネルギー、水、化学物質を使用するとともに、外部へ は二酸化炭素、廃棄物、水、化学物質を排出します。したがって、私たち にとって重要な課題は、印刷物を通じた情報伝達の一役を担うととも に、メーカーとして環境への影響を可能な限り削減することなのです。

そのため当社は、製造過程における省エネルギーや廃棄物削減な どに取り組んでいます。また、インキに使用する有機溶剤の変更や、 VOC(揮発性有機化合物)を低減したインキの開発に努めるとともに、 印刷過程で揮発する有機溶剤ガスの処理装置を提案するなど、市場 ニーズを常に探りながら環境負荷低減に取り組んでいます。

注)四捨五入により、合計が合わない場合があります。

平らな版に、インキがなじみやすい 部分(画線部)と水(湿し水)がなじ みやすい部分(非画線部)を作り、イ ンキと水が混ざりにくい性質を利用 して印刷するもの。印刷時には、版 からゴム版(ブランケット)に一旦イ ンキを移すことから”オフセット”と 呼ばれます。

裁断された用紙に一枚ずつ印刷する場合は枚葉、ロール状に巻かれた用紙に印刷する 場合はオフ輪(オフセット輪転)と呼ばれます。

(使用例)新聞、カタログ、ポスター、チラシなど

凹凸のついた版の凸部にインキをつけ、 被印刷体に移して印刷する凸版印刷の うち、感光性樹脂などで作成した柔軟な 版を使用する印刷です。

(使用例)段ボール、紙袋など

金属ロールを腐食あるいは彫刻した版 にインキをつけ、ドクターと呼ばれる刃 で掻き取り、凹部に残ったインキを被印 刷物に圧力をかけて移して印刷する方 式です。

(使用例)食品・雑貨包装用フィルム、ペ ットボトル飲料のラベルなど

INPUT

〈三工場合計〉

(原油換算)

当社の取り組み

含有化学物質の管理

PRTR法の指定化学物質 労働安全衛生法の該当物質 NL規制物質、など

エネルギー使用量

電気……… 4,564kl A重油……… 665kl 灯油……… 232kl 都市ガス……… 207kl

5,668

kl

水使用量

上水……… 40千m3

工業用水……… 13千m3

地下水 ……… 267千m3

320

m

3

総物質投入量

樹脂……… 16,600 t 溶剤……… 31,100 t 顔料……… 13,900 t 添加剤 ……… 2,900 t

64,500

t

総量

総量

総量

被印刷物

湿し水ローラー

ブランケット胴 ブランケット胴

圧胴 版 インキローラー

インキ

被印刷物 圧胴

インキローラー インキ

被印刷物

圧胴

インキパン

版 ドクター

インキ インキ

事業活動に伴う環境負荷の全体像

印刷方式の種類

可能な限り、製造過程における環境負荷低減に取り組んでいます

●オフセット

●フレキソ

参照

関連したドキュメント

Although he was the owner of a geigi shop (Okiya) Yamatoya in Minami-ku, Osaka (currently Chuo-ku), he and his wife Kimi Sakaguchi, established the five-year. “Yamatoya Geigi

1950 1955 1960 1965 1970 1975 1980 1985 1990 1995 2000 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014. 貨物船以外 特殊船

発電量 (千kWh) 全電源のCO 2 排出係数. (火力発電のCO

(千kWh) 導入率(%) 発電量. (千kWh)

年度 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008. 件数 35 40 45 48 37

地域の RECO 環境循環システム.. 小松電子株式会社

2011 (平成 23 )年度、 2013 (平成 25 )年度及び 2014 (平成 26 )年度には、 VOC