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JAIST Repository: 自動車部品における製品アーキテクチャの形成プロセスに関する考察

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Academic year: 2021

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JAIST Repository

https://dspace.jaist.ac.jp/ Title 自動車部品における製品アーキテクチャの形成プロセ スに関する考察 Author(s) 及川, 忍; 伊藤, 誠悟 Citation 年次学術大会講演要旨集, 27: 295-298 Issue Date 2012-10-27

Type Conference Paper Text version publisher

URL http://hdl.handle.net/10119/11026

Rights

本著作物は研究・技術計画学会の許可のもとに掲載す るものです。This material is posted here with permission of the Japan Society for Science Policy and Research Management.

(2)

自動車 品

製品 ー

川 大工学), 伊 関 学 大学 学) 1. 年、自動 の分 では多くの が同時 行的に 発されている。 え 、エンジン 発において も 料は多種多様であり、 リン、軽 、CNG、 等が られる。さらに リンエンジンの種 は ート 、 内 、HV が られる。このように多くの方 に対 したエンジンの 発 もさることながら、エンジン部 についても 発アイテ が多くなる。さらに、自動 部 の多くは 種毎のカスタ であることが多いため、 プライ ーは ーカーから 別に出される要 に える 要がある。このような、外部環境 において、大きな 化を要 されない部 はより 的に 発する 要に られている。そこで、 発を 化する方法の一つに の ジ ラー化が られる。 しかし、エンジンが り合 せで 発されていると う があり、エンジンに されるエンジン部 において アーキテクチャを 論している研究は に少ない。 よって、本研究ではエンジンに 料を 給する リン を研究対象とし、 アーキテクチ ャを時系 的に明らかにすることで プロセスについて考察するものである。 2. アーキテクチャ論はイノ ー ン理論の とつである。 アーキテクチャとは、 ステ と しての をどのように分 して、いかにそれらの ステ 間の関 を定 づけるかに関しての 計 本他、2001)である。 アーキテクチャは、インテグラル と ジ ラー に分 できる。 インテグラル は、事 に 合 せ方のルールを 全には めず、 発・ 造を行う で、 ステ 全 の最 化を考えて 部 間の調 を行いながら を り でいく。それに対して、 ジ ラ ー は、事 に部 の り分け方と 合 せ方を めて、 発・ 造ではそのルールにしたがって部 を でいく。インテグラル の 発には、 的な 発を基本とした「 り合 せの 本、2001)」が 要とされる。部 間の機能と構 要 の相 性が低い ジ ラー の 発 ジ ラー の 発では、高い 性を確保するための事 の調 が重要であり、「 合 せの 本、2001)」が められる。 また、 アーキテクチャは一 的にインテグラル から ジ ラー と トする Baldwin and Clark、2000)が、 に ジ ラー からインテグラル と トすることもある。 ・チ ス ロウ 2001)は、HDD の基 である ッドの 化を アーキテクチャの で分析し、 アーキテクチャは時間の 過とともに 化することを明らかにした。そこではコン ーネントの相 用に関する知識の によって ジ ラー化が き こされ、コン ーネントに用いられる が大 きく 化することによって、 アーキテクチャはインテグラ と トすることが られている。 さらに、 2002)は アーキテクチャを ジ ラー 化させるドライバはド ントデザイ ンであり、また、 アーキテクチャを 合化 する原動 は新しい の によって アー キテクチャの 本的見 しが こる場合であると ている。 2012)はデジタル化した にお ける アーキテクチャの 化を「 アーキテクチャの 内 プロセス」として えた上で、 アーキテクチャを 化させるプロセスに影響を与える要因について ステ の え方の いに 目し、それを する のあり方を分析する を している。そこでは、「 の 化」「機能 の 化」「 相手・業 」「 のあり方の 化」「 の 化」により アーキテクチャの 化が き こされることが されている。

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3. 本 で分析の題 として り上 るのは日本で 1970 年代にデン ーが 用化した 子 リ ン に関する事 である。事 研究では、 研究が 目している アーキテクチャと の 関 や、時間 過に う アーキテクチャの 化の本 、 アーキテクチャの 性という で 分析を行なう。 事 研究は、伊 2011)を参考に、 アーキテクチャの について 理・分析する。特に、本 事 分析と 行研究はどこが 合的で、どこが事 の特 であるかを する。 えて、本事 研 究における アーキテクチャの に 与した要 について する。 上の分析により自動 部 に特 の アーキテクチャ プロセスを考察することを目的とす る。 4. 子 リン が 場したのは1951 年である。 の ンディックスの 部門 に めていた 者ロバート・ ットンが、 行機を 時間に たって 行させるもために 発し たのが最 である。この 子 リン は機 の を うものとして された。そして、 ンディックスは6 年 の 1957 年に「Electrojector」という で 子 リン を 発 した。 ンディックスの発 の5 年 、 子 リン の 発に 手した ッ が 目 したのは、定 時・過 時を めた全 域での と 料との混合 )の 性の高さと う であった。 ッ の リン の の 景には、1950 年代 意向の におい て大 題がクロー アップされたことがあった。こうした動きを 景に、1964 年、 ルクス ワー ンの トップがロバート・ ッ 社を し、 来に 、 的に 性の い 料 給 を 発して しいという要 をした。この要 を受けて ッ が だ方法の一つが、 ンディックスが り出していた 子 の リン だった。 の 合精 の い 子 なら、 来の 出 ス をクリアする可能性があると したからである。そして、 ッ は ンディックスと特 を交 して 発に 手し、1968 年 デルの ルクスワー ン1600 に する 子 リン ステ を させたのである。 デン ーでは1950 年代 から機 リン の研究を行い、1963 年には機 リン を自動 レースに 用し始めた。自動 のレースを重 るう デン ーがエンジン からの評 価することができるようになると、機 リン の も かり始めてきた。その によ る 題は「 目 とする 合の精 が部 の 工精 の によって 現できないため、 的 に せざるを得ない。 に しエンジンの 造が大きくなり、 レキ リティが少ない。 コ ストアップが大きい。」などである。 の では1950 年代 からエンジン 者を 的に 用す るなど自動 ステ 知識の 得を っている。そのこともあり、機 リン の 発チー 内では の の評価だけではなく、エンジン評価を行い出 ・ 費の計 、 ・ 出 ス の分析を行っている。これにより、 発チー 内で 料 給 をエンジン からも評価できるように なった。 合他社の ッ が 1967 年に 子 リン ステ ・Jetronic を 発したことで、デ ン ーは 子 リン の 発をスタートした。 し、 ッ とは異なる 自の 子 リン である。 ッ のD-Jetronic はトランジスタ、 、コンデン という な でエンジンを する方 であるが、デン ーは IC を った を 自に 計し、 のため にパルス発生 を する を 用した。コン ーネントの 理的な では機 リン の であった部分を 全にコン ーネント に り分け、相 性を さくしている。つまり、 子 を用いることで、機 で 題だった 理的な が さくなりエンジン ステ に対する 合の自 が増した。この からデン ーは自動 ーカーがエンジン に める多様な要望に対し てECU を したエンジン 合で対 する方 を めた。そのこともあり、1971 年には ステ 合の 門部 を している。この ステ 合の 門部 は部 というよりもエンジン に い機能を 持っている。この、 ードウ ア 発を全く行 ない部 は、デン ーでは めての であり、また、 時の部 プライ ーを見 しても めての であった。

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本 で分析の題 として り上 るのは日本で1970 年代にデン ーが 用化した 子 リ ン に関する事 である。事 研究では、 研究が 目している アーキテクチャと の 関 や、時間 過に う アーキテクチャの 化の本 、 アーキテクチャの 性という で 分析を行なう。 事 研究は、伊 2011)を参考に、 アーキテクチャの について 理・分析する。特に、本 事 分析と 行研究はどこが 合的で、どこが事 の特 であるかを する。 えて、本事 研 究における アーキテクチャの に 与した要 について する。 上の分析により自動 部 に特 の アーキテクチャ プロセスを考察することを目的とす る。 4. 子 リン が 場したのは1951 年である。 の ンディックスの 部門 に めていた 者ロバート・ ットンが、 行機を 時間に たって 行させるもために 発し たのが最 である。この 子 リン は機 の を うものとして された。そして、 ンディックスは6 年 の 1957 年に「Electrojector」という で 子 リン を 発 した。 ンディックスの発 の5 年 、 子 リン の 発に 手した ッ が 目 したのは、定 時・過 時を めた全 域での と 料との混合 )の 性の高さと う であった。 ッ の リン の の 景には、1950 年代 意向の におい て大 題がクロー アップされたことがあった。こうした動きを 景に、1964 年、 ルクス ワー ンの トップがロバート・ ッ 社を し、 来に 、 的に 性の い 料 給 を 発して しいという要 をした。この要 を受けて ッ が だ方法の一つが、 ンディックスが り出していた 子 の リン だった。 の 合精 の い 子 なら、 来の 出 ス をクリアする可能性があると したからである。そして、 ッ は ンディックスと特 を交 して 発に 手し、1968 年 デルの ルクスワー ン1600 に する 子 リン ステ を させたのである。 デン ーでは1950 年代 から機 リン の研究を行い、1963 年には機 リン を自動 レースに 用し始めた。自動 のレースを重 るう デン ーがエンジン からの評 価することができるようになると、機 リン の も かり始めてきた。その によ る 題は「 目 とする 合の精 が部 の 工精 の によって 現できないため、 的 に せざるを得ない。 に しエンジンの 造が大きくなり、 レキ リティが少ない。 コ ストアップが大きい。」などである。 の では1950 年代 からエンジン 者を 的に 用す るなど自動 ステ 知識の 得を っている。そのこともあり、機 リン の 発チー 内では の の評価だけではなく、エンジン評価を行い出 ・ 費の計 、 ・ 出 ス の分析を行っている。これにより、 発チー 内で 料 給 をエンジン からも評価できるように なった。 合他社の ッ が 1967 年に 子 リン ステ ・Jetronic を 発したことで、デ ン ーは 子 リン の 発をスタートした。 し、 ッ とは異なる 自の 子 リン である。 ッ のD-Jetronic はトランジスタ、 、コンデン という な でエンジンを する方 であるが、デン ーは IC を った を 自に 計し、 のため にパルス発生 を する を 用した。コン ーネントの 理的な では機 リン の であった部分を 全にコン ーネント に り分け、相 性を さくしている。つまり、 子 を用いることで、機 で 題だった 理的な が さくなりエンジン ステ に対する 合の自 が増した。この からデン ーは自動 ーカーがエンジン に める多様な要望に対し てECU を したエンジン 合で対 する方 を めた。そのこともあり、1971 年には ステ 合の 門部 を している。この ステ 合の 門部 は部 というよりもエンジン に い機能を 持っている。この、 ードウ ア 発を全く行 ない部 は、デン ーでは めての であり、また、 時の部 プライ ーを見 しても めての であった。 機 リン は 分のカ とプランジャを内蔵させたインジ ク ン ンプをエン ジンの動 によって 動させ、 の ートに させる方法である。 の はアクセル に連動した 心 バ ーとラック ンによるプランジャの ストロークで行う。 1 機 リン の機能・コン ーネント対 ップ 子 リン はエンジン ステ の一部であり、 料 給系としての ステ として機能する。 料タンク内の リンは 料 ンプによって され 子 リン に される。 子 リン の 料 は調 によって調 され 要な 料 定される。 の ートに けられた 子 リン は 子 ット 、ECU)からの に ってエンジン要 に じた リンの を バル に向かって する。 2 子 リン の機能・コン ーネント対 ップ 機 はインジ ク ン ンプが4 つのコン ーネントと連動して 動するため、それぞれに相 関 が している。 ノ ルは 料を ートに する部 であるが、インジ ク ン ンプの によって 動するものであり、インジ ク ン ンプの 動に している。それに 子 は 料の は 料 ンプによって行 れ、 料 ンプで高められた の調 は調 で行 れる。 料 はECU からの 動パルスによって 定され、 料 は 子 リン によって行 れる。 子 では機能とコン ーネントが 1 対になっており、コン ーネ ント同 の 理的な相 性は さい。このように、機 リン から 子 リ ン に 化することで新しい アーキテクチャを している。

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5. まず、 アーキテクチャと の 合について考察する。機 リン 発では様々な ステ を構 する部 間 インジ クタや 料 ンプなどのコン ーネント)の相 性が大 きく、エンジン評価も一つの 発チー 内で している。この はコン ーネント同 の分 が 可 能であり、機 リン の アーキテクチャがインテグラル であったのと同様に、 もインテグラル であった。しかし、 子 リン の 場により、それまでの構 部 間の相 性は一 に さくなり、コン ーネント で 発が行 れるきっかけになった。 の では機 リン の 発 ンバーがエンジン評価を行っていたのとは異なり、 子 ではエンジン 合をする 門部 が されるに っており、 が り分けられたと考えられる。こ の事 では アーキテクチャと アーキテクチャが 合すると う ・チ ス ロウ 2001)の 行研究と 一 している。 に、 アーキテクチャの 化と 性に 目する。本事 において、 アーキテクチャの プロセスに大きな影響を したのが の と 相手の 化、そして新 の 来性である と考えられる。 ・チ ス ロウ(2001)では HDD の ッドの アーキテクチャを 化させる 影響の一つに性能の があり、 の のた に ジ ラー アーキテクチャからインテグラル アーキテクチャに 化している。しかし、本事 では、機 リン のインテグラル から 子 の ジ ラー に 化している。ある が するとインテグラル になるという 行研 究の 論とは異なるが、 アーキテクチャの 性という を えると の 論での 合的な も可能である。エンジン ステ の ステ としての リン の アーキテクチャは ジ ラー に 化したが、上 の ステ であるエンジン ステ との関 においてはインテグ ラル のままであった。ECU による 子 という 理的でないが、 論理を しての り合 せ が増大し、その結果上 ステ に関してインテグラル から 化していないという である。 論理による り合 せというものを 的な から き めると、 リン の ステ に関しても、エンジン に関する部分などの 理的なインター ースの一 化は だが、 子 により構 部 間の り合 せの 要性も低 したとは えないかもしれない。つまり、ECU によ る 子 に り合 せの要 を集 化したという である。そして、デン ーの場合は、コン ー ネント間の 理的インター ースの 用性を高めると同時に、 り合 せのためにエンジン の論 理構 を 門に手がける を新 した。 最 に、 アーキテクチャの という に 目すると、 リン の 発で 行して いた ッ の いではなく、デン ーは主 的な意 定を行った。 ッ による 子 リン の出現がデン ーの に影響を与えたが、 ッ よりも く 発資源を 子 に集中するという 行動が見られた。機 を るか 子 にするのかという の 論は 発現場でも意見が分かれていたが、「まずは自らの手で って てから める」というデン ー の 業 来の方 が され、その結果として 子 に資源を集中するという意 定がなされた のである。

伊 2011)「株 会社デン ー 子 リン EFI)の 発・事業化」IIR Case

Study CASE#11-04 (2002) ジ ラリティ・ドライバ 『 門 ネジ ント・レ ー』 1 8), pp.633-641. 建・ ンリーW.チ ス ロウ (2001) アーキテクチャの イ ック ト 本 宏・ 石 ・ 一 『 ジネス・アーキテクチャ』 , 263-285. 徳 2003)『 験的 発論』理工評論出 田 ) 1999)『EFI 事始め- 子 料 の 発をめ る 語-』日本 株 会社

Baldwin, C.Y. & K.B. Clark (2000) Design Rules. Cambridge, MA: MIT Press. 安 2004)『デザイン・ルール ジ ール化パワー』)

2012)「デジタル化した におけるアーキテクチャ に関する分析 」 大学も

のづくり 研究センター DISCUSSION PAPER SERIES No.393

本 宏 (2001) アーキテクチャの 業論 本 宏・ 石 ・ 一 『 ジネス・アーキ テクチャ』 , 3-26.

参照

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