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(1)

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文学部長

阪本 浩

文学部の理念

 文学部の使命は、人文学の「知」を求め、その成果を後世に伝える

ことにあると言われています。人文学は哲学、文学、歴史学を柱とする

学門ですが、何か「古臭い」

という印象を持つ人もいるかもしれませ

ん。

しかし決してそんなことはありません。人文学の歴史は、

「人間とは

何か」

という古くて常に新しい問いの答えを求めて、

「時代」

と格闘し

て来た歴史であり、

これからもそうであり続けると言えるでしょう。

 文学部では、

2016年度より全科目を半期化し、それに伴うカリキュ

ラム改訂を実施し、科目を新設したほか、

グローバル化に対応したプロ

グラムも用意しています。

しかし、

どのようなカリキュラムであっても、学

生の皆さんが主体的に学習するのでなければ意味がありません。求

められているのは、受け身の学習ではなく、

アクティブな学習です。特

に文学部では少人数クラスでの各種演習における討論が重視されて

います。

これに積極的に参加するには、十分な事前学習も必要です。

自分のテーマを持って臨むならこれも楽しい作業になるはずです。他

の分野の知識が必要になったら、青山スタンダード科目や文学部共通

科目を上手に活用してください。

 正規の授業以外では、

「古典」を手に取ってみてほしいと思います。

自分のテーマを見つけるのに役立つでしょう。

21世紀の担い手となる

学生の皆さんに「古典」を読む楽しさを伝えることも、文学部、

いや、大

学の使命の一つなのかもしれません。

 社会の高度化、情報化、国際化が進む一方で、人間の生存の危機を生み出してい

る現実がある。人間存在の重みそのものが問われている今日にあって、キリスト教信

仰に基づく本学の文学部の果たすべき役割は大きい。

 文学部は現在5学科制の下に、文学、言語学、哲学、歴史学、芸術学、社会学などの

学問分野を擁している。これら諸分野の存在は、学際研究の可能性を大きく広げ、人

間と文化の本質を究明するための多様なアプローチを可能にしている。そして文学

部の特徴は、学問的課題の探求が外国語教育を含めた豊富なカリキュラム、少人数

制ゼミナール、実習などによって行われることにある。

 世界の現実は、自国の文化理解と豊かな国際理解とが深く関わり合っていることを

私たちに教えている。それは、世界の人々との多面的な結びつきが私たちの生活を支

えているからにほかならない。人間の社会的連帯と人類的視野をもった人間の形成を

めざす大学教育の目的もこの点に関わっている。大学共同体において、文学部こそが、

人間そのもの、人間の多様な営みをトータルに理解するための学問研究と教育に携

わっているのである。

文学部に入学された新入生の皆さんを

心から歓迎いたします。

(2)

文学部の沿革

フランス文学科

英米文学科

日本文学科

史学科

比較芸術学科

留学制度

資格・進路/入試制度

40

42

カリキュラムガイド 新プログラム 専門科目案内 在学生の学生生活 卒業生からのメッセージ

英米文学科

06

カリキュラムガイド 専門科目案内 在学生の学生生活 卒業生からのメッセージ

フランス文学科

16

カリキュラムガイド 専門科目案内 在学生の学生生活 卒業生からのメッセージ

日本文学科

22

カリキュラムガイド 専門科目案内 在学生の学生生活 卒業生からのメッセージ

史学科

28

カリキュラムガイド 専門領域案内 在学生の学生生活

比較芸術学科

34

留学・進路など

 大きく変動している現代社会の中で、人文学の幅広い

教養を身につけた人がますます必要になってきます。青山

学院大学文学部の教養教育は、国際社会に柔軟性を持っ

て貢献できる人を育成します。今、世界が必要としている

のは、

自分の使命を見出し、進んで人と社会に仕え、その

生き方そのものが他者の導きとなる人です。大学のキリス

ト教教育もこのことを目指しています。

 歴史、文学、言語、宗教、思想などを知ることは、過去の

世界を理解するためだけではありません。現代の国際社

会を理解し、その中で一人ひとりが果たすべき役割を理解

するためにも不可欠なのです。人間とは何か?何が良い生

き方なのか?キリスト教教育は、

これらの問いを、幅広い国

際的な観点から取り上げます。キリスト教や国際社会の

様々な考えに触れることによって、人生に有益な示唆と力

が与えられるでしょう。

キリスト教の教養教育を支えるのは、批評的考え方や学

問的思考力です。物事の根拠は何なのかを常に問うこと

が重要になります。

キリスト教概論などの授業では、知識を

学ぶだけではなく、

より学問的考え方や論理的思考力を身

につけることが求められます。狭い意味の学問研究を超

え、生きる力そのものにもつながるのです。

教養教育で国際社会を理解し、

貢献できる人材を育成します。

大学宗教主任(文学部)

シュー土戸ポール

比較芸術学科新設

史学科設置

日本文学科設置

フランス文学科設置

文学部発足(基督教学科、英米文学科)

1962

1949

2012

2016

1968

1966

現在に至る

(3)

文学部の学びと進路

学際的で個性的な4年間の学びを実現

 文学部の学びの大きな特色は、5学科体制のもとで、文学、言語学、哲学、歴史学、芸術学、社会

学などの学問諸分野を、学生一人ひとりの関心や目標に応じて学べる多様性です。全学共通教育

「青山スタンダード」、文学部共通科目、各学科の外国語科目と専門科目を主体的に組み合わせ

ながら、学際的で個性的な4年間の学びを実現することができます。

文学部の

特色

常識を見直し、

歴史の真実を読み解く。

史学科

五感を総動員して

芸術を学ぶ

比較芸術学科

ことばを通して、

世界を読み解く。

日本文学科

五感で学ぶフランス文化

の奥深い世界。

フランス文学科

「世界の共通語」を学び、

広い世界で活躍する。

英米文学科

「暗記もの」ではない歴史を学ぶ

 大学で学ぶ歴史学は、中学校や高等学校で勉強してきた日本史や世界史とは大きく異なります。年号や名 称をひたすら覚える「暗記もの」ではなく、自ら史料を紐解き、主体的に歴史を考え、真実を探る「読み解く歴 史」を学ぶのです。また、現在史学科には日本史・東洋史・西洋史・考古学という大きな枠組みがありますが、近 年はその境界線を越えたより広い視点で捉える歴史研究が注目されています。歴史は、異なる文化が複雑に 関連しながら展開していくものだからです。

歴史学の視点で鑑賞する文化遺産

 史学科は、従来の歴史学の枠組みを踏まえたうえで、その枠にとらわれない視点で歴史を学べるような教育 の実践を目指しています。さらに、文化遺産を歴史学の視点で研究し、文化や社会に対してより深い理解力を 養えるカリキュラムを設置しています。

学生の多様な研究心を満たす豊富な教員と集中講義

 日本文学科は、日本文学・日本語学と、それに関係の深い中国古典文学・日本語教育学とから成っています。 在籍する学生の要望もまた多種多様で、日本でも有数の教員スタッフ充実度を誇ります。最も古い上代(奈 良)から近代(明治以降)までの文学の領域や日本語学はもちろん、中国古典文学や日本語教育まで、ほぼ全 ての分野をカバーする専任教員がいますので、みなさんが抱いたどのような疑問・相談にもこたえてくれるで しょう。さらに2013年度から日本文学コースと日本語・日本語教育コースの2コースに分かれ、一層充実をは かっています。

日本文学・日本語学・中国古典文学の醍醐味を学習で味わう

 2∼4年生合同の演習形式の専門科目を多数開講し、みなさんが能動的に学べる環境作りを進めています。 なぜなら日本文学は、講義を聴くだけの受身の学問ではないからです。先行説を広く調べ、それらと自分の考

フランス語の森に分け入る

 本学科では、1・2年次でフランス語の基礎力を総合的に身につけます。初めてフランス語に触れる人でも無 理なく学べるように、「文法」、「講読」、「会話」の授業は全て学科スタッフが作成したオリジナル教材を使用して います。日本人とネイティブの教員が適材適所で指導するので、より高度な語学力の習得の基礎となるフラン ス語の総合的な運用能力(理解する、話す、読む、書く)を効率よく学ぶことができます。1・2年次のネイティブ担 当の授業は15名程度の少人数クラスで、電子黒板を利用した双方向型の授業プログラムを実施しています。 生きたフランス語にじかに触れ、実用的なフランス語の会話力が身につくよう工夫されています。2年次には、 やはりネイティブ教員による「エクスプレシオン・エクリットⅠ・Ⅱ」で「書く」能力と「理解する」能力を同時に高める ことができます。

柔軟な思考力と感性を磨く

 専門分野では、1年次からフランスの文化と社会に関する講義が開かれており、2年次からは「演習Ⅰ・Ⅱ」と「特

現代人に不可欠なテーマを英語で学ぶIEプログラム

 英米文学科のIntegrated English (IE) プログラム(1・2年次)では、「聴く」「話す」「読む」「書く」の4技能をバランス 良く使って様々な活動をし、さらにそれらの活動を通して、人間関係、世界の文化、環境問題、情報とメディアなど、人間に とって普遍的なテーマや現代社会において重要な問題について考えます。授業は、少人数・レベル別・半期制で行ない、原 則として週4コマの授業をネイティブスピーカーと日本人教師が半分ずつ担当します。外国人教師の国籍は、アメリカ、カ ナダ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドなど様々ですが、全員が専門の資格と豊富な教歴を持っています。

専門科目では英語と文学を通して「人間」を理解

 英米文学科においては、世界を知る道具として英語を学ぶと同時に、英語という言語をあやつる人間の能 力、その能力を活かしたコミュニケーション、さらにはその伝達行為を芸術表現に高めた文学のそれぞれを 専門的研究対象とした学問を専攻します。そして、これら全ての学問に共通するテーマが「人間」なのです。  

芸術を「比較」しながら学ぶ

「比較」による学習・研究は、この学科の学びの基本です。1年次の「比較芸術学入門」は、本学科の専任スタッフと 一部非常勤講師によってオムニバス形式でおこなわれるもので、展覧会や演奏会、舞台、映画などの鑑賞を前提に、 その解説とレポート作成によって「美術」「音楽」「演劇映像」の実際を比較しながら体験的に学びます。1・2年次の 「各領域と文芸」でも、2分野以上を選択することで各領域と文芸との関係とそれぞれの本質を学びます。

文章のデッサン力を鍛える

 この学科では1年次の「比較芸術学入門」から3・4年次の「演習」にいたるまで、生の作品鑑賞を基本とする学習・ 研究を積み重ねます。そこでの鑑賞レポートはたんなる感想文ではなく、その作品が具体的に美術なら形体や色調、 構図その他、音楽なら楽器や声の音色、アンサンブルその他、演劇なら役者の所作やせりふ回しその他等々、細部に いたる観察による言語化(ディスクリプション)の訓練を義務づけ、いわば言葉のデッサン力の獲得を目指します。

(4)

教員の充実と多彩な顔ぶれ

 豊富なカリキュラムに対応すべく、本学科では16名の専任教員スタッフを始め、約40名にのぼる多彩な顔 ぶれの非常勤講師が授業を担当しています。教員の充実は、他大学に例を見ない、本学の特色のひとつです。

フィールドワークで確かめる歴史の真実

 現地に出向いて調査・研究するフィールドワークは、史料を読み解き考えたことを実際に確かめる貴重な機 会です。少人数制の史学科ゼミナールでは、実地研究の場が豊富に設けられています。3年次には、各ゼミを 主体とした研修旅行が実施されます。歴史を知る、あるいは歴史をもう一度自らの手で検証することは、それ までの型にはまったものの見方から脱する絶好の機会でもあります。知っているつもりの事件がなぜそうなっ たのか、それに至る歴史的背景を自分の力で調べ、自分の頭で考えることが、歴史の真実に迫る第一歩になる でしょう。 えとの相違を整理して発表し、更に学生・教員との議論を通じて、作品の読みやことばの理解が深められて行 くのです。演習の現場は、発見と驚きに満ちた小宇宙です。

日本語を教えるには、日本を理解することから始まる

 日本語をまったく話せない人々にことばを教える―日本語教育の現場は、異文化が触れあう交流の場と言 えます。そこで日本語教師に求められるのは、単なる指導技術だけではありません。日本の文化に関する正し い知識、そして自国のことばに対する深い理解を持った人材が、求められているのです。日本語・日本語教育 コースでは、外国人留学生を対象にした教育実習などを学生が経験することで、異文化の橋渡し役となる人 材になれるよう指導をしています。 講」を選択することができます。文学、語学、文化の三つの分野に分かれた「演習Ⅰ・Ⅱ」では、発表形式の授業を通じ て自分の興味や関心を深めつつ、学術的分析の方法を学ぶことができます。3年次からの「演習Ⅲ・Ⅳ」では、文学 (思想)、語学、文化などの分野において探求する能力をさらに高め、実社会でも役立つプレゼンテーション能力 やコミュニケーション能力を培います。また、各分野の専門家が分かりやすい言葉で研究対象について論じる「特 講」では、最先端の研究成果に触れることで、専門知識をさらに深く学ぶことができます。フランス文学科では、こ のような授業を通して、先入観にとらわれない柔軟で人間性あふれる思考力と感性を磨くことを目指します。

生きたフランス語を学ぶ海外留学

 語学教育に定評のあるフランシュ・コンテ大学(ブザンソン大学)の応用言語学センターとの間に協定校留学の 提携を結んでいます。毎年10名前後の選抜された学生が派遣され、現地のハイレベルな語学教育を受けていま す。現地で取得した単位を本学の卒業単位として認定する制度も整備されています。またパリ第3大学、スイス・ ジュネーヴ大学との間にも協定校交換留学の制度があります。(→P.20フランス留学、P.40-41留学制度) 言語と文学は共に、人間そのものと人間が生み出す文化を理解するために欠くことのできないものであり、 また逆に、人間のしくみとその行為を考えずには言語も文学も理解することはできません。

6コース制カリキュラムに加え、新プログラムを導入

 本学科ではイギリス文学・文化、アメリカ文学・文化、グローバル文学・文化、英語学、コミュニケーション、英語教育学 の6コース制で構成されたカリキュラムを有し、1・2年次に身につけた英語力をベースに、3・4年次は1つのコースを選 択し、専門分野の学習を深めることができます。さらに2017年度から新プログラムがスタートします。(→P.8-9)

多数の教員免許状取得者を輩出

 英語科教育は「英語の青山」を体現する英米文学科の一つの伝統です。毎年数十人が卒業時に英語の教員 免許状(中学校・高等学校)を取得しています。(→P.42-43 資格・進路) 教職に必要な講義科目、演習(ゼ ミ)科目を充実させ、英語教師を目指す人の意欲に応えるカリキュラムを組んでいます。

取り組む卒業論文の指導などを通して、読解力や分析力などの学生の研究能力を鍛えていきます。

卒業論文は、日本文学科と史学科以外は、選択科目、もしくは選択必修科目ですが、多くの学生がこれに挑戦しています。なお、懸賞論文で優

秀な成績を修めたり、社会的活動を行うなど、学外で学びを実現するゼミナールもあります。

進路状況

教育界、ジャーナリズム、実業界な ど、あらゆる分野で活躍できます。 特に、教職、美術館・博物館の学芸 員、公務員、放送・出版、観光・旅行 などの分野において、専門能力を 生かした活躍が期待されています。 大学院への進学により学界で活躍 することもできます。

古典テクストを読む

 本学科は生の芸術作品を鑑賞することと並行して、古典テクストの読解にも力をいれます。芸術作品はいわば歴 史や文化の「非文字資料」ですが、やはりそれらの編年や意味の詳細を理解するには文字資料であるテクストの読 解が不可欠です。ある国の美術や音楽、演劇映像を真に理解するには、その国々の言語を理解せずして済ますこと はできません。「原書講読」では英語はもちろん、漢文・古文のテクストもとり上げます。

芸術鑑賞の基本を学ぶ

 「芸術鑑賞の方法」では、そこに何が表され、何を意味しているのかという美術解釈の基本となる図像学をはじ め、具体的な美術作品の調査法、絵画や彫刻の簡単なデッサンの技法、西洋音楽や日本伝統音楽の楽曲分析、古い 楽譜の解読や演奏法、日本古典芸能や西洋演劇では演技者や舞踊家による実技を前提とした所作や動きの意味、 道具の役割など、作品鑑賞に必須の基礎知識を学びます。

進路状況

取得可能な資格として博物館学芸 員、図書館司書、社会教育主事が あります。学科関連の分野としては、 マスメディア・文化・芸術関連をはじ め、サービス、観光・旅行、環境・福 祉・情報関連の企業や公務員にも 将来の道が拓かれています。

進路状況

中・高の国語科教員、図書館の司書、 博物館の学芸員として活躍するほ か、出版・マスコミ関係などの企業 に就職するなど、多彩な進路があ ります。今後は、国内外で日本語教 育に携わる人も増えていくでしょう。

進路状況

フランス語圏での日本語教師、出 版社、マスコミ関連など、進路は多 方面にわたります。フランスに関連 のある外資系企業への就職者が毎 年 い ることも 特 色 。最 近 はコン ピュータの開発職などに就く人も 増えています。

進路状況

語学力と英語圏諸国に関する知識 を生かし、国連などの国際機関、研 究教育機関、通信社などのジャー ナリズム関連、航空会社や旅行会 社、国際貿易に携わる企業、中・高 の英語科教員などの教育関連をは じめ、幅広い分野で活躍できます。

(5)

全学共通教育

それぞれの目標を存分に追究できる多様性を持ったカリキュラム編成

文学部のカリキュラムは、各学科の外国語科目と学科科目のほか、青山スタンダード科目、文学部共通科目で編成されています。青山

スタンダード科目から履修できる科目は学科の方針と学生個人の選択の仕方によって、多様性があります。自主性を活かして個性的

な学びを実現することができます。

情報教育

外国語教育

高度情報化時代に対応したスキルを養う

情報や資料を使いこなすためのスキルを身に付ける情報関連科目を設け

ています。

 学習や研究の内容を高めていくには、幅広い資料や研究論文、専門文献

を閲覧する必要があります。そのような場合、

インターネットで検索、資料を

収集したり、

データベース化するといった情報技術が欠かせません。

第二外国語も重視した実践的な外国語教育

文学部では、外国語教育を重要な柱と位置づけています。言語だけでな

く、その背景にある文化や生活習慣、人々のものの見方や考え方までを

学ぶことも重視します。

 ネイティブスピーカーをはじめ、その言語圏での在住経験、言語・文化・

生活習慣などに学識が深い教員が指導します。

その到達目標を「およそ青山学院大学の卒業生であ

れば、

どの学部・学科を卒業したかに関わりなく、一定

の水準の技能・能力と一定の範囲の知識・教養を備え

ているという社会的評価を受けること」とし、本学に学

ぶ全学部・全学科の学生が履修する<全学共通教育シ

ステム>のことを

〈青山スタンダード〉

といいます。

青山スタンダードとは

「青山スタンダード科目」の概要

の到達目標を「およそ青山学院大学の卒業生であ

ば、

どの学部・学科を卒業したかに関わりなく、一定

水準の技能・能力と一定の範囲の知識・教養を備え

いるという社会的評価を受けること」とし、本学に学

全学部・全学科の学生が履修する<全学共通教育シ

ム>のことを

〈青山スタンダード〉

といいます。

山スタンダードとは

コア科目

教養コア

キリスト

教理解関連科目

人間理解関連科目

社会理解関連科目

自然理解関連科目

歴史理解関連科目

言葉の技能

言葉の技能

身体の技能

身体の技能

情報の技能

情報の技能

キリスト

教理解関連科目

人間理解関連科目

社会理解関連科目

自然理解関連科目

歴史理解関連科目

言葉の技能

言葉の技能

身体の技能

身体の技能

情報の技能

情報の技能

技能

専門分野を学んでいくうえで 必要な教養/技能を身につけ ます。 専門領域を理解していくうえ での橋渡し役となる科目です。 1年次で学ぶコア科目の応用、 展開科目として位置づけられます。

テーマ別科目

コア

キリ

社会

自然

歴史理解

技能

専門分 専 必要 必 ます

フレッシャーズ・

セミナー

フレ

セミ

 さまざまな学部・学科の一年生が、   少人数のゼミ形式で、教員の専門性  を活かしたテーマについて学習します。

ウェルカム・レクチャー

大学で学問をなぜ学ぶのか、特に「青山 スタンダード科目」を履修する意味に ついてわかりやすい講義を行います。

1年次

2∼4

年次

●英語 ●フランス語 ●ドイツ語 ●スペイン語 ●中国語 ●ロシア語 ●韓国語 

在学中に学ぶことが

できる外国語

(6)

 文学部は英米文学、フランス文学、日本文学、史学、比較芸術学の5分野をカバーしています。いずれも伝統

的学問分野からすると「人文学」と呼ばれる点で共通性があり、

「人間について知り、人間のための知を追求する

こと」に目標がおかれています。こうした共通する思いをカリキュラムのなかに活かすため、各学科が互いに知恵

を出し合い、開講したのが文学部共通科目の基礎です。その枠組みは現在まで基本的に変わっていません。それ

は、急速に変化する時代を意識しつつ、もっと大きな文化の流れを視野に入れた講義科目が用意されていること

を意味します。

意味のある

多様性

 古典ギリシャ語やラテン語の知識は、英米文学、フランス文学、西洋史を専攻する者には不可欠でしょう。思

想史、文化史、音楽史などについても同じです。こうした古典的性格をもつ科目とともに、学際的な科目もあ

ります。テクスト論、比較文学や比較言語学は細分化された専門科目ではカバーしきれない分野を、総合的に

また相対的な観点から論じるものです。文学部共通科目の発足時から、出版ジャーナリズム、放送ジャーナリ

ズムが開講されていたことは文学部の先輩方の炯眼というべきでしょう。

 また、企業・団体などの寄附によって運営される、

“寄附講座”

は、教育の場を大学が提供し、教員やカリキュラ

ムのコンテンツなどを外部に委託する授業で、理論面に偏重しがちな大学教育に、社会の現状を踏まえた実践

面での教育を補完する役割を果たしています。文学部共通科目は一部を除いて2・3・4年次向けに開講されて

います。青山スタンダード科目とともに、大学で学ぶことの意義を深めてくれるはずです。

 通訳ワークショップⅠ

・Ⅱは、コングレス・オーガナイザーの最大手である日本コンベンションサ

ービス株式会社の後援により、2007 年から開設されている寄附講座です。

このワークショップ

では英語と日本語の間の通訳を扱いますが、初歩からていねいに指導しますので、文学部のす

べての学科の学生が受講できます。講師はプロの通訳者が担当し、受講生からも高い評価を受

けています。

通訳ワークショップⅠ・Ⅱ

人間を知る

学問

共通科目の紹介

(日本コンベンションサービス株式会社寄附講座)

通訳ワークショップⅠ・Ⅱ

共通科目の紹介

(日本コンベンションサービス株式会社寄附講座)

山スタンダ ド科目とともに、大学で学ぶことの意義を深めてくれるはずで

ド科目とともに、大学で学ぶことの意義を深めてく

東洋美術史Ⅰ

・Ⅱ

西洋美術史Ⅰ

・Ⅱ

東洋音楽史Ⅰ

・Ⅱ

西洋音楽史Ⅰ

・Ⅱ

日本美術史Ⅰ

・Ⅱ

文化財科学Ⅰ

・Ⅱ

芸術文化論Ⅰ

・Ⅱ

生命倫理学Ⅰ

・Ⅱ

記号論Ⅰ

・Ⅱ

出版ジャーナリズムⅠ

・Ⅱ

イタリアの言語と文化Ⅰ∼Ⅳ

芸術

文学

文化・

ジャーナ

リズム

言語

思想・

心理

ギリシャ・ローマ文学Ⅰ・Ⅱ

共通科目

詩論Ⅰ

・Ⅱ

テクスト論Ⅰ

・Ⅱ

物語文学Ⅰ

・Ⅱ

キリスト教文学Ⅰ

・Ⅱ

世界各地域の文学Ⅰ∼Ⅵ

児童文学Ⅰ

・Ⅱ

比較文学Ⅰ

・Ⅱ

日本文化史Ⅰ

・Ⅱ

東洋文化史Ⅰ

・Ⅱ

西洋文化史Ⅰ

・Ⅱ

映像文化論Ⅰ

・Ⅱ

放送ジャーナリズムⅠ

・Ⅱ

言語学概論Ⅰ

・Ⅱ

比較言語学Ⅰ

・Ⅱ

古典ギリシャ語Ⅰ∼Ⅳ

ラテン語Ⅰ∼Ⅳ

認知言語学Ⅰ

・Ⅱ

心理言語学Ⅰ

・Ⅱ

通訳ワークショップⅠ

・Ⅱ

精神分析学入門Ⅰ

・Ⅱ

日本の思想Ⅰ

・Ⅱ

東洋の思想Ⅰ

・Ⅱ

現代思想Ⅰ

・Ⅱ

(7)

英米文学科

De

pa

rtment

of

En

gli

sh

およ

の文

文学の研究

究を

を通

して

、英

語圏

の文

化、

社会、歴

史、

文学

英米文

学科

学科

学科

学科

学科

学科

学科

学科

学科

学科

学科

学科

学科

は、

英語

め、

人間

と文

化の

本質

理解す

るこ

とを

目標

標とし

、国

際的

な視

野を

言語

言語

言語

言語

言語

言語

言語

言語

言語

言語

言語

言語

言語

言語

言語

言語

言語

言語

言語

言語

言語

言語

言語

言語

に関

する

する

認識

認識

認識

を深

性的

的で

で創造

性豊

かな

物を育

成し

たい

と願

願っていま

す。

え、

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社会

社会

社会

社会

社会

社会

社会

社会

社会

社会

社会

社会

社会

社会

社会

社会

社会

社会

社会

社会

社会

に貢

に貢

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に貢

に貢

に貢

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に貢

に貢

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献で

きる

る個

個性

含む

む優

優秀

な教

教授陣を持

持つ英

米文

学科

は、

英米

をは

はじめ

とす

る英

多数の

数の

数の

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外国

外国

外国

人教

人教

員を

圏の

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文化

文化

文化

文化

のみ

のみ

のみ

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なら

ず、

英語

学、

コミ

ュニ

ケー

ショ

ン、

英語

語教育

学を

学科

科の柱

とし

てい

力を

向上

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せるさ

まざ

な科目

も充

実し

た、

いわ

ば「

「英語

の青

山」

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英語

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英語

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の実

の実際的

際的

際的

際的

運用

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り、高い

水準

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広い教育

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海外

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代表

代表

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代表

代表

代表

代表

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代表

代表

代表

する

伝統

ある

ある

学科

協定

校留

学)

や認

定校

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短期留

学に

も積

極的

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いま

す。

学と

学と

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学と

学と

学と

学と

学と

学と

学と

学と

学と

学と

学と

学と

学と

の交換留学(

学(協

協定

学力と

英語

語圏

圏の

文化

化について

の豊

かな

知識

識を活

用して、

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卒業生は、

語学

語学

学力

教育機

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Message

 英米文学科は、イギリス文学・文化、アメリカ文学・文化、グローバル文学・文化、英語 学、コミュニケーション、英語教育学の6分野の専門的及び学際的研究を通して、英語圏 の社会・文化・思想に関する認識を深め、人間性を探求することを理念とする。また英語 という言語と英語圏の文化の研究に立脚しながら、国際的な視野を持って社会に貢献 できる個性的で創造性豊かな人材の育成を目標とする。  第二部英米文学科(2011年度より募集停止)は、英文学・米文学・英語学・コミュニケ ーションの4分野の専門的および学際的研究を通して、英語圏の社会・文化・思想に関す る認識を深め、人間性を探求することを理念とする。また英語という言語と英語圏の文 化の研究に立脚しながら、国際的な視野を持って社会に貢献できる個性的で創造性豊 かな人材の育成を目標とする。 ■アドミッションポリシー(入学者受け入れの方針)  英米文学科は、以下のような能力・意欲を持った入学生を求める。 1. 知識・技能:高等学校で学習する国語、外国語、地理歴史、公民などについて、内容を 理解し、高等学校卒業相当の知識を有している。 2. 思考力・判断力・表現力:物事を多面的かつ論理的に考察し、自分の考えをわかりや すく表現し、伝えることができる。 3. 意欲・関心・態度:英語圏の文学・語学・文化に興味・関心・好奇心を持ち、生活や文化・価 値観・考え方の違う世界の人々との共生を通じて社会に貢献する意欲を持っている。 ■カリキュラムポリシー(教育課程編成・実施の方針) 〈カリキュラム体系〉 の運用能力、後者によって英語圏の文学・文化・言語・コミュニケーションについての専門 的知識を修得しつつ英語運用能力を社会的に活用する力を獲得できるよう、カリキュラ ムを構成する。また、「英語科目」と「専門科目」を連結し総合するために、1・2年次からの 専門科目群を適切に配置する。 〈特色〉  「英語科目」は、Integrated Englishを核とする多彩な授業配置によって総合的に英 語の運用能力向上をはかる。「専門科目」では、「イギリス文学・文化」「アメリカ文学・文 化」「グローバル文学・文化」「英語学」「コミュニケーション」「英語教育学」の6コース制 により、専門的知識を一層深化させることを可能とする。 ■ディプロマポリシー(学位授与の方針)  英米文学科は、以下を身につけ、卒業に必要な単位数を獲得するなどの要件を満たす 学生に対し、「学士(文学)」を授与する。 1. 知識・技能:英語という言語、及び英語によるコミュニケーションについて客観的に理 解し、英語を通した相互理解ができる語学的な知識と運用能力とを持っている。 2. 思考力・判断力・表現力:英語、英語文献、英語圏の文化やコミュニケーションの仕組 みを具体的に理解し、情報を取得するための適切な手段を選択・判断し、その情報 を分析・再構築するための思考力、理解を応用するための知識と運用能力を持って いる。英語で書かれた文献・文学作品の多数の実例に触れ、異なる価値観を持つ人 間を理解する背景知識と理解に基づく洞察力を持っている。 英語圏を中心とした 異文化を理解し、文化を越えた相互理解ができる、異文化に対する知識と理解に基 づく洞察力を持っている。 3. 意欲・関心・態度:異なった文化・社会・価値観に関心を持ち、それらを社会的に活用す る意欲を有している。

教育研究上の目的

3つのポリシー

(8)

専門科目の選択必修科目を44単位以上修得することが必要です。 ■コースの修了について 本学科の卒業要件 いずれかのコースの指定科目が20単位以上含まれていれば、そ のコースを修了したことを認定します。コースの修了は学生の任意 による登録に基づくもので、特定のコース修了の有無が学科卒業 要件となることはありません。 コースの修了要件

 本学科の専門課程は、イギリス文学・文化、アメリカ文学・文化、グ

ローバル文学・文化、英語学、コミュニケーション、英語教育学の6分

野から成り立ち、

3・4年次ではこのうちひとつの分野についての学

習を深めていくことのできる6コース制が設けられています。そこ

で、

1・2年次には専門基礎科目を偏らないで学んでおくことや、また、

どの分野を選ぶにしても英語力がなければ出発点に立てませんか

ら、英語科目にも十分な努力を払うことが必要でしょう。道具として

の英語力を伸ばす科目は3・4年次にも設置されていますし、通訳、

翻訳、ビジネスイングリッシュなど目的別の授業も用意されていま

す。また、研究上の必要や将来の職業選択のために他学部他学科の

授業を履修した場合、

28単位まで卒業要件単位とすることもでき

ます。むろん、青山スタンダード科目や文学部共通科目も大切です。

大学ではすべてがみなさんの血となり肉となるのです。

全学共通科目

全学共通科目

青山スタンダード科目

させる全学共通教育システム。学部・学科の枠を超えた幅広い学問分野のエキスパートが、学びへの興味や指針を喚起 選択必修 選択必修 基礎演習 Ⅰ・Ⅱ lntegrated English Ⅰ∼Ⅲ、IE SeminarA・B Reading Ⅰ Reading Ⅱ Academic Writing  Academic Skills

英語教育学コース

コミュニケーションコース

英語学コース

実践的英語力の向上をめざし、高度な 英語運用能力を育成します。 能力別少人数クラス制で英語の運用 能力を育成します。 英語の運用能力を集中的に育成します。 1・2年次を通した能力別少人数クラス制による、「Integrated English」で英語の運用能力を集中的に育成します。 必修として、興味や関心に合わ せて「演習」を履修します。 選択必修科目のうち、特別演 習として「卒業論文」に取り組 むことができます。 英語教育学概論 Ⅰ・Ⅱ パフォーマンススタディーズ  (1)∼(4) スピーチコミュニケーション Ⅰ  (1)∼(4) オーラルインタープリテーション  (1)∼(2) 翻訳 Ⅰ(1)∼(2) 選択科目 選択科目 CALL英語教育方法論 Ⅰ・Ⅱ 英語科教育法、英語科教育法特論 英語コーパス研究方法論 Ⅰ・Ⅱ 英語教育学特講 Ⅰ・Ⅱ(1)∼(3)、英語教育学演習 Ⅰ・Ⅱ(1)∼(2) 通訳 Ⅰ(1)∼(2)、通訳 Ⅱ(1)∼(4) 翻訳 Ⅱ(1)∼(6) アドヴァンスト・アカデミックライティング Ⅰ・Ⅱ リスニングコンプリヘンション eラーニングイングリッシュ スピーチコミュニケーション Ⅱ  (1)∼(6) 通訳基礎 クリエイティブライティング  (1)∼(2) ジャーナリスティックライティング  (1)∼(2) ビジネスイングリッシュ Ⅰ(1)∼(3)・  Ⅱ(1)∼(2) メディアイングリッシュ Ⅰ・Ⅱ(1)∼(2) 選択必修 選択必修 選択必修 選択必修 コミュニケーション概論 Ⅰ・Ⅱ 異文化間コミュニケーション概論 Ⅰ・Ⅱ アメリカ文学史 Ⅰ・Ⅱ、アメリカ文学概論 Ⅰ・Ⅱ アメリカ文化概論 Ⅰ・Ⅱ 英語音声学(講義)/(演習)、英語学概論 Ⅰ・Ⅱ 英語史 Ⅰ・Ⅱ、英文法 Ⅰ・Ⅱ 選択科目 選択科目 選択必修 選択必修 選択科目 選択科目 メディアスタディーズ Ⅰ・Ⅱ アメリカ事情 Ⅰ・Ⅱ コミュニケーション特講 Ⅰ・Ⅱ(1)∼(5) コミュニケーション演習 Ⅰ・Ⅱ(1)∼(7) 英語学特講 Ⅰ・Ⅱ(1)∼(5)、言語学特講 Ⅰ・Ⅱ 英語学演習 Ⅰ・Ⅱ(1)∼(8)

グローバル文学・文化コース

アメリカ文学・文化コース

イギリス文学・文化コース

選択必修 選択必修 グローバル文学・文化概論 Ⅰ・Ⅱ、グローバル文学理論 Ⅰ・Ⅱ グローバル文学特講 Ⅰ・Ⅱ(1)∼(2)、グローバル文化特講 Ⅰ・Ⅱ グローバル文学演習 Ⅰ・Ⅱ、グローバル文化演習 Ⅰ・Ⅱ アメリカ文学特講 Ⅰ・Ⅱ(1)∼(2)、アメリカ文化特講 Ⅰ・Ⅱ(1)∼(2) アメリカ文学演習 Ⅰ・Ⅱ(1)∼(4) アメリカ文化演習 Ⅰ・Ⅱ(1)∼(4) イギリス文学史 Ⅰ・Ⅱ、イギリス文学概論 Ⅰ・Ⅱ イギリス文化概論 Ⅰ・Ⅱ 選択必修 選択必修 選択科目 選択科目 英詩概論 Ⅰ・Ⅱ、イギリス事情 Ⅰ・Ⅱ、英語聖書 Ⅰ・Ⅱ イギリス文学特講 Ⅰ・Ⅱ(1)∼(3)、イギリス文化特講 Ⅰ・Ⅱ(1)∼(2) イギリス文学演習 Ⅰ・Ⅱ(1)∼(4) イギリス文化演習 Ⅰ・Ⅱ(1)∼(3)

1

年次

2

年次

3

年次

4

年次 必  修 必  修 選択必修 選択必修 必  修 必  修 選  択 選  択 コース登録(3年次はじめ) コース変更も可能(4年次はじめ) 特別演習 ︵卒業論文︶ 特別演習 学科科目 青山スタンダード科目 自由選択科目 卒業要件単位 英語科目 専門科目 18単位 44単位 24単位 38単位 124単位 62単位 学科科目、青山スタンダード科目および文学部共通科目、文学部他学科、並びに他学部開講科目を自由に選択して学べます。

自由選択科目

自由選択科目

専門科目専門科目 英語科目英語科目

Curriculum

英米文学科

フランス文学科

英米文学科

日本文学科

史学科

比較芸術学科

留学・進路など

カリキュラムの特徴

(9)

青学ならではの「英語で学ぶ」授業が、

より多彩に充実

2017 年度、英米文学科は、選択制の英語による教育プログラム

「ピ ー ス (PESE: Program for Extensive Studies in English)」を ス

タートさせ、英語で学ぶ授業の開講数を拡充します。「ピース」

の履修によって、語学・専門科目の大半を英語で学ぶことが可

能になります。本学科では、これまでも英語の 4 技能を総合的に

学ぶ I E(Integrated English) プログラムをはじめ、英語による授

業を数多く開講し、6つの専門コースと一体化したカリキュラム

を提供してきました。多様な「学びたい !」に、今後もしっかり

応えていきます。

PE SE

ピース

Program for

Extensive Studies

in English

2 017

年度

2つの新プログラムを導入

ひとつのコースだけでなく複数のコースの

 「専門科目」を幅広く学際的に学びたい

「語学」の授業も「専門科目」の授業も

  日本語を介さず、英語で学びたい

国際舞台を前提とした専門職をめざしたい

海外の大学院に留学して、さらに勉学を深めたい

さまざまな興味、関心、目的に応えます !

「英語で学ぶ」 「英語を究める」

&

(10)

英米文学科

フランス文学科

英米文学科

日本文学科

史学科

比較芸術学科

留学・進路など

「英語を究める」ための2つの新プログラムをスタートします。

 「英語力を伸ばしたい」

「将来英語を使用する職業に就くための土台をつくりたい」

という要望にも、

「日本にいながら、海外の大学のように専門的な科目も英語で受講したい」

「海外の大学や大学院へ

留学するための基礎的な能力をつけたい」

という需要にも、英米文学科だからこそできる、多様な教

員によるさまざまな授業の開講をもって応えます。

本学英米文学科ではまた、2017 年度から、専門性・実務性をよ

り一層究めることのできる「通訳・翻訳プログラム (Interpreting

and Translation Program)」をスタートさせます。グローバル化

が進み、民間企業はもとより政府機関や自治体などでも通訳・

翻訳に対する需要が高まる中、高度な言語運用能力をもつスペ

シャリストを育成するためのプログラムです。通訳は会議通訳

やビジネス通訳、翻訳は実務翻訳、文芸翻訳、映像翻訳の分野

を網羅した授業を開講、専任教員と豊富な実務経験をもつ通訳

者・翻訳者が指導にあたります。

実務経験豊かな教員による徹底指導で「英語を究める」

通訳・翻訳

プログラム

Interpreting and

Translation Program

就職に向けてビジネススキルとしての

 通訳・翻訳の能力を身につけたい

大学院 に進学したい

将来、プロの通訳者・翻訳者をめざしたい

より専門的に、より実務的に学べます !

(11)

専門科目案内

イギリス文学・文化

英国文化の個性は、文学に凝縮している

 一口に英国文学といっても、古典語や外国語の著作を残した

人、外国で英語の作品を書いた人、外国人で英語を使った人など

無数の例外を内包しています。England, Wales, Scotland,

Irelandの地域差にも特色があります。海に囲まれ、社会・産業革命

を早くに経験したこの国は、独自の長い伝統を誇りつつも、意外

なまでの国際的な多様性を、自国の文化に摂り込んできました。

英国文化は、伝統と多様性に満ちているのです。

 文学は時代別に、古英語文学(11世紀頃まで)、中英語文学

(15世紀頃まで)、近代英語文学と分けられますし、詩、小説、劇、

評論とジャンルで区別することもあります。英詩は世界文学の中

で最も見事に霊魂の神秘をとらえ、英国小説は長い伝統と独自の

魅力で多くの読者を得ています。Shakespeareの名は中学生で

も知っているでしょう。映画や音楽、

ミュージカルといった現代アー

トの、世界に向けた発信力はご存知の通りです。英国の研究は、知

的な探求と楽しみの宝庫です。

Shakespeare provides students with insight into British culture and the English Bible.

■演劇・文化研究

Thomas Dabbs

現代イギリス小説の分析を通して イギリスの社会と文化についての 理解を深めます。私たちの生きる現 代社会に引きつけて作品を読んで います。 ■イギリス小説

麻生 えりか

Erika Aso 詩・小説などに凝縮された文字表現 を手がかりに、映像や音楽など多様 な表現メディアと歴史背景も視野 に入れて、文学と文化を精読する。 ■イギリス詩・文化研究

伊達 直之

Naoyuki Date

[イギリス文学・文化教員紹介]

イギリス文化を肌で感じ、

コミュニケーション能力を高める

 希望者を対象に、例年夏期休暇中約3週間の日程で、オックスフォード大

学ハートフォード・カレッジにおいて研修を行っています。英語およびイギリ

スの社会や文化に興味のある英米文学科生のために組まれたプログラムで

す。オックスフォード大学の寮生活を体験しながら、イギリスの社会、文化、

文学等に関する少人数で密度の濃い授業を履修します。授業の前後には

Residential Advisor(生活面の世話をする同大学生)によるアクティビ

ティーも用意されるなど、この研修ならではの魅力がいっぱいです。近くに

は、

『 不思議の国のアリス』ゆかりのお店や、C.S.LewisとJ.R.R.Tolkien

も通ったことで知られるパブもあります。イギリスの社会・文化・文学への理

解を深めながら、コミュニケーション能力を高められる人気の研修です。

短期語学研修

オックスフォード大学ハートフォード・カレッジ

19世紀から現在までのイギリス 社会の全体像を、文化・政治・経済・ 思想を横断しつつ主にテクストと しての企業活動を読み解くことで 照らし出す。 ■イギリス文化

田中 裕介

Yusuke Tanaka 主にイギリス18世紀̶17世紀 終わりの名誉革命体制から19世 紀 初 頭 ま で 含 め た「 長 い 1 8 世 紀」̶の文学を、社会や文化の問 題も重ねながら読んでいきます。 ■イギリス小説

久野 陽一

Yoichi Kuno 19・20世紀イギリス小説を、ロマ ン主 義 時 代 の 多 様 な 文 化 や 、ス コットランド、アイルランドからの 視点にも注意を払いつつ読み直し ています。 ■イギリス小説

松井 優子

Yuko Matsui ■1・2年次開講の、イギリス文学・文化の長い歴史と多様性を概観し、コースを紹 介する「イギリス文学概論 Ⅰ・Ⅱ」、「イギリス文化概論 Ⅰ・Ⅱ」、「イギリス文学史 Ⅰ・Ⅱ」 ■2年次生用の導入ゼミとして「基礎演習 Ⅰ・Ⅱ」(「イギリス文化研究入門」など) ■3・4年次用に、「英詩概論 Ⅰ・Ⅱ」、「イギリス事情 Ⅰ・Ⅱ」、「英語聖書 Ⅰ・Ⅱ」、「イギリス 文学特講 Ⅰ・Ⅱ」、「同演習 Ⅰ・Ⅱ」、「イギリス文化特講 Ⅰ・Ⅱ」、「同演習 Ⅰ・Ⅱ」  (「Introduction to Shakespeare」「イングランド16・17世紀の詩と宗教」「18 世紀初期小説」「女性とゴシック」「19世紀スコットランドとファンタジー」「モダニ ズム文化と小説」「アイルランドの詩と風景」「日英比較企業文化研究」など) [開講科目] 括弧内は特講、演習でのテーマ例 16世紀から17世紀のイギリス詩を 対象とし、同時代の文献や図像を手 掛かりに、作品に反映された政治や 宗教の問題を読み解いています。 ■イギリス詩

笹川 渉

Wataru Sasakawa

(12)

アメリカ文学・文化

「視点」

「表現」のフィールドワーク

 アメリカ文学・演劇・映画など、多様な分野を取り上げて多面的に

アメリカ文学と文化を学ぶコースです。

 変容する現代アメリカ社会を視座に置いて、

アメリカの歴史と文

化、先住民の文学、移民やアジア系、アフリカ系アメリカ人の文学・

文化、子どもとアメリカ文学・文化、

フェミニズム、エコロジー、資本

主義と文学・文化など、グローバリゼーションの展開を見据えた

テーマが取り上げられています。こうした授業によって、高度な専

門知識と同時に、国際社会に開かれた鋭い感性と思考力を身につ

けることができるでしょう。

グローバル文学・文化

世界に広がる英語の文化、英語の文学

 英語を使う文化と文学はイギリスとアメリカの他にも、いろいろ

な地域にあります。たとえばカナダ、西インド諸島、アフリカに。そ

れからインドに。それからオーストラリアやニュージーランドにも。

 そうした各地にある英語の文化と文学を学ぶべき時代が来て

います。

 各地域の歴史を学び、人種やジェンダーや文化の問題を学ぶこ

とが21世紀には必要になってきました。それに挑戦するための新

しいコースです。信じられないくらいたくさんのことが、自由に学

べます。

主に19世紀の小説を扱いながら、 その背景となった歴史や社会の動 きも幅広く考察します。特に、社会改 革運動と女性史に注目しています。 ■アメリカ小説

福田 敬子

Takako Fukuda アフリカ系アメリカ文学研究・アメ リカ研究を通して、多民族国家ア メリカの歴史・文化・文学を人種と アイデンティティに注目しつつ考 察します。 ■アメリカ研究・小説

西本 あづさ

Azusa Nishimoto アメリカ地域/リージョナリズムと グローバルモダニズム(日本文化も 含む)との絡み合いのほか、ポスト コロニアル理論やフェミニスト理論・ 文学批評などが関心の対象です。 ■アメリカ研究・文学

Mary A. Knighton

19世紀アメリカ文学が専門です。 歴史的観点からアメリカ小説・詩を 読み解きます。ハーマン・メルヴィル をはじめ、19世紀中葉の作家を主 な研究対象にしています。 ■19世紀アメリカ文学・文化史

古井 義昭

Yoshiaki Furui 18世紀から19世紀にかけての小 説を扱いながら、多声なアメリカの 有様に様々な考察を加えます。女 性文学や建国期文学が主な考察対 象です。 ■アメリカ小説

若林 麻希子

Makiko Wakabayashi ブロードウェイ・ミュージカルやスト レート・プレイを通して、演劇が描く アメリカ文化の諸相を考察します。 ■アメリカ演劇

外岡 尚美

Naomi Tonooka

[アメリカ文学・文化教員紹介]

[グローバル文学・文化教員紹介]

19世紀から20世紀にかけてのア メリカ小説や文化を、知識史の観 点から研究しています。文学と他 分野(医学、心理学、政治経済学な ど)の間に生じる「知」の影響関係 に興味があります。 ■アメリカ小説・文化研究

齊藤 弘平

Kohei Saito ■1・2年次開講の、アメリカ文学・文化の多様性と統一性を概観し、コースを紹介 する「アメリカ文学概論 Ⅰ・Ⅱ」、「アメリカ文化概論 Ⅰ・Ⅱ」、「アメリカ文学史 Ⅰ・Ⅱ」 ■2年次生用の導入ゼミとして「基礎演習 Ⅰ・Ⅱ」(「アメリカ短編小説を読む」など) ■3・4年次用に、「アメリカ事情 Ⅰ・Ⅱ」、「アメリカ文学特講 Ⅰ・Ⅱ」、「同演習 Ⅰ・Ⅱ」、 「アメリカ文化特講 Ⅰ・Ⅱ」、「同演習 Ⅰ・Ⅱ」(「アメリカ建国期の国家アイデンティ ティ」「ブロードウェイ・ミュージカル 研 究 」「 1 9 世 紀 女 性 文 学 の 展 開 」 「Introduction to American Poetry」「多民族国家の葛藤」「アメリカのノンフィク

ションを読む」「南北戦争と文学」「アメリカ自然主義文学」など) [開講科目] 括弧内は特講、演習でのテーマ例 ■1・2年次開講の、グローバル文学・文化を見渡す視点を養い、コースを紹介す る「グローバル文学・文化概論 Ⅰ・Ⅱ」、「グローバル文学理論 Ⅰ・Ⅱ」 ■2年次生用の導入ゼミとして基礎演習 Ⅰ・Ⅱ ■3・4年次用に、「グローバル文学特講 Ⅰ・Ⅱ」、「同演習 Ⅰ・Ⅱ」、「グローバル文化特講 Ⅰ・Ⅱ」、「同演習 Ⅰ・Ⅱ」(「18世紀英語圏の黒人作家たち」「英領植民地と19世紀小 説」「世紀末文学とグローバリズム」「ジャマイカ出身作家の歴史小説」 など) [開講科目] 括弧内は特講、演習でのテーマ例 メアリ A. ナイトン 英米文学科

フランス文学科

英米文学科

日本文学科

史学科

比較芸術学科

留学・進路など

19世紀後半から現代にかけてのイ ギリスならびに英語圏の文学と批 評理論が専門です。最近は「アダプ テーション」の観点から映像文化に も視野を拡げています。 ■英語圏文学・文化研究

秦 邦生

Kunio Shin

参照

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