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1 県内におけるコミュニティバスの現況について(平成28年度)修正(コメントなし)

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Academic year: 2021

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(1)

千葉県総合企画部交通計画課

1.はじめに

2.コミュニティバスとは

  

3.運行状況

      

県内におけるコミュニティバスの現況について(平成28年度)

平成14年2月に施行された改正道路運送法による路線バスの参入・退出規制の緩和により、不採算路線からの 退出が、従来の許可制から届出制に変更されました。(原則自由に退出することができるようになりました) これにより路線バスの廃止が進んだことから、路線バス廃止後の地域住民の足として、市町村が主体となり運行 する、コミュニティバスの導入が広がりました。 国は、コミュニティバスのような地域に密着した公共交通機関が、より導入されやすいよう、平成18年10月 に道路運送法を改正し、市町村が主催する「地域公共交通会議」において合意した、コミュニティバス等の運行に ついては、運行要件の緩和を図ったことから、コミュニティバスを運行する市町村は大幅に増加しました。 県では、このコミュニティバスの現況(平成28年度)について、市町村の協力を得て調査を実施し、結果をと りまとめました。 県で調査にあたり、以下の3つを「コミュニティバス」として調査対象としました。 (1)市町村が主体的にルート、運賃等の決定に関与し運行しているもの(身体障害者や要介護者等を対象とした 「福祉有償運送」を除く) ①(狭義の)コミュニティバス 路線設定にかかる起終点及び停留所の時刻設定が定時であるもの(路線定期運行) ②デマンド型交通 電話やインターネット等により事前に希望乗車時刻の予約を受け付け、予約状況に応じて運行するもの (運行路線が定まっている場合と、運行区域のみ決まっているものがある) (2)民間バス路線の赤字補助 乗合バス事業者の運行する赤字路線に対し、市町村が補助することで運行が維持されているもの 平成28年度末現在において、県内54市町村のうち46市町村、約85%の 市町村がコミュニティバスの運行に取り組んでいます。 (「予定あり」であった松戸市については、平成29年12月16日より、コ ミュニティバスの運行を開始しました。)

46

1

7

運行状況(市町村数)

運行中 予定なし 予定あり

(2)

○運行中の市町村

(1)市部 (系統数及び路線総キロは平成28年度末現在、利用者数は平成28年度中の数値) コミ バス デマ ンド 赤字 補助 千葉市 3 3 74.71 122,846 市川市 4 4 59.12 481,416 船橋市 7 7 15.18 388,848 館山市 4 4 73.84 38,342 木更津市 2 2 28.34 5,483 野田市 6 6 194.00 298,331 茂原市 5 4 1 69.96 17,563 成田市 9 8 1 176.55 255,346 佐倉市 6 5 1 15.10 59,160 東金市 6 5 1 46.65 29,180 旭市 20 20 115.53 88,031 習志野市 5 5 24.73 543,026 柏市 4 3 1 42.42 49,261 勝浦市 1 1 - 4,439 市原市 4 2 2 30.33 105,676 流山市 5 5 31.60 736,328 八千代市 7 7 10.10 48,520 我孫子市 7 7 30.05 173,629 鴨川市 7 7 65.78 60,140 鎌ケ谷市 5 5 49.70 90,089 君津市 13 12 1 57.86 261,641 富津市 6 6 57.47 70,686 浦安市 2 2 15.00 1,423,634 四街道市 2 2 16.53 81,515 八街市 5 5 205.25 105,258 印西市 6 6 123.20 247,807 白井市 4 4 99.90 178,764 富里市 5 2 3 18.00 16,746 南房総市 8 8 152.43 63,974 匝瑳市 37 37 134.79 55,646 香取市 27 21 1 5 305.00 117,659 山武市 5 2 3 33.80 89,898 東金市市内循環バス(福岡路線・豊成路線)、東 金市デマンド型乗合タクシー 旭市コミュニティバス ハッピーバス、東習志野・実籾地域バス かしわ乗合ジャンボタクシー、予約型相乗りタク シーカシワニクル 匝瑳市内循環バス あびバス 大学線、鴨川市コミュニティバス コミュニティバス「ききょう号」 富津市役所・君津駅線、湊・富津線、笹毛線、東 京湾フェリー線、戸面原ダム線、竹岡線 小糸川循環線、中島・豊英線、人見・大和田・神 門線、君津市デマンドタクシー 佐原循環バス、小見川循環バス、山田循環バス、 栗源循環バス、旭中央病院線、小見川乗合タク シー 他 山武市基幹バス、山武市乗合タクシー おさんぽバス 市内循環バス「ヨッピィ」 八街市内循環バス(通称:ふれあいバス) さらしなバス、おまごバス、いずみバス 廃止路線代替バス 中郷富岡線 市川市コミュニティバス「梨丸号」、 「わくわくバス」 公共交通不便地域解消事業 運行形態別系統数 市名 名称・愛称 系統数 路線総キロ  (km) 利用者数  (人) デマンド型乗合タクシー(実証運行) あおばす、コスモス南総、デマンド戸田、ようろ う号 流山ぐりーんバス 八千代市コミュニティバス まめバス 茂原市市民バス「モバス」、茂原市デマンド交通 「ふれあい」 成田市コミュニティバス、成田市オンデマンド交 通 佐倉市循環バス、佐倉市南部地域デマンド交通 ふれあいバス 白井市循環バス「ナッシー号」 さとバス、富里市デマンド交通 市営路線バス(富山線、富浦線)、廃止代替路線 バス(平群線、丸線、豊房線、千倉線)、スクー ル混乗バス(北三原線・丸山線)

(3)

いすみ市 7 4 3 95.90 65,299 大網白里市 2 2 24.00 26,460 計 246 210 19 17 2,492.82 6,400,641 (2)郡部 (系統数及び路線総キロは平成28年度末現在、利用者数は平成28年度中の数値) コミ バス デマ ンド 赤字 補助 酒々井町 4 4 ‐ 17,555 栄町 8 8 39.60 36,575 神崎町 3 3 54.30 10,929 多古町 5 4 1 148.22 86,793 東庄町 8 8 76.80 13,586 芝山町 3 2 1 56.30 119,532 横芝光町 4 3 1 82.05 27,310 一宮町 1 1 ‐ 8,354 長柄町 6 6 71.00 4,616 長南町 5 4 1 76.00 13,191 御宿町 1 1 ‐ 4,974 鋸南町 1 1 32.00 11,294 計 49 39 10 636.27 354,709 総計 295 249 29 17 3,129.09 6,755,350 コミバス デマンド 赤字補助 39 19 4   注) 乗合タクシーの場合、路線という概念はありませんが、以下の説明の便宜上、1系統と計上しています。 ※路線総キロ  バス路線が開設されている区間の距離をいいます。(デマンド型交通は路線総キロに含めず) ※系統数  路線を実際に運行する経路パターンをいいます。同一路線であっても起点・経由地・終点が異なれば、別々の系統 として扱います。 (運行形態別実施市町村数) いすみ市路線バス、いすみシャトルバス、夷隅地 域デマンド交通、岬地域デマンド交通、大原地域 デマンド交通 大網白里市コミュニティバス 34市12町 12町 栄町循環バス エビアミー号 鋸南町循環バス きらきら号 多古町循環バス、多古-成田空港間シャトルバ ス、多古町デマンドタクシー 長南町巡回バス、長南町デマンドタクシー 長柄町民バス 新にこにこサービス 横芝光町循環バス、横芝光町デマンド(乗合)タ クシー 芝山ふれあいバス、空港シャトルバス、芝山あい あいタクシー しすいふれ愛タクシー 34市 外出支援巡回バス「おでかけ号」 利用者数   (人) 町村名 運行形態別系統数 名称・愛称 系統数 路線総キロ   (km)

(4)

4.系統数の推移状況

             

5.路線総キロの推移

                3,117 3,656 3,719 4,103 4,066 4,034 4,027 3,807 3,351 3,160 3,130 2,000 2,500 3,000 3,500 4,000 4,500 5,000 km 路線総キロの推移 5 7 7 12 14 24 27 35 39 55 73 100 110 132 152 180 199 211221225 238254 276 280 295 0 50 100 150 200 250 300 350 0 5 10 15 20 25 30 累計 増加数 系統数の推移状況 (数字は年度末現在の路線数) 増加数 累計 系統数については平成28年度末現在で295路線と、10年前(平成18年度末)の152路線からほぼ倍増 しています。 道路運送法の改正により、路線バスの退出規制緩和が行われた平成13年度以降、大きく増加しているほか、平 成18年度の改正(平成18年10月:地域公共交通会議の設置による市町村のコミュニティバス運行要件緩和) や、平成23年度のコミュニティバス運行に対する国庫補助の制度拡充(地域公共交通確保維持改善事業)といっ た、導入の契機となるような国の制度改正後に、増える傾向がみられます。 路線総キロは、新規路線の開設とともに年々増加し、平成22年度には約4,066kmとなりました。 平成22年度以降は、コミュニティバスからデマンド型交通への切り替えなどの要因から減少傾向にあり、平 成28年度は約3,130kmとなりました。 ※デマンド型交通については、路線総キロに含めておりません。

(5)

6.運行内容について

(1)系統数、運行回数及び車両数

                   

(2)運行目的

      

(3)運営方式

                      

(4)使用車両

             

(5)運行日

   県内のコミュニティバスの運行に用いられている全240両のうち、小型車両 が69両、中型車両が101両、大型車両が5両、その他が65両となっていま す。 ※予備車両は除きます。 注) ・小型:7m以上かつ定員29人以下のバス車両 ・大型:9m以上又は定員61人以上のバス車両 ・中型:上記以外のバス車両 ・その他:バス車両以外の車両(ワンボックス車両等) 直営, 3, 1.0% 委託, 174, … 補助, 81, … 市民団体, 16, 5.4% その他, 21, 7.1% 運営方式による分類 小型, 69, 28.8% 中型, 101, 42.1% 大型, 5, 2.1% その他, 65, 27.1% 大きさによる分類 (運営方式、路線数、割合) (種類、台数、割合) 県内全体で、平成28年度末現在295系統が開設されており、この路線へバス車両等が240両投入され、1 日当たり約1,501便運行されています。 1系統あたり、1日平均5.8便が運行されていることになります。 注)運行回数の計上方法 往復型は1往復で1便と計上し、循環型は1循環で1便と計上しています。 また、デマンド交通は含めていません。 県内の295系統の運行目的については、「乗合バス廃止の代替交通」との回答が143系統、「交通空白地帯 の解消を目的」との回答が230系統、「中心市街地を活性化するため」との回答が13系統、「その他(高齢者 の交通手段の確保、通院等)」との回答が84系統となっています(複数回答)。 乗合バス事業者への運行委託が一番多く173系統、続いて 乗合バス事業者への補助により運営しているのが81系統と なっています。 また、市町村自ら運行している直営方式が3系統、市民団体 が運営し補助を行っているのが16系統となっています。 その他は、社会福祉協議会への運行委託等で21系統となっ ています。 県内の295系統のうち、毎日運行されているのが132系統、平日のみ運行されているのが139系統、1 週間のうち特定日のみを運行しているのが24系統となっています。

(6)

(6)運賃

         

 

 

 

  

 

7.年間収入・支出・利用者数の推移

          ※支出について、一部推計値を用いています。 100円均一, 65 150円均一, 15 200円均一, 98 300円均一, 20 その他定額, 44 区間制, 37 無料, 16

運賃(系統数)

18年度 19年度 20年度 21年度 22年度 23年度 24年度 25年度 26年度 27年度 28年度 収入 473 635 701 724 776 827 862 882 898 929 935 支出 1,633 2,044 2,069 2,107 2,323 2,493 2,502 2,538 2,514 2,629 2,678 利用者 3,725 4,953 5,665 5,855 6,087 6,374 6,628 6,665 6,684 6,752 6,765 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 8,000 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 4,000 利用者数(千人) 収入・支出(百万円)

年間収入・支出・利用者数の推移

収入 支出 利用者 コミュニティバスは、利用者が少ない採算性の低い地域を運行していることが多いことなどから、運賃等の収入 は、運行に係る経費等の支出の半分も賄っていない状況です。 県内295系統のうち、100円均一と しているのが65系統、150円均一とし ているのが15系統、200円均一として いるのが98系統、300円均一としてい るのが21系統で、その他定額の44系統 とあわせ約8割の路線で定額となっていま す。 このほか、高齢者の外出支援等を理由と した無料の路線も16系統あります。

 【収支率】

(収入÷支出×100(単位:%))

18年度

19年度

20年度

21年度

22年度

23年度

24年度

25年度

26年度

27年度

28年度

29

31

34

34

33

33

34

35

36

35

35

注)数値が大きいほど好成績であることを示し、100を下回る場合は収入で支出を賄えない状態です。平成 28年度の場合は、100円の支出に対して35円の収入であることを示しています。

(7)

8.運行上の課題等(自由回答)

運行上の課題については、利用者の利便性を確保しつつ、採算性も考慮していくこと、この2つのバランスを 図ることの難しさを挙げる市町村が多くありました。 そのほかには、「コミュニティバスの利便性を高めると、区間が一部競合する民間路線バスの利用客離れを助 長してしまう」ことを課題として挙げる市町村が複数あったほか、「利用者の減による運賃収入の減」、「運行 車両の老朽化や人件費の高騰による経費の増」など、収支の悪化を挙げるところもありました。 また、コミュニティバスを維持するための取り組みとしては、「バスの乗り方教室の実施」や、「利用促進の ための広報」、「利用状況に応じた路線やダイヤの見直し」などが挙げられています。

参照

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