蕊 各種計算法の批評
叫 般的考察
あらゆる事情の下に於いて、また有らゆる種類の・財産に勤して、通用することのできるやうな減債見積法は、 決して考案されないであらう。阿劇の薬品が有らゆる患者にほ適合しないといふ甚だ確資なる理由によつ七も、 滑耗資産の病気に射する斯かる萬病薬は、決して之を尊兄し得ないことは明白である。成を叫つの婁合に良好な る結英を輿へるものも、他の場合には適用が不可能であらう。或はまた、同等に良好なる結果を輿へることはな いであらう。それ故に、程々の方法の得失を論ずるに常り、その適用に閲する環断的な規則を定めることはでき ないバさらに嘗際の瀬事情を詳細に知り悉さすしては、それらの強味と弱味との主要なる鮎を指摘し得るのみで あつて、これだけが、こ1に試みんとする凡てどある。第四螢 第 ︼ 兢
︵五︶論
減
債
鎌 田 恭一耶
麻稿ほタスぶ︰1著合計撃第二怨第†︼聾より第†七草まであ謂述し余るものであろ ︵六四︶ 六四諸方法及びその数英を批判論議するに際し、減債なる寄書は、暗もしくは用役の何れかの朝鮮より考察される であらう。時なろ方融から観察すれぼ、減憤は次の原因に基くものと謂へよ㌣ 叫 老磨 これは箪なる時の経過である。 二 木適鮭化 これは増大しつ1ある市場の需饗する仕事をなす資格を紋除することである。︵この状態の本 質は央張り時である。︶ 三 陳腐化 これは、より新しい設備から得られる用役に比ぶれば、有数に用役を逢行し待ないことを示す もので、時の経過と鼻術の畿展とに依り滑らされる状態たるであらう。 用役なる万両から蹴れば、減債は第叫に磨拭に基くであらう。この磨拭なる状態は、提供される用役の如何に 直接依接してをる。 これらの減債の要素、即ち磨損、不通應化、陳腐化等は、その作用が罫猫に孤立七てをつて、累績するもので ないことは之を指摘しておいた。かるが故に、何れの城億見積りに於いても、要素の叫つが支配的である。従っ て叫つの方法の得失を判断するには、減債の種類を勘定に入れねばならない。即ち、減憤は、暗もしくは用役の 立脚鮎から親祭しなければならないのである。 減債消却費分配の理想的基準
減 債 論
︵六五︶ 六玉︵六六︶ 六大
第四巷 昇一兢
減債の寄茸上の進行は之を無税して、理論的に理想的なる消却費の分配法は、堰鎖企柴の立場からすれぼ、産 出高の各単位に、間接費の公正なる糾合を魚拾せしめる朗のものである。その他の態度は何れも矛盾を釆たす。 斯くて寄蜜上の減債は剖血的には進行しないと仮定し、また、或る人の主張するが如く、減債の度合は資産の用 役詩命の経り近くに求も大なりと恨晃しても、その頃の年度の生産品に、初期年度のものに試するよりも、非常 に大なる負括を課するのは公平ではないであらう。或る葦惜の下に出生するのが不幸であると同じく、資産の用 役薄命の後年度に生産されるのは、商品にとつて不拳であらう。筍くも公平が確保せらるペきであるならば1 その他の事情は、勿論、同ご琴りとして1−審議の詩命現問を金牌とLて観て、その全滅慣を産出高に平均に分 配すべきである。この原則は翠に減憤拘却費に適用せられるのみならす、修繕費、維持費等の如き、資産に閲聯 せる他の有らゆる費用にも、等しく適用されるのである。これらの他の費用のうちに、資産に投下したる金銭に 謝する恨定利率による利子の費用を含ましむべきであるとは、著者の信ぜざる朗である。生産費の・山項目として の資本利子の問題に闇する十分なる考察についてば、後者を参照せよ。何れの磯債消却費分配法と雄も、他の費 用をぼ、同じく認めてか1らねぼならないものである。 一固定基数比例絵画 直 線 法
直線法は筆頭第一に、適用が簡罫である。また殆ど何れの事情の下にても、\何れの麿産にも、容易に適合せし めることができる∪幾らかは、この計算と適用とが容易であるとめ理由により、多くの取締常局は之を公認の方 法まして指定した。その基準は時間基準であつて、資産の用役藩命期間に、消却費を平均に撒布するのである。 従って減債の時間安東−即ち老靡、不適應化、陳腐化!が支配し、産出高が期毎に甚しく欒勤しない場合に は直線法は所期の目的、即ち蜜際の減慣消却費を割雷てるといふ目的に、満足なる結典を輿へるであらう。 然しながらその教典蛛、常該資産に関係せる他の費用の分配と紺聯してもまた、これを考察しなければならな い。多くの扱術者は、修繕費は資産等命の初期に軽く、後年度に貴いと主張する。著しこれが馬車であり、また これらの費用が其の磯生したる期に賦課されるのであるならは、減債消却費と支持費とを併せるときは、後年度 の産出高に、不常に蓋い負拾を加へることになるのである。殆ど等しく信接すべき大家は、修躇費は決して、上 述の如く剖剛的に盛進することはなく、驚際に於いては極端に不規則なりと看倣すことを得ると主張する。もし これが眞であるとし、また上述の如く支持費が課せられるとせぼ、〓クには過少の負括の期が、また他方には過 盈負拇の期が、多数に生じ易いのである。 然しながら斯くの如き考察は、二偶の資産を親祭するときには、之を盈祓せねぼならぬものであるとともに、 大なるエ場設備にありては、作美が或る時鮎まで機鍍せられ、支持費が確草して正常に且つ可なり規則的になつ て来た後には、個々の支持費の不平等は融合し、エ場設備仝龍としての一文特発は、かなり均等になるであらう。 滅 煩 論 ︵六七︶ 六セ
第 ︼ 餌 第四 ︵大入︶ 六入 平均の迭則が、多かれ少かれ成る程虔まで、之を遂行するのである。之に反し、減債女受ける資産が僅かしかな い小さいエ場設備においては、金牌としての平等が個々の不平等から生するといふことはないであらう。畢覚ず るに、面倒にして厄介なる多くの寄態を蔵はんがために、呼び出される此の魔術的なる平均の法則は、料率的密 計にとつては厭はしきものである。それは事件の都合よき成行に、腑甲斐なくも信頼す&ところの姑息手段であ る⋮−一この信授産るや、少しも重きを置けないほどに、屡々遮切られたるところのものである もし減債漁却費が、満足なる程度に正確に韓発し得るならば1−⊥而してこれまでに為し得たる凡ては、此の消 却焚の見積りといふことであるが 一 等しく正確かつ満足に、支持費も預晃し得るのである。“つは、他も同様、 因難ではない。しかも何れの場合にも、簸め淀めること﹂即ち費周の公平なる分配を確保することの必質なる理 由は同等に存在する。資産の用役詩命の初めにあたり、双方の見積りをなし、かくして常該資産に関する凡ての 費用を、用役詩命年数に割常てることが出来るのである。 前述の如く毎期の問に於いて、産出高が可なりに規則的であるならば、.公正にして公平なる結果は得られるで あらう。著し産出高が激しく攣動するならば、その結果は生産品に倒する不満足なる費用と不公平なる負拾とに なるであらう。時間外作柴や超過作柴、即ち異常なる作柴は注意を要する。斯かる作業が、産出高が正常である ときよりも、単位原慣を高くするであらうことは期待される。而して斯かる場合には減債の移動棟準を適用する のが正常である。
靭 還緒時間法
直線法に勤してなしたる考察の大部分は、等しく遅縛時間法にも適用し得られるっこの方法では用役藩命を衣 はすのに、合計期間に代へて運縛時間を以てし、生産品に封する減債消却費の公平なる分配の確保に向つて、造 に歩を進めたるものである。遥綺時間率は斯くして直接に生産品に適用することが出来る。原慣計算に於ける機 械時間法や資却時間法は、この道綺時間率を基準として、他の凡ての費用と1もに減債泡却費を分配する。 機械その他の資産の用途が、磨滅に影磯すること均等なる僅少の作業に限られる場合には.この方法は満足な る結典を輿へるであらう。然しながら二偶の資産を、磨揖を惹き超すこと均等ならざる多くの興れるエ程に使用 し得る場合、もし用役高が支配的要因であるならば、分配の不平等を釆すであらう。同様に、麗過作業、即ち減 債消却費を濠荒するときに基礎となつたところの正常の速度を超過して行はれる作業も、この方法に依ったので は、自働的には始末されないであらう。修正は必妥であり、たとひ任意的なものであるにもせよ、之を試みねぼ ならぬ。斯くて品物六偶の産甘を見積って還樽時間率決定の基準が迫ってあるのに、二極柑時間に十摘出釆上る こともあらう。支持費分配の公平を碓促するためには、直線法に於けると等しく、この方法に於ても注意を彿は ねばならない。 恒 産 山 高 法 産出高法は減債消却費の基礎を、詩命数にも、用役の道樽時聞で示した詔命にも置かない。この方旗において 減 慣 論 ︵大九︶ 大丸弟四巻 昇一戟
︵七〇︶ 七〇 は生産品の単位数により資産の産出高む預足し、各箪位に減偶の公正なる分け前を負拾せしめようとの試みがな される。賦課が十分に平等なることを確保するには、支持費もまた、用役時間または寿命の長さといふ時間基準 に依るよりも、むしろ此の同叫の基準に依って計算されねぼならない。事情が二様であり正常であるならば、こ の方法が適用し得られる限り、温くはすペてのうちで最も満足なる減債ぬ却費割常法が、こ1に確保せられるで あらう。幾つもの其れるエ程を途行しっゝある個々の械械には、この方法は殆ど適用することはできない。製品 として又は閻二程度の年製品として、二様なる生産品を産出しつ1ある叫集困の即ち一組の、機械に勤して隠、 この方法はよく適用し得られるであらう。そのときには其の集困の見積地産出高が、集国中の各機械の用役産出 高を計算する基準として探られるであらう。何れの単位品についても、その用役語命を計算するに雷っては、故 高能率を確保するところの作業速度が正常作菜の計数として韓用せられる。 前述せるところに依り常然かういふことになる。即ち、産出高の革位につき滅慣消却費を計算する産出高法は 鍛山、採石場、及び林野の如き固有の消耗費産によく適合し、斯かる坂合には殆ど必ず通用せられるといふこと になるのである。朝 食成薄命法
これは個々の減債消却費の見積に行はれる方鋳ではなく、むしろ芳明または爽合せの方法であつて、或る場合 には非常に傾倍のあるものとなる。この方法は後に詳論七、その際にこれが向けられる用途も指摘することにする〇 二 劃一朗慶勒額法
㈲ 定率逓減法
これら攣動額法の主要なる長所は、唱道者の眼には、これらの方法が自動的に支持費に邁癒するといふ鮎であ る。結果を比較する手段としては、これら種々の方法の国表を研究すべきである。 定率逓減法においては、毎期の減債治却費は初めに薫く、経りに近づくほど減少することが国表に示されてを る。支持費は減債消却費が減少するにつれて増加するが故に、この方法は自動的に、これら二醍の費用を均等な らしめると論ぜられる。この議論は前に直線法を論じたるとき詳細に吟味し食。その際の結論はこゝにも等しく 通用される。同定率法は減慣消却費を現数によh∵−−−−用役若くは産出高の基準よりも寧ろ時間の基準により見税 る。さらに、これは複雑なる計算を要し、しかも如何なる経度にも正確には、恐くは決して適用されないであら ちノ0 ㈲ 預期詩命期教組新法 いま論じたる方法に封してなされたる、計算が複雑であるといふ異議は、漁期詩命期教組和淡においては大に絞 和される。この方法では逓減の割合竺盾甚だしいが、固定率法と同様なる一般的効果を有する。もし修繕費が 滅 慣 ・論 ︵七一︶ 七一弗四巷 弟一窮
︵セ二︶ 七二 すでに示唆せるが如く、預め見積により虚理されるならば、結果は公平とはならないだらう。減債滑却費が減少 するにつれて、修繕費が二様に規則正しく増加するならば、かなりの平等が確保せられる。然らざる場合には、 この方淡は推奨すべきものを殆ど有しない。困 任意逓増法
㈹ 任意逓減法
この主なる集闘に屈してをる他の二つの方法、即ち叫つの場合には任意に増額し、他の場合には任意に減額す る方法は、秩序ある計算組織に基いてゐないのであり、その背後に殆ど論理を有しないのであるから、これには 依接すペきでない。計算の容易が、恐くは唯一の取柄であらう。三 複 利 法
叫 般 的 濁 察 複利法む諭するにあたつては基本的特質を、複利の原理の基本的特賢を考察しなけれぼならない。複利の基礎 に立って経過してをるのであると考へるこどは、多くの者にとつて魅力のあるものである。それは有力なる靂痍 手段であつて、位少の金額がこの手段により、次第に美大なる金額になり得るといふ軍資に、その魅力は存する もの1如くである。これらの方法と直線法との問に存する毎期の減債滑却高の差は、短い期間だけでは軽便である。毎期の減偶の 滑却費を見積るための秩序ある企宣として、これらの方法は、見積を質すではあらう。また、若し忠賓に之を固 守するならば、減債の全額は資産の用役詩命の絡までに消却されるであらう。この難から見れぼ任意的な出終日 な方法の何れよりも兜に採用すべきものである。粒々なる時期の生産品に勤し、減債治却費の公平なる分配を確 保するとか、資産の詩命の中間期間において、これが正確なる評債を遂行せしめるとかいふことは、大に疑ふべ き飴地がある。毎期の冷却額は城僻なる尊葦とは何等の朗係もない。この方法は精々、毎期の金額を秩序立て1 計算する罫なる敷革的考案に過ぎないのである。カリフォルニア州におけるが如く、現賛の資金を別途に貯へ之 を磯利により積立てねぼならぬところの、公益企業愈政の評償の事務、或はまた取締の専務においては、この方 法に勤し貴大なる異議はない。署賛の誤れる若くは疑はしき仮定に依接してをり、また個々の資産の立脚鮎から みれぼ、生産品に不公平なる負瘡を加へるの結英とはなるが、これらは評偶の観鮎よりすれば小さき考察事項で ある。何となれば用役寿命の絡までには、憤値の粟失を始末するのであるから。支持資との関係に立って判断す れぼ、この方汝は資産藷命の後年度において、雷い負捨を次第に増し加へるものである。 雑多なる諸詮は簡略に批評したのでよろしい。 減 債 論 四 雄 法 ︵七三︶ 七三