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産業廃棄物処理業経営塾 第1回 産業廃棄物処理事業概論

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Academic year: 2021

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(1)

講師 飯 島 孝

( 公 財 ) 産 業 廃 棄 物 処 理 事 業 振 興 財 団 専 務 理 事

産 業 廃 棄 物 処 理 業 経 営 塾 副 塾 長

1

産業廃棄物処理業経営塾

第1回

産業廃棄物処理事業概論

(2)

1.(公財)産業廃棄物処理事業振興財団の紹介

2.産業廃棄物処理業経営塾の目的と内容

3.産業廃棄物処理の構造改革

4.低濃度PCB無害化処理の推進

5.優良化推進事業

(3)

3

1.(公財)産業廃棄物処理事業振興財団の紹介

処理施設の設置促進 処理業の近代化・高度化

不法投棄廃棄物の撤去と未然防止

(産業廃棄物適正処理推進基金、特別措置法)

調査研究、指導と助言

インターネットを利用した情報提供

(4)

財団の業務1

処理施設の設置促進

処理業の近代化・高度化

産業廃棄物処理のモデルとなる優良な処理施設を整備する際の、

資金の借り入れに対する

債務保証

を行っています。また、3R社

会に向けた技術開発や高度技術を用いた施設整備などへの

成事業

を行っています。

大阪ベントナイト事業協同組合 財団の債務保証によって 建設された優良施設

平成5年から平成26年3月末

までの債務保証の状況

82,174百万円 総事業費 2,353百万円 保証残高(平成26年3月末) 26,934百万円 保証実施額 40件 保証実施件数 三山クリーン(株) 第4期処分場

(5)

財団の業務2-1①

不法投棄廃棄物の撤去と未然防止

平成10年6月17日以降に行われた不適正処理に対する原状回復支援の原資と

するために、産業界からの出えん金と国庫補助金によって産業廃棄物適正処

理推進基金を運営しています。(3/4支援事業・7/10支援事業)

廃棄物処理法に基づく基金の枠組み(3/4支援事業) 5

3/4支援事業は、平成25年度末までに、都道府県・政令市へ延

べ90件、複数年事案を整理すると77件44自治体へ支援を行っ

ています。

また、平成25年度以降に新規支援を決定した7/10支援事業は、

平成25年度に1件1自治体に支援を行っています。

支援実績額

4,218百万円

(H25年度末累計実績)

(6)

財団の業務2-1②

不法投棄廃棄物の撤去と未然防止

廃棄物処理法に基づく基金の枠組み 4/12 自主撤去等 民間 平成25年度以降の考え方 3/12 3/12 都道府県等 国 支障除去等のための費用 産業界の出えん 支障除去等事業の事業費 30% 30% 40% ※ 自主撤去等の費用の全体に占める割合は、本基金から支援を行った支障除去等事業における平成18年度から平成24年度 までの実績の平均。 2/12 (1/6) 1/4 1/4 これまでの考え方 1/2 産業界の出えん 都道府県等 国 民間

(7)

財団の業務2-2①

不法投棄廃棄物の撤去と未然防止

投棄者が不明である、もしくは投棄者に資力がない等の理由で、都道府県・政令市が不法

投棄物の撤去(原状回復)等の支障除去を行わなければならない場合、

資金面等での支

を行っています。

平成10年6月17日以前の原状回復支援の原資とするために、平成15年6月に産

廃特措法が平成24年度末までの10年間の時限立法として制定され、国庫補助

金によって産業廃棄物適正処理センター基金として運営してまいりました。

平成24年8月に産廃特措法が改正され、その事業実施期間が平成34年度末ま

でに延長されました。

7

このため、財団は、既存事案で事業期間の変更等を行う

事案と平成25年度以降新規に事業を実施する事案につ

いて技術的支援として、調査会を開催し、事業内容の技

術的妥当性の判断をしました。

これにより、平成24年度に既存事案10事案が事業実施

期間の延長等について、平成25年度当初には新規事案

3事案が環境大臣の同意を得てそれぞれの目標達成に

向けて事業を実施しています。

(8)

財団の業務2-2②

不法投棄廃棄物の撤去と未然防止

支援実績額

29,355百万円

(H25年度末累計実績) 産廃特措法による実施状況 基金事業 起債事業 都道府県等 不法投棄場所 都道府県等 不法投棄場所 香川県 土庄町 宮城県 村田町 岩手県 二戸市 横浜市 横浜市 青森県 田子町 岐阜市* 岐阜市 山梨県* 須玉町 新潟市 * 新潟市 秋田県 能代市 福岡県* 宮若市 三重県* 桑名市① 三重県 桑名市① 新潟県* 三和村 三重県 四日市市① 福井県 敦賀市 滋賀県 栗東市 *事業完了 ☆新規事業 三重県☆ 桑名市② 三重県☆ 四日市市② 松山市☆ 松山市 ※別途、直接補助として環境省が約18,293百万円支援(H21~H25年度末累計実績) 産廃特措法に基づく基金の枠組み

(9)

財団の業務3

調査研究、指導と助言

産業廃棄物処理施設の現状や今後

の見通しなどの調査、

PCBや石綿含

有廃棄物、水銀廃棄物等の有害廃

棄物

や、

汚染土壌、放射性物質汚染

廃棄物等

の処理技術等に関する検

討、調査研究等を行っています。

また、調査研究の結果をもとに、新し

い 処 理 事 業 等 へ の 支 援 や 助 言 を

行っています。

9

産業廃棄物処理業者や排出

事業者、建設従事者、行政担

当者等に対する研修の開催

や、助言等の支援を行ってい

ます。

(10)

財団の業務4

インターネットを利用した情報提供

•産業廃棄物の適正処理の責任は、排出事業者にあります。

•財団は、産廃情報ネットにて

優良さんぱいナビ、情報開示システム(さんぱいく

ん)

を運営しています。

•優良さんぱいナビ

では

優良認定業者検索

さんぱいくん

では、全国の処理業者

が、優良認定を目指して優良基準の一つ

「事業の透明性」に基づく情報の公表

に取組んでいます。

(11)

11

2.産業廃棄物処理業経営塾の目的と内容

目的

講義展開

卒塾にあたっての条件

卒塾生に期待すること

卒塾生のための経営塾

OB

(12)

経営塾の目的

産業廃棄物処理業経営塾

産廃処理の中核的な担い手となる企業の経営責任者の育成

産廃処理を巡る課題

排出事業者責任の徹底

適正処理の確保

排出事業者の啓発

廃棄物処理業者の育成

優良な施設の整備

(13)

開 塾 式

産業廃棄物概論

法制度・処理技術・事業展開・財務・ファイナンス・経営理念

卒塾式

修了証交付

卒塾面談

施設見学会

研修合宿

講 義 展 開

13

(14)

卒塾にあたっての条件

卒塾単位について

・各講義(25講義) 各

2単位

・研修合宿(2回) 各

8単位

講義及びグループディスカッション

・施設見学会

4単位

見学先調整中

・ワークショップ

6単位

・卒塾面談・レポート 必修

塾長・副塾長との個人面談

及び卒塾レポート

合 計

76単位

65単位以上

取得で卒塾

講義を欠席された場合は

レポート提出により単位加算

(15)

卒塾生に期待すること

施設建設 立 地

事業運営

産廃処理・資源循環産業をリード

信用力

15

産業廃棄物処理業経営塾 卒塾

優良な産業廃棄物処理業経営者として評価

(16)

CSR経営

・3

Rへの取組み

・ゼロエミッション

協業

情報共有

提案型営業

・分別排出/リサイクル提案

・設計改良

排出事業者

塾生間の連携とネットワーク

信頼のパートナー

産業廃棄物

処理業

経営塾・OB会

卒塾生のための経営塾OB会

1.卒塾生間の連携とネットワーク強化

2.卒塾生のさらなる研鑽向上

<狙い>

(17)

経営塾OB会 活動内容

卒塾期を超えて卒塾生同士の交流・連携が図れます。

卒塾生自らの運営により、総会・地域別ワークショップ活

動、施設見学会、講演会など、自己研鑽と情報発信の活

発な活動を行っています。

1)会員相互の交流を図るための

施設見学会等

の実施。

2)経営能力を向上させるための

研修会等への参加

3)産業廃棄物処理業の発展に寄与するため、

関係省庁

や関係団体に意見具申

するための

ワークショップ活

研究発表

等の実施。

4)ネット広場を運営管理し、

会員相互のネットワーク作り

行政等から発信される関連情報の発信

5)その他本会の目的達成に必要な活動。

<第

4

条 活動>

(経営塾

OB

会規約)

17

(18)

経営塾SNS ネット広場

産廃振興財団からの情報提供、経営塾講義内容の映像、塾生同士の

情報交換など、関心テーマの情報入手や事業活動のスピードアップ等に

役立つ場を提供します。

(19)

19

3.産業廃棄物処理の構造改革

廃棄物処理の悪循環の構造

規制強化から優良な処理業者の育成へ

(20)

廃棄物処理の悪循環の構造

・ ごみは目の前から早く片づければ良い、要らないもの・

捨てるものにお金をかける動機付けは働かない

・ したがって、安かろう悪かろうの処理となり、

「悪貨が良貨を駆逐」する状態

廃棄物問題の本質

低レベル、不適正な処理の横行

不法投棄の増大

忌避感、不信感の増大

処理施設設置への反対の激化

・施設設置の困難化

処理の行き先の不足

不適正処理の構造

加速・拍車

大都市から地方

への産廃物流

(21)

1.廃棄物を排出する事業者 等による適正な処理を確 保するための対策の強化 ①事業所外で保管する際の事前届出制度創設 ②建設系廃棄物について元請業者に処理責任を一元化 ③マニフェストの写し(A票)の保存義務 ④処理業者におけるマニフェスト不交付の産廃の受入禁止 ⑤処理業者から排出事業者への処理困難通知 ⑥事業者の産業廃棄物の処理状況確認努力義務を規定 ⑦不適正処理廃棄物発見時の土地所有者等の通報努力義務 ⑧措置命令の対象に基準不適合の収集・運搬、保管の追加 2.廃棄物処理施設の維持管 理対策の強化 ①廃棄物処理施設の定期検査の義務付け ②廃棄物処理施設の維持管理情報の公開 ③設置許可取消後の最終処分場について、設置許可が取り消された者 又はその承継人への維持管理義務付け ④都道府県知事等による維持管理積立金の取り戻し ⑤維持管理積立金を積み立てていない時の設置許可取消 3.産業廃棄物処理業の優良 化の推進等 ①優良な産廃業者育成のため、能力及び実績が一定の要件を満たす 者について許可の有効期間の特例の創設 ②欠格要件の見直し(無限連鎖の停止) 4.排出抑制の徹底 ○多量排出事業者減量等計画の作成・提出義務の担保措置創設 5.適正な循環的利用の確保 ①廃棄物を輸入することができる者に、国外廃棄物の処分を産業廃棄 物処分業者等に委託して行う者を追加。 ②環境大臣の認定制度の監督規定の整備 6.焼却時の熱利用の促進 ○都道府県知事による熱回収施設の認定制度の創設

平成22年 廃棄物処理法改正

21

(22)
(23)
(24)

24 インド ◆日本環境設計(株) グジャラート州における携帯電話を中心とする小型家電等リサイク ル事業 ◆日本磁力選鉱(株) 製鉄所から発生する製鋼スラグの有効活用化事業 ◆富士電機(株) 工業団地内廃棄物を利用(メタン生成)した循環システム構築事業 ◆(株)プランテック タミル・ナドゥ州におけるごみ焼却発電技術の導入可能性調査 フィリピン ◆ (株)エイト日本技術開発 フィリピン国イザベラ州におけ る固形廃棄物の広域収集・エ ネルギー回収・衛生埋立事業 ◆ (株)西原商事 フィリピンメトロセブ地域にお けるレジ袋等の軟質系廃プラ スチック類マテリアルリサイク ル事業の可能性調査 トルコ ◆(株)神鋼環境ソリューション トルコ・マルマラ海沿岸都市における廃棄物中 間処理事業 ◆豊田通商(株) トルコ:電気電子機器廃棄物及びELVミックスメ タルの統合リサイクルシステム整備事業 ベトナム ◆(株)市川環境エンジニアリング 再生燃料(RPF)製造販売事業並びにRPF製造システム販売事業(H23~24) D-waste(建設解体廃棄物)の循環システム構築・展開事業(H25) ◆川崎重工業(株) ハノイ市におけるセメントキルンを利用した都市廃棄物処理事業に関する実現可能性調査 ◆日立造船(株) マレーシア ◆(株)新菱 マレーシア等ASEAN地域における電子産業生産プロセスを含め たトータルリサイクルシステムの構築事業 ◆JFEエンジニアリング(株) マレーシア国クアラルンプール首都圏における都市ごみによる再 生可能エネルギー発電プラント建設・運営事業及びリサイクル社

我が国循環産業海外展開事業化促進業務 採択案件

(平成23~25年度調査) 中国 ◆ (株)NTTデータ経営研究所 中国天津市における廃プラスチックのマテリアルリサイクル事業 ◆(株)東亜オイル興業所 中華人民共和国瀋陽市における油性廃棄物の総合リサイクル 事業 ◆ (株)クレハ環境 中国江蘇省向け工業固形廃棄物適正・無害化処理事業 ミャンマー ◆JFEエンジニアリング(株) ミャンマー国グレーターヤンゴンにおける循環型社会形 成支援及び廃棄物発電事業の実施可能性調査 香港 ◆三井金属鉱業(株) 香港における電子スクラップからの 銅・貴金属リサイクル前処理事業 インドネシア ◆(株) 新菱 インドネシア共和国における電機 産業バリューチェーン全体にかか るリサイクルシステムの構築事業 タイ ◆イー・アンド・イー ソリューションズ(株) タイ王国バンコク特別市周辺発生廃棄物の集中中間処理 設備プロジェクト ◆リマテック(株) タイ王国北部地域におけるセメント工場を核とした一般廃 棄物及び産業廃棄物の3Rシステムの構築 ◆三友プラントサービス(株) タイ国における処理困難性有害廃棄物処理事業

(25)

25 インド ◆日本リファイン(株) 廃有機溶剤のリサイクル事業実現可能性調査 クウェート ◆ DOWAエコシステム(株) 固形廃棄物処理システム構築 ベトナム ◆(株)サティスファクトリーインターナショナル ホーチミン市における電子マニフェストサービス 提供事業 ◆(株)市川環境エンジニアリング ハノイ市廃棄物中継/リサイクルセンター事業 マレーシア ◆(株)ウエスギ クアラルンプール首都圏の廃電気・電子機器廃棄物 の高品質な非鉄金属(銅)回収リサイクル事業 ◆日本蛍光灯リサイクル(株) 廃蛍光灯類から水銀を分離・回収するプラント設備 を用いたリサイクル事業 ◆アミタ(株) マレーシア国における廃棄物の再資源化事業

我が国循環産業海外展開事業化促進業務 採択案件

(平成26年度調査) 中国 ◆松本光春商店 大連市における再生固形燃料(RPF)の製造・販売事業 インドネシア ◆(株)ユーパーツ ジャカルタ特別市における使用済自 動車用鉛バッテリーの再生事業 ◆JFEエンジニアリング(株) バリ州サルバギタ広域における廃棄 物発電事業 ◆住友林業(株) パームオイル工場廃液の燃料化事業 ◆日立造船(株) スラバヤ市における都市ごみの廃棄 物発電事業 スリランカ ◆(株)リサイクル スリランカ国西部州における資源回収施設建 設事業 フィリピン ◆新日鉄住金エンジニアリング(株) フィリピン工業団地群及び周辺地域における地域循 環共生型廃棄物発電事業(地域循環圏形成事業) ◆ (株)西原商事 フィリピンメトロセブ地域におけるレジ袋等の軟質系プ ラスチック類マテリアル事業案件形成調査 黒字:事業環境基礎調査 赤字:実現可能性調査 青字:事業案件形成調査

(26)

4.低濃度PCB無害化処理の推進

PCB

廃棄物の種類

微量

PCB

無害化処理の推進

PCB廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法

微量

PCB

汚染廃電気機器等の経緯

微量

PCB

汚染廃電気機器等の混入可能性及び推定台数

無害化処理認定事業者等の処理対象物

低濃度

PCB

廃棄物の無害化処理認定施設等

(27)

PCB廃棄物の種類

インナー手袋 高圧トランス 高圧コンデンサ ①高圧トランス・コンデンサ等 ②安定器等 ①微量PCB汚染廃電気機器等 蛍光灯安定器、水銀灯安定器、 小型電気機器等 約160万台 トランス・コンデンサ等 約1,400km OFケーブル 約382万台 再生油使用 柱上トランス

低濃度PCB

②低濃度PCB含有廃棄物(5,000mg/kg以下) 都道府県及び政令市の長による許可施設 環境大臣による無害化処理認定施設 ※処理施設ごとに、処理可能な品目が異なる.

高濃度PCB

日本環境安全事業(JESCO)の5事業所 ※②、③は一部事業所のみで処理可能 廃油、ウエス、汚泥、 防護具類、有機顔料等 感圧複写紙(約700トン)等 高圧トランス、高圧コンデンサ、 リアクトル、放電コイル、サー ジアブソーバー、変成器、 開閉器、遮断器、整流器等 ③PCB汚染物 約600万個 コンデンサ中のPCB濃度:100% 蛍光灯安定器 感圧複写紙 ウエス 汚泥 PCB濃度 60~100%、 約34万台 27

(28)

微量PCB廃棄物の無害化処理の推進について

・PCB廃棄物のうち、電気機器又はOFケーブルに使用された絶縁油であって、

微量のPCBによって汚染された絶縁油が塗布され、染み込み、付着し、若しく

は封入されたものが廃棄物になったもの。

※ただし、PCBを絶縁材料として使用されたものを除く。

○微量PCB汚染廃電気機器等とは

トランス コンデンサ OFケーブル

○微量PCB汚染廃電気機器等の例

(29)

29

期間内の処分

(第10条)

→ 施行令において、

「施行後15年」(平成28年7月)まで

の処分を規定

(平成24年12月7日同法施行令の改正)

平成39年(2027年)3月31日まで延長

保管の届出

(第8条)

→ 保管事業者は、毎年、都道府県・政令市に保管・処分の状況を届出

譲り渡し・譲り受けの制限

(第11条)

→ PCB廃棄物は、原則、譲り渡し、譲り受けてはならない

PCB廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法の主な内容

平成13年(2001年)7月15日成立・施行

(30)

微量PCB汚染廃電気機器等の経緯①

2001年(H13) PCB廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法の制定 2002年(H14) PCBを使用していないとするトランス等の重電機器に、 微量のPCBに汚染された絶縁油を含むものが存在することが判明。 2003年~05年 (H15~H17) 低濃度PCB汚染物対策検討委員会 ※当時は、今でいう「微量PCB汚染廃電気機器等」を「低濃度PCB汚染物」と呼んでいた。 【検討事項】 ・低濃度PCB汚染電気機器の原因究明 →トランス等及びOFケーブルに使用されている電気絶縁油のPCB汚染原因 の可能性は、原料の輸送、絶縁油の製造、絶縁油の出荷・輸送、電気機器 製造、ユーザーメンテナンス時等、複数存在することが明らかに。 ・低濃度PCB汚染物の処理の基本的方向性 →既存の産業廃棄物処理施設等を活用した低濃度PCB汚染物処理可能性 の検証が必要。 ※法施行時点では、微量PCB汚染廃電気機器等の存在は明らかではなかった。 2006年(H18~) 微量PCB汚染廃電気機器等の焼却実証試験の開始

(31)

微量PCB汚染廃電気機器等の経緯②

2007年~09年 (H19~H21) 中央環境審議会廃棄物・リサイクル対策部会 微量PCB混入廃重電機器の処理に関する専門委員会 2009年(H21) 廃棄物処理法関係省令・告示の改正・制定(11月) ※無害化処理認定制度の対象に微量PCB汚染廃電気機器等を追加。 2010年(H22) 無害化処理認定制度に基づく大臣認定(第1号)(6月) 【とりまとめ(概要)】 ・微量PCB混入電気機器に関する焼却実証試験において、PCBが安全かつ確実に 分解されることを確認。 ・廃棄物処理法における無害化処理認定制度を活用して、環境大臣が微量PCB混入 廃電気機器等の処理事業者の認定を行うことが適当。 ・微量PCB混入廃電気機器等の処理に関する各種ガイドライン等 (焼却処理、収集・運搬、簡易測定)の整備が必要。 2006年(H18~) 微量PCB汚染廃電気機器等の焼却実証試験の開始 ・微量PCB汚染廃電気機器等の処理に関するガイドライン(焼却処理編)の作成 ・微量PCB汚染廃電気機器等収集・運搬ガイドラインの作成 ・絶縁油中のPCBに関する簡易測定法マニュアルの作成 31 2012年(H24)~ 無害化処理認定制度に低濃度PCB廃棄物を追加(8月) ※2014年(H26)5月末現在、認定17件(内1件は洗浄処理)、審査中3件

(32)

再生絶縁油の使用中止

1990年

PCBの国内生産開始 1954年

PCB製品の

製造・輸入等の禁止

1972年

微量PCB汚染廃電気機器等の混入可能性及び推定台数

トランス等

※絶縁油の交換が 可能な機器

コンデンサ

※絶縁油の交換が 不可能な機器 再生油使用 柱上トランス OFケーブル 約291万台 約1400km 微量PCB汚染 電気機器等 約160万台 約34万台 トランス・ コンデンサ等 PCBの製造 ※電気機器メーカー((一社)日本電機工業会の加盟メーカー)は、1990年(一部1991年)以降製造の機器 について、出荷時におけるPCBの混入は無いと判断している。

(33)

無害化処理認定事業者等の処理対象物(1/2)

33 事業者名 設置場所 処理の方式 廃棄物の種類 (注) 絶縁油等 ドラム缶等 トランス類 コンデンサ 汚染物等 ①(財)愛媛県廃棄物処理センター 愛媛県新居浜市 焼却 (ロータリーキルン式焼却溶融炉及び ローラーコンベア式連続方式加熱炉) ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ②光和精鉱(株) 福岡県北九州市 焼却 (ロータリーキルン式焼却炉及び固定床炉) ○ ○ ○ ○ ○ ③(株)クレハ環境 福島県いわき市 焼却 (ロータリーキルン式焼却炉) ◎ ◎ ◎ ④東京臨海リサイクルパワー(株) 東京都江東区 焼却 (流動床ガス化溶融炉) ○ ⑥エコシステム秋田(株) 秋田県大館市 焼却 (ロータリーキルン式焼却炉) ○ ⑦神戸環境クリエート(株) 兵庫県神戸市 焼却 (ロータリーキルン及びストーカ炉) ○ ⑧(株)富山環境整備 富山県富山市 焼却 (ロータリーキルン式焼却炉及び固定床炉) ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ⑨(株)富士クリーン 香川県綾川町 焼却 (ロータリーキルン及びストーカ炉) ◎ ⑩(株)関電ジオレ(株) 兵庫県尼崎市 焼却 (ロータリーキルン式焼却炉) ◎ ⑪三光(株) 鳥取県境港市 焼却 (ロータリーキルン・ストーカ炉及び固定床炉) ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ (注) ◎:低濃度PCB廃棄物、 ○:微量PCB汚染廃電気機器等 (平成26年5月末現在)

(34)

無害化処理認定事業者等の処理対象物(2/2)

34 事業者名 設置場所 処理の方式 廃棄物の種類 (注) 絶縁油等 ドラム缶等 トランス類 コンデンサ 汚染物等 ⑪杉田建材(株) 千葉県市原市 焼却 (ストーカ式燃焼炉及び固定床炉) ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ 金属くず等 自社運転 廃棄物 ⑫JFE環境(株) 神奈川県横浜市 焼却 (ロータリーキルン・ストーカ炉) ◎ ◎ ⑬(株)エコロジスタ 群馬県太田市 焼却 (ロータリーキルン焼却溶融炉) ◎ ◎ ⑭環境開発(株) 石川県金沢市 焼却 (揮発燃焼室付ロータリーキルン焼却炉 及び熱風炉) ◎ ◎ ◎ ⑮オオノ開發(株) 愛媛県東温市 焼却 (熱風炉付ロータリーキルン式焼却炉) ◎ ◎ ◎ 自社運転 廃棄物 ⑯JX金属苫小牧ケミカル(株) 愛媛県東温市 焼却 (ロータリーキルン式焼却炉及び固定床炉) ◎ ◎ ◎ ⑰(株)かんでんエンジニアリング 兵庫県神戸市 大阪府阪南市 京都府京都市 洗浄 (溶剤循環洗浄法(常温条件)) ○ エコシステム山陽(株) ※岡山県知事許可 岡山県美咲町 洗浄 (台車式連続炉) ○ ○ ○ ○

(35)

低濃度PCB廃棄物の無害化処理認定施設等

35 ⑧(株)富士クリーン (香川県綾川町) 認定日:平成25年2月 ②光和精鉱(株)戸畑製造所 (福岡県北九州市) 認定日:平成25年7月 ①(財)愛媛県廃棄物処理センター (愛媛県新居浜市) 認定日:平成25年3月 ⑦(株)富山環境整備 (富山県富山市) 認定日:平成25年2月 ● ● ● ● ④東京臨海リサイクルパワー (株) (東京都江東区) 認定日:平成23年6月 エコシステム山陽(株) (岡山県美咲町) 許可日:平成23年8月 ※岡山県知事許可施設 ● ⑯JX金属苫小牧ケミカル(株) (北海道苫小牧市) 認定日:平成26年3月 ● ● ③(株)クレハ環境 (福島県いわき市) 認定日:平成25年2月 ⑥神戸環境クリエート(株) (兵庫県神戸市) 認定日:平成26年2月 ● ⑨関電ジオレ(株) (兵庫県尼崎市) 認定日:平成25年7月 ● ● ⑩三光(株) (鳥取県境港市) 認定日:平成25年8月 ● ● ⑪杉田建材(株) (千葉県市原市) 認定日:平成25年10月 ● ⑬群桐エコロ(株) (群馬県太田市) 認定日:平成25年12月 ⑫JFE環境(株) (神奈川県横浜市) 認定日:平成25年12月 ● ⑭環境開発(株) (石川県金沢市) 認定日:平成26年1月 ● ● ⑮オオノ開發(株) (愛媛県東温市) 認定日:平成26年2月 ⑤エコシステム秋田(株) (秋田県大館市) 認定日:平成23年11月 ● ● ● ⑰(株)かんでんエンジニアリング (兵庫県神戸市,大阪府阪南市,京都府京都市) 認定日:平成26年5月

(36)

5.優良産廃処理業者認定制度

制度の概要

優良認定基準の概要

制度活用のメリット

優良認定数の推移

優良産廃処理業者認定制度の新たな展開

優良さんぱいナビ

環境配慮契約法基本方針の契約類型に追加

(37)

優良産廃処理業者認定制度

37

産業廃棄物処理業の実施に関し優れた能力

及び実績を有する者の基準(優良基準)に適合

する産業廃棄物処理業者を、都道府県知事・政

令市長が認定し、通常5年の許可の有効期間を

7年とする特例を付与する制度

(改正廃棄物処理法、平成23年4月1日施行)

(38)

【参考資料】

環境省『優良産廃処理業者認定制度運用マニュアル

(平成23年3月)』 (平成25年3月改訂)

『マニュアルQ&A集(平成23年5月25日版)』

ネット動画『優良産廃処理業者認定制度~産業廃棄物の適

正処理に向けて』 環境省YouTubeチャンネル

都道府県・政令市が審査

通常の許可基準よりも厳しい基準(優良認定基準)

許可証ごとに認定

制度の概要

(39)

39

5つの優良認定基準

(40)

5年以上産廃処理業を営んでいる実績があり、廃棄物処理法に基づく改善命令等の

不利益処分を受けていないこと。

実績と遵法性

取得した許可の内容や産業廃棄物の処理状況、施設の維持管理状況など、一定の

情報について、インターネットにより

6カ月以上

公表していること。

事業の透明性

ISO14001やエコアクション21等の認証を取得して、事業活動で環境に配慮しているこ

と。

環境配慮の取組

電子マニフェスト(JWNET)に加入していること。

電子マニフェスト

直前3事業年度のうちいずれかの事業年度における自己資本比率が10%以上である

ことや、法人税等を滞納していないことなど、財務体質が健全であること。

財務体質の健全性

優良認定基準の概要

(41)

優良産廃処理業者認定制度

活用のメリット

優良認定業者のメリット

排出事業者のメリット

① 許可の有効期間が7年間に延長

(通常は5年間)

② 許可証などにより排出事業者へ

アピールが可能

③ インターネット上で優良認定業者

リストに掲載され、ネットで検索さ

れる

④ 財政投融資による優遇措置

(日本政策金融公庫の低利融資)

⑤ 許可申請時の添付書類を一部省略

可能

⑥ 優良さんぱいナビによる情報発信

⑦ 環境配慮契約法により

公共入札の参加資格で優位に

① 排出事業者責任の履行(注意義務)

→ 本制度を活用して比較・選定したことの

記録(社内文書)を残して安心な委託を

② インターネット上で容易に優良な処理

業者を探し、詳細情報を得ることでより

安心で優れた委託先候補を選択可能

③ 優良認定業者に委託している場合は、

処理状況を公表情報により間接的に

確認可能

→ 実地確認の確認項目や

実施頻度を減らして管理負担低減へ

④ 多量排出事業者報告に優良認定業

者への委託量を記載し、環境に配慮し

た事業活動の実施をアピール

41

制度活用のメリット

(42)

優良認定業者の許可証

顧客・

顧客候補へ

をPR

制度活用のメリット

(43)

43 0 200 400 600 800 1,000 1,200 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 H23 4月 H24 4月 H25 4月 H26 4月 優 良 認 定 業 者 数 ( 者 ) 優 良 認 定 ・ 優 良 確 認 許 可 数 ( 件 )

優良産廃処理業者認定制度 優良認定数の推移

優良認定・優良確認許可数(件)累計 優良認定業者数(者)累計

優良認定許可件数 5,035件

優良認定業者数 728者

(平成26年4月30日現在)

※ 優良認定されてから把握されるまで数週間程度要するため、平成26年3月~26年4月の数は暫定値です。

全国における優良認定数

(平成

26年4月末現在)

優良認定数の推移

(44)

http://www.sanpainet.or.jp/

産廃振興財団が運営する「産廃処理業者検索」サイト

優良認定を目指して、無料で情報を公表できる

あらかじめ入力様式が用意されていて便利

1,900社以上が公表中、自社ホームページとリンク可能

「優良さんぱいナビ」

「さんぱいくん」とは

ホームページ名称

「産廃情報ネット」

産廃処理業者検索

「さんぱいくん」

優良さんぱい

ナビ

(45)

45

優良さんぱいナビ、さんぱいくん

主なメニュー

優良産廃処理業者認定制度 優良認定業者検索

⇒ 優良認定された許可の一覧表示に適す

情報公表事業者検索

⇒ 「さんぱいくん」に登録している業者が、業者ごと

に表示される

産廃処理業者は、許可情報や優良認定のための公表する

ための無料ページを持つことができる。

優良認定後、優良さんぱいナビの登録もこちらから。

操作マニュアル集参照

メールアドレスを登録すると、無料で情報入手できる

お気に入り登録した処理委託先等の「さんぱいくん」情報

更新を、自動メールで教えてもらえる

お気に入り登録した処理委託先等が、優良認定された場

合に、自動メールで教えてもらえる 他

優良認定業者情報のみ掲載するWEBサイト

エリア、廃棄物の種類等で検索が容易で便利

(46)

優良認定制度の新たな展開

優良認定業者を容易に

検索できるWEBサイト

廃棄物の種類

業態

エリア

等で容易に検索

改良点①

新着企業、優良企業ご紹介

スタート

・2012年3月にサイトオープン

・2014年3月末リニューアル

改良点②

(47)

47

受入可能な処理困難物から委託先を探す

(48)
(49)

49 49

環境配慮契約法の目的

国や地方公共団体等の公共機関

契約

を結ぶ場合に、

一定の競争性

を確保しつつ、

価格に加えて環境性能

を含めて評価して、

最善の環境性能

を有する製品・サービスを供給する者を

契約相手とする

仕組みを

制度的

につくる

・国等による環境負荷

(温室効果ガス等の排出)

の削減

・環境負荷の少ない持続可能な社会の構築

優良認定制度の新たな展開

(50)

7,555 9,407 11,017 11,815 11,730 10,974 9,672 10,069 9,231 5,994 4,745 4,234 3,382 4,860 5,373 5,551 7,575 8,772 9,564 16,835 15,057 13,394 12,222 11,261 64.7% 67.1% 70.4% 73.2% 60.8% 57.4% 53.5% 45.5% 38.2% 26.3% 22.4% 29.3% 21,694 20,431 14,417 14,303 12,613 16,968 19,305 20,587 20,581 18,945 19,776 20,668 0 5,000 10,000 15,000 20,000 平成12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23年度 0% 20% 40% 60% Hfインバーター方式器具以外 Hfインバーター方式器具 Hfインバーター方式器具割合 (千台) Hfインバータ照明器具の出荷量 :照明器具市場の転換 財貨・ サービスの 純輸出 -1.3% 民間支出 76.4% 政府支出 (国+地方) 24.9% 平成23年度 国内総生産 (支出側、名目) 約473兆円

環境配慮契約法の狙い

(国等の影響力)

環境に積極的に取り組む企業の製品や

サービスが経済的にも有利に

公共部門(日本経済の1/4)の買い支え(環境配慮製品は高価) 環境配慮製品の値段が下がる 民間部門(3/4)も環境配慮製品を調達

環境配慮型市場への転換

需要側のイニシアティブで改革(グリーン購入と同様)

※国内総生産に占め る支出割合

優良認定制度の新たな展開

(51)

51

平成25年2月の基本方針の改定の概要

産業廃棄物の処理に係る契約を新たな契約類型に

平成23年度より検討を実施してきた「

産業廃棄物の処理に係る

契約

」を

6つ目の契約類型

として、環境配慮契約法基本方針に

位置づけ、平成25年度より運用開始

産業廃棄物の処理に係る契約のうち、入札に付する契約に

ついては、入札に参加する者に必要な資格として、

温室効

果ガス等の排出削減に関する取組の状況

並びに

適正な産業

廃棄物処理の実施に関する能力及び実績等を定め

た上で、

裾切り方式による

ものとする。

裾切り方式による具体的な入札条件については、処理する

産業廃棄物の特性を踏まえ、調達者において設定

するもの

とする。

産業廃棄物の処理に係る契約【基本方針抜粋】

優良認定制度の新たな展開

(52)

産業廃棄物の処理に係る契約において温室効果ガス等の排出削減、

適正処理や再生利用の能力・実績等を考慮した事業者選定が必要

産業廃棄物処理契約における環境配慮の必要性と意義

産業廃棄物の適正処理の推進

不法投棄は撲滅に至らず、不適正処理も多く発生

不法投棄等の行為者、廃棄物処理事業者に対する規制強化

とともに、排出事業者の責任の強化

優良産廃処理業者認定制度(平成23年4月施行)

温室効果ガス等の排出削減

廃棄物分野から排出される温室効果ガス等の削減

廃棄物の資源としての再生利用の促進

優良認定制度の新たな展開

(53)

53

優良認定制度の新たな展開

環境配慮契約法による入札実施例

~ (略)

(54)

環境配慮契約法によるメリット①

国や独立行政法人の入札が変わる

これまで

これから

産廃の許可があれば、入札で

一番安い業者が落札

環境配慮契約法に則って、環境

に配慮し、優良認定を取得してい

る業者が落札。

(入札で優良認定業者が有利)

(55)

法第4条

エネルギーの合理的かつ適切な使用等

法第11条

地方公共団体及び地方独立行政法人は、

環境配慮契約の推進に関する方針の作成に努力

し、方針では契約の種類を定め、必要な措置を講

ずるよう努力

55

環境配慮契約法

地方公共団体等の努力義務

(56)

環境配慮契約法によるメリット②

県や市の入札が変わる

これまで

これから?

産廃の許可があれば、入札で

一番安い業者が落札

(将来において)産廃の許可は

当然で、入札で優良認定業者

が有利(になる可能性)

(57)

地方自治体 契約部局向けパンフレット

(58)

環境配慮契約法によるメリット③

民間企業の産廃業者の選び方が変わる

これまで

これから?

産廃処理業者の選び方がわから

ないから、許可業者の中で安い

業者に委託

国が産廃処理業者の選び方を

示したので、参考にして優良認

定業者から選ぶ。

優良認定業者に委託して、注意

義務を確実に果たしたい

(59)

【処理業者】

昨年から、大手ゼネコンより「優良認定業者に委託し

たい」と問合せが入るようになり、取組んでよかった。

【機械製造業】

複数の業者に委託しているが、リサイクル率や料金

に差があるため、期限を設けて優良認定取得を条件

に取引先を見直した。

【排出事業者からの問合せ】

実地確認義務の負担を減らしたいので、優良認定業

者を教えてほしい。

59

環境配慮契約法によるメリット ③’

優良認定制度による委託先の見直し

(60)

産廃処理委託先の処理状況を確認する努力義務

排出事業者は、産業廃棄物の運搬または処分を委託する場合には、

当該産業廃棄物の処理の状況に関する確認を行い、当該産業廃棄物

の発生から最終処分が終了するまでの一連の処理の行程における処

理が適切に行われるために必要な措置を講ずるように努めなければ

ならない。(法第12条第7項等)

優良認定業者の公表情報を活用して処理状況を確認

優良認定業者に委託している場合など、産業廃棄物の処理状況や、

処理施設の維持管理の情報により、処理が適正に行われていることを

間接的に確認する方法も考えられる(環廃産発第110204002号)

優良認定業者に委託して処理状況確認を効率化

(61)

環境配慮契約法の基本方針に産廃処理が位置

付けられたことにより、国等の入札で優良認定業

者が有利な仕組みに変わった。

国の産廃処理業者を選択する仕組みができたこ

とにより、民間企業の考え方が徐々に変わってく

る。

優良認定されると、入札参加資格やPRしやすい

許可証、許可期限延長といったメリットの他に、従

業員等の自信にもつながる。

61

まとめ

(62)
(63)
(64)

産業廃棄物処理業経営塾

OB会

平成25年度 ワークショップ活動

成果発表会

平成26年2月20日(木)14:00~

於:経団連会館 カンファレンス パール

ルーム

(65)

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