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高分解能路側設置レーダー用RFモジュール

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Academic year: 2021

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1. 緒  言

近年、交通事故の撲滅に向けて、各種レーダーが盛んに 開発、製品化さている。中でもミリ波レーダーは全天候性 (雨、雪、濃霧の影響)と分解能に優れているため、衝突防 止用のレーダーとして注目されている。現在、ミリ波レー ダーの使用帯域は76~77GHzに加え、77~81GHzの帯域 も割り当てが進められている。ミリ波製品が普及するため には、安価なデバイスの開発が鍵となる。 当グループでは、3次元多層配線と半田ボールを有するRF デバイスを、パッケージを用いずに直接基板上に実装する ことで、小型化・低コストを実現するWLCSP技術を開発し てきた(1)~(4)。本研究では、この技術をミリ波帯に適用し、 RFデバイスを試作し、モジュール用に設計したPCBに実装 することで、サイズ20mm×34.5mmの76~81GHz小型 トランシーバー(RFモジュール)を開発した。以下では、 開発したチップセット、PCB、RFモジュールについて報告 する。

2. 開発目標

開発するRFモジュールはアンテナを除くミリ波部分を構 成する。レーダーシステムの設計要求から決定した RF モ ジュールのブロック図を図1に示す。RFモジュールは、導 波管(WG)ポートを5つ(送信1、受信4)有し、PCB上 に発振器VCO、送信用周波数変換器TX、受信用周波数変 換器RX、高出力増幅器PAを搭載した構成である。本構成 により、送信ポートから出た信号を前方に放射し、反射を 4つのアンテナで受けることで、反射してきた方向を検知 できる。 レーダーシステムの設計要求から決定したRFモジュール の主な目標仕様を表1に示す。ARIB standard※2に適合す るため、不要波電力には十分マージンを取る必要がある。 以下では、RF モジュールの仕様を基に設計試作した RF デバイス、PCB、RFモジュールについて述べる。 路側設置レーダー用に76GHz帯トランシーバーであるRFモジュールを開発した。本研究では、小型化・低コスト化に有利な、当社独 自の技術である3-Dimensional Wafer Level Chip Size Package(3-D WLCSP)を用い、76GHz帯のチップセット(送信用周波数 変換器、受信用周波数変換器、高出力増幅器)を開発した。開発したチップセットをPCB※1に搭載することで、20×34.5mm2の小型 RFモジュールを作製し、電波法(送信電力、不要波電力等)に適合し、レーダーシステムから要求されるRF特性(雑音指数、ポート 間アイソレーション等)を実現した。

We have developed a radio frequency module for 76-GHz band infrastructure radars. In this work, we built a chip set consisting of a transmitter, receiver, and power amplifier by using our 3-D Wafer Level Chip Size Package technology that allows for miniaturization and cost saving, and mounted it to a printed circuit board. The module is as small as 20 × 34.5 mm2 in compliance with the standard set by Association of Radio Industries and Business, and meets performance requirements for radar applications.

キーワード:76GHz帯トランシーバー、WLCSP、RFデバイス、RFモジュール

高分解能路側設置レーダー用 RFモジュール

Radio Frequency Module for High-Resolution Infrastructure Radars

姉川 修

大塚 晃

川崎 健

Osamu Anegawa Akira Otsuka Takeshi Kawasaki

塚島 光路

久保田 幹

中林 隆志

Koji Tsukashima Miki Kubota Takashi Nakabayashi

PCB RX RX TX VCO To PLLSMA 受信 WG 送信 WG LO/4 RF PA RF 受信 WG 受信 WG 受信 WG LO/2 LO/8 RF RF RF RF IF IF IF IF 図1 RFモジュールのブロック図

(2)

3. RFデバイスの開発

主要なRFデバイスにはWLCSP技術を適用した。WLCSP 構造は、パッケージが不要で小型化に適している。また、 格子状で搭載された半田ボールにより、リフロー工程で実 装できる。ここではRFモジュールの目標仕様を基に設計し た主要なRFデバイスの試作結果を示す。 3-1 送信用周波数変換器 送信用周波数変換器から放出される信号は、レーダーに 必要なRF信号以外にも不要に発射されるローカル信号とイ メージ信号がある。図2にRF信号と主な不要発射の関係を 示す。RF信号はローカル信号とIntermediate Frequency (IF)信号の周波数和の成分として生成され、同時にロー カル信号と IF 信号の周波数差の成分としてイメージ信号 が生成される。また、ローカル信号は漏洩して不要波とし て出力される。ARIB standardの規格で不要波の漏洩電力 はRF信号の0.5%以下(23dBc以上)にする必要がある。 表1では、マージンを考慮し、送信電力10dBmに対し、不 要波電力を-15dBm以下(25dBc以上)としている。 図3に試作した送信用周波数変換器のブロック図を示 す。送信用周波数変換器は19GHz帯ローカルアンプ、2逓 倍器、38GHz帯ローカルアンプ、ダブルバランス型高調波 ミキサで構成される。入力された19GHz 帯のローカル信 号は2逓倍器で周波数を2倍にされ、高調波ミキサを駆動す る。IF信号(I+, I-, Q+, Q-)は、高調波ミキサによ り76/79GHz 帯の RF 信号へ変換される。ダブルバランス 回路では、同性能のミキサ4つに入るローカル信号とIF信 号の位相関係を変え、各ミキサから出力される信号の位相 関係も変えて合成している。これら位相関係を精度良く設 計することで、イメージ信号と LO 信号はお互いに打ち消 し合うように合成され、RF信号のみが4倍に合成されて出 力される。目標の25dBc以上の抑圧を実現するには、ミリ 波帯で5度以下の位相精度を実現する必要がある。本研究 では位相差が3度以下になるように、ライン調整の設計誤 差を10um以下となるよう設計した。 図4に試作した送信用周波数変換器を示す。図4で格子状 に配置された白い丸が半田ボールになる。図5はPCBに実 装した送信用周波数変換器の特性を示す。IFの入力電力は 0dBm、LOの入力電力は8dBmである。RFの電力-14dBm ており、ARIB standardを十分満足する特性が得られた。

項目 Min. Typ. Max. 単位 送信電力 4.8 10 11.7 dBm 送信利得 10 dB 不要波電力 -15 dBm 受信利得 5 8 dB 受信NF 7 9 dB 送受信間アイソレーション 40 60 dB 受信ポート間アイソレーション 20 40 dB RF Input LO/4 90° Hybr id Balun Balun MLT x2 LO LO Output LO/2 I+ I-Q+ Q-LO LO LO 図3 送信用周波数変換器のブロック図 図4 送信用周波数変換器(2.9mm×3.2mm)

出力電力 (

dB

m)

周波数 (GHz)

RF イメージ ローカル 不要発射 2GHz 2GHz 図2 送信用周波数変換器の出力信号

(3)

3-2 受信用周波数変換器 受信用周波数変換器には、高い感度を得るため、低い雑 音指数(NF:Noise figure)が要求される。受信用周波 数変換器では、イメージ帯域のノイズがIF帯域へ周波数変 換され、NFが劣化する。このNFの劣化を防ぐため、受信 用周波数変換器の構成は、送信用周波数変換器と同様にイ メージ抑圧型のバランス回路を採用し、イメージ信号の周 波数変換利得を抑圧している。図6に受信用周波数変換器 のブロック図を示す。受信用周波数変換器は、2チャンネル の受信系を1つのデバイスに集積し、低雑音増幅器LNA、 バランス型高調波ミキサ、ローカルアンプで構成される。 図7に設計した受信用周波数変換器を示す。受信用周波数 変換器は左右対称で左右それぞれに1チャンネル分の回路 がレイアウトされている。図8には実装した受信用周波数 変換器の評価結果を示す。バランス回路の効果で、イメー ジの変換利得を30dBc抑圧でき、イメージがNFに影響を 与えることなく、受信用周波数変換器のNFはLNAと同等 の値が得られた。 3-3 高出力増幅器 図9に高出力増幅器のブロック図を示す。高出力増幅器 はカレントリユースアンプの4段構成で、電力モニタ用に ディタクタを搭載している。カレントリユースアンプは2 つのField Effect Transistor(FET)をカスコード接続※3 たアンプで、消費電流を半分にすることができる。電流量 を半減することでDC線路を小型化している。図10に試作 した高出力増幅器を示す。高周波増幅器では、右側に入力 ポート、左側に出力ポート、下側にDC端子とディテクタ -55 -50 -45 -40 -35 -30 -25 -20 -15 -10 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 出力電力 ( dB m) 周波数 (GHz) RF ローカル イメージ ローカルを 30dB抑圧 イメージを 30dB抑圧 図5 送信用周波数変換器の評価結果 RF RF I Q Input LO/2 90° Hybrid I Q 90° Hybrid LO LO LNA LNA 図6 受信用周波数変換器のブロック図 -30 -25 -20 -15 -10-5 0 5 10 15 70 72 74 76 78 80 82 変換利得 (d B ) 周波数 (GHz) RF イメージ イメージを 30dB抑圧 0 2 4 6 8 10 75 76 77 78 79 80 81 N F (d B ) 周波数 (GHz) 図7 受信用周波数変換器(3.5mm×2.9mm) 図8 受信用周波数変換器の評価結果 RFout Vg Vd3 RFin Vd1 Vd2 Vdet Vref 50Ω 50Ω COUPLER 図9 高出力増幅器のブロック図

(4)

結果を示す。レーダー帯域(76~81GHz)において25dB 以上の利得と、20dBm以上の飽和電力が得られた。この結 果から、PCBの損失(約1dB)込でも、線形性の良いバッ クオフ領域で、送信用周波数変換器の出力を10dBm にで きることが確認できた。

4. PCBの設計

RF モジュールは、PCB 上にマルチチップを搭載するた め、DCラインと信号ラインを多数引き回す必要がある。ミ リ波帯ではパターン間で信号が結合しやすく、ラインを隣 接できない。ライン間の干渉低減とPCB面積削減のため、 PCBの層構成を図12の4層構造とした。ミリ波帯でロスが 少ない最上層は信号ライン用の層とし、信号ラインとの干 渉を低減するため、GND 層を挟んで電源ライン用の層を 設けている。 導波管ポートは、広帯域で変換効率の良いバックショー トを用いたマイクロストリップライン(MSL)ー導波管変 換構造を採用した。導波管変換部の断面構造を図13に示 す。導波管変換部の通過特性は送信電力や NF 特性に直接 影響を与えるため、低ロスで設計する必要がある。この変 換構造は、基板の上下方向に導波管構造を形成し、λ/4の るだけで、低ロスにできる。図14に試作した MSL ー導波 管変換部の評価結果を示す。S11は、PAやアンテナへ影響 を与えない-15dB以下の目標に対して、-18dB以下の良好 な特性が得られた。また、S21は0.5dB程度で低ロスの特 性が得られた。 -30 -20 -10 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 Sxx [d B] 周波数 [GHz] S11 S21 S22 10 12 14 16 18 20 22 24 -20 -15 -10 -5 0 5 出力電力 [d Bm] 入力電力 [dBm] 76GHz 81GHz 図10 高出力増幅器(2.9mm×2.3mm) 図11 高出力増幅器の評価結果 ・ 材料:銅 厚さ:0.018mm ・ 材料:銅 厚さ:1mm 表面 裏面 ・ 材料:RO4450B 厚さ:0.1mm ビア ・ 信号ライン用 パターン ・ GND用 パターン ・ 電源ライン用 パターン ・ GND アンテナ 表面 裏面 MSL 導波管ポート λ/4 バック ショート λ/4 -40 -30 -20 -10 0 -4 -3 -2 -1 0 72 74 76 78 80 82

S21

[

dB

]

周波数 [GHz]

S21 S11

S11

[

dB

]

図12 PCBの層構成 図13 導波管ポートの断面構造 図14 導波管ポートの試作結果

(5)

5. RFモジュールの試作結果

試作したRFモジュールを図15に示す。RFモジュールは 図1に示す構成で RF デバイス、バックショート、VCO 等 がPCB上に実装されている。VCOはInGaP HBTで作成し たものを使用した(5)。裏面には導波管ポート(TX:1つ、 RX:4つ)を配置している。RF モジュールのサイズは、 WLCSPを採用することで、20mm×34.5mmに小型化で きた。 RFモジュールの送信特性を図16に示す。RF出力は規定 の10dBmが得られた。また、イメージ、ローカルの出力は -20dBm程度で不要波の規格を十分満足した。図17は受信 特性を示している。変換利得が9dB で、NF は6dB と、設 計通りの結果が得られた。図18はアイソレーション特性を 示している。送受信間アイソレーションは、送信信号が導 波管ポートを経由しないで受信する信号の減衰量を示して おり、この値が低いとレーダーで受信した信号がモニタで きなくなる。今回、送受信間アイソレーションは40dB 以 上で目標の特性が得られた。受信ポート間アイソレーショ ンは、異なるRXポートに入った信号を受信する減衰量を示 している。この値が低いとレーダーの角度分解能が低下し てしまう。今回、受信ポート間アイソレーションは30dB 以上で良好な値が得られた。 表2はRFモジュールの評価結果一覧を示す。表が示すよ うに、今回試作したRFモジュールは目標仕様を満たすこと ができた。 Size:20mm × 34.5mm VCO PA 表面 裏面 RX2 TX RX1 RX4 RX3 WG port:WR10 RX RX TX 図15 試作したRFモジュール 0 2 4 6 8 10 76 77 78 79 80 81 N F [d B] 周波数 [GHz] RX1 RX2 RX3 RX4 f(IF)=2.0GHz 0 2 4 6 8 10 12 14 76 77 78 79 80 81 変換利得 [d B] 周波数 [GHz] RX1 RX2 RX3 RX4 f(IF)=2.0GHz 0 10 20 30 40 50 60 76 77 78 79 80 81 受信ポート間アイソレーション [d B ] 周波数 [GHz] RX1-Rx2 RX1-Rx3 RX1-Rx4 RX2-RX3 RX2-RX4 RX3-RX4 f(IF)=2.0GHz 0 10 20 30 40 50 60 70 76 77 78 79 80 81 送受信間アイソレーション [d B ] 周波数 [GHz] Tx-Rx1 Tx-Rx2 Tx-Rx3 Tx-Rx4 f(IF)=2.0GHz 図17 RFモジュールの受信特性 図18 RFモジュールのアイソレーション特性 表2 RFモジュールの評価結果一覧 項目 仕様 試作結果 単位

Min. Typ. Max. Min. Typ. Max. 送信電力 4.8 10 11.7 8.7 10 10.3 dBm 送信利得 10 10 dB 不要波電力 -15 -19 dBm 受信利得 5 9 dB 受信NF 9 7 dB 送受信間 アイソレーション 40 40 dB 受信ポート間 アイソレーション 20 30 dB -30 -20 -10 0 10 20 70 72 74 76 78 80 82

出力電力 [d

B

m]

周波数 [GHz]

RF イメージ ローカル f(IF)=2GHz, Pi(IF)=0dBm 図16 RFモジュールの送信特性

(6)

6. 結  言

当社独自技術のWLCSP技術を適用し、路側設置レーダー 用の RF デバイスを開発した。また、RF デバイスを RF モ ジュール用に設計した PCB に実装して、RF モジュールを 試作した。試作した RF モジュールは ARIB standard に適 合し、レーダーとして必要な仕様を全て満足することがで きた。WLCSP 技術は、パッケージ不要のため、小型化に も適しており、RFモジュールのサイズを20×34.5mm2 小型化できた。

7. 謝  辞

本件の一部は,総務省の委託研究「狭帯域・遠近両用高 分解能小型レーダー技術の研究開発」プロジェクトのもと に実施したものである。今回ご助力頂いた皆様に心から感 謝の意を表させて頂きます。 用 語 集 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ※1 PCB Printed Circuit Boardの略。機材となる誘電体に銅などの 金属で微細な配線パターンが形成されたもの。抵抗やコンデ ンサ、ICチップなどの部品を実装して使用する。部品を実 装する前は、回路が形成されていないため、PWB(Printed Wiring Board)とも呼ばれる。 ※2 ARIB standard 日本の電波利用に関する標準規格で、電波産業会 (Association of Radio Industries and Businesses)で策 定されている。 ※3 カスコード接続 2つの FET で、片方のソースをもう片方のドレインに接続 させ、残りのソースを GND へ設置し、残りのドレインに DCをバイアスした接続方法。電圧が2倍になるが、電流は 半分にできる。 参 考 文 献 (1) K. Tsukashima, M. Kubota, A. Yonamine, T. Tokumitsu, and Y. Hasegawa, “E-band radio link communication chipset in cost effective wafer level chip size package (WLCSP) technology,” in Proc. of the 6th European Microwave Integrated Circuits Conference, Manchester, pp. 29-32(Oct. 2011)

(2) T. Kawasaki, M. Kubota, K. Tsukashima, T. tokumitsu, and Y. Hasegawa, “A full E-band low noise amplifier realized by using novel wafer-level chip size package technology suitable for reliable flip-chip reflow-soldering,” in IEEE International Microwave Symposium Dig., Tampa Bay, TU3G-1(June 2014) (3) K. Tsukashima, O. Anegawa, T. Kawasaki, A. Otsuka, M. Kubota, T. Tokumitsu, S. Ogita, “Transceiver MMIC's for street surveillance radar”, 2016 11th European Microwave Integrated Circuits Conference (EuMIC), pp. 329-332(Oct. 2016) (4) O. Anegawa, T. Kawasaki, K. Tsukashima, M. Kubota, T. Tokumitsu, S. Ogita, “A WLCSP 79-GHz band harmonic mixer with high LO-leakage suppression,” 2016 IEEE International Symposium on Radio-Frequency Integration Technology (RFIT), pp. 1-3 (Aug. 2016) (5) T. Kawasaki, A. Otsuka, M. Kubota, T. Tokumitsu, S. Ogita, “Improvement of 19 GHz VCO with use of Feedback Coupled-Line Resonator,” 2015 European Microwave Conference (EuMC), pp. 239-242(Oct. 2015) 執 筆 者 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 姉 川     修* :伝送デバイス研究所 主席 工学博士 大 塚     晃 :伝送デバイス研究所 川 崎     健 :伝送デバイス研究所 主席 塚 島   光 路 :伝送デバイス研究所 主席 久 保 田   幹 :伝送デバイス研究所 グループ長 中 林   隆 志 :伝送デバイス研究所 部長 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー *主執筆者

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