元旦礼拝 民数記６章２２～２９節「神様があなたを祝福されますように」 ○ 新年になりました。明日はどんな日かわかりませんが、私たちにはわかることがありま す。明日を守られるイエス様がおられる。メッセージの最後に「明日を守られるイエス様」 を賛美したいと思っています。忘れたら教えてくださいね。 コロサイ書４：１６に 「詩と賛美と霊の歌とにより、感謝にあふれて心から神に向かって歌いなさい。」 なんてすばらしい言葉でしょうか。 金太郎飴、どこできっても金太郎がでてきますが、 この1 年、どこをとっても、神さまへの感謝と讃美が流れている、そんなしっかりと した裏付けのある1 年ってすばらしいとおもいませんか。 ある方は、歩きながら讃美歌や聖書の言葉を思いめぐらしています。 電車に吊皮につかまり見える広告ではなく、目をつぶって、今日読んだ聖書のことばを 思いめぐらし、今日出会う方々の祝福をお祈りするでしょう。 ある方は、家事をしながら静かに讃美歌を流し、イエス様に感謝をささげておられるで しょう。 デニス・アップルビー先生がイギリスのバッキンガム宮殿にいったときのことです。 少人数のグループで案内役の方が宮殿をエスコートしてくださいました。ある部屋には いり、中の美しさに感動しました。案内役は次の部屋に進んでゆくのですが、アップルビ ー先生はそのお部屋になぜかバラの香りがするので、どこにバラがあるのかとみわましま す。しかしバラはない、どこだろうか？足を止めて目で探していると案内役の方が戻って きました。「このバラの香りはどこから」「あっその香りはこの壺からですよ」 アップルビー先生はその壺の中をみるのですが、何もはいません。「何も入っていません よ」「そうでしょう。では鼻を近づけてごらんなさい」すると確かにバラの香りはそこか らでした。「宮殿の庭園に咲くバラの花びらはこのツボの中に入れています。ですからそ の香りが壺にしみて、花びらを捨てても、ずっと香を放っているんですよ」 わたしたちはキリストの香り と聖書にあります。 この年、静かにしているときも、その人の心の中に「神様への讃美と、感謝」があると きに、すてきなキリストの香りが感じられることでしょう。素敵なことではありませんか。 神様は、私たちに対して、周りの方々を大切に思う心と、感謝の心を与えてくださいます。 あたたかなふるまいに、優しい言葉に、神様の愛が醸し出されるでしょうね。 ○ 今日は民数記の7 章のところから 祝福のお祈りを見ていきます。 創世記 出エジプト記、レビ記、民数記、申命記 旧約聖書の最初の５つをモーセ五書といいます。モーセが直接間接この書にかかわり、 モーセの死後もモーセのこころと一つになって、書き残されているところもあります。 聖書は神のことばです。神様はモーセや他の著者を通して聖書を残してくださいました が、本当の著者は神様です。みなさん、私たちはこの聖書を通して、生きる糧、力、神様 を愛し、人を愛する恵みを戴くことができるのです。素晴らしい事ですね。
イスラエルの民はエジプトで４００年間奴隷となっていました。しかし、神さまはイス ラエルの民を忘れることなく、増え広がるようにしてくださいました。やがて神さまは預 言者モーセを立ててくださり、エジプトから１００万とも言われるイスラエルの民を解放 してくださるのです。神さまの民、イスラエル人に、契約の律法を授けてくださいました。 それはそうですね、飛行機の操作マニュアルのようなものです。安全に飛行するためのこ と、緊急時のこと、そして絶対してはいけないことそのようなことが書いてあると思いま す。それは安全に航行するためのものです。 民数記6 章にはナジル人といって、神さまに聖別された人の事が書かれてあります。 イスラエルには預言者モーセ その兄アロンは大祭司、その子孫が神さまを礼拝するた めにに造られる天幕での奉仕をしていました。 神さまはアロンとその子らに告げて仰せられました。 イスラエル人をこのように祝福して言いなさい。 １，祝福･･･守られるように ２，御顔・・照らし、恵まれるように 祝福を妨げるあらゆる災いから守られるように ３，御顔・・向け、平安を 個人的な関心 私たちはイスラエル人ではありませんが、イスラエルの民が契約の民とされたように、 イエス・キリストを信じる時に、だれでも神の民、霊的なイスラエル人となるのです。「神 の所有とされた民」（一ペテロ２：９）ですから、この祝福のお祈りは、私たち一人ひと りに語られているものです。 １，祝福･･･守られるように 神さまは私たちを愛し、祝福を注いて下さっています。 神さまを知らないときにも、太陽、雨、空気 いのち 本当の祝福は神さまにつながっている所から来ます。 わたしはぶどうの木あなたがたは枝です。ヨハネ１５ 父が農夫 実を結ばないものは取り除き 実を結ぶものはもっと実を結ぶために 刈り込みをされる。 枝だけでは実を結ぶことはできない。わたしはぶどうの木であなたがたは枝 15：5 そういう人は多くの実を結びます。 確かな結実 神さまからの祝福、それから神さまからいけるいのちです。 ２，御顔・・照らし、恵まれるように 私たちは顔がありますね。今皆さんの素敵なお顔を拝見しています。 顔のことを旧約聖書が書かれたヘブル語ではファニームと言います。ファニームと いうのは、顔そのものを表しますが、神さまの御臨在をも表します。 神さまは霊的な方ですから、本来顔はもっておられません。 御顔を照らしということはどんなことでしょうか。 先週テレビで水泳の北島康介選手のことが流れていました。 確か中学校2 年生のときです。平井 伯昌（ひらい のりまさ）さんが北島少年に会
います。その時の北島少年を見て、何か直感的な物を感じ、「オリンピックに行かないか」 と言われるのですね。それから猛烈に練習をし、今まで買ったことのなかった関君に水泳 で勝つのですね。その時に オリンピックという夢が目標 となったそうです。 平井先生の励ましの言葉、笑顔、指導。尊敬する先生との関係がとても良くて、先 生の喜ばれる、そう「顔」がまた北島選手の喜びとなっていったのだと思います。 私たちは神さまとまるで顔と顔を合わせるように親しく交わることができます。 神さまの言葉、聖書のことばが慕わしく感じられ、神さまにお従いすることが喜び となります。そして信仰が成長して行く姿を喜ばれる神さまの御顔を喜ぶかのように、私 たちは神さまのすぐそばにいて、神さまと一緒に歩める事を喜びとすることができるので す。 聖書は罪から私たちを離し 罪は私たちを聖書から離す 私たちに罪がありますと、気まずい思いがありますと、神さまを御顔を仰ぐことが できないのです。アダムとエバもそうでした。罪を犯したとき、神さまから隠れてしまい ました。そうそう、私が小学生の時に,母に嘘をついてしまったことがあります。その時、 今も覚えていますが、母の顔を見ることができませんでした。 神さまに対する罪を私たちはどうすることができるでしょうか。 自分ではどうすることもできません。 イエス様が私たちを罪から救う為にこの世に来て下さった。 そして十字架にかかって死んでくださった。 イエス様、私の罪の為に死んで三日目によみがえって下さったことを信じます。 あなたは私の救い主です。 あなたにお従いします。 その信仰によって、 イエス様は私たちと神さまの間を隔て、気まずくしていた罪 を取り、神さまを喜ぶことが私たちの喜びとなる、素敵な生涯に導いてくださいます。 神さまは御顔を私たちに照らし、恵みを与えてくださいます。 ３，御顔・・向け、平安を 再び、御顔、ファニームが出てきます。神さまとの関係がいつも麗しい関係である ということは幸いなことです。 神さま無しの生き方でも、世の中で成功し、有名になること、尊敬され、社会に貢 献することはできるでしょう。 旧約聖書の伝道者の書 空の空、すべては空 とソロモン王は言っています。地上の権力、富、名声、知恵、宮殿、他国から一目 を於かれ、700 人の妻と 300 人のそばめ。 やりたいことは何でもできるそのような人で した。その人ソロモンが感じていたのは「空の空」です。 伝道者の最後、12 章では 「あなたの若い日にあなたの造り主を覚えなさい。 何も楽しみが無いと言う日が来る前に。」と言っています。自分は空の空と感じているけ れども、読者よ、そこから解放される道がある。それが あなたの若い日に、今、神さま
を信じ、神さまの示す道を歩むことだよ。私のようになってはいけない。そう戒めている のです。 神さまはわたしたちにいつも関心をもって見守っていてくださいます。 ○ 教会学校の讃美歌に このようなものがあります。 主我を愛す、主は強ければ、我弱くとも おそれはあらじ 我が主イエス、我が主イエス、我が主イエス 我を愛す 神さまはいつも私たちのことを愛していて下さいます。私たちが弱さを感じることがあ ります。それは肉体的な弱さかもしれません。自分の愛の足りなさ、思いやりの足りなさ を感じる弱さからもしれません。 神さまに信頼していると、不思議な事が起こります。私たちが弱くても、主が強いから 大丈夫、そう思えるのです。パウロは3 度も体に刺さっているようなとげをとってくださ いと祈りました。それは何かしら肉体的なハンディのようです。ある方は目が悪かったの かも知れない。と言っています。3 度も祈ったのに、それは癒やされないで,神さまのお言 葉があった。「わたしの力は弱さの中に完全に現れる」と。パウロはもう駄目かも知れな い通っていたところに、力強い神さまから言葉があったのです。 私たちが神さまにつながり、神さまを喜びとして生きるときに、神さまは豊かな祝福を 与えてくださいます。私たちが神さまに心を開いて向くときに、神さまから平安をわたし たちは受けながら歩むことができるのです。 新会堂になるときに、アンテナとそれをとりつける部品を買いました。それをナデコシ ステムさんにつけてもらいました。高性能のアンテナが畳の上にあるだけでは意味があり ません、東京でしたらスカイツリーに向けてちゃんと方向を合わせると、そこからの電波 を正しくキャッチできるでしょう。 心を開いて神さまに向きましょう。神さまが私たちのすべてに関心をもっていてくださ い、御守りを与えてくださっていることをしり、神さまからの平安をもって日々過ごす事 ができます。 ○ 皆さん順境のときも逆境のときも、神さまにつながっていると、神さまは私たちに祝福 を与えてくださいます。神さまから受けた祝福を周りに伝えて行くもの、一番最初に話を しました、バッキンガム宮殿のある壺からでる、香しい香りのように、周りの人にイエス 様からいただく幸いをお分かちするものとなれる。すばらしいことではありませんか。 この1 年、私たちにできることがあります。 それは 神さまへの感謝と祈りです。 使徒パウロとシラスがピリピの牢獄の一番おくに入れられたことがありました。 背中はむち打ちの後で焼けるように扱ったでしょう。足には足かせがつけられていまし た。普通考えたら、最悪の条件です。
その時に彼らがしていたことが聖書に記されています。 「彼らが祈りつつ讃美をしていた」。すごいことですよね。 神さまが御顔を向けていてくださる事を感じ、神さまに祈りをしていると、自然と賛美 があふれていたのです。そのあと奇蹟がおこって、彼らは牢獄の看守によって、そこから でることができ、また看守とその家族が救われたのです。 この1 年、神さまへの祈りと感謝を意識してしてみませんか。 神さまへの祈りと感謝は 周りの人たちへの感謝と労いになり、麗しい神さまの平安が 周りを覆っていきます。 主があなたを祝福し、あなたを守ってくださいます。明日を守っていて下さるイエス様 がおられますから。 明日を守られるイエスさま を賛美しましょう。 "I know who holds tomorrow"
明日はどんな日かわたしは知らない 晴れか嵐か曇りになるか わたしは明日を心配しない イエスがわたしを守られるから 明日はわたしにはわからないけど 明日を守られるイエスがおられる 日々のあゆみは日々に明るく かたのおもには次第に軽い 輝く太陽 涙かわかし 仰ぐ空には虹のかけ橋 明日はわたしにはわからないけど 明日を守られるイエスがおられる 明日はどんな日かわたしは知らない どんな道すじが先にあるかも だけどわたしは心配しない イエスがおられるわたしのそばに 明日はわたしにはわからないけど 明日を守られるイエスがおられる この一年、神様があなたを祝福してくださいます。 神様への祈りと賛美、人への感謝とねぎらいの思いをもって歩みましょう。
