- 13 - 基本目標Ⅱ 家庭における男女の平等・共同参画の実現 ○主要課題1 男女が対等なパートナーとして共に支え合う家庭づくりへの支援 【現状と課題】 家庭における男女共同参画を進める上で、家事や育児などの家庭内役割を男女が共同で取り 組むことの大切さや必要性、家庭生活における固定的な性別役割分担意識の更なる変革が求め られております。 本市では、家庭における男女共同参画の促進に向けた啓発活動を中心に、男性のための各種 生活講座や男性対象の介護研修、子どもと一緒に参加できるイベント等が行われております。 半数以上の市民は「社会における男女の平等」に関心をもち【資料8】、男女平等や女性の人 権について関心が高い【資料9,10】反面、女性が子育てや介護などの家庭生活における大 部分の役割を担っています。【資料11,12】 男女がともに社会へ参画するためにも、家庭における支え合い、対等な立場で家庭生活を営 む必要があります。 <平成 27 年度の主な実施事業> 資料8 社会における男女の平等について、関心や考えをお持ちですか? 7.3% 5.1% 6.4% 47.8% 44.6% 46.5% 35.3% 36.9% 36.1% 4.3% 5.7% 4.9% 3.0% 5.7% 4.1% 2.2% 1.9% 2.0% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 3 女性 2 男性 1 全体 1 非常に関心を持っている 2 関心を持っている 3 あまり関心を持っていない 4 全く関心がない 5 わからない 6 無回答 ○パパ&ママクラス ○子育て講演会 ○家族介護教室 ○親子料理教室 ○親子学習事業 〇男の料理教室 家庭における男女が、夫婦やパートナーとして、また自立する対等な人間として互いを 尊重し、家事や育児、介護などの家庭内役割を協働して担い、男女が平等に共同参画する 家庭の実現をめざします。
- 14 - 資料9 「男は仕事、女は家庭」という考え方について、どう思いますか? 資料10 家庭生活で男女の地位は平等になっていると思いますか? 資料11 乳幼児の子育ては母親の役目と考えていますか? 3% 5% 4% 23% 25% 24% 32% 26% 30% 33% 35% 34% 7% 7% 7% 1% 1% 1% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 3 女性 2 男性 1 全体 1 同感する 2 どちらかといえば同感する 3 どちらかといえば同感しない 4 同感しない 5 わからない 6 無回答 15.9% 5.7% 11.8% 34.9% 35.0% 34.8% 24.6% 35.0% 29.2% 12.5% 7.6% 10.5% 2.6% 5.7% 3.8% 8.2% 8.9% 8.4% 1.3% 1.9% 1.5% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 3 女性 2 男性 1 全体 1 男性の方が優遇されている 2 どちらかといえば男性の方が優遇されている 3 平等 4 どちらかといえば女性の方が優遇されている 5 女性の方が優遇されている 6 わからない 7 無回答 13.8% 19.7% 16.4% 40.9% 38.2% 39.6% 20.3% 17.8% 19.4% 12.5% 13.4% 12.8% 11.2% 8.9% 10.2% 1.3% 1.9% 1.5% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 3 女性 2 男性 1 全体 1 賛成 2 どちらかといえば賛成 3 どちらかといえば反対 4 反対 5 わからない 6 無回答
- 15 - 資料12 家族・親族のどなたかの介護を、日常的にしている(いた)ことがありますか? 【以上、市民意識調査結果(市民編)より】 【施策の方向】 (1)男女のパートナーシップに基づく家庭づくりの啓発 ・家庭における男女がそれぞれの個性や能力を十分に尊重し、夫婦・パートナーとして共に 責任と役割を分かち合うことのできる家庭づくりに向けて、更なる啓発や学習機会などの 拡充に努めます。 (2)男性の家事・育児・介護等への参加促進と支援 ・固定的な性別役割分担意識の解消を目指し、様々な機会を通じて啓発活動の充実に努める とともに、男性の家庭生活への参画を容易にできるよう、知識や技術の習得を目的とした 講座等の更なる充実を図ります。 【具体的施策・事業】 ① 家庭における男女共同参画の促進に向けた啓発活動の推進 (市民総務部・健康福祉部・教育部) ② 男性のための各種生活講座の開催(市民総務部・健康福祉部・教育部) ③ 男性対象の介護研修の実施(健康福祉部) ④ 父子が一緒に参加できるイベントや講座の開催(健康福祉部・教育部) ⑤ 男性を対象としたライフステージ別意識調査の検討(市民総務部) 14.7% 14.0% 14.3% 10.8% 1.3% 6.9% 0.4% 1.3% 0.8% 1.7% 1.0% 3.4% 4.5% 3.8% 70.7% 75.8% 72.4% 3.4% 3.8% 3.6% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 3 女性 2 男性 1 全体 1 自分の親 2 配偶者の親 3 配偶者 4 その他の親 5 その他 6 介護したことはない 7 無回答
- 16 - ○主要課題2 地域における子育て支援の充実 【現状と課題】 出産後も働く女性が増加傾向にある中で、子どもを育てるのは女性の役割とする従来の性別 役割分担意識に加えて、核家族化の進行や地域での相互扶助の希薄化などによって、子育てに 携わる女性の身体的・精神的負担は大きなものとなっています。 このため、子どもを持つ女性がその能力と意欲を、家庭はもとより、職場や地域で十分発揮 できるよう、育児を女性の役割として固定する意識を改め、子育てが男女の共同責任と協力の もとに共に担うものであるという認識に立って、男性の育児への更なる参画を促進していくこ とが求められています。 本市では、時代を担う子供達が健やかに育つことが出来るよう、出産・育児に関する相談指 導やひとり親家庭に対する支援事業、中学生が育児体験を行う事業等が行われています。 「自分を犠牲にしてまで家庭を持つことに否定的である」意見が半数以上を占めているが【資 料 14】、「乳幼児期の子育ては、母親がしなくてはならない」との考えに半数以上が肯定的で あり【前掲資料11】、女性が働きながら子育てが可能となる環境整備を整えていくことが重要 となります。 <平成 27 年度の主な実施事業> 資料13 生活保護の推移 【平成 26 年度塩竈市統計書より】 ○託児ボランティア養成ステップアップ講座 ○こんにちは赤ちゃん事業 ○パパ&ママクラス ○育児(巡回も有り)・子育て相談会 ○健康相談会 ○中学生と赤ちゃんのふれあい交流事業 ○ひとり親家庭等日常生活支援事業 ○家庭児童相談員による相談、指導(育児・助産) ○ファミリーサポート事業 ○子育て支援センター運営事業「つどいの広場」、「ここるん」 509 514 544 579 614 565 537 493 794 746 779 845 913 829 754 673 13.35 12.66 13.36 14.55 15.89 14.58 13.68 12.29 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 0 200 400 600 800 1000 平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 被保護世帯数 被保護人員数 保護率(人口千人対)
- 17 - 資料14 「結婚したら、家庭のために自分の個性や生き方を犠牲にするのは当然だ」という 考えをどう思いますか? 【市民意識調査結果(市民編)より】 【施策の方向】 (1)多様な子育て支援の拡充 ・ボランティアの養成や支援の充実を図りながら、地域コミュニティにおける子育て支援体 制を構築するとともに、保健・医療・福祉・教育・地域づくりを進めながら、総合的な視 点から子供たちが健やかに成長できる環境づくりに努めます。 (2)子育て支援ネットワークの構築 ・育児相談や育児サークルの育成支援など、子育て支援センターの更なる機能強化を図ると ともに、地域における様々な支援機能を充実させていきながら、地域社会で子育てを支援 するネットワークづくりに努めます。 【具体的施策・事業】 ① 子育てニーズなどの調査(健康福祉部) ② 各種事業における託児室設置の促進と託児ボランティアの養成(健康福祉部・教育部) ③ 出産、育児に関する相談指導の充実(健康福祉部) ④ ひとり親家庭に対する生活の安定と支援サービスの充実(健康福祉部) ⑤ ファミリー・サポート機能の調査研究(健康福祉部) ⑥ 子育て支援センターの機能充実(健康福祉部) ⑦ 関係機関・団体の連携強化とネットワークの構築(市民総務部・健康福祉部・教育部) ⑧ 病後児保育などの保育サービスの充実(健康福祉部) 2.2% 7.6% 4.3% 17.2% 29.3% 22.0% 32.8% 28.0% 30.9% 34.1% 19.7% 28.4% 12.5% 12.7% 12.5% 1.3% 2.5% 1.8% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 3 女性 2 男性 1 全体 1 賛成 2 どちらかといえば賛成 3 どちらかといえば反対 4 反対 5 わからない 6 無回答
- 18 - ○主要課題3 要介護者を持つ家庭への支援の充実 【現状と課題】 育児と同様に、高齢者や障がい児(者)の介護や看護にかかる役割において、主に女性が精 神的・身体的負担を背負う傾向にあります。また、介護や看護が長期間にわたることにより、 介護・看護者自ら健康を害してしまうケースも見受けられます。 今後、さらなる高齢社会の進展により、要介護者や高齢者が増加することが目に見えて明ら かなため、介護等に対する負担も極めて大きくなっていく事が予想されており、各家庭の自助 努力だけで解決できる問題ではないことから介護保険制度の充実がいっそう求められています。 本市では、介護保険事業の更なる充実を図ることを中心に、高齢者の交流機会の促進を図る ための活動や社会参加を図るための支援、各種相談事業、介護知識や技術を習得しながら家族 の介護を行っているもの同士の交流会を開催するなど、さまざまな事業を行っております。 「介護の在り方について」は家庭内における共同して役割分担することに肯定的ですが【資 料16】、介護経験の有無にかかわらず、自分自身の介護については、なるべく家族に負担の かからない選択を希望する人が多く【資料17】、今後、介護者だけでなく被介護者への支援を 地域全体で支える仕組みが必要となってきます。 <平成 27 年度の主な実施事業> 資料15 国勢調査人口による総人口・年齢別人口の推移 【平成26 年度塩竈市統計書より】 ○介護保険事業 ○外出支援 ○家族介護教室 ○要支援者登録台帳の整備 ○各種相談支援事業 ○介護事業者向けの研修会等 0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 70,000 昭和55年 昭和60年 平成2年 平成7年 平成12年 平成17年 平成22年 15 歳 未 満 15 ~ 64 歳 65 歳 以 上
- 19 - 資料16 高齢者を介護する場合(在宅福祉サービス利用の有無に関わらず)、家庭内における分担 についてどのように考えますか? 資料17 もしも、自分自身に介護が必要となった場合、どのようにしたいと思いますか? 【以上、市民意識調査結果(市民編)より】 【施策の方向】 (1)家族支援サービスの充実 ・介護者のための相談事業やサポートなどの介護支援体制の充実はもとより、これから介護 を経験するであろう方々向けの研修を実施するなど、各種介護サービスのさらなる拡充を 図るとともに、総合的なサービスを安心して受けることが出来るよう、介護サービスの整 備と円滑な運営に努めます。 3.4% 5.7% 4.3% 87.1% 80.9% 84.7% 0.9% 0.6% 0.8% 2.2% 4.5% 3.1% 5.2% 8.3% 6.4% 1.3% 0.0% 0.8% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 3 女性 2 男性 1 全体 1 主として女性が受け持つほうがよい 2 男女が共同して分担するほうがよい 3 主として男性が受け持つほうがよい 4 その他 5 わからない 6 無回答 1.3% 5.7% 3.1% 20.3% 19.1% 19.7% 34.1% 29.3% 32.2% 6.9% 4.5% 5.9% 33.2% 35.0% 34.0% 3.9% 5.7% 4.6% 0.4% 0.6% 0.5% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 3 女性 2 男性 1 全体 1 自分で家族・親族に介護してもらう 2 主に自宅で家族・親族に介護してもらい在宅福祉サービス(介護保険を含む)を利用する 3 主に在宅福祉サービスを利用し、自宅で家族に補助的な介護をしてもらう 4 自宅で介護者を雇い過ごすが、家族の世話にならない 5 施設に入る 6 その他 7 無回答
- 20 - (2)介護を担う人材の育成 ・保健・医療・福祉等の関係機関との連携及び連絡強化を図るとともに、高齢者の増加に 伴って増えていく要援護者の支援を推進しながら、地域ケア体制の充実・強化を推進し、 介護にかかわる人材育成と確保に努めます。 【具体的施策・事業】 ① ホームヘルプサービスなど、介護サービスの充実(健康福祉部) ② 交流機会の促進など、社会参加支援の充実(健康福祉部) ③ 民生・児童委員などによる支援体制の充実(健康福祉部) ④ 男性対象の介護研修の充実(健康福祉部) ⑤ 各種相談事業の利用促進と相談体制の整備(全部署) ⑥ 介護支援専門員など、介護を担う人材の育成と確保(健康福祉部)
- 21 - ○主要課題4 夫婦・パートナー等の男女間におけるあらゆる暴力の根絶 【現状と課題】 女性に対する偏見や差別意識によって繰り返されてきた、夫・パートナー等からの暴力 (ドメスティック・バイオレンス=DV)や、性犯罪、売買春、セクシャル・ハラスメント、 ストーカー行為、さらに、近年においてはインターネットなどの普及により SNS を利用した リベンジポルノなど女性に対する暴力も多様化しており、女性の基本的な人権が著しく侵害 されている状況であり、男女共同参画社会を形成していく上での障壁となっております。 「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律(ドメスティック・バイオレンス 防止法)」、「ストーカー行為等の規制に関する法律(ストーカー規制法)」等により、女性に 対する暴力への対策が強化されていますが、これらの暴力に対して増加している相談等に対応 しきれていない部分があるのが実情であり、被害に遭っている女性に対して、救済支援体制の さらなる整備を進めていくことが求められています。 また、売買春や女性への暴力の温床となる性の商品化についても、人権としての性の尊重に 関する社会全体の認識を深め、その防止に向けた取り組みも求められます。 今後は、暴力被害者の立場を十分に考慮しながらも、暴力を潜在化させない、容認しない 社会環境づくりをしていくとともに、暴力の形態や被害者の属性等に応じた対応も課題となっ ております。 女性の約4割が DV を経験し、配偶者などからの暴力に悩みを抱えている人が多く【資料 18,19】、「相談機関や保護施設の設置」や「被害届を出しやすくする環境整備」を望む など DV への関心が高いことから、DV 防止に向けた対策を講ずる必要があります。 <平成 27 年度の主な実施事業> 資料18 パートナーから暴力(DV ドメスティック・バイオレンス)を受けたことがありますか? ○家庭児童相談事業 ○人権擁護委員による相談及び啓発活動 ○住民基本台帳事務における DV 及びストーカー行為等の被害者支援措置 61.2% 73.9% 66.5% 21.1% 15.9% 18.9% 6.5% 4.5% 5.6% 9.9% 3.2% 7.2% 1.3% 2.5% 1.8% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 3 女性 2 男性 1 全体 1 まったくない 2 たまにあった 3 時々あった 4 かなりあった 5 無回答
- 22 - 資料19 夫やパートナーからの暴力を無くすためには、どうしたら良いと思いますか? 【市民意識調査結果(市民編)より】 【施策の方向】 (1)女性の人権尊重と暴力の根絶に向けた市民意識の醸成 ・女性に対する暴力や性の商品化の根底には、女性の人権に対する軽視が存在していると思 われることから、人権としての性の尊重について社会全体の認識を深めるとともに、暴力 の予防と根絶のための基盤づくりを推進し、様々な機会を通じて啓発活動を行います。 (2)暴力被害者への救済支援体制の整備 ・被害者に対する相談窓口や、被害に遭っている女性の避難場所(シェルター)の確保など、 関係機関や市民との連携を始め、被害者の保護から自立支援まで切れ目のない支援体制の 整備に努めます。 【具体的施策・事業】 ① ドメスティック・バイオレンス(DV)や性暴力に関する学習機会の提供 (健康福祉部・教育部) ② 女性に対する暴力の根絶をめざした啓発活動の強化(全部署) ③ 性犯罪・売買春防止のための啓発活動の推進(健康福祉部・教育部) ④ メディアにおける女性の人権を尊重した表現の促進(全部署) ⑤ 性の商品化防止に向けた意識啓発と学習機会の提供(健康福祉部・教育部) ⑥ 女性への暴力に関する相談体制の充実と関係機関との連携(市民総務部・健康福祉部) ⑦ 暴力の未然防止のための意識の普及啓発(全部署) ⑧ 緊急一時保護及び自立支援体制の充実(市民総務部・健康福祉部) 1.8% 4.9% 7.9% 58.3% 14.1% 55.8% 30.2% 29.9% 38.4% 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0% 9 無回答 8 その他 7 わからない 6 相談機関や保護施設の整備 5 被害女性の支援と市民運動の盛り上げ 4 被害届を出しやすくする環境整備 3 男女平等や女性の人権について… 2 犯罪の取り締まり強化 1 法律・制度の見直しなど