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はじめに 2008 年 11 月中小企業 EDI 促進委員会が設置された 委員長 : 業界代表 : オブザーバ : 事務局 : データ アプリケーション共通 XML/EDI 実用化推進協議会 日本電線工業会 石油化学工業会 カミネット 建設業振興基金 電子情報技術産業協会経済産業省商務情報政策局日本

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−−

−−

新しいビジネスインフラの構築に向けて

新しいビジネスインフラの構築に向けて

−−

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中小企業

中小企業

EDI

EDI

ソリューションガイド

ソリューションガイド

2009

2009

3

3

5

5

JEDIC

JEDIC

70

70

普及研修会

普及研修会

ビジネス推進部

ビジネス推進部

上級コンサルタント

上級コンサルタント

EDI/

EDI/

SCM

SCM

企画推進担当

企画推進担当

藤野

藤野

裕司

裕司

(2)

1

はじめに

はじめに

2008

2008

11

11

中小企業

中小企業

EDI

EDI

促進委員会が設置された。

促進委員会が設置された。

委員長: 委員長: データ・アプリケーションデータ・アプリケーション 業界代表: 業界代表: 共通共通XML/EDI実用化推進協議会、日本電線工業会、石油化学工業会、カミネット、XML/EDI実用化推進協議会、日本電線工業会、石油化学工業会、カミネット、 建設業振興基金、電子情報技術産業協会 建設業振興基金、電子情報技術産業協会 オブザーバ: オブザーバ: 経済産業省経済産業省 商務情報政策局商務情報政策局 事務局: 事務局: 日本情報処理開発協会日本情報処理開発協会 電子商取引推進センター電子商取引推進センター

[委員会の設置主旨]

[委員会の設置主旨]

中小企業への

中小企業への

EDI

EDI

普及促進を図るため、大企業と中小企

普及促進を図るため、大企業と中小企

業との間の

業との間の

EDI

EDI

の課題を調査し、大企業−中小企業間

の課題を調査し、大企業−中小企業間

EDI

EDI

促進による産業波及

促進による産業波及

効果を分析する。

効果を分析する。

[委員会での検討のポイント]

[委員会での検討のポイント]

2004

2004

4

4

月より「下請代金支払遅延等防止法(通

月より「下請代金支払遅延等防止法(通

称、下請法)」が改正され、「自己の指定する物や役務を強制して利用させる行

称、下請法)」が改正され、「自己の指定する物や役務を強制して利用させる行

為」に対する制限が定められた。

為」に対する制限が定められた。

それを受けて、

それを受けて、

2008

2008

12

12

月経済産業省素形材産業室は、

月経済産業省素形材産業室は、

EDI

EDI

による適切な運

による適切な運

用について具体的に記述した「素形材産業取引ガイドライン」を発表した。

用について具体的に記述した「素形材産業取引ガイドライン」を発表した。

本委員会は、これをもとに、大企業−中小企業間

本委員会は、これをもとに、大企業−中小企業間

EDI

EDI

が適切に行われるよう、

が適切に行われるよう、

「中小企業

「中小企業

EDI

EDI

ソリューションガイド」の策定を目指す。

ソリューションガイド」の策定を目指す。

本委員会の期日は

本委員会の期日は

2009

2009

3

3

月までとなっており、本セミナーでは、その検討内容

月までとなっており、本セミナーでは、その検討内容

と方向性について解説を行う。

と方向性について解説を行う。

(3)

目次

目次

背景

背景

3

3

2.中小企業

2.中小企業

EDI

EDI

ソリューションガイド

ソリューションガイド

とは

とは

5

5

3.中小企業における

3.中小企業における

EDI

EDI

実施上の問題点

実施上の問題点

9

9

4.中小企業

4.中小企業

EDI

EDI

に対する考慮点

に対する考慮点

10

10

(1)

(1)

EDI

EDI

構成

構成

10

10

(2)

(2)

システム連携

システム連携

11

11

(3)

(3)

業務連携

業務連携

15

15

(4)

(4)

VAN/ASP

VAN/ASP

の利用

の利用

19

19

(5)

(5)

考慮点のまとめ

考慮点のまとめ

21

21

5.これからの課題

5.これからの課題

23

23

(1)

(1)

業界標準

業界標準

とは

とは

23

23

(2)

(2)

企業が

企業が

所属する業界

所属する業界

23

23

(3)解決手段としての共通辞書

(3)解決手段としての共通辞書

24

24

(4)

3

1.背景

1.背景

-

-

1

1

・2008年12月、経済産業省素形材産業室が

・2008年12月、経済産業省素形材産業室が

300

300

のヒアリングをまとめて

のヒアリングをまとめて

下請法に基づく「素形材産業取引ガイドライン」を作成した。

下請法に基づく「素形材産業取引ガイドライン」を作成した。

・その中で

・その中で

EDI

EDI

の適切な運用について具体的な記述がなされた

の適切な運用について具体的な記述がなされた

・下請法とは

・下請法とは

「下請代金支払遅延等防止法」

「下請代金支払遅延等防止法」

・下請法の

・下請法の

適用

適用

範囲

範囲

①資本金が3億円超の企業が、資本金3億円以下の企業(注)に対し製

①資本金が3億円超の企業が、資本金3億円以下の企業(注)に対し製

造委託等をする場合

造委託等をする場合

②資本金1,000万円超3億円以下の企業が、資本金1,000万円以

②資本金1,000万円超3億円以下の企業が、資本金1,000万円以

下の企業(注)に製造委託等をする場合

下の企業(注)に製造委託等をする場合

(注)個人を含む

(注)個人を含む

(5)

1.背景

1.背景

-

-

2

2

素形材産業とは

素形材産業とは

「金属プレス」「熱処理」「金型」「鋳造」「鍛造」

「金属プレス」「熱処理」「金型」「鋳造」「鍛造」

EDI

EDI

の適切な運用とは

の適切な運用とは

委託事業者(発注者:大手)が受託事業者(受注者:中小)に

委託事業者(発注者:大手)が受託事業者(受注者:中小)に

EDI

EDI

の実施を要請

の実施を要請

する場合

する場合

「自己の指定する物や役務を強制して利用させる行為」

「自己の指定する物や役務を強制して利用させる行為」

をしては

をしては

ならない。。。ということ。

ならない。。。ということ。

幅広い見地から、中小企業にとっての

幅広い見地から、中小企業にとっての

「適切なEDIとは何か」

「適切なEDIとは何か」

を考え、下請法

を考え、下請法

に基づく、わかりやすい

に基づく、わかりやすい

「中小企業

「中小企業

EDI

EDI

ソリューションガイド」

ソリューションガイド」

の策定を目指す。

の策定を目指す。

特に、大手企業が中小企業を守るため、どのような考慮点が必要かについて

特に、大手企業が中小企業を守るため、どのような考慮点が必要かについて

まとめる。

まとめる。

これではよくわからない・・・

これではよくわからない・・・

(6)

5

2.中小企業

2.中小企業

EDI

EDI

ソリューションガイドとは

ソリューションガイドとは

-

-

1

1

「素形材産業取引ガイドライン」における

「素形材産業取引ガイドライン」における

EDI

EDI

についての記述

についての記述

<取引先から業界標準に準拠していない固有の

<取引先から業界標準に準拠していない固有の

EDI

EDI

のソフトウェアや端末の導入を

のソフトウェアや端末の導入を

求められる例>

求められる例>

受注情報の入手や納期回答を行うためのシステムである 受注情報の入手や納期回答を行うためのシステムであるEDIについて、取引先から業界標準に準拠しEDIについて、取引先から業界標準に準拠し ていない

ていないWebEDIWebEDI(ソフトウェアやサービス)や(ソフトウェアやサービス)やEDI専用端末の導入を求められた結果EDI専用端末の導入を求められた結果 ① ① 取引先ごとにシステムの月額使用料取引先ごとにシステムの月額使用料を徴収され膨大な費用負担を強いられる。を徴収され膨大な費用負担を強いられる。 ② ② 受注情報がデータで提供されないため受注情報がデータで提供されないために社内システムに直接取り込めず印刷と入力という無駄がに社内システムに直接取り込めず印刷と入力という無駄が 発生する。 発生する。 ③ ③ データ提供されていたとしても業界標準に準拠していないため複雑な変換プログラムを開発しないデータ提供されていたとしても業界標準に準拠していないため複雑な変換プログラムを開発しない 限り社内システムに取り込めない。 限り社内システムに取り込めない。 ④ ④ IDやパスワードを取引先ごとに入力する手間が生じる。IDやパスワードを取引先ごとに入力する手間が生じる。 ⑤ ⑤ 取引先ごとに膨大な量の指定の専用帳票の保管を強いられる。取引先ごとに膨大な量の指定の専用帳票の保管を強いられる。 などの負担が発生している。 などの負担が発生している。 加えて、取引先の仕様に基づいた

加えて、取引先の仕様に基づいたWebWeb-EDI-EDIを導入しているにもかかわらず、を導入しているにもかかわらず、図図面や仕様書が面や仕様書がFAXでFAXで 送られてくることがあるため、受注情報との整合ミスを誘発する、図面の一部

送られてくることがあるため、受注情報との整合ミスを誘発する、図面の一部がつぶがつぶれてしまうためれてしまうため 加工ミスにつながるなどの問題が発生している。

(7)

2.中小企業

2.中小企業

EDI

EDI

ソリューションガイドとは

ソリューションガイドとは

-

-

2

2

素形材産業での取引と

素形材産業での取引と

EDI

EDI

の実態

の実態

ガイドラインには「業界標準」とあるが、素形材産業は自業界の標準を

ガイドラインには「業界標準」とあるが、素形材産業は自業界の標準を

持っているわけではなく取引先業界の標準が対象。

持っているわけではなく取引先業界の標準が対象。

しかも複数の業界と取引があるので複数の標準が対象となる。

しかも複数の業界と取引があるので複数の標準が対象となる。

つまり、中小企業にとって「業界標準」を採用することが、適切なEDIの

つまり、中小企業にとって「業界標準」を採用することが、適切なEDIの

導入となるわけではない。

導入となるわけではない。

建設

電気電子

電力

自動車

(8)

7

2.中小企業

2.中小企業

EDI

EDI

ソリューションガイドとは

ソリューションガイドとは

-

-

3

3

こんな

こんな

EDI

EDI

は要注意!!

は要注意!!

発注者が受注者に業界標準に準拠しない固有の

発注者が受注者に業界標準に準拠しない固有の

EDI

EDI

導入を強いること

導入を強いること

例え業界標準の

例え業界標準の

EDI

EDI

メッセージに準拠していても、取引先に固有のシス

メッセージに準拠していても、取引先に固有のシス

テム導入や人手による作業負荷を強制する仕組みを要求すること

テム導入や人手による作業負荷を強制する仕組みを要求すること

自己の指定するものや役務を強制して利用させる行為に該当する

自己の指定するものや役務を強制して利用させる行為に該当する

おそれがある

おそれがある

業界標準だからいい

業界標準だからいい

こちらでシステムを用意するから、それを利用するだけでよい

こちらでシステムを用意するから、それを利用するだけでよい

は、通じない!

は、通じない!

(9)

2.中小企業

2.中小企業

EDI

EDI

ソリューションガイドとは

ソリューションガイドとは

-

-

4

4

中小企業

中小企業

EDI

EDI

ソリューションガイドの目指すもの

ソリューションガイドの目指すもの

EDI

EDI

の本来の目的は

の本来の目的は

企業間や組織間の壁を越えてビジネスプロセスをシームレスにつなぐ事により

企業間や組織間の壁を越えてビジネスプロセスをシームレスにつなぐ事により

全ての無駄を省き、関与者全員が情報を共有してタイムリーな施策を打つ事に

全ての無駄を省き、関与者全員が情報を共有してタイムリーな施策を打つ事に

よりお互いの企業の経営効率向上に結び付けていくこと。

よりお互いの企業の経営効率向上に結び付けていくこと。

・しかし、大手では容易にできても、中小では容易にできないこともある。

・しかし、大手では容易にできても、中小では容易にできないこともある。

大手の

大手の

EDI

EDI

要請に対して、中小企業側が対応が不可能と判断したとき、下請法

要請に対して、中小企業側が対応が不可能と判断したとき、下請法

に抵触するおそれがある。

に抵触するおそれがある。

そのようなことが起こらないよう、

そのようなことが起こらないよう、

大手企業が中小企業に対して必要となる考慮事項をまとめたもの

大手企業が中小企業に対して必要となる考慮事項をまとめたもの

(10)

9

3.中小企業における

3.中小企業における

EDI

EDI

実施上の問題点

実施上の問題点

取引先から有償のソフトを購入させられる場合がある

取引先から有償のソフトを購入させられる場合がある

相手先ごとに

相手先ごとに

EDI

EDI

実施コストが発生することがある

実施コストが発生することがある

複数の

複数の

VAN/ASP

VAN/ASP

利用料、相手先ごとに発生するシステム使用料、等

利用料、相手先ごとに発生するシステム使用料、等

自社システムへの連携が難しい

自社システムへの連携が難しい

自動連携できる仕組みがあればよいが、ない場合自身で方法を考える必要が

自動連携できる仕組みがあればよいが、ない場合自身で方法を考える必要が

ある。プリント&再入力だと非効率だし、システム化するには費用がかさむ

ある。プリント&再入力だと非効率だし、システム化するには費用がかさむ

複数の取引先・業界から異なる

複数の取引先・業界から異なる

EDI

EDI

を要請されることがある

を要請されることがある

コストもさることながら運用および社内業務との整合性確保に混乱をきたす

コストもさることながら運用および社内業務との整合性確保に混乱をきたす

IT

IT

リテラシーの高い要員を持つ場合は少ない

リテラシーの高い要員を持つ場合は少ない

取引先に言われるまま、意図が理解できず有効に活用できない

取引先に言われるまま、意図が理解できず有効に活用できない

など、、、

など、、、

中小企業と

中小企業と

EDI

EDI

をする大手企業は、相手先に負担がかからないような

をする大手企業は、相手先に負担がかからないような

配慮をすることが重要

配慮をすることが重要

(11)

4.中小企業

4.中小企業

EDI

EDI

に対する考慮点

に対する考慮点

-

-

1

1

(1)

(1)

EDI

EDI

の構成

の構成

企業間における情報交換

企業間における情報交換

コンピュータ間における

情報の伝達

企業間における業務情報

の交換

業務連携

システム連携

(12)

11

(2)システム連携

(2)システム連携

データそのものを伝える方法

データそのものを伝える方法

1980

1980

年初頭より利用されている

年初頭より利用されている

「レガシーEDI」と

「レガシーEDI」と

インターネットの登場と

インターネットの登場と

ともに生まれた

ともに生まれた

「インターネットEDI」に、大きく分けて考えるのが一般的。

「インターネットEDI」に、大きく分けて考えるのが一般的。

a. WebEDI (伝票入力型) a. WebEDI (伝票入力型) ①レガシーEDI ①レガシーEDI b. WebEDI (ファイル転送型) b. WebEDI (ファイル転送型) 全銀手順 全銀手順 JCA手順 JCA手順 全銀TCP/IP手順 [拡張Z手順] 全銀TCP/IP手順 [拡張Z手順] c. EmailEDIc. EmailEDI ファイル転送型EDI ファイル転送型EDI ②インターネットEDI ②インターネットEDI d. RosettaNet d. RosettaNet e. ebXML MS e. ebXML MS f. EDIINT AS2 f. EDIINT AS2 g. JX手順 g. JX手順 ※レガシーEDIは全てファイル転送型

4.中小企業

4.中小企業

EDI

EDI

に対する考慮点

に対する考慮点

-

-

2

2

(13)

4.中小企業

4.中小企業

EDI

EDI

に対する考慮点

に対する考慮点

-

-

3

3

レガシー

レガシー

EDI

EDI

全銀

全銀

/

/

JCA

JCA

手順

手順

全銀

全銀

TCP/IP

TCP/IP

手順

手順

• 日本独自方式のため国際日本独自方式のため国際EDIに利用できない。インターネットも利用できない。EDIに利用できない。インターネットも利用できない。 •

• 全銀全銀/JCA手順は、公衆回線仕様で、対応機器が販売中止になり速度も低速。/JCA手順は、公衆回線仕様で、対応機器が販売中止になり速度も低速。 •

• 全銀全銀TCP/IP手順は、全銀TCP/IP手順は、全銀/JCA手順の問題点を解消はしたが暗号化ができずイン/JCA手順の問題点を解消はしたが暗号化ができずイン ターネットの利用もできない。現在 ターネットの利用もできない。現在、、製造業界での中心的方式。製造業界での中心的方式。 【 【考慮点考慮点】】 • • 全銀全銀/JCA手順は、もう対応機器が無いため、使用継続は難しい。/JCA手順は、もう対応機器が無いため、使用継続は難しい。 • • 全銀全銀TCP/IP手順は、現在の主要方式であるため、必ず準備したい。TCP/IP手順は、現在の主要方式であるため、必ず準備したい。

(14)

13

インターネットEDI

インターネットEDI

通信にインターネットを利用したEDI。その実現方法で以下に分類する。

通信にインターネットを利用したEDI。その実現方法で以下に分類する。

a. a. WebWebEDI(伝票入力型)EDI(伝票入力型) EDI環境提供者は、インターネット上にWebアプリケーションサーバを置き、利用者は EDI環境提供者は、インターネット上にWebアプリケーションサーバを置き、利用者は ブラウザによりアクセスする。 ブラウザによりアクセスする。 b. b. WebWebEDI(ファイル転送型)EDI(ファイル転送型) Web WebEDI画面上の指定されたボタンを操作することにより特定ファイルのアップロードEDI画面上の指定されたボタンを操作することにより特定ファイルのアップロード /ダウンロードを行う。 /ダウンロードを行う。 c. c. EmailEmailEDIEDI E

E--mailmail本文、もしくは、本文、もしくは、EmailEmailにファイルを添付しデータ交換を行う。にファイルを添付しデータ交換を行う。 [ファイル転送型EDI] [ファイル転送型EDI] d. d. RRosettaosettaNNetet RosettaNet RosettaNetは、主に電子部品業界向けのグローバル・サプライ・チェーン構築を目指は、主に電子部品業界向けのグローバル・サプライ・チェーン構築を目指 す標準化団体が策定したもの。 す標準化団体が策定したもの。 e. e. ebXML MSebXML MS ebXML MS

ebXML MSとは、とは、CEFACTCEFACTととOASISOASISが共同で開発した次世代が共同で開発した次世代EDIEDIの国際標準の国際標準ebXMLebXMLのの 通信プロトコル部分。

通信プロトコル部分。 f.

f. EDIINTEDIINT AS2AS2 IETF

IETFが制定したインターネットが制定したインターネットEDIEDIの国際標準。の国際標準。 g.

g. JX手順JX手順

JX手順は、流通業界の新しい標準プロトコルの一つであり、

JX手順は、流通業界の新しい標準プロトコルの一つであり、EDIEDI、、EOSEOSの後継プロトコの後継プロトコ ルとして普及を目指している。

ルとして普及を目指している。SOAPSOAP--RPCRPCをベースとしている。をベースとしている。

4.中小企業

(15)

考慮点

考慮点

WebEDI

WebEDI

(伝票入力型)

(伝票入力型)

– – PC側にPC側にシステムを持たないことにより、システムを持たないことにより、安価に安価にEDIを実施できるが、取引先側ではEDIを実施できるが、取引先側では自社の自社の 基幹業務と連携ができず利用者は二重入力せざるを得ない。 基幹業務と連携ができず利用者は二重入力せざるを得ない。

WebEDI

WebEDI

(ファイル転送型)

(ファイル転送型)

– – Web画面経由となるため手動操作が必要となる。そのため、コンピュータの自動連携を前Web画面経由となるため手動操作が必要となる。そのため、コンピュータの自動連携を前 提とした 提としたEDIEDIの根本は崩れてしまう。また、操作するための人的コストも発生する。の根本は崩れてしまう。また、操作するための人的コストも発生する。

Email

Email

EDI

EDI

– – Emailの仕様上、追い越しや不達が起きる可能性がある上に、送達確認が難しく、エラーEmailの仕様上、追い越しや不達が起きる可能性がある上に、送達確認が難しく、エラー の判別も困難 の判別も困難。。

R

R

osetta

osetta

N

N

et、

et、

ebXML MS

ebXML MS

EDIINT

EDIINT

AS2

AS2

– – インターネット上でサーバ常時稼動を前提とするインターネット上でサーバ常時稼動を前提とするPush型であるため、中小企業の利用は難Push型であるため、中小企業の利用は難 しい しい。。

JX手順

JX手順

– – PullPull型クライアント方式であるため中小企業でも利用可能。

4.中小企業

4.中小企業

EDI

EDI

に対する考慮点

に対する考慮点

-

-

5

5

(16)

15

(3)業務連携

(3)業務連携

データの意味や業務情報を伝える

データの意味や業務情報を伝える

一定のルール(シンタックスルール)のもとに

一定のルール(シンタックスルール)のもとに

データを

データを

構造化し

構造化し

て利用する「構造

て利用する「構造

化データ方式」と

化データ方式」と

アプリケーションデータをそのままの状態で利用する「非構造

アプリケーションデータをそのままの状態で利用する「非構造

化データ方式」とがある。

化データ方式」とがある。

4.中小企業

4.中小企業

EDI

EDI

に対する考慮点

に対する考慮点

-

-

6

6

e. 業界標準方式 e. 業界標準方式 ①構造化データ方式 ①構造化データ方式 f. 個別企業方式 f. 個別企業方式 a. CII標準 a. CII標準 b. UN/EDIFACT b. UN/EDIFACT c. ANSI X.12 c. ANSI X.12 ②非構造化データ方式 ②非構造化データ方式 d. XML d. XML

(17)

①構造化データ方式

①構造化データ方式

業務アプリケーションが扱うデータを、EDIに必要な情報を付加するなど一定の

業務アプリケーションが扱うデータを、EDIに必要な情報を付加するなど一定の

ルール(シンタックスルール)のもとに構造化し、そのデータを互いに交換し合う。

ルール(シンタックスルール)のもとに構造化し、そのデータを互いに交換し合う。

構造化データ方式のEDI標準としては、現在日本標準の「CII標準」、国際標準の

構造化データ方式のEDI標準としては、現在日本標準の「CII標準」、国際標準の

「UN/EDIFACT」、米国標準の「ANSI

「UN/EDIFACT」、米国標準の「ANSI

X.12」の3つが制定されている。

X.12」の3つが制定されている。

また、XMLはシンタックスルールではないものの、構造化データを容易に

また、XMLはシンタックスルールではないものの、構造化データを容易に

扱うこと

扱うこと

できるため、EDIになくてはならない技術として普及を始めた。

できるため、EDIになくてはならない技術として普及を始めた。

アプリケーションが使う業務データとの変換には、トランスレータというソフトを用い

アプリケーションが使う業務データとの変換には、トランスレータというソフトを用い

る。

る。

考慮点

考慮点

• • 関与する業界が1つである場合は、その業界標準を採用することで業務の統一化を図関与する業界が1つである場合は、その業界標準を採用することで業務の統一化を図 ることができる。 ることができる。 • • 中小企業向けには、業務パッケージを用意することですべての取引先に対応できる業中小企業向けには、業務パッケージを用意することですべての取引先に対応できる業 務システムを構築することができる。 務システムを構築することができる。 • • ただし、同じ業界標準を使用しても、企業毎に使い方が異なったり独自性を盛り込んだただし、同じ業界標準を使用しても、企業毎に使い方が異なったり独自性を盛り込んだ りすると、標準が崩れ相手先ごと異なる業務システムになってしまう。 りすると、標準が崩れ相手先ごと異なる業務システムになってしまう。

4.中小企業

4.中小企業

EDI

EDI

に対する考慮点

に対する考慮点

-

-

7

7

(18)

17

②非構造化データ方式

②非構造化データ方式

アプリケーションが扱うデータをそのままの状態で(構造化することなく)交換

アプリケーションが扱うデータをそのままの状態で(構造化することなく)交換

する方式。データとしては、固定長データと可変長データがある。固定長の場

する方式。データとしては、固定長データと可変長データがある。固定長の場

合は、メインフレーム系のシステムで使われるデータ形式が多く、可変長の場

合は、メインフレーム系のシステムで使われるデータ形式が多く、可変長の場

合はオープン系のシステムで使われるCSV形式が多い。

合はオープン系のシステムで使われるCSV形式が多い。

取引先とのデータ交換は、一般的には個別プログラムを開発することになる

取引先とのデータ交換は、一般的には個別プログラムを開発することになる

が、非構造化データを対象とした変換ツールもパッケージ化されつつある。

が、非構造化データを対象とした変換ツールもパッケージ化されつつある。

a.

業界標準方式

業界標準方式

業界団体やVAN事業者、中心となるメンバー企業が集まり、項目・メッセージ・運用 業界団体やVAN事業者、中心となるメンバー企業が集まり、項目・メッセージ・運用 などの標準を策定する。 などの標準を策定する。 日用品雑貨業界のプラネット標準、加工食品業界のファイネット標準、医薬品業界 日用品雑貨業界のプラネット標準、加工食品業界のファイネット標準、医薬品業界 の のJDJD--NETNET標準、紙パルプ業界のP標準、紙パルプ業界のPEDI標準など、多くの業界で策定・利用が進んEDI標準など、多くの業界で策定・利用が進ん でいる。 でいる。 ただし、特定の ただし、特定のVANVAN事業者が、自社仕様で顧客を集めるため「標準」と称するのは、事業者が、自社仕様で顧客を集めるため「標準」と称するのは、 ここでいう「業界標準」とは言い難い。 ここでいう「業界標準」とは言い難い。

b.

b.

個別企業方式

個別企業方式

業界標準がない場合、中心となる企業が独自方式で実施している。 業界標準がない場合、中心となる企業が独自方式で実施している。 また、業界標準があっても個々の企業 また、業界標準があっても個々の企業が独自の仕様で進めるが独自の仕様で進めるEDIは、①構造化EDIは、①構造化 データ方式と同じく、標準を崩すこととなる。 データ方式と同じく、標準を崩すこととなる。

4.中小企業

4.中小企業

EDI

EDI

に対する考慮点

に対する考慮点

-

-

8

8

(19)

考慮点

考慮点

考慮点としては、構造化データと同じであるが、こちらの個別企業方式の場合、相 考慮点としては、構造化データと同じであるが、こちらの個別企業方式の場合、相 手先毎のプログラム開発が一般的で、それだけに非効率性が顕著に表れる。 手先毎のプログラム開発が一般的で、それだけに非効率性が顕著に表れる。 PC PC用アプリケーションパッケージも作られてはいるが、あくまで個別企業が開発して用アプリケーションパッケージも作られてはいるが、あくまで個別企業が開発して いるものであるため、汎用的に利用するのは難しい。 いるものであるため、汎用的に利用するのは難しい。

4.中小企業

4.中小企業

EDI

EDI

に対する考慮点

に対する考慮点

-

-

9

9

(20)

19

(4)

(4)

VAN/ASP

VAN/ASP

の利用

の利用

発注側企業は、自社指定の 発注側企業は、自社指定のASP1社を送受信窓口としてデータを振り分けてもらい、受注側ASP1社を送受信窓口としてデータを振り分けてもらい、受注側 企業は、発注者指定の

企業は、発注者指定のVAN/ASPVAN/ASPに接続に接続しデータを授受するしデータを授受する。。 この場合、発注者ごとに

この場合、発注者ごとにVAN/ASPVAN/ASPが異なると、多が異なると、多ASPASP現象が発生してしまう。現象が発生してしまう。

4.中小企業

4.中小企業

EDI

EDI

に対する考慮点

に対する考慮点

-

-

10

10

発注側企業

受注側企業

企業A 企業B 企業B

ASP-Ⅰ ASP-Ⅱ ASP-Ⅲ

(21)

考慮点

考慮点

どこかの

どこかのASP一箇所に接続すれば、どの取引先ともASP一箇所に接続すれば、どの取引先ともEDIが実現できるのが理想EDIが実現できるのが理想。。 そのためには、

そのためには、ASPASP間連携の手順を標準化しユーザに意識させないようにすべき間連携の手順を標準化しユーザに意識させないようにすべき。。 図のようにどこか一つの

図のようにどこか一つのASPに繋ぎさえすれば、希望の相手とASPに繋ぎさえすれば、希望の相手とEDIEDIが実現できる環境の提供が実現できる環境の提供 が必要となる。このためには、次のような事項を が必要となる。このためには、次のような事項をASPASP業者同士で標準化し実装することが望ま業者同士で標準化し実装することが望ま れる。 れる。

4.中小企業

4.中小企業

EDI

EDI

に対する考慮点

に対する考慮点

-

-

11

11

1. 1. 通信手順通信手順 2. 2. ASP間接続振り分け機能ASP間接続振り分け機能 (振り分け単位、振り分けルール、 (振り分け単位、振り分けルール、 振り分け処理、エラー対応など) 振り分け処理、エラー対応など) 3. 3. 転送機能転送機能 4. 4. 送達確認方式送達確認方式 5. 5. 運用ルール運用ルール 企業A 企業B 企業C ASP-Ⅰ ASP−Ⅱ ASP−Ⅲ 企業α 企業β 企業X 企業Y 企業Z

(22)

21

考慮点のまとめ

考慮点のまとめ

発注側企業

発注側企業

• レガシーレガシーEDIを実施しつつインターネットEDIを実施しつつインターネットEDIへの対応も必要。EDIへの対応も必要。 → → 取引先へ、可能な範囲で多くの選択肢を用意する。取引先へ、可能な範囲で多くの選択肢を用意する。 取引先に対して接続方法を指定するのは下請法に抵触する。 取引先に対して接続方法を指定するのは下請法に抵触する。 • • 標準ビジネスプロトコルの対応は必須。標準ビジネスプロトコルの対応は必須。 • • WebEDIは、電話・FAXの替わりとしては優れているが、人間系の操作が前提となる。WebEDIは、電話・FAXの替わりとしては優れているが、人間系の操作が前提となる。 これのみに限定すると、EDIの原点である「コンピュータとコンピュータを直接接続し、 これのみに限定すると、EDIの原点である「コンピュータとコンピュータを直接接続し、 業務をシームレスに自動連携する」ことができなくなる。 業務をシームレスに自動連携する」ことができなくなる。 • • 接続先が業務システムを保有する場合、接続先が業務システムを保有する場合、 WebEDIだけではその業務の連携に多大なWebEDIだけではその業務の連携に多大な コスト負荷をかけることになる。 コスト負荷をかけることになる。 • • インターネットEDIはセキュリティに対する配慮が重要。これまでになかった、証明書、インターネットEDIはセキュリティに対する配慮が重要。これまでになかった、証明書、 署名、暗号化といった機能を取り入れる必要がある。 署名、暗号化といった機能を取り入れる必要がある。 • • EmailEDIは、安価で簡単に構築できるが、インターネット特有の不安定さを併せ持つ。EmailEDIは、安価で簡単に構築できるが、インターネット特有の不安定さを併せ持つ。 確実さを求める場面で利用すべきでない。 確実さを求める場面で利用すべきでない。 •

• VAN/ASPは、発注者側の接続先集約には有効であるが、受注先が複数のVAN/ASPは、発注者側の接続先集約には有効であるが、受注先が複数のVAN/ASPVAN/ASPとと 接続しなくてはならないとなると負担が大きくなり、下請法に抵触するおそれがある。 接続しなくてはならないとなると負担が大きくなり、下請法に抵触するおそれがある。 • • 中小企業に向けた普及啓蒙の体制が必要。中小企業に向けた普及啓蒙の体制が必要。

4.中小企業

4.中小企業

EDI

EDI

に対する考慮点

に対する考慮点

-

-

12

12

(23)

受注側企業(中堅・中小)

受注側企業(中堅・中小)

• • EDI有効活用策の検討。EDI有効活用策の検討。 (社内システムとの有機的連携、通信手段の選択) (社内システムとの有機的連携、通信手段の選択) • • 発注側企業へ標準ビジネスプロトコル採用の依頼。発注側企業へ標準ビジネスプロトコル採用の依頼。 • • 押し付けられたと捉えず、経営効率向上の好機と考える。押し付けられたと捉えず、経営効率向上の好機と考える。

4.中小企業

4.中小企業

EDI

EDI

に対する考慮点

に対する考慮点

-

-

13

13

(24)

23

これからの課題

これからの課題

-

-

1

1

(1)業界標準とは

(1)業界標準とは

• • 日本には、業界団体が作った日本には、業界団体が作ったEDIの業界標準が数多くある。EDIの業界標準が数多くある。 EIAJ

EIAJ--EDIEDI標準、標準、JAMA・JAMA・JAPIAJAPIA EDI標準、EDI標準、JPCA標準ビジネスプロトコル、流通JPCA標準ビジネスプロトコル、流通BMS、等BMS、等

• 企業コンソーシアムや業界企業コンソーシアムや業界VANが作ったVANが作ったEDI規約も業界標準とみなされている。EDI規約も業界標準とみなされている。

ロゼッタネット、プラネット標準、等 ロゼッタネット、プラネット標準、等 • • それらには、国の公式に定めた標準(連携指針:14標準)や準公式に定めた標準それらには、国の公式に定めた標準(連携指針:14標準)や準公式に定めた標準 ( (CIIビジネスプロトコル:17標準)に含まれないものも多い。CIIビジネスプロトコル:17標準)に含まれないものも多い。

(2)企業が所属する業界

(2)企業が所属する業界

• • 企業が複数の業界に所属することは珍しくない。企業が複数の業界に所属することは珍しくない。 • • EDIでは複数の業界標準に対応する必要あり。EDIでは複数の業界標準に対応する必要あり。 セットメーカー 部品メーカー 汎用部材 メーカー 業界 EDI 業界団体 業界団体 業界団体 業界 業界

「業界標準に準拠」した

「業界標準に準拠」した

EDI

EDI

とは何かにつ

とは何かにつ

定義するための基準なり、手続なりを

定義するための基準なり、手続なりを

あ ら た め て 考 え 直 す 時 期 に 来 て い る

あ ら た め て 考 え 直 す 時 期 に 来 て い る

(25)

これからの課題

これからの課題

-

-

2

2

(3)解決手段としての共通辞書

(3)解決手段としての共通辞書

• JEDICJEDICととECOMの共同で進めてECOMの共同で進めて いる国際相互運用性推進委員会 いる国際相互運用性推進委員会 で検討している で検討しているEDIEDI共通辞書は、共通辞書は、 複数業界標準対応を抜本的に解 複数業界標準対応を抜本的に解 消する手段。 消する手段。 (注)

(注)EDI共通辞書については、EDI共通辞書については、JEDICJEDIC ホームページ ホームページ ( (http://jedic.ecom.jphttp://jedic.ecom.jp)参照)参照 • • 発注側業界の協力の基に、自動車業界や電気電子業界の発注側業界の協力の基に、自動車業界や電気電子業界のEDI業界標準のデータ項目をEDI業界標準のデータ項目を EDI EDI共通辞書の情報項目(コア構成要素と呼ぶ)で表現し、それぞれの業界標準を整合共通辞書の情報項目(コア構成要素と呼ぶ)で表現し、それぞれの業界標準を整合 化してコア構成要素で組み立てた「業際 化してコア構成要素で組み立てた「業際EDI標準」を策定すれば、受注側業界では異なっEDI標準」を策定すれば、受注側業界では異なっ 共通辞書 業際EDIメッセージ 建設 電気電子 電力 自動車 ステップ 1 業界標準EDIから共通 辞書ベースの業際メッ セージにマッピング ステップ 2 共通辞書ベースで業界 標準EDIを策定

(26)

25

別添資料:

別添資料:

[1]

[1]

システム連携

システム連携

①レガシー

①レガシー

EDI

EDI

インターネット

インターネット

EDI

EDI

a.W ebEDI

a.W ebEDI

(伝票入力型)

(伝票入力型)

b.W ebEDI

b.W ebEDI

(ファイル転送型)

(ファイル転送型)

c.EmailEDI

c.EmailEDI

[ファイル転送型

[ファイル転送型

EDI

EDI

d.RosettaNet

d.RosettaNet

e.ebXM L

e.ebXM L

M S

M S

f.EDIINT

f.EDIINT

AS2

AS2

g.JX

(27)

[1]

[1]

システム連携

システム連携

データそのものを伝える方法

データそのものを伝える方法

1980

1980

年初頭より利用されている

年初頭より利用されている

「レガシーEDI」と

「レガシーEDI」と

インターネットの登場と

インターネットの登場と

ともに生まれた

ともに生まれた

「インターネットEDI」に、大きく分けて考えるのが一般的。

「インターネットEDI」に、大きく分けて考えるのが一般的。

中小企業

中小企業

EDI

EDI

に対する考慮点

に対する考慮点

a. WebEDI (伝票入力型) a. WebEDI (伝票入力型) ①レガシーEDI ①レガシーEDI b. WebEDI (ファイル転送型) b. WebEDI (ファイル転送型) 全銀手順 全銀手順 JCA手順 JCA手順 全銀TCP/IP手順 [拡張Z手順] 全銀TCP/IP手順

[拡張Z手順] c. E-mail EDIc. E-mail EDI

ファイル転送型EDI ファイル転送型EDI ②インターネットEDI ②インターネットEDI d. RosettaNet d. RosettaNet e. ebXML MS e. ebXML MS f. EDIINT AS2 f. EDIINT AS2 ※レガシーEDIは全てファイル転送型

(28)

27

中小企業

中小企業

EDI

EDI

に対する考慮点

に対する考慮点

レガシー

レガシー

EDI

EDI

全銀

全銀

/JCA

/JCA

手順・全銀

手順・全銀

TCP/IP

TCP/IP

手順

手順

• 日本独自方式のため国際日本独自方式のため国際EDIに利用できない。インターネットも利用できない。EDIに利用できない。インターネットも利用できない。 •

• 全銀全銀/JCA手順は、公衆回線仕様で、対応機器が販売中止になり速度も低速。/JCA手順は、公衆回線仕様で、対応機器が販売中止になり速度も低速。 •

• 全銀全銀TCP/IP手順は、全銀TCP/IP手順は、全銀/JCA手順の問題点を解消はしたが暗号化ができずイン/JCA手順の問題点を解消はしたが暗号化ができずイン ターネットの利用もできない。現在製造業界での中心的方式。 ターネットの利用もできない。現在製造業界での中心的方式。 【 【考慮点考慮点】】 • • 全銀全銀/JCA手順は、もう対応機器が無いため、使用継続は難しい。/JCA手順は、もう対応機器が無いため、使用継続は難しい。 • • 全銀全銀TCP/IP手順は、現在の主要方式であるため、必ず準備したい。TCP/IP手順は、現在の主要方式であるため、必ず準備したい。

ダイアルアップ接続

(29)

インターネットEDI

インターネットEDI

通信にインターネットを利用したEDI。その実現方法で以下に分類する。

通信にインターネットを利用したEDI。その実現方法で以下に分類する。

a.

a.

Web

Web

EDI(伝票入力型)

EDI(伝票入力型)

– – EDI環境提供者は、インターネット上にWebアプリケーションサーバを置き、利用者はEDI環境提供者は、インターネット上にWebアプリケーションサーバを置き、利用者は ブラウザによりアクセスする。 ブラウザによりアクセスする。 – – 利用者は特別なシステムを用意する必要がなく、安価にEDIを利用できる。利用者は特別なシステムを用意する必要がなく、安価にEDIを利用できる。 【 【考慮点考慮点】】 – – システムを持たないことにより、自社の基幹業務と連携ができず利用者は二重入力システムを持たないことにより、自社の基幹業務と連携ができず利用者は二重入力 せざるを得ない。 せざるを得ない。 – – 特に、端末側が手動操作前提となるため、大量データ対応できないという点が運用面特に、端末側が手動操作前提となるため、大量データ対応できないという点が運用面 から問題になる場合がある。 から問題になる場合がある。

中小企業

中小企業

EDI

EDI

に対する考慮点

に対する考慮点

利用者 EDI環境提供者

(30)

29

b.

b.

.Web

.Web

EDI(ファイル転送型)

EDI(ファイル転送型)

– – WebEDI画面上の指定されたボタンを操作することにより特定ファイルのアップロード/WebEDI画面上の指定されたボタンを操作することにより特定ファイルのアップロード/ ダウンロードを行う。 ダウンロードを行う。 – – Web画面からのデータ入力ではないため、自社で作ったファイルを送ったり、受信したWeb画面からのデータ入力ではないため、自社で作ったファイルを送ったり、受信した データを自社のアプリケーションに取り込んだりすることができる。 データを自社のアプリケーションに取り込んだりすることができる。 【 【考慮点考慮点】】 – – Web画面経由となるため手動操作が必要となる。そのため、コンピュータの自動連携をWeb画面経由となるため手動操作が必要となる。そのため、コンピュータの自動連携を 前提とした 前提としたEDIEDIの根本は崩れてしまう。また、操作するための人的コストも発生する。の根本は崩れてしまう。また、操作するための人的コストも発生する。 – – それを回避するためには自社アプリケーションとの連携自動化が望ましいが、実現がそれを回避するためには自社アプリケーションとの連携自動化が望ましいが、実現が 難しいという問題がある。 難しいという問題がある。 – – あくまで、ファイル転送型の補助的手段と限定すべき。あくまで、ファイル転送型の補助的手段と限定すべき。

インターネット

中小企業

中小企業

EDI

EDI

に対する考慮点

に対する考慮点

利用者 EDI環境提供者 ブラウザ

(31)

c.

c.

EmailEDI

EmailEDI

– EmailEmail本文、もしくは、本文、もしくは、EmailEmailにファイルを添付しデータ交換を行う。にファイルを添付しデータ交換を行う。 – – システムが簡単であるため、比較的安価に実現できる。システムが簡単であるため、比較的安価に実現できる。 【 【考慮点考慮点】】 – – EmailEmailの仕様上、追い越しや不達が起きる可能性がある上に、送達確認が難しく、エの仕様上、追い越しや不達が起きる可能性がある上に、送達確認が難しく、エ ラーの判別も困難。 ラーの判別も困難。 – – 標準の運用プロトコルがないため、企業毎に個別のEDIシステムとなる。標準の運用プロトコルがないため、企業毎に個別のEDIシステムとなる。 – – アプリケーションとの連携が難しい。アプリケーションとの連携が難しい。 – – EmailEDIEmailEDIの国際標準としてEDIINTの国際標準としてEDIINT AS1が存在するが、あまり使われていない。AS1が存在するが、あまり使われていない。

中小企業

中小企業

EDI

EDI

に対する考慮点

に対する考慮点

ファイル添付も可

(32)

31

[ファイル転送型EDI]

[ファイル転送型EDI]

– – ファイル転送ツールを用いて、相互にデータを交換する。ファイル転送ツールを用いて、相互にデータを交換する。 – – 通信プロトコルとしては下記のものがある。しかしEDIとして利用するためには、アプリ通信プロトコルとしては下記のものがある。しかしEDIとして利用するためには、アプリ ケーションとの連携を考慮してシステム構築する必要がある。 ケーションとの連携を考慮してシステム構築する必要がある。 – – HTTP・HTTP・HTTP/SHTTP/S ٠ ٠ Web利用のみならずファイル転送用プロトコルとしても注目されている。セキュリティ面Web利用のみならずファイル転送用プロトコルとしても注目されている。セキュリティ面 でも優れており、現在EDIでの利用が加速している。 でも優れており、現在EDIでの利用が加速している。 ٠

٠ 国際標準のRosettaNet(RNIF国際標準のRosettaNet(RNIF)) 、eb、ebXMLXML、EDIINT、EDIINT AS2、(いずれもAS2、(いずれもPushPush型)と日本標準型)と日本標準 の のJXJX手順(手順(PullPull型)がある。型)がある。 – – FTPFTP • • ファイル転送用通信プロトコルとしては最も普及している。ファイル転送用通信プロトコルとしては最も普及している。 • • ただし、EDIに利用するには、セキュリティ、エラー検知、等に問題がある。ただし、EDIに利用するには、セキュリティ、エラー検知、等に問題がある。

インターネット

中小企業

中小企業

EDI

EDI

に対する考慮点

に対する考慮点

(33)

d.

d.

R

R

osetta

osetta

N

N

et

et

– – RosettaNetは、主に電子部品業界向けのグローバル・サプライ・チェーン構築を目指すRosettaNetは、主に電子部品業界向けのグローバル・サプライ・チェーン構築を目指す 標準化団体が策定したもの。 標準化団体が策定したもの。 –

– 通信はHTTP通信はHTTPをベースとした独自のをベースとした独自のRNIF (RNIF (RosettaNetRosettaNet Implementation Framework)Implementation Framework) –

– メッセージフォーマットはXMLメッセージフォーマットはXML。。 –

– PIP(PartnerPIP(Partner Interface Process)と呼ばれる、企業間で情報交換する際の手順(ワークフInterface Process)と呼ばれる、企業間で情報交換する際の手順(ワークフ ロー)と個々のプロセスで交換される文書の項目(メッセージガイドライン)が規定されて ロー)と個々のプロセスで交換される文書の項目(メッセージガイドライン)が規定されて いる。 いる。 インターネット上で高速安全な インターネット上で高速安全なEDIEDI環境を構築できる。環境を構築できる。 リアルタイムの リアルタイムのEDIEDI(メッセージング)を実現(メッセージング)を実現可能可能。。 データ発生のつどプッシュ型で相手に送るサーバ方式。 データ発生のつどプッシュ型で相手に送るサーバ方式。 通常のファイル転送(文字情報)のほか、ファイル添付(

通常のファイル転送(文字情報)のほか、ファイル添付(WordWord、、ExcelExcel、、PowerPointPowerPoint、、PDFPDF、、 CAD CAD、画像、音声、動画、等)も可能。、画像、音声、動画、等)も可能。 【 【考慮点考慮点】】 インターネット上でサーバ常時稼動を前提とする インターネット上でサーバ常時稼動を前提とするPushPush型であるため、中小企業の利用型であるため、中小企業の利用

中小企業

中小企業

EDI

EDI

に対する考慮点

に対する考慮点

(34)

33

e.

e.

ebXML MS

ebXML MS

– 日本国内の標準日本国内の標準EDIEDIででebXML MSebXML MSを採用しているを採用しているのは、電子部品業界ののは、電子部品業界の JEITA/ECALGA

JEITA/ECALGAとと流通業界の流通業界のebXML MS(ebXML MS(流通BMS流通BMS))、、の2つがあるの2つがある。。 –

– ebXML MSebXML MSは、は、OASISOASIS並びに並びにUN/CEFACTUN/CEFACTのの22つの標準化団体が共同で開発したもの。つの標準化団体が共同で開発したもの。 –

– ebXMLebXML国際標準のうち、プロトコル部分(国際標準のうち、プロトコル部分(ebXML Message Service/ebXML Message Service/略して略してebXML MS ebXML MS もも しくは しくは ebMSebMS)を指している。)を指している。 インターネット上で高速安全な インターネット上で高速安全なEDIEDI環境を構築できる。環境を構築できる。 リアルタイムの リアルタイムのEDIEDI(メッセージング)を実現(メッセージング)を実現可能可能。。 データ発生のつどプッシュ型で相手に送るサーバ方式。 データ発生のつどプッシュ型で相手に送るサーバ方式。 通常のファイル転送(文字情報)のほか、ファイル添付(

通常のファイル転送(文字情報)のほか、ファイル添付(WordWord、Excel、Excel、、PowerPointPowerPoint、PDF、PDF、、 CAD CAD、画像、音声、動画、等)も可能。、画像、音声、動画、等)も可能。 【 【考慮点考慮点】】 インターネット上でサーバ常時稼動を前提とする インターネット上でサーバ常時稼動を前提とするPushPush型であるため、中小企業の利用型であるため、中小企業の利用 は難しい は難しい

中小企業

中小企業

EDI

EDI

に対する考慮点

に対する考慮点

(35)

f. EDIINT AS2

f. EDIINT AS2

– AS2AS2手順手順を採用しているのは、を採用しているのは、日用雑貨品を扱うプラネット日用雑貨品を扱うプラネット(VAN)(VAN)や、流通や、流通BMSBMS標準プロ標準プロ トコルの一つとして、また、欧米の

トコルの一つとして、また、欧米のEDIEDIでは一般的に良く利用されている。では一般的に良く利用されている。 –

– AS2AS2手順は、手順は、IETFIETFというインターネット技術の標準化組織よって定められというインターネット技術の標準化組織よって定められたもの。たもの。 – – RFC4130RFC4130として公開されている。として公開されている。 – – HTTPHTTPプロトコルをベースとする。プロトコルをベースとする。 インターネット上で高速安全な インターネット上で高速安全なEDIEDI環境を構築できる。環境を構築できる。 リアルタイムの リアルタイムのEDIEDI(メッセージング)を実現(メッセージング)を実現可能可能。。 データ発生のつどプッシュ型で相手に送るサーバ方式。 データ発生のつどプッシュ型で相手に送るサーバ方式。 通常のファイル転送(文字情報)のほか、ファイル添付(

通常のファイル転送(文字情報)のほか、ファイル添付(WordWord、Excel、Excel、、PowerPointPowerPoint、、PDFPDF、、 CAD CAD、画像、音声、動画、等)も可能。、画像、音声、動画、等)も可能。 デジタル署名による、送信元の身元確認(なりすまし防止)・データの改竄検知 デジタル署名による、送信元の身元確認(なりすまし防止)・データの改竄検知 【 【考慮点考慮点】】 インターネット上でサーバ常時稼動を前提とする インターネット上でサーバ常時稼動を前提とするPushPush型であるため、中小企業の利用型であるため、中小企業の利用 は難しい は難しい

中小企業

中小企業

EDI

EDI

に対する考慮点

に対する考慮点

(36)

35

g.

g.

JX手順

JX手順

– JX手順は、流通業界の新しい標準プロトコルの一つであり、JX手順は、流通業界の新しい標準プロトコルの一つであり、EDIEDI、、EOSEOSの後継プロトコルの後継プロトコル として普及を目指している。 として普及を目指している。SOAPSOAP--RPCRPCをベースとしている。をベースとしている。 – – 専門の運用要員を置けない企業専門の運用要員を置けない企業では、データ発生のつどでは、データ発生のつどPushPush型で送られてくるサーバ方型で送られてくるサーバ方 式の常時運用 式の常時運用は難しいため、は難しいため、 データ受信側がセンターへデータを取りに行くデータ受信側がセンターへデータを取りに行くPullPull型の型の手手 順。 順。 – – 流通業界以外の業界からも注目が集まり、採用が進むといわれている。流通業界以外の業界からも注目が集まり、採用が進むといわれている。 インターネット上で高速安全な インターネット上で高速安全なEDIEDI環境を構築できる。環境を構築できる。 データ受信側が任意のタイミングで相手に取りに行くクライアント方式。 データ受信側が任意のタイミングで相手に取りに行くクライアント方式。 通常のファイル転送(文字情報)のほか、テキスト以外の情報( 通常のファイル転送(文字情報)のほか、テキスト以外の情報(Word、Excel、、PowerPoint、 PDF、CAD、画像、音声、動画、等)も送受信可能。、画像、音声、動画、等)も送受信可能。 【 【考慮点考慮点】】 – – PullPull型クライアント方式であるため中小企業でも利用可能。型クライアント方式であるため中小企業でも利用可能。 – – ただし、インターネット利用であるため、証明書やセキュリティの管理は少々難しさを伴ただし、インターネット利用であるため、証明書やセキュリティの管理は少々難しさを伴 う。 う。

中小企業

中小企業

EDI

EDI

に対する考慮点

に対する考慮点

(37)

(3)業務連携

(3)業務連携

データの意味や業務情報を伝える

データの意味や業務情報を伝える

一定のルール(シンタックスルール)のもとに

一定のルール(シンタックスルール)のもとに

データを

データを

構造化し

構造化し

て利用する「構造

て利用する「構造

化データ方式」と

化データ方式」と

アプリケーションデータをそのままの状態で利用する「非構造

アプリケーションデータをそのままの状態で利用する「非構造

化データ方式」とがある。

化データ方式」とがある。

中小企業

中小企業

EDI

EDI

に対する考慮点

に対する考慮点

e. 業界標準方式 e. 業界標準方式 ①構造化データ方式 ①構造化データ方式 f. 個別企業方式 f. 個別企業方式 a. CII標準 a. CII標準 b. UN/EDIFACT b. UN/EDIFACT c. ANSI X.12 c. ANSI X.12 ②非構造化データ方式 ②非構造化データ方式

(38)

37

①構造化データ方式

①構造化データ方式

業務アプリケーションが扱うデータを、EDIに必要な情報を付加するなど一定の

業務アプリケーションが扱うデータを、EDIに必要な情報を付加するなど一定の

ルール(シンタックスルール)のもとに構造化し、そのデータを互いに交換し合う。

ルール(シンタックスルール)のもとに構造化し、そのデータを互いに交換し合う。

構造化データ方式のEDI標準としては、現在日本標準の「CII標準」、国際標準

構造化データ方式のEDI標準としては、現在日本標準の「CII標準」、国際標準

の「UN/EDIFACT」、米国標準の「ANSI

の「UN/EDIFACT」、米国標準の「ANSI

X.12」の3つが制定されている。

X.12」の3つが制定されている。

また、XMLはシンタックスルールではないものの、構造化データを容易に構築で

また、XMLはシンタックスルールではないものの、構造化データを容易に構築で

きるため、EDIになくてはならない技術として普及を始めた。

きるため、EDIになくてはならない技術として普及を始めた。

a. CII

a. CII

標準

標準

1986

1986

年に電子機械業界が開発したEIAJシンタックスルールを、全産業で使

年に電子機械業界が開発したEIAJシンタックスルールを、全産業で使

用できるよう拡張(CIIシンタックスルール)し、

用できるよう拡張(CIIシンタックスルール)し、

1992

1992

年にリリースされた日本の

年にリリースされた日本の

EDI

EDI

標準。業界毎に標準メッセージ、データ項目を開発しており、

標準。業界毎に標準メッセージ、データ項目を開発しており、

電子機器業界、

電子機器業界、

石油化学業界、建設業界、鉄鋼業界、物流業界などで採用されている。

石油化学業界、建設業界、鉄鋼業界、物流業界などで採用されている。

この標準を使ったVANサービスとして

この標準を使ったVANサービスとして

CII

CII

EDI

EDI

サービスがある。

サービスがある。

中小企業

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