保育園での乳児保育の分野は、現在では、年々要求が、増加していって大きな位置を占めているのが現 状である。乳児保育がとりくみ始められた頃に比べると内容も研究が深まり、乳児にとってよりよい保育 が提供されると共に、時として今の社会では孤立しかねない(母)親支援も担っていることも事実である。 これからの日本の将来を支えていく乳児のための豊かな保育を創っていくことが大きく求められている。 (2)乳児保育の目標 乳児は心身ともに末熟な状熊であり、おとなの愛情豊かで適切な世話があってはじめて健やかに育つも のである。家庭から集団に入り環境が大きく変わり情緒が不安定になりがちなので、くつろいだ雰囲気の 中で一人ひとりの子どもの欲求を満たし、きめ細やかな配慮をしながら乳児の生命の安全保持およびその 心身の順調な発達を保障する。 (3) 乳児保育の方法 ① 保育的で安全な環境の中で快適に生活できるようにする。 一人ひとりの子どもの健康状態や心身発達の状態を把握し、感染症にかかりやすい時期であるので疾 病や異常の早期発見に努める。 ② 一人ひとりの子どもの生活リズムを大切にし、様々な生理的欲求を満たす。 食事・排泄・睡眠など一人ひとりの生理的欲求に優しく応じながらそれらを満たし、とくに食事面で は、個人差に応じて家庭と連絡をとりながら無理がないように授乳し、離乳食、幼児食へ移行する。 ③ 身体活動を十分にして運動機能の発達を促す。 一人ひとりの子ども自身の活動を大切にしながら無理がないように授乳し、離乳食、幼児食へ移行す る。 ④ 保育士とのやりとりのなかで、喃語や発語の意欲を育てる。 子どもに優しく語りかけたり、歌いかけたり、喃語や発声に応答したりして保育士とのかかわりを楽 しいものとし信頼関係を深め、発語を促す。 ⑤ 生活と遊びを深く関連させながら、興味や好奇心を育てる。 興味や好奇心を芽生えさせるような環境(絵本・玩具・身近な生活用具など)をつくり、探索的な行動 を認めながら様々な力を発達させる。 ⑥ 保護者との信頼関係の中で共育てをめざす。 乳児の1日24時間の生活を保障するうえで家庭ときめ細やかな連携をとり、相互理解を深め子育て を共にする。 (4) 乳児保育の環境 ① 人的環境 乳児はすべての面でおとな養護のもとで成長発達する。乳児にとって初めての出会いは母親であり、 保育士である。授乳・睡眠・排泄・清潔・遊びなどがおとな達によって快く整えられ保障されて成長 する。おとなと視線を結びながら微笑みあったり、乳児の表情や仕草に応えるおとなの語りかけな どきめ細やかなふれあいの中で心身の発達を促すようにする。 また乳児には、世話をしてあげるという側面が大切であるとともに、それ以外にも保育士の働きかけ、 温かいことばかけ、スキンシップ、同年齢の子どもや大きい子どもとの関わりを受けて育つことが、 重要な役割を果たしている。 ア 乳児の身体上の問題(養護及び栄養摂取など)を遺漏なく実現するために十分な時間を確保すること
イ 乳児は、疾病の感染に対する全身反応が著しく、疾患の早期発見・適切な治療が遅れると重症に移行 しやすい傾向があるので、保健管理に従事する保健婦又は看護士の設置が望ましい。 ウ 保育所における健康診断・疾病の予防処置および必要に応じて救急処置を行うなど、適切な保健管理 を実施するため嘱託医が常に保健活動に参加し得るような体制をとる。 エ 乳児の給食に於いては、乳児の発育状態、摂食状況及び家庭の食生活を理解した上で個人差を考慮し た給食計画を策定するとともに、専門的立場から栄養指導が重要であり、そのために栄養士などの給食 拒当の職員の設置が望ましい。 ② 物的環境 保育所の設置、屋外運動場は活動が豊かに展開されるにふさわしい広さ・遊具用具・素材などが整備さ れていなければならない。施設では、環境保育に十分に配慮し、採光・換気・室温・清潔は特に注意して、 乳児が長時間生活する場としての健康と安全に万全を期さなければならない。また精神発達に対する考慮 を十分にし、単調で無味乾燥な環境とならないように温かい家庭的雰囲気をもたせるようにすることが大 切である。自然や社会事象あるいは人、物、場が相互に関連しあってつくりだす環境においては、自然と のふれあいを大切にして諸機能が豊かな体験の中で高められるようにする。また、応答性柔軟性を持つ環 境が感覚的、社会的刺激となり、知的好奇心や探索や意欲をそそり活動を豊かにする。 ア 屋内活動と環境 ・保育室は屋内活動の拠点である。 乳児室とほふく室が各々独立しているばあいは、人的条件に余裕がないと目が届かず、融通がきかな いという難点がある。むしろ、広さがとれればワンルームのほうが月齢差のある子どもの食事、昼寝 や遊びが同時平行的にできるなど活用がスムーズにいき、保育士の目も届きやすい。従って、それぞ れの活動が落ち着いて経験できるように、適切な場を設けるとともに保育土間のチームワークと連携 がしっかり図られることが大切である。特に、昼寝はその時間など個人差がおおきいので、いつでも 要求に応じられるような場の確保がなされていなければならない。 ・安定した生活の場をつくる。 ゆったりとくつろげる家庭的雰囲気が大切である。机・椅子は簡単な形、片付けやすい構造の物を選 び、収納場所を工夫したりして床での活動が多くできるようにする。椅子だけだと場所をとらずに手 軽で多面的活用が可能になり広いスペースを確保できる。カーペットや畳は安らぎを誘う。産休あけ 乳児から1歳前期の子どもには安全を考慮してベッドを用意し安眠させる。窓や出入りは、日照・通 風・換気に不可欠であり、開閉に便利で安全なもの、乳児の姿勢でも外が見えるように床上すぐに窓 を開けるのもよいが、窓には安全柵を必要とする。(縦桟7cmつける。) ・個人的生活を守りながら友だちとのかかわりを誘発する。 乳児には、手を口に特っていってしやぶったり、ガラガラを振ったりのひとり遊びや繰り返しのある 遊びを十分させたい。遊びの環境構成については、保育者の目の届く程度のコーナーを設けるなど落 ち着いて遊べる場を工夫する。 ・環境が応答性をもち子どもの遊びを引き出し、遊びを持続させ発展させるためには、保育士自身が生 き生きとした態度でかかわることが大切である。夏の冷房については、外気温と室温の差を3∼4度 とするが、特に床面が冷えすぎないように留意する。 ・乳児室には手洗い場を設け、トイレ・沐浴室は、明るく清潔で換気がよく、子どもに不安を感じさせ ないように保育室に隣接しているほうがよい。オマルは、子どもが使いやすく清潔を保つことができ るものを用意する。汚れたオマルは、直ぐに洗い子どもの手の届かないところに収納する。
乳児の健康面からも日光浴、外気浴、全身運動は、積極的な休力づくりに大きな意義をもつ。 午前午後とも1回は外に出て発達の未分化な乳児に適した多目的遊びのための道具(土・砂・飼育動 物・花・タイヤなど)を使って遊ばせる。また、一人ひとりの運動量の違いや安全性などを考慮した 屋外活動の場を確保するべきである。 ・安全、災害対策を講じる。 緊急避難用の非常口や避難階段(非難スロープ)は、日頃から利用してよく慣れておくことが必要であ る。乳児では、ベビーカーや散歩カーなどが必需品となるので、これを、緊急時の避難車として兼用 すると良い。 設備や道具は、定期的(週1回くらい)に点検を行い、園庭の乗り物・道具や用具などは、乳児専用の ものを確保すると安全や清潔の管理が行き届き、清拭や日光消毒などの確認もできる。 1.2歳までのテレビ・ビデオ視聴は控えましょう。 2.授乳中、食事中のテレビ・ビデオの視聴は止めましょう。 3.すべてのメディアへ接触する総時間を制限することが重要です。 1日2時間までを目安と考えます。テレビゲームは1日30分までを 目安と考えます。 4.子ども部屋にはテレビ、ビデオ、パーソナルコンピューターを置 かないようにしましょう。 5.保護者と子どもでメディアを上手に利用するルールをつくりましょう。 「子どもとメディア」の問題に対する提言 社団法人 日本小児科医会「子どもとメディア」対策委員会 具体的提言 (5)乳児保育の実際 ①発達の姿(その1) ア 情緒の分化図式 (ブリッジス) 新生児 3か月 6か月 1歳 1歳6か月 2歳 興 奮 興 奮 不快 悲しみ 苦しみ 不快 悲しみ 苦しみ 不快 悲しみ 苦しみ 不快 悲しみ 苦しみ 不快 悲しみ 苦しみ 興 奮 興 奮 興 奮 興 奮 嫉 妬 嫉 妬 怒 り 怒 り 怒 り 怒 り 子どもへの愛情 得 意 さ 喜 び 快(喜 び) 快(喜 び) 快(喜 び) 快(喜 び) 快(喜 び) おとなへの愛情 子どもへの愛情 得 意 さ 得 意 さ 愛 情 おとなへの愛情
・こどもの精神的働きを左右するものが感情である。感情の中で重要な側面を持つ情緒は、歳時 期に目覚しい分化をとげ、大人の情緒の基本的なものが出そろう。 ・0歳児では、空腹とか満腹といった身体内部の生理的婆因でおこるものが大部分であるが次第に 外的刺激がウェートを持ち、中でも人との接触によってその分化は強い影響を受ける。 ・愛情が芽生え育つ頃に愛情に恵まれない環境に育つと、愛情が芽生えないで終わってしまこと さえある。情緒を正しく伸ばすには、禁止をなるべく少なくして、要求を受け入れることも大 切なことである。良いこと、悪いことの区別を具体的に分からせ、良いことをした時には頭を なでたり、抱きしめたりしてほめ、怒いことをした時は、叱るとか悲しむなど、適切に刺激を 与えることが必要である。 ②発達の姿(その2) ア 歯の生え方 イ 歯の衛生 ・5、6ヶ月まで 授乳、離乳食の後、湯冷ましを与える。 ・歯の生え始め ガーゼを指に巻き、保育士は座って乳児を膝の上に寝かせて ガーゼで歯の汚れを拭きとる。 ・1歳児 歯の外側と歯と歯の間の汚れを取るようにする。 1歳児後期には、食後プクプクうがいをする。 ・2歳児 奥歯を重点的に磨く、2歳後期には、歯磨きの練習をする。 生後しばらくのあいだ見られる「原始反射』ってなんですか? ・原始反射{初期反射)とは、外界からの刺激が脳の中枢に伝わって引き起こされる反射運勣のこと。 赤ちゃんが生得的に身に付けているもので、生後4ヵ月ころにはほぽ消えていきます。原始反射の中 枢は脳の中脳というところにありますが、成長とともに大脳が成熟してくると中脳の働きが抑えられ て、原始反射が消えていくといわれます。ただ、そもそも原始反射にはどんな意味があるのか、それ についてはまだよくわかっていません。 新生児に見られる主な原始反射 1.握り反射 2.足の握り反射 赤ちゃんの手のひらの中に推を入れたり.なにか物を当てると、反射的に ぎゅっと握りしめてきます。 握り反射は手だけでなく、足にもあります。足のうらに揖でふれると、や はり足の指をぎゅっと捷るようにします。 3.吸啜反射 乳首、タオル、擢など□に入ったものになんでも吸い付いてきます。おな かがすいてなくても反射的に吸ってしまうのです。 4.モロー反射 何かにびっくりしたときや頭が急に下がったときに、両腕をぱっと広げ、 何かに抱きつくような動作をします。 5.原始歩行反射 赤ちゃんの両わき下を手で支えて立たせ.足の裏を床につけて、体を前傾 させると、反射的に足を交互に踏み出します。
す。1か月ころ、3か月ころ、5か月ころがその発達段階にあたります。各発達段階のおおよその特 徴を表Hこまとめます。 表1 乳児期前半の発達 目安となる 月齢 生活リズム あおむけ 頭を側転し 左右非対称 正面を向き 左右対称。 手と手を合 わせる ときどき 頭を持ち 上げる 肘でから だを支え、 頭を上げ る 手掌でか らだを支 え、胸ま で上げる 支え座り が安定す る 見たものに手を伸ば してとる(目と手の 協応)、手にとった ものであそぶ 知っている人 に自分から笑 いかける 後ろから の小さな 音に振り 向く 引き起こ しに頭が おくれる 引き起こ しに頭が ついてく る 四肢を活発 に動かし、 手で膝に触 れる 姿勢・運動 うつぶせ 支え座りなど 手・指 見 る 聞 く 人とのかかわり 昼と夜の区 別が不明瞭 2時間くら い続けて起 きる 起床、就寝 と2・3回の 午睡が安定 <第1段階> 1か月ころ <第3段階> 5か月ころ <第2段階> 3か月ころ 両手を軽 く握って いる 目の的に 見せると 注視する 生理的微笑、 あやされると 視線が合う あやされる と笑い返す 音・声の ほうに顔 を向ける 音に身動 きを止め る 親指が外 に出る、 手をなめ る 目の前の ものを動 かすと注 視する 表2 乳児期後半の発達 目安となる 月齢 座 位 立 位 姿勢・運動 はいはいなど 手・指の操作 人とのかかわりなど <第1段階> 7か月ころ <第3段階> 11か月ころ <第2段階> 9か月ころ 3 乳児期後半の発達段階 乳児期後半にも、乳児期前半と同じように3つの小さな発達段階かあります。7か月ころ、9か月こ ろ、11か月ころがその発達段階にあたります。各発達段階のおおよその特徴を表2にまとめます。 左右どちらへも 寝返りをする、 うつぶせでおな かをつけて回る (旋回) 座らせると しばらく座 っていられ る 10分ぐらい 座れる、座 位からうつ ぶせになろ うとする ずりばいからよ つばいへ 立たせると足 をツンツンさ せる つかまらせる と立つ つかまり立ち、 伝い歩き 目標に向かってはっていき、 自分で坐位になってあそぶ など、坐位とはいはいの転 換が自由にできる 左右どちらの手でも おもちゃを取れる、 持ちかえをする 両手にものを持って あそぶ、器の中のも のを取り出す、小さ いものを指先でつま む 器の中にものを入れ る。積み木などを積 み始める。小さいも のを親指と人さし指 人見知りか見られ始める、 人を見比べる。白分から 発声し呼びかける くすぐりなどを期待する、 模倣をし始める、マンマ ン…、ナンナン…などの 喃語が出る 持っているものを相手に 渡したり見せたりする。 指さしで伝える。喃語と 意味が結びつく
図8 生後1年間の子どもの基本的反応と移動運動の発生 (エル・ヤ・アブラモブィッチーレフトマン) 1 物を注視する 2 話しかける顔をみて ほほえむ 3 話をしているときの 音声 4 物を遠視する 5 物が急に近づくと またたく 6 頭をもちあげる 7 頭を支える 8 物が近づくと全身で はしゃぐ 9 頭の向きをかえる 10 物に手をのばす 11 音がする方を向く 12 鋭い音がすると泣く 13 胸の上で物を掴む 14 ケルニッヒ徴候※ 15 立てても足を折らない 16 支えられて坐る 17 顔のkで物を掴む 18 マブタの局所的反応※※ 19 両手でかかえられて 立つ 20 鼻の局所的反応※※ 21 お面をみて泣く 22 支えられずに座る 23 腹ばっていて両手で 起き上がる 24 手スリを支えにして 立つ 25 一人で坐る 26 掴まって自分で立つ 2? 片方の手を持っても らって立つ 28 這う 29 両手をもってもらっ て歩く 30 手スリにつかまって 歩く 31 耳の局所的反応※※ 32 支えなしで立つ 33 片方の手をもっても らって歩く 34 支えなしで歩く 注※、※※は前頁。 反応の欠如 反応形成の期間 反応の最終的完成 出所) デ・べ・エリコニン(駒林邦男訳)『ソビエト・児童心理学』明治図書 1964年、107−108ページ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 (月) 1 2 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 1 2 1 2 1 2 1 2 1 2 1 2 1 2 1 2 1 2 1 2 1 2 1 2
保
育
者
の
配
慮
事
項
1 か 月
2 か 月
運
動
・
感
覚
器
の
発
達
精
神
発
達
・あごをあげる
・手足を軽く曲げて動かす。
・光を凝視する
・音に反応する。
・日夜の区別なく眠る
(16∼18時間)
・1人笑いをしている
・空腹、不快、目をさまして
なく
・胸を上げる
・形、色を感じ、人の顔をこのん
で見る
・自分の手を口にもっていったり、
それをじっと見つめる
・あやすと笑う泣いても人がくる
と泣きやむ
・「ウー」「アー」といった声を出す
(喃語)
・身体の清潔、基本的欲求を充足させることを通じて、情緒の安定を図る。
・乳児の発達の状態をよく見ながら、個々の能力に適した扱いをするように
注意する。
・室温、湿気度、換気に気をつけ、安眠できる条件環境を整える。
・長時間同じ方向に向かないよう、頭の位置を変える。
・沐浴は食前・食後は避け、裸にした時の機げんや全身の状態を十分に観察
し、身体の異常を見つけた時は、中止する。
・欲しがるからといって、ミルクの量をどんどん増やすと、飲みすぎになる
ので注意する。
・乳首、溢乳物で窒息のないよう、授乳中やその後の状況に注意する。
・90度以内で動くものを目で追うので色彩のはっきりしたつり玩具などを用
意する。
・子どもの反応を受けとめて、はっきりした言葉で優しく話しかける。
・1対1のふれあいを大切にする。
・衣類・寝具などによる窒息がないように注意する。
・保育者は、常に乳児の状態がわかる位置にいる。
保
育
者
の
配
慮
事
項
③ 標準的な発達の姿と保育士の配慮事項
運
動
・
感
覚
器
の
発
達
精
神
発
達
3 か 月
4 か 月
・すべての方向を見る
・音色の差を区別する
・首がすわる
・よく笑う
・喜んでいることをはっきり顔
に表す
・おこると息をつまらせて泣く
・ガラガラなど興味を示し見るが
見えなくなると関心は薄れる
・ささえられるとおすわりをする
・うれしいことがあると声をたて
て笑う
・母親、家族の顔と声を他人と区
別できる
・鏡を見る
・世話をする人の顔をじっと見る
・泣き方を正確にとらえ、訴えを適切に処置する。
・おむつ交換の時は必ず両足を持って持ち上げ、語りかけを忘れずに愛情に
満ちたほほえみをもって交換する。
・便の性状で、身体の状態を見極める。
・遊びながらミルクを飲むようになるので、そのことを十分配慮したうえで
授乳する。
・機げんが良いからといって寝かせっぱなしにしないで、美しい音色、ゆっ
くり動くものなどにふれさせ、抱いたりあやしたり相手になって、情緒や
運動機能の発達をうながす。
・そっと見守る時間と一緒に遊ぶ時間を判断して接する。
・睡眠中は、眠っている状態を度々確認し、顔に布団や毛布がかからないよ
う十分注意する。
・日光浴は、頭部・顔への直射をさけ、長時間させない。また、気候にあっ
た軽い服装で外気浴をさせる。(P65、ウ参照)
・寝がえりの初めは、体の下になった腕が抜けないこともあるので注意する
喃語に対し、豊かな表情でその都度応じる。(山びこ反応)
保
育
者
の
配
慮
事
項
運
動
・
感
覚
器
の
発
達
精
神
発
達
5 か 月
6 か 月
・ひざの上に腰をおろしておもち
ゃを握る
・おすわりして目に見える物を手を出
してつかむ
・味、嗅に反応する
・歯が生えはじめる
・うれしい時、手足をバタバタさ
せて声をあげる
・母親の話しかけに、さかんに喃
語をいう
・大人といっしょに鏡を見て遊ぶ
・舌を出すなど、大人の表情を真
似ようとする
・人とのふれあいを求める
・声の調子、音声を変える
・顔見知りでない人の顔をじっと
見る
・音1回に物1回見せ、音だけにすると
物が出てくるのを待って注視している
・数が合わないなどにも関心を示す
・ひざの上に抱き上げ、顔を見ながら、屈伸運動をさせる。
・何でも口に入れるので、異物や危険な物は取りのぞき、安心して遊べるよ
う環境を整える。
・排泄の時間、間隔、量など、個人差を把握しておく。
・ひとり遊びに専念している時は、むやみに周囲から刺激を与えないように
し、しばらくの間ひとりだけの時間を作って大切にするが、保育者は近く
にいて見守るようにする。
・快い音の出る物、つかみやすいおもちゃを用意しておく。
・手足の運動が活発になってくるので、掛布団の状態に注意して、顔にかか
らないようにする。
・必ず目と目を合わせ、口もとが子どもに見えるよう心のこもった語りかけ
をする。
・見慣れた保育士がそばにいて安心感を持たせながら、言葉がけやほほ笑み
がけをして、他人に抱かれる経験を意図的にさせる。
保
育
者
の
配
慮
事
項
③ 標準的な発達の姿と保育士の配慮事項
運
動
・
感
覚
器
の
発
達
精
神
発
達
7 か 月
8 か 月
・ひとりすわりをする
・ささえられて立つ
・両手で物をつかむ
・短時間記憶ができる
・人みしりをする
・「抱っこは」と言うだけで、
手を出すなど知性もどんどん
発達する
・おとなの声をまねて声をだすが、
はっきり言葉にならない
・「いない いないばぁ」など、目に
見えなくなっても又出てくることを
予測して待っている
・脳は生まれた時の2倍の重さになる
・清潔な個々のおしぼりを用意しておく。
・顔をふくことをいやがることもあるが、語りかけをしながら、手早くふく
ように心がける。
・食器やスプーンを持とうとしたら、個々の気持ちを満足させるようにその
時々の処置をしながら、試みさせていく。
・離乳食は個人差を把握して、食べぐあい、便の様子を見ながら、やさしい
い気持ちで根気よくすすめていく。
・離乳食の後はミルクで補う。
・排便の時は、足を開きすぎたり、無理な姿勢にならないように心がける。
また、いやがることもあるので、玩具を持たせる等工夫する。
・登園時、保護者と連絡を密にし、前夜の睡眠状態を把握し、多少時間を早
めたりする。
・座り姿勢・立ち姿勢など、身体の位置の変化を与えながら、体位の変化を
とろうとする意欲を促すようにする。
・はいはいしようとする時は、足のふんばりを支えたり、励ましの言葉をか
けたりして、子どもの動きを誘うように働きかける。
・お座りの時は、周囲の安全に気をつけ、注意して見守る。
・言葉のかけあいを促し、発声を助ける。また、保育士は、表情豊かに話し
かけたり、しぐさをして見せる。
・他の保育士に抱かれる経験をさせたり、友だちと触れ合う場を多くする。
保
育
者
の
配
慮
事
項
運
動
・
感
覚
器
の
発
達
精
神
発
達
9 か 月
10 か 月
・物につかまって立っている
・はいはいをする
・小さな物をつかむ
・あらゆる色を感じる
・親の表情や声の調子を理解する
・「メッ」「いけません」といったつ
よい声、きつい表情で禁止の意
味を理解する
・記憶する時間が長くなる(1分∼3分)
・得意な表情がでる
・片言「ウマウマ」「マンマ」などを話す
・自分より小さい赤ちゃん動物に愛情を
しめす
・手早く食事の準備をして、できるだけ待たせないようにする。
・食べなれてないものは、小さくして食べさせる。
・手づかみで食べることを禁止しないで、自分で食べようとする意欲を引き
出してやる。
・そしゃくを促すような形、かたさに配慮し、言葉かけなどをする。
・便の状態を見て離乳食を進め、いろいろな味を知らせる。
・一人ひとりの排泄間隔を把握し、おむつが濡れていない時は便器に座らせ、
出たらほめてやる。出ない時は、あまり長く座らせない。
・腹ばい・寝がえり・後ずさり・ハイハイ等身体を自由に動かすことが多く
なるので、思う存分に活動できるよう、危険物を取りのぞく。
・あそびに集中している時は、できるだけ中断しないで、十分にひとりあそ
びをさせる。
・玩具は点検を十分にして、破損した玩具や、飲みこむような小さな物は置
かない。
・危険なこと以外については禁止しないようにする。
・意図的に玩具を変えたり、色の配色・組み合わせ・玩具の並べ方など工夫
して与え、遊ばせる。
保
育
者
の
配
慮
事
項
③ 標準的な発達の姿と保育士の配慮事項
運
動
・
感
覚
器
の
発
達
精
神
発
達
11 か 月
12 か 月
・手をひくと歩く
・家具をひっぱって立ちあがる
・おとなの言葉の意味がわかる
・片言をはなす
・おとなのユーモアもわかる
・おとなの話しと笑いは、いっしょに
なりはしゃぐ
・自分を
・強く主張する。
・生活習慣の指導はあせらず、時間をかけて行う。
・こぼすことも多いが、スプーンを持って自分で食べようとする意欲を大切
にする。
・個々の子どもの排泄時間を知り、その子に合わせて促すが、いやがるのを
無理にさせない。
・肌の触れ合いや語りかけで眠りを誘いながら、決まった時間に昼寝をする
ように慣れさせていく。
・抱っこやほほずりなどして、個人的な肌と肌の触れ合いを深め、情緒の安
定を図る。
・子どもの要求を先取りせず、片言でも言おうとするのを待って、正しく答
えてやる。
・危険な時・人に迷惑をかける時などは、いけない事をはっきりと知らせ、
愛情を持って指導する。
・見たい・さわりたい気持ちを尊重し、興味を持っている時は、ひとり遊び
を十分に楽しませる。
・一対一で、はっきりした発音での言葉がけを多くする。
・いろいろなものにふれたり、たたいたり、合わせたり、外したりして遊べ
るように工夫する。
エ 乳児体(図Ⅱ参照) 乳児体操のねらいは、本来乳児に備わっているもの、また芽生えつつある運動機能の発達を助ける ために行うものであって、乳児体操を実施したから、運動機能が促進されるというものではない。 又、幼児の体操のように掛け声や音楽に合わせてするものでもないので、乳児体操というより、「働 きを誘う働きかけ」としてとらえる方がよい。従って、おむつ交換などのときにあやしたり、声をか けたりしながら、子どもの足の動きなどに優しく手を添えて働きを助けるなど心掛けることが大切で ある。 留意点 ・発達の個人差があるので、一概にはいえないが首の座わる生後2か月後位から開始するのが安全で ある。 ・日光浴や皮膚のまさつと合わせて行うとよい。 ・嫌がるときは決して無理させない。 ・一日の運動時間は、3∼5分か適当である。 ・手の握り方は、大人の親指を握らせて、人差し指を乳児の手首にまわして軽く握る。 ・足の握り方は、中指と人差し指の間に乳児の足首をはさみ、親指で裏を支えるようにごく軽くもつ。 ・月例に応じた乳児体操の順については(図Ⅱ参照) 図Ⅰ(日光浴のさせ方) 順1 手首から先5分 足首から先5分 1∼2日目 順4 腰まで 10分 7∼8日目 順7 前全身 15分 13∼14日目 15∼16日目 17∼18日目 順5 腹まで 13分 9∼10日目 順6 胸まで 15分 11∼12日目 順2 手首から先5分 膝から下 5分 順8 前全身 15分 背 中 3分 順9 前全身 15分 背 中 5分 19∼20日目 順10 前全身 15分 背 中 15分 3∼4日目 順3 肘から先7分 膝から下7分 5∼6日目
図Ⅱ(乳児体操のさせ方)
① 2ヶ月以後 足の運動…左右の足を交互に軽く 屈伸させる ② 2∼3ヶ月以後 腕の運動……手を握って腕を上げ、 上げた両腕を左右にひ ろげ半円を描きながら 下へおろす。 ③ 3ヶ月以後 胸をそらせる運動 腕のつけねを両手でかかえ 胸をそらせる。 腹ばい運動…しばらく腹ばいにさせておく。 ④ 4ヶ月以後 起き上がらせる運動 乳児の腕をもって体をおこす。 (首がすわってから) ⑤ 5ヶ月以後 すわらせる運動 手をひいて体をおこし、 おすわりをさせる。 ⑥ 6ヶ月以後 立っちの準備運動 両足を支えてしばらく 立たせる。 ⑦ 7ヶ月以後 立っちの運動 あおむけの姿勢から静 かにすわらせ引きつづ き、握らせた指を軽く 上に引けば立ち上がる。 7ヶ月以後 逆立ちの準備運動 ⑧ 9ヶ月以後 逆立ちの運動 腹ばいにして足を持ち上げて 片手で胸をささえ、体を静か に上へ持ち上げる。 ⑨ 9ヶ月以後 懸垂運動 ⑩ 9ヶ月以後 つりさげ運動 両手を持ってつり さげる。時間、回数については、赤ちゃんの様子を見ながら調整してください。最初のうちは一部だけでも良い ですし、肩と腕を一緒に行う、腕は片方すつでなく両方一度に行うなど、赤ちゃんやお母さんの好みに 合わせて工夫しても良いでしょう。大切なことは、ゆっくり行うことです。表面をなでさするだけでな く、圧力をかけながら、ゆっくり行ってください。
A
うつぶせ位で始める(約5分間)
B
赤ちゃんを仰向けにする(約5分間)
手のひらで6回マッサージを行う。 頭頂部から首筋へ向かい、 頭頂部へ戻る。 A 両手で、できるだけ指の接触面を 広く使って6回マッサーソを行う。 両手で、できるだけ指の接触面を 広く使って6回マッサージを行う。 両手で、できるだけ指の接触面を 広く使って6回マッサージを行う。 片側6回ずつ行う。 両手で、できるだけ指の接触面を 広く使って6回マッサージを行う。 背中の中心から腕に向かい、 腕から中心に戻る。 A A首から腰に向かい、首に戻る。 足首から大腿上部に向かい、 足首に戻る。 A A手首から肩に向かい、手首に戻る。 背骨の上を避け、両側をマッ サージすること。 B 手首を持ち、肘部を曲げる。 A 逆側も同じように曲げ伸ばしする。 肘部を伸ばす。 B 足首を持ち、膝を曲げる。 A 逆側も同じように曲げ伸ばしする。 B 両方一緒に行う。 A 両足首を持ち、膝を曲げる。 B C 膝を伸ばす。 C 膝を伸ばす。 C1
腕
片側6回ずつ行う。2
下肢
6回ずつ行う。3
下肢
オ 沐浴(図Ⅲ参照) 家庭では毎日入浴させるが、保育所での沐浴の目的は、温度・湿度ともに高くて凌ぎにくい夏期に、 鬱熟を除き乳児があせもをつくらず、快適に過ごすためのものである。したがって、冬季や春・秋の 肌寒い時期は実施しなくてもよい。沐浴をすることは必ず保護者に事前に連絡し、沐浴できるかどう かの確認をしておく。しかし、体調が変わってくることもあるので、沐浴前に一人ひとりの子どもの 健康状態をみることが大切である。 留意点 ・満腹時・空腹時は避ける。 ・午前10時から午後2時までが最適。 ・お湯の温度は38度、部屋の冷房はとめておく。 ・着替え用の衣服・おむつ・バスタオルを用意してから始める。 ・沐浴に必要なもの 浴槽・ベビーバス 温度計(湯用) ベビー石鹸・入浴剤 浴槽ネット ベビーオイル バスタオル ガーゼ ヘヤーブラシ 綿棒
図Ⅲ(沐浴のさせ方)
① はだかにして包み、布でくるむ ② おしりを拭く ⑩ かけ湯する(きれいなお湯を 側面から静かに) ⑦ 下半身を洗う。ひざの後ろ側、 股の間などはとくに念入りに ⑧ 背とおしりを洗う(赤ちゃんの 両手を左手の指にはさんでうつ むきにし、あごを手でささえる) ⑨ 差し湯してあたためる(静かに かきまぜながら差し湯し、1分 間ほどあたためる) ④ 顔と頬を拭く(別の洗面器の お湯にひたしたガーゼで) ⑤ 手と脇の下を洗う。こぶしを ひらいて手のひら、指を洗う (くびれやしわのところは念入りに) ⑥ 指・胸・腹の順に洗う。足の 方は布で包んでおく ③ お湯に入れてあたためる (耳にお湯が入らないようにする)変わってきた。紙おむつの普及はすさまじく、ややもすると商業ベースにのせられて、扱い方をあや まるケースも少なくない。 おむつ交換は、授乳や睡眠とともになくてはならない生活の部分であり、おしっこやうんちをした くなった時、また、した直後、大人がそばにいて優しく声をかけ、そのつど交わし合う心の交流と不 快を取り除いてもらう心地よさは、乳児にとっての権利であり大人側の責任でもある。 スキンシップの大切さはおむつ交換のみではないが、こまめに替えることによる、言葉かけや肌の ふれあいが人間関係をつくる基礎となり情緒の安定にもっながる。しかし、布おむつでも布の材質、 洗濯の方法、洗剤などの選択をあやまれば不快感を感じることにもなる。 排泄の自立には、三感覚{放尿感・視覚的認知・聴覚的認知}の体験が基礎となるので、布おむつ、紙 おむつのいずれにしても子どもが出すサインを見逃さずきちんと応え、こまめにおむつ交換をするこ とが大切である。
(6)乳児の病気 ① 急性で注意を要する病気 0歳児保育で把握しておかなければならない、危険度の高い病気としては次のようなものがある。 肺 炎 毛細 気管支炎 腸重責 髄膜炎 小児結核 ひきつけ 突然死 (SIDS) 0歳児は月齢の幼いほど、ちょっとしたかぜでも肺炎をおこしやすく、それによる 死亡率も高いので一番注意すべきものである。 かぜが長びいて次第に元気がなくなり顔色も悪く、非常にぐずるというときには十 分な診査と治療が必要である。とくにインフルエンザは肺炎をおこしやすいので、そ の流行期には、かぜですんでしまう場合でも、半年前後までの赤ちゃんはすぐ肺炎に すすむことがある。 RSウィルスによるかぜがその例で、多くは「無熱性肺炎」の形をとるので注意を 要する。またゼーゼーしたり呼吸が苦しそうで、一見「喘息」のように見えても毛細 気管支炎という肺炎に近い病気のことがあるので油断はならない。 0歳児、特に5∼8か月見に圧倒的に多く、処置が遅れると命取りになるこわい病 気である。機嫌が悪く、次第に、あるいは急に激しく泣きだし、顔色が青ざめ、しき りに吐くようになる。その上、便に血が混じったら、ほとんど決定的にこの病気であ る。よほど末期にならなければ熱は出ない。少しでも疑わしかったら、大病院の外科 か小児科に直行すべきである。 流行性髄膜炎菌、インフルエンザ稈菌、肺炎双球菌、結核菌などによっておきる化 膿性髄膜炎はまれな病気だが、致命率は高い。原因のはっきりしない熱が続き、ひき つけが頻発したり意識がおかしいようであれば脊髄液の検査を受けなければならない。 尚、普通のかぜのウィルスによる無菌性髄膜炎は、相当重症のようでも、1∼2週間 でほとんど治る。 0歳児の結核は、粟粒結核や髄膜炎といった死亡率が高くそして命を取り止めても 後遺症を残しやすい病型をとることが多い。BCGで予防しながら、ツベルクリンと レントゲンによる健康診断を欠かさぬようにしなければならない。 6か月未満児のひきつけは熱を伴わずにひきつけて後で眠ってしまう場合は、脳や 代謝の異常などが原因になっていることがあるので、詳しい検査が必要である。 し かし、6か月以上でひきつけの前後に熱があったのなら、かぜなどによる「熱性けい れん」だから、まず心配はいらない。 熱が高ければ涼しくし、手足が冷たくなっていれば暖かくし、静かに寝かせるだけで、 殆ど20分以内におさまる。ただ、熱性けいれんでも回数多くおこす場合には、脳波な ど調べてもらうほうがよい。 乳幼児期、特に生後6か月未満の乳児の重大な死亡の原因として、それまで元気で あった子どもがなんの前ぶれもなく睡眠中に死亡する乳幼児突然死症候群がある。 その危険要因に1・うつ伏せ寝、2・保護者等の習慣的喫煙、3・人口栄養哺育が 上げられる。これらの育児環境はSIDSの発生頻度を高めるリスク因子であって、 直接的な原因ではないが、これらのリスク因子に対応することでSIDSの発生を少 なくすることができるとされている。この事を保育士も十分理解する必要がある。 −104−
② 普通の病気 普通のありふれた病気に対しては、極端に恐れて萎縮した保育をするよりも、重症化させないよう にだけ注意して積極的に抵抗力をつけていく方向を取るべきである。 その他 感染症 下 痢 結膜炎 中耳炎 皮膚病 特にウィルスや細菌による軽い感染症は、それを経過することによって免疫が得ち れ免疫生産能力も高まり、身体の諸機能も発達するのである。であるから、ふつうの かぜや乳児特有の突発性発疹症などは必要悪として、肺炎などをおこさないように見 守っていくだけでよいと思う。水痘は0歳児でもひどいのがあるが、用心さえしてい れば重くなることはまずないであろう。ただし、濃厚な感染をうけたり体力の弱い子 では重くなることもあるので油断をしてはいけない。 安全なワクチンのあるものは早めに受けておいてほしいものである。 下痢は消化機能の未熟な0歳児には当然多いものだが、回数が3∼4同程度で機 嫌がよく食欲もあるときは、なるべく食事制限は加えずに過ごしたほうが早くいい便 をするようになっていく。 もちろんひどい下痢のときは食事制限が必要となる。いずれの場合も、水分だけは 十分与えなければならない。 便秘は、消化管のぜん動を高めるように身体の運動を十分に行い、繊維を含んだ食 物を多くとるようにし、水分を十分に与えるようにする。 太った赤ちゃんは、まぶたの皮下脂肪が厚いために、目やにがたまりやすく、まつ 毛も内側を向きやすいので結膜炎や眼瞼炎をよくおこす。よほど充血しないかぎり目 やにを拭き取るだけで十分である。 赤ちゃんの耳管は屈曲が少なく、内部構造も未熟なうえ、鼻咽腔に炎症をおこしやす いため、ちょっとしたかぜでの中耳炎になることが多い。原因不明の熱が続くときや、 急に激しく泣き、頭をしきりに振るようなときは、中耳炎を疑ってみることが必要で ある。 もっとも多いのはおむつかぶれである。ただ赤くなっているだけのものは、ふつう の軟膏類でよいとおもわれるが、汁けがついたような感じで周りにブツブツともりあ がった発疹をともなっていたらカンジダ痘かもしれないので、それに効く薬にかえる 必要がある。 また、顔や体の汗もや湿疹には副腎皮質ホルモンの軟膏が良く効くが、いずれにし ても専門医の診断と投薬が望ましい。また、乳児湿疹を代表するものにアトピー性皮 膚炎がある。その対応については、必ず嘱託医などの診断を受け、その指示に従うこ 臍ヘルニア(でべそ)はほっておいてよいが、そけいヘルニア(脱腸)は6か月以 降頃からときに「嵌頓(かんとん)」といって元に戻らなくなることかあるので、手 術するか慎重に経過を見る必要かある。 小児癌は、0歳児期には少ないようだが、原因不明の熱が続いたり、体重の増加が 著しくわるく次第に元気がなくなるようなときは、一応考えにいれておいたほうがよ いと思う。
ねんねの頃(感覚・運動遊び)
0さいから6ヶ月頃
寝返りの頃(感覚・運動遊び) (7) 乳児の遊び №1 環 境 構 成 と 保 育 者 の 援 助 遊 び ・ 遊 具 の 例 歌 遊 び 月齢 遊 び に つ な が る 子 ど も の 姿 ・天井などにきれいな色でゆっくり動いたり、 静かな音の出るおもちゃやモビールを吊り下 げる。 ・周囲は整理し、顔に物がかからぬようにする。 ・目がはっきり見えるようになれば、対面でや さしくゆっくり語りかける。 ・ガラガラやおしゃぶりを振って見せたり、手 に持たせたりする。 ・泣くことにより何を伝達しようとしているか を察知し、その時の気持ちに応じた言葉をか ける。 ・首を支えて抱き、外の景色を見せたり、外気 浴をさせる。 ・一人一人の子どもの様々な要求を大切に満た し、子どもとの信頼関係を充分に築くよう配 慮する。 ・首がすわる。 ・手を伸ばして、物をつかもうとする。 ・手から手へ、物を持ち替えられるようにな ってくる。 ・ガラガラを握るようになり動かしたりなめ たりする。 ・あやされると声を出して笑う。 ・身体を横にして、寝返りをする。 ・おもちゃを見ると動きが活発になる。 ・寝ている乳児のそばに興味のあるおもちゃ を置き保育士が楽しく語りかけることを大 切にする。 ・寝返りができうつぶせになった乳児のそばに、 おもちゃを置き一人遊びができるようにする。 ・おもちゃは乳児の手で持ちやすい大きさ、形、 色もきれいなものを準備する。 ・口に持っていくことが多いので、洗ったり 簡単に拭いたりできる素材のものを準備する。 ・語り掛けを多くし、名前を呼んだり、「い ないいないばあ」をして遊ぶ。 ・乳児がくりかえし寝返りをしようとする姿 がみられたら、手をそえて無理をさせない。 ・横向きで見えるもの:回転木馬・ロディ・起き上がりこぼし・風車 ・吊り玩具:モビール・赤い毛糸玉・赤い吊り輪・ケルンボール・風鈴・吊り輪 ・握り玩具(軽くて明るい色):シリコンチューブ・チャコ・ガラガラ・おしゃぶり・鈴・タオ ル地のぬいぐるみ ・優しい音の出るもの(大人が聴かせるもの):オルゴール・ドリオ・でんでん太鼓 ・大人があやして遊ぶ:平面の顔 ・見て動きや音を楽しむ:オルゴール・回転木馬・ロディ・起き上がりこぼし・手づくりコロコロ・ 木製色玉 ・絵本:いいおかお・いないいないばあ など ・伝承あそび:いないいないばあ・一本橋こちょこちょ・あがりめ、さがりめ・たかいたかい・あたま かたひざポン・むすんでひらいて・ちょちちょちあわわ・かいぐり・ラララぞうきん・ゆらゆらトン トン・ことりことり・ゆっさゆっさももの木・らっこっこ・ちっちゃい豆コーロコロ ・視聴覚・皮膚感覚や味覚などが発達し始める ・仰向けでまわりの動くものや、音の出るもの をみつめる。 ・手に触れたものをつかむ。 ・腹ばいで頭をちょっと上げる。 ・泣いている時、抱き上げると泣き止む。 ・いろいろな泣き声を出す。 ・あおむけにして身体を起こした時、頭がぐら つかない。 ・人の顔をじっとみつめる。 ・頬にふれたものを、取ろうとする。 −106−おすわり・はいはいの頃(感覚・模倣遊び) 環 境 構 成 と 保 育 者 の 援 助 遊 び ・ 遊 具 の 例 歌 遊 び 遊 び に つ な が る 子 ど も の 姿 ・はいはいをして目的の物を手に入れることができたとき、保育者はあたたかい言葉をかけ、褒 める。 ・保育者が仲立ちとなって、他児の存在に目を向けさせて、一緒に遊ぶ。 ・金魚・小鳥・犬・猫・虫など身近な動くものを見せ、語りかける。 ・乳児の身体にふれて遊ぶ。 ・「わらべうた」など楽しくする。(たかいたかい・一本橋こちょこちょなど) ・保育者は子どもの要求を先取りしないで、子どもの要求をくみとり、言葉を置き換えてかかわ るようにする。 ・泣いたり、機嫌のわるいときは、あやし遊びをしたり、歌をうたったりする。 ・指人形などを使って語りかける。 ・吊り玩具(握る、動かす):ケルンボール・ジャンボビーズ・鈴付き吊り輪 ・動かして音を楽しむ玩具:チャコ・でんでん太鼓・テェーンリング・コロコロ・マラカス・ブ ッシュボックス(手づくり)プラスチックのガラガラ・マジックテープはがし ・感触を知らせる玩具:シャーリングパイル・色々な感触の布(タオル地、サテン地、綿布地、 パイル地など)・ゴムネット・ゴム吸盤・お手玉・たわし・歯固め(木製)・タオル人形・布 製のあかちゃん絵本 ・動かして追視を楽しむ玩具:回転木馬・起き上がりこぼし・ロディ・木製色玉・引き玩具・コ ロコロ・きれいな紐・鏡 ・保育者の口の動き(レロレロなどの唇あそび)・わらべうた・あやしあそび ・手指を使う玩具:マジックテープはがし・積み木・ザル・木製色玉・パッチンボード ・絵本:どうぶつのおやこ・おててがでたよ・ねこがいっぱい、いぬがいっぱい など ・伝承あそび:たかいたかい・一本橋こちょこちょ・オツムテンテン・いないいないばあ あたまかたひざポン・むすんでひらいて・ぶーぶーぶーたしかにきこえるブタのこえ・ことり ことり・ゆっさゆっさ・ひげじいさん・にらめっこなど ・腹ばいで身体をまわし、はいはいをする。 ・お座りができ両手が自由に使えるようになってくる。 ・おもちゃやまわりの人や友だちの動きに関心を持つ。 ・保育者の簡単な手遊びをまねて遊ぶ。(オツムテンテンなど) ・人見知りが始まる。 ・親指と人差し指でつかもうとする。 ・喃語がさかんに出てくる。 ・身の回りの物をさわったり、叩いたり、はがしたりして遊ぶ。
伝い歩き・大人の言葉がわかる頃(運動遊び)
10ヶ月から15ヶ月頃
歩き始め・一語文の頃(絵本を使った言葉遊び) №3 環 境 構 成 と 保 育 者 の 援 助 遊 び ・ 遊 具 の 例 歌 遊 び 月齢 遊 び に つ な が る 子 ど も の 姿 ・机の角・柱などに気をつけ、安心して動ける ようにしておく。 ・つかまり立ちを一緒に喜んでみまもる。 ・開け閉めできるビンを用意したり、穴をあけ た箱などを準備しておく。 ・はいはいで「まてまて」と追いかけたり、名 前を呼んだりして遊びを盛り上げる。 ・乳児の動作や行状をよく見て、何を言おうと しているかを、言葉でおぎなって応答していく。 ・物と物の間を、手を離して歩けるようになり、 歩くことに興味や意欲が出てくる。 ・高ばいから立ち上がり、転ぶ時もお尻から つく。 ・「バイバイ」「マンマ」「ネンネ」など、 意味の持った一語分を話す。 ・絵本の中に出てくるくりかえしの言葉やリ ズム感のある言葉を喜んだり、絵本に出て くる動物を見て泣き声や動作を真似る。 ・発育には個人差があるので、歩けない子に は無理強いしないで自発性を促し焦らせない。 ・この時期の言葉は、一語で意味を持った分 としての働きを持っているが、「あー」と いっただけで保育者がそのものをとってあ げるとか先回りした行動は慎むことを大切 にする。 ・言葉は生活言語の習慣から始まり、保育者 は同じ言葉をはっきり丁寧に動作に結びつ けながら繰り返すことを大切にする。 ・上手にできたことを褒め、何度も楽しい経 験を繰り返し、自分から話そう、話しかけ ようという気持ちを育むようにする。 ・気に入った絵本を何度も語りきかせる。 ・手・指を使う:ブッシュボックス・筒・箱・ミルク缶・マジックはがし・パッチンボード・ザル・ 洗面器・タッパー・チェーンリング・カットパイプ・カットホース・玉落とし・チェーンスト ーン・布・引き出し・積み木・重ねコップ・カートレインスロープ ・握る:布・木製布玉・手のひらより大きいボール・積み木・電話 ・音の出る玩具:ラッパ・増え・鈴・オルゴール・でんでん太鼓、マラカス(小豆・小石・紙片・ 鈴を入れたものなど) ・動かして遊ぶ:回転木馬・ロディ・起き上がりこぼし・引き車・コ ロコロ・木製色玉・コロコロシロホン ・身体を使って遊ぶ:箱・斜面台・滑り台・トンネル・箱車・手押し車・ビーチボール・手押し車・ カタカタ・動く乗り物・物伝い遊び・マット遊び・ダンボール遊び・積み木・ブロック・砂場・ 水遊び用具 ・認識・感触遊び:鏡・ハンカチ・感触ボード・へちま・たわし・コロコロシロホン ・絵本:くつくつあるけ・ねないこだれだ・はけたよはけたよ など ・伝承あそび:まてまて・とうさんゆびどこでしょ・ぐーちょきぱあでなにつくろう・さかなが はねた・おべんとばこのうた・あたまかたひざポン・ころころたまご・ぶーぶーぶー など ・はいはい・つかまり立ち・伝い歩きをする。 ・身の回りのものに興味を示し、手で触れたがる。 ・物につかまって立って遊びたがる。 ・手指を使って繰り返し遊ぶ。 (ものを落とす、拾う、取る、入れるなど) ・リズムに合わせて身体を動かしたり、ボール を使っての遊びをする。 ・大人の語りかけがわかるようになってくる。 ・ほめられると同じ動作を繰り返しする。歩行が感性する頃(リズム遊び) 身体活動が活発になる頃(感覚・運動遊び) 環 境 構 成 と 保 育 者 の 援 助 遊 び ・ 遊 具 の 例 遊 び に つ な が る 子 ど も の 姿 ・行動範囲が広くなるので戸外遊びを多くし、 安全にのびのびと遊べるようにする。 ・子どもは、保育者のまねをするので表現をわ かりやすくオーバー気味に楽しい表情や動作 で表現をする。 ・子どもが自分でしたがるときは、保育者は危 険のないよう配慮しながら応援する。 ・絵本や手遊びを友だちと一緒に楽しんでする よう、保育者が仲立ちをする。 ・手足が自由に動くようになり探索活動が広 がる。 ・両手とびができ始める。 ・二語分が言える。 ・友だちや遊び相手を求める。 ・戸外への興味が出てきて散歩を好む。 ・簡単な固定遊具の乗り物が少しずつ乗れる。 ・水・砂遊びが持続する。 ・友だちをまねいたり、お手伝いをしたがる。 ・散歩は疲労か空腹かどうか、睡眠が必要か どうかなど、子どもの身体状況に充分留意 する。また、下着の着替えや救急用品・湯 茶などを準備しておく。 ・動きが激しく自分でできること、できない ことの区別がつかない時期なので、子ども の動きから目を離さないようにする。 ・トンネルくぐり、マットの上でころがったり、 固定遊具など全身を使って保育者も一緒に 遊ぶ。 ・絵本の好きな場面を何回見ても一緒にまね て遊ぶ。 ・運動玩具:引き車・手押し車・箱(ダンボール)・斜面台・太鼓橋・滑り台・ボール・クルク ルローラーなど ・操作的玩具:チェーンストーン・キャップ落とし・マジックテープはがし・クルクルボックス・ 重ねコップ・色玉・スイッチあそび・鍵・お手玉・積み木・カートレインスロープ ・再現あそび玩具:人形・ハンカチ・布・引き出し・手提げ袋・洗面器・ままごと・おんぶ紐・ エプロン・三角巾など ・素材的玩具:砂・水・紙・布・チェーンリング・小麦粉粘土など ・その他:オルゴール・車・鏡・絵カード(食べ物・動物・乗り物など)プール・マット・トラ ンポリン・おもちゃの自動車・カラーボール・小動物をみる・木の葉・木の実ひろい・フィン ガーペイント遊び・小麦粉粘土遊び・洗濯バサミ・ボタン・スナップ・てぶくろ人形・ぬいぐ るみペープサート・紙芝居・楽器遊び ・絵本:おおおきなかぶ・かばくん・ぞうくんのさんぽ・てぶくろ・ぐりとぐら など ・歩行が完成してきて転ぶことも少なく走った り、ゆっくり歩いたり変化のある歩き方を楽 しむ。 ・手足を協応的に動かす。 ・保育者の模倣をして、歌やリズム表現をする。 ・自己主張ができて「イヤ」が言える。 ・何でも自分でやりたがり、能力以上の作業を しようとして、見ているものをハラハラさせる。 ・絵本を読んでもらいたがる。
・伝承あそび:あたまかたひざポン・とうさんゆびどこでしょ・どのたけのこがでぶちゃんかな・ さかながはねた・こぶたがみちを・おべんとばこのうた など 物の取り合いが激しい頃(平行遊び)
24ヶ月から36ヶ月頃
友だちとのやりとりのでき始める頃(平行遊び) №5 環 境 構 成 と 保 育 者 の 援 助 遊 び ・ 遊 具 の 例 歌 遊 び 月齢 遊 び に つ な が る 子 ど も の 姿 ・友だちとの貸し借りがまだできないので、交 代・順番を保育者が言葉掛けをし、仲立ちを していく。 ・友だちにあげること、二人でわけあうこと、 順番にすることをわからせる。 ・自我の発達の芽生えを大切にするということ で危険のないけんかはすぐに止めに入らず、 双方の意思を十分出させるようにする。 ・子どもの言葉に共感したり、遊びを発展させ るために「そうね」とか「先生にもちょうだ い」などの言葉をかける。 ・足腰がしっかりしてバランスがとれる。 ・束縛を嫌い一人でも何でもやりたがる。 ・戸外を走りまわったり、水や土・砂遊びを 楽しむ。 ・簡単な約束を守ろうとしたり、手伝いを喜 んでする。 ・思いやりや協調性が芽生える。 ・男・女の性別がわかってくる。 ・穴通しが上手になり、首飾りなど作ったも のを身につけるのを喜ぶ。 ・「貸して」「待ってて」「どうぞ」などの 言葉のやりとりをくりかえし知らせる。 ・砂・水・石・木の実などの自然物を十分準 備する。 ・天気のよい日は、戸外で全身運動を十分にし、 遊びの満足感を味あわせる。 ・操作的あそび:スナップ・ボタン絵本・カットホース(手づくり、大中小)・パズルボックス・ 絵合わせパズル・紐通し(花おはじき) ・構造的あそび:積み木・カットホース・絵カード・お手玉・箱・ブロック ・造形的素材:チェーンリング・小麦粉粘土・洗濯バサミ・紙・折り紙・紐・ロープ・花おはじき・ 電車あそび(ダンボール箱など)・土・水・砂あそび ・世話あそび・役割あそび:人形・人形の衣服・物干し・洗濯バサミ・布・布団・タオル・エプロ ン・三角巾・乳母車・手提げ袋・リュックサック・おんぶ紐・医者コーナー・美容師コーナー ・運動遊具:三輪車・フープ・うんてい・滑り台・平均台・はしご・鉄棒・ブランコ・マット・ ジャングルジム・ボール ・走ることが確かになってくる。 ・両足遊びをする。 ・目と手の協応性が確かになってくる。 ・手首の動きがなめらかになってくる。 ・夢中になって好きなことをして遊ぶ。 ・友だちとのかかわりが増え、友だちと一緒に いることを好む。 ・自己主張が強くて、玩具の取り合いが多くま だ共同で物を使ったり、順番に使うことがで きない。・伝承あそび(集団で遊ぶもの):むっくりくまさん・ライオン狩りにいこうよ・ぞうさんのさ 友だちと二人で活動できる頃(簡単なごっこ遊び) 短時間ならみんなと一緒に活動できる頃(集団遊び) 環 境 構 成 と 保 育 者 の 援 助 遊 び ・ 遊 具 の 例 歌 遊 び に つ な が る 子 ど も の 姿 ・ごっこ遊びは子どものイメージにあわせ楽し く深まりのあるものにするため、子どもの遊 びをよく観察し言葉をかけることを大切にする。 ・子どものイメージが発達して、ものを別のも のにみたてて遊んだり、ひとりで想像してな ったつもりで遊ぶ時期でもあるので、そんな 時はそっと見守る。 ・友だちとかかわって簡単な集団遊びをする。 ・行事に楽しんで参加する。 ・体験したことを保育者に話す。 ・伝承遊びを楽しむ。 ・遊びの中で交代、順番、所有の区別を保育 者の言葉かけや経験を通して理解できるよ うにする。 ・積極的に友だちと遊ぼうとするが長続きし ないので、保育者が仲立ちをして遊びを盛 り上げる。 ・集団あそび:汽車・電車遊び(ダンボール箱など)、動物のまねっこ遊び、椅子とり、すもう ごっこ・かくれんぼ・ままごと遊び・人形を使っての簡単なきせかえ遊び ・科学あそび:植物に興味を持つ(草花を摘む)・小動物に興味を持つ(近づいてみる)・虫取り・ 木の葉集め・木の実遊び・魚釣りあそび(じしゃく) ・手づくり玩具:手づくり椅子(牛乳パック)・紐通し(ビンのふた・ボール紙に穴をあける) 男の子・女の子人形、てぶくろ人形、牛乳パックの汽車・自動車、劇遊び用小道具、ペープサ ート、絵合わせパズル ・絵本:てぶくろ・おおきなかぶ・三匹のやぎのガラガラドン・三匹のこぶた・かにむかし・お おかみと七匹のこやぎ・おたまじゃくしの101ちゃん・はじめてのおつかい・どろんこハリー・ ばばばあちゃんシリーズ など ・言葉の数が急に増え、はっきり発音する。 ・ストーリーがわかりやすく、理解しやすい絵 本やお話の中に出てくるものになって遊ぶ。 ・簡単な言葉のくりかえしややりとりを何度も くりかえし遊ぶ。 ・自分の身の周りの大人の動作や言葉使いをま ね、つもり遊びをする。 ・表現能力が発達してくる。