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管内中堅 中小企業のアジア地域等への進出ニーズ 地域特性及び特徴的な取組み並びに地域金融機関の支援体制 対応状況 1. 進出ニーズ等 当局管内 ( 沖縄県 ) においては 製造業が少ない産業構造であることや企業規模も中小 零細企業が太宗を占めていること等から 海外進出ニーズの形態については 輸出や販

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(1)

「管内中小企業等のアジア地域等への

進出支援体制」

平成23年2月9日

沖縄総合事務局

(2)

管内中堅・中小企業のアジア地域等への進出ニーズ、地域特性及び特徴的な取組み

並びに地域金融機関の支援体制・対応状況

1.進出ニーズ等

(2) 沖縄県内企業の海外ビジネス意向アンケート調査結果

-1-

当局管内(沖縄県)においては、製造業が少ない産業構造であることや企業規模も中小・零細企業が太宗を占め

ていること等から、海外進出ニーズの形態については、輸出や販売提携等による販路の拡大が中心となっている。

(1) 県内企業等の状況

・海外ビジネスへの関心企業(回答企業211社) 輸出に関心がある企業 98 うち、輸出を現在行っている企業 49 輸入に関心がある企業 114 うち、輸入を現在行っている企業 86 海外進出に関心がある企業 63 うち、海外進出を現在行っている企業 13 業務提携に関心がある企業 82 うち、業務提携を現在行っている企業 37 海外で知的財産権(特許、商標等)を保有 する企業 13 ・輸出関心企業(計98社)の関心先、及び輸出に当たって抱える問題点(複数 回答可) 輸出関心国 問題点 (※1) (※2) 中国 56 台湾 41 香港 37 米国 29 シンガポール 28 韓国 24 欧州 18 インド 16 タイ 15 海外市場のニーズ把握 39 19 20 信頼できる取引先の確保が困難 34 15 19 物流コストが高い 30 16 14 対象市場の輸入等規制の情報 不足 28 13 15 貿易手続きが煩雑・難解 25 8 17 商品の価格競争力の強化 25 12 13 関税等諸税が高い 17 12 5 貿易人材の不足 14 4 10 取引先とのコミュニケーションが うまくいかない 14 8 8 ① ③ ② ① ② ③

「輸出を実際に行っている企業(※1:49社)が抱える問題点は、物流コストが高いことを2番目に挙げ

たのに対して、輸出は行っていないが関心のある企業(※2:49社)が挙げる問題点は、貿易手続き

が煩雑・難解を3番目に挙げ、また貿易人材の不足を挙げた企業が10社(7番目)もいたことから、

(輸出を)実際に行っている企業は、物流コストが高いこと、関税等諸税が高いこと等に悩んでおり、

輸出は行っていないが関心のある企業に対しては貿易実務の研修等のニーズがまだまだ高いことが

うかがえる。」

調査結果より

県内総生産に占める製造業の割合 都道府県 名 順 位 製造業の割合 (%) 製造業生産額 (百万円) 滋賀県

41.23

2.429.754

沖縄県

47

4.69

167,689

全 国

20.88

106,172,365

都道府県別企業数(民営、非一次産業、2006年) 都道府 県名 中小企業(A) (A)のうち 小規模企業 大企業 企業数 構成比 企業数 企業数 沖縄県

56,626

99.9

49,920

74

合 計

4,197,719

99.7

3,663,069

12,351

(内閣府「平成16年度県民経済計算」より) (中小企業庁「中小企業白書(2010年版)」より)

(2008年5月 ジェトロ沖縄貿易情報センター調べ)

(3)

2.地域特性及び特徴的な取組み

(1) 地域特性(県内の動向)

[ 沖縄県企画部HP「アジアの物流拠点を目指して!国際物流ハブ構築 沖縄」より ]

那覇空港(=沖縄県)の地理的優位性

⇒ 「アジアの主要都市へ4時間内」

ANA国際物流ハブの構築(平成21年10月26日~)

○沖縄の魅力 豊富な人材、全国一若い県、全国一安 い生活水準、地震が無い、身近な リゾートライフ ○経済特区 自由貿易地域那覇地区、特別自由貿 易地域 等 貨物ターミナルの管理運営企業への融 資及び出資(沖縄県等) 貨物ターミ ナル運営 管理事業

那覇空港貨物 ターミナル㈱[貨 物ターミナル運 営管理事業] 航空貨物運送会 社(貨物運送事 業に特化) (地元航空貨物会社) 貨物運送 事業 ○那覇空港ハブ&スポークの経緯 ・アジアの中心という地理的優位性を活用し、近隣アジアの成長や活力を効果的且つ有効的に取込むことで、沖 縄の産業振興のみならず、我が国全体の経済発展にも波及効果が期待。 ・沖縄県では物流拠点の形成を沖縄振興策の柱の一つと考え、沖縄特有の経済問題や雇用問題の改善を図る目 的で推進。 [ 第6回沖縄振興審議会総合部会専門委員会(22.10.22)資料「国際物流産業の経緯と現状」より ] [ 沖縄県観光商工部「沖縄県の貿易(平成22年度)」より ]

沖縄県の輸出入の動向(昭和47年~平成21年)

「本県の貿易は、輸入額 が輸出額を超過する状況 が続いている。この輸入 超過額は、昭和56年に 6,863億円という過去最 高額を記録した。その後、 減少傾向で推移し、平成 6年には234億円まで減 少した。しかし、平成8年 には再び1,000億円を 超過し、その後は1,000 億円台で推移、平成21 年は1,345億円の輸入 超過となっている。」 S56

[ 第6回沖縄振興審議会総合部会専門委員会(22.10.22)資料「国際物流産業の経緯 と現状」より ]

○那覇空港における物流の現状 ・国際貨物取扱量は那覇空港に ハブ&スポークが展開されてから 飛躍的に増加。現在、中部空港 を抜いて関西空港に次ぐ日本第3 位。 ・県産品の海外輸出:国際航空物 流ハブ開始前=月0.4トン⇒月8ト ン(約20倍の増加) ・輸送品目:ゴーヤ、ほうれん草、 島らっきょなどの青果物、ビール、 泡盛、黒糖商品、健康食品などを 中心に香港、台湾、ソウルへ出荷。 ○那覇空港における国際貨物取扱量の 推移 平成21年 輸出 477億円 輸入1,823億円 昭和47年 輸出 66億円 輸入 482億円

-2-

(4)

(2) 特徴的な取組み

ANA国際貨物ハブ事業を活用した「沖縄国際航

空物流ハブ活用推進事業」(官民連携の取組み)

[事業概要]

ア.沖縄県の取組み

(第6回沖縄振興審議会総合部会専門委員会(22.10.22)資料「沖縄国際航 空物流ハブ活用推進事業」より )

-3-

平成22年度 沖縄国際航空物流ハブ活用推進事業

[ 沖縄県企画部HP「(沖縄国際航空物流ハブ活用推進事業)海外販路拡大活動に対する支援策」より ]

平成22年度以降当面の取組み

○ 事業主体は沖縄県。平成22年度は、9企業・団体(電通沖縄、電通、沖縄県 産業公社、沖縄県物産公社、地域開発研究所、りゅうぎん総合研究所、おきぎん 経済研究所、海邦総研、南西地域産業活性化センター)に事業委託。 ○ 予算措置:沖縄特別振興対策調整費 [総事業費 679,793千円(うち国費 543,834千円)]

(全体スケジュールより一部を抜粋)

「沖縄国際航空物流ハブ事

業1周年周知イベントin香

港」を開催(企業誘致セミ

ナー、企業誘致商談会等)

(5)

イ.地域金融機関の取組み(支援体制・対応状況含む)

●地域金融機関の主催による商談会の開催(外国人バイヤーの招

聘)

商談会の概要

○開催目的:地元企業の販路拡大支援と地場産業の活牲

化への貢献

○開催日時:平戚22年10月22日(金)(沖縄の産業まつり開

催期間)

○実施内容:国内バイヤー20社、国外(中国)バイヤー3社、

計23社のバイヤーと、県内食品関連企業54社による個別

商談会。

●成長著しい中国でのビジネスチャンス獲得のため取引先企業等

を本格的に支援

○中国に進出している取引先企業からの資金需要への対応や経営計画へのアドバ

イスに加えて、頭取自らが中国工場の視察に赴き、工場の稼働状況の確認や現地

行政当局との意見交換を行う等の進出へのサポートを実施。

[中国進出支援に向けた体制整備]

○事務所機能を担えるための体制整備として、中国語に堪能な行員を中途採用。

○毎年2名の行員をメガバンクの現地支店(上海、大連、蘇州)へ1年から1年半の

期間でトレーニーとして派遣。

●ANA国際貨物ハブ事業の中核となる那覇空港貨物ターミナル事業

へのサポート

○ターミナルビル運営会社の設立に当

たって、地元銀行が中小企業診断士の

資格を持った人員を派遣し、会社分割

等の業務を支援するとともに、運営会

社への出資を実行する等、本事業をサ

ポート。

貨物ターミナルの管理運営企業への融資及 び出資(沖縄県等) (地元航空貨物会社) 貨物運送 事業 貨物ターミ ナル運営 管理事業 那覇空港貨物ターミ ナル㈱[貨物ターミ ナル運営管理事業] 航空貨物運送会社 (貨物運送事業に特 化)

-4-

●地域金融機関のシンクタンクが沖縄国際航空物流ハブ活用推進事

業に参画

○22年度の沖縄国際航空物流ハブ活用推進事業(事業主体:沖縄県)の受託先と

して地域金融機関のシンクタンクが同事業に参画

●ジェトロ沖縄の主催による海外ビジネスセミナーに後援団体として参

セミナーの概要

○中国ビジネス実践セミナー・中国企業との取引における留意点

○開催日時:平成22年5目14日(金)

○参加人員:約220名

当局管内の地域金融機関において、県が推進する沖縄国際航空物流ハブ活用推進事業への参画、ビジネスセミナーへの参加や商

談会の開催等、企業の海外進出への支援のための取組みが行われている。(概要は以下のとおり)

(6)

-5-

中小企業から金融機関への要望として、現地情報の収集等よりも現地決済手続きや資金需要への対応を

求める声が聞かれる。一方、金融機関側からは、金融機関単体での海外進出企業に対する広範な金融

サービスは、容易ではない状況との意見も聞かれる。

3.当局によるヒアリング結果

県内企業の海外進出ニーズは多く、海外に生産拠点を展開している事例も見られるものの、形態としては

輸出等の販路の拡大が中心であるとの声が太宗。また、進出にあたっての課題(ネック)として物流(輸送)

コストを挙げる声も。

問合せ先

沖縄総合事務局財務部金融監督課

TEL 098-866-0095

(1) 管内中堅・中小企業のアジア地域等への進出ニーズ

(2) 地域金融機関の取組み(支援体制・対応状況含む)

参照

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