Chapter 4
Chapter 4
スコアエディタでの入力の実践②
このChapter 4ではエレクトーン用の楽譜 を入力する手順を解説します。次の楽譜を作成します
(図1) 図11
Chapter 1を参考にCubaseシリーズの起動、新規プロジェクトの作成や音源 設定までを行ってください(次ページ図2)。図2
MIDI トラックとパートの作成、音色の設定
エレクトーンは、ピアノとは異なり、上鍵盤、下鍵盤、ペダル鍵盤の音色が異な ることがほとんどです。音色をそれぞれ別に設定するためにMIDIトラックを3つ 作成します。1
「プロジェクト」→「トラック を追加」→「MIDI」をクリッ クします(図3)。2
「MIDIトラックを追加」のウィ ンドウで「カウント」の項目を 「3」にして「OK」をクリック します(図4)。 図3 図4Chapter 4
MIDI 01~03の3つのトラックが作成 されます(図5)。上から上鍵盤、下鍵盤、 ペダル鍵盤になります。
3
Chapter 1「音色の設定」を参考に、それぞれの音色を設定します。ここでは、・上鍵盤に「トランペット(Trumpet)」(図6)
・下鍵盤に「エレクトロニックピアノ(E.Piano1)」(図7)
・ペダル鍵盤に「ウッドベース(Aco.Bass)」(図8)
を割り当てた状態で解説します。 図7 図8 図6
4
「鉛筆」ツールを使って各トラックに パートを1小節分作成します(図9)。5
「オブジェクトの選択」ツールを使っ て、3つのパートをドラッグして選 択します(図10)。6
「MIDI」→「スコアエディタを開く」 をクリックします(図11)。 図5 図 10 図9 図 113段の五線が表示されます(図12)。 図 12
表示の拡大
表示を拡大します。1
縦のスクロールバーの上にある下向きの三角マークをク リックしてメニューを表示し、「200%」をクリックしま す(図13)。 表示が拡大されます(図14)。 図 14 図 13Chapter 4
3段譜の設定①ー名称の変更
3段譜の名称を変更します。 ここでは、1段目を「UK」、2段名を「LK」、3段目を「PK」と名称を変更します。1
1段目の「MIDI 01」と表示されている部分をダブル クリックします(図15)。「譜表名称を設定」のウィンドウが開きます(図16)。
2
「MIDI 01」と表示された部分をクリックすると反転 します(図17)。3
「UK」と入力して「OK」をクリックします(図18)。1段目に「UK」と表示されます(図19)。 図 19 以降、2段目、3段目も同様の操作を行いそれぞれの名 称を入力してください(図20)。 図 15 図 16 図 20 図 17 図 18
3段譜の設定②ー大括弧の入力
1段目と2段目を大括弧(ブレース)でくくります。1
「スコア」→「設定」をクリックします(図 21)。2
「スコア設定」のウィンドウが開くので「レイ アウト」をクリックします(図22)。3
中央に「トラック」という項目が表示されて います。その「トラック」の左には「大括弧」 と「括弧」のマークが表示されています。こ こで「UK」の左の大括弧の下で、「LK」に向っ てドラッグすると、UKとLKが[ でくくられ ます(図23)。4
「適用」をクリックしたあと、「閉じる」ボタ ンをクリックしてウィンドウを閉じます(図 24)。 1段目と2段目が大括弧でくくられます(図 25)。 図 23 図 25 図 21 図 22 図 24Chapter 4
3段譜の設定③ー音部記号の変更
2段目と3段目の音部記号を変更します。1
2段目のト音記号をダブルクリックします(図26)。2
「音部記号の編集」のウィンドウが開きます(図27)。音部記号が表示されている右の下向きの三角マークをクリックしてスクロー ルさせて「ベース(ヘ音記号)」を表示し、「OK」をクリックします(図28)。 図 27 図 28 2段目がヘ音記号に変更されました(図29)。 図 29 3段目も同様の操作でヘ音記号に変更してください(図30)。
3段譜の設定④ー調号の変更
調号を変更します。1
ツールバーの「記号を表示」をクリックします(図31)。す でに青く点灯して記号のインスペクターが表示されている 場合には、この操作はしなくてけっこうです。 図 26 図 30 図 312
インスペクターが表示されます。「調号」をクリックします(図32)。3
調号が表示されるので「Gmaj」をクリックします(図33)。4
1段目のト音記号と拍子記号の間へカーソルを移動し、クリックします(図 34)。調号が入力されます(図35)。 図 32 図 33 図 34 図 35 ・・・ひとこと 調号は、曲全体の調を表すものなので、任意の段の調号を変更すればすべての段 の調号が変更されます。
基本的な入力手順①ー3連符の入力
1段目の1拍目の3連符を入力します。 「ノート長」が「クオンタイズとリンク」になっている のを確認してください(図36)。 図 36Chapter 4
1
ツールバーの「ノートを挿入」をクリックします(図 37)。2
拡張ツールバーの音符から「8分音符」と「T(3 連符)」をそれぞれクリックします(図38)。3
1小節目の1拍目で、ミの位置でクリックします。4
ミが16分音符で入力され付点8分音符が表示されます(図39)。表示が3連符 ではありませんが、後で自動的に修正されます。5
付点8分休符上でシの位置でクリックします(図40)。6
シが入力され3連符のカッコが表示されます(図41)。7
8分3連休符上でソの位置でクリックします(図42)。 図 39 図 40 図 41 図 42 3連符が入力されました(図43)。 ・・・ひとこと パート内で一度でも8分3連符を入力すると、次の入力から は最初の音符を入力すれば、自動的に3連のカッコが表示され るようになります(図44)。 図 44 図 43 図 37 図 38基本的な入力手順②ー付点音符の入力
2拍目に付点8分音符と16分音符を入力します。付点音符はこれまでの入力とは 違い「クオンタイズとリンク」では入力しないので注意してください。1
3連符を入力した時にクリックした「T(3連符)」 をクリックして、消灯させます(図45)。2
「・(付点)」をクリックします(図46)。3
「ノート長」を「1/8付点」にします(図47)。4
「クオンタイズ」を「1/ 16」にします(図48)。 図 485
2拍目の4分休符上で、ミの位置でクリックします。8分音符がタイでつながれた形で、さらに3連符の カッコが表示されます(図49)。これらは次の音符を 入力すると自動的に修正されます。
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拡張ツールバーの「音符」から「16分音符」をクリッ クし、「付点」をクリックして消灯させます(図50)。 図 49 図 46 図 45 図 47 図 50Chapter 4
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16分休符の左側でソの位置でクリックします(図51)。 16分音符が入力され、タイやカッコが消え連桁でつながれます(図52)。 図 51 図 52基本的な入力手順③ー3連符以外の連符の入力
Cubaseシリーズは、拡張ツールバーの「音符」からの選択では3連符のみ作成 できるようになっています。5連符やその他の連符を作成するには、拡張ツールバー での選択以外の方法で行う必要があります。 ここでは3拍目の16分音符の5連符を作成する手順を解説します。1
拡張ツールバーの「16分音符」をクリックしま す。これまでの作業で「付点」や「T」などが 選択されている場合には、クリックして消灯さ せます(図53)。2
「ノート長」を「クオンタイズとリンク」にし ます(図54)。3
譜例の音階で16分音符を入力していきます(図 55)。4
ツールバーの「オブジェクトの選択」をクリッ クします(図56)。5
入力した5個の16分音符をドラッグして選択し ます(図57)。 図 55 図 56 図 57 図 53 図 546
「スコア」→「連符の作成」をクリックします(図58)。「連符」のウィンドウが開きます(図59)。 図 59 図 58
「タイプ」は連符の数を設定します。初期設定は「5」すなわち5連符になっ ています。譜例でも5連符なのでこのままでけっこうです。
「オーバー」は連符全体の長さを設定します。ここで は16分音符の5連符の1拍分になります。数値は分 母が音符で、分子が数を表しています。4/4拍子 で1拍分なら「1/4」とします。分母が右、分子が 左のそれぞれの三角マークをクリックして変更しま す(図60)。 ・・・ひとこと ここでは厳格な拍子による設定ではないので、たとえば2/8としても同じ効果 になります。
「長さの変更」は5連符化することによって、各々 の音符の長さを変更するかどうかを設定しま す。連符ではない16分音符で入力を行っている ので、これを正確な5連符の長さにするために チェックを入れます(図61)。
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「構築」をクリックします(図62)。 図 60 図 61 図 62Chapter 4
選択した16分音符が5連符に変更されます(図63)。
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「閉じる」をクリックしてウィンドウを閉じます(図64)。 図 63 図 64基本的な入力手順④ータイの入力
5連符の最後の音符は次の4分音符とタイでつながっています。タイを入力しま す。1
4分音符を4拍目のソの位置に入力します(図 65)。2
ツールバーの「のり」をクリックします(図 66)。3
5連符の最後のソをクリックします(図67)。 4拍目のソとタイでつながれます(図68)。 図 65 図 66 図 67 図 68基本的な入力手順⑤ースラーの入力
2段目の2分音符同士につながるスラーを入力します。1
これまでの手順を参考に、2段目に1拍目に2分音符で「ミ、ソ、シ」、同じ く3拍目に「ソ、シ、ミ」と入力します。前項の入力手順④で「のり」ツール が選択されているので、「ノートを挿入」ツールにするのを忘れないようにし てください(図69)。 図 692
「記号を表示」をクリックします(図70)。すでに 青く点灯して記号のインスペクターが表示されて いる場合には、この操作はしなくてけっこうです。3
「強弱記号」をクリックします(図71)。強弱記号が表示されます(図72)。
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「上向きのスラー」をクリックします(図73)。自動 的に鉛筆ツールになります。5
1拍目のシから3拍目のミまでドラッグします(図74)。6
続いて1拍目のミから3拍目のシまでドラッグします(図75)。 図 74 図 75 図 73 図 70 図 71 図 72Chapter 4
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下向きのスラーをクリックします(図76)。8
1拍目のミから3拍目のソまでドラッグします(図77)。 図 77 図 76 初期設定では、スラーの色は黄緑色に表示さ れます。これを黒に変更します。9
「ファイル」→「初期設定」をクリックし ます(図78)。10
「初期設定」のウィンドウが開きます(図79)。 図 79 図 7811
左側の一覧から「スコア」にある「色を使った表記」をクリックします(図 80)。12
右側に「スコア−色を使った表記」が表示されます。13
「Moved Slur」のチェックをクリックしてはずします(図81)。14
「OK」をクリックします(図82)。 図 80 図 81 図 82 スラーが黒で表示されます(図83)。 図 83 ・・・ひとこと スラーの曲線や開始/終了位置を修正するには、ツールバーの「オブジェクトの 選択」をクリックしてからスラーの末端でクリックして黒い四角(カーブポイント) を表示させドラッグして修正します(図83-2)。 図 83-2Chapter 4
基本的な入力手順⑥ークレッシェンドの入力
3段目の3拍目にクレッシェンドを入力します。クレッシェンドは入力手順⑤で 解説した「強弱記号」に含まれているので、このままの状態で作業を進めます。1
これまでの手順を参考に3段目に音符を入力します(図84)。 図 842
クレッシェンドをクリックします(図85)。3
3拍目の先頭から終わりにかけてドラッグしま す(図86)。 図 86 ・・・ひとこと クレッシェンド/デクレッシェンドもスラーと同様、「オブジェクトの選択」をク リックしてから記号をクリックして選択し、黒い四角(ハンドル)をドラッグするこ とで角度や位置を修正できます(図87)。 図 87 図 85ページモードに切り替える
これまではスコアエディタで操作してきましたが、ここではテキストを入力した り、楽譜内の表示や体裁を整えたりするために「ページモード」で作業を行います。1
「スコア」→「ページモード」をクリックします(図 88)。2
画面が変更されページモードになります(図 89)。 図 89 作業がしやすいよう拡大率を変更してください(図 90)。 図 90 図 88Chapter 4
コード記号の入力
これから入力するコード記号は「Em」です。マイナーコードの表記は「m」と するのが一般的です。Cubaseの初期設定では「-(マイナス)」と表記する仕組みになっ ているので、これを「m」とする手順を解説します。 またコード記号は、初期設定ではインスペクター内に表示されていないので表示 します。1
これまでの作業で「強弱記号」などが開いている場合には、項目をクリック して閉じます。2
項目のいずれかの場所で右クリックしてメニューを表示します(図95)。3
「コード記号」をクリックします(図91)。4
インスペクター内に「コード記号」が表 示されるので、クリックして開きます(図 92)。5
入力するコードに一番近い形のコードタ イプを選択します。これからEmを入力す るので、「C-」をクリックします(図93)。6
1小節目の上段の1拍目でクリックします(図94)。7
「C-」記号が入力されます(図95)。 図 95 図 94 図 92 図 91 図 938
「オブジェクトの選択」をクリッ クします(図96)。9
「C-」をダブルクリックします(図 97)。10
「コード記号の編集」のウィンド ウが開きます。11
ここではEmに変更するため、ま ず「調の基音」の項目にある▲ を何度かクリックして「E」に変 更します(図98)。12
「適用」をクリックしてからウィ ンドウを閉じます。コード記号がE-に変更されます (図99)。
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「スコア」→「設定」をクリック します(図100)。14
「プロジェクト」→「コード記号」 をクリックします(図101)。 図 99 図 96 図 97 図 98 図 100 図 101Chapter 4
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「min.」の列から「m」を選択します (図102)。16
「コード記号に適用」をクリックし、 「適用」をクリックしてからウィンド ウを閉じます(図103)。コード記号がEmに変更されます(図 104)。
ペダル鍵盤の縦線を消す
通常のエレクトーン譜の3段目のペダル鍵盤は、上2段とは切り離されています。 2段目と3段目の間の縦線を消します。1
「削除」をクリックします(図105)。2
2段目と3段目の間の縦線上でクリックします (図106)。 縦線が消えます(図107)。 図 105 図 107 図 106 図 102 図 104 図 103小節線の変更
小節線を変更することができます。ここでは終止線を通常の小節線に変更します。1
「オブジェクトの選択」をクリックします(図108)。2
小節線をダブルクリックします(図109)。3
「小節線」のウィンドウが開きます(図110)。4
「(通常の)小節線」をクリックします(図111)。「小節線」のウィンドウが閉じ小節線が変更されます(図112)。 図 110 図 111
曲のタイトル/作曲者などのテキストの入力
Chapter 3「曲のタイトル/作曲者を入力する」をご覧ください。 図 108 図 109Chapter 4
ライン/トリルなどの記号の入力
トリルや1カッコなどの記号はインスペクターの「ライン/ト リル」に用意されています(図112)。テキスト、その他の記号の入力
歌詞、指示などのテキスト、およびダルセーニョ、ペダルなどの記号はインスペ クターの「他」に用意されています(図113)。 図 113 このChapterではエレクトーン譜の作成を学びました。次のTips集では役に立つ ヒントを掲載しました。参考にしてください。 図 112TIPS集
よく使う設定をテンプレートに保存する方法
Cubaseシリーズを起動後に、MIDIトラックなどの作成を省き素早く作成に移る ために、よく使うトラック設定を新規プロジェクトのテンプレートに保存すること ができます。 たとえば、MIDIトラックを16トラック作成しテンプレートに保存しておけば、 SOL2 / XGworks STと同じようにすぐに作業に取り掛かれます。1
メニューの「プロジェクト」→「MIDI」をクリックして合計16のMIDIトラッ クを作成します(図1、2、3)。 図2 図1TIPS 集 図3
2
メニューの「ファイル」→「テンプレー トとして保存」をクリックします(図4)。3
「テンプレートとして保存」のウィンド ウが開きます(図5)。4
「名称」の欄にわかりやすい名前を入力 します。ここでは「XG」と入力し「OK」 をクリックします。 これでMIDIトラックが16トラックの状態 でテンプレートとして保存されました。 「ファイル」→「新規プロジェクト」をクリッ クして「新規プロジェクト」を開くと「テン プレート」の一覧に「XG」が表示されるので、 選択してOKをクリックすればすぐに作業に 図6 図4 図5スタンダート MIDI ファイル(SMF)の読み込み方
について
Cubaseシリーズで、SMFフォーマット0のファイルを読み込むと、1つのトラッ クにまとめられたまま表示されることがあります(図7)。 図7 これを解消するには2つの方法があります。1. 読み込んだ後で分割する
1
読み込んだファイルのパートを選択した状態で 「MIDI」→「パートを分解」をクリックします(図 8)。2
「パートを分解」のウィンドウが開きます。ここ で「チャンネルを分割」にチェックを入れ、「OK」 をクリックします(図9)。 図8TIPS 集 図9
チャンネル(パート)が分割されて表示されます(図10)。 図 10
2. 読み込むときの設定を変更する
MIDIファイルを読み込む前に、読み込む設定を変更しておきます。1
「ファイル」→「初期設定」をクリックし ます(図11)。2
「初期設定」のウィンドウが開きます。3
左側の一覧から「MIDIファイル」をクリッ クすると、右側に「MIDI−MIDIファイル」 の項目が表示されます(次ページ図12)。 図 11図 12
4
下側の「読み込みオプション」の中の 「ファイルタイプ0の場合はチャンネル を分割」にチェックを入れて「OK」を クリックします(図13)。 この設定によりSMFフォーマット0を読み込むと自動的にチャンネル(パート) が分割された状態で表示されます。作成した曲をオーディオ化する方法
Cubaseシリーズと外部MIDI音源で作成した曲は、そのままではオーディオCD などに焼くことはできません。一度、MIDI音源からオーディオデータとして取り 込んだ後に、「オーディオミックスダウン」を行います。 図 13TIPS 集
オーディオデータとして取り込む手順
使用しているMIDI音源(ここではMU2000EX)のOUTPUTをオーディオデバイ ス(ここではMW8CX)に接続した例で解説します。1
制作した曲(プロジェクト)を開きます(図14)。 図 142
「デバイス」→「VSTコネクション」をクリックします(図15)。 図 153
「VSTコネクション」のウィンドウが開きます。「入力」をクリックします(次ペー ジ図16)。図 16
4
「オーディオデバイス」の項目 が「Yamaha ASIO DirectKS Driver」に、「デバイスポート」 の項目の左右が「USB Audio CODEC-1」「USB Audio CODEC-2」になっているのを 確認します(図17)。5
VSTコネクションのウィンド ウを閉じます。6
「プロジェクト」→「トラック を追加」→「オーディオ」を クリックします(図18)。7
「オーディオトラックを追加」 のウィンドウが開くので、「カ ウント」を「1」、「構成」を 「stereo」になっているのを確 認して「OK」をクリックし ます(図19)。 図 19 図 17 図 18TIPS 集
オーディオトラック(オーディオ 01)が追加 されます(図20)。
8
オーディオトラックの「録音可能」ボタンと「モ ニタリング」ボタンをクリックして点灯させま す(図21)。9
曲を再生させ、オーディオ01トラックの録音 レベルメーターを見ながら、MU2000EXのボ リュームを調整します(図22)。9
調整ができたら曲を先頭に戻し「録音」ボタンをクリックして録音を開始しま す(図23)。 ここでは1小節のファイルを録音していますが、音の余韻なども含めて余裕 をもって録音するようにしましょう(図24)。 図 23 図 2410
音の余韻の部分まで録音したら「停止」をクリッ クします(図25)。11
オーディオ01の「録音可能」「モニタリング」 ボタンをクリックして消灯させます(図26)。 図 20 図 21 図 22 図 25 図 2612
このまま再生するとMIDIトラックとオーディオト ラックの両方が再生されてしまうので、オーディオ01 トラックの「S(ソロ)」ボタンをクリックしてオーディ オトラックのみ再生されるようにします(図27)。13
「開始」をクリックして録音されているかを確認しま す。オーディオミックスダウンを実行する
録音されたトラックをWaveファイルとして書き出します。この作業を「オーディ オミックスダウン」と言います。1
トランスポートパネルの「LRロケーター」を使って、 Lを曲の開始小節、Rを曲の終了小節に設定します。 ここでは1小節目から音の余韻も含めた3小節の頭ま でを指定します(図28)。2
「ファイル」→「書き出し」→「オーディオミックスダウン」をクリックします(図 29)。 図 29 図 28 図 27TIPS 集
3
「オーディオミックスダウン書き出し」のウィンドウが開きます(図30)。 図 30「ファイル名称」と「バス」(書き出す場所)を設定します。
「選択」をクリックすると(図31)、「ファイル名と場所を選択」のウィンドウ が開くので、「ファイル名称」には曲の名前、「バス」で書き出す場所をそれ ぞれを設定します(図32)。ここではプロジェクトフォルダ(Chapter 1参照) に「Cubase For EL」として「保存」をクリックします。
図 31