理学 療 法 学
第
36
巻 第7号348
〜
355頁 (2009年 )研 究
論
文
要 介 護 高 齢 者
に
お
け
る
離 床 時 間
と 日
常
生
活 動 作 能力
と
の
関係
*日
本
理
学療法
:lr
協 会
国
庫補助
事
業
調
査研
究
特 別班
* *要 旨
【
目的 】 本 研 究
は,
要 介護 高 齢 者
の 離床
時 聞と 凵常
生 活動 作 能 力
との関 連
を 大規 模 集 団
に て分 析
し.
要 介
護 高 齢 者
が 凵常 生 活 動 作 能 力
を保
持…す
るのに 必要
な離 床 時 聞
を検 討 す
る こ と を凵的
とし
た。
【
方 法
】
対 象
者
は要介
護 高 齢者
6
」78
名
(平 均年 齢
80
,
7
±8
.
0
歳
,
女性
65
.
8
%
)であ り
,3
,
350
名 (
54.
2
%)
は施 設
に 入所
し,2
,
828
名
(
45
.
8
%)
は在
宅 生活
で介 護 保 険 を利 川 し
て い た高齢 者
であ
っ たt、
要 介 護 度
, お よ び施
設 入所
と在
宅居
住
と で対 象 者
を分類
し,
性 別
,
年 齢
,
疾 病
t基 本 動 作 能
JJ
を調 整
し て離 床
⊥0
時
間 以 上の対
象
者に対
して,
離 床
6
〜
10
時 問
,
離 床
3
〜
6
時
閲,離 床
3
時 聞未
満の対象 者
に お け るH
常
生活 動 作 能 力 障
害
の危 険 度 を 調
べた
、【
結 果
】
離 床
10
時
間 以L
に対
し て離 床
3
〜
6
時間
が,
凵常
生活 動 作 能 力 障 害
に最 も
高
いオ
ッ ズ比 を示 し
,
離 床
3
時 間 未 満
での オッ ズ 比 が 上昇
し ない傾向
にあっ た。
【
結 論
】
長 時 間
の離 床
と良 好
な 円 常 生活
動 作 能 力 と は 密 接 に関
連 しており
,
離 床 時 間
が 少 ない人
ほ ど 日常
生活 動 作
の自
しk
度
が低
下 し てい た。
離 床
3
時
間未満
で オ ッズ 比 が 上昇
し な かっ たのは,
こ れ らの対 象 者
で は起 き
L
がり
,
Iltlち
上が
り,
歩 行
の非 自立 者
が多
い こと,
す な わ ち身
体 機 能
の低
い対 象 者
が多 く含
ま れてい た ことに起 因 す
る と考
え た。
キー
ワー
ド介 護 保 険
,
AD
L
,
高 齢 者
緒
言
身 体 拘 束
に よ る不 活 動 状 態
は,
廃用症 候 洋
を急 速
に進
展
する。
た と え ば,
不 活 動
による筋 萎 縮
や筋 力
の低
ドは顕 著
であ り
,
ベ ッ ド ヒ安 静 を
1
か月 続 け
る と,
大 腿
四頭
筋
の筋 萎 縮
は5
〜
10% 進 行
し,
筋 力
は20
%ま
で急 激
に低
ドす
るこ と が 明 ら か と さ れ てい る 1〕。
この よう
な廃
用 症 候 群の 予 防の た め に, 障害
を 有 す る 高 齢 者 に お け る 離床
の重 要 性
が指
摘
さ れて きており
2),
離床
時
問の 目安
に つ い てい くつかの報 告 が な さ れて き た。
そ れ らの研 究 を み る と,
高 齢 者
の全身 的
な廃 用 症 候
群 を防 ぐ
た めには,
座 位 時 問
を1
凵4
時 問
以L
確 保 す
る 3),
活 動 時 間
を1
凵2
時 間
以上4},
また は4
時 問
以L5
) とる必要
が あるとさ れて い る。 ま た,
進 藤
ら は.
長 期
に わ た る特 別 養 護 老
人*
Relati〔mship betwe巳n Tlme Spピ11t A丶vay from Bed a匸/d AblLiしy じoPerform AcE
.
ivit.
ics of DaiLy Living among O且der IlldividuatsR閃 uiri[1g Carピ
*
*
Japa
[11’hysica[
厂
「11erapy Assoeiatien、
Rese:・
}rch Tea1T〕f⊂〕r Nati〔,naLGra1
’
ited Prり〕ecLcorresponding aurht 〕r
:島田裕之#
東京 都 老 入総 合研究 所
El
立 促 進 と 介護 予 防 研 究チー
ム〔〒 17:3
−
OO15東 京 都 板 僑 区 栄町35−
2)#
E
−
[11ail: sh 「mada @tnilg.
or.
jP〔受 イ」口 2009 年 3 月 171r / 受理日 2009 年 7 月 27 日} ホ
ー
ム 入所 者
の観 察
か ら,
1
日 の離 床 時 問
の 目標 値
を障
害 度 別
に設 定 し
た6)zそ
の報 告
では,
障 害 老 人
の 凵常 生
活 自
立度 判 定 基 準
で ラ ン クA
の対 象 者
は7
時 間
以 上,
ラ ン クB
は6
時 問 以
ヒ,
ラ ン クC
は5
時 間
以 上離 床 す
る こ とで,H
常
生活 自
立度
の低
下を抑 制
でき
る卩∫能 性
があ
る と した
6)。 し か し,
この結
果 は1施 設
の人所 高 齢 者
に 限定
さ れ,
その施
設 が積 極
的 な離 床 促 進
の 取 り紅
み を 実 施 し てい た 中 での観察
結 果 に 基づ いてい る た め, 在 宅 居住
の障
害
を有 す
る高 齢 者
や,
離 床
に積極
的で は ない施設
へ の一
般 化 に は 注 意 を 要 す る。
現 に 離 床 に積 極 的 な 施 設 と そう
でない施 設 問
で の1
円の平 均 離 床 時 問
は,
そ れ ぞ れ6
.
4
時 間
と4
,
6
時 間
と報 告
さ れており
,
離
床
に積 極 的
な施 設
におい て離 床
時間
が 長い 傾 向にある7}。
一
方
,
要 介 護 高 齢 者
の離 床 時 問
を調
査 し た報 告
S}で は,
離
床 時 間 が3
時 問未
満で あ る高
齢者
が全
対象 者
の42
%で あっ た と さ れてい る。
こ の 報 告では,
対 象 者の離 床 時
間 が3
時閊 末満
の人 を 長 時 間 臥床 者
と設 定
し た場
合
,
長 時 間臥 床 者
で は全
例 に おいてBartllel
Index
の値
が60
点 以.
F
を 示 し,
屋内 歩 行
が非 自
立 レベ ル であ り
,
身休 機
能障 害
を 認 め た高 齢 者
が有 意
に多
かっ た と してい る S丿 。閉
じこも り状 態
にあ
る在 宅 要 介 護 高 齢者
を対 象
に.
離 床時 間
と凵常
生活 活
動 との関 連 を 検 証 し た 報 告91で は,
離 床11寺問 と 目 常 生活動作 能 力 349
1
日の離 床 時間
はFunct
/ionul
lndependence
Measure
と有 意
な相 関
が認
め ら れ,
特
に ト イレ動作
との 関連
が高
か っ た と さ れて い る、
,ま
た,
こ の報 告
の対 象 者
に お け る1 日の平 均 離 床 時 間
は約
10
.
3
時 間
であり
,
離床 時
間5
時 間 以 ヒの対 象 者
が86
%であ
っ た9)。
これ ら
先 行 研 究
は高 齢 者
におけ
る離床 時 間
と日常
生活
活 動
との関 連 を示 唆
し てい るが
,
各研 究
の対 象 者 数
は少
な く,
単変
数 分析
によ る解 析
に留 ま り
,
交 絡
因子
を考 慮
し た多
変
量解 析
に よっ て 離床 時
間 が 凵常 生 活 動 作 能 力
に 及 ぼす 影 響 を
明 示 す る に 至っ ていない。
本 研 究
で は,
多
彩 な 障 害 を 有 す る 要 介 護 高 齢 者 を 対 象 と して,11
常 生 活動 作 能 力
と離 床 時 間
との関係
を 大規 模 集 団
に おい て検 証
す
る こと を 目的
と し た。
研 究 方 法
1.
対象
本 研
究
は, 平成
16
年
度 老 人保 健 事 業 推 進 費 等 補 助
金事
業
の助 成 を 受
け,
凵本 全 国
の理 学 療 法 上
の協力 を 受 け
て実 施 した。
協 力 が 得 られ た 理 学 療 法 上 数 は912
名
であり
,
デー
タの欠 落
が な かっ た 要介 護 高 齢 者
6
ユ78
名
(
’[i.
均乍齢
80.
7
±8,
0
歳
,
男 性2
,
111
名
,
女
1
生
4
,
067
名
) を実
際
の分
析 対象
と し た。
対 象
と なっ た 要 介護
高齢 者
のう
ち,
3
,
350
名
(
54
,
2
%)
は施 設
に入 所
して おり
,
2
,
828
名
(
45
.
8
% )
は在 宅
生活
で介 護 保 険
を利 用 す
る要 介 護 高 齢
者
であ
っ た。要 介 護 認 定 (
平 成
ユ6
年 度 当 時 )
は,要 支
援
が98
名
(
1
.
6
% )
,
要 介 護
1
が
9
.
72
名
q5
.
7
% )
,
要 介
護
2が1
,
005
名 (
16
.
3
%)
,
要 介 護
3
が 1.
448
名 (
23
.
4
% 〉
,
要 介 護
4
が1
,
697
名 (
27
.
5
%)
,要 介 護
5
が958 名 (
15
,
5
%)
であ
った
。65
歳 未 満
であ
るこ と,
重 度
の意
識障 害
が あ ること を対 象 者
の除外 基 準 と した
。
な
お,
実 際
の調 査
に 先凱ち, 調査
担 当 者 は対
象
者
に本 調 査の主 旨 を説
叨 し たう
え で実 施
し た,
2
.
調
査項
目す
べ ての調
査 は,
日本 理 学 療 法
士協 会
に所 属 す
る理 学
療 法
士 が,
担 当
してい る要 介護 高齢 者
の状 態
を観 察
し て評 価
した。離 床 時 問
の調
査 は,
担 当
の 理学 療 法
十が 本 人
,家 族
,
介 護 者 等
か ら聴 取
し た。
同答 方 法
は,
「
まっ た く 離床
し ていな
い」
,
「
3U
寺間 未 満 」
, 「3 〜6
時
問」
,「
6 〜10
時 闘」
,「
ユ0
時 間 以
E
」
の選 択 肢
か ら,
平 均 的
なlH
の状態 を
選 択し たc なお,
離 床の 定 義 はベ ッ ドや 布 団 か ら 離 れて臥位
以外
の姿 勢 (
座 位
や耐 立〉
を保 持
し てい る 状 態 と し た。
日
常
生活 動 作 能 力
は,
排 泄
,
更衣
,
食事
,
人浴
0)自立
度につ い て,
調 査時
に行
っ て い た実 行 状 況
か ら「自
立」
か「
介 助 」 にて評 定
した。
その 他の調
査
項 目 は,
年 齢
,
性別
,
施 設 人 所
の有 無
,
要 介 護 状 態
に陥
っ た主
要 な 原 因 疾患
,
基 本 動作
能力
(以ド
,
動 作 能力 )
の状 態
を調
査 し た。
原因
疾 患 は,
要介 護
状 態
に陥
っ た 卞要 な原 因が
,
脳
血管 疾 患
,
虚弱
,
転 倒
・
骨 折,認 知
症,
骨
関節 疾 患
,
パー
キ ン ソ ン病
のいず
れに よ る かを
調査
し た。
動 作 能 力
は,
起 き
F一
がり
,
立ち
上 がり
,
歩 行
の自
、ア度 を調 査
し た。
各 動 作
の自 立 度
の判 定 基
準
は,
D
まっ たく
人の手
を借
りず
に 行え
る,2
)福 祉
川具
や補 装 具
は利 用
して も よい,
3
) 動
作の成 功率
は80
% 以E
と し,
「
可 能」
か「
困 難
・
不
可 能」
で判定
し た。
な お,
起 き
上が り
は)i
〈’
)’f
能
だが
,
立位
や歩 行
が可 能
であった 対 象 者
は,
分 析 か
ら除 外 し
た/
)3
,
分 析 方 法
対
象
者 を 要介 護
認定
に て軽 度 障 害 群
(要 支援
,
要 介 護
1
と2
)
お よ び 重 度 障害
群 (要 介 護3
,
4
,
5
)
に 分 類 し たIC」) ttま
た,
在 宅 居 住 者
と施 設 入 所 者 別
で対 象 者
を分
類
し て分 析
した。
離 床 時 間 別
で対 象 者
を 比較 す
る た め に,
屋 内
の活 動
で何
ら か の障害
を有 す
る高 齢 者
の離 床 時 問
が6
時 間
以 上であ
っ た先 行研 究
6,を 参 考
にし
て,
本 研 究
の 対象
者 を 離床
6
時 問 以E
と6
時
間未 満
の2
群 に 分類
し,
性
別,
施 設
人所
の有 無
,
目常 生 活 動 作
の自
立度
,
原因 疾
患
の有無
,
動 作 能 力
の自
立 度を
κ2検 定
に て 群 問 比較
し た。
動 作
能 力の 自 立 度 は,
歩行
可 能 な 群に対
する歩行
困難 群
,
立 ちE
がり困 難 群
,
起 き
E
がり困 難群
との差
を検
定
し た.
検 定
の多 重 性 を 考 慮
して,
有 意 水 準
をB
(mferroIli補
正 し た(
α=0,
017
)
。
年 齢
に つ い て は ,Studem ’
st
検 定 を
用い て離 床 時 聞 別
で群 間
比較 を
し た。日
常 生 活 動 作
の自立 度 と離 床 時 間
との独 立
し た 関係 を
調べ る た め に,多 重
ロジス ティ ッ ク回帰
分
析
を用
い て検
討
し た。
離 床
時 問 は, 対象
者 を10
時 間 以 上,
6
〜
10
時 問,
3
〜
6
時
問,
3
時
間未 満
の4
群
に 分 類 し,
10
時 間
以 上の群に対 す
る その他
の群
の各
日常
生活 動作 能 力 (
介 助
/自 の
にお け る オッ ズ比
と,
離 床 時 間 別 群 閲
オッ ズ比
のpfor
trcnd を求
め た 。ま
たモ デ ル適 合 度
と してIlosmer
−Lemeshow
検 定 を 行
っ た,、
Hosmcr−Lemeshow
検 定
は,
ロ ジスティック 回帰 分 析
に おいて想 定
し たモ デ ル の適
合度 を
評仙
する際 に 用い ら れ る 検 定 で あ り,
検 定 の結
果 に 得 ら れ た 有 意確 率
の値
が 有 意でな け れ ばモ デ ル が適 合
し てい ること
を意
1味
し,
値
が 大 きい ほ どモ デ ル の 適 合 度 が 良い ことの 根 拠 と なる 11)。
ロ ジス テ ィ ッ クモ デルは,
離
床
時 問
と年 齢
,
性 別
のみ を独
立変 数
とし
て投
入 し たモ デル1
と,
それ ら に施 設 入 所
の有 無
,
疾 患
,
動
作 能 力 を加
え たモ デ ル2
を設 定
し て,
離 床
時 間 が 日常 生活 動 作 能 力
に独
立 して関 係 す
るか
を分析 し
たt,統
μ1』
解 析
にはSPSSI5
.
0
(
SPSS
Inc
.
,
USA
)
を用い た。
統 計 学 的 有 意 水 準 は
,
両 側 検 定に て危 険率
5
%未満
とし350
埋 学 療 法 学 第36
巻第7
}}.
研 究 結 果
1
.
要 介 護 度
別 に みた離床
時 間 に よ る 属 性の差 (表
1
)
軽 度 障 害
群で は,6
時 問 以 上離 床
してい る群
が,
そ
れ未 満
の群
より
有
意
に若年
であ
り,
在 宅 居 住 者
が多 く
,
す
べて の 凵常 牛 活 動 作 に おいて自
立者
が多 く
,
転 倒
・
骨 折
に よ る要 介 護 考
が少 な く
,
起 き
.
ヒがり
,
、ヒち
上 が り,
歩
行
の自
立 し た者
の割 合
が高 か
っ た(
表
/)
。
重
度 障 割 洋
で は,
6
時
間以 上離床
して い る 群 が,
そ れ未 満
の群
より有 意
に籵 年
であ
り, すべ ての 日常
生活 動 作
にお
いて自立 暫
が多 く
,
脳 血管疾 患
と認知
症 に よる要
介
護
.
者
が.
多
く, 虚 弱 に よ る要
介護 者
が.
少 な かっ た。動 作 能
表1 離 床 時間 別 に み た 属性,
H
常生活 動 作 能 力,
疾 病,
動作 能 力 (人 数 (% )) 軽度障害群 重 度 障 害 群 在 宅1酋住 群 施 設 入 所 群 離床時 間 Sk床 凵寺問 6峙間 以 ヒ 6時 間 未 満 (n=
168ユ) (n=
394〕 離 床 時 間 6時 聞以.
L 〔11=
1808 ) 離 床 時 間 6 時 間未 満 〔n司
2295 ) 離 床 時 間 6 峙 間 以上 (n=
]712) 離 床 時 問 61「芋問未1
商 c]/=
1⊥⊥6よ 年 齒爭 〔歳 〕 79.
9± 7.
7 性 別 男性524
〔3L2冫 女性 ll57 (68.
8 ) 居 住 形 態 人 所 706 〔42.
在 宅 9ア5 〔58.
0} 食 事 「i古.
】523 (96.
5) 介助 58 (3.
5) 排 泄 自i’
1 1419 (84.
4 ) 介助 262 〔15、
6〕 更 衣 自立 //94 (71、
0〕 介 助 487 (29.
0〕 入浴 自立 508CO.
2〕 介助 ⊥173 〔69.
8) 脳 血管疾患 な し 987 (58.
7 ) あ り 694 (41、
3〕 虚弱 な し 159亅(94.
6〕 あ り 90 (5.
4〕 転 倒・
骨折 な し 1465(87.
2〕 あ り 216 (12.
8) 認知症 な し 1574〔93.
6) あ り ]07 〔6.
4) 骨 関 節 疾 思 な し ⊥364 (81.
1) あ り 317 〔18.
9} パー
キン ソ ン病 な し 160] 〔95.
2} あ り 80 〔d.
8〕 動作能力 歩 行 可能 ll96 歩行 困難a 384 〔24.
3) 立 ち上 が り困 難b g2 〔7.
ユ〕 起 き上がり困 難匸
9 〔0.
7) 8L9土 7.
3*
*
80.
2士8.
381.
3±8.
2* * 77、
5±7.
5 離 床 IT寺問 6H躙 以 ヒ 〔nF1777 ) 離 床 時閲 6時 間 未 満 (n=
1573)104
C26
.
4
}655
〔36
.
2
〕 290 〔73.
6} /153 (69.
8 ) 242 (61.
4)* * 1071 〔59.
2) 152 (38.
6) 737 〔40、
8:} 36〔〕 〔91、
4)*
*
131D (72.
5) 34 〔8.
6冫 498 〔27.
5 ) 235 (59、
6〕* * 397 匚22ρ) 159 (40.
4) 1411 〔78.
0 ) 181 (45.
9)** 257 (14.
2〕 213 (54.
1冫 155ユ (85、
8)828
(36、
D
l467 (63、
9) 11]3] 〔58.
O〕 964 r42、
口〕 752 (43.
9) 960 〔56.
1) 1088 〔4ア.
4 }*
*
1493 〔87.
2) 12〔}7 (52.
6 ) 219 〔12.
8 ) 181 (7.
9)* * 1082 〔63.
2) Lll4 (92.
1〕 630 (36.
8 ) 106 (4.
6)*’
1/
855 (49.
9) 2189 〔95、
4, 857 (50.
1) 46 {11、
7)w 25 〔].
4) 15 (O.
7)* 4 ]5 匚24.
2) 348 (88.
3) 1783 〔98.
6) 2280 〔99.
3〕 1297 〔75.
8) 251 〔63.
7 ) 772 (42.
7 〕 1・
t3 (363 ) 1036 (57、
3〕 372 (94.
4 ) 1760 〔97.
3〕 22 〔5.
6) 48 〔2.
7) 1084 (47、
2〕*
*
781 (45.
6) 1211 (52、
8〕 931 受54、
4) 2172 〔9.
4,
5〕‡ * 1645 (96,
1〕 123 (5.
4) 67 〔3.
9) 328 〔83.
2)*
1633 〔90.
3) 2037 (88.
8) 66 〔[6.
8) 175 〔9.
7) 258 CTI.
2) 1563 〔91.
3) 149 c18.
7〕 375 〔95.
2冫 1647 〔91.
ユ) 2153 (93.
8〕*
’
F l673 (97.
7) 19 〔4.
8〕 16⊥ 〔8.
9) レ12 (6.
2) 39 〔2.
3, 318 (8〔〕.
7 ) 76 q9.
3) 1652 C91.
4) 2099 〔91.
5♪ 156 (8、
6〕 196 〔8.
5〕 371 (94.
2〕 ⊥727 (95、
5) 23 〔5、
8) 81 〔4.
tt) 1831 弱 (44、
O,* * 56 〔23.
4 〕* * ll 〔5.
7)*
’
lt 297637 (68、
2〕 570 〔65.
7} 304C50
.
6} Z178C94
.
9, 117 (5.
1) 103465 〔81.
9)* * 697 (87.
1 )*
*
1e30 (90、
9 )*
‡
1445 (84.
d) 267 (15.
6) 1604 (93.
7) 108 〔6.
3) 873・
163 〔34.
7:ト 246 〔22.
{)〕 130 〔13.
0〕 78.
6±7.
7*s 82.
5土7.
783.
4土7.
7* * 550〔49
.
3,1’
*・
t27〔24
.
0〕382
〔24
、
3) 566 C50.
7丿 1350 〔76、
〔i) 工191 〔75.
7〕 581 (52,
[)H:
*
14・
10 〔81.
0) 535 (47.
9) 337C19
.
0 ) 867 〔55.
1:旨*
*
706 (44.
9 冫 187 (16.
8,/
1’
* 734 {41.
3) 229 〔14.
6〕*診
1署
929 〔83.
2〕 1043 隻58.
7) 1344 (85、
4) 111 (9.
9}* * 596 〔33.
5) 1ア6 〔11.
2}:
k’
1/
]OO5 (90.
1) 1/81 〔66.
5) 1397 (88.
8:1 37 〔3.
3,H‘
* 118 (6.
6) 24 (⊥.
5)* * 1079 (96.
7, 1659 (93.
4) 1549 (98.
5) 516 (462〕 600 (53.
8〕 978 〔55、
0) 799 〔45、
0 ) 8ユ9 〔52.
1〕 754 (47.
9 〕 1063 (953〕 ⊥706 C96、
0) 1481 受94、
2)*
5:3 (4.
7〕 71 (4、
0, 92 (5、
8〕 102U (91.
4) 1535 〔86.
4) 1345 〔S5.
5, 96 (8、
6〕 242 〔13.
6〕 228 〔14.
5) 1075 〔96.
3〕/
k 1548 (87,
D
1453 (92.
4)* * 41 (3、
7) 229 (12、
E) 120 (7、
6〕 1012 〔90、
7〕Ss l571 〔88.
4) 1405 〔89.
3〕 104 (9.
3> 206 〔11.
6) 168 〔10.
7) 1035 (92、
7) 1724 cg7.
():1 1514 〔96.
2 ) 81 〔7.
3〕 53 〔3、
0 ) 59 (3.
8〕 106 62〔〕 264 (71.
d)*
*
558 〔47.
4) 321 (75.
2}*
*
4⊥6 〔40.
2} 425 〔80.
O}*
牢
183 (22.
8) 180345 〔65.
7)綜 432 〔70.
6〕’
e*
616 〔7ア.
4)*/
k * p< 0.
05,
E’
”
’
pく 0.
Ol,“
歩行可能群と歩行困難群の比較,
1コ歩行m 亅.
能群 と 立 ち 上がり困 難 群の⊥ヒ較,
t歩 行 可 能 群 と起 き ヒが り困 難群の比較,
年 齢 は 歳,
その他の数 値 は 人 数 を 表 示.
離 床時
間と 日常 生 活 動作 能 力 351力
は軽 度 障 害 詳
と同様
に,
起 き
.
ヒがり
,
立ち
.
ヒが り
,
歩
行の 自 立 者 が6
時 問 以 上 離 床 してい る 群 に おい て,
そ れ 以ド
の群 より高
かっ た (表
1
)
。
2
.
思住
形 態別
に み た 離 床 時 間 に よ る 属 性の差 (表
1
)
在 宅 居 仕
群で は,
6
時 悶
以.
.
k
離 床
している 群 が,
そ れ未 満
の祥
より有 意
に若 年
であ り
,
女 性
が多 く
,
す
べ て のH
常
生活 動 作
におい て自
立者
が多 く
,
認 知
症 による要 介
護 者
が少 な く
,
骨 関 節 疾 忠
によ る要 介 護 者
が多 く
,
起 き
L
が り,
立
ち ヒが り,
歩 行
の自
立 した者
の割 合
が高
かっ た (表
1
)
。
施 設
入所 群
で は,6
時 間 以.
.
ヒ離 床
し てい る 群 が,
そ れ 未 満の群よ り 有 意 に 若 年 で あ り, すべ ての 凵常 生 活 動 作 能 力 に おい て自
立 者 が多
く,
虚弱
に よ る 要介 護 者
が 少 なく
,
認知 症
に よ る者
が多
く,
起
き 上 がり
,
立 ち 上 がり
,
歩 行の 自 立 し た 者の割 合 が 高 かっ た(
表
⊥)
。
3
.
要 介 護 度 別
に み た離 床 時 間
と日常
生活 動 作 能 力
との関 係 (
表
2
)
多 重
ロ ジスティッ クinl
帰 分 析
の結 果
,軽 度 障 害 群
に お い て,
モ デ ル1
で は離 床
10
時 問 以
F.
に対
して,
す
べ て の10
時
間未 満
の離 床
時 問におい て, 日 常 生 活 動 作 の 非自
立状 態
に対 す
る有 意 な
オッ ズ比
が認
め ら れ たc,
とく
に食 事
と更 衣
においては,
離 床 時 間
が短 縮 す
る につ れ オ ッ ズ 比は高 く
なっ た.
モデル の適 介
はHoslner
−
Lemeshow
でO.
240
一
O.
963
であ
っ た。 モ デル2
で は,
離 床
10
時 問
以 上 に対
して,
離 床
6
〜
10時 閭
と3
〜
6
時 問
に おいて有
意 な オッ ズ比 を 示 し,
離 床 時
間の短 縮
と日常
生活 動 作 能
力
の低
下 との独 立 し た 関係
が 認 め ら れ た。一
方
,離 床
3
時間 未 満
の群では 食事
,
排 泄,
入浴
に おいて有 意
な オッ ズ比 が 認 め ら れ な かっ た(
表2
)。
重 度 障 害 群
におい ては,
モ デ ル1
では離 床
10
時 間
以 上に対
して,
す
べ て の10
時 間 未 満
の離 床 時 聞
におい て有 意
なオ ッ ズ 比が認め られ,
食 事
と排 泄
におい て は離 床
時
間 が短 縮 す
る につ れ オッズ 比 は高 く
なっ た。
モデル の適
合 はHosmer
−
Lemeshow
で0
.
.
】03
−
0
,
466 で あ っ た。
モ デル2
では,食
事
, 更 衣 に おい て離
床 10
時 間
以 上 に対
し てす
べ ての10
時 間 未
満
の離
床 時
間 に おいて,
排
泄
で は 離 床10
時 閊 以F.
に対 して離 床3
〜
6
時 間
お よ び3
時
間未 満
の群
において,
そ れ ぞ れ 有 意 な オ
ッ ズ比 が認
め られ
,
食事
にお
い て は離 床 時 間 が 短 縮 す
るにつれ オ
ッズ比
は高 く
なっ た。
方
, 人浴
で はいず
れの群
に おいて も有
意 な
オ ッズ比
が認
め ら れ な かっ た。
モ デ ルの適 合
はH
〔〕smer−
Lemeshow
でO
.
051
〜
.
878
で あっ た。
軽 度 障 害
群 と重 度 障 害 群の オッズ比 を み る と,
相 対 的
に軽 度 障 害
群
のオッズ 比の ほう
が重 度
障害
群
より
大 き かっ た(
表
2
)
。 表2 要 介護 度 別にみた離 床 時 閊 と 囗常 生 活 動 作 能力との関 係 轌i
度1
簟霽 群 (n≡
2075
) 重 度 β章售:再羊 (n=
4103
)T
>lodel
ユa Model 2b 氏旺odel la1
・
lodel
2b
OR (9
.
50
/eCI
〕 cOR
(95
%CDc
OR
(95
%CI
)⊂
:
⊂)R
(95%CDc
食事
離床
10
時 間以 上d 離 床6〜
10時 問巳離 床
3
〜
6
時間t離 床3時間
未
満9目osmer
.
Lemesh
(エwh 排 泄離 床⊥
0
時間 以 上d 離 床6−・
10時 間巳
離 床
3
〜
6
時間f離床
3
時
間未満
9 Hosmer−
Lemeshowt’
L 更衣離 床
10
時 閭以 上d離 床6
〜
ユO時
間ピ
離 床3
〜
6時 間f 離 床3時 間 木 満9Hosmcr
−
LemeshOwti
入 浴離 床1〔〕時 問以 ヒd 離 床6
〜
1(1時 間Lt離 床3
〜
6時聞「 離 床3
時 間未満 9Hosnlcr
−
Lemeshowh
<o.
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5,
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.
2
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8
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4
,
2
,
6
) 0.
8 (Q,
3,
2,
3)0
.
587
a 年 齢 と性 別 を 調 整,
b年
齢,
性 別,
疾 患,
勤 作 能 力 を 調 節,
t:Odds
rati
.
o (95
% confid6nceinterx
,
u1),
d p for trelld の p値 を示 した,
e 離 床10時間 以 上 に対 する離 床6
〜
10時 間の群のOR
,
f離床101
「寺間 以 ヒに 対 す る 離 床 3〜
6峙 間の群のOR,
9 離 床10峙 間以 ltに対す る 離床3
時 問 未 満の群の OR,
h Hoslner−
Lemeshow 薬fi
定の p値 を示 し た352 理 学 療 法 学
第
36
巻第
7
号4
.
居 住 形 態 別
にみ た離 床 時
間と
日常 生
活動 作
能 力 との関 係 (
表
3
)在 宅 居 住 群
におい て, モ デル1
で は離 床
10
時
闘 以 上 に対
し て, すべ ての10
時 間 未満
の離 床 時 間
に おい て,
日常 生
活
動 作
の非 自
立 状態
に対 す
る有 意
な オッズ 比 が認
め ら れ,
離 床 時 間
が知 縮 す
る につ れ オッ ズ比
は高 くな
っ た。 モ デ ル の適 合
はHosmcr
−
Lemeshow
で0.
033
〜
O
.
829
であっ た。 モ デ ル2
でも離 床
1
時
間 以F
.
に対
し て,
す べ ての10
時
間未 満
の離 床 時
間 に おい て 有意
な オッ ズ比 が認
め ら れ,
食 事
で は離 床 時
問 が短 縮 す
る につれ オッ ズ 比 が 高 く なっ た。
モデル の 適 合 はHosmer−Lemeshow
でO
.
359〜
O
.
823
で あっ た(
表
3)
。
施
設 入 所 群で は,
モデ ル ユ において離
床10
時 聞
以 上 に対
して,
す
べ て の10
時 間 未 満
の離 床 時 間
に おいて有
意 な オ
ッズ比 が 認
めら れ
,
離 床 峙 問が 短 縮 す
る につれ
オ ッ ズ 比は高 く
なっ た。
モ デル2
では,
排 泄 と更 衣 に お け る離 床6
〜
10時
間 と, 入 浴 に お け る 離床
3
時 間 未
満の群
が 離床
10
時 問 以 上 に対
し て有
意 な オ ッズ 比 を認
め な かっ た が,
その他の項 目で は10
時 問 未 満の離 床 時 問 に おい て有
意 な オ ッ ズ比 が認
め ら れ た。
モ デル の適
含 はHosmer−
Lemeshow
で0
.
030
・
一
O
.
497
で あっ た。
在
宅 居住
群 と施 設
人所
群の オッ ズ 比 をみ る と,
相 対
的に在
宅居 住
群
のオ ッ ズ比
が施 設 入 所 群
より も大 き
かっ た(
表
3
)
。
考
察
65
歳 以 ヒの高 齢 者
に おけ
る要 介 護
に陥
った
ド要 な 原
因
の1
つ に高 齢
に よ る衰 弱
があ り
⊥2,,
高 齢 者
で は要 介
護 状 態
に至 ら
ぬため の予防 的 刻 策
と して 凵常
生活
の活動
量 を 高
い状 態
で維 持 す
ること が 必 要 で あ る と考
え ら れ る。
ま
た,
要介 護
状 態 に 至っ た 島 齢 者で は,
身体
活 動 量 が 減 少 傾向
に あ る た め,
十 分 な 離 床 時 間の確 保 が 重 要で あ る。
ベ ッ ド ヒ安 静
に よ る 生 理学 的 変 化
に関 す
る研 究
に よると,
筋萎
縮や筋
ノJ
低
下 は どの筋
にも一
定
して生 じる の では な く13−
17),
上 肢 と 比 較 して ド肢に強 く症 状 が 現 れ る 18’
1/
。
そのた め,
離 床 時 間
の減 少
は,
立ち
上 がり
や 歩行
な どの動作 能 力
の低
下,
日常
生活 動 作 能 力
の低
一
ドを招 く
iT∫能 性
が高
い た め f’
)18〕,
離 床
を積 極 的
に促 す 必 要
があ
る.
しかし
,
要 介 護 高齢 者
に おけ
る離 床 時 問 と
日常
生 活動 作
能 力 との 関 係 につ い ては1』
分 に 検 証 さ れ て お らず
,ADL
保 持
に ト分 な 離床 時
問 設定
の た めの 基準
は明
確
で ない。
本
研究
で は,
要介 護
高 齢 者
に お け るH
常
牛活
動 作 能 力 との 関 連につ い て,
要 介 護 認 定 状 況 と 居 住 場 所別
に検
討
し た。
わ れ わ れの仮 説
は,
離
床
時 問
が減
少 して いる 者 ほ ど 凵 常 生活 動
作 能力
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その傾向
は離
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