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エネルギア総研レビュー No.51

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(1)

2018

1

51

知財報告書の発行について 関連記事P12

研究レポート

●アンモニアの発電利用に関する事業性評価

●塩害対策への石炭灰(フライアッシュ)の適用性について

●マイクロ波無線中継所の耐雷性能評価技術に関する研究

研究テーマ紹介

●近紫外域LEDによる生物付着対策技術の開発

●汚損がいしのコロナ騒音低減対策について

知財情報

●エネルギアグループ知的財産報告書(2018年2月)の発行について

トピックス

●中国電力グループ研究開発成果展示会2017

    ∼地域に必要とされる研究・開発をめざして!∼

連載「今,

私が思うこと」

見学のご案内

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(2)

アンモニアタンク LNGタンク 気化器 仮設配管 石炭 2号ボイラ バーナー 脱硝装置へ ア キ ュ ー ム レ ー タ ヘ ッ ダ ー

1

まえがき  日本にとって化石燃料依存を低減しCO2を削減す ることは重要な課題である。水素は燃焼しても二酸 化炭素を排出しないクリーンなエネルギーであるこ とに加え,化石燃料・再生可能エネルギーからの製 造が可能で,エネルギー供給源の多様化にも寄与す るため,近年,世界的に注目が高まっている。水素 を輸送貯蔵するための主な手段として,液体水素, 有機ハイドライド(芳香族化合物に水素を結合させ た水素化物),アンモニアがあるが,アンモニアは水 素の輸送性と貯蔵性に優れ,また水素に再変換する ことなく直接燃焼することで,変換ロスなく効率的 にエネルギー利用ができる利点がある。  当社は,水素エネルギーの一つの形態としてアン モニアへの期待が大きいことを踏まえ,火力発電所 におけるアンモニアの発電利用に関する事業性評価 に資するデータを取得することを目的として,水島 発電所2号機(石炭火力,所在地:岡山県倉敷市,定 格出力:15.6万kW)において,アンモニア混焼試験 を実施した(図1)。

2

概  要 (1)試験サイトの選定  本試験は石炭とアンモニアを混焼させることを目 的としているが,アンモニアを石炭と混焼させるた めには,石炭火力発電所のボイラにガスを燃焼で きるバーナを備え付ける必要がある。水島発電所2 号機は,石炭火力発電でありながら,近隣のLNG 基地において受入時に発生するBOG(BOG:boil off gasの略)を活用するため,BOGを燃焼できる 設備を備えている。そこで,脱硝用として備えてい るアンモニア設備からBOG燃焼設備へアンモニア を燃料として供給することで,既存の設備を最大限 活用し,コストを抑えた混焼試験を実施することが できる水島発電所2号機で,今回の試験を実施する こととした。 (2)設備設計  本試験では,2号ボイラの既設バーナを使用して アンモニア混焼(混焼率:約0.6%)させることと しており,既設アンモニア設備からバーナまでの配 管設計を行った。アンモニアに適合する材質検討を 行った結果,既設BOG系統の使用材質にアンモニ アと適合しない材質(銅,バイトン,シリコンゴム等) を一部使用していたため,バーナまで約300mのア ンモニア配管を新規に敷設した。  本試験に必要なバーナ入口圧力,バーナ入口流量 の確保,気化したアンモニアガスの再液化リスク等 を考慮し,温度降下,圧力降下等の計算結果から配 管径等を決定した。なお,残留アンモニアを吸収塔 へ戻すラインも設けている。試験停止中は,バーナ を冷却する必要があるため,バーナ冷却空気ライン も設けた。  本試験では,アンモニアガスの流量・圧力を調整 できる系統構成とするため,圧力調整弁,流量調整 弁を設けている。  高圧ガス保安法の対象外ではあるが,確実な試験 とするために高圧ガス保安法に準拠した設備構成と した。 (3)試験内容  表1に示す試験内容のとおり,既設のアンモニ ア気化器の容量(公称能力450㎏ /h)で試験を実 施した。これは,図2に示すとおりアンモニアの混 焼箇所は既設BOGバーナ全20本のうち1本分(約 1MW) に 相 当 す る。 混 焼 率 は155MW運 転 で 約 0.6%,120MWで約0.8%となる。 図1 アンモニア混焼試験の概要 表1 試験内容 試験期間 H29年7月3日~9日 試験出力 120MW ,155MW 試験炭種 マウントオーエン(60%),ボガブライプレミアム(40%) 流量 450㎏/h(石炭400㎏相当) 圧力 気化器圧力:0~0.63MPa,バーナ前:0~0.52MPa 混焼率 約0.6%相当(1MW相当) 試験内容 アンモニアバーナ混焼テスト 他気化器昇圧テスト 現所属 ※1 電源事業本部(火力建設グループ)

研究レポート

アンモニアの発電利用に関する事業性評価

  エネルギア総合研究所 総合エネルギー技術グループ 大内 優

※ 1

(3)

混焼前 混焼後 差 計器点検のため除外 諸調整のため除外

3

研究成果 (1)燃焼性  アンモニア火炎の色は石炭とほぼ変わらないた め,アンモニアのみの火炎を識別することは困難で ある。そこで,アンモニアの燃焼状況を確認するた め,燃焼温度やボイラ出口における残留アンモニア 濃度の測定および炉内監視等を行った。  アンモニアの最低着火温度は651℃であるが, バーナ部の温度は放射温度計で1,210℃以上あるこ とを確認した。また,ボイラ出口におけるアンモニ ア残留濃度を測定した結果,0.2~0.4ppmと,ア ンモニア無注入時と変わらない値であった。さらに, アンモニアが燃焼しエネルギーへ変換され,石炭消 費量が削減されていることも確認した。これらは, ボイラ内でアンモニアが完全燃焼していることを示 唆する。なお,本試験期間中において,約20tのア ンモニアをボイラ内へ投入し燃焼させた。  一方,アンモニア燃焼火炎がボイラへ与える影響 としてメタル温度を測定したが,石炭専焼時と比較 し変化はなかった。 (2)NOx値の変化  アンモニアは,成分中に含まれる窒素分により NOxを生成する懸念がある一方で,NOx還元剤と しての作用も期待される。  試験では,155MW運転でのアンモニア混焼後の NOxは-8~7ppm程度の幅で推移したが,120MW 運転でのアンモニア混焼後のNOxは14ppm程度低 下した(図3)。燃料性状等の変化による影響も考 えられるが,アンモニア混焼による大きな変化はな かった。 (3)二酸化炭素削減効果  アンモニアはCO2フリー燃料であり,混焼した率 に応じて二酸化炭素排出量を削減することができる ため,火力発電所の環境負荷低減に寄与する。特に, 石炭火力への適用は,他の燃料と比較して削減量が 大きく効果が高い。  本試験での混焼率は約0.6%であるが,仮に年間 を通じて155MW(設備稼働率70%)で運転した場 合,約4千t-CO2/年の削減が可能となる。また,混 焼率を20%(当面の目標値)とした場合,約134千 t-CO2/年の削減が見込める。

4

あとがき  選定した試験サイトでアンモニア混焼試験を実施 し,燃料として用いたアンモニアが燃焼しているこ とを確認するとともに,アンモニア混焼による既 設プラントへの影響がないことを確認した。また, NOxについても石炭専焼時と大きな差異は見られ ず,環境基準値内に収めることができた。特に,混 焼率を上げることでNOxが低減された結果,今後さ らなる混焼率を上げた試験が実施可能と思われる。  アンモニア直接燃焼技術は,脱硝装置等の改造を 不要とし,既存設備を最大限利用のもと低コストで CO2排出量削減を可能とする技術である。  本研究は,内閣府総合科学技術・イノベーション 会議の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP) のうち,「エネルギーキャリア」に関する委託研究 課題「アンモニア直接燃焼」により実施した。 図2 アンモニアバーナ廻り概略図 図3 ボイラ出口NOx値 水島2号ボイラ 1段 バーナ 2段 バーナ 3段 バーナ 4段 バーナ アンモニア 混焼箇所 アンモニア混焼バーナ拡大図 アンモニア供給 戻り配管 BOG 拡大図 ア ン モ ニ ア の 発 電 利 用 に 関 す る 事 業 性 評 価

(4)

1

まえがき  電力安定供給面で大きく貢献している火力発電所 では,発電に石油,石炭,LNGなどの化石燃料を 使用する。その中でも石炭は,他の化石燃料と比較 して燃料価格が安定しておりかつ安価であるため, 大型ベース電源として位置付けられている。一方, 石炭火力発電所は,発電に伴う副産物として石炭灰 (フライアッシュ(以下,FA))を大量に発生(図1 参照)するが,その一部はコンクリート混和材とし ても活用されている。  さらに,FAを混和材として混入したコンクリー トは,ポゾラン活性による長期強度の増加2)および 遮塩性の向上3)等の利点も数多く報告されている が,その特性については,不明な点も多い。  一方で,火力発電所等の海岸構造物では塩化物イ オンがコンクリート表面から内部に浸透することに より,鉄筋の錆びおよび膨張に起因する,コンクリー ト自体のひび割れおよび剥離が発生する。  これを一般的に塩害と呼んでいる(写真1参照)。 そこで,本検討では,この塩害への対策としてFA 活用を念頭に,FAを混和材として混入したコンク リートについて,コンクリート中における塩化物イ オンの浸透速度を測定できる塩化物イオンの実効拡 散係数試験等から,FA混入量と遮塩特性との関係 性について把握した。

2

試験概要 (1)使用材料および配合  表1に,使用材料を示す。なお,使用したFAは, 当社石炭火力発電所から発生したJISⅡ種灰を使用 した。表2に,コンクリートの配合を示す。なお, FA混入量の違いによる遮塩特性を確認するため, FA置換率を,セメント量に対し10%,20%,30%(内 割)とした。配合名は,普通コンクリートを「NC」, FA置換率10%コンクリートを「FA10」,20%を 「FA20」,30%を「FA30」としている。 

研究レポート

塩害対策への石炭灰(フライアッシュ)の

適用性について

エネルギア総合研究所 土木グループ 渡辺 健一

図1 石炭灰の発生フロー1) 写真1 塩害(剥離)状況 表1 使用材料 表2 コンクリート配合 配合名 水セメント比W/C W/(C+FA)水結合材比 石炭灰 置換率 FA/(C+FA) 細骨材率 s/a 空気量 (%) 単位量(kg/㎥) W C FA S G NC 55% - 0% 45.0% 4.5 165 300 0 816 994 FA10 - 55% 10% 45.0% 165 270 30 811 987 FA20 - 55% 20% 45.0% 165 240 60 805 981 FA30 - 55% 30% 45.0% 165 210 90 800 974 材料 種類 記号 密度 (g/㎤)吸水率 セメント 普通ポルトランドセメント C 3.16 - 石炭灰 当社発電所JISⅡ種灰 FA 2.12 - 粗骨材 東広島産砕石 G 2.60 0.68 細骨材 東広島産砕砂 S 2.61 1.04 AE減水剤 マスターポゾリスNo.70 - - - AE剤 マスターエア202 - - -

(5)

●実効拡散係数 NC FA10 FA20 FA 置換率 FA30 実効拡散係数(㎠/年) 1.2 1 0.8 0.6 0.4 0.2 0 (2)試験方法  塩化物イオンの実効拡散係数の測定は,「電気泳 動によるコンクリート中の塩化物イオンの実効拡散 係数試験方法(JSCE-G571-2013)」により実施し た(写真2)。  供試体はΦ10cm×20cmで,塩化物イオン拡散 係数の測定に用いる試料は,供試体長手方向中央部 分でΦ10cm×5cmを切りとり作製した。

3

試験結果と考察 (1)圧縮強度特性  図2に,FA置換率の違いによる圧縮強度の経時変 化を示す。  FAを混入したコンクリートは,普通コンクリー トと比較して,材齢28日までの強度増進は劣るが, 材齢28日から材齢91日にかけては,FAを混入した コンクリートが,普通コンクリートを上回る結果と なった。  また各材齢で,FA置換率が高くなるにつれて, 圧縮強度は小さくなった。  なお,FA置換率10%については,材齢91日時点 で,普通コンクリートと同程度の強度となった。 (2)遮塩特性  図3に,FA置換率と塩化物イオンの実効拡散係数 との関係を示す。  FAを混入したコンクリートの方が普通コンク リートと比較して塩化物イオンの実効拡散係数が小 さい。つまり,塩化物イオンの透過に対する抵抗性 が高いことが確認された。  また,FA置換率が高くなるにつれて塩化物イオ ンの実効拡散係数が小さくなることから,塩化物イ オンの透過に対する抵抗性が高くなることも確認さ れた。

4

ま と め  FAを混和材として混入したFAコンクリートにつ いて,FA混入量によるFAコンクリートの遮塩特性 の違いについて評価した結果, FAを混入したコンク リートの方が普通コンクリートと比較して塩化物イ オンの透過に対する抵抗性が高く,FA混入による遮 塩性の効果が確認された。  また,本検討結果は,今後のFA活用研究を進める うえで,塩害対策へのフライアッシュ適用に向けた 基礎データとして活用可能である。 塩 害 対 策 へ の 石 炭 灰 ( フ ラ イ ア ッ シ ュ ) の 適 用 性 に つ い て 写真2 試験装置の概要 図2 FA置換率の違いによる圧縮強度の経時変化 図3 FA置換率と実効拡散係数との比較 [参考文献] 1)エコパウダーパンフレット 中国電力株式会社 2)山本 武志・金津 努:フライアッシュのポゾラン反応に 伴う組織緻密化と強度発現メカニズムの実験的考察。土 木学会論文集E,Vol.63 No.1,pp52-56,2007 3)川原 真一・佐伯 竜彦・佐々木 謙二・佐藤 道生:フラ イアッシュを用いた長期材齢コンクリートの塩分浸透抵 抗性の評価,コンクリート工学論文集,Vol.33,No.1, pp845-950,2011 45.0 40.0 35.0 30.0 25.0 20.0 15.0 10.0 5.0 0.0

NC FA10 FA20 FA30

7日

材齢: 28日 91日

圧縮強度

(6)

研究レポート

1

まえがき  電力系統の運用上重要な施設であるマイクロ波無 線中継所(以下,無線中継所)の,当社における雷 害対策は,主に電気協同研究報告書1)および当社の マイクロ波無線中継所 耐雷設計指針に基づいて実施 している。しかし依然として雷に起因する障害が発 生しており,さらなる雷害対策が求められている。

2

目  的  雷害対策では,落雷時において設備に発生する雷 サージ現象を予測することが重要である。  そこで,一般財団法人電力中央研究所(以下,電 中研)で数値電磁界解析技術に基づく新たなサージ 解析プログラムVSTL REV2)(以下,VSTL)が開 発されたことに着目した。本研究は,従来の回路解 析技術では正確な解析が困難であった雷サージ現象 を高精度に予測できる3)VSTLを活用し,実際の無 線中継所の耐雷性能を評価・分析して耐雷性能を確 認するとともに,必要に応じて効果的な雷害対策が 可能となるような耐雷性能評価方法を確立すること を目的とする。 

3

研究の概要 (1)VSTL雷サージ解析プログラムの適用性評価  平成27年度は,VSTLの適用性を評価した。簡単 な無線鉄塔,鉄筋コンクリート造りの局舎建物(以 下,局舎)の構造を模擬した仮想無線中継所モデル (以下,簡易モデル)を作成し,VSTLにて出画,グ ラフィック表示など正確に動作することを確認し, 適用可能と判断した。 (2)モデル作成プログラムの開発  平成28年度は,実際の無線中継所における耐雷性 能を評価した。障害実績等を考慮し,無線中継所A は局舎型(鉄塔屋上型),無線中継所Bは別置型(鉄 塔別置型)とし,当社2カ所の無線中継所を選定した。 実際の無線中継所の解析モデルの作成では,簡易モ デルと比べ,膨大なデータ量の入力と確認作業に多 大な労力が必要であるという課題に直面した。この ことから,入力作業の効率化が必要と判断し,電中 研において無線鉄塔,局舎,環状接地極の複合部 品を自動的に作成する,「VSTL REVのための無線 中継所計算モデル作成プログラムVer1」を開発し, 効率化を図った。図1に無線中継所の計算モデルを 示す。 (3)無線中継所2カ所の解析モデル化  図2に示すように,解析空間の大きさは,X軸:Y 軸:Z軸を400m×400m×400mに設定し,地表面 の高さ(Z軸)を200mとした。この解析空間を計 算するために分割した格子サイズ(以下,DS)の 最小値は0.025mに設定。そのDSを不等分割し,無 線中継所モデルから離れるに従ってDSを大きく設 定(0.05~最大2.0m)することで,解析精度を落 とさず,計算機の負担を軽くした。  雷道モデルについては,解析空間において,無線 鉄塔塔頂にアレイ状に配置した電流源を接続するこ とで,雷雲から無線鉄塔への直撃雷を模擬する。ま た,伝搬速度は1.0×108m/sを設定し,雷保護規格 IEC62305で規定されている負極性第一雷撃の電流 波形(波頭長:1μs,波尾長:200μs)を用いる。 波高値を100kAとした時の電流データは4,001点と した。  表1に各解析ケースを示す。導波管については,局 舎内で耐雷導波管を模擬した場合としない場合とし, それぞれの配置において局舎鉄筋を接地として利用す る場合と環状接地極に直接接続する場合とした。

マイクロ波無線中継所の耐雷性能評価技術に関する研究

エネルギア総合研究所 ネットワーク設備グループ 江本 清

図1 無線中継所の計算モデル 図2 解析空間の設定 無線鉄塔 導波管 局舎 環状接地極 無線機 デハイドレータ 雷道 模擬

(7)

マ イ ク ロ 波 無 線 中 継 所 の 耐 雷 性 能 評 価 技 術 に 関 す る 研 究

4

シミュレーション結果  無線鉄塔塔頂に流れる雷サージ電流を100【%】と した場合の分流様相(波高値)のシミュレーションを 実施した。シミュレーション結果を表2,3に示す。鉄 塔主脚に90%以上の電流分流がほぼ均一に流れ,局舎 内へは導波管を介して侵入するため,導波管を局舎外 で接地する必要がある。また,デハイドレータ手前に 流れる電流分流を阻止する効果は,局舎鉄筋を接地と して利用したケース1,2の方が,環状接地極を接地と して利用したケース3,4よりもより高いことを確認 した。さらに,導波管を耐雷導波管に置き換えること で,ケース2,4の方が,ケース1,3に比べ,無線機 手前の導波管に流れる電流様相が極端に低減され,高 い阻止効果があることを定量的に確認した。  このことから,導波管を局舎外で局舎鉄筋に接続 すれば,より低減する効果があることが分かった。 また,いずれのケースにおいても耐雷導波管の低減 効果がより大きいことを確認することができた。  また,局舎鉄筋を利用しない場合で,導波管接地 線の多条化や導体シート適用効果,または深埋接地 極を局舎引込口と反対面に布設したケースなどを確 認した。しかし,局舎鉄筋利用の効果を上回ること はなかった。

5

研究成果 (1) 落雷時,設備に発生する雷サージ現象のうち, 局舎内への雷サージ電流は,導波管を介して侵入 するため,導波管を局舎外で局舎鉄筋に接地すれ ば,局舎内へ流れる電流分流を最大限に阻止する 効果を確認した。 (2) 導波管を耐雷導波管に取り替えることで,全て のケースで無線機手前の導波管に流れる電流分流 が阻止される効果を定量的に確認した。

6

あとがき  本研究では,電中研のVSTLを用いることで,実 際の無線中継所の耐雷性能を定量的に評価・分析す ることが可能であることが分かった。このことから 必要に応じて効果的な雷害対策が可能であり,他の 無線中継所での耐雷性能も確認できる。ただし,今 回はVSTLの分析に必要な各諸元が,無線局新設か ら年数が経っており入手できず,仮値での分析と なった。それぞれの無線中継所では,設置場所で構 成が異なるため,落雷に伴う障害が発生した場合の 分析など,今後詳細に検討が必要となる場合を考慮 し,分析に必要な各諸元を記録しておく必要がある。  最後に,本研究を遂行するにあたり,ご尽力いた だきました一般財団法人電力中央研究所 立松明芳様 をはじめ,ご協力をいただいた関係者の方々に深く 感謝いたします。 表1 解析ケース 表2 A無線中継所 分流様相(波高値) 表3 B無線中継所 分流様相(波高値) ケース 導波管 接 地 導波管 耐雷導波管 局舎鉄筋 環状接地極 1 模 擬 ― 利 用 ― 2 ― 模 擬 利 用 ― 3 模 擬 ― ― 利 用 4 ― 模 擬 ― 利 用 位 置 ケース1 ケース2 ケース3 ケース4 局舎   外 鉄塔主脚 A 24.054 24.054 24.035 24.055 B 23.755 23.755 23.759 23.789 C 23.918 23.917 23.890 23.911 D 24.118 24.118 24.125 24.149 導波管 接地線手前 3.831 3.832 3.868 3.772 接地線 3.711 3.779 1.558 2.039 舎内 デハイドレータ手前 0.120 0.055 2.332 1.754 無線機手前 0.085 0.000016 1.565 0.000123 位 置 ケース1 ケース2 ケース3 ケース4 局舎   外 鉄塔主脚 A 21.980 21.980 22.020 22.037 B 24.018 24.018 24.012 24.054 C 23.478 23.478 23.109 23.107 D 21.930 21.930 21.904 21.912 導波管 接地線手前 8.113 8.113 8.455 8.388 接地線 8.112 8.112 2.932 2.516 舎内 デハイドレータ手前 0.119 0.104 11.383 10.900 無線機手前 0.0508 0.000019 3.224 0.0004 [備考] 1)電力通信耐雷設計専門委員会,「電力通信耐雷設計」,電 気協同研究,第45巻,第3号,1990

2)Virtual Surge Test Lab.Restructured and Extended Version の略

3)A. Tatematsu,K. Yamazaki,and H. Matsumoto, “Lightning Surge Analysis of a Microwave Relay Station Using the FDTD Method”,IEEE Trans. Electromagn. Compat.,Vol.57,No.6,pp. 1616-1626, 2015

(%)

(8)

研究テーマ紹介

近紫外域LEDによる生物付着対策技術の開発

エネルギア総合研究所 環境技術グループ 柳川 敏治

均閉殻持続時間は190秒であった(図3)。一方,波 長450nm,470nm,525nm光照射下では閉殻行 動は観察されなかった。なお,ミドリイガイ付着期 幼生,マガキ付着期幼生についても同様の結果が得 られている。 ○アカフジツボ付着期幼生の走光性試験  長さ12cmの試験容器の一方の端に石英ガラスを 通して水平に各種波長のLED光をそれぞれ照射した 状態で,室内飼育で得たアカフジツボ付着期幼生(図 4)を試験容器の中央部に投入した。光源への移動 方向を正方向(正の走光性),逆の方向を負方向(負

1

まえがき  火力・原子力発電所等の海水利用プラントや水産 設備においては,フジツボ類やイガイ類をはじめと する付着生物の大量付着による機器の性能低下や清 掃時の廃棄物大量発生の問題がしばしば発生してお り,環境安全性が高く,実効性のある対策が求めら れている。  そこで,当所では共同研究先の(株)セシルリサー チとともに環境安全性の高い光を利用した新規付着 生物対策技術の開発を進めている。  光による付着生物対策としては,古くから紫外線 照射の活用が検討されてきたが,紫外線は海洋生物 全般に対して有害であるとともに,水中における減 衰が大きく,また,近年普及が著しいLEDによる高 強度の照射が難しいため,実用化が困難である。  本研究では,LEDにより高強度の光照射が可能な 可視光領域の波長範囲を対象として,照射時の付着 生物の付着期幼生の行動変化について室内試験を実 施し,次いで,実海域における生物付着抑制試験を 実施しており,その概要を紹介する。

2

概  要 <各波長光に対する各種付着期幼生の行動変化> ○ムラサキイガイ付着期幼生への光照射試験  室内飼育で得たムラサキイガイ付着期幼生に対し てピーク波長405nm(藍色光),450nm(青色光), 470nm(青色光),525nm(緑色光)のLED光を それぞれ照射し,光照射により誘導される幼生の行 動を実体顕微鏡下で観察した。  その結果,ムラサキイガイ付着期幼生は,波長 405nm光(ピーク波長;405~412nm,波長域; 400~440nm)の一定時間以上の照射に対して殻 を閉じる反応(閉殻反応)を示すことが判明した。 閉殻反応を示す個体の割合(閉殻率)は,放射照度 の増加に伴い上昇し,40Wm-2以上を照射した場合 にすべての個体が閉殻した。また,閉殻反応の誘導 に要する照射時間については,放射照度が高くなる と減少する傾向が認められた(図2,図3)。さらに, 閉殻反応を示した直後に照射を停止した場合におい ても,一定時間,閉殻状態が継続することが明らか となった。なお,すべての個体が閉殻する40Wm-2 照射時の閉殻誘導に要する平均照射時間は35秒,平 図1 ムラサキイガイの成体(左)と付着期幼生(右) 図2 波長405nm光の放射照度と幼生の閉殻率 図3 波長405nm光の照射時間と閉殻持続時間 約0.3mm

(9)

試験板位置D 25cm上流 3W/㎡ 試験板位置E LED照射部 200W/㎡ 試験板位置F 25cm下流 3W/㎡ 光照射水路 暗水路 約 0.6mm 近 紫 外 域 L E D に よ る 生 物 付 着 対 策 技 術 の 開 発 の走光性)と規定し,10分間の行動観察を実施した。  その結果,アカフジツボの付着期幼生は,100 Wm-2の波長405nm光(ピーク波長;405~412nm, 波長域;400~440nm)の照射下において50%の 個体が光源に近付かないか,あるいは,光から遠ざ かる方向へ移動する忌避行動(負の走光性)を示し た。 一 方, 波 長450nm,470nm,525nm光 照 射 下では,ほぼ全個体が光源方向へ移動する正の走光 性を示し,忌避行動を示す個体はほとんど確認され なかった(図5)。なお,タテジマフジツボ付着期幼 生でも同様の試験結果が得られている。 <実海域における生物付着抑制試験> ○野外モデル水路試験および野外試験板浸漬試験  室内試験の結果を踏まえ,呉市音戸町の広島県立 総合技術研究所 水産海洋技術センターの浮桟橋上に 波長405nmのLED光照射装置を備えた野外モデル水 路(光照射水路および無照射水路の2系統)を設置し, 平成26年3月初旬~6月末(約4カ月間)の期間,光 照射による生物付着抑制効果を検証した(図6)。  さらに,野外モデル水路試験と同じ浮桟橋において, 平成27年8月末~11月末(約3カ月間)の期間,塩ビ 製試験板の上方から光ファイバーを用いて継続的に波 長405nmのLED光を照射する試験を実施し,主にフ ジツボ類を対象に生物付着抑制効果を検証した(図7)。  野外試験の結果,波長405nm光の光照射領域(受 光面)では,二枚貝類,フジツボ類,藻類,海綿類, ヒドロ虫類,管棲多毛類,苔虫類,端脚類,ホヤ類 等幅広い付着生物についてほぼ完全にその付着を防 止可能であることが明らかとなった。また,二枚貝 類については,モデル水路試験において照射領域下 流部のほとんど光の当たっていない領域においても 対照区と比較して半分以下に付着個体数を抑制する ことができた。これは,室内試験で確認された閉殻 誘導の効果により幼生が閉殻状態のまま下流部を通 過した結果と判断された。

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あとがき  本技術の環境安全性については,水産上の有用種 であるオニオコゼの受精卵および稚魚に対してLED 光照射試験を実施し,実用的な光強度においては全 く悪影響がないことを確認している。  本技術は光に対する付着生物幼生の反応と行動を 利用することにより,これらに対して致命的な影響 を与えることなく付着を制御する,環境安全性と効 果を両立した技術に成り得ると考えており,現在, 火力発電所実機における実証試験を実施している。 図4 アカフジツボの成体(左)と付着期幼生(右) 図6 野外モデル水路と通水4カ月後の試験片 図7 光照射試験板の設置状況と1カ月後の付着状況 図5 アカフジツボ付着期幼生の忌避行動誘導

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研究テーマ紹介

汚損がいしのコロナ騒音低減対策について

送配電カンパニー 技術高度化グループ 児玉 健

の改善により,コロナ発生を低減できると考えられ, 各種対策案の検討を実施した結果,がいし表面に撥 水効果を持たせることにより,親水化を防止するこ とが最も効果があると考えられた。  そこで,防止する方策として,がいし表面に塗布 可能で撥水性のある塗料を数種選定し性能試験を 行った結果,フッ素系撥水剤を用いることで当初の 目的が達成できると判断した。以下フッ素系撥水剤 の試験結果について説明する。 (3)撥水性評価試験  がいし表面に撥水剤を塗布したときの撥水性を調 べるため,磁器ピースの表面に,シリコーングリス・ フッ素系撥水剤を塗布した試験片を作成し,無塗布 のものと併せて接触角測定による撥水性評価(図2) を実施した。接触角測定の結果,無塗布の場合は約 30度,シリコーングリスでは約110度の接触角に対 し,フッ素系撥水剤では150度以上の接触角と良好 な撥水性能を示した。 (4)絶縁性能評価試験  フッ素系撥水剤を塗布した懸垂がいしの絶縁性能 に問題がないかJIS規格に基づいた各試験(絶縁抵抗 および商用周波注水電圧試験ならびに雷インパルス 試験)を実施し,問題のないことを確認した。 (5)コロナ騒音評価試験  急速汚損を模擬した環境下に,無塗布およびシリ コーングリスならびにフッ素系撥水剤を塗布した各 がいしを設置し,課電時のコロナの発生状況の確認 および漏れ電流波形ならびに騒音レベルの測定を実 施した。(図3,図4)  試験の結果,フッ素系撥水剤がシリコーングリス と同等以上の良好な結果が得られた。以後フッ素系 撥水剤を塗布したがいしを「超撥水がいし」と呼ぶ。

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まえがき  送電用鉄塔に取り付けられているがいしは,汚損 湿潤時に放電が発生することがあり,発せられる騒 音(コロナ騒音)は静かな環境の地域においては注 目を集めることがある。  コロナ騒音を低減する既存の有効な対策として, シリコーングリスをがいし表面に塗布する方法があ るが,労力とコストを要することや,定期的(3年 程度)な塗り替えが必要であり,塗り替え作業時に は送電線の停電が必要である。このような中,コロ ナ騒音を低減し保守負担を軽減できる,新たな懸垂 がいしの開発について研究した内容を紹介する。

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概  要 (1)コロナ騒音の発生メカニズム  がいしに汚れ(埃や塩分など)が付着した状態で, 降雨により親水化(表面に水が薄く広がる)しやす い環境条件になると,がいし表面に微弱な電流が流 れる。がいしのピン部(図1の③付近)は漏れ電流 が集中しやすく,一部が発熱・乾燥することにより 乾燥帯間の放電によりコロナ騒音が発生する(図1)。 (2)対策の検討  コロナ発生要因(塵埃付着・親水化)のいずれか 図2 撥水性評価 図1 コロナ発生メカニズム 無塗布 シリコーン グリス フッ素系撥水剤 30° 110° 150°

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無塗布 シリコーン グリス フッ素系 撥水剤 コロナ発生状況 漏れ電流波形 汚 損 が い し の コ ロ ナ 騒 音 低 減 対 策 に つ い て (6)超高圧送電線路への適用確認について  コロナ騒音は超高圧送電線路において観測される ことが多いが,超高圧送電線路ではがいし連のがい し個数が比較的多く,すべてを超撥水がいしにする と対策費用が非常に高額となる。  このため,がいし連中の超撥水がいしの有効な挿 入比率を確認した。(表1)  軽汚損0.03mg/㎠地区と重汚損1.0mg/㎠地区の2 条件で500kV系送電線を模擬したコロナ騒音試験を 実施した。試験電圧は最高運転電圧の対地電圧(525 ×1/√3=304kV)を印加した。軽汚損地区の結果 を図5,図6に,重汚損地区の結果を図7,図8にそれ ぞれ示す。結果としては超撥水がいしを課電側に部 分的に挿入した場合であっても十分なコロナ低減効 果があることが確認された。

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あとがき  現在,当社担当区域内の66kVの実線路に超撥水 がいしを取り付けて,撥水持続性を含めた耐久性の 検証を行っており,現場への適用に向けた取り組み を進める。 図3 コロナ発生と漏れ電流波形 図5 軽汚損地区の放電状況 図6 軽汚損地区の騒音レベル 図7 重汚損地区の放電状況 図4 コロナ騒音レベル 表1 試験条件 汚損条件 超撥水 挿入比率 全体 個数 がいし種類 超撥水 無塗布 軽汚損 1/3 23個 8個 15個 重汚損 1/4 43個 11個 32個 図8 重汚損地区の騒音レベル

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はじめに  当社では,当社グループの研究・開発および知的 財産に関する考え方や取り組みを,「エネルギアグ ループ知的財産報告書」として取りまとめ,2009年 以降,継続的に発行しており,2018年2月に10回目 の発行を行ったので,その概要を紹介する。

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発行の概要と特長   知的財産報告書の作成にあたっては,毎回,読 者への伝わりやすさ,分かりやすさ,親しみやすさ を意識している。この観点から,表紙においては, 当社の海外事業(世界への船出)をイメージしたデ ザインとし,本編では,図や写真を多く取り入れた 構成にした。また,当社グループの知的財産活動に ついて,より親近感を感じていただけるよう特許技 術の発明者や,社員の生の声を掲載した。  内容面での主なポイントは,次のとおりである。 ◆ポイント(1) 特集「『海外事業』を支える知的 財産活動」  当社は,電力小売全面自由化を契機として,競争 が本格化する中で,海外事業を成長事業の柱として 位置づけ,収益力強化に取り組んでいる。  今回の特集では,「『海外事業』を支える知的財産 活動」という切り口で,海外事業の取り組みの一端 を紹介している。 ① 国際事業部門長のインタビューの掲載  当社の海外事業位置づけや活動状況をはじめ とし,今後の事業展開を優位に進め,海外にお いても技術的価値において当社を選んでいただ けるための知財戦略について述べた国際事業部 門長の「特別インタビュー」を掲載している。  ②海外事業を支える技術力  当社がこれまでに培ってきた技術を「海外事 業を支える技術力」という視点で,内外の権利 化状況とともに紹介している。これらの技術に より,他者に対して海外事業を優位に進め,海 外から選択されるための競争力の源泉になると 考えている。  以下にその内の1件を紹介する。

知財情報

エネルギアグループ知的財産報告書(2018年2月)の

発行について

エネルギア総合研究所 知財啓発法務グループ

発行日:2018年2月16日 発行部数:1,600部 平野 国際事業部門長

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エ ネ ル ギ ア グ ル ー プ 知 的 財 産 報 告 書 ( 2 0 1 8 年 2 月 ) の 発 行 に つ い て (紹介技術)高温蒸気配管の保守関連技術  火力発電所の高温蒸気配管の保守に関する信 頼性をさらに向上させるための技術であり,日 本で初めて独自開発し,当社の火力発電所に適 用している。  これらの技術は,英国のEuropean Techno logy Development Limited(ETD社 ) に 特 許の実施許諾契約を締結し,同社の技術者に必 要な技術の教授,技術データの提供等を行うた めのトレーニングを行っている。 ③海外における権利化方針   特 許 協 力 条 約PCT(Patent Cooperation Treaty)に基づく国際出願制度の活用をはじ めとし,早期権利化を目指した特許制度の活用 について事例とともに掲載している。  事例では,東南アジアにおける早権利化 の 取 り 組 み と し てCPG(Cooperation for facilitating Patent Grant)制度の活用につ いて紹介している。  CPGは,日本国特許庁と所定知財庁との合 意に基づき,日本で審査を経て特許となった出 願に対応する出願について,出願人からの申請 により,実質的に無審査で当該所定知財庁でも 特許が付与されるというものである。 ◆ポイント(2)知財マッチングへの取り組み  前回,「特集」として掲載した,知財マッチングへ の取り組みについては,今回新たに章立てし,「知財 活用を通じた地域活性化への貢献」という切り口で, 当社の地域密着の取り組みの一端を紹介している。  具体的には,中国地域の自治体や金融機関等と連 携した知財マッチング会等への参加事例や各連携先 の方々からのメッセージを掲載した。 ◆ポイント(3)グループ企業の取り組み  グループ企業の知財活動の取り組みを掲載するこ とにより,グループ企業の知的財産活動の様子が伺 えるものとした。  今回は株式会社エネルギア・コミュニケーション ズの「ドローン事業への取り組み」について紹介し ている。 ◆ポイント(4)CSRへの取り組み  当社は知財を活用した熊本地震復興支援の事業に 参画している。これは,当社が保有する原則全ての 特許を,地震により直接的・間接的被害を受けられ た熊本県の企業に対して無償で実施許諾を行うもの である。誌面ではその事業スキームと,2018年1月 18日に事業の一環として開催した「知財マッチング in 熊本」の様子を紹介している。

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おわりに  エネルギアグループ知的財産報告書(2018年2月) およびバックナンバーは,当社ホームページで閲覧 できるので,ぜひご覧いただきたい。 http://www.energia.co.jp/eneso/tech/chizai/ 《お知らせ》  ご希望の方には,冊子をお送りしますので,ホー ムページからお申し込みいただくか,以下まで ご連絡ください。 エネルギア総合研究所 知財啓発法務グループ (Tel) 082-544-2912 高温蒸気配管の保守関連技術の関係図 関連特許:配管の補強装置,配管の補強方法 (PCT/JP2015/070759) 他( 登 録 国: 日 本, 出願国(審査中):米国,欧州,カナダ)

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トピックス

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開催概要  中国電力グループの研究内容や成果,開発した技 術や製品を紹介するため,「中国電力グループ研究 開発成果展示会2017」を開催した。  平成20年から開催し,今回で10回目となった。本 展示会では低廉な電力の安定供給や環境技術に関す る研究・開発の成果や電気設備に関する製品につい て実物の提示や,説明員がパネルを用いて説明した。 ○開催日時:12月12日(火)9~17時 ○開催場所:中国電力本社ビル1号館1階西ホール

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開会あいさつ  エネルギア総合研究所 平野所長より「当社の研 究成果および取得した特許を紹介することで地域の 活性化に貢献できると考えている。今回の展示会が 企業間の発展的なコラボレーションの場となること を願う。」とあいさつした。

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出展内容(エネルギア総合研究所)  電力設備の維持管理および環境への考慮,再生可 能エネルギーなどに関する研究の取り組みについて 9研究グループから24件を出展した。

中国電力グループ研究開発成果展示会2017

~地域に必要とされる研究・開発をめざして!~

エネルギア総合研究所 総括グループ 奈良井 慎一

超電導磁気センサー(SQUID)とECTコイル(渦 流探傷試験)の組み合わせにより,金属内部の 劣化を高感度に診断する技術を開発中。 金属柱地中部分を掘削することなく劣化状況が 判定できる超音波探傷法を用いた装置を開発し た。 測定した傾斜角度データに含まれる気温変化分 を取り除き計測精度を向上させ,微弱な地盤変 化を観測するシステムを開発した。 (系統グループ) (ネットワーク設備グループ) (ネットワーク設備グループ) SQUID非破壊検査技術 金属柱劣化判定装置 傾斜面監視システム

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中 国 電 力 グ ル ー プ 研 究 開 発 成 果 展 示 会 2 0 1 7 ~ 地 域 に 必 要 と さ れ る 研 究 ・ 開 発 を め ざ し て ! ~ 制御電源の電流波形から,接続されている全遮 断器の動作特性を測定・診断し,遅延動作警報 出力等を行う監視装置を開発した。(平成29年度 澁澤賞受賞) 火力発電所から発生する石炭灰にセメントを混 合した造粒物による環境改善効果を検証中。 火力発電所ボイラ配管の劣化症状が発生しやす い溶接部を,帯鋼で補強することで寿命を延伸 する工法を開発した。 焼酎残渣を短時間でガス化処理し,燃料ガスを作 るとともに排水処理,発生ガスはプラントで消費 するが,廃熱を蒸留用に活用する技術を開発中。 維持管理を容易にするため,培地槽と培養液槽を 一体化した栽培装置を開発した。植物は,常緑で 環境ストレス耐性の高いビナンカズラを採用した。 業務用の大型水素発生装置と電極の耐久性や性 能を試験する装置を開発。 (ネットワーク設備グループ) (土木グループ) (機械・材料グループ) (総合エネルギー技術グループ) (環境技術グループ) (総合エネルギー技術グループ) 遮断器一括監視装置 石炭灰造粒物の沿岸域・淡水域への応用に関する研究 ボイラ配管溶接部に対する帯鋼等補強技術の開発 食品廃棄物の超臨界水ガス化による再生可能熱の創生 養液栽培による壁面緑化システム 水素水生成装置の概要・本装置用電極試験装置 ○その他の出展件名 ・隠岐ハイブリッド蓄電池システム実証試験 ・配電系統における表計算ソフトを用いた電圧不平衡  対策簡易評価支援ツールの開発 ・エネルギア総合研究所太陽光発電装置の長期経年 変化 ・高圧気中開閉器用浸水量検出器 ・浸水検知型OTDR ・設備診断に使用する非破壊検査手法の開発 焼酎残渣 ガス化処理水

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トピックス

・蒸気タービン車室・弁き裂補修技術に関する研究 ・付着生物幼生の検出キットの開発 ・汎用CFD技術による水力発電所取水構造物周辺の 流況再現研究 ・常時微動計測によるダムの振動特性把握研究 ・アンモニアの発電利用に関する事業性評価 ・開放特許の公開 ・中国電力グループの知財戦略 ・2017年の広島東洋カープの経済効果について

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出展内容(中国電力グループ企業)  電気設備の保守・点検に関する商品や,IOT活用 による見守りシステム,高効率発電技術など,グルー プ企業7社と中国電気保安協会から15件を出展した。 プラント設備などの鋼構造物用の防錆・防食塗 料と鉄塔等の電気関連設備塗装工事を紹介した。 震度5強相当以上の地震を検知し,光や音で利用 者通知し,約3分後にブレーカーを遮断する製品 を紹介した。 石炭火力発電から排出されるCO2を大幅に削減さ せるべく究極の高効率発電技術であるIGFC(石 炭ガス化燃料電池複合発電)とCO2分離・回収を 組み合わせた革新的低炭素石炭火力発電の実現を 目指す「石炭ガス化燃料電池複合発電実証事業」。 H29.3より第一段階の酸素吹IGCC(酸素吹石炭 ガ ス 化 複 合 発 電: 石炭をガス化して ガスタービン発電 を行い,燃焼排ガ ス等から蒸気ター ビンを回す複合発 電)の実証試験を 開始した。 各種の漏電遮断器 の感度電流と動作 時 間 を 試 験 す る。 (厚生労働省産業安 全研究所技術指針 に準拠)また漏電 火災警報器の動作 電流試験も可能。 スマートメーターから得られる電力データから, 高齢者の操作による電気使用を検出し,見守り 介護事業者・親族による安否確認を支援するサー ビス実証実験を紹介した。 (中電工業) http://www.chuden-kogyo.co.jp/toryo/ (テンパール工業) http://www.tempearl.co.jp/products/kanshin_sensor_unit/ (大崎クールジェン) http://www.osaki-coolgen.jp/project/ (中電技術コンサルタント) http://www.cecnet.co.jp/ 防錆・防食塗料および塗装工事 感震センサーユニット「ES-BX」 酸素吹き石炭ガス化燃料電池複合発電実証事業 漏電遮断器・漏電火災警報器テスター「LT-1B」 スマートメーター電力データを用いた 高齢者見守りサービス実証実験 (テンパール工業) https://prod.tempearl.co.jp/model/?no=1352

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中 国 電 力 グ ル ー プ 研 究 開 発 成 果 展 示 会 2 0 1 7 ~ 地 域 に 必 要 と さ れ る 研 究 ・ 開 発 を め ざ し て ! ~ ○その他の出展件名 ・ファイバースコープによる構造物内面調査 ・タップ型感震ブレーカ「グラグラガード」 ・工場設備・変圧器監視システム ・不平衡補償付TVR(自動電圧調整器) ・VCT(77kV,11kV) ・太陽光パネルの性能診断

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主催・協力一覧 主催/ 中国電力株式会社 協力/ 中電工業株式会社 中電技術コンサルタント株式会社 テンパール工業株式会社 大崎クールジェン株式会社 株式会社中電工 中国電機製造株式会社 イームル工業株式会社 一般財団法人中国電気保安協会

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おわりに  本展示会に約250名の来場,また電気新聞や電波 新聞からの取材もあり,中国電力グループの研究開 発成果を地域の皆さまへ広く紹介することができ た。 作業現場の温度・湿度・気象データから算出し た「暑さ指数」を元に各作業者の熱中症危険度 を把握。 また作業者が装着するセンサーの温湿度・加速 度から作業者の異常を知らせる。 目標電力の超過が予想される場合,状況に応じ 警報・メッセージ表示する。空調自動制御装置 を追加可能。 屋内型に続き,省エネタイプの屋外型LED照明 器具を開発した。 流れ解析を用い,発電効率を向上させつつ出口 開口部を広げることでゴミのかかりにくい水車 を研究開発している。 (中電工) http://www.chudenko.co.jp/ (中国電気保安協会) http://www.ces.or.jp/service/security/demand/alarm_plus.html (中国電機製造) http://chuki.jp/ (イームル工業) http://www.eaml.co.jp/ 熱中症警報器(作業員見守りシステム) ECOアラーム,ECOアラームプラス 屋外型LED照明器具 保守性を考慮したフランシス水車の高効率化の研究開発

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夢ある未来づくりへの挑戦 「今,私が思うこと」

夢ある研究領域 −環境技術−

への取り組みにあたって

夢ある研究領域 −環境技術−

への取り組みにあたって

エネルギア総合研究所 環境技術グループマネージャー

 引野 健治

エネルギア総合研究所 環境技術グループマネージャー

 引野 健治

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連 載  私が所属している環境技術グループの構成員は現 在10名であり,大きく生物分野と化学分野に分かれ て研究を進めている。別れてはいるものの,環境とい う枠組みにおいては,生物も化学も双方どこかで関 連し作用し合っていることが多分にあることから,結 果としてテーマや課題に対して総力で取り組んでい るのが現状である。  環境は広く捉えると社会そのものとも言え,その 領域において夢の発掘を進めていること自体,私た ち研究員はとても誇りに思っている。環境分野の研 究レンジはとても広く,私たちの研究活動には,ある 意味領域というものはなく,様々な分野の視点を元 にしたテーマ発掘から成果の活用に至って,その土俵 は際限がない。また,多くの要素的データの取得を 進めた上で,その成果をより具体的な実用性へ繋げ る必要があり,他分野と同様に中長期的なリードタイ ムを要するケースが多い。そのような中,できるだけ 短距離で走り抜き完結させるためには,様々な分野 の専門家との人的ネットワークによって加速させるこ とが大事な要素となる。そのネットワークを広げてい く過程では,予期せず様々な分野の研究とも繋がり, 道が大きく開けることもよくある。  一方,研究はニーズあってのものであることは言う までもなく,特に最終ユーザー,例えば社内で言う と,発電所や電力所等の現場において求められてい るものは何かを常に振り返りながら,ニーズとのマッ チングを徹底的に意識して進めていくことがとても 重要である。私たちは社内外を問わず,まずは垣根 のない意見交換や情報収集の展開によるネットワー ク構築を第一に活動を進めており,さらに,研究に対 して,より後押しをしてもらうための十二分な理解活 動を積極的に進めているところである。  話は少し変わるが,ある知財検討を進める際,担 当者だけではなく,グループ内の研究員全員が集い, 本来自身の主研究ではないテーマに対して,垣根な く議論参加して知財化に尽くし,その結果,より深く 強い知財が得られたことがある。生物の専門家,化 学の専門家,機械,電気の専門家が多岐混在してい るが,それだけに,話しているうちに様々な・・,とい うより,びっくりするようなアイデアが飛び出す。や はり一人の考えだけでは限界があるのは当然で,三 人寄れば・・ではなく,十人寄れば・・。頼もしいかぎり である。  このようなグループ陣容の中,社内の,とりわけ火 力発電所から多種多様な分析解析の依頼や相談を受 けており,時には専門家が現場へ赴き,要望に対して 共に探索し解決していく活動を進めている。その際, 研究所で保有し,研究員の貴重な宝物でもある多種 多様な分析機器を駆使し,幅広く活用することで,要 望に対して迅速に応えられるよう努めている。現場 の要望は当然ながら時間勝負であることが多く,適 宜的確に対応できるように常時準備しておくことが, 支援部隊でもある研究所の大きな存在意義でもあ る。結果として,陰ながら現場のお役に立てているこ とを,研究員はとても誇りに思い,それもまた日々の 取り組みへの大きなモチベーションに繋がってい る。  研究目的が元々電気事業における運用解決のため のテーマであったとしても,その活用先について視野 を広げてみると,異分野でのニーズの中で活用形態 を変えるだけで,革新的な技術に変貌することがあ る。現在,グループ内ではそのような独自のシーズが 生まれつつあり,少しずつ育っているような実感があ る。独創的な技術で一人ひとりの夢を形にしたい。豊 かな社会づくりに貢献したい。そのような熱い想い と並行し,電力自由化の厳しい競争の真只中,異分野 を含めた社会へ与える技術の価値を常に考えなが ら,一粒の小さな種を少しでも煌めく大きな花に育 て咲かせられるよう,研究員全員がしっかりと根を張 り,楽しみながら一丸となって取り組んでいきたい。 現所属※1 地域共創本部(環境計画グループ)

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夢ある未来づくりへの挑戦 「今,私が思うこと」

知財業務を通じて

知財業務を通じて

エネルギア総合研究所 知財啓発法務グループマネージャー

 和田 政彦

エネルギア総合研究所 知財啓発法務グループマネージャー

 和田 政彦

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連 載  平成29年2月に8年ぶりに知財部門に戻ってきた。 前回は平成17年から4年間所属し主に事業所等から 提出したアイデアの権利化支援業務,特許分析業務な ど主に企画権利化グループの業務に携わっていた。  当時は,知財戦略施策展開のステージとしては,特 許出願の量的拡大から質的拡大に移行し始めた頃で 出願件数が年間1,000件を超え,登録件数が増え始 めたのもこの頃であり,発明者と弁理士を交えた知 財相談会で私個人として年間200件ぐらいの提案を 対応し,半分の100件ぐらいは特許出願手続きをした ように記憶している。研究所の発明者が「弁理士に 相談した結果,自分の中のまとまらなかったアイデ アがスッキリと整理できました」と相談会後にお礼 を言っていたのを今でも覚えている。  その後,知財部門を離れて事業所に転勤になった 際に,事業所での知財提案のサポートをする機会が あり,その活動を通じて技術系以外の事務系の方々 と知財を通じての交流ができたことは,今思えば貴 重な経験だと思っている。  さて,2月からは,啓発法務グループに属して新た な業務を経験している。まずは,啓発活動業務があ るが,メールマガジン等の情報発信,動画等の教材 提供,特許情報の検索・読み方セミナー等集合研修, 事業所主催の研修会への講師派遣等,さまざまな形 でグループ企業の社員を含めて知財に接して知財を 感じる機会を提供している。なかなか目に見える形 で成果としての実感は少ないが,出席者等に歓迎さ れることが多いためにやり甲斐はある。  また,社外へのPRのためパンフレットのロゴ等の 商標審査や共同研究・出願等契約書の内容審査があ り,知財リスクへの感受性を高めることや取るべき 権利はしっかり守る等の意識づけを行う役割を果た している。このような形で関係者をサポートできる点 は,特許を権利化する業務同様に大切な業務である と実感している。  啓発法務グループは定例反復的な業務を繰り返す だけではなく,制度設計も大きな役割の一つであ る。  当社では,研究所や各組織の技術開発箇所だけが アイデアを提案するのではなく,現業機関を含め全 社での日常業務を通じての課題解決のための改善や 創意工夫の提案も多く,社員全員が発明者になりう る可能性がある。今後この提案されたアイデアを上 手く使っていきたいと考えている。その仕掛けのひと つとして,報奨・表彰制度がある。現状,発明者を中 心に称える仕組みであるが,対象を発明者に限定せ ず幅広にすることで,知財活動が活性化できないか と検討している。発明者としては自分の発明が採用・ 活用されることで,更なる創出意欲向上につながる し,更なるアイデア追加のきっかけになり,発想転換 にもつながる可能性がある。  この1年間の知財業務に携わって一番感じたこと は,連携プレーの大切さである。すべての業務におい て,必要ではないが,特に今の知財戦略を進めていく うえでは,チームで連携しないとクリアできない場面 が非常に多い。そのためには,日頃から周囲の人がど んな業務をしているのか等を常に気に掛け,必要に より声掛け・支援等をしてお互い助け合う雰囲気づ くりが大切だと思っている。  また,知財部門だけでなく社内関係箇所と日頃か らコミュニケーションをしっかりとって良好な関係で いることが大切だと思っている。良好な関係でいる と新しい施策展開時にスムーズにいくことが多い。 今後さまざまな施策を展開していくためには,今以 上に知財部門内外と連携を密にしていきたいと思っ ている。

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 研究開発成果の展示場や実験設備等のご見学 ができます。(少人数でも対応可) ○展示場(随時可) ○団体見学(要予約)  ・10∼200名程度の団体さま  ・1時間∼1時間30分程度 ・平日 9:00∼12:00,13:00∼17:00 ・休館 土・日・祝日,5/1,年末年始 ・駐車場30台(大型バス3台)程度 ご見学について  次世代を担う子どもたちに,環境・エネル ギーに興味・関心をもって学習に取り組んでも らえるよう,環境エネルギー教室を開催してい ます。日常生活に欠かすことのできないエネル ギーや地球環境問題について,実験などを通じ てご説明します。 ○団体見学(要予約)  ・10∼200名程度の団体さま  ・1時間30分∼2時間程度  ・施設見学と学習教室(小,中,高)など  年間を通じて,地域の皆さまや学 校の社会見学・校外学習などで幅広 い層のお客さまにご見学いただいて います。ぜひ一度,研究所 へお越しください。お待ち しています。 学校関係者の皆さまへ

エネルギア総合研究所 見学のご案内

(082)493-5513(見学専用電話)  ・平日 9:00∼12:00,13:00∼17:00  ・休館 土,日,祝日,5/1,年末年始  希望日の2週間前までに連絡をお願いします。 インターネットからのお申し込みはこちら↓

見学申し込み先

太陽光発電設備,高電 圧実験棟など設備見学 のほか,研究開発成果 の紹介をいたします。 エネルギア総研レビューに関する問い合わせ先 中国電力株式会社 エネルギア総合研究所/(082)420−0700 発行所/中国電力株式会社 エネルギア総合研究所     〒739−0046 東広島市鏡山3丁目9番1号 発行日/平成30年2月26日

http://www.energia.co.jp/eneso/tech/kengaku/

参照

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