【用途地域とは】
・住居・商業・工業など大枠の土地利用を定めるもので、12種類の指定が可能。現在、釜石市は10種類を指定。
(第二種低層住居専用地域と準住居地域は指定していない)
・用途地域の指定がされると、それぞれの目的に応じて、建てられる建物の種類が制限される。
① 用途地域の変更
5
【用途地域における建築物のルール】
・用途地域が指定されている地域では、建物用途の制限とあわせて建て方のルールが定められている。
・これにより、土地利用に応じた、それぞれの環境の確保が図られる。
【用途地域内の建築物の主な用途制限】
※は不可
※は不可
※は不可
① 用途地域の変更
【建ぺい率・容積率の制限】(釜石市の指定内容)
建ぺい率(%) 容積率(%)
40 80
釜石市は無指定 釜石市は無指定
60 200
60 200
60 200
60 200
釜石市は無指定 釜石市は無指定
80 200、300
80 400
60 200
60 200
60 200
※ 無指定地域:建ぺい率70%、容積率200%
( 建ぺい率のイメージ )
① 用途地域の変更
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【 変 更 前 】
第1種低層住居専用地域
第1種中高層住居専用地域
第2種中高層住居専用地域
第1種住居地域
第2種住居地域
近隣商業地域
近隣商業地域
商 業 地 域
準 工 業 地 域
工 業 地 域
工 業 専 用 地 域
①
① 用途地域の変更
【 計画図 (変更後) 】
第1種低層住居専用地域
第1種中高層住居専用地域
第2種中高層住居専用地域
第1種住居地域
第2種住居地域
近隣商業地域
近隣商業地域
商 業 地 域
準 工 業 地 域
工 業 地 域
工 業 専 用 地 域
①
②
③
① 用途地域の変更
9
① 中妻町
◆変更案
(前)第二種中高層住居専用地域
(後)
近隣商業地域
(容積率30/10以下)
◆面 積 約2.0ha
◆理 由
中妻町地区は、中心市街地ゾーン
(西部地区)において商業・業務機
能の中核を担う地区であり、東日本
大震災津波により被災した釜石警察
署、沿岸運転免許センター等の移転
整備により更なる交流人口の拡大が
見込まれることから、商業・業務系
土地利用を拡大するため、本案のと
おり変更するものです。
警察庁舎
予定地
① 用途地域の変更 (中妻町)
・店舗、事務所等に対する規模の制限がなくなる。※変更前:3階以上または1,500㎡を超えるものは不可
・ホテル、カラオケボックス、映画館等の建築が可能となる。※キャバレー等は不可のまま
・大規模集客施設の立地が可能となる。※劇場、店舗、飲食店等で、その用途の床面積が10,000㎡超のもの
・倉庫業の倉庫、自動車修理工場の建築が可能となる。※自動車修理工場は300㎡以下に限る
(参考)第二種中高層住居専用地域であっても、公益上必要な建築物(警察署等)は4階建てまで建築可
① 用途地域の変更 (中妻町)
11
※は不可
※は不可
※は不可
【 建築物の用途制限の変更概要 】
① 用途地域の変更 (中妻町)
①
④
⑤
②
③
① 仮設住宅団地(撤去中)
② 事務所
③ 集合住宅
【 既存建築物の状況 】
① 用途地域の変更 (中妻町)
①
④
⑤
②
③
④ 事務所(移転予定)、集合住宅
⑤ 戸建住宅
【 既存建築物の状況 】
13
② 新町
◆変更案
(前)近隣商業地域
(容積率20/10以下)
(後)
第1種住居地域
◆面 積 約2.5ha
◆理 由
新町地区は、震災後、急速に整備
が進められている復興道路(三陸沿
岸道路)の事業用地とする区域を商
業系土地利用から除外するため、周
辺の土地利用状況との連続性を踏ま
え、本案のとおり変更するものです
。
(仮称)釜石中央IC
事業地
県合同庁舎
ジョイス
① 用途地域の変更 (新町)
① 用途地域の変更 (新町)
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【 (仮称)釜石中央インターチェンジの計画概要 】
県合同庁舎
ジョイス
(仮称)釜石中央インターチェンジ
(至)宮古方面
(至)遠野・大船渡方面
① 店舗、住宅等(移転済み)
① 用途地域の変更 (新町)
①
② 事務所、住宅等(移転予定)
③ ぱちんこ屋(移転予定)
②
③
【 既存建築物の状況 】
③ 上中島町
◆変更案
(前)工業地域
(後)
準工業地域
◆面 積 約3.3ha
◆理 由
上中島町地区は、主に工業系用途
で土地利用されていた地区ですが、
震災後、復興公営住宅の整備等によ
り、急速に住宅系の土地利用が進ん
でいます。このことから、周辺の工
業系土地利用と調和しつつ住環境の
保全を図るため、本案のとおり変更
するものです。
サンデー
サンパルク
仮設住宅団地
復興住宅
復興住宅
SMC
① 用途地域の変更 (上中島町)
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・幼稚園、小・中・高等学校、大学、病院の建築が可能となる。※住宅、店舗、事務所等は従前から可
・ホテル、映画館、キャバレー等の建築が可能となる。※カラオケボックスは従前から可
・大規模集客施設の立地が可能となる。※劇場、店舗、飲食店等で、その用途の床面積が10,000㎡超のもの
・危険性等が大きい工場の建築が不可となる。※危険性等のおそれがやや多い工場は可のまま
① 用途地域の変更 (上中島町)
※は不可
※は不可
※は不可
【 建築物の用途制限の変更概要 】
① 用途地域の変更 (上中島町)
②
① 仮設住宅団地
② 集合住宅
①
【 既存建築物の状況 】
周辺街区の状況
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種 類 変更前
面 積
変更後
面 積
建築物の
容積率
建築物の
建ぺい率
外壁の後
退距離の
限度
建築物の敷
地面積の最
低限度
建築物
の高さ
の限度
第一種低層住居
専用地域 約 94ha 約 94ha 8/10以下 4/10以下 1.0m ― 10m
第一種中高層住
居専用地域 約 322ha 約 322ha 20/10以下 6/10以下 ― ― ―
第二種中高層住
居専用地域 約 62ha 約 60ha 20/10以下 6/10以下 ― ― ―
第一種住居地域 約 319ha 約 321ha 20/10以下 6/10以下 ― ― ―
第二種住居地域 約 4.5ha 約 4.5ha 20/10以下 6/10以下 ― ― ―
近隣商業地域
小 計
約 60ha
約 20ha
約 80ha
約 57ha
約 22ha
約 79ha
20/10以下
30/10以下 8/10以下 ― ― ―
① 用途地域の変更
【 計 画 書 (新旧対照) 】
② 特 別 用 途 地 区 の 変 更
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【特別用途地区(大規模集客施設制限地区)の必要性】
・大規模集客施設は、地域産業や住環境への影響にとどまらず、道路などの公共インフラ施設や都市構造
にも影響を与えることから、立地をコントロールする必要がある。
※大規模集客施設:劇場、店舗、飲食店などで、その用途の床面積が10,000㎡を超えるもの。
(参考)イオンタウン釜石 約40,000㎡ 、鈴子マイヤ 約3,000㎡、
上中サンデー 約5,000㎡、新町ジョイス 約5,500㎡
【特別用途地区とは】
・用途地域を補完する都市計画で、地域の特性を踏まえた土地利用の増進や環境保護を図るもの。
・特別用途地区内では、市が条例を定めることで、地域の特性に応じた用途制限の強化や緩和ができる。
※は不可
※は不可
※は不可 大規模集客施設
② 特別用途地区の変更
【現在の指定内容】
特別用途地区 (大規模集客施設制限地区) ※平成26年10月8日告示
【片岸、鵜住居】 【平田】
面積 約84ha
② 特別用途地区の変更
第1種低層住居専用地域
第1種中高層住居専用地域
第2種中高層住居専用地域
第1種住居地域
第2種住居地域
近隣商業地域
近隣商業地域
商 業 地 域
準 工 業 地 域
工 業 地 域
工 業 専 用 地 域
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② 特別用途地区の変更 (上中島町)
※は不可
※は不可
※は不可
【 上中島町の用途地域の変更に伴う建築物の用途制限の変更概要 】
大規模集客施設
◯ ×
①
上中島町
◆面
積 約3.3ha
◆理
由
上中島町地区は、主に工業系
用途で土地利用されていた地区
ですが、震災後、復興公営住宅
の整備等により、急速に住宅系
の土地利用が進んでいることか
ら、周辺の工業系土地利用と調
和しつつ住環境の保全を図るた
め、当該地区の用途地域を工業
地域から準工業地域へ変更する
こととしています。
この用途地域の変更に伴い大
規模集客施設の立地が可能にな
ることから、工業と調和した住
環境の保全と適正な土地利用を
図るため、周辺の住環境や交通
環境に大きな影響を与える大規
模集客施設の立地を制限するこ
ととし、本案のとおり変更する
ものです。
【 計画図 (大規模集客施設制限地区へ追加する区域) 】
第1種低層住居専用地域
第1種中高層住居専用地域
第2種中高層住居専用地域
第1種住居地域
第2種住居地域
近隣商業地域
近隣商業地域
商 業 地 域
準 工 業 地 域
工 業 地 域
工 業 専 用 地 域
サンデー
サンパルク
仮設住宅団地
復興住宅
復興住宅
SMC
② 特別用途地区の変更 (上中島町)
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種
類
変更前
面
積
変更後
面
積
備
考
大規模集客施設制限地区
約84ha
約88ha
合
計
約84ha
約88ha
【 計 画 書 (新旧対照) 】
② 特別用途地区の変更