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教科書の電子化について 平成 23 年 2 月 24 日

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教科書の電子化について

平成23年2月24日

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新成長戦略、新たな情報通信技術戦略では、「21世紀にふさわしい学校教育の実現」に向けて、モデル

事業等による実証研究も踏まえ、教科書の電子書籍化等について制度改正を含め検討・推進することと

している。

新成長戦略、新たな情報通信技戦略における位置づけ

新成長戦略(抜粋)

新たな情報通信技術戦略(抜粋)

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21世紀にふさわしい学びの環境のイメージ(例)

デジタル教科書・教材の導入によって、一斉学習指導における理解度の向上、個々の児童生徒の習熟

度に応じた個別学習、児童生徒が教え合い学び合う協働学習、教師による教材作成・学習履歴の活用・

情報共有等が可能になる。

出典:文部科学省 学校教育の情報化に関する懇談会 デジタル教科書・教材、情報端末WG

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学校における情報通信環境の整備の状況

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デジタル教材に関する要望

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(ソフト・ヒューマン・ハードの総合的計画的推進)

教育の情報化に当たっては、ソフト・ヒューマン・ハード面での整備を総合的かつ計画的に進めることが重要で

ある。この点、地方交付税措置のみでは、効果的な推進や地域間格差の解消等の点において限界があることも指摘

されている。英国ではデジタルコンテンツに使途を限定した交付金が措置された。教育の情報化を集中的に進める

ためには、このような例を参考として、例えば、地方交付税措置と併せ、一定程度使途を限定した支援措置により

整備を進めていくことも検討することが重要である。

(総合的な実証研究の実施)

また、これまで述べてきた方向性に沿って、教育の情報化を実効的に推進するためには、様々な学校種、子ども

たちの発達の段階、教科等を考慮しつつ、モデル地域・学校などで総合的な実証研究を早急に多角的な観点から行

う必要がある。その際、21世紀を生きる子どもたちに求められる力をはぐくむために情報通信技術をどのように生

かせるかという観点等も踏まえ、教育、情報通信技術の専門家はもとより、幅広く各方面の関係者と連携しつつ実

施していくことが重要である。

(総合的な推進体制の構築)

諸外国においては、韓国の教育学術情報院(KERIS)や英国の教育工学通信庁(BECTA)等により、情報提供、調

査研究、研修、校務の情報化等の事業が国主導の下、総合的に推進されている例がある。

これらの例も参考として、例えば、第三章第1節において述べたようなデジタル教材等の配信等に加え、第五章

で述べたような校務の情報化に関する全国ベースの総合的な管理運営体制の構築、学校CIOや教員向けの研修用コ

ンテンツの提供、教員同士が自主的に開発した教材等を通じて学び合う情報プラットフォームやICT支援員相互の

交流のためのサイトの開設などを展開することとし、そのための総合的なポータルサイト創設に向け、国立教育政

策研究所のサイトである教育情報ナショナルセンター(NICER)に関する機能・体制の強化を図るとともに、同研

究所による教育の情報化に関する調査研究の充実やその成果等の普及を図ることが重要である。

教育の情報化に対する支援措置・体制の強化について

文部科学省が「学校教育の情報化に関する懇談会」の審議等を踏まえて平成22年8月26日に取りまとめ

た「教育の情報化ビジョン(骨子)」では、ソフト・ヒューマン・ハードの総合的計画的推進に向け、一定程度

使途を限定した支援措置の導入やデジタル教材等の配信等を担う教育情報ナショナルセンター(NICER)

の強化等が必要とされている。

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7

・文部科学大臣の検定を経た教科用図書又は文部科学省

が著作の名義を有する教科用図書を使用しなければならな

いとされている。<

学校教育法第三十四条>

・国は、毎年度、義務教育諸学校の児童及び生徒が各学年

の課程において使用する教科用図書で第十三条、第十四条

及び第十六条の規定により採択されたものを購入し、義務

教育諸学校の設置者に無償で給付するものとするとされて

いる。

<

義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律第三条

>

・著作物を教科用図書に掲載する者は、その旨を著作者に

通知するとともに、同項の規定の趣旨、著作物の種類及び

用途、通常の使用料の額その他の事情を考慮して文化庁長

官が毎年定める額の補償金を著作権者に支払わなければ

ならないとされている。 <

著作権法第三十三条

>

・教科書には、その表紙に「教科書」の文字と、その末尾に

製作者の氏名、発行者の氏名住所及び発行の年月日、並

びに印刷の年月日を記載されなければならないとされてい

る。

<教科書の発行に関する臨時措置法第三条>

「教科書の電子化」に関する問題意識

○インタラクティブ、動画等を踏まえたデジタル教科書(教科書準拠型教材)を、今の教科書・教材の制度

の中にどのように位置づけるのか。

○デジタル教科書・教材の開発、全国の学校へ普及を円滑に進めるにはどのような制度が必要か。

・教科用図書以外の図書その他の教材で、有益適切なも

のは、これを使用することができるとされている。

(学校の

要望により設置者が購入)

<

学校教育法第三十四条第2項

>

・学校教育法第五条により、学校の設置者は、その設置す

る学校を管理し、法令に特別の定のある場合を除いては、

その学校の経費を負担するとされている

。(地方交付税措

置あり)

<

学校教育法第五条

>

・教科書以外の教材については、著作権法第三十三条に

該当しないため、著作権者の許諾等が必要である。

①教科書の権利制限規定に該当しないため、一

般の書籍と同様に著作権処理が必要となりコス

トがかかる。

②無償給与ではないため、設置者の財政状況等

によっては、普及が進まないことが懸念される。

③普及が進まないとスケールメリットの効果がな

く、単価が下がらないことが懸念される

教科書の発行に関する制度の概要

教科書以外の教材に関する制度の概要

【問題意識】

(8)

8

学校教育法 第三十四条 小学校においては、文部科学大臣の検定を経た教科用図書又は文部科学省が著作の名義を有する教科用図書を使用しなければならない。 ○2 前項の教科用図書以外の図書その他の教材で、有益適切なものは、これを使用することができる。 ○3 第一項の検定の申請に係る教科用図書に関し調査審議させるための審議会等(国家行政組織法 (昭和二十三年法律第百二十号)第八条 に規定する機関をいう。以下同じ。)については、政 令で定める。 教科書の発行に関する臨時措置法 第二条 この法律において「教科書」とは、小学校、中学校、高等学校、中等教育学校及びこれらに準ずる学校において、教育課程の構成に応じて組織排列された教科の主たる教材として、教授の 用に供せられる児童又は生徒用図書であつて、文部科学大臣の検定を経たもの又は文部科学省が著作の名義を有するものをいう。 2 この法律において「発行」とは、教科書を製造供給することをいい、「発行者」とは、発行を担当する者をいう。 第三条 教科書には、その表紙に「教科書」の文字を、その末尾に著作者の氏名、発行者の氏名住所及び発行の年月日、並びに印刷者の氏名住所及び印刷の年月日を記載しなければならない。 2 著作者及び発行者が法人その他の団体であるときは、団体名及びその代表者名を併記するものとする。 3 印刷者の住所と印刷所の所在地とが異なるときは、印刷所の名称及びその所在地をも記載しなければならない。 第七条 市町村の教育委員会、学校教育法 (昭和二十二年法律第二十六号)第二条第二項 に規定する国立学校及び私立学校の長は、採択した教科書の需要数を、都道府県の教育委員会に報 告しなければならない。 2 都道府県の教育委員会は、都道府県内の教科書の需要数を、文部科学省令の定めるところにより、文部科学大臣に報告しなければならない。 第八条 文部科学大臣は、前条第二項の需要数を基礎にして、発行者にその発行すべき教科書の種類及び部数の指示(以下「発行の指示」という。)をしなければならない。 第十条 発行の指示を承諾した者は、文部科学省令の定めるところに従い、教科書を発行する義務を負う。 2 発行者は、教科書を各学校に供給するまで、発行の責任を負うものとする。 3 文部科学大臣は、必要に応じ、発行者から報告をとり、又はその業務の履行の状況を調査することができる。 義務教育諸学校の教科用図書の無償に関する法律 第一条 義務教育諸学校の教科用図書は、無償とする。 2 前項に規定する措置に関し必要な事項は、別に法律で定める。 義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律 第一条 この法律は、教科用図書の無償給付その他義務教育諸学校の教科用図書を無償とする措置について必要な事項を定めるとともに、当該措置の円滑な実施に資するため、義務教育諸学校 の教科用図書の採択及び発行の制度を整備し、もつて義務教育の充実を図ることを目的とする。 第三条 国は、毎年度、義務教育諸学校の児童及び生徒が各学年の課程において使用する教科用図書で第十三条、第十四条及び第十六条の規定により採択されたものを購入し、義務教育諸学校 の設置者に無償で給付するものとする。 第四条 文部科学大臣は、教科用図書の発行者と、前条の規定により購入すべき教科用図書を購入する旨の契約を締結するものとする。 第五条 義務教育諸学校の設置者は、第三条の規定により国から無償で給付された教科用図書を、それぞれ当該学校の校長を通じて児童又は生徒に給与するものとする。 2 学年の中途において転学した児童又は生徒については、その転学後において使用する教科用図書は、前項の規定にかかわらず、文部科学省令で定める場合を除き、給与しないものとする。 第六条 都道府県の教育委員会は、政令で定めるところにより、教科用図書の無償給付及び給与の実施に関し必要な事務を行なうものとする。 著作権法 第三十三条 公表された著作物は、学校教育の目的上必要と認められる限度において、教科用図書(小学校、中学校、高等学校又は中等教育学校その他これらに準ずる学校における教育の用に 供される児童用又は生徒用の図書であつて、文部科学大臣の検定を経たもの又は文部科学省が著作の名義を有するものをいう。以下同じ。)に掲載することができる。 2 前項の規定により著作物を教科用図書に掲載する者は、その旨を著作者に通知するとともに、同項の規定の趣旨、著作物の種類及び用途、通常の使用料の額その他の事情を考慮して文化庁 長官が毎年定める額の補償金を著作権者に支払わなければならない。 3 文化庁長官は、前項の定めをしたときは、これを官報で告示する。 4 前三項の規定は、高等学校(中等教育学校の後期課程を含む。)の通信教育用学習図書及び教科用図書に係る教師用指導書(当該教科用図書を発行する者の発行に係るものに限る。)への著 作物の掲載について準用する。

(参考資料)教科書に関する法令の規定

参照

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