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第2回隅田川ルネサンス推進協議会

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第2回隅田川ルネサンス推進協議会 平成24年1月19日 【事務局】 それでは、定刻になりましたので、ただいまから第2回隅田川ルネサンス 推進協議会を始めさせていただきます。 本日は、お忙しい中お集まりいただきまして、ありがとうございます。当協議会の事務 局を務めさせていただいております、東京都知事本局の佐藤と申します。よろしくお願い いたします。 本日の会議は、公開とさせていただいております。カメラの撮影については、「2020 年の東京」の報告までとさせていただいておりますので、あらかじめご了承ください。 なお、前回同様、専門委員の皆様にもご出席をいただいてございます。専門委員の皆様 には、この後、行われる意見交換にもご参加いただければと存じます。 また、本日、浅草みなみ観光連盟の黒田委員からは、ご欠席との連絡をいただいており ます。 それから、台東区都市づくり部長、墨田区都市整備部長、墨田区観光協会、中央区観光 協会の委員は、代理でご出席をいただいてございます。 専門委員では、小山委員がご欠席ということになってございます。 それでは、配付資料につきまして、ご確認いただきたいと思います。 議事次第の後、座席表がございます。資料一覧がございまして、資料1がA3の資料に なってございます。 その後、資料2でございますけれども、同じくA3のカラーの資料がついてございます。 それから、資料3、「江東内部河川通航ガイドの見直しの概要(案)」、A3の1枚がつい てございます。 資料4といたしまして、「東京の水辺空間シンポジウム」のプログラムの冊子がついてご ざいます。 資料5といたしまして、「すみだがわパレード(案)」というA3の紙が2枚ついてござ います。 資料6でございますが、「各区における今後の主な取組」ということで、A3で3枚のカ ラー刷りの資料がございます。

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資料7といたしまして、「観光連盟・協会等の今後の主な取組」ということで、中央区観 光協会さんの資料から亀戸観光協会さんの資料まで、A3のものを折り込むような形で資 料がついていると思います。 続きまして、資料8といたしまして、A3の1枚紙「TOKYO 夢 ホタル」という 資料がついてございます。 資料9は、「専門委員会における議論のまとめ」として、3枚の資料がついてございます。 最後に、資料10としまして、「後援等名義使用に関する報告」というA4の紙が1枚つ いてございます。 資料は以上でございますけれども、不足の資料がございましたら、お申し出願いたいと 思います。よろしいでしょうか。 それでは、宮田会長、議事の進行をお願いいたします。 【宮田会長】 おはようございます。皆様におかれましては、大変お忙しい中ご参集い ただきまして、まことにありがとうございました。貴重な時間でございます。2020年 の東京について多くのご意見をいただきたいと思っております。 冒頭ですが、1回目に言ったことはちゃんとみんな守っているなという感じで、水がち ゃんと置いてありますので、皆さんたっぷりと水を飲んで、いい意見をどんどん出してい ただきたいと思っております。東京ウォーターでございます。 それでは、東京都のほうから、資料1、2について、瀬口委員、ご説明をいただきたい と思います。よろしくお願いします。 【瀬口委員】 東京都知事本局の計画調整担当部長をしております瀬口と申します。そ れでは、私のほうから、資料1、2につきまして、まず説明をさせていただきます。座っ て失礼させていただきます。 【宮田会長】 はい。 【瀬口委員】 東京都におきましては、昨年末、都が目指します東京の姿と、それに向 けた政策展開を明らかにいたしました「2020年の東京」という長期ビジョンと、当面 の3カ年の事業展開を示しました「『2020年の東京』への実行プログラム2012」を 策定いたしまして、この中で隅田川ルネサンスの方向性と事業展開を示しておりますので、 本日まずご報告をさせていただきます。 「2020年の東京」では、東京として目指します8つの目標を掲げますとともに、そ の達成のために戦略的に取り組みます12のプロジェクトというものを選定しております

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が、その一つといたしまして、水と緑のネットワーク実現プロジェクトということで、隅 田川ルネサンスの展開を取り上げております。 お手元のA3のカラー刷りの資料、資料1というものをごらんください。1枚目でござ います。これまで本協議会及び専門委員会におきまして、あるいは個別に各委員の皆様か ら頂戴いたしましたご意見をもとに、2020年までの政策展開を1枚の絵としてこちら にまとめさせていただいております。 具体的には、この中に書いておりますものを幾つかご紹介いたしますと、オープンカフ ェですとか、川沿いのビルから川に向けて開放された飲食店が数多く立地されている姿、 あるいはアーティストやクリエーターの創作活動、情報発信の拠点となっている姿。それ から、親水空間を伴って、ショッピング、宿泊、娯楽などが楽しめる商業施設等の拠点が できている。あるいは、多彩な船による縦横無尽のネットワークが形成されている。こう いった隅田川を、目指す姿として描いております。 また、こういった姿を実現するために、3カ年の事業展開を示しました「実行プログラ ム2012年」におきましては、昨年7月の第1回協議会でご議論いただきました24年 度の取組に向けた検討案に沿って、来年度より都として事業展開を行ってまいります事項 をまとめております。この資料を3枚おめくりいただきまして、右肩に資料2と書いてあ る資料がございます。こちらの資料でございます。 まず、舟運の活性化といたしまして、防災船着場の平時の一般利用の促進、あるいは新 たな舟運ルートの開発のための運航実験ですとか、船着場の魅力向上のための施設整備等 への支援を行います。 また、舟運ルートの開発にあわせて、マルシェなど集客力のあるソフトの取組に対して も支援を行うとともに、川沿いでアート事業を展開するといったことで、水辺のにぎわい を創出してまいります。 さらに、ロゴマークの作成、活用によるイメージ戦略の展開ですとか、ホームページで の情報発信を強化してまいります。 また、引き続き親水テラスの整備等、ハード整備にも努めてまいります。 これらの施策に係ります都の予算案につきましては、あす20日に公表予定になってお りますけれども、来年度の事業費としましては総額で約9億円を予定いたしております。 私のほうからは以上でございます。 【宮田会長】 はい、ありがとうございました。

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よろしゅうございますか。では、このご説明はここまでとしまして、次に移らせていた だきたいと思います。 【事務局】 カメラの撮影については、ここまでとさせていただきますので、よろしく お願いいたします。 【宮田会長】 それでは、関係の各団体の今後の取組について、ご説明をいただきたい と思います。各団体で5分程度でございますが、説明の順序としては、東京都、区、観光 協会という順序でやっていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。 【飯塚委員】 建設局河川部長の飯塚でございます。よろしくお願いします。座って説 明させていただきます。 それでは、資料3をお開きください。江東内部河川通航ガイドの見直しの概要(案)で ございます。本年5月に予定されております東京スカイツリーの開業を契機に、小名木川 や北十間川などの江東内部河川を、今まで以上に舟運に活用していこうという機運が高ま っております。このため、船舶が江東内部河川を安全に利用していただくように、通航ガ イドの改定を目指しまして、現在、沿川の墨田区、江東区、江戸川区さんの3区と調整を 行っております。 資料3を見ていただきたいんですけれども、東西に走っているのが北十間川でございま すけれども、この北十間川におきまして、横十間川と合流地点から西側、東武橋までの間 におきまして、現状、ここは都営浅草線が走っている関係で水深が一部浅くなっておりま す。このため、現在は通行禁止となっている区間でございます。黄色で表示してある区間 でございます。この範囲を含めまして、船の長さとか幅とか喫水の制限をいたしまして、 許可を受けた船のみ通航可能としていくことを、現在、検討しているところでございます。 さらに、横十間川合流地点から東側、旧中川までの間におきましては、航行船舶が安全 にすれ違えるように、新たに船の幅の制限を行うことを、現在、検討しております。また、 今後におきましては、動力船の増加が見込まれることから、この場合でも非動力船の安全 を確保していくために、江東内部河川におきまして、図面でブルーの着色をしてございま すけれども、減速区域につきましては非動力船、手こぎの船等を優先していくことを検討 しております。 なお、建設局におきましては、隅田川におけるにぎわい創出に向けまして、ハード、ソ フト両面から積極的に協力していきたいと考えております。よろしくお願いいたします。 以上です。

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【宮田会長】 ありがとうございました。 それでは、次、お願いしてよろしいですか。 【横山委員】 産業労働局観光部長の横山と申します。どうぞよろしくお願いいたしま す。座って説明させていただきます。 資料につきましては、お手元の資料4をごらんいただきたいと思います。ちょっと分厚 い資料になってございますが、これは昨年11月21日に実施をいたしました「東京の水 辺空間シンポジウム」のプログラムとなってございます。詳細につきましては後ほどごら んをいただきたいと思いますが、概略についてご説明を申し上げます。 内容といたしましては、先進事例を参考に、カフェレストランによる水辺空間のにぎわ い創出を考えるということで、これまで水辺の取組につきまして、少し先行して事業が行 われておりました運河ルネサンスを通じて実現した事業について、これを拡大していける かどうかというようなことを問題提起し、参加者の方々に考えていただくという趣旨で実 施をしたシンポジウムでございます。 当日は、74名の方にご参加をいただきまして、芝浦工業大学の志村教授より、豊洲地 区で取り組まれている船カフェを事例に基調講演をいただくとともに、東京の運河地域に ございます水上レストラン、WATERLINEの設置にかかわりのある品川浦・天王洲 地区運河ルネッサンス協議会ですとか、河川観光の先進地域である広島市の先行事例をご 紹介いただきまして、水辺空間のにぎわいの創出について考えていただくきっかけといた しました。 また、この講演に先立ちまして、知事本局にも参加してもらい、隅田川ルネサンス推進 協議会の取組についてもご紹介をさせていただき、周知を図ったところでございます。 参加者の方々のアンケート結果によりますと、8割以上の方が講演内容にご満足いただ ける結果となるなど、大変盛況に実施をすることができました。 来年度でございますけれども、こうした取組を継続、発展させていくとともに、隅田川 ルネサンスの今後の事業の位置づけにもございます、新たな舟運ルートの開発ですとか、 その舟運ルートの開発にあわせて、にぎわい創出をどのように行っていったらよいかとい うようなことをトライアルで実施するような事業を行い、舟運を機軸とした観光振興を進 めていきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 【宮田会長】 ありがとうございます。 ちょっとこれに目を通していただければ幸いかと思いますが、ちょっと時間の問題もあ

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るんですけれども、なかなかおもしろいシンポジウムをしてくださいました。水上レスト ランなんていうものに一度行ってきました。とてもよかったです。これがもっともっと活 用されたらなという気持ちでいっぱいでございます。ありがとうございました。 これは、会議が終わりましたら皆様お持ち帰りいただいて、この中からまたいろいろな 宝物が出てきているような気がいたします。ごらんいただけたらと思います。 では、次は、生活文化局からお願いしましょうか。 【関委員】 生活文化局文化振興部長の関でございます。すみません、座って説明をさ せていただきます。 右上に資料5と書いてございます「すみだがわパレード(案)」、A3の2枚の資料をご らんいただきたいと思います。 隅田川ルネサンス、来年度からさまざまな事業展開を行ってまいりますけれども、その キックオフイベントといたしまして、隅田川に新しいにぎわいをつくり出すパレードなど を実施したいと考えてございます。 日時は、そこに書いてございますように、春休みでもございまして、そろそろ桜が咲き 始めて皆様が出歩く時期、3月24日の土曜日に、桜橋から吾妻橋近辺で行いたいと考え てございます。さまざまなアーティストとかミュージシャンなどにも参加をいただいて、 ぜひ隅田川の魅力を発掘するようなものにしたいと思っております。 2枚目に開催のプログラムの概要を載せてございますが、100人のチアリーディング チームなどを中心としたパレードに加えまして、アーティストやミュージシャンなどにも 参加をしていただきまして、川辺の過ごし方、明かりをモチーフをとしたワークショップ、 それから地元などとも連携をいたしました、ものづくりのマーケットなどを予定してござ います。ここにお集まりの皆様方をはじめといたしまして、関係者のご協力もいただきな がら、隅田川の魅力の創造につながりますようなイベントに仕立てあげていきたいと思っ ております。 今回のイベントにつきましてはキックオフでございますけれども、来年度は、隅田川は もっと魅力がいろいろありますので、例えば船を活用したり、藝大もみこしみたいなこと もやっていますので、ぜひそういうものも活用した、隅田川にふさわしいイベントとなる ように仕立てあげていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 【宮田会長】 ありがとうございました。いわゆるキックオフからやっていくと。 【関委員】 そういう形で頑張っていきたいと思います。

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【宮田会長】 そうですね。ありがとうございます。 今、たまたま関委員からお話ございましたが、9月の最初に私の職場の、藝祭と言って いるんですが、8つばかり大きなみこしを1年生がつくるんですが、もったいないんです ね。3日間終わると、もう壊してしまうんですよ。発泡スチロールでつくっていますから、 軽いです。ただ、1年生がつくっているんで大したものではないんだけれども、見ると大 したものですよ。もったいないと思っていたので、そういうものも大いに利用し、できれ ば、それぞれの区の方にもご活用いただいた。例えば神田神社さんなんかは後祭りで使っ たり、いろいろやってくださっていますので、こういうところで、みこしが陸だけではな くて川も走るなんて、また新しい文化ができるのではないでしょうか。これは一つの例で ございますが、観るから参加するというあたりでございます。大変結構だと思います。 それでは、東京都のほうのご説明は終わりましたので、今度は区のほうに移らせていた だきたいと思います。台東区、中央区、墨田区、江東区さんから順次お願い申し上げます。 【田辺委員】 では、初めに、台東区文化産業観光部長の田辺でございます。資料6で ございますが、これは全体図でございますので、1枚目めくっていただきますと台東区、 中央区ということで、各区における今後の主な取組というところがございます。緑色の字 で書いてあるところが台東区の部分でございます。 まず、左上のほうでは、隅田公園のAゾーンの整備工事、台東区では言問橋から北をA ゾーンと言ってございまして、北側に築山がございますが、その隅田川方向への視界改良 の工事をやっていこうと、東京スカイツリーのビューポイントとして整備しようと。第1 期工事は平成24年度ということで、ここに書いてあることはほぼ第1期工事で終わりま す。26年度のほうは、築山の周辺を整備する予定になってございます。 その下ですけれども、公園内のオープンカフェ設置に向けて、現在、地元と調整をして ございます。一部、反対の人たちがおりまして、そこの調整を現在やってございます。 その下でございますが、東京スカイツリーとの回遊性向上のためのサイン整備というこ とで、スカイツリーの開業に向けて、激増する来街者対策として、交差点等で滞留せずス ムーズに回遊させるための誘導サインを、おおむね17カ所ぐらいの交差点、上野−浅草 間の交差点に整備をしていきたいということで、現在、東京都の建設局ともお話をし、国 道事務所ともお話をさせていただいておりますが、何とか進めていきたいということで考 えてございます。 それから、右へ参りまして、隅田公園の浮世絵行燈と点灯式、これはスカイツリー開業

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記念事業ということで考えてございます。5月22日から6月30日までということで、 隅田公園内に浮世絵の行燈を設置いたしまして、夜のビューポイントとしての魅力を創出 していこうということでございます。 それから、隅田川テラスのイルミネーション設置は、この協議会の委員でもございます 浅草観光連盟の冨士会長のほうとも協議をしている事業でございます。浅草の四季をデザ インしたLEDイルミネーションを設置して、夜間の観光魅力の強化をし、家族連れや若 年層など幅広く集客していこうということで、現在、準備を進めているという事業でござ います。 台東区のほうからは以上でございます。 【宮田会長】 ありがとうございました。 続けていかせてもらいます。それでは、中央区さん、お願いいたします。 【宮本委員】 中央区環境土木部長の宮本でございます。よろしくお願いします。 同じページの資料を見ていただきたいと思います。赤の吹き出しになってございます。 隅田川におきましては、新大橋の下流で中洲公園、また、その下流でございます月島三 丁目児童遊園、こちらでスーパー堤防工事を予定しています。このスーパー堤防でござい ますけれども、隣接の開発に合わせて、既にある公園、児童遊園もスーパー堤防化すると いうことでございます。それぞれ65メートルの延長幅でございまして、少ないところで ございますけれども、これによりバリアフリー化がされるということで、利便性が高まる ものと考えております。 特に、月島三丁目の児童遊園につきましては、住吉水門と月島川の月島水門の間のテラ スに全くスロープ等がないという状況でございますけれども、この整備によりまして、陸 地側からはエレベーター、川側のほうはスロープというバリアフリーが確保される形にな ります。 3つ目でございますけれども、日本橋船着場の整備工事でございます。こちらについて はエレベーターの設置を考えております。日本橋の船着場でございますけれども、国の重 要文化財である日本橋の創架100年に合わせまして、23年の4月、滝の広場のところ に、にぎわいのための船着場を設置したものでございます。 利用状況は、11月現在でございますけれども、2,011回の利用となっております。 7カ月で2,011回でございます。特に、10月が453回ということで、1日平均しま して15回という状況でございまして、非常によく利用していただいているということで

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ございます。東京都公園協会さんによります浅草二天門との定期便も、10月から運航し ております。 また、旅行会社が、舟運とまち歩き、それから老舗の料理店をセットしたツアーを催し ておりまして、水辺の活性化が図られるとともに、まちの活性化も図れてきているという 状況でございます。 24年度につきましては、今、階段しかないところにエレベーターを設置するというも のでございます。 以上です。 【宮田会長】 ありがとうございます。 やはり川は、例えばまちの料亭さんと調整ができているとか、セットにすると非常に活 性化しますよね。ありがとうございました。エレベーター、バリアフリーというのはあり がたいですね。 それでは、墨田区さん、お願い申し上げます。 【栗田委員】 墨田区産業観光部長の栗田と申します。よろしくお願いいたします。資 料、次のページをお開き願います。 左側の一番上のところでございますが、舟運社会実験でございます。平成22年8月か ら、江東区さんと連携をさせていただきまして、舟運の社会実験を始めております。当初 は船だけでございましたが、その後、11月にはまち歩きもセットにした実験、それから 23年に入りましてから11月に、やはりまち歩きと、今度は食事も提供させていただく という食をセットにした舟運社会実験。それから、昨年12月には、夜の社会実験という ことで、アルコールも提供するような形のものを取り入れております。さまざまな状況に 応じたニーズを把握するということで、いろいろな趣向を凝らして社会実験を重ねてまい りました。この社会実験にご参加いただいた方には必ずアンケートをお願いしておりまし て、おおむね良好な感触というか、好評をいただいておりまして、ぜひまたこういう機会 があれば乗ってみたいという方が過半数以上でございました。 それから、当初は一般の方だけで乗船をしていただきましたが、後半は旅行会社の方に も参加をしていただきまして、やはり同様にアンケートをお願いしたところ、事業化に向 けた手ごたえを感じていただいたようでございます。24年度におきましても、複数回、 実施する方向で調整をさせていただいているところでございます。 右側の上から2番目でございますが、区民祝賀イベントでございます。スカイツリーの

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開業は5月22日でございますが、その直近の土日であります19、20日の土日に区民 祝賀イベントを実施しようと考えてございます。タワーの足元にあります浅草通りを中心 にいたしまして、スカイツリーの街区も利用させていただいてのイベントでございます。 パレードでございますとか、ステージによる出し物とか、模擬店などを予定しているとこ ろでございます。 なお、この際には、タワーの足元にあります北十間川、水深が浅いんですけれども、和 船を浮かべることも考えているところでございます。東京都さんのほうで、今現在、工事 を北十間川、横十間川の合流点でされているようでございまして、台船を置かれておるん ですけれども、ぜひその際にはご協力のほどお願いしたいと思っております。 以上でございます。 【宮田会長】 ありがとうございます。北十間川が、やはり大きな命かもしれませんね。 【栗田委員】 はい。 【宮田会長】 話は飛びますが、この間、矢切へ行ったら、渡しの船が駅の中に陳列し てあったんですが、あれはなかなか浅くて、これは北十間川にいけるななんていう気がち ょっとしました。それと、アンケート並びに業者さんの参入というのも大変ありがたいこ とですね。ありがとうございました。 【河合委員代理(田中)】 すみません、もう1つ。墨田区でございます。私のほうから、 ハードの整備につきまして、2点説明させていただきます。 1点目は、左側の吾妻橋防災船着場整備事業でございます。こちらは、現在、庁舎下に、 長さ的には15メーターの船着場がございますが、これを40メーター級の船着場にして 大型化を図るということでございます。あわせまして、そこにたどり着くスロープ、バリ アフリー化をするという内容でございます。その結果、舟運事業に利活用できるように改 良するというものでございます。現在、設計まで終わっていまして、工事につきましては 平成24年度の渇水期から進めるということで、11月以降の施工を予定しているもので ございます。 2点目は、この図面でいきますと右上になります。北十間川及び隅田公園周辺観光回遊 路整備事業ということで、場所につきましては、隅田川から北十間川にちょうど入るとこ ろでございます。ここの場所につきましては、北十間川のテラス、そして東武鉄道の高架 があります。そして、その北側には区道、さらに北には隅田公園と4つが平行してござい まして、そこはタワーのほうに向かう観光客がまた多くなるだろうということで、高架下

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の利用につきましては東武鉄道さんになりますけれども、隅田公園を一部改良するとか、 コミュニティー道路の整備をするとか、そういったことをしまして、浅草方面からスカイ ツリーへ観光回遊路を整備するということでございます。24年度には基本計画を行いま して、25年度以降、事業を開始するということで計画しているものでございます。 以上でございます。 【宮田会長】 どうもありがとうございました。 何たってスカイツリーの開業に合わせてですから、一番地元でございますので、よろし くお願いいたします。 それでは、江東区さん、お願い申し上げます。 【菊間委員】 江東区地域振興部長の菊間でございます。私どももソフトとハードござ いますが、ソフトについては私のほうから、ハードにつきましては土木部長の並木のほう から説明させていただきます。 先ほど、墨田区さんからもご説明ございました舟運社会実験につきましては墨田区さん と連携をしながら、さらに進めてまいりたいと思っております。私も、この社会実験に参 加いたしましたが、やはり好評です。好評というのは、ただ船に乗るだけではなく、まち の中を歩いて、それぞれのまちの中の名店、そうしたものを知ることに非常に大きな関心 があるということでございます。そうした点の魅力をどうすればさらに高められるか、墨 田区さんと考えていきたいと思っております。 それから、江東区独自の活動といたしまして、ガイド活動の充実と新たな展開というこ とを考えてございます。江東区でも、区民ボランティアによります観光ガイドと、文化財 を重点にした文化財ガイドと2つございますが、最近の傾向としては、江東区を訪れる方 の中に、ただ単に観光的なそれを知るだけではなくて、もっと江東区の歴史的なものを知 りたいと、そうしたところの説明があるといいということでございました。それを受けま して、24年度から観光ボランティアガイドと文化財ガイドを統合いたしまして、文化観 光ガイドという形で実施をして、舟運の活用とまち歩き、この辺の新たな観光ルートの開 発につなげていきたいと考えているところでございます。 【並木委員】 土木部長の並木でございます。ハードについて、若干ご説明をしたいと 思います。 ます、旧中川・川の駅の整備ですけれども、これは今年の秋のオープンを目途に整備を するものでございます。目玉としては、きょうの資料の中でも写真がたくさん出ているな

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と思いましたけれども、水陸両用バスの運行でございます。水陸両用バスというのは非常 にPR力があるものだと私どもとしても受けとめてございます。区民の関心も、陸域から 水辺に向けてもらうためには非常にPR効果があるものだと思って、大いに活用していき たいと思っております。ただ、やはり舟運の中心になってきますのは、水上バスのような、 いわゆる昔からある動力船が中心だと思ってございます。特に内部河川などでは、公園協 会さんの「カワセミ」のような、小ぶりで機動性のある水上バスに大いに期待していると ころでございます。そうしたことから、この川の駅につきましても、水上バスも使えるよ うなものにする予定でいます。 もう1つは、現在、ボランティアと協働して親水公園で運航しています和船は、これも オープンに合わせて旧中川のほうに持ってくる予定でいます。旧中川は、東京都さんのほ うで自然河川風に非常にきれいに整備していただきましたので、和船が走ると非常に絵に なるのではと思います。 もう1つは、水辺の活用ということでは、やはり歩行者のネットワークが重要になって まいります。これは、旧中川の河川敷のネットワークが非常にでき上がっているのと、現 在、東京都さんのほうで小名木川の塩の道の整備が進んできてございます。そうしたとこ ろの遊歩道のたまりといいますか、休憩所みたいな機能も兼ねて、川の駅についてはカフ ェテリアなども整備することを考えています。 区で行う土木的な事業といたしましては、塩の道の整備の中で、東京都と連携をいたし まして、東京都さんが整備した後に植栽とか照明、あるいは隣接する公園などからもアプ ローチできるような整備をしていく予定でございます。 以上です。 【宮田会長】 ご苦労さまでございます。非常に具体的な事業の発表がありました。あ りがとうございます。 それでは、次に移らせてもらいます。よろしゅうございますね。またあったら、区のほ うに戻ってお話になっても結構でございます。 それでは、観光協会さんからご説明をいただけたら幸いでございます。中央区、浅草、 墨田区、深川、亀戸、東京都公園協会という順番でお願いしたいと思いますが、よろしく お願い申し上げます。 【古屋委員代理(潘)】 それでは、中央区の観光協会の取組についてご説明申し上げま す。

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中央区観光協会としましては、現在のところ、区が観光振興ビジョンというものを策定 しております。基本的には、本年度中にでき上がって、来年度に向けてオープンにする予 定にしております。その中で、今まで我々がこういうところをごらんになったらいかがで すかという紹介型というか、プランを提供していた観光をさらに一歩進めまして、来た方 自身が新しい発見をして、新たに観光というものに興味を持っていただくという、訪問型 から滞留・体験型、来た方自身の思いを観光につなげていけたらという思いがございます。 それから、中央区は、先ほどお話に出ましたように日本橋架橋100年、日本橋を中心 としたイベントが昨年行われましたが、まちを回遊していただくのに、今までは陸路とい いますか、道路を使っておりましたけれども、今後は隅田川、日本橋川を利用しまして、 船を使って観光していただくという計画もしております。今までは、川は眺めるものだと いう概念があったものを、さらに一歩進めて水に親しむ、水の上に船を浮かべて体験して いただくということも視野に入れております。 次のページ、これも先ほどの説明と一部ダブりますが、中央区を回遊していただくのに 船を使っていただく。当然、それには、初めて訪れる方に対する説明、ガイドも必要にな ってまいりますので、今後、そういうガイドも養成していく必要があるのではないかと考 えております。 今後の取組といたしましては、観光というのは点ではなく面というとらえ方が一般的で ございますので、他区さんともいろいろ協働しながら、隅田川を中心とした、スカイツリ ーを目玉として、墨田区さん、台東区さん、江東区さん、私たち中央区という形で連携し ていきたいと考えております。 以上でございます。 【宮田会長】 ガイドは、インフラの整備も含めて大事なことだと思います。ありがと うございました。 それでは、浅草観光連盟さん、お願い申し上げます。 【冨士委員】 浅草観光連盟でございます。 浅草は、昨年の11月1日に平成中村座が隅田公園でオープンいたしまして、11月、 12月と大変好評で、大入りの盛況でございます。中村座では、クライマックスになりま すとバックをばっとあけまして、隅田川とスカイツリーが見えるシーンが必ず出てくると いう演出をされておりまして、おいでになったお客様皆さんが隅田川、スカイツリーを意 識して帰られるということで、非常に協力的にやっていただいております。

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また、協力的のもう1つは、始まりのときに、11月3日に浅草では東京時代まつりと いうものがございました。これは川にはあまり関係ございませんが、安宅丸という中村屋 ゆかりの船に乗って役者さんが行進をしてくださいまして、おかげさまで45万人の人手 と発表されております。京都のほうで時代まつりがやはりございますけれども、こちらは 例年7万人という人出だそうでございまして、今年はちょっと雨が降ったので5万人だっ たそうですが、そういった協力を大変してくださいますので、私どももバックアップをし ていきたいと考えております。 もう1つは、三社祭が浅草で始まりまして、今年でちょうど700年を迎えます。昔の 三社祭というのは、まず本堂におみこしが上がって、一晩おこもりをして、翌朝、堂下げ といいましてお堂からおりて、牛に引かれた台車、牛車で引かれて浅草橋まで行き、そこ から船に乗って駒形まで行って陸揚げされ、町内を担ぎ回るというのが昔のやり方でした。 今は、後半の庭祭礼と呼ばれているお祭りの形態ですけれども、これだけが今の三社祭と して行われておりますが、今年は前半の船祭礼もやろうということになりまして、昨年、 どのぐらいの高さになるのだろうか、おみこしはつっかえないだろうか、あるいは船は大 丈夫だろうかという実験をいたしました。潮位によって大分難しいところもあるんですけ れども、18日はよい日に当たっているようでございます。あとは時間の問題なので、何 とか成功させたいと考えております。 18日、桜橋のほうへ船が上りまして、そこから浅草橋まで行き、それで駒形橋までも う1回上ってきて陸揚げをするということで、皆さんのお手元の「船渡御」と書いた資料 をごらんいただければ書いてございます。隊列は、おみこしのほかに、金龍の舞、諷誦の 舞、それから四神旗ということで、東西南北をつかさどる青龍、白虎、朱雀、玄武の4つ の神をかたどった四神剣というものも、このたびつくらせていただきました。 もう1つ、誤解がないようにお話ししたいんですが、これは700年をお祝いするもの でございまして、浅草寺の本尊がご示現になったことをお祝いするということで昔は3月 18日になっていたものが、今は暦が変わって5月18日になっております。ですから、 このお祝いはお祝いで3月18日、5月18日の三社祭は三社祭としてやはり行います。 ちょっといろいろ催しものが重なっております。中村座も5月の終わりまでやっており ます。そんなことで、いろいろなものですから、ちょっと時間が長くなりまして申しわけ ございません。以上でございます。 【宮田会長】 ありがとうございます。この船渡御、見るといいですね。でも、写真が

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全部白黒なんですよね。 【冨士委員】 これは昭和33年の。 【宮田会長】 までだったんですよね。 【冨士委員】 はい。 【宮田会長】 今度、カラーにしましょう。 【冨士委員】 はい。 【宮田会長】 いいですね。これをやっていると、川を見ているというよりも、一緒に なってワクワクしている感じがしますよね。平成中村座さんも頑張ってくださっていて、 大変結構だと思います。ありがとうございました。 では、墨田区観光協会さん、お願い申し上げます。 【阿部委員代理(小川)】 墨田区観光協会でございます。私ども観光協会といたしまし ては、墨田区の観光行政を補完する意味と、あとは実践をするということ、さらに私ども 観光協会の理事の方々はすべて民間からの代表の方でございますので、そういう民間の愛 企業や団体との観光事業を連携と協力ということも、今、進めております。 本年5月19・20日、栗田部長のほうからご紹介ございましたように、区民祝賀イベ ントを開きます。これは、22日のスカイツリー開業直前の土日に行うものでございます。 こういうことをきっかけとして、墨田区内で大いに観光イベントを行っていこうというこ とでございます。 私ども墨田の観光の目玉は、やはり、まち歩き観光ということでございます。スカイツ リーに来ていただいた方々に、墨田のまちを歩いていただく。そして、江戸情緒、あるい は下町の風情を感じていただきながら、工房体験などもしていただこうというマルチなま ち歩きでございます。 そして、ガイドの必要性について、今、会長さんからも言われましたけれども、私ども の「すみだガイドの会」におきましても、これまで35名程度のガイドさんでしたが、昨 年、養成講座を3回行いまして、あわせて約80名の方にガイドになっていただいており ます。 それから、まち歩きルートにつきましても、新たなルートをどんどん開発していかなく てはならないと考えております。実は、昨年、全国路地サミットというものをさせていた だきましたけれども、そのときに「工場ツアー」をやりました。町工場を、下町の工場を

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見て歩く、そういうワクワク体験などもルートとして増やしていきたいと思っています。 それから、きょう、資料で3枚お示ししましたけれども、1枚目はITの活用によるま ち歩きということでございます。個人、あるいはグループでの旅行の方が増えている、な おかつ若者の呼び込みもしたいということでございます。そういうことで、IT活用とい うことで既に行っているものを含めて、ご紹介をさせていただきたいと思います。 スマホのアプリで、いろいろと地域の情報、観光情報を見られるということも、今、進 めております。それから、墨田でつくっている、まち歩きのガイドブック等も、今、ホー ムページ等で販売させていただいております。1,000円の本が、ここでは800円とい う価格でやっております。Tokyo Downtown Coolというのは私ども観光協会が商標として登 録してございますけれども、企業のPR、あるいは観光情報等も発信しているということ でございます。それから、デジタルサイネージは、これは2年前に総務省の補助を受けて 墨田区で行ったサイネージ事業を、今、観光協会で、ソフトのメンテナンスを含めてやら せていただいているということでございます。これらを含めて、情報発信源の強化を、今、 進めているわけでございます。 ただ、一つ気をつけなくてはいけないのは、まち歩き観光をしていて、スマホを持って 歩いていると、車との危険性がございますので、ルートもホットスポットをつくって、そ の地域を中心に回遊していただくということで、これは十分、利用者にも気をつけていか なくてはいけないと懸念しております。 下段には、今後行う事業でございますけれども、浅草通りを中心として、まちびらきも あるということですが、今年5月には大勢の方がお見えになります。その場合、今、携帯 会社の電波の容量が満杯に近いということで、Wi−Fiインフラの区整備を進めていき ます。特に外国人の観光客にはWi−Fiを使って、すみだの魅力を自国に情報発信して もらいたいと思っています。 2枚目は、スカイツリー周辺マップ、これは2年前から年3回出しております。墨田区 の行事、スカイツリーの見どころ、回遊ルートも書いてございます。後ほど見ていただき たいと思います。 もう1枚は、1月1日の東京新聞の記事でございます。「水辺に憩う」というタイトルが 気に入りました。今、中央区さん、台東区さん、それから江東区さんを含めて、4区の観 光連盟、あるいは観光協会で4区が連携して水辺の連携を進めております。そういう中で、 先ほど中央区さんからもお話ございましたけれども、広域連携で観光事業を進めていくこ

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とが大事だと考えています。私ども、まち歩きも進めておりますが、地続きの江東区さん と、まち歩き+舟運ということで、今、両区が手を取り合って事業を行ってございます。 船は乗るだけで楽しい観光のツールであると思っておりますので、今後、内河川、あるい は隅田川でのいろいろな舟運ができればいいなと思っています。 それから、下段には山 墨田区長が述べている初夢でございますけれども、これまで水 辺整備には、東京都さんが中心となって、親水ということで水に親しむということでした が、これからはできればほんとうの意味の「浸水」、水に浸るということで、観光客を乗せ た水陸両用バスが河川の水上を走る、あるいは水に触れられることにしていったらいかが かということでございます。そのために、北十間川の閘門をつくりたいと考えており、こ れにつきましても東京都さんのご協力をいただきながら実現をしていけたらいいなと思っ ております。 以上でございます。 【宮田会長】 ありがとうございました。 水に触れるといえば、副会長をお願いしております竹内先生は泳いだ経験があるんです よね。 【竹内副会長】 ええ、隅田川で。 【宮田会長】 そういうことも、この前の会議でお話ございました。そこまで突っ込ん でいくというぐらいの気持ちで、持っていけたらいいなと思います。ありがとうございま す。閘門をつくりたい、なるほどね。舟運の夢、ありがとうございました。結構です。 それでは、深川観光協会さんですか。 【石島委員】 私、深川観光協会の石島と申します。 我々、深川観光協会では、毎年、お江戸深川さくらまつりというものを行っておりまし て、ここには8回と書いてありますが、去年、3.11の関係でお休みをいたしましたの で、今年、7回目になります。今年、スカイツリーのオープンなどにより、水辺のにぎわ いが一層盛り上がりを見せているようです。こうした水辺のネットワークを活用し、お江 戸深川さくらまつりをアピールしていきたいと思っております。 場所的には、黒船橋のリバーステーションから、和船や動力船を活用しまして、大横川 を行き来します。動力船は、大横川から高橋を通って隅田川に出て、また黒船橋に戻って くると、こういう予定で毎年行っております。 このお江戸深川さくらまつり、船としましては、和船を江東区から6そうお借りをいた

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しまして、1日600名限定で、3週間、土日で6回乗っていただくわけですが、評判が よくて、毎年3,000人を超えるお客様を乗せております。そのほかに、動力船も結構人 気がございまして、やはり2,000名以上のお客様を乗せております。そして、夜になり ますと、夜桜周遊船というのも行っております。それに、東京海洋大学と提携をいたしま して、明治丸を見ていただくための連絡船も行っております。 そして、陸のほうでは、石島橋のお休み処というものをつくっておりまして、ここで模 擬店などを利用していただきまして、お客様に食べたり、飲んだりしていただいておりま す。あと、もちつき大会とかもやっております。 今、お年寄りに一番人気があるのは、和船に乗って新内流しというものを毎週土日に行 っております。これは、深川のほんとうのよさを実感するために見ていただきたいと思っ ております。ぜひ、お越しいただきたいと思います。よろしくお願いします。 【宮田会長】 ありがとうございます。 新内流しのことは、どこに書いてあるんだろう。 【石島委員】 ここですね。 【宮田会長】 ああ、ありがとうございます。3月31日からでしたら、寒くはないで すね。 【石島委員】 そうですね。 【宮田会長】 いいですね。私は一度、夜桜を新内流しで、それで茶をたしなむという のをやりましたけれども、いや、よかったなという印象が大変ございます。ありがとうご ざいます。 それでは、亀戸観光協会さん、お願いします。 【塚本委員】 亀戸観光協会の塚本です。亀戸は、はっきり言いまして観光の資源とし ては、有名なのは天神様、あと香取神社とか七福神があるんですが、天神様に来られる方 は年間150万人以上と言われております。集まるときは、藤まつり、梅まつり、あとは 正月とか、うそ替えとかあるんですが、年々、そちらのほうは人数が増えておりますが、 亀戸駅自体の乗降客というのは残念ながら少し減っております。亀戸七福神めぐり、観光 的なものに対しては、イベントはおおむね成功しております。 しかし、ここでやはり一番問題にしなければいけないと思っているのは、亀戸というと ころに、普段であっても人が来てくれるような仕組みづくりをしないと、安定的な観光に はならないのではないかと我々考えまして、船着場とか、そういうものをつくりましたけ

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れども、ほとんど使われない。また、南北のバスをつくっても、二、三人しかバスに乗ら ないということもあります。努力してはいるんですけれども、もっと普段どおりできる仕 組みはないかと考えまして、ほかを真似たり、亀戸にサンストリートをつくっても、渋谷 には絶対勝てないわけでございます。 亀戸の歴史、由来というのは、隅田川の大川の中洲に亀の形をした島があって、そこに ものすごくいい水のとれる井戸がありました。それが亀戸の由来でございます。そして、 中洲が多いから、京島、向島、大島というのはそれが由来なわけですから、ぜひ亀戸の由 来をもってストーリーをつくろうということで、現在、亀屋敷というものをつくろうとし ております。亀戸の歴史とそこにできるもの、ポイント、ポイントでは資源があるんです が、そこを線で結ぶ、歩いて、ほんとうに来てよかったなと思うまちづくりをしないとい けないと思っております。 確かに、スポットでは人数は増えておりますが、亀戸駅の乗降客は残念ながら少し減っ ています。しかし、ここでちょっとおもしろいと思ったのは、香取神社という非常に古い 神社があるんですが、ここに勝運商店街というものをつくりました。そして、香取神社に は、平将門を討ち取るときの勝矢祭というものがございます。境内に白い玉砂利をまいて、 それを拾って白星を拾うということを去年からやったんですが、何とそれによって、今年、 正月の参拝客が3割増し、平日の参拝が10倍になっているわけです。これがだんだん、 だんだん伸びていって、勝ち運の白星を入れた袋が足らなくなっているような状態です。 やはり他にないようなストーリーをつくるようなまちづくりを目指そうというのが功を奏 して、非常に楽しみにしています。 これも、一つは区が非常にタイムリーな応援をしてくれているんです。あと、私、個人 的なことですけれども、今までの行政にないような応援、センスのあるものに対して応援 してくれている。我々、どうしても民間でこういうものをやろうといったとき、ちょっと 言葉は悪いかもしれませんけれども、声は大きいけれども、ちょっとセンスないなと思う ものを個人で推されたときに、行政がそちらの案のほうがいいのではないかとちょっと言 うと非常に説得力があるわけです。 最初、梅屋敷という名前もあったんですけれども、梅屋敷はどこにでもあるけれども、 亀戸ですから、亀屋敷といったらここしかないではないかというオンリーワンをストーリ ーとしてつくりまして、ぜひそこに亀のオブジェをつくって、その亀をさわると、親亀、 子亀、孫亀がいて、親亀をなでたら健康成就、孫亀をなでたら子孫繁栄というような、来

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る人の観光目線で考えてやっていって、徐々にですが、成功していっているような気がし ます。 オンリーワンで、当然、水辺ですから、亀戸自体、隅田川とは接していませんが、支流 が入っていますから、奥へ入ったら亀がいるというようなストーリーをつくって、ちょっ と独自のおもしろい形で、今のところ行政には非常にいい形で応援していただいています ので、感謝しております。 以上です。 【宮田会長】 ありがとうございました。 お話の中で、やはりセンスのいいものでないと、どんなことをやってもなかなか、一過 性になるわけですね。亀、いいじゃないですか。いろいろな亀ができると思いますよ。い いアイデアが。 【塚本委員】 そうですね。 【宮田会長】 そういうアイデアを、いきなりですが、私どもの学校の学生に課題で出 させる。そうすると、いろいろな視点で、亀を音楽にしたり、亀をただの形ではなくてい ろいろなものにしたり、例えばジブリではないですけれども、ネコバスがあるように亀バ スがあったっていいだろうし、いろいろなものができる。そういうやわらかい頭の中で考 えること、亀をテーマにしてやっていったら必ずおもしろいことができるような気がしま す。ありがとうございました。発展を期待しております。 さて、最後になりますが、東京都の公園協会さん、いかがでしょうか。お願いいたしま す。 【田所委員】 おはようございます。東京都公園協会の水辺事業部長をしています田所 でございます。特に資料なく、口頭でお話しさせていただく失礼をお許しいただければと 思います。座ってお話しさせていただきます。 東京都公園協会におきまして主要になっているものを、ちょっとお話しさせていただけ ればと思っております。公園協会では、東京都からお借りしています船、3隻を使用しま して、災害時におきまして、東京都、それから各区で設置していらっしゃいます防災船着 場を使用しまして、帰宅困難者の搬送、それから救助物資の輸送の役割を担っております。 この2月3日にも、東京都災害対策の訓練で、帰宅困難者対策の訓練に参加させていただ こうと思っています。 通常時には、これらの防災船着場を活用させていただきまして、隅田川はじめ、荒川、

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東京港で、多くの方々に水辺においでいただき、楽しんでいただくよう、水上バスの運航 をしております。 今年度は、私どもといたしまして、隅田川のにぎわい創出、そして他の水辺のにぎわい 創出に向けました取組として、大きな1年となるものでございました。これまで大きな船 では入れませんでした日本橋川、神田川、そして小名木川をはじめとしました江東内部河 川を運航できる小型船、先ほど江東区の並木土木部長様からちょっとお話ございました「カ ワセミ」を導入いたしまして、この夏から、昨年4月、中央区様で整備されました日本橋 船着場と、昨年7月、台東区様で整備されました浅草東参道口の二天門の船着場を結ぶ定 期便、先ほど宮本部長さんからもお話ございましたが、日曜日に運航させていただいてお ります。それから、土曜日には、神田川、日本橋川の周遊を行う定期便の運航も始めてお ります。 これらの船を活用しまして、各船着場をめぐる特別便の運航などをさせていただきまし た。隅田川ルネサンス推進協議会様、中央区様、台東区様、墨田区様、江東区様にはご後 援をいただきましたことをはじめ、さまざまなご支援を賜りましたこと、この場をお借り して厚く御礼申し上げたいと思います。 次に、今後のことでございますが、隅田川をはじめとしました中小内部河川のにぎわい、 あと活性化に向けまして、多くの皆様方に川面から見た東京の景観を楽しんでいただけれ ばと、幾つかの計画をしております。現段階では、資料としてご提供するほど固まってい ないことは申し訳ないと思っておりますが、今年の5月22日にはスカイツリーが開業と いうことで、新たな隅田川、そして江東内部河川の活性化の重要な契機となりますことか ら、関係の皆様ともご協力しながら、例えば船からスカイツリーのさまざまな情報発信を 行うとともに、船からのスカイツリーの景観を楽しんでいただくよう、水上インフォメー ションセンターというようなものを定期便として運航できればと考えています。また、ス カイツリーのライトアップを水上から楽しんでいただくようなクルーズ船、ちょっと軽い 飲み物をご提供して、ワイングラスを片手に、東京タワーとスカイツリー両方のライトア ップを楽しめるようなナイト便の運航も考えております。 さらに、本日の報告にもございますが、東京都が共催されます「TOKYO 夢 ホタ ル」の事業にも、船を運航する立場からご協力させていただければと考えております。 昨年3月11日の東日本大震災は、水辺を楽しむお客様のご利用にも大変大きな影響が 及ぼされました。今年は、その復興として、隅田川をはじめ、より多くの皆様に水辺に集

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っていただき、楽しんでいただけるよう、船を担う者としても頑張っていきたいと思いま すので、よろしくお願いいたします。 【宮田会長】 ありがとうございます。 水辺に集う、楽しんでいただく。あるときは、それが脱出の経路にもなる。その両面を 川は持っていると思います。ありがとうございました。 関係各団体からのご説明、それから今後の取組等々をご説明いただきました。ありがと うございました。 それでは、報告になりますが、今、田所委員からもお話ございましたが、資料8「TO KYO 夢 ホタル」のご説明をお願い申し上げます。よろしいでしょうか。 【事務局】 事務局からご説明させていただきます。座って説明させていただきます。 資料8をごらんいただきたいと思います。「TOKYO 夢 ホタル」についてでござい ます。これは、今年のゴールデンウイークに隅田川で開催するイベントについてのご紹介 でございます。実は、正式に実行委員会がまだ発足する前になってございまして、概要の のみのご紹介ということでご了解いただければと思います。 これについては、目的のところに書いてございますが、隅田川発で水と緑の回廊で包ま れた美しいまち東京の再生を行うことなど、東京の価値を高め、次世代への継承を図るこ とを目的として、川との親水・共生を目指した新しい形でのにぎわいの場を創出しようと いうことでございまして、隅田川ルネサンスの趣旨にも合致するような事業内容になって ございます。 隅田川を舞台にいたしまして、自然との共生の象徴でありますホタルをモチーフに展開 するプロジェクトでございまして、隅田川における音と光のインスタレーションを中心に して、周辺会場で附帯イベントを行うことになってございます。 日程は、今年5月5日から6日の2日間ということで予定されてございます。 主催は、資料の右側の真ん中ぐらいに書いてございますが、TOKYO 夢 ホタル実 行委員会となってございます。実行委員長には宮田会長、副委員長には陣内委員に内諾を いただいているという状態でございます。それから、実行委員会の構成メンバーには、墨 田区さん、台東区さん、それから墨田区観光協会さん、浅草観光連盟さん、東京観光財団 さん、東京都公園協会さんが入ることになってございまして、隅田川ルネサンス推進協議 会のメンバーとも重なるような形で実行委員会が構成されることになっています。 東京都は共催という形で、これに参画をさせていただくということで考えてございます。

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さらに、隅田川ルネサンス推進協議会としても後援をしていこうと考えているイベント でございます。 隅田川でのにぎわいを創出する新しいイベントということで、毎年の風物詩としていき たいとも考えてございますので、ご紹介をさせていただきました。 以上でございます。 【宮田会長】 ありがとうございました。 5月5・6日でございますが、新しい試みでございます。各団体個々でやる一つのイベ ントも非常に大事でございますが、隅田川一つの問題としてこういうイベントをしていく ことを考えているということでございます。ありがとうございました。 これからは、専門委員の方々に説明及び議論等々をお願いしたいと、かように思ってお りますので、よろしくお願い申し上げます。 まず、陣内先生、よろしくお願い申し上げます。 【陣内委員】 専門委員会として、3回、会議をして議論いたしました。7月と、11 月が2回です。 まず、第1回目は、短期的取組について、それから中期、長期、基本的にどういうふう に取り組むかと、フリーにディスカッションをしました。 現状の認識として、川ににぎわいが欲しいわけですが、イベントがいろいろ行われてい るんですけれども、春は桜を中心に活発にあり、夏は涼しさとか、花火とか、船遊びとか あるんですが、秋と冬が寂しいということで、ぜひ秋には文化や芸術を中心としてさまざ まなイベントができたらいい。冬は、寒いときなので、むしろ元気を出すためにイルミネ ーションとか、ライトアップとか、そういうことで演出したらどうかという基本的な考え 方が出ました。 そのイベントも、季節及び時間によってさまざまに表情が変わるので、ぜひそれを追求 すべきだ。特に、水辺はライトアップ、イルミネーションが効果的です。しかも、夕暮れ から晩にかけての魅力が隅田川、東京の水辺に欲しいなと。関西と比べると、やはり水辺 に親近感を持って使いこなすということがまだまだ足りないのではないか。それから、一 過性のイベントが当然多いんですけれども、それをできるだけ持続していきたい。そうい う水辺が有効で、人が集まるということになって、それを行政が主導してサポートすれば、 だんだん新しいビジネス、イベントになっていくのではないか。 さらに、今は規制緩和が大分進んでおりますので、水辺の空間に、いろいろ人が集まる

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カフェを出したり、店を出したりすることが可能になっております。そういう方向に思い 切って行くべきではないか。海外では、例えばロンドンではNPOが1,000戸以上も物 件を確保し、さまざまな企業活動や芸術家が動けるようになっていて、そういう支援が必 要ではないか。実際に東京、隅田川周辺でも、古い建物をコンバージョンしながら、そう いう動きが出ているので、それをもっと大きく、インセンティブを与えて、活発にすべき ではないかということになりました。 それから、2枚目ですけれども、護岸デザイン、照明、これは非常に重要だし、効果が 上がるものなんですが、護岸デザインは、右岸と左岸でも、上流と下流でも、いろいろ歴 史的経緯とか、まちの生業、人々の意識が違うので、統一的にするのがいいのか、それぞ れ個性を発揮するのがいいのか、さらに進めて検討し、いずれのタイミングかで護岸を大 きくつくりかえるチャンスが来るに違いないと思われますので、それに備えておきたいと いうことです。 それから、照明なんですけれども、明るければいいということでもありません。特に今、 エネルギーを節約しなければいけないという時代、むしろ江戸、日本の伝統では、逆に暗 さを生かした演出、ほんのり明るくというようなコンセプトも非常に重要ではないかと思 われます。 河川敷の利用は、ほんとうに国土交通省の考えも大きく変わり、東京都でも規制緩和の 方向に動き始めているということで、地域の合意をとりつけながら、積極的に民間事業に よるオープンカフェなどを実現していきたいということです。 それから、先進事例を勉強しようということで、11月29日に、大阪で非常に頑張っ ている水辺の協議会の理事をお呼びしました。大変よく話題になるんですが、大阪は中之 島の近くの北浜エリアというところで、コンクリート護岸と民地の間に思い切りテラスを 張り出して、ほんとうに見事に、水辺の快適空間をおしゃれにつくることが実現していま す。それは、もちろんプロデューサー、企画する側がいるんですが、実際にビルのオーナ ー、それからテナントが非常に精力的、意欲的に取り組んで、見事に実現しました。そう いう思い切った事例を、我々はやはり学ぶ必要があるだろう。 とりわけセンスのよい、センスのよいということが先ほども話題になりましたが、情熱 を持った不動産屋、水辺を使って事業を行う不動産屋の立場の人、クリエーター、そうい う人たちがプロジェクトを立ち上げて、実際に土地、建物を持っている人たちが思い切り 事業を展開するような機運を作り出していきたい。先ほども社会実験というお話が随分あ

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りましたが、やはり今まで東京ではちょっと足りなかったので、複合的な明かりやカフェ を組み合わせるなどの工夫をしつつ、社会実験をして、みんなが水辺がいいと思う、そう いう共通認識が相当出てきつつあるのではないかと議論いたしました。 以上です。 【宮田会長】 ありがとうございました。 大阪の事例、私も見に行ってきたんですけれども、やはり悔しいですね。 【陣内委員】 悔しいです。 【宮田会長】 ああ、できるんだという感じがしましたね。先ほどセンスの話も出まし たけれども、やはりいいセンスでやらないと、まちの人たちというのは結構目が肥えてお りますので、リピーターにならないですね。また来たいという気分にさせるという意味で は、大事なことかと思います。ありがとうございました。 それでは、いろいろ意見交換、今までのことを踏まえてやりたいと思いますが、まず竹 内先生、今までのほうでいかがでしょうか。 【竹内副会長】 お聞きした話とは別で恐縮ですが、三点ほど気づいたことをお話しさ せていただきます。 1つは、江戸時代の隅田川というと、著名なのは見返りの松とか、河岸には柳とか、あ るいは屋根船が停船するところは、葦が生えているんですね。護岸というか、コンクリー トと水という形でいくら整備しても、それはもちろん防災上は重要ですけれども、観光と いう視点を入れたときには、なじまない。全部やれというわけではないですけれども、あ るところに葦、あるいは、そこに松をどう張り出させるとかの情景再現。多分、そこには 魚が集うと思います。コンクリートで防御するだけの現状では、何となく魚のいない川の ようなイメージになるわけで、川というのは魚が住んでいるんだと感覚的にわかるような 演出が必要です。 もう一つは、隅田川といえば屋形船、屋根船、そして猪ちょ牙き船ぶねです。実際に屋形船は現代 でも生きています。それから、「カワセミ」とか、そういう運航船があります。それはそれ で、私はいいんです。ただ、経済効率を考えますので、すぐそういう大型の水上バスとい うものを考えるわけですが、やはり川にタクシーやハイヤーがあったっていいではないか。 猪牙船は、江戸時代のタクシー、あるいはハイヤーだったんです。 川の喫水がどうとか、高さの制限があるとかいうことをクリアするためには、大型、中 型ばかりではなくて小型船、江戸時代そっくりにはいかないでしょうが、平成の猪牙船を

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