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Microsoft Word - 第2回合同検証委員会議事録(案)

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1 第2回東京電力HD・新潟県合同検証委員会 議事録 1 出席委員 佐藤 暁 (技術委員会委員、 ㈱マスター・パワー・アソシエーツ取締役副社長) 立石 雅昭 (技術委員会委員、新潟大学名誉教授) 山内 康英 (技術委員会委員、多摩大学情報社会学研究所教授) 小川 敬雄 (東京電力HD 執行役員内部監査室長) 小森 明生 (東京電力HD フェロー) 2 日時 平成29年3月24日(金)13:00~15:00(公開で実施) 3 場所 新潟県自治会館 1階 講堂 (事務局) 会議に先立ち傍聴の皆様にお願いいたします。携帯電話はマナーモードに設定してください。 また、傍聴要領のとおり会議の議事運営に支障となる行為をしないようご協力をお願いいたしま す。それではただ今から第2回東京電力HD・新潟県合同検証員会を開催いたします。まずはじ めに新潟県防災局長の山田よりご挨拶を申し上げます。 (新潟県:山田防災局長) 皆様ごめんください。大変いつもお世話になっております。新潟県防災局長の山田でございま す。委員の皆様におかれましては年度末の大変ご多用の中を、第2回になりますけれど合同検証 員会にご出席賜りまして誠にありがとうございます。昨年8月末に第1回合同検証委員会を開催 して以降、これまで委員の皆様にはアンケート調査やヒアリング調査など大変ご尽力いただきま して、ありがとうございました。新潟県におきましては平成29年度以降、福島第一原子力発電 所事故の原因の検証、そして原発事故が健康と生活に及ぼす影響の検証、万が一原発事故が起こ った場合の安全な避難方法の検証という3つの検証を徹底的に進めていくため、2月県議会にお きまして、関連予算を計上し議決いただいたところであります。この合同検証委員会につきまし ても事故原因の検証の中に位置づけられており、東京電力メルトダウンの公表問題について引き 続き徹底した検証をお願い申し上げます。今日はこれまで進めていただきましたアンケート調査 やヒアリング調査などについてご議論をお願いしたいと思っております。合同検証委員会に検証 をお願いしている事項は、いずれも原子力発電所の安全確保に大変重要な事項でございますので、 委員の皆様におかれましては、引き続きご協力をいただきますようよろしくお願い申し上げます。 (事務局) 続きまして東京電力新潟本社の木村代表からご挨拶をお願いいたします。

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2 (東京電力:木村新潟本社代表) 東京電力新潟本社代表の木村でございます。本日は誠にお忙しい中ご臨席賜りましてありがと うございます。福島第一原子力発電所の事故から6年が経過いたしましたが、今なお多くの皆様 が避難生活を余儀なくされているということにつきまして、心よりお詫び申し上げたいと思いま す。本日は大変お忙しい中で合同検証委員会の委員の皆様、そして県事務局の皆様のご尽力を賜 りまして、心より御礼を申し上げたいと思います。また、第1回の合同検証委員会以降、対象者 へのヒアリング、アンケート等を通じまして、鋭意進めていただきまして、今日第2回の合同検 証委員会が開催される運びとなっておることを感謝いたします。今後につきましても、私ども事 業者といたしまして最大限の努力をさせていただきたいと考えておりますので、本日はどうかよ ろしくお願いします。 [事務局:配布資料の確認] (事務局) それではここからの進行は山内委員長にお願いします。 (山内委員長) いつもありがとうございます。委員長の山内でございます。今日はお忙しいところご参加いた だきましてありがとうございます。委員を紹介いたします。こちらから佐藤委員、立石委員、小 森委員、小川委員、以上でございます。今日の議事は割と資料が右に行ったり、左に行ったりし ますので、注意してこの資料№1、資料№2、それから参考資料というのをご覧ください。それ では議事に入ります。まず議事(1)の「これまでの調査について」をご覧ください。ここに書 いてありますように当委員会は昨年8月に第1回をこのような公開で行いまして、その後アンケ ート調査及びヒアリングを行ってまいりました。アンケート調査につきましては、昨年11月4 日から3月21日まで実施しました。またヒアリング調査につきましても昨年11月4日から調 査を開始し、これまで東京電力の関係者12名のヒアリングを行っているところです。私どもこ こにおります委員のメンバーでヒアリングを行いました。ご存じのように昨年、第三者検証委員 会ができまして、そこでこの「メルトダウン」あるいは「炉心溶融」という言葉の使い方につき まして調査をされたところですが、その中で明らかにならない部分があり、その部分につきまし て県と東電で合同検証委員会を作って、アンケートとヒアリングで調査を続けておるところです。 おわかりになりますように第三者検証委員会という検事や弁護士の方が調査されたその結果は既 に公表されておりますが、その中でわからなかった部分を合同検証委員会でやっているという関 係から、なかなかすぐに結果が出るという状況にはなってはおらず、私どもとしてはインテンシ ブに毎月何回かヒアリングを行うということを進めておりますが、なかなか断定するところまで は至っておりません。しかし、第三者検証委員会の報告書の後、いくつか明確になったところも ございますので、それにつきまして、まとめてご報告したいと思います。具体的にどのようなこ とをやっておるかという例なのですけれども、なかなかおわかりにならないところもあると思い ますので、反証を始めるに当たってちょっといくつか例を申し述べます。ナンバーが振ってない 参考資料をご覧ください。この参考資料の「東京電力HD・新潟県合同検証委員会の検証項目と

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3 調査方法」でございますが、重要な課題になっているのが官邸からの指示について、昨年3月1 0日にあったニュース報道ですが、「官邸からこれとこの言葉は絶対に使うな」と広報担当者が武 藤副社長に耳打ちしたということがあります。そこで、これに関して技術委員会が第三者検証委 員会に検証を要請した項目というのは、「誰がどういう経緯で武藤副社長に耳打ちをしたのか。『使 うな』と言った者から耳打ちした者までの伝達プロセスと介在する者を挙げて説明すること。」、 あるいは、「耳打ちし禁止した言葉が『メルトダウン』、『炉心溶融』というのは確かか。広報担当 者や武藤副社長、伝えたメモの作成者など関わった者に確認すること。」、「耳打ちしている社員は 誰から指示を受けたのか。」こういった内容になるわけです。こういった内容を箇条書きにしまし て、それをわかるところは埋めてまいりまして、わからないところはヒアリングやアンケートに して答えを導き出す。こういう作業を行っておるわけです。内容はアンケートとヒアリングとい うことです。アンケートにつきましては、該当する方約4,000人という今社の中におられる 方に広くアンケートをいただいておりまして、それの内容につきまして問い合わせたアンケート の技術的な局面につきまして、まずそれを担当されました東電からご説明していただきたいと思 います。お願いいたします。 (東京電力:増井GM) まず資料2がアンケートの結果ですが、その説明の前に番号なしで配布されてございます「福 島第一原子力発電所事故の検証に係るアンケートの実施について」という一枚紙がございます。 こちらをご覧ください。こちらは当社職員にアンケートを依頼するときに頭紙に相当するもので ございます。アンケートの趣旨と書いてございますけれども、なぜこのアンケートが必要なのか ということについて背景が書かれてございます。一番下の方に(1)~(4)ということで、「取 扱い・注意事項」ということで書かせていただいています。これは全体に関係するところで重要 ですのでご説明させていただきます。(1)といたしまして、アンケートによって得られた情報と いうのは、当社・県において管理され、検証の目的以外で使用されることはございません。2点 目は、アンケートの集計結果は検証報告書の中で公表される可能性はございますが、その際に個 人が特定されるような形式で公表されることはございませんということでございます。3番目が、 必要に応じて回答内容について検証委員会から別途確認させていただく可能性がございます。最 後4点目といたしまして、本アンケートにおいて当社、東京電力にとって不利益な回答を仮にし ても、そのことによって回答者が懲戒処分その他の不利益な取扱いの対象になることはありませ ん。というこの様な前提の基にアンケートを行っておりまして、このルールに従ってアンケート を集計しているものであります。よろしければ資料の№2というのでアンケートの結果報告をさ せていただきたいと思います。まずアンケートに関しましては、実施期間は昨年の11月4日か ら今年の3月21日、3日前まで相当長い期間に渡って実施してございました。アンケートの方 法でございますけれども、社内のイントラネットに掲載する。また、イントラネットに一部アク セスできない職員もございます。出向者ですとか。こういった方に関しては電子メールですとか、 紙媒体でアンケートをお送りして回収したという形でございます。対象となった者が次の欄に書 いてございますが、原子力部門に所属している者、これは現時点とお考えください。2つ目のポ ツは、今ではなくて当時、平成23年3月11日の頃に以下に該当する者ということで、本店・ 各発電所の緊急時体制における班長・副班長を務めていた者。本店・各発電所の緊急時体制にお

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4 ける広報班の職員全員。最後に原子力部門に所属していたのだけれども、今は原子力以外の部門 に所属している者ということで、相当広範に対象者を設けたものでございます。アンケートの回 答状況でございますけれども、調査の対象者は4,225名でございまして、このうち4,07 4名から回答をいただいております。回答率としては96.4%という形になっております。現 状の部署別回答割合というのが下の内訳に書いてございますので、ご覧いただきたいと思います。 なお書き、最後でございますけれども、回答者の4,074名のうち入社年度に応じて以下のと おり回答があったと書いてあります。アンケートを後程ご説明しますけど、全体で13問ござい ます。12番、13番のアンケートに関しまして、技術委員会での当社の説明に関する認識、こ れは比較的現時点のものでございます。それ以外のアンケート1~11に関しましては、震災当 初の事を問うているということで、入社年度に応じて回答の項目を分けています。すなわち福島 第一事故以前に入社した者については1~13まで全部答えています。福島第一事故以降に入社 した者に関しましては、1~11に関しては答えられないということで、12、13について回 答をお願いしているところです。それぞれの人数についてはこの資料の下にある通りでございま す。よろしければ2ページ目をご覧ください。こちらはアンケートの回答者を分類してございま す。福島事故以前に入社した者と分けていると申しましたけれども、以前に入社している3,6 39名、これをさらに分けてございます。事故当時緊急時対策本部で活動していた者とそうでな い者というふうに分けています。緊急時対策本部で主に活動していた者というのが2,381名 おりまして、この資料の一番下のところに書いてございますけれども、上記以外の1,258名 は特段の活動に従事していないということでございます。ここで各発電所における班別の人数が 書いてございますけれども、これは緊急時対策本部で主に活動していたという言葉を使ってござ いますが、これは必ずしも当該班に所属をしていなくても、なにぶん非常に大きな事故でしたの で、班に所属していなくても、ある班に手伝ってくださいというような形があって、実績として どこの班に対応をして主に活動していたかというのを記載をしたものでございます。人数とか内 訳に関しましては表をご覧ください。次の3ページ目でございますけど、これはアンケートの結 果の総括でございますので、一番最後にご説明をさせていただきたいと思います。4ページ目、 5ページ目ご覧ください。ここから1~13までの個別のアンケートの結果をご説明を行います。 まず問1ということで4ページ目に問が書いてございますけれども、事故当時福島第一原子力発 電所の原子炉がどのような状況だと推測していましたかということで、炉心の状態の推定に関す る質問でございます。大きく3つ選択肢がございまして、「「炉心溶融」に至っている号機はない と思っていた」「あると思っていた」「わからなかった、または覚えていない」という3択で用意 をしてございます。結果、表に記載しているとおりでございまして、「炉心溶融」に至っていない と思っていたのが10.5%、あると思っていたのが47.5%ということでございます。図1 -1、4ページ下のほうのグラフでございますけれども、これを事故当時の所属組織別というこ とで、炉心溶融の認識があったか、なかったか、それともわからなかったかという質問で書いて いるものです。グラフで見ていただきますと、やはり福島第一の認識が比較的本社、本店、他発 電所と比べて高かったという状況でございます。5ページ目を見ていただきますと、緊急時対策 本部で主に活動した班別の認識の差異というのを書いてございます。図の1-2というのが本社 の緊急時対策本部の班別、図の1-3というのが福島第一でございます。行ったり来たりして恐 縮ですけど、4ページ目の一番最初の4行にちょっと細かい記述がございます。これ以降、「事故

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5 当時の所属部署別」というのと、「緊急時対策本部で主に活動していた班別」という2種類のグラ フが出てまいります。「事故当時の所属部署別」というのは、当時どこの部署に所属をして通常業 務を行っていたかということです。一方、「主に活動していた班別」というのは、所属によらずど こで活動していたか。例えば本社の人間が福島第一のほうに行って、福島第一の復旧活動を手伝 っていたという場合には、所属は本社にありますけれども、活動した班別というのは福島のほう になるということで、細かくデジタル値を書いてございますけれど、例えば本店の数字を合わせ ると数が合わないというようなことがあるかと思いますが、それはそういう事情に基づいており ます。6ページ目をご覧いただきますと先ほどと同じように班別ということで、福島第二、柏崎 刈羽原子力発電所、ということで班別の掲載がございます。よろしければ次、7ページ目でござ いますけれども、問2でございます。こちらは福島第一の事故当時ということで、広報や記者会 見など対外的には「炉心溶融」や「メルトダウン」という言葉を使わないように指示を受けまし たかという問いです。なお書き以降は4月10日以降、これぐらいのときに「炉心溶融」ではな くて「燃料ペレットの溶融」を使いましょうというような方針が出されて、それ以降のことでは なくて、それ以前のことを問うているということでご覧ください。これを3択で選んでいただい ていまして、「指示を受けた」「受けなかった」「覚えていない」ということでございます。指示を 受けたという者が59名おりまして、これは全体総数の1.6%という形になります。分析結果 が一番下の最後に書いてございますけれども、指示を受けたと回答したもののうち、本店所属の 者が過半数であったということでございます。こちらの結果は次の問3でご説明いたします。8 ページ目の問3としまして、先ほどの問いに私は指示を受けましたというふうに回答された者か ら、受けた指示というのはいつごろ、誰から、どのような方法で受けたのですかということを自 由に書いていただいたという形でございます。その回答を5種類に分割をしてございます。それ はここに書いてございますように、①~⑤ということでございまして、59名の回答が当社の社 外の関係者から指示を受けたというふうに読み取れるもの、これを分類①5名、当社の社内の関 係者から指示を受けて比較的自由記載の回答が指示者を割と明確に示していると考えられるもの、 これは15名ということで分類②。分類③は社内の関係者から指示を受けていると思われるので すけれども、その指示者があまり明瞭ではないもの。これは11名、分類③という形にしており ます。直接指示を受けたわけではないけれども、指示に関する話を耳にした。これを分類④とい うことで20名。詳しく覚えていないということで分類⑤で8名という形になってございます。 指示を受けたというふうに回答していただいた59名のうち、それぞれの班別の回答の分類とい うのは表3という形になっております。8ページの下のほうでございます。私、先ほど問2の回 答で59名のうち過半数が本店所属であったというふうに書いてございますけれども、この表の 一番左側に各所属別人数が書いてございまして、本店が30名、59名に対して過半数の30名 という形になってございます。それぞれ班別の回答者というのがどういう形で流れているか、そ れぞれが分類①~⑤のどれに該当しているかというのがこの表でまとめてございます。8ページ 目の3ポツ目でございますけれども、分類①、②、③に分類されたものが31名ございます。比 較的指示を受けたと考えられるのを合計すると31名ありますので、これらの者に対して追加の 確認を行っているところでございます。まずこれらの者が指示者の可能性がある者というふうに 挙げていただいていまして、この指示者の可能性がある者という言葉なのですが、これは具体的 にこの指示があったというのもありますし、記憶は曖昧なのだけれども、この人ではなかっただ

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6 ろうかというものもございます。一方、詳しく聞いてみるとあまりよく覚えていないというもの もございます。そういうふうに名前が挙がった、つまり指示者の可能性がある者に対して、さら に指示に関する追加の確認を行ってございますが、指示経路は明らかにはなっておりません。こ れはもう少し具体的に申しますと、さらに詳しく聞いていくと、記憶は曖昧であるとか、あとは、 ある方とある方の言っている内容が一致をしないというようなことがございまして、今のところ 指示経路は明らかになっていないということでございます。2つ目の矢羽根のところで本問及び 上記追加確認に対して、東京電力社外からの指示に関する回答があったということでございます。 よろしければ次、9ページ目でございますけれども、問4。こちらは後程また再掲されますけれ ども、事故当時、原子力災害対策マニュアルが社内マニュアルとして存在することを知っていま したかという問いでございます。この原子力災害対策マニュアルの中に炉心溶融判定図というも のがございまして、そちらは格納容器の線量がある程度以上であった時に炉心溶融というふうに 判定をするというものです。このマニュアルの存在自体を知っていましたかという質問でござい ます。これに関しましては知っていたと回答した者は1,090名ということで、全体の30% でございます。所属組織別ということで、図4-1にまとめているということでございます。1 ページおめくりいただきますと10ページ、11ページでございますけれども、これも先ほどと 同じように主に活動していた班別ということで本社、福島第一、福島第二、柏崎刈羽、というふ うにそれぞれ班別の認識をまとめているものでございます。全体的に班ごとによってまちまちで、 ちょっと特定の傾向があるというふうには見受けられないかなというふうに見ております。次で すけれど12ページ目でございますが、問5でございます。こちらは先ほどの質問にも関連して いましたが、事故当時、原子力災害対策特別措置法、原災法の第15条に該当する事象として、 「炉心溶融」があるということ自体を知っていましたかという問でございます。これは全体の1 9.5%が知っているというふうに回答してございます。当時の所属組織別の分布が下の図の5 -1に記載をしてございまして、本店に比べて発電所のほうが高いというような状況でございま した。また図5-2ということで13ページ目から14ページ目にかけて各所属事業所、主に活 動していた班別の実績ですけど、一応比較的バラついているのかなという状況でございました。 次に15ページ目、問6でございます。問6には先ほどの原子力災害対策マニュアルに記載され ている炉心溶融の判定基準を知っていましたかという、ここに2つグラフがございますけれども、 この質問の対象になっているのは左側でございまして、図1と書かれているものでございます。 原子力災害対策マニュアルに炉心溶融判定図がございまして、計測した線量がこの太い線を上回 っていると炉心溶融とみなすということでございます。一方、右側に図2というのがございます が、こちらはアクシデントマネジメントの手引きという別のドキュメントでございます。こちら は炉心損傷割合を推定するためのものでございまして、こちらの図2だけを知っていて、図1は 知らなかったという場合は、知らなかったというふうに回答してくださいというふうに書いてお ります。ちなみに図2に関しましては、これは事故当時、この図、このドキュメントを用いて炉 心損傷の割合が何%であるということを通報連絡しています。回答は下にまとめられてございま すが、知っていたと回答している者は179名で、4.9%でございます。1つ前の質問で「炉 心溶融」というのは原災法15条に該当事象であるというのを知っていた者は19.5%いるわ けでございますけれども、それより低い認知度であったという状況でございます。その下の図6 -1に問6に対する事故当時の所属事業所、所属部署別の回答者数がございまして、知っていた

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7 という者に関しましては、各発電所のほうが本店に比べて高かったということです。16ページ 目には表の6-1ということで、ここも判定曲線図を知っていた者がどの組織に何名かというこ とを記載したものでございます。班別の人数でございます。17ページ目、問7でございます。 こちらは先ほどの問6で炉心溶融判定曲線を知っていたというふうに回答していただいた179 名だけを対象にして追加で質問しているものでございます。技術委員会では福島第一の事故直後 に「炉心溶融」でありますとか、「メルトダウン」という言葉を使用しなかった原因を議論してき ましたが、当社は当社の事故調査報告書を参照して、「炉心溶融」や「メルトダウン」という言葉 の定義が定まっていないという誤った説明を続けていました。それを踏まえまして、県の技術委 員会が「なぜ5年も経って判定基準が発見されたのか。すなわち定義、この判定基準を認識して いた人たちが、この5年間なぜ言い出せなかったのか」という質問が出ているので、では、あな た179名のご存じだった方は「なぜ言い出せなかったのでしょうか」という質問をしてござい ます。選択肢は5つ設けてございます。まず①番といたしまして、県の技術委員会の担当部署が 「メルトダウン」や「炉心溶融」という定義がないという誤った説明をしていることを知らなか ったという者は79名おりまして、44.1%でございました。②のほうは、技術委員会で議論 していることは知っていたのだけれども、それが原災法15条の通報事象の対象としてではなく て、物理現象としての「炉心溶融」について議論されていると思っていたためというのが27名、 15.1%でした。③番といたしまして、判定基準について口外しないように指示を受けていた からというのが7名おりまして、3.9%。④番が、わざわざ言い出す必要のない情報だと思っ ていたというが19名、10.6%になっています。⑤番といたしまして、その他ということで、 その他にマークして自由記載で回答いただいているのですけど、それをあらためて分類した結果 が、分析結果の2つ目のポツに記載されてございます。大きく4つの分類に分かれておりまして、 まず分類Aでございますけれど、「技術委員会の議論を把握していなかったから」というのが7名。 「わざわざ言い出す必要のない情報だと思っていた」というのが14名。「情報発信する立場にな かったから・機会がなかったから」というのが16名。「適切な理由が記載されていないと考えら れるもの」が10名でございました。また、上の選択肢の③でございますけれども、これは炉心 溶融の判定基準について口外しないように指示を受けていたというふうに回答している者が7名 いたということで、これらの者について、どういった背景でそういう回答になったのかというの は追加で確認を行っております。追加確認の結果、いずれも誤って回答したものであるというこ とが確認されましたので、これは誰かから指示を受けて言い出すのではないぞというふうなこと で言い出せなかったというものはなかったということは確認されています。次は18ページ目、 19ページ目でございますけれども、これも引き続き先ほどの炉心溶融判定測定図を知っていた という回答をした179名を対象にしたものです。判定の基準は知っていたという前提の下で、 事故当時、福島第一原子力発電所1~3号機のCAMS、これは格納容器の中の放射線を計測す る機器ですけれども、これで計測された線量の値が炉心溶融に該当している。すなわち基準を上 回っているということを知っていましたかという質問でございます。これらは3つ選択肢がござ いまして、①知っていた、これは45名25.1%。知らなかったが57.5%。覚えていない、 17.3%。分析結果の2ポツ目をご覧ください。問8で知っていたというふうに回答していた 者は45名いたわけでございますが、その中で福島第一の緊急対策本部の要員で、「炉心溶融」、 「メルトダウン」という言葉を使わないように「指示を受けていた」という者を問2で評価をし

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8 ているわけですけど、この問2で「指示を受けた」と回答している者はおりませんでした。また、 「知っていた」というふうに回答した者について、ちょっと前の問7の質問に遡りまして、なぜ 技術委員会で言い出せなかったのかというのを、どういう回答をしているかというのを調べた結 果が3ポツ目でございます。技術委員会でそういった議論をしていることを知らなかったという ふうに回答しているのが17名。②番といたしまして、技術委員会で議論しているのは、通報連 絡の15条の対象事象というよりか、物理事象としての「炉心溶融」と考えていたという者が6 名。口外しないように指示を受けていたというのが0人。わざわざ言い出す必要のないというふ うに思っていたのが7名。その他の記載もございまして、これも分類A~Dにしてございまして、 先ほどの分類A~Dと同じでございますので、内容とその人数につきましてはご確認いただけれ ばと思います。問8の知っていたというふうに回答していた45名につきまして、班別の回答者 数は表8-1ということで19ページ目でまとめてございます。こちらは炉心溶融の判定曲線を 知っていた179名が、先ほどの問7でどのように回答しているか、問8でどのように回答して いるか、それらの者がどの班で主に活動していたのかというのを整理した表でございますのでご 確認いただきたいと思います。次、20ページ目に参ります。問9から少し話が変わりまして、 事故当初、3月11日17時15分頃に福島第一の緊急時対策本部技術班の発話、これはこのま ま原子炉が水位低下すればTAF、燃料の頂部まで到達するのに1時間と推定されるという発話 をしたというものですが、これを聞きましたかという問でございます。これは先ほどの70項目 の質問の中にこういう発話がどれくらいまで把握されていたのかという質問があったので、これ をアンケートで調査をしたものでございます。ですので、前の資料と同じように、回答者数と回 答割合ということで評価をしておりまして、その後、それ以降のグラフも同じような形式で整理 しておりますけれど、この場合むしろ回答割合よりも回答者数のほうが重要ではないかと考えて おります。聞いたというふうに回答されている212名でございます。それぞれの所属事業所別 ということで下にグラフがございまして、青い部分、①と書いてあるここにそれぞれの事業所、 212名の分類がなされていますのでご覧ください。21ページ目、22ページ目を見ますと先 ほどと同じような形式で班別で整理をしたものでございます。次に23ページ目でございますけ れど、問10ということで、これも70項目の質問をダイレクトに載っけているアンケートでご ざいます。東京電力の事故調の中間報告書には、「平成23年4月10日当社より経産大臣に1号 機~3号機が炉心溶融していると説明」と記載されていますが、この説明について当時平成23 年4月ごろに把握をしていましたかということでございます。これに関しまして146名の者が 把握をしていたということでございます。その内訳は下に書いております。24ページ目、25 ページ目に関しましては、同じ内容を各事業所と各班別での回答をまとめております。26ペー ジ目でございます。問11ということで、事故当時、事故対応のため、あるいは事故対応への助 言等のため、原子力災害対策マニュアルや、アクシデントマネジメントの手引きを参照しました か、というものです。これは回答が5通りございまして、両方見ていなかったというのが①番で ございまして、61.0%。②~④はどちらか、ないしは両方見ていたということでございます。 ②番はマニュアルだけを見ていた。③番はアクシデントマネジメントの手引きだけを見ていた。 ④番は両方参照していた。②番、③番、④番を合算しますと297名、8.2%に相当するとい うのが分析結果のところに書かれています。297名のうち本店の緊急時対策本部と、柏崎刈羽 の対策本部で主に活動していた者は103名でございました。それらの内訳が27ページ目の表

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9 の11に書いてございます。それぞれの表が各所属で主に活動していた班またはその組織、それ ぞれに対して②番、③番、④番、そのマニュアルの参照状況はどうなっていたかを示したもので ございます。次の28ページ目でございます。問12でございます。ここから話が技術委員会の 説明の話になります。技術委員会に対しまして東京電力はメルトダウンという言葉を使用しない ことについて、「国からの指示や社内の指示があったという事実は確認できなかった」と回答して いました。このように回答していたことを知っていましたかという質問です。なお書きで、第三 者検証委員会の報告書などで、社内に指示があったことが明らかになった後に、技術委員会での 回答内容を知った場合は、「②知らなかった」を選択してください。すなわち、こういった誤った 回答をしておりましたということを当社が社外に公表した以降のことではなくて、以前にこうい った説明をしていたかということを知っていたかということについて問うてございます。これは 知っていたというふうに回答していたものが588名で全体の14.4%でございました。回答 者数は先ほど申しましたとおり、事故以降に入社したものも入っていますので、回答者数が変わ ってございます。また下に所属部署別というふうになってございまして、これまでのグラフは当 時の所属部署別だったのですけど、これは現在に比較的近い話でございますので、現在の所属部 署別というふうに少しグラフのまとめ方が変わっております。表12-1をご覧いただきますと、 全体的に見ますと本社のほうが認知度が高かったということです。これは技術委員会を本社中心 に対応していたので、必然的に高くなったと考えています。問13最後の質問でございますけれ ども、こちらは技術委員会での説明状況に関するものでございます。東京電力は新潟県技術委員 会に対して「炉心溶融の定義がなかった」という説明をしていましたけども、このような説明を していたことを知っていましたかということです。これに関しましては691名、17%の人が 知っていたということになります。現在の所属部署別のグラフは29ページ目の下の表にまとめ られておりますけれど、これは先ほどと同じく本社の認知度は比較的高かったということでござ います。分析結果の3ポツ目でございます。問8で実際に計測された線量が判定基準を上回って いたということを知っていたというふうに回答した者のうち、問13で技術委員会でこういう説 明を当社がしていたことを知っていたということが回答していた者が10名おりました。残りの 35名は技術委員会でこういう説明をしていたということを知らなかったということで記載をし ております。アンケートの説明は以上でございまして、最後に3ページ目にこれらの総括という ことで、紙一枚でまとめております。ここではアンケートのテーマごとに「炉心溶融」の推測、 通報連絡事象としての「炉心溶融」の認知、「炉心溶融」や「メルトダウン」という言葉に関する 指示、技術委員会での説明状況、4項目に分けてアンケートのまとめをしたものです。内容に関 しましては繰り返しになりますので、説明は割愛させていただきたいと思います。資料№2に関 する説明は以上です。 (山内委員長) どうもありがとうございました。ここでアンケートをお願いしたというのは、もともと技術委 員会のほうで第三者検証委員会のほうにお出しした70項目の質問をアンケートにブレイクダウ ンして、それぞれの結果を調べていただき、それをもう一度70項目に戻して、その調べた結果 を分析評価するという作業を行っているわけです。その70項目につきましては、参考資料の中 の①、②、③、④という数字を全部足し合わせると70になります。それでは次にアンケート結

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10 果からどのような現状評価、検討の結果評価が導かれるかという点に移りたいと思います。それ をまとめましたのがこの資料の№1、「これまでの調査について」になります。まだ暫定的なもの でありますが、これまでの調査内容について報告いたします。2ページ目、これまでの調査内容 について、(1)平成23年3月14日夜の清水社長から武藤副社長への指示。四角で囲んである 部分です。「清水社長は広報担当社員を呼び出し、「官邸からの指示で、『炉心溶融』と『退避』と いう言葉を使用するな。」と武藤副社長に伝言するように指示をしたという証言があった。」とい うことがヒアリングから明らかになりました。内容につきまして①と②を読みます。①当該指示 を知っている可能性がある者にヒアリングを実施した結果、これまでに以下の証言がありました。 3月14日20時40分頃、本店2階にいた清水社長は、武藤副社長の記者会見の開始後、広報 担当社員を呼び出し、「官邸からの指示で『炉心溶融』と『退避』という言葉を使用するな。」と 武藤副社長に伝言するように指示しました。清水社長から指示を受けた広報担当社員は、急いで 武藤副社長の記者会見会場へ向かい、指示内容を記載したメモを武藤副社長へ手渡し、「官邸から これとこの言葉は使わないように」と耳打ちをしました。当該指示を聞いた可能性がある者にヒ アリングを実施したが、これまでのヒアリング調査では、当該指示が東京電力社内にメモを超え て周知された事実は確認されておりません。したがいまして、度々繰り返されております映像資 料の中で、メモを手渡したというのは明らかに清水社長直接の指示で行われたものだったという ことが確認されました。もちろん確認されたと申しましても、ヒアリング結果でございますので、 さらにそれの裏付けを取ったり、あるいは清水社長に対してどのような指示があったのか、ある いは清水社長はどのような発意でそのようなメモ渡したのか。なぜそのようなことをしたのかと いうことはまだ分明になっておりません。3ページ目でございます。(2)東京電力社内での「炉 心溶融(メルトダウン)」の使用に対する指示。東京電力社内で「炉心溶融(メルトダウン)」を 使わないようにする指示が断片的ではあるが複数確認されました。これまでそのような雰囲気が あったということが説明の中にありましたが、アンケート調査の結果、実際にそのような指示が 確認されたということです。「炉心溶融」「メルトダウン」という言葉を使わないようにするとい う指示があったということです。①アンケート調査結果によると、「炉心溶融」「メルトダウン」 という言葉を使わないように指示を受けましたかという問いに対して、59名の社員が「指示を 受けた」と回答しておられます。特に、本店広報班では52人中7名が指示を受けたと回答して おり、他の緊急時対応の機能班に比べて高い割合でそのような方がおられます。これらの回答者 の自由記載、いつごろ、誰から、どのような方法で指示を受けたのかは、大きく分けて、「指示を 受けた」、「指示に関する話を耳にした」、「詳しく覚えていない」の3種類がありました。そこで この自由記載について指示を受けた旨の回答をした方に対して、指示内容の追加確認を実施しま した。その結果、指示者等としてあげられた東京電力社内の関係者に対して、さらに「炉心溶融 (メルトダウン)」の使用に関する指示などについて確認したが、指示経路は明らかになりません でした。そういう言葉が実際に断片的にあったということは確認されたわけですが、それがどこ から出たのかという淵源を遡って調べましたが、今回のアンケート調査においては、淵源は立ち 切れになってしまったということです。またヒアリング調査でも本店や福島第一原子力発電所の 社員から、「炉心溶融は使わないようにしていた。」「炉心溶融を使ってはいけないと聞いたことが ある。」などの証言がありました。したがって、本店だけでなくその他のところにもそういう指示 があったという断片証拠が認められました。このように東京電力社内で「炉心溶融(メルトダウ

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11 ン)」を使わないようにする指示が断片的にあると確認されました。一方、アンケート調査で「指 示を受けた」と回答した者の割合は、全体的で見ると1.6%と少なく、またヒアリング調査で も「炉心溶融」に関する指示を受けたと証言した者は少ないため、当該指示が社内で組織的に徹 底されていたとは考えにくいが、広報班など限られた範囲で指示が伝わっていたと認められるわ けです。一部にはそういう情報を扱うところに集中的にこういう指示が存在していたというふう に考えられます。そのことが広く社内に周知徹底されていたわけではありません。4ページ目で す。東京電力社外から「炉心溶融(メルトダウン)」の使用に関する指示があったのかという問題 です。これまで申しましたように淵源を遡っていくと立ち切れになるわけですが、しかしこの清 水社長の行動に見られますように、それが外部からの示唆であったということも大いに予想され ますので、それはどこから来たのか。社外からの指示についてヒアリングとアンケートを行いま した。その結果がこの四角に囲んであるところです。「炉心溶融(メルトダウン)」の使用につい て、官邸や保安院からの指示に関する回答が複数ありました。したがって、社外というのはおそ らくこういうところであろうと想定されます。アンケート調査では「炉心溶融」の使用について 官邸や保安院からの指示に関する回答が複数ありました。ヒアリング調査でも「炉心溶融」の使 用について官邸からの指示に関する証言がありました。アンケート問3と追加確認結果の主な回 答といたしまして、自由記載の中を若干編集して四角の中に示しております。アンケートは個人 が特定される形式で公表しないことを条件に実施したため、個人が特定されないようにこの自由 記載の内容には編集を加えております。最初の中黒です。3月12日から14日頃(具体的な時 期は覚えていない)、我々への指示ではないが、保安院の誰かが「官邸の指示でこの用語は使わな いように」と言っていたのを聞いた。次、3月12日、社外関係機関で「政府(保安院だと思う) からの要請として、確証がない『メルトダウン』という言葉を使わずに、『炉心損傷』という言葉 を使うこと」という趣旨の周知があった。3つ目です。3月中、官庁連絡班から、「保安院より『炉 心溶融』の言葉を使用するなと指示が出た」と本店緊対本部内で周知されたと記憶している。記 憶がはっきりしないが、メルトダウンや炉心溶融を使うなという指示というよりも、バラバラな 用語を使わずに炉心損傷に用語を統一すべきだというニュアンスだったと思う。4つ目、3月1 1日から数日以内、本店1階103会議室(記者会見準備室)において、「『炉心溶融』、『メルト ダウン』という言葉を対外対応の際に使わないよう保安院から社長宛に指示があったため、今後 使用しないでほしい」旨を口頭で聞いた記憶がある。5つ目、事故からそれほど経っていなかっ たように記憶しているが、本店の緊対室で、上層部が経産省(保安院)からメルトダウンという 言葉を使うなと指示されたと話しているのを聞いた。次、「対外的な公表内容、表現等は必ず官邸 に確認すること」の徹底が強く求められていたため、現状をどのように表現するかについては、 1つひとつ確認・念押ししながら実施していた。「メルトダウン」という言葉を使わない旨の指示 も、官邸の確認の下に周知されているものと確認していた。次、詳細は記憶していないが、官邸 筋から「炉心溶融」と広報発表しないという指示がきたという話を聞いた覚えがある。次、本部 円卓の当社幹部から「官邸が炉心溶融という言葉を使うなと言っている」と発話していたと記憶 している。次、誰かが保安院から使わないように言われているらしいという曖昧な内容。次、3 月中、官庁連絡班が官邸より「メルトダウン」という言葉を使うなと言われたと社内で聞いた。 などであります。どれも状況証拠ではありますが、外部の人間からの何らかの情報の注入があっ たということを示唆しております。続きまして6ページ目、(4)原災法の通報基準としての「炉

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12 心溶融」。この項目は非常に重要でして、もともと第三者検証委員会とこの合同検証委員会の設立 自体が、「炉心溶融」という言葉の定義がマニュアルに存在していたのに、なぜそれが十分に使わ れなかったのかということから起こっているからです。四角の中です。原災法の「炉心溶融」の 判定基準を知っており、事故当時にCAMSの値がその判定基準を上回っていることを知ってい た社員がいた。CAMSの意味につきましては下に説明があります。①アンケート調査で「炉心 溶融」に至っていると推測していた者は、47.5%(1,730人)であったが、原災法15 条の「炉心溶融」の判定基準を知っていた者は、4.9%(179人)だった。また、そのうち 45人(25.1%)は事故当時にCAMSの値が「炉心溶融」の判定基準を上回っていること を知っていたということです。この「炉心溶融」の判定基準というのが、資料№2の中で15ペ ージにグラフが出ておりますが、これが今回の様々な調査の焦点になる図でして、左側の図1の ところにまさしく炉心溶融判定基準と書いてあるわけで、「炉心溶融」という言葉はこのようにあ ったわけであり、先ほどご説明いただいたようにここを超えれば「炉心溶融」であって、それは 15条通報の1つになるということが書かれていたわけです。資料№1の6ページの最後に戻り ますが、「炉心溶融」に至っていると推測していた者が47.5%いたが、原災法15条の「炉心 溶融」判定基準を知っていた者が4.9%に過ぎなかった。過ぎなかったというか、あるいはそ ういうことを知っていた人がいたというか、そこはどちらとも言えるわけですが、まあ、残念な がら「炉心溶融」という言葉がこのように定義して、それが使われるべきだったということを知 っていた人が少なかったということになります。そのかわり繰り返しこの技術委員会で述べられ ましたように「炉心損傷」という言葉を使っていたわけであって、「炉心損傷」という言葉は確か にこちらの図の2でありますように、その推定図が使われていて、「炉心損傷」の割合というもの が定義されていたということになります。したがって、確かに「炉心溶融」という言葉はあった ということと、しかし、確かにそれを知っていた人が少なかったということが確認されたわけで す。②この45名で「『炉心溶融』『メルトダウン』という言葉を使わないように指示を受けまし たか」という問いに対して、「指示を受けた」と回答した方はいらっしゃいませんでした。したが って、知っていた方で意図的に使わなかったということはなかったと。福島第一原子力発電所の 関係者に対するヒアリングでも、意図的に「炉心溶融」を通報しなかったという事実は確認され ませんでした。これまでの調査で東京電力のほうで意図的に「炉心溶融」を通報しなかったとい う事実は確認されておりません。要するにこの定義が社内で周知されていなかったということだ ろうと思います。以上が調査について現段階でまとめたものです。これまでの中で、憶測で議論 されていたものが、ヒアリングやアンケートによってかなり明確になったのではないかと感じま す。私ども、これにつきましては委員会の中で繰り返し議論いたしまして、様々な、今私が述べ ましたこと以外でも議論がありまして、ここにいらっしゃいます委員の方がそれぞれさまざまな 側面からご専門、ご関心の側面からその点をコメントしておられますので、そのコメントをこれ までどのような形で認識、確認が深まったのか、アンケート結果などの材料を評価するという点 から述べていただければと思います。例えば、なぜ「炉心溶融」や「炉心損傷」のこのような定 義が出てこなかったのか、あるいはなぜ技術委員会で定義についてなかなか出てこなかったのか。 しかし、実際には昨年の年初に東電の中で定義されているということが確認され、原子力・立地 本部長のイニシアチブによってそれが公開され、それが第三者検証委員会に繋がり、そしてこの 合同検証委員会に繋がったという筋書きなってくることは申し上げるまでもありません。委員の

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13 ほうからコメントをお願いしたいのですが、よろしいですか。 (佐藤委員) 発表していただいたこのアンケート調査は、今日までに回答率が96.4%ということになっ ているわけですけど、何度か中間報告をしてもらいながら、それをアップデートしてきたわけで す。結果は結果としてまずは実態がどうだったのかということを把握するのがスタートポイント だということでこのアンケート調査を最終化されるのを待ってきたわけなのですけど、途中、中 間段階でもいろいろ議論があったわけです。例えば、回答について知っているとか、知らなかっ たとか、そういう結果が出てきて、こんなに低くていいのだろうかとか、そこらへんで委員の中 でも意見がだいぶ食い違うわけです。ですけれども、そういった委員個人個人の期待値みたいな ものがあって、それに対して高いとか低いとか、そういうところのディスカッションというのは 途中で中間報告の段階でスポット的に議論になったりしたことがあったわけですけれども、こう やって最終的な数字、今日のがもうほとんど最終だというふうに理解してよろしいのでしょうか。 少なくともこれから大きく変わるみたいなことはないわけで、ほとんどこれが最終に近いという ことだと思うのですけど、ファクトを得たということの次のステップの1つに期待値に対する高 いのか低いのかというような、それでいいのだろうかとか、そういったところも話をしていくス テップに移らないといけないのではないかと思っていたわけです。ですけれども、ここまでのミ ッションとしてアンケート、ヒアリング、これをとにかくバイアスを入れないでまずきちんと把 握しようというところは、ここまでのステップとしては非常にうまくいったのではないかという ふうに私は思います。掘り下げ方も、結構、東京電力さんには相当突っ込んだ、個人的にも突っ 込んだところまで掘り下げたというのは非常によく努力していただいたと思いますので、そのデ ータをベースにして次にボイルダウンのプロセスに入っていかないといけないというふうに思い ます。今の段階としてはそこに来たのだなというのが私の認識であります。 (立石委員) 今、佐藤委員からもご指摘がありましたが、いずれにしてもアンケートの結果を整理してみる とこのように幾つかのポイントが出てきたということ。このアンケートはやはりこれまで東京電 力全体としては今回のメルトダウンという問題に係わって、どのように考えているのかというこ とがよくわからなかった点がかなりはっきりしてきた。問題はこれらのアンケート結果をどのよ うに分析をして今後に活かしていくのかというところが委員会としては重要な課題だと。このあ と今後の検証の方向について議論されると思うのですけれども、いくつかのポイントについてや はり指摘をしておきたい。1番目のこれまでの調査結果という中で言われていることについて言 うと、社長がそういう「官邸からの」ということを付けた上で広報担当者に指示をした。それが 武藤副社長に伝わったということなのですけど、これは実は随分早い段階で東京電力の中では把 握されていたということが1つあった。ところがそれが社内事故調査のプロセスで、たいしたこ とではないというふうに考えられて、調査報告書には全く取り上げなかったというプロセスがあ ったわけです。こういうプロセスも含めて、なぜそういうことが起こるのか。ここがこれから委 員会としては議論を尽くさなければならない。私は東京電力がこのメルトダウンも含めて意図的 に、あるいは組織的に隠そうとか、そういうことで動いたということではなくて、巨大な組織の

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14 中でどうもそれぞれの部署でやっていることが他の部署に伝わらない。例えば、新潟県の技術委 員会に対する対応も本店のある特別なチームが対応する。しかし、実際に例えば社長がそういう 指示をしたということさえその人たちは把握してなかった。本店の部門が、こちらの県の技術委 員会に対応していた人たちがそういう事実さえ把握せずに、我々に対してはそういう指示はあり ませんでしたというか、指示していませんと言ってきたわけです。これはなぜそういう組織にな るのかというのは、これは私たちにとっても非常に重要な問題なので、その後も様々な形でこう いう関連した問題が出ているわけですけれども。この合同検証委員会としては、東京電力の中で のこういう様々な部署において把握されていることが他のところにちゃんと伝わっていかない。 それが表に出ていくということが、私にしてはよくわからない組織なわけです。そういう点がこ れから検討されるべき1つのポイントだと思っています。もう1つは、このまとめの3に関わっ てくることなのですけれども、正直言って一番重要なポイントというのは、こういう「メルトダ ウン」あるいは「炉心溶融」というような用語について、私たちが受ける印象というか、一般的 に言えば社内の半数に近い人たちが溶融しているのではないかと思っていたということがアンケ ートに出てきたわけです。しかし、実際に定義とか、そこらを知っている人たちは、かなり先程 言われたように数が少ない。そういうことでメルトダウンしているということを一貫して言わな かった。明確にです。本当は14日の段階でCAMSのデータが出てきているわけですから、こ れはそれを知っている者、あるいは当該の技術者にとっていえば、明らかにメルトダウンしてい るというふうに言わなければいけないことを結局は言わなかった。それは官邸の指示なのかどう なのかというのはこれからの1つのポイントではありますけども、しかしそういう一般的に言え ばメルトダウンしているだろうというふうに思う、そういう人たちがかなりの部分いたにもかか わらず、ところが社会的には東京電力としてはそれを使うな、使わないという形になってきた。 これはなぜなのか。私たち一般の国民や県民の意識からすれば、これは当然ながらメルトダウン しているのではないかとかなりの人たちが思っていたわけだけども、していないということをず っと言ってきたわけです。ここに私は東京電力だけではないですけど、電力事業者ですね、国民 の意識と、あるいは県民の意識と大きな乖離がある。ここの部分をどういうふうに捉えるかとい うことは、この合同検証委員会の中で明らかにしなければならない非常に重要なポイントだと思 っています。ここを克服しない限り、県民の不安であるとか危惧の面を払しょくするなどという ことは絵空事になるわけです。その部分をどういうふうにして今後この検証の中でやっていくか。 私は素材としてのアンケートの結果は出てきたと。そしてヒアリングもかなり進めたわけです。 こういう素材を基にしてどのように分析をし、そして今後に活かしていくのかということがこれ からの大きな課題になっていると私は思います。以上です。 (小森委員) 今のお話のあったところにも一部かぶるところがございますが、端的にこれまでの調査結果を 見て思うところを述べます。まず、私自身もいろいろ経験していることは誠実に申し上げたつも りですが、当時はどうだったのかということに関しての事実関係の把握というのは、アンケート も含めてある程度網羅的にできてきただろうと思います。当時、部署部署で直前に起きているこ とに対する対応という意味合いでは、全体をなかなか把握できなかったという、私自身もそうい う反省もありますし認識もありますが、そういうことの部分もアンケートの中では出てきたよう

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15 に思います。もう1点は、今後の話としてはこれが望ましい数字なのかどうかというある価値観 といいますか、そうあるべきだという観点から見れば私も残念なところが多々ありますが、今後 どうあるべきかということに、あるいはどう改善するかという観点からは、この結果をちゃんと 咀嚼して、活用していくべきではないかと思っています。どういうふうに調べるかとか、どうい うふうに報告書をまとめるかというのはもちろん皆さんのご議論の上での話でございます。事実 がはっきりしていることをもう少し掘り下げるということは、まあまあのところまで行っていま すが、これからどういうふうにこれを咀嚼するかというところについてはまだまだいろんな多面 的な議論が必要ではないかと思います。各論的な話としては、メルトダウンという言葉を使う、 あるいは使わせない、あるいは言わないという話に関しては、当時の感じから見ても、清水社長 がそういう指示をしたというよりも前の、プラントが爆発もし、実際には炉心溶融しているわけ ですが、そういった対応でそれぞれの現場の部署、対応としては非常に混乱した中でそういう話 をどう扱うか、あるいはどう外に公表するかという話と、それから統合本部ができた以降、それ なりに少し落ち着いてどういうふうにこれを国民に伝えるか、あるいは対外公表するかという視 点の中で、考える時間とか議論する場というのはちょっと違っていたのではないかなと思います。 そういう大きな2つのフェーズがあったようには思いますので、今後の各論の議論の中ではそう いった点を少し明確にした上で、知っていたか知らないかという話になると、4月ごろの話なの か、直後の話なのかというのはアンケートには限界があるかもしれませんし、そういったところ はちょっと判別できないところでございますが、できる限り時点のフェーズを分けて考える必要 があるかなと今感じております。以上でございます。 (小川委員) 今、特に技術委員会から来られている委員の先生方のお話、非常に示唆に富むものとお聞きし ました。私は東京電力の人間でございますけれども、昨年の6月に第三者検証委員会の報告書が 出た後、私ども東京電力として、第三者検証委員会で指摘されていた問題点を踏まえつつ、東京 電力として直すべきところは直すといったことで、歩みを進めているところでございますけれど も、特に先ほど立石委員のほうからご指摘がございましたように、そういったことがなぜ起きて しまったのか。東京電力の中で。ということをさらに今後の検証作業の中で踏み込んで分析して いくことによって、今まで私ども東京電力として気付いていなかった重要な問題点、その問題点 が明らかになれば当然それがまた改善対策に繋がってくるわけでございまして、今後私も委員の 1人としてその議論に加わりつつ、得られた結果につきましては、今後の東京電力のさらなる改 善に役立てていきたいという気持ちでおりまして、そういうつもりで今後も検証作業の一端に加 わらせていただきたいというふうに思いを新たにしたところでございます。感想めいております けれども、以上でございます。 (山内委員長) どうもありがとうございました。 (小森委員) アンケートの各論になります。17ページになります。アンケートの若干信頼性とか、あるい

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16 は誤差ということに関連するかなということで、事務局のほうから補足をしていただければと思 います。一番最後、3つポツがあります。問7のところで、「炉心溶融」の判定基準について「口 外しないように指示を受けていた」と回答した7名がいるのですが、追加確認をして、誤って回 答したということについてです。いわゆるウェブでアンケートもしていたと思うのですけど、ボ タンの押し間違いのような話なのか、この7名というのが多いのか少ないかという判断は別にし て、こういう誤差は多少含むのだというふうにも考えなければいけないかなということで、この あたりの調査の詳細ですけど、その結果を説明していただきたい。場合によっては選択を誤って いたということになれば、本当に正確にやれば別の項目を選択するということになっていた可能 性があるのか、そのあたりを補足していただければと思います。 (東京電力:増井GM) 確かに7名の方が間違って回答したということなのですけれども、まずは回答が7名いたとい うことで、まず7名の方にそれぞれ個別にコンタクトしました。詳しく教えていただきたいとい うことで聞かせていただいたところ、間違って回答したと答えた方、また、誰からも指示を受け ていないので押し間違ったかもしれないといった方。あとは指示全体が自分ではなく会社全体と してそういう指示があったのではなかったかな、ということをちょっと勘違いしてここを押した という方がおいでになって、その結果7名すべて追加で確認をしたところ誤りだったというふう に結論したものでございます。 (小森委員) はい、どうもありがとうございます。結果としては設問ですので、誰かがフェース・ツー・フ ェースで説明したりしないと限界もあるかなと思いますが、この7名の方は逆に言うと、正しく 理解すれば別のところを選択していたという理解でよろしいですか。 (東京電力:増井GM) そうですね、本来は別のものを選択すべきであったというふうに思いますけれども、アンケー トは一回集計するとちょっと数をどうこうするというのはあまり。 (小森委員) それを望んでいるわけではないのですけど。そういうことですねという関係は整理しておいた 方がいいかなと。 (山内委員長) アンケートの技術的な問題につきまして、もし何かあれば後でまとめていうこともあるかと思 いますので、議事を進めたいと思います。以上がここまでの進捗で、次に議事の(2)といたし まして、今後の検証についてどのように進めるかということをここで議論したいと思います。現 状につきましては、まだヒアリングが、候補にお願いした方がまだ終わっておりませんので、残 りの方についてヒアリングを実施するということがまずあります。繰り返しになりますが、東京 電力以外の関係機関についてこの必要性が示唆されておりますが、具体的に誰にどのような対応

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