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社会福祉施設耐震化促進事業(耐震診断・耐震改修経費)補助金に関するQ&A

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Academic year: 2021

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1 / 14 社会福祉施設耐震化促進事業(耐震診断・耐震改修経費)補助金等に関するQ&A 1 補助対象となる事業者・建物・施設について Q1 どのような事業者が補助対象となるのか? 都内に社会福祉施設等を自己所有する民間の事業者、もしくは都外の都民利用施設を自己所有する民 間の事業者が補助対象となります。 Q2 建物の構造、用途、面積、階数等の制約はあるか? 旧耐震基準(昭和56年6月1日以前の建築確認)で建築された建物であれば、構造等の要件は問い ません。 Q3 昭和57年以降の建築だが、耐震偽装が心配なので耐震診断を受けたい。補助対象となるか? 旧耐震基準で建築された建物が補助対象です。昭和57年以降の新耐震基準で建築された建物は対象 となりません。 Q4 法人の所在地は都外だが、都内に施設を持っている。補助の対象になるか? 都内に自己所有している施設であれば対象となります。 逆に、法人の所在地は都内だが、施設が都外にある場合は都民利用施設を除き、補助対象外です。 Q5 宗教法人の施設でも東京都の耐震化促進事業の補助金を申請出来るのか? 申請の対象です。東京都の耐震化促進事業の対象は、「社会福祉施設・医療施設等耐震化促進事業( 訪問・専門的支援業務)実施要綱4(対象施設に配布済み)」に記載されている施設です。 Q6 職員寮のような職員のみが使用する建物についても補助対象となるか? 補助制度創設の主旨は、利用者の安全・安心の確保です。社会福祉施設であっても、専ら職員のため に供する職員寮や、訪問看護ステーションのような利用者が滞在しない施設は補助の対象外となります。 Q7 施設建物内の職員室等、主に職員が使用する場所は補助対象か? 使用状況により各部署によって対象個所の判断が違うため、各担当窓口で相談してください。

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2 / 14 Q8 1階(もしくは2階)が社会福祉施設で、2階(もしくは1階)が居住区の建物は、補助の対象に なるか? 社会福祉施設部分のみ補助の対象になります。 Q9 1つの建物で入所施設、通所施設の複数のサービスを行っている場合の取扱はどうなるのか?また 補助対象面積は? 「社会福祉施設等耐震化促進事業(児童福祉施設等耐震診断経費)補助金交付要綱(各部)」上の別表 1に記載されている施設であれば、その種別で使用する部分のみ補助対象となります。 共有部分については、補助対象に該当する施設種別とそうでない部分で按分し補助対象面積を算出しま す。 Q10 民間事業者として区(市町村)立施設の指定管理をしている。耐震診断、耐震改修を実施したい が、対象となるか? 指定管理や運営委託を含む公立の施設(施設の所有者が公)については対象外となります。 Q11 区(市町村)の都市計画区域に指定されている場所だが、耐震化をすることは可能か。 補助制度 の対象か? 補助制度の対象ですが、耐震化については、都市計画区域に属する区(市町村)の窓口に相談してく ださい。 Q12 都営住宅内の自己所有施設だが、施設単独で耐震診断や改築は出来るか? 都市整備局 都営住宅経営部 住宅整備課にご相談ください。 Q13 認証保育所の認可をうけているので、新耐震基準を満たしているのではないか? 「東京都認証保育所事業実施要綱」に、認証保育所に認められるためには新耐震基準を満たさなけれ ばならないという記載はありません。しかし、区市町村によって、新耐震基準と同等の強度がある建築 物であることが条件に追加されている場合があります。(新宿区は、開設応募の際、新耐震基準導入以前 の建築物は、耐震診断結果と耐震改修工事報告書等の提出が必要。)

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3 / 14 2 補助制度について

Q14 複数のサービスを行っている建物について申請をする予定だが、様式にはどの施設種別を記入す ればよいのか? 複数のサービスを行っている建物については、主たるサービスの施設種別を様式に記入してください。 Q15 外見は1棟の建物だが構造上は2棟の建物でも、1棟として申請をするのか? 構造上2棟となる建物については、それぞれを1棟として申請することになります。 Q16 医療施設内に社会福祉施設がある。どのように補助申請すればよいか? 基本的には、1棟で医療施設と社会福祉施設が入っている場合は、各施設・各種別ごとに面積按分し て各担当窓口に補助金申請します。詳しくは所管課窓口にご確認ください。 Q17 保育園内で一定の時間だけ子育て拠点施設として利用している。補助は保育園と拠点施設のどち らで申請するのか? 保育園も子育て拠点施設も少子社会対策部が窓口になるため、まず、窓口に連絡して相談してくださ い。 Q18 耐震化促進事業の補助金を受けた後に改築した場合、補助金の返還が必要か? 補助金の性質上、交付から数年間は改築等が出来ない場合があります。一定の年数が満たないで改築 等を行った場合、補助金の返還も有り得ます。年数は所管課窓口で確認してください。 Q19 施設の所有者と設置者が違うが、補助金申請は出来るか? 申請出来ません。

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4 / 14 3 耐震診断について Q20 どのような建物が耐震診断をする必要があるのか? 昭和 56 年(1981 年)6 月 1 日に、震度 6 強から7程度の地震でも建物が倒壊しないように建築基準法 が改正され、耐震基準が大幅に強化されました。 昭和 56 年 6 月以前に建てられた建物は、耐震性が不足している可能性が高いと言われていますので、 まずは耐震診断を実施し、必要に応じて耐震改修工事を実施していただきたいと思います。 Q21 耐震診断をすると分かることは何か? 建物の地震に対する安全性は、建築年時や地盤の良し悪しだけで決まるものではありません。建築当 初の設計やその後の劣化状況など、様々な要因を耐震診断で総合的に勘案して判断する必要があります。 まず現地調査を実施し、建物の劣化状況や図面との整合性を確認します。その後、調査結果に基づい て構造計算を行い、建物の安全性を総合評価します。 診断結果、建物の地震に対する安全性がIs値(Iw値、上部構造評点)などにより数値で表されま す。Is値(Iw値、上部構造評点)は数値が大きいほど耐震性が高いことを示します。 Q22 改築の意向だが、時期は未定である。耐震診断を受けた方がよいか? 都の耐震診断補助は、平成30年度で終了の予定です。(耐震改修は平成32年度まで) 法律上(耐震改修促進法)耐震化は努力義務(特定建築物については平成25年度より義務化)であ り、利用者の安全の確保は法人(事業者)の責任で行うところです。 改修は、補助金の性質上改修補助金の交付後数年間改築等ができない場合がありますので、各担当窓 口に相談していただいた上で、耐震化をご検討ください。 Q23 実支出額が補助基本額を下回る場合の補助額はどのように算定されるのか? 面積毎の補助単価を設定し、補助基本額を算定しますが、実支出額がその算定以下であれば、実支出 の4/5が補助となります。 Q24 耐震診断補助申請をする場合、申請はどのような流れになるか? 契約後に①交付申請書の提出。②交付決定。③事業終了後事業実績報告書を提出。④交付額確定。⑤ 請求書の提出となります。 所管課により提出書類等が異なりますので、詳細は各所管課窓口へお問い合わせください。

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5 / 14 Q25 補助単価が複数あるが、3,000 ㎡の建物を所持している場合の補助基本額はどのように算定される のか? 延べ面積が3,000 ㎡であれば 1,000 ㎡までは 3,600 円、 1,000 ㎡を超え、2,000 ㎡までの部分については 1,540 円、 2,000 ㎡を超える部分は 1,030 円となり、それぞれの単価と対象面積を乗じて得た額を合算し算定しま す。 Q26 過去、耐震診断を実施したことがあるが、もう一度実施したいと考えている。補助対象になるか? 基本的に補助対象になりませんが、過去に実施した耐震診断が「社会福祉施設等耐震化促進事業(児 童福祉施設等耐震診断経費)補助金交付要綱(各部)」上定めるもの以外のものであれば、再度実施する 耐震診断を改めて補助の対象とすることが出来ます。 Q27 今年度、申請前に耐震診断を実施した。補助の申請をしてよいか? ★少子 当年度4 月 1 日以降の契約であれば、遡及して対象とします。 Q28 診断は開始したが、まだ完了していない場合の取扱いはどうなるか ★少子 当年度4 月 1 日以降の契約であれば、遡及して対象とします。 Q29 補助を受ける場合、耐震診断はいつから実施出来るのか? ★少子 本通知以降、設計事務所と契約していただき、耐震診断を実施していただいて結構です。 Q30 耐震診断を行っているが、事故等により年度をまたいでしまう。補助対象となるのか? 年度内に終了するものを補助対象としています。事故の発生等による診断の遅延等については、その 時点で状況報告をお願いします。 Q31 耐震診断に対する評定を取得する必要はあるか?補助対象となるか? 法律上は必須ではないですが、耐震診断結果に対する第三者の評価という観点から取得することが望 ましいです。ただし、補助対象外です。

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6 / 14 Q32 耐震診断にはどの程度の期間が必要なのか?費用はどのくらいかかるか? 耐震診断には2~3ヶ月程度の期間が必要です。(評定を取得するのであれば、さらに3ヶ月程度かか ります。) 費用は、面積や必要書類(一般図、構造図、構造計算書、仕様書、設計変更図、地盤調査報告書)の 有無、建物の形状や築年数等により異なるので一概にはいえませんが、書類が揃っている木造で 1 棟あ たり10 万円から 20 万円程度。鉄筋コンクリートで床面積 1 ㎡あたり 500 円から 2,000 円程度と推測さ れます。 (例)1 フロア 200 ㎡程度、鉄筋 5 階建ての場合、(延べ床面積が約 1,000 ㎡) :50 万円から 200 万円程度。 Q33 耐震診断はどこに依頼すれば良いのか? 一部の建築士事務所が行っています。 (参考) (一社)東京都建築士事務所協会ホームページや.(一財)日本建築防災協会ホームページに、耐震診断 を実施している建築士事務所の一覧が掲載されています。 (東京都建築士事務所協会:http://www.taaf.or.jp/index01.html) (日本建築防災協会:http://www.kenchiku-bosai.or.jp/seismic/jimusyo.html) Q34 耐震診断はどのようなことを行うのか? 設計図書と現在の建物の構造が同じかどうかの確認、コンクリート強度の確認といった現地調査、調 査の結果に基づく耐震診断計算や評価などを行い、建築物の標準耐震指標である Is 値等を算出します。 Q35 コンクリート強度検査のコア抜きは、何ケ所位穴を空けるのか? 建物の規模、構造によって異なりますが、各階各工期ごとに 3 本程度のコンクリートコア採取が目安 です。 Q36 耐震診断をする場合、保育園のような休日が少ない施設、入所施設のような 24 時間 利用する施設は、休園にする必要があるか?利用者がいても大丈夫か? 利用者の安全が確保できるよう、耐震診断を実施する業者と入念な打合せの上、休園にしなくても充 分実施可能と思われます。 Q37 耐震診断の結果、どのくらいの割合で改修が必要となるのか? 平成20 年6月に福祉保健局で行ったアンケート調査では、耐震診断を行った建物のうち、55.4%の建 物が要改修という結果でした。

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7 / 14 Q38(一財)日本建築防災協会の第 1 次診断を予定しているが、補助対象となるか? 第 1 次診断についても、国交省告示及び関連通知で認められているため、補助対象となります。ただ し、第 1 次診断については、その結果に応じて(Is値 0.8 未満となった場合)、再診断(第 2 次診断 もしくは第 3 次診断)を行う必要があります。第 1 次診断により耐震診断を行う場合は、第 2 次診断 もしくは第 3 次診断を行う可能性があることも考慮して、年度内にすべてが完了するよう、事業に着手 するようにしてください。 Q39 第 1 次診断の後に行う再診断(第 2 次診断もしくは第 3 次診断)も補助対象となるか? 第 1 次診断の後に行う再診断(第 2 次診断もしくは第 3 次診断)についても補助の対象となります。 第 2 次診断もしくは第 3 次診断を行うことになった場合は、都にご連絡いただくとともに、変更承認申 請書を提出してください。 その場合の補助額は、それぞれ別個に算定せず、第 1 次診断と再診断を合算し、補助額を算出します。 Q40 第 1 次診断を行ったところ、Is値が0.8未満で再診断が必要と判断された。再診断を行わず に耐震改修を行ってよいか? 再診断が必要ということは、まだ建物の耐震性の有無が判明していないことを意味するため、再診断 で耐震性の有無を確認した上で耐震改修を行ってください。 そのため、再診断をせずに行う耐震改修については、補助の対象外となります。

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8 / 14 4 耐震改修について Q41 「社会福祉施設等耐震化促進事業(児童福祉施設等耐震改修経費)補助金交付要綱」上の別表 1 に掲げる施設と、別表2 に掲げる施設について、補助の申請方法の違いは何か? ★少子 都への補助申請者が異なります。別表 1 に掲げる施設については、児童福祉施設等を設置する法人等 が直接都へ補助申請していただく直接補助方式です。 別表 2 に掲げる施設については、都への補助申請者は区市町村であり、児童福祉施設等を設置する法 人等には区市町村から補助金を交付していただく間接補助方式になります。 [参考] 施設種別 別表1 乳児院、母子生活支援施設、児童養護施設、助産施設、婦人保護施設、自立援助ホ ーム、ベビーホテル、事業所内保育所、病院内保育所、小規模住居型児童養育事業 所(ファミリーホーム) 別表2 保育所、児童厚生施設、学童クラブ、子育て広場(一般型及び連携型)、認証保育所 (A型及びB型)、家庭的保育事業等実施場所、病児・病後児保育事業実施施設、小 規模保育事業実施施設 Q42 耐震改修補助申請をする場合、申請はどのような流れになるか? ①補助協議書類の提出。②内示。(内示後に契約)③交付申請書の提出。④交付決定。⑤事業終了後事 業実績報告書を提出。⑥交付額決定。⑦請求書の提示となります。 なお、別表 1 の直接補助方式の施設については、都からの内示前に契約することは出来ませんのでご 留意願います。 Q43 耐震改修をするとなった場合、施設の利用者はどのようにすればいいか? 改修工事時に発生する音などにも配慮し、例えば、施設をブロックごとに区切り改修を進める方法や、 工事実施の時期、時間帯に工夫をして居ながらにして、改修を行った事例があります。 Q44 耐震改修はどのような工事をするのか? 概ね、建物の強度を補強する方法とじん性(ねばり)を補強する方法があります。 木造の場合、筋かいや合板を新たに設置したり、柱や梁の接合部を金物で補強する方法が一般的です。 その他、外壁へのブレース設置や、基礎だけの補強、屋根を軽くする方法など、居住空間への影響が少 ない工法もあります。 それぞれの事情や建物の状況に応じて工法を選択することが出来ます。

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9 / 14 Q45 耐震補強工事にはどの程度の費用がかかるのか? 改修工事の費用は建築年代(古さ)、規模、補強工法などによって異なるため、一概には示すことはでき ません。 参考として、鉄骨ブレースなどによる通常の補強工法で補強した場合には、補強工事費は建物の延床 面積に対して7,000 円から 19,000 円/㎡程度かかります。補強工事の内容により費用は大きく変わります ので、専門家に確認してください。 Q46 複数年度にまたがる改修工事も対象となるか? 事業計画提出時に、複数年度にまたがる改修工事の計画を提出し、それが認められた場合は、複数年 度にまたがる改修工事についても補助対象となります。 その場合、年度ごとに補助申請していただきます。 ただし、補助制度は平成30年度までなので、平成30年度の申請では、複数年度にまたがる事業計 画は認められません(平成30年度に実施する分のみ補助対象)。 Q47 耐震補強工事は、どのくらいの期間がかかりますか? 補強する建物の補強工事の内容などによって期間は大きく変わるため、一概に示せません。 一例として、鉄骨ブレースなどによる通常の補強工法で補強した場合は、2.5 ヵ月から 4.5 ヵ月程度要 します。専門家に確認してください。 Q48 補助対象経費に設計費は含まれますか? 設計費は、工事事務費に含まれるため、補助対象となります。 Q49 増築をしたいが、耐震改修でIs値が0.7 以上になれば可能か? 増築をした上で、Is値が 0.7 以上になれば問題ありません。 Q50 耐震補強工事を行うと後何年くらい建物がもちますか? 建物の耐震性と耐久性は必ずしも同じものではありません。 定期的なメンテナンスを行っているか等により建物の耐久性は大きく違います。耐震性の確保ととも に、漏水やひび割れ等の補修をお勧めします。

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10 / 14 Q52 改修をしても Is 値 0.7(Iw 値 1.1)以上とならないが、補助の対象となるか? 改修をしても国交省の基準である Is 値 0.6(Iw 値 1.0)相当に満たない場合は、改修ではなく、改築 を検討していただきたいと思います。 補助の基準である Is 値 0.7(Iw 値 1.1)相当に満たないものの、Is 値 0.6 相当以上に改修することが 可能な場合は、都にご相談ください。 Q53 耐震改修と併せて外壁や付帯設備の修理をしたい。他の補助金と組み合わせて耐震補助金を活用 出来るか? 原則的に耐震改修を含むような補助金を重複して受けることは出来ません。組み合わせ可能かは補助 金の内容にもよるので、所管課窓口で確認してください。 Q54 保育所のうち、安心こども基金対象施設についての取扱いは? 安心こども基金対象施設については、「保育所緊急整備事業(安心こども基金事業)」及び「待機児童 解消区市町村支援事業」等で、保育所の改修(大規模修繕)経費にかかる補助を実施しています。他の 補助金と重複して補助を受けることは出来ない取扱いのため、補助要件などを考慮のうえ、どの補助金 を活用するかについてご検討ください。 なお、今回の耐震改修経費補助事業を活用する場合、保育所は「社会福祉施設等耐震化促進事業(児 童福祉施設等耐震診断経費)補助金交付要綱」別表 2(Q41 参照)に掲げる間接補助方式の施設である が、安心こども基金対象施設については、「保育所緊急整備事業」を活用する場合と同様に、区市町村に 補助額の 4 分の 1 を負担していただきます。 Q55 助産施設については、医療施設を対象とした施設整備費補助事業などがあるが、それとのすみわ けをどのように考えたらよいか? Q54 と同様、他の補助制度と重複して補助を受けることは出来ない取扱いのため、整備の緊急度、優 先順位、補助条件などを考慮して、どの補助金を活用するかについてご検討ください。

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11 / 14 Q56 助産施設、乳児院、母子生活支援施設、児童養護施設、婦人保護施設については、「児童福祉施設 等耐震化等施設整備事業補助金交付要綱」(平成22 年 3 月 24 日付 21 福保子計第 780 号)に基づく補助 があるが、それとのすみわけをどのように考えたらよいか? 他の補助金と重複して補助を受けることは出来ない取扱いのため、整備の緊急度、優先順位、補助条 件などを考慮して、どの補助金を活用するかについてご検討ください。 <参考>耐震改修(大規模修繕)にかかる補助制度の比較 補助金名 社会福祉施設等耐震化促進事業(児童福祉施 設等耐震改修経費)補助金 児童福祉施設等耐震化等施設整備事業補助金 補助期間 平成 30 年度まで 平成 23 年度まで 対象施設 児童福祉施設等 ※詳細は要綱別表 1.2 を参照 助産施設、乳児院、母子生活支援施設、児童養 護施設、児童養護施設、婦人保護施設のみ 主な補助要件 ①昭和 56 年以前の建物 ②国土交通省告示第 184 号に定める耐震診断 の実施 国土交通省告示第 184 号に定める耐震診断を実 施し、耐震性を満たしていないことが確認でき る建物。 補助率 ①Is値 0.3 未満 7/8 ②Is値 0.3~0.7 未満 13/16 (公立施設は対象外) 3/4 (公立施設の場合は 1/2) 補助基準額 実支出額と、1 ㎡当たりの補助単価(47,300 円)に面積を乗じた額とを比較して低い方の 額 2 者以上の見積もりで低い方の額の価格を基準 に知事が必要と認めた額。 工事対象経費 補強改修工事 補強改修工事、付帯設備工事(給排水、電気、 ガス、冷暖房費等)

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12 / 14 5 その他 耐震診断・改修に係るQ&A Q57 提出期限までに書類を揃えることが難しい。今後追加の申請受付予定はあるか? 提出期限までに揃わない書類がある場合には、通知文に記載している各施設の書類提出先まで事前に ご連絡ください。 Q58 鉄筋コンクリート造で建てられていれば、昭和56年以前の建築だとしても、耐震診断を受ける 必要はないと考えてもよいか? 耐震性は木造・鉄筋コンクリート造といった工法による違いだけではなく、設計や劣化状況等も問題 となります。鉄筋コンクリート造だとしても耐震性を備えている保証はなく、耐震診断を受け、耐震性 の有無を把握することが望ましいです。 Q59 耐震診断は行うが、改修が必要となってしまった場合、財政的な理由から対応の目途が立たない。 補助申請しなくてよいか? 改修に対する補助制度を創設しているため、改修が必要となってしまった場合は、施設利用者の安全・ 安心を確保していただくため、是非補助制度を活用し、耐震化を進めていただきたいと思います。 Q60 耐震診断の結果、Is値が 0.6(Iw 値 1.0)であり、耐震性ありと判定された。改修は行わなく てよいか? 耐震診断の結果Is値が 0.6 以上で、耐震性ありと判定された場合、国交省が示している「地震の震 動及び衝撃に対して倒壊し、又は崩壊する危険性が低い」基準に適合していることになります。 しかし、社会福祉施設等は、自力での避難が難しい方が多く利用する施設であり、耐震性はより高い 方が理想的です。今回の補助制度では、Is値 0.7(Iw 値 1.1)未満の施設を耐震改修の補助対象に含 めていますので、是非補助制度を活用し、より耐震性を高めていただきたいと思います。 Q61 Is値が 0.3 超(Iw 値 0.7 超)のように、若干 0.3(0.7)を上回った場合でも補助率は 13/16 か? 今回の補助制度では、国交省告示で「地震の震動及び衝撃に対して倒壊し、又は崩壊する危険性が高 い」とされているIs値 0.3(Iw 値 0.7)未満の施設については、耐震化を要する緊急性が特に高い建 物として補助率を上乗せし、7/8 の補助としています。 Is値 0.3(Iw 値 0.7)以上の「地震の震動及び衝撃に対して倒壊し、又は崩壊する危険性がある」 とされている建物については、13/16 の補助としています。 Q62 平成23 年度の耐震改修要鋼の改正により、別表 2 から保育室がなくなったが、補助はどうなる? ★少子 ベビーホテルとして申請いただくことになります。

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13 / 14 5 アドバイザー派遣について Q63 東京都の耐震診断及び耐震改修診断の補助金制度は、訪問から専門的支援の手順を踏まないと受 けられないのか? 施設訪問や専門的支援(アドバイザー派遣)は、事業者への耐震化促進・普及啓発事業です。どちら も受けていない施設も、補助金制度対象であれば申請出来ます。 Q64 専門的支援(アドバイザー派遣)には、どのような支援を行うものか? 設計図(有無)の確認、建物履歴の確認、耐震診断要否の相談、耐震診断方法の検討、耐震診断見積 書の作成等です。 Q65 アドバイザーから耐震診断を勧められた場合、必ず診断をしなくてはならないのか? アドバイザー派遣の報告は、参考意見です。必ず診断を受けなくてはならないということではありま せんが、施設利用者の安心・安全を確保するために、是非補助金制度を活用し、耐震化を進めていただ きたいと思います。 6

社会福祉施設等の耐震化状況調査

について(平成29 年度) Q66 過去(28 年度調査以前)に同様の調査へ回答したことがあるが、今回も回答しないといけないか。 過去に回答をいただいていても、未耐震の施設については改めて調査票をお送りしているものになる ので、回答をお願いします。 もし、過去に耐震済、という回答をいただいている場合には、誤った耐震化状況が登録されている可 能性がありますので、今一度回答をお願いします。 Q67 28 年度調査時期に、財団から電話でも本調査について問い合わせがあり、そこで回答をしている。 その場合でも郵送やFAXで重ねて回答をしないといけなかったのか。 未回答の施設には順次電話でも聞き取りを行っています。電話で耐震化状況を御回答いただいている のであれば、郵送やFAXでの回答は不要です。(情報が不十分な場合は)大変申し訳ありませんが、一 部情報が不足している項目がありますので、追加で情報の確認をお願いします。 Q68 賃貸・公営施設等で建築物の状況がよくわからない。回答しなくてもよいか。 お手数ですが、管理者に確認のうえ、御回答をお願いします。 Q69 調査票は電子データでダウンロードできるか。 現在調査票の公表は行っていませんが、(各所管部から)電子メール等で送付することは可能です。

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14 / 14 Q70 調査の結果は何に使うのか。 社会福祉施設の耐震化を促進するための施策の検討に活用します。 Q71 調査結果は公表されるのか。 都においては公表の予定はありません。ただし、本調査結果を基に都が回答する国調査においては公 表される可能性があります。

参照

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