居宅サービス事業所等集団指導 平成21年8月26日 1.
通所リハビリテーションに関する法令等について
通所リハビリテーションは介護保険法を始めとし、厚生労働省令、厚生労 働大臣が定める各種基準、各種通知、Q&A等により運営方法が規定されて います。 よって関連法令等を理解している必要があります。 実地指導において法令等の確認が不十分なまま運営されているケースが見 受けられました。サービス毎に事業の基準が明確に定められていますので、 必ず基準等に則って事業運営を行ってください。 なお、県への問い合わせにおいては、必ず根拠となる法令等を明示して(或 いは、介護報酬の解釈の何ページに該当するか。)、そのどの部分についての 質問であるのか示してください。 また、その際、事業所はその回答が法令等のどこ書かれていることなのか 必ず確認してください。 関係法令等 関係法令等 関係法令等 関係法令等((((必必必ず必ず確認ずず確認確認しておくこと確認しておくことしておくこと)しておくこと))) ・指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準(平11厚令 37、介護報酬の解釈2 175p~) ・指定介護予防サービス等の事業の人員、設備及び運営並びに指定介護予防サ ービス等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準(平18厚令 37、介護報酬の解釈2 899p~) ・指定居宅サービス等及び指定介護予防サービス等に関する基準について(平 11老企25、介護報酬の解釈2 175p~ 899p~) ・指定居宅サービスに要する費用の額の算定に関する基準(平12厚告19、 介護報酬の解釈1 250p~) ・指定介護予防サービスに要する費用の額の算定に関する基準(平18厚労告 127、介護報酬の解釈1 924p~)・厚生労働大臣が定める者等(平12厚告23、介護報酬の解釈2 1068 p~) ・厚生労働大臣が定める中山間地域等の地域(平21厚告83、介護報酬の解釈 2 1086p~) ・厚生労働大臣が定める基準(平12厚告25、介護報酬の解釈2 1088 p~) ・厚生労働大臣が定める施設基準(平12厚告26、介護報酬の解釈2 11 00p~) ・指定居宅サービスに要する費用の額の算定に関する基準(訪問通所サービス、 居宅療養管理指導及び福祉用具貸与に係る部分)及び指定居宅介護支援に要す る費用の額の算定に関する基準の制定に伴う実施上の留意事項について(平1 2老企36、介護報酬の解釈1 252p~ 138p~ 872p~) ・指定介護予防サービスに要する費用の額の算定に関する基準の制定に伴う実 施上の留意事項について(老計発第 0317001 号・老振発第 0317001 号・老老発 第 0317001 号、介護報酬の解釈2 925p~) ・Q&A(平成15年4月、平成17年10月、平成18年4月、平成21年 4月、介護報酬の解釈1 146p~、269p~、1271p~) ・リハビリテーションマネジメントの基本的考え方並びに加算に関する事務処 理手順例及び様式例の提示について(平18老老発第 0327001、介護報酬の解 釈1 1069p~) ・通所介護等における日常生活に要する費用の取扱いについて(平12老企5 4、介護報酬の解釈2 22p~) ・「その他の日常生活費」に係るQ&A(平成12年3月、介護報酬の解釈2 2 5p~)
2.通所リハビリテーション事業所実地指導等での指摘・確認事項
・通所リハビリテーションの利用開始初月にリハビリテーションマネジメント 加算を算定せず、短期集中リハビリテーション等を算定しているケース 短期集中リハビリテーション実施加算等の算定要件は、基本的にリハビリテ ーションマネジメント加算の算定が要件とされているため、上記のケースでは 短期集中リハビリテーションの算定ができません。 リハビリテーションマネジメント加算の算定なしで、短期集中リハビリテー ション実施加算等を算定できる特例もありますので、適用関係については平成 21年度Q&Aにより必ず確認してください。 ・居宅介護支援事業所のサービス利用票に月8回以上利用する予定があった場 合の急な入院の扱いについて 利用者の自己都合(体調悪化)等やむを得ず算定要件が満たせなくなった場 合に該当し、該当月のリハビリテーションマネジメント加算の算定は可能です。 ・短期集中リハビリテーション、個別リハビリテーション、認知症短期集中リ ハビリテーションを専門職(医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)以 外が提供していたケース 専門職以外の提供では算定できません。 ・介護予防通所リハビリテーションの運動器機能向上計画に長・短期目標がな い、又は評価を実施していないケース 算定要件を満たしていませんので、加算算定はできません。 計画の作成に当たっては、法令等を遵守してください。・その他の日常生活費(教養娯楽費等)を利用者から一律に徴収していたケー ス 全ての利用者に一律に提供されるサービスは、基本利用料に含まれているも のであり、教養娯楽費等としての徴収はできません。 ・個別リハビリテーション等の記録の中に物療が含まれていたケース 1.肩関節訓練 2.下肢訓練 3.ホットパック 10:00~10:20 1~3do 香川 上記のような書き方では、リハビリテーション提供時間の20分間の中に物 療の時間が入っていると解釈します。 平成21年9月1日以降、上記のような記載を行った場合は、加算算定はで きず、実地指導等で発見した場合は過誤調整を求めますので注意してください。 ・「概ね週1回のリハビリテーションでも効果的である旨の記載」がどこにもな いにもかかわらず個別リハビリテーション実施加算を算定していたケース 必ず多職種が協働して作成する通所リハビリテーション実施計画に記載して ください。 以前はサービス担当者会の記録への記載をもっても可としていたケースもあ りましたが、通所リハビリテーションの事業所に記録が残らないため、平成 21年9月1日以降は上記の取扱いで統一してください。 ・通所リハビリテーションにおける退院日とは 利用者がリハビリテーションを必要とする状態の原因となった疾患等の治療 等のために入院した病院若しくは診療所から退所した日です。 全ての入院が対象となるわけではありません。(例:PEG交換等)
・サービス利用票上は通所リハビリテーションが月8回以上計画されているが、 実際の利用が2月続けて8回以上出来ていないケースでのリハビリテーション マネジメント加算の算定について このような場合はサービス担当者会等において通所リハビリテーションの 8 回以上の利用計画が妥当かどうかの判断を必ず行ってください。 まずリハビリテーションマネジメント加算の算定ありきの扱いは不適切です。 ・リハビリテーションマネジメント加算を算定するために、利用者に月8回以 上の利用を促しているケース 論外のケースです。発覚した場合は監査を行います。 事例 「4月から算定方法が変わり、週2回以上の利用が求められています。」 等の説明を行っていたようなケース。 ・短期集中リハビリテーション実施加算、個別リハビリテーション実施加算、 認知症短期集中リハビリテーション実施加算を算定できない(しない)場合の リハビリテーションの提供について 加算算定の有無にかかわらず、通所リハビリテーションにおいてはリハビリ テーションの提供が義務図けられています(基準省令第110条)。 リハビリテーションの提供(個別・集団リハビリテーションを問わず。)が行 われていない場合は、通所リハビリテーションとは言えません。通所リハビリ テーション計画の見直しを求めます。 ・退院(所)日又は認定日から起算して3月以内の期間に個別リハビリテー ション実施加算を算定していたケース。平成18年4月改定Q&A(Vol. 3)問9「介護報酬の解釈1 1297p」の解釈。 退院(所)日又は認定日から起算して3月以内の期間に算定できるのは短期 集中リハビリテーション実施加算であり、個別リハビリテーション実施加算は 退院(所)日又は認定日から起算して3月を超える期間に行わなければ算定で きません。 平成21年9月1日以降についてはこの取扱いとしてください。
・通所リハビリテーション計画とリハビリテーション実施計画について 上記2つの計画をそれぞれ作成している事業所がありましたが、相互の内容 を含む計画を1つ作成することでも足ります。ただしその場合は双方の基準を 共に満たす運用が必要となることに留意してください。 香川県においては、リハビリテーション実施計画書の所定様式の作成をもっ て双方の基準を満たしていると解します。 ・リハビリテーション実施計画の作成について 平成18年4月版介護報酬の解釈1 209pと比較して一部変更箇所があ ります。平成21年4月版介護報酬の解釈1 単位数表編 258~259p を参照してください。 ・認定日の考え方(集団指導に追加しました。) 認定日とは、介護保険法第27条第1項に規定する要介護認定を受けた日で あるが、同条第8項により、要介護認定はその申請があった日にさかのぼって その効力を生ずるとされていることから、認定有効期間初日が認定日である。