I-Construction(ICT) の取り組み概要 3 i-construction について 取り組み概要 今こそ生産性向上のチャンス 労働力過剰を背景とした生産性の低迷 バブル崩壊後 建設投資が労働者の減少を上回って ほぼ一貫して労働力過剰となり 省力化につながる建設現場の生産性向上が見送ら

平成３０年５月

国土交通省 関東地方整備局

i-Constructionの取り組みについて

資料３

建設業協会説明資料

企画部

施工企画課

《説明項目》

・

i-Construction（ICT）の取り組み概要・・・P．３

・H30年度 関東地方整備局で新たに導入するICT浚渫工（河川）の実施方針・・・P．９

・H30年度 関東地方整備局のICT土工・ICT舗装工の実施方針・・・Ｐ．１４

・ ICT 施工の取り組み・普及に向けて・・・P．２５

・新技術活用に関する取り組みについて・・・P．３８

（補足）

「i-Constructionの取り組み」 施工段階における建設生産性向上の取り組み

「ICT施工技術の活用推進」 施工の全ての段階でICT技術を活用する取り組み

「情報化施工の活用推進」

機械施工でのICT技術を活用する従来からの取り組み

「ICT活用工事」

施工の全ての段階でICT技術を活用する工事

2

3

Ｉ－Ｃｏｎｓｔｒｕｃｔｉｏｎ（ＩＣＴ）の取り組み概要

一人一人の生産性を向上させ、企業の経営環境を改善

建設現場に携わる人の賃金の水準の向上を図るなど魅力ある建設現場に

死亡事故ゼロを目指し、安全性が飛躍的に向上

□規格の標準化

• 寸法等の規格の標準化された部材の拡大

□施工時期の平準化

• ２ヶ年国債の適正な設定等により、年 間を通じた工事件数の平準化

プロセス全体の最適化へ

プロセス全体の最適化 今こそ生産性向上のチャンス

 労働力過剰を背景とした生産性の低迷

• バブル崩壊後、建設投資が労働者の減少を上回って、ほぼ一貫して労働力過 剰となり、省力化につながる建設現場の生産性向上が見送られてきた。

 生産性向上が遅れている土工等の建設現場

• ダムやトンネルなどは、約３０年間で生産性を最大１０倍に向上。一方、土工や コンクリート工などは、改善の余地が残っている。（土工とコンクリート工で直轄 工事の全技能労働者の約４割が占める）（生産性は、対米比で約８割）

 依然として多い建設現場の労働災害

• 全産業と比べて、２倍の死傷事故率（年間労働者の約0.5%（全産業約0.25%））

 予想される労働力不足

• 技能労働者約340万人のうち、約110万人の高齢者が10年間で離職の予想 • 労働力過剰時代から労働力不足時代への変化が起こると予想されている。 • 建設業界の世間からの評価が回復および安定的な経営環境が実現し始めている今こそ、抜本的な生産性向上に取り組む大きなチャンス

□ＩＣＴ技術の全面的な活用

• 調査・設計から施工・検査、さらには維持管理・更新までの全ての プロセスにおいてICT技術を導入 従来 ： 施工段階の一部 今後 ： 調査・設計から施工・検査、さらには維持管理・更新まで i-Constructionの目指すもの

◆ i-Constructionについて

取り組み概要

4

関東地方整備局

◆ 関東地方整備局 i-Construction推進体制

○部会長 企画部長 ○委 員 関係部署の官・課長級 関東地方整備局 ○会 長 企画部長 ○構 成 関東地方整備局 企画部 官級 都県・政令市の次長・技監級、機構、高速道路会社、下水道事業団 ICT施工技術活用推進部会 H28.2.29発足 施工時期平準化推進部会 H29.3.3発足会議 ○本部長 関東地方整備局長 ○委 員 本局幹部会メンバー ○部会長 企画部長 ○委 員 関係部署の官・課長級 ○部会長 企画部長 ○委 員 関係部署の官・課長級 ○会 長 各都県毎に定める幹事事務所（直轄）の事務所長 ○構 成 各都県建設業協会、各都県及び都県域に所在する政令指定都市、各都県に所在する公園・河川・砂防・ダム・道路事務所（直轄） ○事務局 各都県毎に定める幹事事務所（直轄） i-Construction推進本部・幹事会 H28.2.29発足会議 ○幹事長 企画部長 ○委 員 各部官級 関東地方整備局 i-Construction推進本部 H28.2.29発足会議 都県 i-Construction推進連絡会 ※H28年度内に設置完了 ○幹事長 技術調整管理官 ○構 成 関東地方整備局 企画部 関係課長級 都県・政令市、機構、高速道路会社、下水同事業団の技術管理系課長級 関東i-Construction推進協議会（幹事会） H28.10.28発足 H28.12.22第1回会議 関東i-Construction推進協議会 H28.10.28発足

発足済

H28年度に活動開始

規格標準化推進部会

5

○

i-Constructionの取り組みを推進するため、国、地方公共団体及び特殊法人等の２１発注機関が、建

設現場における生産性向上の取り組み等について情報交換を行うなどの連携を図り、協力体制を強

化することを目的に、

平成28年10月28日に協議会を設立

。

○平成29年6月21日に幹事会を開催し、工事の発注予定・実績のとりまとめ、公表について審議。

○平成29年7月7日に協議会を開催し、幹事会での審議事項について決議を行い了承された。

◆ 平成29年度 関東i-Construction推進協議会

○委員構成（技術系の次長・技監級会議）

（１）都 県：茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、長野県 （２）政 令 市：さいたま市、千葉市、横浜市、川崎市、相模原市 （３）関係機関：都市再生機構、水資源機構、下水道事業団 （４）民間機関：東日本高速道路、中日本高速道路、首都高速道路会社 （５）関東地整：企画部長（会長）、技術調整管理官（幹事長）、技術開発調整官、総括技術検査官、機械施工管理官

○平成29年度 第1回 幹事会（H29.6.21）

・議事次第

（１）関東地方整備局の実施状況について （２）各機関における実施状況について （３）推進協議会の今後の取り組みについて ICT活用工事（国規定）及びICTを活用した工事の発注予定・実績 のとりまとめ、公表及びICT施工技術に関する講習会等の予定・実 績のとりまとめ、公表【審議事項】

○平成29年度 第1回 協議会（H29.7.7）

・議事次第

（１）関東地方整備局の実施状況について （２）各機関における実施状況について （３）推進協議会の今後の取り組みについて 幹事会での審議事項について決議

6

関東地方整備局

H29　都県i-Construction推進連絡会の実施状況 番号 都県名 開催日 会議名称 代表事務所 1 埼玉県 平成29年9月5日 埼玉県i-Construction推進連絡会 大宮国道 2 群馬県 平成29年12月21日 群馬県i-Construction推進連絡会 高崎河川国道 3 千葉県 平成30年2月16日 千葉県i-Construction推進連絡会 千葉国道

◆ 平成２９年度 都県i-Construction推進連絡会・ICT土工体験講座

H29　ＩＣＴ土工体験講座の実施状況 番号 都県名 開催日 工事名称 受注者 事務所名 参加員数 1 栃木県 平成29年4月18日 H28大谷川(芹沼地区)護岸工事 小島土建（株） 日光砂防 5,600 97名 （施工業者53名） 2 千葉県 平成29年4月18日 H28目吹河川防災ステーション整備（その２）工事 川村建設（株） 利根川上流河川 55,400 _{（施工業者15名）}38名 3 埼玉県 平成29年4月19日 Ｈ２８荒川西区宝来下広野築堤工事 サイレキ建設工業（株） 荒川上流河川 35,800 _{（施工業者46名）}71名 【２工事同時開催】 粟倉地区護岸（その１）工事 井上建設（株） 115,900 粟倉地区護岸（その２）工事 （株）飯塚工業 106,900 5 東京都 平成29年5月11日 Ｈ２８扇二丁目河岸再生工事 （株）ナカノフドー建設 荒川下流河川 5,900 _{（施工業者41名）}83名 6 埼玉県 平成29年12月6日 東埼玉道路吉川越谷地区改良工事 小川工業(株) 北首都国道 30,000 _{（施工業者27名）}57名 7 神奈川県（予定） 平成30年2月28日 厚木秦野道路秦野西ＩＣ他改良工事 (株)小島組 横浜国道 50,000 平成29年5月8日 主な土量（m3） 94名 （施工業者56名） 4 山梨県 甲府河川国道 ３．埼玉 ４．山梨 １．栃木 ５．東京 １．埼玉

●ICT土工体験講座

整備局発注工事の現場において、受発注者と各都県の建設業協会が連携し、地域の建設業者の方々がＩＣＴ土工の各段階を体験でき る体験講座を実施。

●都県i-Construction推進連絡会

地

元建設企業の意見等を把握して、i-Construction技術の円滑な普及を図ることを目的に、各都県建 設業協会・都県・政令市・地整事務所が連携した地域毎の連絡会を設置し 、適宜会議を開催。

7

関東地方整備局

◆

ICT土工・舗装工

のＨ２８・Ｈ２９年度実績

区分 発注者 指定型 施工者希 望Ⅰ型 施工者希 望Ⅱ型 その他 合計 契約済数

８

４３

１３７

－

１８８

適用済数

_８

_３４

_３２

_２１

_９５

関東地方整備局 区分 発注者指 定型 施工者希 望Ⅰ型 施工者希 望Ⅱ型 その他 合計 契約済数

２

３

１２

－

１７

適用済数

_２

_２

_１

_１

_６

●

H29ICT土工実績

●

H29ICT舗装工実績

区分 発注者 指定型 施工者希 望Ⅰ型 施工者希 望Ⅱ型 その他 合計 契約済数

６

６４

１３４

－

２０４

適用済数

_６

_４８

_２５

_１７

_９６

●

H28ICT土工実績

茨城県

₃₂

東京都

₅

栃木県

3

神奈川県

1

群馬県

6

山梨県

5

埼玉県

23

長野県

18

千葉県

3

合計

96

●

H28ICT土工実績（都県別）

茨城県

₁

東京都

₂

栃木県

0

神奈川県

0

群馬県

₀

山梨県

₀

埼玉県

0

長野県

0

千葉県

₃

合計

₆

茨城県

₃₃

東京都

₃

栃木県

3

神奈川県

4

群馬県

8

山梨県

2

埼玉県

34

長野県

2

千葉県

6

合計

95

●

H29ICT土工実績（都県別）

●

H29ICT舗装工実績（都県別）

受注者 自治体 国 延べ回数

37

17

51

105

79

対象者別 開催数 受注者 自治体 国 延べ回数

49

39

60

148

93

対象者別 開催数

○ 講習会、研修、見学会等の実績（H28年度）

○ 講習会、研修、見学会等の実績（H29年度）

８

9

平成３０年度 関東地方整備局で新たに導入する

ICT浚渫工（河川）の実施方針

◆

工種拡大① ICT浚渫工（河川）

測量

検査官 OK

設計・

施工計画

施工

検査

i-Construction

ＩＣＴ施工（浚渫工） 施工と検測を繰り返して整形 ③ＩＣＴ建設機械による 施工 ④検査の省力化 ①音響測深による起工測量 ②ＩＣＴ浚渫工の３次元測量ﾃﾞｰﾀ による設計・施工計画 船舶等に搭載した音響測深機器 （ナローマルチビーム等）により、 短時間で面的（高密度）な３次元 測量を実施。 起工測量による３次 元測量データ（現況 地形）を活用し、設 計図面との差分から、 施工量を自動算出。 ３次元設計データ等により、 ICT建設機械を自動制御し、 建設現場のIoT（※）_を実施。 ＩＣＴ建設機械の施工履歴 データを活用した検査等に より、出来形の書類が半減、 品質管理に必要な物理検査 の項目が激減。 測量 設計・ 施工計画 検査

従来方法

平面図 縦断図 横断図 設計図から施工量を算出 施工 ① ② ③ ④

これまでの

情報化施工

・重機の日当たり 施工量約1.1倍 ・作業員 約3/4 ３次元 データ作成 ２次元 データ作成 レッド測深による起工測量 レッド測深による出来形確認

10

 バックホウ浚渫船による浚渫工に測量から検査まで3次元ﾃﾞｰﾀを活用した施工を導入

10

【施工者希望Ⅱ型】

《①～⑤を全面活用する場合》

（１）総合評価の対象としない

（２）工事成績で加点評価する

（３）必要経費は変更計上する

「一般土木工事」、「維持修繕工事」または「河川しゅんせつ工事」

のうち浚渫工（対象工種）を含む工事

入札公告時に

「

ICT活用工事」に設定

※浚渫数量1,000m3以上

予定価格が ３億円以上 浚渫数量 20,000m3以上

Yes

Yes

No

【発注者指定型】

（１）総合評価の対象としない

（２）工事成績で加点評価する

（３）必要経費は当初設計で計上

【施工者希望Ⅰ型】

《①～⑤を全面活用する場合》

（１）総合評価で加点評価する

（２）工事成績で加点評価する

（３）必要経費は変更計上する

No

（１）工事成績の

加点対象としない

（２）機械施工経費のみ

変更計上する

「ICT活用工事」 建設生産プロセスの全ての段階におい てICT施工技術を全面的に活用する工事 ① ３次元起工測量 ② ３次元設計データ作成 ③ ICT建機による施工 ④ ３次元出来形管理等の施工管理 ⑤ ３次元データの納品

※浚渫数量1,000m3未満等、ICT活用工事に設定されていなくても施工可（施工者希望Ⅱ型に準じる）。

◆

（新規）

【H30】

ＩＣＴ浚渫工（河川）

実施方針

_{関東地方整備局} （契約後） 《③だけを希望した場合》 ○対象工種は浚渫工（バックホウ浚渫船） ○対象工種を出来形管理基準及び規格値（従来管理）により出来形管理する工事。

11

□ICT浚渫（河川）に必要な主要な基準類一覧

◆

工種拡大① ICT浚渫工（河川）

文書名 新 ／ 改 概要 1 「土木工事施工管理基準（案）（出来形管 理基準及び規格値）」 改 http://www.mlit.go.jp/tec/sekisan/sekou.html ・バックホウ浚渫の面管理の基準設定 2 「音響測深機器を用いた出来形管理要領 （河川浚渫工事編）（案）」 新 http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/constplan/sosei_constplan_tk_000031.h tml 音響測深機器で計測した3次元点群ﾃﾞｰﾀで起工測量、出来形管理を受注者 が行う場合の精度確認ﾙｰﾙや発注者への提出書類のﾙｰﾙを規定 （※）出来形管理要領：受注者向け、監督検査要領：発注者向け 3 「音響測深機器を用いた出来形管理の監 督・検査要領（河川浚渫工事編）（案）」 新 4 「施工履歴データを用いた出来形管理要領 （河川浚渫工事編）（案）」 新 http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/constplan/sosei_constplan_tk_000031.h tml 浚渫作業に用いる3DMGﾊﾞｯｸﾎｳの施工履歴から生成した3次元点群ﾃﾞｰﾀで 出来形管理を受注者が行う場合の精度確認ﾙｰﾙや発注者への提出書類の ﾙｰﾙを規定 （※）出来形管理要領：受注者向け、監督検査要領：発注者向け 5 「施工履歴データを用いた出来形管理の監 督・検査要領（河川浚渫工事編）（案）」 新

12

□ICT浚渫（河川）に必要な主要な基準類一覧

◆

工種拡大① ICT浚渫工（河川）

文書名 新 ／ 改 概要 6 「地方整備局土木工事検査技術基準（案）」 改 http://www.mlit.go.jp/tec/sekisan/sekou.html 出来形管理基準の管理項目に合わせた変更、検査密度を変更 7 「既済部分検査技術基準（案）及び同解説」 改 http://www.mlit.go.jp/tec/sekisan/sekou.html ・土木工事検査技術基準同様の改定 8 「写真管理基準（案）」 改 http://www.mlit.go.jp/tec/sekisan/sekou.html 浚渫工（ﾊﾞｯｸﾎｳ台船）において、「音響測深機器を用いた出来形管理要領（河 川浚渫工事編）（案）」、もしくは「施工履歴データを用いた出来形管理要領（河 川浚渫工事編）（案）」による旨追記 9 「ICTの全面的な活用の実施方針」 改 http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/constplan/sosei_constplan_tk_000031.h tml ICT活用工事（河川浚渫）としての要求事項、総合評価、成績評定等のｲﾝｾﾝﾃｨ ﾌﾞ措置を記載した、公告文例、説明書例、特記記載例 積 算 基 準 「ICT活用工事（河川浚渫）積算要領」 新 http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/constplan/sosei_constplan_tk_000031.h tml 現行の積算基準に対して、ICT機器のリース料 （従来建機からの増分）、3次 元出来形管理、ICT建機の初期導入経費を増加、補助労務の省力化に伴う構 成人員減、効率化に伴う日あたり施工量の増による労務縮減を考慮した、暫定 積算基準を策定

13

14

平成３０年度 関東地方整備局のICT土工・

ICT舗装工の実施方針

測量

発注者 O K

設計・

施工計画

施工

検査

i-Construction

設計図に合わ せ丁張り設置 検測と施工を繰 り返して整形 丁張りに合わ せて施工

③ICT建設機械によ

る施工

④検査の省力化

①ドローン等による３次元測量

②３次元測量データによ

る設計・施工計画

ドローン等による写真測量等に より、短時間で面的（高密度） な３次元測量を実施。 ３次元測量データ （現況地形）と設計 図面との差分から、 施工量（切り土、盛 り土量）を自動算 出。 ３次元設計データ等により、 ICT建設機械を自動制御し、 建設現場のIoT（※）_を実施。 ドローン等による３次元 測量を活用した検査等 により、出来形の書類が 不要となり、検査項目が 半減。 測量 設計・ 施工計画 検査 従来方法 測量の実 施 平面図 縦断図 横断図 設計図から施 工土量を算出 施工

①

②

③

④

※IoT（Internet of Things）とは、様々なモノ にセンサーなどが付され、ネットワークにつ ながる状態のこと。 ３次元設計データ 等を通信 これまでの情報化施 工の部分的試行 ・重機の日当たり 施工量約1.5倍 ・作業員 約1/3 ３次元 データ作成 ２次元 データ作成 書類による検査

15

◆ICT施工技術の全面的活用

（ＩＣＴ土工）

の概要

H28年度開始

【施工者希望Ⅱ型】

《①～⑤を全面活用する場合》

（１）総合評価の対象としない

（２）工事成績で加点評価する

（３）必要経費は変更計上する

「一般土木工事」のうち、土工（対象工種）を含む工事

入札公告時に

「

ICT活用工事」に設定

※土工量1,000m3以上

予定価格が ３億円以上 土工量 10,000m3以 上

Yes

Yes

No

【発注者指定型】

（１）総合評価の対象としない

（２）工事成績で加点評価する

（３）必要経費は当初設計で計上

※

【施工者希望Ⅰ型】

《①～⑤を全面活用する場合》

（１）総合評価で加点評価する

（２）工事成績で加点評価する

（３）必要経費は変更計上する

No

（１）工事成績の

加点対象としない

（２）機械施工経費のみ

変更計上する

「ICT活用工事」 建設生産プロセスの全ての段階におい てICT施工技術を全面的に活用する工事 ① ３次元起工測量 ② ３次元設計データ作成 ③ ICT建機による施工 ④ ３次元出来形管理等の施工管理 ⑤ ３次元データの納品 ○対象工種は河川土工、砂防土工、海岸土工、道路土工（掘削工、盛土工、法面整形工） ○対象工種を出来形管理基準及び規格値（従来管理）により出来形管理する工事。

◆

（変更）

【H30】

ＩＣＴ土工

実施方針

_{関東地方整備局} （契約後） 《③だけを希望した場合》 「アスファルト舗装工事」、「セメント・コンクリート 舗装工事」、 「法面処理工事」、「維持修繕工事」 のうち、土工（対象工種）を含む工事 ※１

※１土工1,000m3未満等、ICT活用工事設定されていなくても施工可（施工者希望Ⅱ型に準じる）。

16

◆ＩＣＴ施工技術の全面的な活用

（ＩＣＴ舗装工）

H29年度開始

測量

設計・

施工計画

施工

ICT舗装工

検測と施工を繰り 返して整形 丁張りに合 わせて施工

④検査の省力化

ﾚｰｻﾞｰｽｷｬﾅにより、短時 間で面的（高密度）な３次 元測量を実施し、３次元 設計データを作成

。

ﾚｰｻﾞｰｽｷｬﾅの計測結果

活用した検査等により、

出来形の書類が半減。

測量

_施工計画

設計・

従来方法

施工

これまでの情報化施 工の部分的試行 ・作業効率向上 ・丁張作業の削 減 ３次元 データ作成 ２次元 データ作成 事前測量の実施 コア抜きによる検査

②ICT建設機械（MCグ

レーダ等）による施工

３次元設計データ等により、

ICT建機を自動制御。

①３次元ﾚｰｻﾞｰｽｷｬﾅ

による事前測量

検査

平面図 縦断図 横断図 設計図から施工 量を算出 発注者 O K 設計図に併 せて丁張り 施工

③３次元データによる出来

形管理

出来形管理においても３次元測 量を行い、計測データと３次元設 計データによる面的な出来形管 理を実施。 ３次元点群データ 計測箇所（写真）

検査

17

【施工者希望Ⅱ型】

《①～⑤を全面活用する場合》

（１）総合評価の対象としない

（２）工事成績で加点評価する

（３）必要経費は変更計上する

「アスファルト舗装工事」、

「セメント・コンクリート舗装工事」、

「一般土木工事」のうち、

舗装（路盤工）を含む工事

入札公告時に

「

ICT活用工事」に設定

※路盤工面積3,000m2以上を

含む舗装工

予定価格が ３億円以上

Yes

Yes

No

【発注者指定型】

（１）総合評価の対象としない

（２）工事成績で加点評価する

（３）必要経費は当初設計で計上

【施工者希望Ⅰ型】

《①～⑤を全面活用する場合》

（１）総合評価で加点評価する

（２）工事成績で加点評価する

（３）必要経費は変更計上する

（１）工事成績の

加点対象としない

（２）ＩＣＴ活用部分のみ

変更計上する

《③だけを希望した場合》 「ICT活用工事」 建設生産プロセスの全ての段階におい てICT施工技術を全面的に活用する工事 ① ３次元起工測量 ② ３次元設計データ作成 ③ ICT建機による施工 ④ ３次元出来形管理 ⑤ ３次元データの電子納品 ※前工事がＩＣＴ土工等で、３次元測量デ ータを貸与した場合、①は省略可能。 ○対象工種（工事区分）は、舗装工（舗装、水門）、付帯道路工（築堤・護岸、堤防・護岸、砂防堰堤） ○対象種別は、アスファルト舗装工、半たわみ性舗装工、排水性舗装工、透水性舗装工、グースアスファルト舗装工、コンクリート舗装工 ○対象種別において、従来より出来形管理基準及び規格値（従来基準）により出来形管理する工事

◆

（変更）

【H30】ＩＣＴ舗装工の実施方針

(参考）

路盤工 10,000m2 以上

No

（契約後） 関東地方整備局

※路盤工面積3,000m2未満等、 ICT活用工事設定されていなくても施工可（施工者希望Ⅱ型に準じる）。

18

□ＩＣＴ土工・舗装工の改定基準類一覧

◆

基準類の改定② ICT土工・舗装工の技術基準類

文書名 新 ／ 改 概要 12 「無人航空機搭載型レーザース キャナーを用いた出来形管理要領 （土工編）（案）」 改 http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/constplan/sosei_constplan_tk_000031.html ■文書概要 UAVに搭載したﾚｰｻﾞｰｽｷｬﾅで計測した3次元点群ﾃﾞｰﾀで起工測量、出来形管理を 受注者が行う場合の精度確認ﾙｰﾙや発注者への提出書類のﾙｰﾙを規定 ■改定概要 起工測量向けに精度を緩和した精度確認ﾙｰﾙの新設 （※）出来形管理要領：受注者向け、監督検査要領：発注者向け 13 「無人航空機搭載型レーザース キャナーを用いた出来形管理の監 督・検査要領（土工編）（案）」 改 14 「TS等光波方式を用いた出来形管 理要領（舗装工事編）」 改 http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/constplan/sosei_constplan_tk_000031.html ■文書概要 土工における幅員と基準高の計測、舗装工事で各層の幅員の計測に施工管理ﾃﾞｰﾀ 搭載TSを用いる際に、機器の性能や発注者への提出書類のﾙｰﾙを規定するもの ■改定概要 「国土地理院認定3級」のような仕様規定に対して、機器の精度確認ﾙｰﾙの新設し、 これを選択できるようにすることにより、様々な新技術を受け入れやすくする。これによ り表層以下の厚さに対応可能とする。また、TSに限らなくなることから、名称を変更す る。 （※）出来形管理要領：受注者向け、監督検査要領：発注者向け 15 「TS等光波方式を用いた出来形管 理の監督・検査要領（舗装工事 編）」 改 16 「TS等光波方式を用いた出来形管 理要領（土工編）」 改 17 「TS等光波方式を用いた出来形管 理の監督・検査要領（土工編）」 改 18 「TS（ﾉﾝﾌﾟﾘｽﾞﾑ方式）を用いた出来 形管理要領（舗装工事編）」 新 http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/constplan/sosei_constplan_tk_000031.html ■文書概要 地上型ﾚｰｻﾞｰｽｷｬﾅ同様に、TSを用いてﾉﾝﾌﾟﾘｽﾞﾑ方式で取得した（比較的低密度な）3 次元点群ﾃﾞｰﾀで起工測量、出来形管理を行う場合の諸規定 ■概要 地上型ﾚｰｻﾞｰｽｷｬﾅとの相違点は、1点/m2_{の出来形評価点を直接計測することが許} 容されている点。精度は100点平均でなく1点の誤差が±4mm以内。 （※）出来形管理要領：受注者向け、監督検査要領：発注者向け 19 「TS（ﾉﾝﾌﾟﾘｽﾞﾑ方式）を用いた出来 形管理の監督・検査要領（舗装工 事編）」 新

19

□ＩＣＴ土工・舗装工の改定基準類一覧

◆

基準類の改定② ICT土工・舗装工の技術基準類

文書名 新 ／ 改 概要 20 「地上移動体搭載型レーザース キャナを用いた出来形管理要領 （土工編）（案）」 新 http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/constplan/sosei_constplan_tk_000031.html 自己位置をIMUやGNSS等で定位し、外部標定点によらずに地上を移動しながら 計測するﾚｰｻﾞｰｽｷｬﾅで計測した3次元点群ﾃﾞｰﾀで、起工測量、出来形管理を受注 者が行う場合の精度確認ﾙｰﾙや発注者への提出書類のﾙｰﾙを規定 （※）出来形管理要領：受注者向け、監督検査要領：発注者向け 21 「地上移動体搭載型レーザース キャナを用いた出来形管理の監 督・検査要領（土工編）（案）」 新 22 「地上移動体搭載型レーザース キャナを用いた出来形管理要領 （舗装工事編）（案）」 新 23 「地上移動体搭載型レーザース キャナを用いた出来形管理の監 督・検査要領（舗装工事編）（案）」 新 積 算 基 準 ＩＣＴ活用工事(土工）積算要領 改 http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/constplan/sosei_constplan_tk_000031.html ICT建設機械の賃貸料金追加

20

□ＩＣＴ土工・舗装工の改定基準類一覧

◆

基準類の改定② ICT土工・舗装工の技術基準類

文書名 新／改 概要 再 掲 「ＩＣＴの全面的な活用の実施方針」 改 _{http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/constplan/sosei_constplan_tk_000031.html} ■文書概要 ICT活用工事としての要求事項、総合評価、成績評定等のｲﾝｾﾝﾃｨﾌﾞ措置を記載 した、公告文例、説明書例、特記記載例 ■改定概要 ・新たに追加した3次元計測機器の起工測量（地上移動体搭載型ﾚｰｻﾞｰｽｷｬﾅｰ） の追記、発注方式による数量等の変更 ・ｺﾝｸﾘｰﾄ舗装も対象とするよう、単純な技術的修正 再 掲「土木工事施工管理基準（案） （出来形管理基準及び規格値）」 改 http://www.mlit.go.jp/tec/sekisan/sekou.html ・新たに追加した3次元計測機器の出来形管理要領名称（地上移動体搭載型ﾚｰ ｻﾞｰｽｷｬﾅｰ）の追記 ・ｱｽﾌｧﾙﾄに設定があるがｺﾝｸﾘｰﾄに設定がなかった面管理の基準設定 再 掲「写真管理基準（案」） 改 http://www.mlit.go.jp/tec/sekisan/sekou.html 新たに追加した3次元計測機器の出来形管理要領名称（地上移動体搭載型ﾚｰ ｻﾞｰｽｷｬﾅｰ）の追記 24「空中写真測量（無人航空機）を用いた出 来形管理要領（土工編）（案）」 改 http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/constplan/sosei_constplan_tk_000031.html 他の要領の微細な修正合わせた技術的修正 25「地上型レーザースキャナーを用いた出 来形管理要領（土工編）（案）」 改 http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/constplan/sosei_constplan_tk_000031.html 他の要領の微細な修正合わせた技術的修正 26「空中写真測量（無人航空機）を用いた出 来形管理の監督・検査要領（土工編） （案）」 改 _{http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/constplan/sosei_constplan_tk_000031.html} 他の要領の微細な修正合わせた技術的修正 27地上型レーザースキャナーを用いた出来 形管理の監督・検査要領（土工編）（案） 改 http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/constplan/sosei_constplan_tk_000031.html 他の要領の微細な修正合わせた技術的修正

21

□ＩＣＴ土工・舗装工の改定基準類一覧

◆

基準類の改定② ICT土工・舗装工の技術基準類

文書名 新／改 概要 28地上型レーザースキャナーを用いた出来_{形管理要領（舗装工事編）（案）} 改 http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/constplan/sosei_constplan_tk_000031.html_{他の要領の微細な修正合わせた技術的修正} 29 地上型レーザースキャナーを用いた出来 形管理の監督・検査要領（舗装工事編） （案） 改 _{http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/constplan/sosei_constplan_tk_000031.html} 他の要領の微細な修正合わせた技術的修正 30RTK-GNSSを用いた出来形管理の監督・_{検査要領（土工編）（案）} 改 http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/constplan/sosei_constplan_tk_000031.html_{他の要領の微細な修正合わせた技術的修正} 31RTK-GNSSを用いた出来形管理要領（土_{工編）（案）} 改 http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/constplan/sosei_constplan_tk_000031.html_{他の要領の微細な修正合わせた技術的修正} 32TS（ノンプリ）を用いた出来形管理の監_{督・検査要領（土工編）（案）} 改 http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/constplan/sosei_constplan_tk_000031.html_{他の要領の微細な修正合わせた技術的修正} 33TS（ノンプリ）を用いた出来形管理要領_{（土工編）（案）} 改 http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/constplan/sosei_constplan_tk_000031.html_{他の要領の微細な修正合わせた技術的修正}

22

◆

ICT技術の全面的な活用（舗装工）の概要

２３

□レーザースキャナーを用いた出来形管理要領（舗装工事編）

・レーザースキャナーによる計測結果から、自動的に出来形検査帳票が作成出来る。

ＩＣＴ舗装工

基層 表層 層厚の計測（ＬＳによる管理） 厚さ

厚さの評価は、施工前後の標高の比較で算出

ＩＣＴ土工のｿﾌﾄｳｪｱ

で標高差は自動算

出／自動評価

掘り起こしによ

り厚さ測定

施工管理

検査

書類による納

品検査

従来手法

人手による幅員

等の測定

◆

ICT技術の全面的な活用（舗装工）の概要

２４

従来手法

ＩＣＴ舗装工

測点間隔

８０ｍ毎

既存の出来形管理基準では、代表管理断

面において幅、コア採取で厚さを測定

＜例：ｱｽﾌｧﾙﾄ舗装工（表層）＞

測定基準：幅は施工延長80m毎、厚さは1000m2毎

規格値

：幅

-25mm

厚さ：平均値

-2mm（中規模以上）

-3mm（小規模）

個々の測定値

-7mm（中規模以上）

-9mm（小規模）

レーザースキャナーで得られる３次元点群データか

らなる面的な竣工形状と、設計面との差分で評価

＜

例：ｱｽﾌｧﾙﾄ舗装工（表層）＞

測定基準：測定密度は1点/㎡以上、幅の評価は省略

評価は平均値と全測点の設計面との標高較差

規格値

：平均値

-2mm（中規模以上）

-3mm（小規模）

個々の測定値

-17mm（中規模以上）

-20mm（小規模）

※従来と同等の出来形品質を確保できる面的な測定基準・規格値を設定

 出来形管理基準及び規格値

面管理により計測点数が増えるのに伴い、検査基準を改定

25

ICT施工の取り組み・普及に向けて

◆ 小規模土工等に対応する積算上の対応

○ 小規模土工を中心にICT機械の使⽤割合が⾼い傾向にあり、現⾏の積算基準で設定している

ICT

建機使用割合（25%）を超える工事が相当数存在

○ 施工状況等により使⽤割合が大きく変化していることから、ICT施工を普及拡大する観点も踏まえ、

当面の措置として

積算要領を改定し、ICT建機の稼働率を⽤いた施工数量による変更積算

とする

H30.1.31 室⻑名で発出 H30.2.1以降に⼊札契約⼿続きを開始する工事から適⽤

○ 引き続き、最新の施工実態を把握し、より実態を踏まえた積算への改善を検討

0% 20% 40% 60% 80% 100% 0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 70,000 80,000 90,000 100,000

ICT機械使⽤割合

全体施工土量（m3）

ICT建機使用割合（施工⼟量ベース）

ICT建機利⽤50%以上（延日数ベー ス） （N=76） 現⾏

積算基準の使用割合を超過

26

◆ 小規模土工等に対応する積算上の対応

現状の対応

施工

タイプ

積算

備考

通常

施工

通常歩掛(通常建機100%)×施工土量

ICT

施工

ICT歩掛(ICT建機25%＋通常建機75%)

×施工土量

ICT建機の使⽤実 績による精算変更 なし

対応の変更

施工

タイプ

積算

備考

通常

施工

通常歩掛(通常建機100%)×施工土量

ICT

施工

ICT歩掛(

ICT建機100%

)

×施工⼟量α

＋

通常歩掛(通常建機100%)

×施工⼟量β

αとβは実態(実績) に合わせて設定 （精算） ※H30.2の発注工事から、精算対応を開始

○ 従前は、契約数量全量について、数量総括表上「掘削（ICT）」という細別で積算

○ 数量総括表上、ICT建機を⽤いない「掘削」と、全量ICT建機を⽤いる、「

掘削（ICT）［建機使

用割合100%］

」に分割して積算。

２つの細別の⼟量の割合

を実態に合わせて精算

27

従来の対応

変更後（現在）

◆ 小規模土工等に対応する積算上の対応

○ ICT建機稼働率を以下のイメージのように受注者が提出する稼働実績資料で確認可能な場合

→全施工数量に ICT 建設機械稼働率を乗じた値「掘削（ICT）［ICT建機使⽤割合100%］」

の施工数量とする。

○ ICT建機稼働率を確認できない場合は、 ICT建機稼働率は

25％

とする。

28

◆ ICT施工に利用できる可能性の高い補助金制度

29

ﾄﾞﾛｰﾝ

/ﾚｰｻﾞｰ

ｽｷｬﾅ

/点群処理

3次元設計

データ作成

3DMG/MC

による施工

出来形管理

_{（面管理）}

ICT

_検査

ハ

ー

ド

ウ

ェ

ア

• 地上型ﾚｰｻﾞｰｽｷｬﾅ or点群計測対応TS （5～20百万円） もしくは • ﾄﾞﾛｰﾝ＋ｶﾒﾗorLider （0.5～20百万円） • 高性能ｸﾞﾗﾌｨｯｸｶｰﾄﾞ搭 載PC （0.2～0.5百万円） • 後付け3DMG/MC化 （10～15百万円） ※建機一体仕様の場合は、 （30～35百万円） ﾄﾞﾛｰﾝ/ﾚｰｻﾞｰｽｷｬﾅ/点群 処理にて再掲 • GNSSﾛｰﾊﾞｰ orTS （5～10百万円）

ソ

フ

ト

ウ

ェ

ア

• 写真測量用SfMソフﾄ （ﾄﾞﾛｰﾝ＋ｶﾒﾗのみ要） （0.5～1百万円） • 点群処理ソフト （全ての組合せで要） （1～1.5百万円） • 3次元設計ﾃﾞｰﾀ作成ｿ ﾌﾄ （1～2百万円） 不要 （※）ICT建機 や後付け装置 に装備されて いるため （以下が必要） • 点群処理ｿﾌﾄ • 3次元設計ﾃﾞｰﾀ作成ｿﾌﾄ • GNSS端末用 ｿﾌﾄ （0～0.1百万円） ※本体付属ｿﾌﾄが利 用できれば良い

人材育成

（

1週間の研修費用＋給与保証：

0.5

百万円／人）

人材形成促進助成金

ものづくり・商業・サー

ビス経営力向上支援

事業

（ものづくり補助金）

サービス等生産性向

上IT導入支援事業

（IT導入補助金）

省エネルギー型

建設機械導入

補助事業

※各補助金名の色は対象となる項目の枠の色と同一になっています。

30

区分 制度 対象 実施機関 所管省 庁 備考 補助 金 省エネルギー型建設機 械導入補助事業（地球 温暖化対策） 低燃費型（３つ星 以上）のICT・ハイ ブリッド・電気駆動 の建機 購入 （一財）製造科 学技術セン ター 経済産 業省 ICTとのセット販売された建機本 体 ※H29予算：14.1億円 ※H30予算：12.7億円 ※H30.1.26時点執行率は75％ ※H28年度は768件採択 サービス等生産性向上 ＩＴ導入支援事業 ＩＴツールのソフト本 体、クラウドサービ ス、導入教育費用 他 購入 （一社）サー ビスデザイン 推進協議会 (2/22決定済） 経済産 業省 ソフトウェアのみ ※H28補正：100億円ICT土工の ソフト導入にあたっての活用実 績 →208件（1次公募分） ※H29補正：500億円 ものづくり・商業・サービ ス経営力向上支援事業 生産性向上に資す る投資計画 購入 全国中小企業 団体中央会 （2/2決定済） 中小企 業庁 投資計画に記載した機械設備 等（建機本体の購入は除く） ※H28補正：763億円 ※H29補正：1000億円 税制 優遇 生産性向上の実現のた めの臨時措置法（仮称） 生産性が年平均 １％以上向上する 建設機械、情報化 施工機器 等 固定資 産税 導入促進計画 を策定した市 町村 中小企 業庁 先端設備等導入計画を市町村 に認定された機械設備等 中小企業等経営強化法 市町村 ※H29末時点 経営力向上計画を認定件数 →1000件以上 中小企業経営強化税制 法人税、 所得税、 法人住 民税、 事業税 国（法人税、 所得税）、都 道府県（法人 住民税、事業 税）、市町村 （法人住民税） 中小企業投資促進税制 建設機械、情報化 施工機器 等

◆ 補助金・税制・融資等支援一覧

◆ 「補助金」②ものづくり・商業・サービス経営力向上支援事業

31

http://www.meti.go.jp/main/yosan/yosan_fy2017/hosei/pdf/pr_hosei.pdf

◆ 「補助金」③サービス等生産性向上ＩＴ導入支援事業

32

http://www.meti.go.jp/main/yosan/yosan_fy2017/hosei/pdf/pr_hosei.pdf

◆ 税制優遇 ⑤中小企業等経営強化法による支援１ 概要

平成２８年７月施行の「中小企業等経営強化法」により、中小企業等が取り組む「経営力向上計画」が

認定されると、以下の支援を受けることができます。

● 生産性を高めるための機械及び装置を取得（平成３１年３月３１日まで）した場合、固定資産税（地方税）が

３年間半分に減免されます

● 政策金融機関の低利融資、民間金融機関の融資に対する信用保証、債務保証等を受けることができます

● 補助金等の採択（審査）時に加点要素となります

※（参考 過年度の実例）

例：バックホウや金属板の動力折曲機を購入 取得 H２９年 H３０年 H３１年 H３２年 H３３年 経営力向上計画の策定・認定 （バックホウや動力折曲機を 導入することで生産性が向上し、 もって経営力向上） 取得 固定資産税が半分に 固定資産税が半分に 例：新たな商品・サービス開発の資金調達に融資を利用 経営力向上計画の策定・認定 （商品やサービスを開発し 新たな販路拡大による収益向上に よって経営力向上） 経営力向上計画の策定・認定 （ＩＣＴ対応のソフトウェアを導入し Ｉ－Ｃｏｎｓｔｒｕｃｔｉｏｎの推進による 生産性の向上をもって経営力向上） 例：３次元設計データの作成及び重機との連動を可能とするソフトウェアを補助金で導入 経済産業省所管の補助金制度（今年度終了・次年度未定） 「サービス等生産性向上ＩＴ導入支援事業補助金」 における

審査時の加点要素

になります。 （※計画の認定は、各種支援が受けられることを保証するものではありません）

商工中金による低利融資を受けやすく

なります。

※ この他にも保証枠拡大等の金融支援が有り 経営力向上計画の策定・認定 （ウェアラブル端末を活用し、 技能者育成による社員一人あたりの 生産性向上をもって経営力向上） 経済産業省所管の補助金制度（今年度終了・次年度未定） 「ものづくり・商業・サービス経営力向上支援事業」 における

審査時の加点要素

になります。 例：ウェアラブル端末を利用し、遠隔地の熟練工のスキルを若手社員に技術継承 サービス・ソフトウェア 導入費に対し、 １／２以内で 上限５０万円 機械装置導入費等に 対し、 ２／３以内で上限 1,000万円 又は500万円

₃₃

中小企業経営強化税制／

期

間

～H31.3末

利用できる方

中小企業（資本金1億円以下）、個人事業主

対象設備

機械装置(160万円以上)→

建設機械等

、ｿﾌﾄｳｪｱ(70万円以上)、

器具備品・工具(30万円以上)→

測量機器等

、建物付属設備(30万円以上)

最新設備を導入する場合（A類型） 利益改善のための設備を導入する場合（B類型）

優遇内容

個人事業主、資本金3千万円以下

即時償却

又は

税額控除10

%

資本金3千万円超1億円以下

即時償却

対象設備要件

＜対象設備の要件＞

A類型 最新モデルであること、生産性が年平均1%以上向上していること B類型 投資利益率が5%であること

制度紹介HP

http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/kyoka/index.html

【手続きの概要】

主務大臣

中小企業経営強化法の手続き

設備のメーカーの所属する

団体が証明書を発行

 「経営力向上計画」の認定により、固定資産税減免の他、法人税減免を受けられる。

34

◆ 税制優遇 ⑥中小企業等経営強化法による支援２ 法人税減免

◆ 税制優遇 ⑦中小企業等経営強化法による支援３ 事例

●

機械及び装置を新たに導入した経営力向上計画事例

（固定資産税減免活用）

１．会社規模別認定件数

小規模（２０人未満）：３３件

中規模（２０人以上３００人未満）：１７件

２．経営力向上取組事例

実例１ ：

従業員１２名の建設業者

が、

約３，０００万円を投じホイールローダ４台を購入

。冬期の建設工事受注

減をカバーするため、除雪業務受注拡大を計画し、経営力アップを目指す。

実例２ ： 鉄骨加工から施工までを手掛ける

従業員７名の建設業者

における従業員一人あたりの生産性を向上

させるため、

１台約２，０００万円の金属加工機械を２台購入

。従業員の生産性向上が経営力の向上に

つながる。

●

賢く設備投資！補助金をねらった経営力向上計画事例

（補助金採択加点要素活用）

１．会社規模別認定件数

小規模（２０人未満）：１６件

中規模（２０人以上３００人未満）：１３件

２．経営力向上取組事例

実例１ ：

補助金を使ってドローンと３次元データ解析ソフトの導入

を計画。

従業員８名の建設業者

が、

川上の

測量から川下の施工管理まで

一手に手掛けることにより、

ｉ－Ｃｏｎｓｔｒｕｃｔｉｏｎ

を推進し、他社にない

強みで経営力向上を図る。

実例２ ：

従業員３５名の建設業者

が、

３次元設計データを作成できるソフトウェア導入費用の補助金活用

。

Ｉ－Ｃｏｎｓｔｒｕｃｔｉｏｎ

推進により、作業効率の追求、品質の高い施工により、経営力向上をねらう。

35

◆税制優遇④生産性向上の実現のための臨時措置法（仮称）による固定資産減税特例

36

 経営強化法に基づく固定資産税減免１／２→ 課税ゼロに減免 （法律成立の場合）

◆ 建設機械関係の「補助金」①省エネルギー型建設機械補助金

省エネルギー型建設機械導入補助金

期

間

～H30.3.14

（H30年度も予算措置あり）

利用できる方

民間企業等（民間企業、その他の法人（独立行政法人を除く）及び個人事業主）

対象設備

・国土交通省策定の燃費基準値を超える（3つ星以上）燃費性能を有する排出ガス四次規制

（2011年、2014年）に適合した油圧ショベル、ブルドーザ又はホイールローダ

・『ハイブリッド機構』、『情報化施工』又は『電気駆動』等の先端的な省エネルギー技術が

搭載されていること

・執行管理団体に設置する有識者委員会で審査決定された型式

補助率

補助率：補助対象車両の購入価格と基準価格の

差額の

定額

または

2/3

補助上限額：

300 万円

その他

H29年度予算：14.1億円、

_{※H28年度実績は768件で、毎年概ね年度末頃に予算枠に達する。}

H30年度予算：12.7億円

制度紹介HP

http://www.eco-kenki.jp/

【手続きの概要】

販売業者が通常は代行してくれるので相談可能



ICTを搭載した「建設機械」の購入に際して上限300万円の補助金が利用できる。

 手続きは通常は販売業者が代行する。

37

38

新技術活用に関する取り組みについて

39

新技術活用に関する取り組み等について

◇新技術活用に係る制度

(P40)

新技術活用に係る制度(｢公共工事等における新技術活用システム｣)につい

ての平成２９年度から平成３０年度にかけての変更はなし

◇新技術の積極的な活用について

(P41)

｢施工者希望型｣

※

_{による新技術の積極的な活用を引き続きお願いします}

活用を提案するタイミングは以下のとおり

・｢総合評価落札方式｣において｢技術提案｣等を行う

・契約締結後、設計図書(共通仕様書、特記仕様書等)に基づく提案

※｢受注者(施工者)｣が活用を提案する活用方式 ～新技術活用の９割を占める～

◇工事における加点措置

(P42)

・新技術を活用した場合に、活用の効果の程度により最大３の加点措置あり

◇新技術普及促進の取組み

(P43､44)

・建設技術展示館

〔５月17日(木)開館〕

｢担い手確保｣｢生産性向上｣をテーマに

リニューアルオープン

・建設技術フォーラム

〔11月第４週予定〕

さいたま新都心にて開催を予定

//相談を受け付けています//

関東技術事務所

新技術活用支援室

・NETISの申請について

・活用計画書･実施報告書や活用効果

調査表の記載方法

電話

０４７-３８９-５１２７

メ-ル

ktr-kangi-netis@mlit.go.jp

NETIS(新技術

情報提供

システム) ～

Ne

w

T

echnology

I

nformation

S

ystem～

NETIS

（申請情報）

技術

の開発

・実

用化

掲載

NETIS

（評価情報）

新技術のデータベース：

『新技術情報提供システム』

Web上で情報提供

更なる技術開発

・改良

技術開発成果

(

有用

な

新技術

) の普及

技術のスパイラルアップ

参照

活用効果評価結果 「-VE」､「-VR」 技術の位置付け 等

登録

掲載

事後評価

技術の成立性

や活用効果等

を

５件以上

の

活用結果に基

づき評価

活 用

(試行)

直轄工事等にお

いて、施工条件

等に適した新技

術を活用

登 録

公共工事等に関

する、実用化さ

れた技術の申請

を受け、登録

各地方整備局

技

術事務所

等にて

受付

活用効果 調査表

民間事業者等により開発された有用な新技術を公共工事等において

積極的に活用・評価し、技術開発を促進していくためのシステム

「公共工事等における新技術活用システム」概念図

40

対象工種 評　価 基　準 評価点 技術開発実績の有無及び有用な新技術の活用 新技術の導入促進 適　用 タイプ 技 術 提 案評 価 型 Ｓ 型 － 標 準 タイ プ 施 工 能力 評 価 型 Ⅰ型 施 工 能力 評 価 型 Ⅱ型 評　価 項　目 企業 の 技 術 力 企 業 の 技術 力 自由 設 定 項 目 自 由 設 定項 目 　 本発 注 工 事 の関 連 分 野 に おけ る 技 術 開発 実 績 の 有 無 及 び 有 用 な新 技 術 の 活用 新 技術 の 導 入 促進 ・　｢評価対象期間に本発注工事の関連分野における技術につい 　て、　特許権、実用新案権の取得又は「新技術情報提供システ 　ム(ＮＥＴＩＳ)」への新規登録の有無」 ・　｢新技術情報提供システム（ＮＥＴＩＳ）｣に掲載された有用 　な新技術の活用の有無｣ 　｢本発注工事における提案テーマに関連する、「新技術情報提 供システム（ＮＥＴＩＳ）｣に掲載された「有用な新技術」の活 用の有無｣ 　

０

備　考 （技術開発実績の有無）と（有用な新技術の活用）は重複して加 点しない ※「技術開発実績の有無及び有用な新技術の活用」と「新技術の導入促進」は、重複して設定しない ※活用すると申請したにもかかわらず、受注者の責により履行されていないと判断された場合は、工事成績評定を３点減ずる ※関東地方整備局の事例であり、各地方整備局等により異なる （技術開発実績の有無） 　評価対象期間に本 発注工事の関連分野 における技術につい て特許権、実用新案 権の取得又は「新技 術情報提供システム (ＮＥＴＩＳ)」への 新規登録あり （有用な新技術の活用） 　 本発注該工事にお いて「新技術情報提 供システム(ＮＥＴＩ Ｓ)」に掲載された有 用な新技術を活用す る なし・活用しない

１

１

全 て の 工種 全 ての 工 種 地 域 密着 型 標 準 タイ プ 地 域 密着 型 　 　提案された新技術の活用が有 効でない又は施工方法が具体的 でない、活用しない － 施 工能 力 評 価 型 Ⅰ型 施 工 能 力 評価 型 Ⅱ 型 標 準 タイ プ 地 域 密着 型 標 準 タイ プ 地 域 密着 型

0

１

　提案された新技術の活用が有 効かつ施工方法が具体的である

｢総合評価落札方式｣における加点措置

審査基準日が 平成３０年８月１日以降の 工事には適用されません →｢平成30年度入札・契約、総合評価の実施方針｣ を参照願います

41

※ 工事評定点 ＝「主任技術評価官」評価点×0.4 〔最大

３点×0.4＝１．２点〕

加点するための絶対条件は

「２つ」

活用が

受注者からの提案

であり、

発注者が指定していないこと

活用効果調査表が提出

されていること

※継続調査対象外の技術「－ＶＥ」を除く

考査項目

考査項目 細 別 工夫事項 ５．創意工夫 １．創意工夫 【新技術活用】

工事成績評定において、新技術を活用した場合に加点措置があります

かつ〔ＡＮＤ〕

複数の技術の評価が可能、

最大加点は３点

総合評価落札方式で提案された技術も評価

※「－ＶＥ」も加点対象となる

工事成績評定における加点措置

相当程度

一定程度

従来技術と

同程度

①-1

未 実 施

－

①-2

実施済み

○

②

実施済み

×

２点加点

１点加点

－

技術毎の加点ケース

〔主任技術検査官〕

活用の効果が確認された場合

有用とされる技術

事後評価

ケース

３点加点

２点加点

１点加点

42

～

「i-Construction」

の更なる推進を目指します～

建設技術に関する情報提供等を目的とした

建設技術展示館

において、

i-Construction

の

うち、下記をテーマとした

リニューアルを建設業協会及び関連団体等と連携して行います

平成３０年５月１７日(木)リニューアルオープン

◆

生産性向上

に関連する技術の展示〔４８者〕

◇

生産性向上

に関連する技術（i-Construction）を展示

ａ．生産性向上が実現可能となるＩＣＴ施工技術及び関連技術〔４３者〕

ｂ．標準化等による生産性向上〔３者〕

ｃ．施工計画・工程管理等のマネジメント〔２者〕

◆

担い手確保

に関連する展示〔１９者〕

◇ 建設業界の魅力や仕事のやりがいを伝えるリクルートを意識した

「担い手確保」

を目的とする展示

設置場所：関東技術事務所構内〔千葉県松戸市〕

展示期間：

平成３０年５月１７日(木)～平成３２年３月３１日(火)

開 館 日：

平日(火～金)の週４日開館

(祝祭日及び年末年始は除く)

開館時間：

１０:００～１６:００

◆ 出展者による「発表会」及び「講習会」等を随時実施する予定です

開催にあたっては「記者発表」を予定しています

「建設技術展示館」リニューアル

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Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism

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局長挨拶 基調講演 特別講演 最新の建設生産技術の事例紹介〔土木学会〕 ＩＣＴ施工デモンストレーション 受付状況 技術発表

建設技術フォーラムの開催

開催日/会場

平成２９年１１月８日(水)､９日(木) / さいたま新都心合同庁舎１号館

開 催テーマ

i– Construction (生産性向上を通した魅力ある建設現場の実現に向けて)

来 場 者 数

延べ６６０人 【 １日目：３４７人

２日目：３１３人 】

H29度

実 施

概 要

開催日/会場

平成３０年１１月の第４週を予定 / さいたま新都心合同庁舎１号館

開催テーマ

（現在企画中）

H30度

開 催

予 定

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