ソニー寄付講座 公開シンポジウム09 人類・社会の新たなる発展を目指して
2009年10月29日「これからの教育を考える」
要素の教育からシステムの教育へ
要素の教育からシステムの教育へ
ビッグピクチャを描ける人材を
ビッグピクチャを描ける人材を
いかに育成するか
いかに育成するか??
慶應義塾大学大学院
慶應義塾大学大学院
システムデザイン・マネジメント研究科
システムデザイン・マネジメント研究科
前野
前野 隆司
隆司
本講演資料は、
http://takashimaeno.com/maeno.pdf
にUPしています。
概要
• 自己紹介
• 大学・大学院教育の課題
•
T型人間から∇型人間へ!
•
T型人間から∇型人間へ!
• システムデザイン・マネジメント学とは?
• ポスト・システムデザイン・マネジメント
学とは?
前野隆司 略歴
エンジニア
機械工学
超音波モータ
研究者・教育者
工学(+心理学・哲学・・・ )
ヒトとロボットの身体
ボ
1984東工大機械卒
1986東工大修士
1986キヤノン㈱
1995慶應機械
専任講師・
助教授・教授
2008慶應
SDM研究科
教授
研究者・教育者
システムデザイン・
マネジメント学・・・
システム論(工学~哲学)
カメラ ヒトとロボットの心 技術システム(ロボット)
社会システム(NPO)
人間システム(幸福学)
日経サイエンス2008年2月号
幻想である意識のクオリアがどのように作られるのか、
そのメカニズムは謎、という点では一致
茂木―前野対談
意識は脳の中の
意識は脳の中の
イリュージョンか
P137~156
企業の求める人材像についてのアンケート結果
http://www.keidanren.or.jp/japanese/policy/2004/083.pdf
2004年11月8日 日本経団連教育問題委員会 大学・大学院への期待(理系)
520社への質問(3つまで選択)
項目 件数 %
専門分野の知識を学生にしっかり身に付けさせること 340 65.4
知識や情報を集めて自分の考えを導き出す訓練をすること 287 55.2
専門分野に関連する他領域の基礎知識も身に付けさせること 231 44.4
理論に加えて、実社会とのつながりを意識した教育を行うこと 162 31.2
チームを組んで特定の課題に取り組む経験をさせること 119 22.9
国際コミュニケーション能力、異文化理解能力を高めること 92 17.7
実践重視の実務に役立つ教育を行うこと 57 11.0
教養教育を通じて学生の知識の世界を広げること 55 10.6
ディベート、プレゼンテーションの訓練を行うこと 53 10.2
専門知識を学ぶ目的を理解させるためのプログラムをもつこと 38 7.3
職業観醸成につながるプログラムをもつこと 31 6.0
その他 6 1.2
新しい大学院教育
世の中の多様性
システムデザイン・
マネジメント研究科
世の中の
問題を
解決する
ダ
学問
マネジメント研究科
リーダー
の育成
システムデザイン・マネジメント研究科とは?
●2008年新設(慶應義塾150年)
●既に何らかの専門性を有する者への教育
●主に社会人学生を対象
●文理融合
●システムズエンジニアリングが学問基盤
メーカー、サービス、シンクタンク、金融、建築、アート、
マスコミ、コンサルタント、法曹、省庁、教育、経営者
生涯学習(大人の大学院)の
ニーズ(予想以上!)
●システムズエンジニアリングが学問基盤
●企業経験・起業経験・
国際経験豊富な教授陣
●授業の重視(+研究)
●国際的チーム
プロジェクトの重視
システムデザイン・
マネジメント研究科
未来のシステムをデザインする
技術システムから人間社会システムまで
R. Halligan 前野隆司 手嶋龍一
(ジャーナリスト)
村上周三
(建研)
狼嘉彰 O. deWeck(MIT)
要求工学
哲学
倫理
社会中枢シス
テムデザイン
建築システム
デザイン
安全
文化
宇宙システ
ヒューマンシス
テムデザイン
G. Motet
(INSA)
R. Jane(SIT)
佐々木正一
中野冠
高野研一
西村秀和
H. Stower
林美香子
藤原洋
(インターネット総研)
ハイブリッド
システムデ
ザイン
ヒューマン
ファクター
ビジネスリエン
ジニアリング
農業システ
ムデザイン
環境共生エ
ネルギシステ
ムデザイン
宇宙システ
ムデザイン
プロジェクト
マネジメント
コントロールシ
ステムデザイン
マルチディシプ
リナリ最適化
システムアー
キテクティング
環境・安全などの価値とステークホルダーの利害を
徹底的に調和させ、大規模・複雑な技術システム・
社会システムを、コンセプトから詳細までデザインする
環境
安全
人間
社会
宇宙
技術
科学
エネルギー
授業の重視
●従来の日本の大学院とは異なり、
・4つの必修コア科目
(システムエンジニアリング序論、システムアーキテクティングと
デザイン、システムインテグレーション、プロジェクトマネジメント)
・必修デザインプロジェクト科目ALPS
・必修SDM研究(修士論文)
により、システムデザイン・マネジメント学の
徹底的な定着を図る
ネットワーク型の手法
因果関係ループ
システムダイナミクス(SD)
顧客価値連鎖分析(CVCA)
OPM
ブロック線図
動的
共分散構造解析
UML/SysML
ユ スケ ス図
ニューラルネットワーク
SDM研究科で
教える手法
実システムの構造を
なるべくそのまま
ネットワーク表現
ツリー型の手法
マトリックス型の手法
マインドマップ
コンテキスト分析
根本原因分析
バリューグラフ
QFD
FTA
FMEA
WBS
動的
静的
シナリオグラフ
モルフォロジカルアナリシス
Pughコンセプトセレクション
ユースケース図
なぜなぜ5回法
多変量解析
N2チャート
ガントチャート
FFBD
特性要因図
SWAT分析
連関表
問題構造ツリー
MECE
漏れなく重な
りなく階層型
に表現・分類
2つの因子
の関係性を
明確化
国際的デザインプロジェクト科目
ALPS(Active Learning Project Sequence)
●
MIT+Stanford+Keio
●もちろん英語
●年間を通してのグループプロジェクト
(丸2日×5回の集中講義+グループ学習)
●徹底的な社会ニーズの分析からシステム
のデザインまで
●文理を超えた分野横断的
人材交流
●社会ニーズ、テーマの位
置づけを明確化する力
●創造性やアイデアを創造
する能力
●自分の専門以外の知識・
能力
●モチベーションの高い活
気のある授業
とても かなり やや やや かなり とても
向上しなかった/満足していない 向上した/満足している 入学後1年経過時(M2入学時)のアンケート
調査結果 (青:SDM、グレー:理工系)
学
生
の
圧
倒
気のある授業
●「木を見て森も見る」シス
テム思考力
●プレゼンテーション能力
●リーダーシップ能力
●専門的研究遂行能力
●論理的な論文・報告書を
作成する文書作成能力
●専門分野における深い知
識や高度な専門能力
倒
的
な
満
足
度
システム工学・システム思考のような
技術システムのための教育体系は、
社会システム 人間システムのような
社会システム、人間システムのような
不確定性の大きいシステムにも適用
できるのか?
究極の∇は?
システム思想
ポスト・システム思考
システム工学
システム思考
要素還元
思考
システムデザイ
ン・マネジメント
研究科のメイン
ターゲット
前野隆司
システム論の本(題名未定)
角川書店より近刊予定
究極の∇は?
システム思想
ポスト・システム思考
最適化から満足化へ
サイエンスからアートへ
合意からアコモデーションへ
科学・論理は仮説
システムは複雑系
矛盾容認世界観
すべては空または無
クオリアも。
自己言及の
矛盾の超越
システム工学
システム思考
要素還元
思考
科学的・論理的に
システムを捉える
=要素還元思考の
システムへの拡張
分析的アプローチ
デザインから学習・成長へ
矛盾容認世界観
木を見て森も見る
科学の王道
しかし
木を見て森を見ず
システム論の本(題名未定)
角川書店より近刊予定
究極の∇は?
システム思想
ポスト・システム思考
ポストモダン
パラダイム
科学・論理は仮説
システムは複雑系
矛盾容認世界観
ニヒリズムの
超越
自己言及の
矛盾の超越
システム工学
システム思考
要素還元
思考
科学的・論理的に
システムを捉える
=要素還元思考の
システムへの適用
分析的アプローチ
パラダイム
矛盾容認世界観
ニュートン、
デカルト、カント・・・
近代型パラダイム
システム論の本(題名未定)
角川書店より近刊予定
究極の∇は?
システム思想
ポスト・システム思考
普遍主義の不可能性と
利他性
倫理
利他性
システム工学
システム思考
要素還元
思考
普遍主義の不可能性と
普遍主義の不可避性
ロールモデル
セキュアベース
茂木健一郎
「プロフェッショナル脳の
つくり方」
(Harvard Business Review)
宮台真司
「日本の難点」
究極の∇は?
システム思想
ポスト・システム思考
理念
計算理論の
レベル
なぜそう
なっている?
脳研究の
3つのレベル
(Marr, 1982)
戦いに
例えると?
システム工学
システム思考
要素還元
思考
戦法
戦略
戦術
表現とアルゴリズ
ムのレベル
入出力は?
ハードウエアによる
実現
Human System Design Labの研究領域
システム思想
ポスト・システム思考
幸福学
哲学・倫理学
東洋思想
教育工学
地域活性化
心とは?
何をなす
べきか?
イリュー
ジョンと
は?
幸福とは?
人はいかに学
習・成長するか?
人をいかに育
生きる基軸とは?
システム工学
システム思考
要素還元
思考
ロボティクス
地域活性化
農林業
ヒューマンイ
ンタフェース
組織活性化
人をいかに育
てるべきか?
役に立つ
機械とは?
組織の中の人とは?
ボトムアップ型
社会とは?
地域とは?
農業とは?
まとめ
従来型の教育体系
ム
国際性
リーダーシップ
創造性
理念・理想
哲学・倫理学
∇型のシステムデザイン・
マネジメント教育
人類 社会との協生
学問の独立
法学 経済学 商学 文学 医学 看護医療学 薬学 理工学 総合政策学 環境情報学 ・ ・ ・
チーム
マルチディシ
プリナリ
コミュニケーション
実践
創造性
基礎・要素
システムデ
ザイン・マネ
ジメント
学習・成長
人類・社会との協生
基礎力の育成と
実学(=サイヤンス)への貢献
学問の独立
人類・社会の協生の時代へ
人類・社会の協生の時代へ
日吉駅前
「協生館」
人類・社会の協生の時代へ
人類・社会の協生の時代へ
世界をつなぐシステムデザイン・マネジメント教育
世界をつなぐシステムデザイン・マネジメント教育