• 検索結果がありません。

小学校第 4 学年体育科学習指導案 ハンドボール を基にした易しいゲーム V 字ゴール ハンドボール ~ 動いてつないでチャンスを創ろう!~ 庄原市立東小学校教諭梶川匡士

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "小学校第 4 学年体育科学習指導案 ハンドボール を基にした易しいゲーム V 字ゴール ハンドボール ~ 動いてつないでチャンスを創ろう!~ 庄原市立東小学校教諭梶川匡士"

Copied!
10
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

小学校第4学年体育科学習指導案

「ハンドボール」を基にした易しいゲーム

『V字ゴール・ハンドボール』

~動いて つないで チャンスを創ろう!~

庄原市立東小学校

教諭 梶川 匡士

(2)

指導者 庄原市立東小学校 教諭 梶川 匡士

日 時

平成 28 年 11 月 30 日(水)5校時(14:00 ~ 14:45)

場 所

体育館

学 年

第4学年 (男子 11 名 女子 9 名 計 20 名)

単 元 名

「V字ゴール・ハンドボール」 ~動いて つないで チャンスを創ろう!~

単元について

○単元について

学習指導要領解説【第3学年及び第4学年〔E ゲーム〕】の内容に基づいて本単元を設定する。 (1)技能 ア ゴール型ゲーム (ア) コート内で攻守入り交じって,ボールを手で操作したり,空いている場所に素早く動い たりしてゲームをする。 〔例示〕 ・味方にボールを手渡したり,パスを出したりすること ・ボール保持者と自分の間に守備者がいないように移動すること (2)態度 ア ゴール型ゲームに進んで取り組むこと イ 規則を守り,友達と励まし合って練習やゲームをしたり,ゲームの勝敗の結果を受け入れた りすること (3)思考・判断 イ ゲームの特徴に合った攻め方を知り,簡単な作戦を立てること ゲーム領域では,ボール操作やボールを持たないときの動きといった技能の習得や習熟が不可欠 である。また,「状況の判断」や「行動の選択」といった側面も重要な役割を果たしている。 求められる運動技能を緩和していく視点により,学習者の体格や能力に適したコートや用具を工 夫したゲームが多くの学校で展開されているが,未だゲームの中で「何をしたらよいのか」が分か らない状況の児童が多い。常に流動するゲームの中で,敵や味方のプレイヤーの位置に応じて「空 間の意味」が刻々と変化することに慣れていない児童にとって,状況を判断し,行動を選択するこ とは非常に難しい。ゲーム状況において求められる判断の複雑さが緩和されなければ,積極的に参 加することができず,その本質的な面白さを味わえない。 よって,運動技能を緩和していく視点とともに中心的な戦術的課題を誇張(クローズアップ)し ていくゲーム修正の視点を大切した授業を行い,今後の小中学校におけるゴール型ゲームの指導の 在り方を明らかにしていくこととした。 今回提案する「ハンドボール」の主要な戦術的課題とは,シュートに有効な空間にボールを持ち 込み,シュートチャンスを生み出したり,シュートチャンスを選択したりすることである。シュー トに結び付く有効な空間を子どもたちに分かりやすく示し,シュートに有効な機会や状況を積極的 に判断して攻めることができる場面を設定することで,全ての児童が進んで楽しく取り組みながら 運動技能が高められるように「V字ゴール・ハンドボール」を設定した。

○児童の実態

これまでに行ったベースボール型ゲームの単元前半の様子は以下のとおりである。(関心・意欲面 については 20 名にアンケート,その他は 19 名の様子を観察した結果による。) ボールの扱いに慣れている者と慣れていない者とがおり,ボールを目標物へ投げたり,パスを確 実に取ったりすること等の技術面において大きな差がみられる。また,敵の動きを見ながらボール の行方を判断することを苦手とする児童が多い。今回の学習では,有効な空間への移動やパスをす る場面で難しさを感じる児童が多いと予想できる。

小学校第4学年 体育科学習指導案

「ハンドボール」を基にした易しいゲーム

技 能 目標に向かって投げる(10M) パスされたボールを取る(10M) できる 42%,ボールがずれる 32%,バウンド 26% 取れる 47%,手に当てて止める 32%,できない 21% 思 判 状況を判断して進塁できる 状況を判断して送球できる できる 100% ランナーより先の塁に送球できる 37%,できない 63% 関 意 ボールを使うゲームが好き 体育の授業が好き 好き 75%,まあまあ 25% 好き 80%,まあまあ 20% 態 ミスしたときに励ましてもらえる。 もらえる 30%,どちらともいえない 35%,もらえない 35% 友だちのプレイが成功したときに, 声を出して一緒に喜んでいる。 している 15%,どちらともいえない 60%,していない 25%

(3)

関心・意欲・態度面についても課題が大きい。特にミスした場面で否定的な声かけが多く,安心 してプレイできていない状況がある。また,友達の成功に対して声を出して喜ぶ児童が少なく,ゲ ーム自体を思いきり楽しめていない。 男子1名は肢体不自由により車いすでの生活をしている。寒い場所や暑い場所,直射日光の当た る場所で長時間過ごすことができない。また,車いすの使用は第3学年10 月からで,未だ自己受容 ができておらず,これまで体育への参加を拒んでいたが,9月後半から体育を見学することができ るようになった。

○指導上の留意点

【単元ゴールの設定】

単元後半に優勝トロフィーを目指して戦うリーグ戦を仕組む。また,毎時間,学習を振り返る際 に「本日のムードメーカー」を決めさせることで,喜び合い励まし合うことへの意識を高めていき たい。

【場・用具・規則の工夫】

V字型のゴール(図1)を用いることで,シュートに結び付く有効な2空間を明瞭にできる。ま た,ディフェンダーがV字ゴールの両面を塞いでしまって攻撃が停滞する場面を考え,Tシュート (トライアングルシュート)エリアを設定する。このように三つの有効空間(図2)を意図的・選択的に利用 させることでハンドボールがもつ複雑さを解消してプレイ中の判断を容易にし,シュートに有効な 機会や状況を積極的に判断して攻められる場面を仕組むこととした。

【児童同士による深い学び合いを促す工夫】

車いすを用いている児童等に「攻撃回数,シュート回数,得点」を記録させるようにする。その 記録をもとにチームのよさや課題を見出しながら作戦を立てさせていきたい。 また,コート図を用いて三つの有効空間を示したり,味方同士が広がることや敵がいないスペー スに移動すること,動いてパスをもらうことを示したりして,シュート回数が増えるような働きか けをしていきたい。

○単元の目標

関心・意欲・態度 ○ ゴール型ゲームに進んで取り組むことができる。 ○ 規則を守り,友達と励まし合って練習やゲームをしたり,ゲームの勝敗 の結果を受け入れたりすることができる。 思考・判断 ○ ゲームの特徴に合った攻め方を知り,簡単な作戦を立てることができる。 技能 ○ コート内で攻守入り交じって,ボールを手で操作したり,空いている場 所に素早く動いたりすることができる。

○単元の評価規準

単元の目標・評価規準

関心・意欲・態度 思考・判断 技能 ○ 友達と協力し合いながら準備したり, マナーを守ったりしてゴール型ゲームに 進んで取り組もうとしている。 ○ 規則を守り,友達と励まし合って練習 やゲームをしたり,ゲームの勝敗の結果 を受け入れたりしようとしている。 ○ 有効空間を生か した攻め方を知 り,シュートする ための作戦を立て ている。 ○ パスやシュートの有効空間 に素早く動いてパスを受けて いる。

学習活動に即した評価規準

関心・意欲・態度 思考・判断 技能 ① 称賛したり励ましたり,相手チ ームの頑張りを認めたりしながら ゲームに取り組んでいる。 ② ゲームの勝敗の結果を受け 入 れ,自他のチームのよさや次のゲ ームに向けての課題を見付けよう としている。 ① シュートをたくさん打つた めの作戦を立てている。 ② 味方やボールの動きを示し ながら,シュートをたくさん 打つための作戦を立ててい る。 ③ チーム内で考えた作戦のや り方について理解し,実行し ようとしている。 ① パスやシュートの有 効空間に移動しながら パスを受けている。

(4)

学習段階 ゲームに慣れる段階 パスやシュートを決めるための有効空間への動きづくりの段階 学習を生かす段階 時間 1 2 3 4 5 6 一 時 間 の 学 習 の 流 れ 10 導 入4.めあての確認 全員がたくさんシュートしよう シュートをいっぱい打とう シュートにつながる作戦4.めあての確認 4.めあての確認 4.めあての確認 4.めあての確認 4.めあての確認 をねろう① シュートにつながる作戦 をねろう② シュートにつながる作戦 を選びながら使おう 上位目指して戦おう! ~リーグ戦~ 15 20 25 30 35 40 展 開 5.ルールやコートの確認 6.役割分担や動きの確認 5.作戦を立てる 【シュートをたくさん打つ ためのこつ】 5.作戦を立てる 【味方とボールの動きの 示】 5.作戦を立てる 【味方とボールの動きの図 示】 5.作戦を立てる 【作戦の確認】 45 ま と め 学習の振り返りと交流 11.表彰式 12.学習の振り返り 評 価 関 ①(振り返り,行動) ②(振り返り,行動) 思 ①(作戦カード,行動) ①(作戦カード,行動) ③(振り返り,行動) 技 ①(行動,振り返り)

指導と評価の計画 (第3学年) 「ポートボール」

1.用具の準備 2.準備運動 3.前時・本時の学習内容の確認(課題の明示) 6.ゲーム① 7.作戦の修正や追加 10.ゲーム③ 6.ゲーム① 8.ゲーム② 7.作戦タイム 9.作戦タイム 5.作戦タイム 9.作戦の成果や課題の把握 7.試しのゲーム① 8.作戦を立てる 7.試しのゲーム② 8.チームの課題把握 6.ゲーム① 8.ゲーム② 6.ゲーム① 8.ゲーム② 6.ゲーム① 8.ゲーム② 7.作戦の修正や追加 7.作戦タイム ゲーム結果を基 に,味方とボールの 動 きを図 に示し な が らシュ ートに つ な がる動 きを考 え る。 9.作戦の成果や課題 の把握 8.試しに動いてみる 立 てた 作戦 を基 に,チーム内で動き を確かめてみる。

(5)

学習段階 ゲームに慣れる段階 パスやシュートを決めるための有効空間への動きづくりの段階 学習を生かす段階 時間 7 8 9 10(本時) 11 12 一 時 間 の 学 習 の 流 れ 導 入4.めあての確認 全員がたくさんシュートしよう シュートをいっぱい打とう シュートにつながる作戦4.めあての確認 4.めあての確認 4.めあての確認 4.めあての確認 4.めあての確認 をねろう シュートにつながる作戦 を選びながら使おう パスをつなぐ方法を考え よう 上位目指して戦おう! ~リーグ戦~ 10 15 20 25 30 35 40 展 開 5.ルールやコートの確認 6.役割分担や動きの確認 5.作戦を立てる 【シュートをたくさん打つ ためのこつ】 5.作戦を立てる 【味方とボールの動きの図 示】 5.作戦を立てる 【作戦の確認】 5.作戦を立てる 【パス・シュートコースが塞がれ た時の動きの確認】 45 ま と め 学習の振り返りと交流 11.表彰式 12.学習の振り返り 評 価 関 ①(振り返り,行動) ②(振り返り,行動) 思 ①(作戦カード,行動) ②(作戦カード,行動) ③(振り返り,行動) 技 ①(行動,振り返り)

指導と評価の計画 (第4学年) 「V字ゴールハンドボール」 (本時 10/12)

1.用具の準備 2.準備運動 3.前時・本時の学習内容の確認(課題の明示) 6.ゲーム① 【第 1 コート】A-B 【第 2 コート】C-D 7.作戦の修正や追加 10.ゲーム③ 【第 1 コート】A-D 【第 2 コート】B-C 6.ゲーム① 【第 1 コート】A-B 【第 2 コート】C-D 8.ゲーム② 【第 1 コート】B-D 【第 2 コート】A-C 7.作戦タイム 9.作戦タイム 5.作戦タイム 9.作戦の成果や課題の把握 7.試しのゲーム① 8.作戦タイム 7.試しのゲーム② 8.チームの課題把握 6.ゲーム① 【第 1 コート】A-D 【第 2 コート】B-C 8.ゲーム② 【第 1 コート】B-D 【第 2 コート】A-C 6.ゲーム① 【第 1 コート】C-D 【第 2 コート】A-B 8.ゲーム② 【第 1 コート】A-C 【第 2 コート】B-D 6.ゲーム① 【第 1 コート】B-C 【第 2 コート】A-D 8.ゲーム② 【第 1 コート】B-D 【第 2 コート】A-C 7.作戦の修正や追加 7.作戦タイム ゲーム結果を基 に,味方とボールの 動 きを図 に示し な が らシュ ートに つ な がる動 きを考 え る。 9.作戦の成果や課題 の把握 8.試しに動いてみる 立 てた 作戦 を基 に,チーム内で動き を確かめてみる。

(6)

○本時の目標

ゲームの特徴に合った攻め方を知り,簡単な作戦を立てることができる。【思考・判断】

○本時の評価規準

チーム内で考えた作戦のやり方について理解し,実行しようとしている。【思考・判断】

○準備物

V字ゴール,作戦ボード,記録カード,振り返りカード,ホワイトボード,タイマー,コート図, しわくちゃボール

○本時の学習内容

学習活動 ○指導上の留意点 ◆努力を要する状況と判断した児童への手立て ☆評価規準(方 法) 導 入 1 用具の準備 2 準備運動 3 学習内容の確認 ○ 前時の学習内容(複数の作戦を考えて練習したこと) を想起させ,本時のめあてをもたせるようにする。 4 めあての確認 展 開 5 作戦を立てる ○ 作戦の内容について作戦ボードを用いて動きを確認 させる。また,作戦の名前を確認させることで,声を かけ合いながらプレイできるようにする。 ◆ 作戦名から,瞬間的にプレイ内容を判断しやすくさ せる。 ☆ チーム内 で考えた作 戦のやり方 について理 解し,実行 しようとし ている。 (行動,振り 返りの記述 内容) 6 ゲーム① ○ 攻撃回数,シュート回数,得点を記録させながらゲ ームを行わせるようにする。 ○ チームのみんなで励ましたり,喜び合ったりする態度 や,作戦を実行しようとしている様子を評価したりす る。 7 作戦の修正や追 加 ○ ゲーム①の結果を見ながら,課題を明らかにして,作戦を見直させるようにする。 8 ゲーム② ○ 攻撃回数,シュート回数,得点を記録させながらゲ ームを行わせるようにする。 ○ チームのみんなで励ましたり,喜び合ったりする態 度や,ゲーム①と変化した動きを評価したりする。 9 作戦の成果や課 題の把握 ○ ゲーム①と②を比較させることで,変化に着目しな がら,作戦の成果や課題を見付け,学習のまとめを記 述して交流させる。 ま と め 10 学習の振り返り と交流 ○ チームのために前向きに声をたくさんかけた「今日 のムードメーカー」をチームごとに決め,個人の振り 返りをするようにする。 ○ 振り返りを書く際には,「うまくいったこと」,「見習 いたいこと」,「変えてみたいルール」の視点から選べ るようにし,次時の学習への意欲向上につなげていき たい。 ○ 本時で見付けたことや,うまくいかなかったことな どを交流し合い,次時の課題をもつことができるよう にする。

本時の学習

シュートにつながる作戦を選びながら使おう。

(7)

図1 V字ゴールの大きさ 図2 シュートのための有効空間 図3 コートの大きさ(ミニバスケット用のコート)

「V字ゴール・ハンドボール」の主なルール

試合時間 ・1試合6分(前半3分,後半3分) ・1時間で1チーム2試合行う コート ・ハーフコート ・シュートラインをこえてからシュートを打つ ・Tシュートエリアにはオフェンスチームの者が入ることができる(1 度に1人) プレイヤー ・オフェンス3人,ディフェンス2人 (背番号順にローテーション) 守り方 ・ボールを持っているプレイヤーから直接ボールを奪い取れない その他 ・攻撃中にボールがコート外に出たときやディフェンスがパスカットしたときは, スタートラインからリスタートする(3人がスタートラインに揃ってリスタート) ・「得点を2倍した数」と「シュート数」を2試合分合計したものを総得点とする ・ドリブル無し ・3歩まで歩くことができる(ゆるやかな判定) 使用するボール ・しわくちゃボール 150mm (ボリー) スタートライン 1.42m 1.42m Tシュートエリア V字ゴール シュートライン Tシュートエリア

(8)

V字ゴール・ハンドボール試合記録カード②

( )チーム 【メンバー 】

1 試合目 対戦相手( )チーム

攻撃回数

シュート本数(×1) 得点(×2)

2試合目 対戦相手( )チーム

攻撃回数

シュート本数(×1) 得点(×2)

~シュートをたくさん打つこつ~

合計 合計

本日のムードメーカー:

☆本日の総得点☆

(9)

V字ゴール・ハンドボール試合記録カード③

( )チーム 【メンバー 】

1 試合目 対戦相手( )チーム

攻撃回数

シュート本数(×1) 得点(×2)

~気を付けること~

作戦名 本日のムードメーカー ☆本日の総得点☆

~気を付けること~

作戦名

~気を付けること~

作戦名

(10)

※児童がグループで用いているワークシートを一部変更しました

V字ゴール・ハンドボール試合記録カード

④⑤

( )チーム 【メンバー 】

1 試合目

【第2】

相手(

)チーム

攻撃回数

シュート本数(×1) 得点(×2)

2 試合目も続けること(よかったこと)

2 試合目に直すこと

2試合目

【第1】

相手(

)チーム

攻撃回数

シュート本数(×1) 得点(×2)

合計 合計

本日のムードメーカー:

☆本日の総得点☆

参照

関連したドキュメント

明治33年8月,小学校令が改正され,それま で,国語科関係では,読書,作文,習字の三教

目標を、子どもと教師のオリエンテーションでいくつかの文節に分け」、学習課題としている。例

子どもたちは、全5回のプログラムで学習したこと を思い出しながら、 「昔の人は霧ヶ峰に何をしにきてい

副校長の配置については、全体を統括する校長1名、小学校の教育課程(前期課

小学校学習指導要領総則第1の3において、「学校における体育・健康に関する指導は、児

 学部生の頃、教育実習で当時東京で唯一手話を幼児期から用いていたろう学校に配

にしたいか考える機会が設けられているものである。 「②とさっ子タウン」 (小学校 4 年 生~中学校 3 年生) 、 「④なごや★こども City」 (小学校 5 年生~高校 3 年生)

を軌道にのせることができた。最後の2年間 では,本学が他大学に比して遅々としていた