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乳児死亡率と幼児死亡率との相関の地域性と時代的推移について

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(東京女医大誌・第24巻第6号:頁223一一一一一一228昭禾029年12月)

乳児死亡率ご幼児死亡傘この相関の地域性ご

時代的推移について

緒 東京女子医科大学衛生学教室(主任 吉岡博入教授) 二 野i モタイ 森 モリ 本 モト 君 キミ 妙 タエ (受付 昭和29年8月9日目 20数年前,乳児保護と逆淘汰問題に関し,社会 衛生学及び民族衛生学者の間に種k’異論を生じ, それに関する研究がいくつか発表された。即ち社 (1)(2)C3)(4) 会衛生学的に外的環境を人為的に改善し,乳児死 亡を少くした結果,虚弱な体質の者が後年た生き 延び,乳児期以後の死亡率が高くなり,ひいてば 子・孫に類質な遺伝因子を伝えることになりはしな いかという問題である。問題の性質上,確かな結 末のつかぬま玉今日忙至っている。 たまたま著者等は,0∼4才年令別乳幼児死亡率 の年次的推移の研究の途上,地域的la O才即ち乳 児死亡と1∼4才幼児死亡間の関係に幾多の興味あ る現象をみとめたので,それらの相関々係を地域 的にしらべ,さらにその関係が時代の推移と共に 如何なる変化を辿って今日に至ったかをみ,社会 衛生学的立場から,乳幼児保護の意義を考えてみ たいとおもう。 研 究 方 法 明治36年,41年,大正2年,7年の全国入口静態調査 年度,大正9年,14年,昭和5年,10年,15年及び第二 次世界大戦後の昭和22年,25年の国勢調査年度にっ き,府県別に0才及び1∼4才死亡率(すべて入口1,000 対)を算出し,各年度毎に0才即ち乳児死亡率と1∼4 才即ち幼児死亡率との間の相関係数及び0才と各1, 2,3,4才死亡率聞の相関係数を算出しで,その有意 性を検し,∼これらの関係の推移を観察した。さらに新 生児死亡率(出生1,000 ts)と各才別幼児死亡率との 相関をも同様に算出した。有意水準としでぱ標準誤差 の二倍をとった。 (5) 研究の結果とその考察 代 子 コ 1)乳児死亡と幼児死亡との相関 ます生後満1年の所謂乳児死亡(C才死亡)の多 少は,その後の4力年間の幼児死亡(1∼4才死亡) の多少と如何なる関係にあるかをみるべく,各年 度の府県別死亡率につぎ,その相関々係をみた。 常識的に考えて,乳児死亡率は文化の指標といわ れているように,乳児死亡の多い地方は文化的社 会的な面よりみて,その後数年の幼若な幼児にと っても恐らくは良好な環境を与えるとは考えられ ぬが,生物学的に淘汰という見地よりすれば,乳児 期に死亡率高率を示す地方はその後数年の幼児期 の死亡率が低率を示し,乳児期の死亡の低い地域 では比較的幼児期に高V・死亡率を示すことも一応 は考えられる。事実地域的にみるとこの様な現象 がかなりみとめられるQこの点忙関して,川人が くエラ 大正14年度の本邦府県別封令別死亡率について, 社会的因子の影響を除いた部分相関法により0才 と1∼4才間の相関係数を算出し逆:相関を得て,乳 児死亡の淘汰的結果、を証明している。著者等はこ の様な淘汰作用がありとすれば,これに抗してき た人為的な努力の時代的推移をうか穿うのが目的 であるので,むしろ両者のなまの閣係をみる方が 適当と考え,零次の相関のみをみること玉する。 第1表に示す様に,0才と1∼4才死亡率間の相 関ぱ明治36年度以来すべて順相関であるが,明 治,大正の各年度はインフルエンザの世界的流行 により異常な高死亡率を呈した大エE7年及び大正 9年をのぞいては,きわめて小さい順相関で有意 ではなく,乳児死亡と幼児死亡との並行関係はき わめて僅かであることが示されているQしかるに ’ 一 2200 pm

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第1表 乳児死亡率と幼児死亡率の相関(標準誤差は昭称15年海士O.148,昭和22年以後±O.149) 年 度明治36年 rt.41年大正2年

〃7年〃9年P,・4年脚5卸・・卸・5年〃22年1〃25年

0才と1∼4 才との相関 十〇.1771 十〇.127 十〇.077 十〇,4091 十〇.311 ’十 O.102 十〇.440 十〇.400 十〇.479 十〇.498 十〇.741 は有意の順相関 昭和5年以降は有意の順相関で,とくに全国的に かってないほど継しい低下を示しfc戦後の昭和25 年には0.741とV・う大きな順相関がみとめられる。 即ち,明治大正年代は乳児死亡の高い地方におい ても幼児死亡は高いとV・う傾向は明瞭でなく,乳 児死亡の低い地方とV・えども幼児死亡は低V・とは いえない。これに反し,昭和5年以降は乳児死亡の 低い地方は一般に幼児期の死亡も少V・というごと ができる。特に最近はその関係がかなり密接であ る。念のため相関係数の最も小さい大正2年と最:も 大きb有意の順相関を示した昭和25年におけるC 才及び1∼4才死亡率の関係を第1図,第2図に示す。 第1図 府県別乳児及び幼児死亡率 大正2年 乳

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0 府 縣 名 第2図 府県別乳児及び幼児死亡率 昭和25年 γ=十〇∫74−1 f/’ ti一 /

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(3)

図のよろに乳児死亡率の高い順に府県別幼兜死亡 率を観察すると,大正2年にはその関係は全く不 規貝Uである。 詳糸田にみると, 岩手,秋田, 山形等 東北農村県の文化低く気候の二身な乳児死亡率の 高V・地方では幼児死亡率はむしろ低く,気候温暖 で元来乳児死亡率の低い沖縄や二,三の九州地方 の県は幼児死亡率が比較的高V・等の現象がみられ る。第2図昭和25年においては,か玉る傾向は著 しく減じ,東北,北陸等の高乳児死亡率の諸県は 幼児死亡率も高く,東京,京都,神奈川をはじめ 低乳児死亡率の文化的府県は大体幼児死亡率も低 く,た畦ヒ較的乳児死亡率の低い群馬,栃木等の 関東農村県の幼児死亡率の高いことが調和をやぶ る位で,多くの府県では大体両死亡率は並行関係 を示している。第3図,第4図は東北2県の乳児及び 幼児死亡率の年次的推移を示したものである。 第3図 乳児及び幼児死亡率の年次的推移(秋田県) 2卯 鼻 魏 鱗

?/・1: 包. JO .==一σ桝辛網 一1噸死噺細】 一昌一’@t (6国} 一t狽譜鼈 幽、■ 男ヨ64歪2 7q 「4鋸5「O t5 2225 年 )尺 全国の乳児及び幼児死亡率は平均とみなしうる ので,これを対照とすると,明治大正期には乳児 ぱ全国より高く,幼児は全国より低いとV・う現象 があぎらかにみえ,昭和に入るとこの様な関係が なくなつでいる。これ憶相関係数の時代的推移の 成因の一部を説明しているのではなかろうか。 ,第4図 乳児及び幼児死亡率の年次的推移(出形県) リオズさギく り ウ ぼロエ ==:=卜酵購躍 2fiO 昇 唇 了協 懸 書〃 李5” 呑卯 百3ク 重、 t 男36『411z 7軍i4旱IS次]O 152225 前述のように,乳児及び幼児死亡率の高低相反 する現象の由ってくるところは,やはり幼児死亡 による淘汰り結果ではなかろうかと考えられる。 しかして明治大正期は未だ乳幼児死亡を低下させ る環境改善の人為的なカは乏しく,自然の力とし ての淘汰作用がかなり明らかにみとめられるが, 昭和に入り乳児死亡が全国的に本格的下降期に入 ってからは,乳児死亡を高くする環境では幼児死 亡もがなり高く,乳児死亡低ぎほどの丈化的府県 ぱ幼児死亡もまた低いという文化的段階に入った ごとを示しているのであろう。大正7年及び9年が 有意の順相関を示したことについては,悪疫の流 行したこの年度には,外的環境の良否が乳児とと もに幼児にも決定的に影響したのであろうかQ 2)乳児死亡と各才別幼児死亡との関係 0才と1∼4才死亡率との相関の時代的推移は, 乳幼児保護乃至は環境改善につくしてきた公衆衛 生の効果が淘汰作用に打克ってきたことを暗示し ている様に誓えられる。しかしさらに幼児死亡を 各辞別にわけて乳児死亡との相関をみることによ り,その過程を詳細に知ることができ’るのではな いかと考えた。よって各年度の府県別0才死亡率 と1∼4才各年別死亡率の相関係数を算出した。第 2表に示されるように,ます,0才と1才死亡率 の相関はすべて1頂相関で,0才と1∼4才との相関 より多くの揚合大きく,明治大正年間は大正7 年,9年はもちろん他の年度にも有意或は有意に 近い程度の順相関を示し,昭和5年以降は高い順 相克を示している。これに反し,2才及び3才の死 くの 亡と0才死亡との相関は,順相関の度は著しく小と なり時にぱ逆相関を示している。有意の順相関を 示すのは,2才とでは昭和15年以降,3才とでは 戦後の昭和22年以降のみで他は有意ではない。 4才に至ると,ぎわめて小さい有意ならざる順相 関の外は多くの年度は逆相関で,とくに大正9年 は有意に近い逆相関,大正14年,昭和5年,昭和 10年と相つ穿いて有意の逆相関を示してv・る。有 意の順相関を示すのは昭和25年のみである。こs で興味深いことは,0才死亡と有意の順相関を示 す年令が昭和10年まではユ才のみに限られ,昭和 15年には1∼2才,昭和22年では1∼3才,昭和25年 では1∼4才即ち全幼児死亡と有意の順相関を示す ことである。このように,乳児及び幼児死亡率間 一 225 一

(4)

第2表 乳児死亡率と各才別幼児死亡率の相関 (標準誤差は昭禾015年迄±0.148,昭和22年以後0,149)

禰讐明一41鰍正・一年

”9年 堰h14年1昭和5年”10年”15年 〃22年 〃25年 ・才・・才.P・…61+・・293+・2961・・6・6魎ll+t9・E’1”+・.588.・・156・1..短・醗咽・・.… 0才と2才 rp5tlt31F6t1664F61E.064−o.6sii一+’olEt4i43r’+’一一〇11431”一1616tg1611’M+一6.21sl+o.22gi’Llt16121Elo.2971−TltEllllloflEo.44311Elti6i12.627 ・才・・才…571…48一・・2・li.迦551−919・4L…gl・…gi…74i・・257+望・§・1生熟 ・才・・才…531…76i 一…2・3・・…61 一・28・1.画F③頭.Q,5・匹・・9・i 一…84[旦・67 の相関係数が次第に(十)の方向に大となる過程 が,近年になるに伴い年令がのびてゆくのがあき らかにみられ.るoi司一年度でみると,明治,大 正,昭和を通じ,一般に年令の大となるに従い順 相関は小さく,或は逆相関となり次第に(一)の方 向に大となり,4才では有意の逆相関さえみとめ 有意の順相関 有意逆相関 られる。こsには明らかに乳児死亡による淘汰的 結果があらわれてくる。即ち乳児の死亡が多いと ころでは4才の幼児の死亡は少いという関係が統 計学的に証明されたごとになる。第5図は昭和10 年の府県別乳児死亡と4才幼児死亡との関係を示 したものである。 第5図 府県別乳児死亡率及び4才幼児死亡率 昭和10年

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以上各才別幼児死亡と0才乳児死亡との相関の 結果は,乳児死亡の多少とほS“並行関係を示す幼 児死亡の年令は,戦前までは1才即ち生後満2年ま での幼少を幼児に限られ,その後の年令とは明瞭 な関係がみとめられないが,これは前項にものべ た様に2才以後の年令では乳児死亡と高低相反す る死亡率をもつ地方がかなりみとめられるためで ある。しかして,昭和25年にいたると乳児死亡と すべての年令の幼児死亡と明らかに並行関係がみ とめられ,現今の丈化の段階では,乳児保護が後 年の死亡を高めるという恐れは,少くとも幼児期 まではほとんどないとみることがでぎよう。 0

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3)新生児死亡と幼児死亡との関係 前述の如く乳児死亡と幼児死亡との関係は,』近 年に至るに従い順相関の度が高くなってゆくこと がみとめられた。しかし戦前ぱ1才と乳児死亡以 外は,乳児死亡の多少と幼児死亡との並行関係は ほとんどみとめられす,時には逆相関すら示し た。このように,幾分淘汰的現象がみとめられる のであるが,乳児期の中,生後1カ月の新生児死 亡は,乳児死亡の約50%を占め,外的環境に適応 できぬ生命の多くはこの期聞に淘汰されるのでは ないかとも老えられるので,こ只τ新生児死亡と 幼児死亡とがいかなる関係にあるかをみるため,

(5)

第3表 新生児死亡率と各子別幼児死亡率の相関

(標準誤差は昭和15年忌±O.148,昭和22年士0.149)

無罪〔..月

明欝∵、、蕨董;年“7卸9年“、4年1昭禾。5年“、。年“、5年1 ,, 22年i

・・月・・才一・・47…281一・・298+・・57 十〇.033 一〇.1461 +o.os41.+o.0321 +o.lg7i +o.2301

・・月・・才1一…8・1・・4gi・⑨5蜘…71…53一・…3一…281 一・…gl・堕…8・[

・・…才「一・・6・1二・.・52i。騨一…25一…6・一・・5・「…3:・・…5+・・277+・・2151

1ケ月と4才 一〇.iool 一〇.03sl r. Q..,s..7.7[ +o.ossl +.o.047[ :o,33il

一〇・245i+0・014;+0ユ94.一〇・0461 新生児死亡率(出生1,0CO対)と各二二幼児死亡率 との間の相関係数を算出した。第3表の如く,明 治,大正,昭和を通じて全年度に亘り有意の順相 関はみられす,新生児死亡の多少は幼児死亡の多 少とは明かな関係のないことを示している。就 中,明治より大正期は大正7年,9年の外はすべて 逆:相関で,大正2年は各年令と,大正14年は4才 と,有意の逆相関である。即ちこれらの年度では 新生児死亡と幼児死亡が高低相反する関係にある ということがでぎる。しかしこの関係も昭和に入 り近年にいたるに従い,逆相関よ堕次第に順相関 となり(一)よIP(十)の方向に大となる傾向がある がまだ有意性はない。昭和25年は新生児死亡の資 料が欠けるためこの関係がみられす遺憾である が,近年にいたって,新生児死亡の低V・地方の環 境は幼児期の死亡をも少くするという傾向がみら れることは前述の乳児死亡の揚合と同様である。 しかし明治,大正期,逆相関を示したこと,及び 近年も一般に順相関の度の低いことよりみて,淘 汰としての乳児死亡は一般に新生児期に主として 行われることを暗示しているのでぱなかろうか。 総括及び結論 明治36年以降の人口静態調査及び国勢調査年度 につき,0才と1∼4才死亡率との相関,0才と1∼4 才各門別死亡率との相関,及び1ヵ月未満新生児 死亡率と1∼4才各才別死亡率との相関をみ結果を 総括すれば,次の如くである。 1)乳児死亡と1∼4才幼児死亡全体との関係 は,明治,大正期ぱ大正7年,大正9年が有意の順 相関を示す外は順相関ではあるが有意ではない。 地域別にみて,当時の乳児死亡と幼児死亡は高低 相反する地方ががなりあるゆえと考えられ,る。昭 禾目に入り有意の順相関となり,戦後はさらに大な る順相闘を示し,乳児死亡の低い地域はまた幼児 ・…… は有意の逆相関 死亡も低いという関係が明がにみとめられた。 2)乳児死亡との関係を二才別幼児死亡につぎ みるに,1才死亡のみは昭和1年までは,朗二期 より順相関の度はかなり高く,2才以後は有意な らざる順相関或は逆相関である。昭和15年以後は 次第に有意の順相関を示す年令が延び,昭和25年 には全部順相関を示す。即ち乳児死亡と幼児死亡 とが近年次第に順相関の度を増す模様が年令別に 明かにされたQ丁丁一年度では概して,年令の増 すに従い(十)より(一)の相関にす玉み大正14年, 昭和5年,昭和10年置は0才と4才の相関は有意の 逆相関を示す。即ち乳児期の死亡率高い地方は4 才の幼児死亡稔逆に低率であるというごとにな る。 3)新生児死亡率と二才別幼児死亡率の相関を みるに,全年度において有意の順相関ほなく,明 治,大正期は逆相関のことが多く,特に大正2年 は全部,大正14年は4才で有意の逆相闘である。 即ち新生児死亡と幼児死亡の関係は,明治大正期 は多少にか》わらす高低相反する関係にあること が証明された。このことより,乳児死亡の中,薪 生児期は特に淘汰作用が集中的になされることが 想像される。しかして近年に至り順相関となり, 次第に大となりつ玉あることは0才との関係と同 様である。 以上乳児死亡率と1∼4才幼児死亡率との相関の 時代的変化をみ,かつ地域的に両死亡率の関係を 観察した結果は,人為的な環境改善の力と自然の 淘汰作用との相剋の過程を物語っているものとい えるのでぱなかろうか。果して乳児保護が後年の 死亡率を高めるという逆淘汰現象をもたらすかと いケ命題については,本研究の結果,過去におい ては上記の事実を肯定する如き現象もみられた。 しかし近年特に戦後の公衆衛生の発達を伴う丈化 一 227 一

(6)

的段階に達しては乳児期の保護が少くともこれに つN“く4力年間の幼児の死亡を多くするという現 象ぱもはや認められない。即ち乳児保護による乳 児死亡の低下は概して幼児の死亡の低下を伴うと いう結果が証明されfc。このことより著者等は乳 幼児保護を含めて一般公衆衛生の発達は,自然の 淘汰作用に抗してさらに生命の延長を助長しつN あるとV・う確信を深くずるものである。ただし, 今回は単に社会衛生学的立揚より,両死亡率の関 係の推移をみたに過ぎす,優生学的立揚よりの解 釈は今後の研究をまって行わるべぎものと信ず る。 稿を終るに臨み,終始御懇切な御指堪と御鞭錘をい たS・一き,御校閲を仰いだ恩師吉岡博入教授に深く感謝 の意を表する。 女献並びに資料 (1)川入定男:乳児保護と逆淘汰問題 優生学第103 号 昭和7年 く2)尿井 潜:両性の死亡 民族衛生第1巻 昭和 6年 (3)勝本新次:本邦に於ける両性死亡率 労働科学 研究 第8巻 第3号 昭和6年 (4)川入定男:本邦乳児死亡率及び死産率に於ける 男女の差異に就いで並にLenzの学説に関する 考察批判 国民衛生 第9巻 第6号 昭和7年 (5)吉岡博人:衛生統計学:第5版 東京南山堂 昭 和29年 (6)水島泊夫:わが国に於ける健康及び入口動態の 地域性 医学研究 第24巻 第4号 昭和29年 資 料 内閣統計局:明治36,41,大正2,7,9,14,昭和5, 10,15年日本帝国人口動態統計 厚生大臣官房統計調査部:昭和22,25年日本入口動態 統計 内閣計統局:明治36,41,’ 蜷ウ2,7年日本帝国入口静 態統計 内閣統計局:大正9,14,昭fP5,10,15年国勢調査報 告 総理府統計局:昭和22年臨時国勢調査結果報告 総理府統計局:昭和25年国勢調査結果報告

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