妖怪学参考図書解題
著者名(日)
山内 瑛一[編]
雑誌名
井上円了選集
巻
21
ページ
495-668
発行年
2001-05-20
URL
http://id.nii.ac.jp/1060/00004693/
妖怪学参考図書解題
凡 例 一、 アの解題は井上円了の妖怪学関係の図書等を対象と した。 一、 z列は書名等の五十音順とし、その書名等のつぎに 以下の項目をあげた。読み・巻冊数・著編訳者名︵生 没年・肩書き・異称︶・別書名︵角書を含む︶・成立 年・版本刊行年・内容・複製本・活字本・国訳本・所 蔵機関名・参照。 一、 ?レは以下の略号を用いた。⑧著・編者名、⑳訳者 名、⑪別書名、⇔成立年、⑱版本刊行年、㊨内容、⇔ 複製本、︵㊨活字本、⑯国訳本、⇔所蔵機関名、ー参 照。 一、 走シとその読みはゴシック体で示し、著・編・訳者 名には生没年を括弧でくくり、不明の場合は括弧内に 未詳と記した。また、確認できなかった図書も書名を あげた。 一、 者名は漢訳仏典の場合にのみ示し、また国訳本を あげた。一部図書で国訳本を示したものもある。 一、 L述は明治以前の国書の記述方法︵前記項目︶を基 本としたが、明治以降の図書等および漢籍については 必ずしも同一の方法をとらなかった。 一、 ?囑{がない場合は版本等の所蔵機関名をあげた。 所蔵機関名は、井上円了の旧蔵書である﹁哲学堂文 庫﹂︵東洋大学附属図書館所蔵︶にある場合は哲学堂 文庫と記し、ない場合には他の所蔵機関名をあげた。 、 アの解題作成にあたっては左記の図書を参照した。 国書解題︵六合館、大正一五年︶・国書人名辞典︵岩 波書店、一九九三ー九九年︶・国書総目録︵岩波書店、 一九八九ー九〇︶・史籍解題辞典︵東京堂出版、昭和 六〇ー六一年︶・禅学大辞典︵新版、大修館書店、一九 八五年︶・大漢和辞典︵大修館書店、昭和三四年︶・大 蔵経全解説大事典︵雄山閣出版、平成一〇年︶・中国 学芸大事典︵大修館書店、昭和五三年︶・中国史籍解 題辞典︵煉原書店、一九八九年︶・中国人名事典︵日 外アソシエーツ、 九九三年︶・中国思想辞典︵研文 出版、一九八四年︶・中国仏教史辞典︵東京堂出版、 昭和五六年︶・日本古典文学大辞典︵岩波書店、一九 八三ー八五年︶・日本思想史文献解題︵角川書店、昭 和四〇年︶・日本随筆辞典︵東京書籍、昭和六一年︶・ 日本仏教人名辞典︵法蔵館、一九九二年︶・日本仏教 典籍大事典︵雄山閣出版、昭和六一年︶・仏書解説大 辞典︵大東出版社、昭和四〇ー四二年︶・仏典解題事 典︵春秋社、一九七七年︶等。︵書名の五十音順︶
︹あ︺ 塔嚢紗 あいのうしょう 七巻︵刊本は一五巻一五冊︶。㊧ ぎようよ 行誉︵未詳︶室町時代の真言宗の僧。⇔一般的な問題を扱う ﹁素問﹂巻一−巻四が文安二︵一四四五︶年、仏教に関する問題 し もん を扱う﹁緒問﹂巻五ー巻七が翌三︵一四四六︶年。⑮正保三二 六四六︶年。⇔類書。事物の起源・語源・語義・仏教など、 僧俗にかかわる事柄を五三六項目にわたり、多くの和漢の古 ワよういん だい 典からの引用によって説明し、考証したもの。良胤︵号は大 えん ちりぷくろ 円︶著といわれる﹃塵袋﹄に書名および内容の範をとってい る。のち天文元︵一五三二︶年、﹃塵袋﹄と﹃壌嚢紗﹄の二書の重 じんてん 複部分などを取捨選択して、﹃塵添捲嚢⑳﹄︵編者未詳︶が成立 し、﹃塩嚢紗﹄といえばこれを指すようになった。㊧﹃塩嚢紗﹄ 慶長一六年写。﹁原装影印版 増補古辞書叢刊﹂本、雄松堂、 一九七八年。﹃塵添塩嚢紗・塔嚢⑳﹄正保三年版、臨川、一九 六八年。⇔﹃壌嚢紗﹄現代思潮社、一九七七年。これは昭和一 一年の﹃日本古典全集﹄の複製本。 青森新報 あおもりしんぼう 日刊。青森、青森新報社。明 治三三︵一九〇〇︶年創刊。 あきさとりとう 赤星そうし あかぽしそうし 三冊。⑧秋里離島︵?ー一八 三〇?年︶江戸後期の読本作者・俳人。姓は池田、名は舜福、 字は湘夕、秋里離島は号、別号は離島軒。⑰⑯文化七︵一八 一〇︶年。㊥豊前沢田村奇談、平家蟹、太宰府の奇梅など、 九州旅行中の見聞談二〇話を集めたもの。㊧哲学堂文庫。 曙新聞 あけぼのしんぶんー東京曙新聞 とうきょうあ けぼのしんぷん 阿含経 あごんぎょう⑫ブッダ入滅後から紀元前]世紀こ ろまでに完成。⇔最古の原始仏教経典。ブッダの直接の説法 を多く含んだ経蔵の総称で、パーリ語で書かれた南方仏教所 伝の五部︵長部・中部・相応部・増支部・小部︶の経蔵と、北 方仏教所伝の漢訳されて伝えられた四阿含︵長阿含経・中阿 含経・雑阿含経・増一阿含経︶の二種が数えられる。両者は 内容的に多く共通している。㊧﹃大正新脩大蔵経﹄一︵一・二 六・九九・一二五︶。⑳﹃国訳]切経﹄阿含部七・四−六・一ー 三・八ー一〇。 東鑑 あずまかがみー吾妻鏡 あずまかがみ 吾妻鏡 あずまかがみ 五二巻五↓冊︵北条本・島津本︶また は四七巻四七冊︵吉川本︶。㊨未詳。⑳﹃東鑑﹄。㊨鎌倉時代。 ㊥古活字版、慶長一〇︵一六〇五︶年。㊨歴史書。治承四二 みなもとのよりまさ ]八〇︶年の源頼政の挙兵から、文永三︹一二六六︶年に六 むねたかしんのう 代将軍宗尊親王が辞任して京都に戻るまでの鎌倉幕府の歴史 を、和風漢文をもって編年体で記述したもの。㊧﹃振り仮名 つき吾妻鏡﹄寛永本、汲古書院、一九七六年。⇔﹃新訂増補 国史大系﹄三二ー三三、﹃吉川本吾妻鏡三国書刊行会、一九二 三年︶、﹃全訳吾妻鏡﹄︵人物往来社、一九七六ー七年︶ 愛宕宮笥あたごみやげ 三巻四冊。⑳未詳。⑳﹃あたごみ やげ﹄、﹃愛宕土産﹄。㊧㊥元禄一二︵↓六九九︶年。㊨愛宕参 詣に託して火の用心のことについて述べ、戒めとしたもの。 497
熱海温泉記 あたみおんせんき未詳。 きくおかせんりょう 熱海志 あたみし 一冊。⑧菊岡沽涼二六八〇ー一七四七 年︶江戸中期の著述家・俳人。名は光行、別号は南仙・独南 斎など。⑱延享元︵一七四四︶年奥書。㊨地誌。
アナーレン・デル・フィジーク・ウント・ケミー
﹀目巴oコムo﹁勺ξ゜・完§△Oゴo日︷P㊥物理学と化学の年報。 どんむらん 阿難七夢経 あなんしちむきょう 一巻。㊨曇無蘭︵未詳︶東 晋代の訳経僧。⑳﹃七夢経﹄。㊥阿難の見た七つの悪夢を仏が 解釈し、未来の悪世の相を示したものとした。⇔﹃大正新脩 大蔵経﹄一四︵四九四︶ アネロイド晴雨計詳説及用法 あねろいどせいうけいし ょうせつおよびようほう ⑧英国気象協会。水路部訳・刊、 明治二五︵一八九二︶年、三二頁。付録として天気予知法が添 付されている。 せ しん 阿毘達磨倶舎論 あびだつまくしゃうん 三〇巻。⑧世親 げん ︵ヴァスバンドゥ、五世紀ころ︶インドの仏教思想家。㊨玄 じよう 笑︵六〇二ー六六四年︶唐代の大翻訳家。⑳﹃対法論﹄、﹃聡明 だいび ばしやろん 論﹄、﹃倶舎論﹄。⑱五世紀ころ。⇔﹃阿毘達磨大毘婆沙論﹄の かい こん 教理を整理して組織的・批評的に編成したもので、界・根・ せけん こう ずいみん げんじよう ち じよう ぽん 世間・業・随眠・賢聖・智・定の八品から成り、それに付 は が 録的な破我品がつき九章で構成されている。㊧﹃大正新脩大 蔵経﹄二九︵一五五八︶。㊨﹃国訳一切経﹄毘曇部二五ー二六。 阿毘達磨倶舎論本煩 あびだつまくしゃうんほんじゅ 一 せしん 巻。⇔世親︵ヴァスバンドゥ、五世紀ころ︶インドの仏教思想 げんじよう 家。⑳玄 ︵六〇二ー六六四年︶唐代の大翻訳家。⑩﹃倶舎論本頒=倶舎論煩三倶舎頒﹄・⇔﹃阿毘達磨倶舎論Lの匙喘
の部分のみを集めたもの。㊧﹃大正新脩大蔵経﹄二九︵一五六 〇︶ 阿毘達磨順正理論 あびだつまじゅんしょうりうん 八〇 しゆげん 巻。⑧衆賢︵サンガバドラ、未詳︶インドの説一切有部正統派 げんじよう く の論師。⑳玄笑︵六〇二ー六六四年︶唐代の大翻訳家。⑳﹃倶 しゃはくろん ずいじつろん 舎電論﹄﹃随実論﹄、﹃順正理論﹄、﹃正理論﹄。㊥説一切有部の 法相を詳説したもの。⇔﹁大正新脩大蔵経﹄二九︵一五六二︶。 ⑱﹃国訳一切経﹄毘曇部二七ー三〇。 阿毘達磨大毘婆沙論あびだつまだいびばしゃうん 二〇 げんじよう ○巻。⑳玄 ︵六〇二ー六六四年︶唐代の大翻訳家。㊧二世 紀ころ。⑳﹃説一切有部発智大毘婆沙論﹄、﹃大毘婆沙論﹄、 せついつさいう ぶ ほつちうん ﹃婆沙論﹄。㊨部派仏教の説一切有部の根本書である﹃発智論﹄ の詳細な逐語訳的注解書。説一切有部の教学の集大成である とともに、当時のインド思想界の百科全書的な性格をもつ論 書。⇔﹃大正新脩大蔵経﹄二七︵一五四五︶、﹃大日本校訂大蔵 経﹄四二ー四三。⑳﹃国訳一切経﹄毘曇部七ー一七。阿毘曇 あびどんー阿毘達磨大毘婆沙論あびだつま
だいびばしゃうん 安倍晴明物語 あべのせいめいものがたり 六巻七冊。⑧ 未詳。⑳﹃清明物語﹄、﹁安倍晴明記﹄。⑮寛文二︵一六六二︶ だいせん 年。㊨巻 ー巻三は一代記と題簸に副題が記され、巻四、天 文の巻、巻五、日取の巻、巻六︵上・下︶、人相の巻とあり、各題籔の副題にそれぞれ秘伝と書かれている。巻一ー巻三は 二一話、巻四は一〇話、巻五は三七話、巻六は二三話︵上︶と 一四話︵下︶から成っている。なお、作者は浅井了意ともい う。㊧﹃仮名草子集成﹄一。
阿弥陀経あみだきょうー仏説阿弥陀経 ぷっせつあみ
だきょう い せ さだたけ 安斎随筆あんさいずいひつ 三〇巻三〇冊。⑧伊勢貞丈 てい ︵一七一七ー八四年︶江戸中期の故実家。号は安斎、俗に貞 じよう 丈という。⑳﹃安斎雑記﹄、﹃伊勢貞丈随筆﹄、﹃安斎筆記﹄。 ⑳江戸中期。㊥有職故実に関連する書籍類から雑多に項目を 掲げて抄出し、批判や感想を記したもので、=二六六項目か ら成る。貞丈の没後、門弟らが遺稿を整理して編集したも の。⇔﹃新訂増補 故実叢書﹄八ー九。 い せさだたけ 安斎漫筆 あんさいまんぴつ ⑧伊勢貞丈二七一七ー八四 ていじよう 年︶江戸中期の故実家。号は安斎、俗に貞史という。㊨考 証・雑記。㊧国立公文書館内閣文庫︵写本︶ あんえい 曇子春秋 あんししゅんじゅう 八巻。⑧曼嬰︵?ー前五〇 〇年︶春秋末期の斉の政治家。字は平仲。憂子と称される。 ⑳﹃曇子﹄。㊨暑嬰の言行を後人が録したもので、内編六、外 編の八編から成り、二一五の説話を収めている。曇嬰が斉の 霊公・荘公・景公の三君につかえて、君を諌め、民を治めた ことなどを記している。 安政雑書万暦大成 あんせいざつしょばんれきたいせい ー大雑書 おおざっしよ どうしやく 安楽集 あんらくしゅう 二巻。⑧道紳︵五六二ー六四五 ずい 年︶惰・唐代の僧。⇔晴末唐初︵六〇八i六四五年︶。㊥多く の仏教経典を引用して、﹃観無量寿経﹄の念仏思想を明らかに しようとしたもので、仏教を聖道門と浄土門に分け、末法の 世における念仏の教えの正当性を主張している。この主張は ぜんどう 弟子善導によって大成されて、日本浄土教に大きな影響を与 えた。⇔﹃大正新脩大蔵経﹄四七︵一九五八︶、﹃浄土宗全書﹄ ↓。⑳﹃国訳一切経﹄諸宗部五。 ︹い︺ 云波草 いえばぐさ 五冊。⑧田中元陳︵未詳︶。⑳﹃いへは 草﹄、﹃いえはくさ﹄。㊧享保二〇︵一七三五︶年。㊧元文二二 七三七︶年。⇔天地神明のことから人事百般にわたり、感じ たことを教訓的に論じたもの。⇔国立国会図書館。 りゆうけいしゆく 異苑 いえん ↓○巻。⑧劉敬叔︵?ー四六五または四七↓ 年︶六朝時代宋の文学者。㊨怪異な話を集めた志怪小説。三 八〇余条から成る。㊧﹃学津討原﹄ 六、﹃津逮秘書﹄↓一、 ﹃説郭﹄一一七。 ぐたん しゆしん 医学正伝 いがくしょうでん 八巻。⑧虞搏︵未詳︶。⑲朱震 アいりつ り こらつ 亨の医説の精髄を、張仲景・李呆などの説を参照して五二項 目の問答形式で論述したもの。 伊香保温泉遊覧記 いかほおんせんゆうらんき ↓冊。⑧ しようだ じへい 編・正田治兵︵未詳︶。改正舎、明治二二︵一八八九︶年、二 六頁。㊨紀行。 499ようしん 異魚図賛 いぎょずさん ⑧楊慎二四八八ー一五五九年︶明 の学者・文学者。字は用修、号は升庵。㊨魚の図三巻計八七 種、賛をなすもの八六首。海錯疏一巻計三五種、賛をなすも の三〇首を付している。 ゆうかい 威儀略述 いぎりゃくじゅつ 一冊。㊨祐海︵未詳︶。⇔享保 一九︵一七三四︶年。⑱宝暦四︵一七五四︶年。㊥仏教。威儀・ せんによう 巡堂・旋蓬・拝像・入門・出行・盛香・滅灯・著衣・献 もんじん きよくきゆう 供・飯食・礼拝・合掌・問訊・曲躬・焼香・衣鉢・道場の 一八項について僧の威儀を述べたもの。㊧哲学堂文庫。 はつとりなんがく 遺契 いけい 一三巻五冊。⑧服部南郭二六八三ー一七五九 もとたカ 年︶江戸中期の儒学者・漢詩人。名は元喬、字は子遷、別号 ふきよかん は芙葉館など。⑳﹃南郭随筆遺契﹄、﹃南郭先生遺契﹄。⇔辞 書。⇔国立国会図書館︵写本︶ こうまし 夷堅志 いけんし現存五〇巻。⑧洪適︵二二一二ー一二〇 おくワな 二年︶南宋の学者。字は景盧、号は容斎、 誼は文敏。㊨神 キテ ス 仙怪異の諸事を雑録したもの。書名を列子の﹁夷堅開而志レ ヲ 之﹂の語からとっている。︵㊨﹃新校輯補 夷堅志﹄︵民国一六︶ たんばのやすより 医心方 いしんほう三〇巻三〇冊。⑧丹波康頼︵九一二ー 九九五年︶平安中期の医家。㊥永観二︵九八四︶年。㊥安政元 ︵一八五四︶年。㊨中国の本草書や医書をもとに編述された、 現存する日本最古の医薬総合事典。㊧﹃医心方﹄︵仁和寺本、 巻一・五・七・九・一〇、荻野仲三郎、昭和一〇年。成賛堂 本、巻二二、昭和一二年︶。⇔﹃日本医学叢書﹄二、﹃日本古典 全集﹄五期。 かいばらえきけん 願生輯要 いせいしゅうよう五巻。⑧貝原益軒二六三〇
1三西年︶江戸前期の儒学者゜本草家゜教育思想家・名珊
は篤信、字は子誠、別号は損軒。⑳﹃益軒先生養生論﹄、﹃養 生論﹄。㊥正徳元︵一七一一︶年。⑮正徳四︵一七一四︶年。⇔ 保命長寿に関する事柄を諸書中より抄録し、その数百項にお よぶものを、さらに一二門に分類した衛生保養のための書。 ⇔﹃益軒全集﹄七。 伊勢鎮座記 いせちんざき 未詳。 い せさだたけ 伊勢万筆 いせまんぴつ 五巻五冊。⑧伊勢貞丈︵一七一七 ていじよう ー八四年︶江戸中期の故実家。号は安斎、俗に貞丈という。 ㊨有職故実。⇔国立公文書館内閣文庫︵写本︶ 伊勢物語 いせものがたり ⑧未詳。㊧未詳。㊥慶長=二 ︵一六〇八︶年古活字版、寛永六︵一六二九︶年。⇔色好みの男 を主人公にした歌物語。㊧﹃伊勢物語﹄︵三条西家本、昭和二 四年。伝東常縁筆武田本、昭和三四年︶、﹃古典保存会﹄三 期・四期、﹃古文学秘籍叢刊﹄、﹃続扶桑珠宝﹄。⇔﹃群書類従﹄ 物語、﹃校註国文叢書﹄六、﹃校註日本文学叢書﹄一〇、﹃校註 日本文学大系﹄二、﹃古典文庫三冷泉為和筆本、谷森本︶、﹃日 本古典全集三伝一条兼良自筆本︶、﹃日本古典文学大系﹄九、 ﹃日本文学全書﹄。 せんりよう せつ 異端弁正 いたんべんせい 三巻。⑧唐陵︵未詳︶。字は雪 がい 匪。㊥嘉靖四︵]五二五︶年。⑯寛永二=一六四四︶年。⑳各 項目ごとに儒説を掲げて説明し、儒学の立場から、虚無や安 易な悟りを説く老荘楊墨の説および釈氏の説を異端とし、とくに教外別伝を説く禅を異端として排斥している。⇔哲学堂 文庫。 =言集 いちごんしゅう1勇士物語 ゆうしものがたり どうくん 一言雑筆 いちごんぞうひつ 三巻三冊。⑧未詳。⑳﹃童訓 しんもく 心目=言雑筆﹄。㊥㊥正徳元︵一七=︶年。⇔巻上﹁天地人仏 神一体同性↓心のこと﹂など一二条、巻中﹁阿字伊字前後のこ しん と﹂﹁亡魂子産のこと﹂など二〇条、巻下﹁心の色葉意趣利益の こと﹂など一二条から成り、いろは歌にたくして仏教の教え の心髄を述べている。⇔哲学堂文庫。 一条摂政御集 いちじょうせっしょうぎょしゅう 一冊。 ふじわらのこれまさ ⑧藤原伊サ︵九二四ー九七二年︶平安中期の公家・歌人。伊 サは名、﹁これただ﹂とも読む。三河公・一条摂政と称す。温 は謙徳公。⑳三条摂政集﹄、﹃豊景豊陰謙徳公集﹄。⇔歌集。 三部構成から成る家集。㊧三条摂政御集三尚古会、昭和一 二年︶、=条摂政御集三松かげ会、昭和三三年︶。㊧﹃王朝文 学﹄一〇、﹃国文学論放﹄昭和九年、﹃私家集大成﹄中古1。 一葉抄 いちようしょう 一〇冊。箇藤原正存︵未詳︶。⑳ ﹃源氏物語一葉抄﹄、﹃源氏一葉﹄。⇔明応四︵一四九五︶年。㊥ ﹃源氏物語﹄の注釈書。㊥﹃翻刻平安文学資料稿﹄第一期、﹃源 氏物語古注集成﹄九。 おおたなんぼ 一話=言 いちわいちげん ⑧大田南畝︵一七四九ー一八二 三年︶江戸中・後期の狂歌師・戯作者・幕臣。名は箪、別号 しよくさんじん よものあから は蜀山人・四方赤良など。㊧安永四︵一七七五︶年ころから 文政五︵一八二二︶年ころまでの約五〇年間の筆録。⑲随筆。 学問や芸術、歴史、江戸の生活などの風俗、天災・巷談など の時事に関するもの、および自身の行動記録など、森羅万象 にわたる関心事を雑多に記録したもの。⇔﹃大田南畝全集三 二ー一六、﹃蜀山人全集﹄四ー五、﹃日本随筆大成﹄新版別巻一 ー六︵旧版一期別巻︶ 厳島宮路の枝折 いつくしまみやじのしおり 一冊。⑧ むらたよしほ 編・村田良穂︵未詳︶。広島、松村善介刊、明治一=一八七 八︶年、和二九丁。 きゆうちよう 逸周書 いつしゅうしょ 一〇巻。⇔未詳。⑳﹃汲家周 こうせい 書﹄。︵⑲周の時代の詰誓号令を録したもの。⇔﹃漢魏叢書﹄二 七−二八、﹃古今逸史﹄一四、﹃四部叢刊﹄二五一、﹃玉函山房 輯侠書﹄八〇。 一宵話 いっしょうわー←一宵話 ひとよぱなし 遺伝論 いでんうん 一冊。⑧T・A・リボ⊥空げ。戸ば,°﹀° 一八三九ー一九一六年︶フランスの心理学者・精神病理学 者・哲学者。㊨医学。︹原書︺↑ゴ含Φ合け◎一。。べω゜ ひらさわつねとも 医道便易 いどうべんい ⑧平沢常知︵未詳︶。⑳﹃医学便易 大成﹄。佐原村︵千葉県︶、正文堂、明治一四︵一八八一︶年、 和二冊︵乾六〇、坤四五丁︶ よ くら 稲︷何神社記秘訣 いなりじんじゃきひけつ 一冊。⑧羽倉 ひろまろ 広満︵未詳︶江戸前期の神職。広満は名。⇔神道家の憶断によ って、稲荷の名義、神祭のこと、および狐神とが混合したこ となどを論じている。㊧宮書︵池底叢書二、写本︶ 01 まえだなつかげ 5 稲荷神社考 いなりじんじゃこう 二冊。㊧前田夏蔭二七
九三ー 八六四年︶江戸後期の国学者。㊥⑮天保七︵一八三 六︶年。㊥建社原始、神名釈義並神像、神位次第など八項に 分けて、稲荷神社に関する詳細な考証をなしたもの。㊧国立 国会図書館。 あさいりようい 狗張子 いぬはりこ 七冊。⑧浅井了意二六↓二ころー九 一年︶江戸前期の僧・仮名草子作者。了意は法号、別号は瓢 水子・松雲など。⑳﹃狗波利子﹄、﹃犬はりこ﹄。㊥元禄元二 六八八︶年ころ。㊥元禄五︵一六九二︶年。㊨﹃勇灯余話﹄を中 心に唐代の異聞・怪談を集めて翻案したもの。﹃御伽碑子﹄の 続編。⇔﹃仮名草子集成﹄四、﹃近代日本文学大系﹄﹁怪異小説 集﹂、﹃徳川文芸類聚﹄四、﹃日本名著全集﹄﹁怪異小説集﹂。 かしわせいほ 稲生物怪録 いのうもののけろく 三巻三冊。⑧柏正甫︵未 詳︶。⑳﹃稲生妖怪語﹄、﹃絵入稲生逢妖談﹄、﹃稲生物語﹄。⑩ ぴんご みよし 文化三︵一八〇六︶年。⇔備後国三次︵現在広島県三次市︶の藩 士の子、稲生平太郎︵のち武太夫︶が数え年一六歳︵寛延二 年11一七四九年︶のとき、平太郎をなめまわす巨大な老婆、 でんがくざ はね歩く田楽串しになった目のまるい小坊主の首、もえあが る行灯など奇想天外な化け物が現れ、一カ月の間、平太郎ひ さ もとごろうざ えもん とりでそれらと闘い、最後に魔国の頭・山ン本五郎左衛門が きつち 平太郎の勇気をたたえ、木槌を授けて化け物一族をひきつれ て空のかなたに消えていったという物語。⇔﹃新修平田篤胤 全集﹄九、﹃平田篤胤全集﹄三。 いはらき日刊。水戸市。いはらき新聞社。明治二四二八 九一︶年七月五日創刊。昭和一七︵↓九四二︶年一月三一日、 統合紙﹃茨城新聞﹄となったが、同二二年七月五日、﹃いはら き﹄に復題し継続している。 こ が 今斉譜 いまさいかい 五巻・続志一巻・補遺︸巻。⑧古賀 どうあん 桐庵二七八八ー一八四七年︶江戸後期の儒学者。名は燈、字 は季曄、別号は獲屈。㊥文化七︵一八 ○︶年初稿、同=二 ︵一八一六︶年成稿。⇔見聞したところの怪異談二三八条を漢 文で記したもの。㊧国立国会図書館︵写本︶ 因果経 いんがきょうー過去現在因果経 かこげんざい いんがきょう 因果物語 いんがものがたり 三巻三冊︵片かな本︶・六巻六 すずきしようさん 冊︵平かな本︶。⑧鈴木正三︵一五七九1]六五五年︶江戸前 期の仮名草子作者・禅僧。⇔㊧寛文元︵一六六一︶年、片かな 本が義雲・雲歩編で刊行。平かな本は寛文年間に増補されて 三巻本から六巻本になった。㊨正三が諸国を遍歴して書きと めたもので、怪異謂をかりて仏法の因果の理を伝えようとす るもの。㊧古典文庫﹃因果物語﹄日⇔。日は平かな本、⇔は片 かな本。㊧﹃仮名草子集成﹄四、﹃袖珍名著文庫三片かな本︶ こんどうよしき 淫祀論 いんしろん 一冊。⑧近藤芳樹二八〇一ー八〇年︶ 江戸後期・明治前期の国学者。㊥天保一四︵一八四三︶年。㊥ 正社と淫祀の区別をして、淫祀の由来・沿革を述べ、淫祀の 除くべきことを論じたもの。⑥国立国会図書館︵写本︶ 印度史 いんどし 一冊。⑧J・ミル︵≦=し゜一七七三ー一 八三六年︶イギリスの哲学者・経済学者。㊨インドの歴史。 ︹原書︺=一ω8蔓o﹃ロ号一許甘合①゜一。。嵩゜
せいてん 印判秘決集 いんばんひけつしゅう⑧盛典二六六一ニー一 七四七年︶江戸中期の国学者・真言宗の僧。㊧⑱享保一七二 七三二︶年。㊨名字・印判・花押のことについて論じたもの。 ﹁第一、三国流行並に相承伝来﹂から﹁第一〇、判形列位並に 名乗帰納﹂まで一〇に分けて論じている。⇔哲学堂文庫︵寛保 三︹一七四三︺年、増補版︶ 陰符経 いんぷけい 一巻。⑧未詳。㊨道教の書。﹃黄帝陰 符経﹄という。神仙抱一演道・富国安民演法・強兵戦勝演術 の三章、四四七字から成る道家の思想をとり入れた兵法の 書。道家の修養法が中心となっている。⇔﹃重較説郭﹄、﹃広 漢魏叢書﹄。 かくはく 陰陽五要奇書 いんようごようきしょ ⇔郭撲︵二七六ー三 二四年︶六朝・東晋の学者・文学者。字は景純/その他著。 豊川村︵大阪︶、岸田佐右衛門、明治二二︵ 八八九︶年、一八 せんき 四・一六五頁。㊥合冊本。郭撲﹃元経﹄、趙載﹃瑛磯経﹄、陳復 心老人﹃陽明按索﹄、劉伯温﹃左元直指﹄、幕講﹃三白宝海﹄を収 録している。 陰陽式 いんようしき未詳。 しメつ 陰陽方位便覧 いんようほういべんらん 三巻三冊。⑧白 い ためよし 井為賀︵未詳︶江戸後期の易学家。㊥㊧嘉永七︵一八五四︶年。 ㊨占卜。森重勝纂輯本︵文化一一年刊︶の補訂。⇔﹃陰陽方位 便覧﹄︵明治二三・二七年︶ ︹う︺ 宇治拾遺物語 うじしゅういものがたり 一五巻。⑧未詳。 ㊥建暦二︵一二一二年︶ー承久三︵一二二一︶年の間に成立し、 のち増補された。㊥八巻、寛永︵=ハニ四ー四四年︶ころ古活 字版。↓五巻、万治二︵一六五九︶年。㊥説話。霊験謹・法力 讃などの仏教説話、笑話、滑稽談、民話など一九七話を収録 している。﹃今昔物語集﹄、﹃古事談﹄、﹃日本霊異記﹄などの先 行諸書に依拠した説話が過半をしめている。㊧笠間影印叢刊 ︵書陵部本︶、陽明叢書︵陽明文庫本︶、﹃宇治拾遺物語三古活 字版︶。⇔﹃岩波文庫﹄、﹃角川文庫﹄、﹃校註日本文学大系三 〇、﹃新訂増補 国史大系﹄、﹃日本古典全書﹄、﹃日本古典文 学全集﹄、﹃日本古典文学大系﹄二七。 宇治大納言物語 うじだいなごんものがたり 三巻。⑧ みなもとのたかくに 源 隆国︵一〇〇四ー七七年︶平安中期の公卿。宇治大納言 と称される。⇔説話集。鎌倉末期には散逸したという。﹃今 昔物語集﹄、﹃宇治拾遺物語﹄などの中世説話集と密接な関係 があるとされる。室町ー江戸期にはそれらとの混同がおこっ た。ー←宇治拾遺物語、今昔物語集。 干周語単裏公語 うしゅうごたんじょうくご 未詳。 有宗七十五法記うしゅうしちじゅうごほうき 三巻三冊。 そうちよう ⑧宗禎︵未詳︶江戸中期の僧。⑳﹃七十五法記﹄。㊥享保=二 ︵一七二八︶年自序、同一五年践。㊥享保一七︵ 七三二︶年。 ⇔﹃阿毘達磨倶舎論﹄などにもとついた説一切有部の教義綱要 503
書。﹃七十五法名目﹄の不備を補う目的で著され、倶舎学の入 門書として用いられたといわれる。⇔﹃大正新脩大蔵経﹄七一 ︵二三二五︶、﹃仏教大系﹄七十五法・略述法相義。 まつだいらさだのぶ 雨窓閑話 うそうかんわ 三巻三冊。⑧松平定信︵一七五八 −一八二九年︶江戸後期の大名・学者・歌人。号は楽翁。⑳ ﹃白河夜話﹄、﹃明君白河夜話﹄。㊥嘉永四︵一八五一︶年。㊨織 りんしよく 田信長吝薔のこと、秀吉奥方の素性、細川侯和歌のこと、 感情の発句のことなど、三〇余条の古今の雑話を集めたも の。各条の終わりに勧戒の言を付記している。㊧﹃日本随筆 全集﹄一九、﹃日本随筆大成﹄新版一期七︵旧版一期四︶、﹃百家 説林﹄正編上。 仮麻夢 うたたねのゆめ 六巻六冊。⑧小崎智節︵未詳︶江戸 前期の人。別名は川西逸人・観海居士。⑫元禄六︵一六九三︶ 年序。⇔漢文随筆。巻;東山弄花﹂から巻六﹁解頼政嘲﹂まで 八二条。巻三に﹁鬼神﹂﹁天狗﹂、巻五に﹁妖由人興﹂﹁蘇生なら びに輪廻﹂などがある。㊧哲学堂文庫︵元禄六年、六巻二冊︶ うつほ物語 うつほものがたり 二〇巻二〇冊。箇未詳。複 数の作者により書き継がれたものと考えられている。⑳﹃空 穂物語﹄、﹃宇津保物語﹄。⑫平安時代後期。㊧二〇巻三〇冊、 延宝五︵一六七七︶年。⇔文学史上最初の長編物語で、﹃竹取 物語﹄︵伝奇的傾向︶から﹃源氏物語﹄︵写実的傾向︶への中間に あてみや 位置する作品。貴宮をめぐる求婚物語、藤原仲忠]家の理想 的な生活と立太子をめぐる政治的情況、永遠を志向する音楽 美の世界などから成る。⇔﹃俊景本宇津保物語と研究・第一 巻資料篇﹄久曾神昇、一九八三年、翻刻併載。⇔﹃宇津保物語 本文と索引・本文編﹄一九七三年、﹃校注古典叢書﹄=二ー一 棚 四、﹃日本古典全書﹄、﹃日本古典文学大系﹄一〇ー一二。
空穂物語うつほものがたりーうつほ物語うつほもの
がたり 海賦 うみのふ 箇木玄虚︵未詳︶西晋の人。㊨海を詠んだ賦。 ﹃文選﹄巻第↓二所収。ー文選。 えんつう 羽翼原人論 うよくげんにんうん ㊧円通二七五四ー一八 三四年︶江戸後期の天台宗の僧。号は普門・無外子。⑳﹃略解 けいほう 羽翼原人論﹄。⇔㊧文政七︵一八二四︶年。㊨仏教。唐の圭峰 しゆうみつ りようへん ︵宗密︶の﹃原人論﹄の略解。付録として良遍の﹁自行思惟﹂を 付している。⇔﹃羽翼原人論﹄京都、法蔵館、明治一九︵一八 八六︶年。和三一丁。付・自行思惟︵良遍︶孟蘭盆経うらぼんぎょうー仏説孟蘭盆経 ぷっせつう
らぽんぎよう がん 孟蘭盆経疏新記うらぽんぎょうしょしんき 二巻。⑧元 じよう あんにんし たん 照︵一〇四八ー一一一六年︶宋代の僧。号は安忍子、字は湛 姫。大智律師ともいう。⑳﹃新記﹄、﹃疏記﹄。︵⑲宗密︵七八〇 1八四一年︶の﹃孟蘭盆経疏﹄の注釈書。⑪﹃卍字続蔵経﹄一・ 三五・二。 雲臥紀談 うんがきだんー←雲臥紀謹 うんがきだん ぎようえい 雲臥紀謹 うんがきだん 二巻。㊨暁螢︵未詳︶宋の高僧。 字は仲温。⑳﹃雲臥紀談﹄、﹃感山雲臥紀談﹄。⇔南宋紹興二 ︵一一五五︶年。㊥閑居中に見聞した逸話や、修行上の警策とすべき資料を収集し、五二章︵上巻︶と四四章︵下巻︶にまとめ たもの。⇔﹃卍字続蔵経﹄二・乙・二一・一。 雨云 ヨ録 うんさいろく 未詳。 うんしつ 雲室随筆うんしつずいひつ ⑧雲室︵]七五三ー一八二七 こうぜん 年︶江戸後期の画僧。名は鴻漸、法名は了軌。⑳﹃雲室道人筆 記﹄、﹃雲室筆記﹄。㊥未詳。㊨雲室の経歴を中心にして、交 遊のあった学者・詩人・画家など四〇余名の逸話や人物評を 記したもので、伝記資料の典拠ともなっている。⇔﹃少年必 読日本文庫﹄四、﹃芸苑叢書﹄、﹃日本画論大観﹄中。
運斗枢うんとすうー春秋運斗枢 しゅんじゅううんと
すう 雲薄雑志 うんぴょうざっし 四巻四冊。⇔未詳。⇔㊧天保 一四︵一八四三︶年。㊨随筆。多年の見聞の漫録で、全一六一 項から成り、多くは志士・仁人などの言行をあげて、平易な 和漢混交文で善を勧め悪を懲らそうとしたもの。多方面にわ たる興味ある話題にあふれている。⇔﹃岩波文庫﹄、﹃日本随 筆大成﹄新版二期四︵旧版二期二︶、﹃百家説林﹄正編下。 うん 雲楽見聞書記 うんらくけんもんしょき 二巻一冊。⑧雲 楽︵未詳︶。⑳﹃見聞書記﹄。⇔未詳。⇔﹁無銘の刀剣奇代のこ と﹂から﹁人参自方間違のこと﹂まで二六の奇談・奇話を集め たもの。⇔哲学堂文庫︹写本︶ ︹え︺ あさ いりよう い 英華故事 えいがこじ 五巻二冊。㊨浅井了意︵一六一二こ ろー九一年︶江戸前期の僧・仮名草子作者。了意は法号、別 号は瓢水子・松雲など。⑳﹃賞花吟﹄、﹃賞華吟﹄。⇔宝暦一四 ︵一七六四︶年。㊥安永六︵一七七七︶年。㊨巻一﹁世間風流﹂な ど七編、巻二﹁仏道因縁﹂など五編、巻三﹁宝算を祝し奉る﹂な みよう ど九編、巻四﹁諸人の目を悦ぼしむる﹂など↓一編、巻五﹁妙 こうくんふく 香薫頽﹂など四編の計三六編から成る。花に関する故事と和 しよく 歌でつづった花の随想。巻五の最後に﹁蜀州の紅梅女に化す ぴゃくれんげ ること﹂﹁白蓮花の精、美女となりて人に契りしこと﹂という 中国の話が引かれている。貞享五︵一六八八︶年に成立し、享 保二=一七三六︶年に刊行された﹃賞花吟﹄の改題本。㊧哲学 堂文庫︵安永六年︶ あか 栄花物語 えいがものがたり 四〇巻。⇔正編︵三〇巻︶は赤 ぞめえもん いでわのべん 染衛門、続編︵一〇巻︶は平季信女︵出羽弁︶などの女性の執筆 と考えられている。⑳﹃栄華物語﹄、﹃世継﹄、﹃世継物語﹄。㊥ 平安時代︵一一世紀︶。⇔古活字版二〇冊、元和・寛永︵一六 一五ー四三年︶ころ。㊨宇多天皇から堀河天皇までの約二世 紀にわたる宮廷を中心とする編年体の歴史物語。藤原道長の 栄華を物語文学の手法で記している。⇔﹃岩波文庫﹄、﹃校註 国文叢書﹄一〇、﹃新訂増補 国史大系﹄一五、﹃史籍集覧﹄通 記類、﹃日本古典文学大系﹄七五ー七六、﹃栄華物語全注釈﹄ ︵全八巻・別巻一、角川、一九六九ー八二年︶盈進斎随筆えいしんさいずいひつー学山録がくざん
ろく 05
5 営造宅経 えいぞうたくけい ⑧︵未詳︶。㊨占ト。永代大雑書三世相 えいたいおおざっしょさんぜそう⑧ 未詳。⑳﹃永代雑書三世相﹄、﹃永代大雑書﹄。⇔㊧天保九二 えんてんこう 八三八︶年。⇔﹁衰天綱﹂からはじまり、最後のコニ体いろは﹂ までの二〇八項目を掲げて、天文・暦・陰陽・家相・人相・ 男女相性・出産・夢判断・病気養生・まじない秘伝など、生 活上の雑多な事柄を記し、その吉凶禍福や善悪などを示した もの。㊧哲学堂文庫。ー大雑書。 永代重宝えいたいちょうほう 一冊。⑧未詳。㊥㊧未詳。 ⑲暦・居判形相性・日の出入り・男女相性・まじない・うら まんぼうやたて ない・万宝家建雑書・手相明鑑・人相八相の図論・夢相金鏡 おおざつしよ 録など、日常生活に役立つ雑多な知識を述べたもの。大雑書 の類。︵⑥哲学堂文庫︵書名は題策。刊記なし︶ 永代重宝記 えいたいちょうほうきー永代重宝 えいた いちょうほう 易雅えきが 未詳。 おうしよく 易学 えきがく 二巻。⑧王提︵未詳︶宋の人。 しゆ き 易学啓蒙えきがくけいもう 二巻。⑧朱嘉︵=三〇!一 げんかい 二〇〇年︶南宋の思想家。朱子学を大成。字は元晦・仲晦、 かいあん しようよう 号は晦蓄・晦翁。㊨郡雍の﹃先天図﹄にもとついて、①本二図 し さく 蚕②原二卦画べ③明二著策一の三項に分けて説明している。 ⇔﹃朱子遺書﹄。 こ 易学啓蒙通釈 えきがくけいもうつうしゃく 二巻。⑧胡 ほうへい 方平︵未詳︶宋の人。号は玉斎。⇔朱嘉の﹃易学啓蒙﹄の解釈 書。⇔﹃通志堂経解﹄三。 い だ きがく 易学通解 えきがくつうかい 二冊。⑧井田亀学︵寛政二七 九〇年代︺ころ︶江戸中・後期の易学者。名は長秀、亀学は 号。⑮文化六︵一八〇九︶年。㊥文化六年、嘉永四︵ 八五一︶ か 年。㊨易六四卦による占い方を述べたもの。⇔﹃易学通解﹄訂 正三版。文玉圃、明治二三二八九〇︶年、和二冊︵上四五、 下四五丁︶ しゆうえき 易経 えききょう⑧未詳。⑳﹃易﹄、﹃周易﹄。⑳上・下二巻 けい じゆうよく か じ こうじ の経と十翼から成り、経は卦辞と交辞、十翼は伝といわれ、 たんでん しようでん けいじでん ぷんげんでん せつかでん 象伝上・下、象伝上・下、繋辞伝上・下、文言伝、説卦伝、 じよかでん ざつかでん 序卦伝、雑卦伝の一〇編から成る。このなかで﹁繋辞伝﹂は易 の原理論にあたるとともに、形而上学的言説を含み、中国哲 ふつき 学史上からも重要とされる。八卦を伏義が、これを重ねた六 しんのう 四卦を新農が、卦辞を周の文王が、交辞を周公が、十翼を孔 子が作ったといわれる。⑲儒教の五経の一つ。宇宙間のあら ゆる現象の理法を、陰陽二元を組み合わせた六四卦によって 究明しようとするもので、人事百般を関連づけた倫理・道徳 ぼくぜい の書、ト笈の書とされる。㊧⑳﹃新釈漢文大系﹄二三ー二四 ︵上・中∀、﹁全釈漢文大系﹄九−一〇。
易大伝えきだいでんー易伝えきでん
易断えきだんー高島易断たかしまえきだん
けいぼう 易伝えきでん⑧京房︵前七七ー前三七年︶漢代の易学者。 字は君明。⑳﹃周易大伝﹄。⇔﹁周易﹄の注釈書。 閲古随筆 えづこずいひつ 二巻二冊。⑧穆文煕︵未詳︶。⇔ 随筆。㊧哲学堂文庫。しらんじつしゆじん 江戸塵拾えどちりひろい 五巻。⑧芝閲室主人︵未詳︶。⑳ ﹃江都塵拾﹄。㊥明和四︵一七六七︶年自序。⇔﹁霊符の社﹂から ﹁筆談﹂まで、江戸における種々の俗談を八二項目集めたも の。序に、﹃江戸砂子﹄の塵を拾って名づけたとある。⇔﹃燕 石十種﹄五。 さ とう 江戸名所図会 えとめいしょずえ 七巻二〇冊。⑧斎藤幸 雄︵一七三七ー九九年︶江戸中期の国学者。号は松濤軒長秋/ 同幸孝︵一七七二ー一八一八年︶江戸後期の国学者。号は莞斎 /同幸成︵一八〇四ー七八年︶幕末・明治前期の国学者。号は げつしん は せがわせつたん 月ぢ/画・長谷川雪旦︵一七七八−一八四三年︶江戸後期の画 家。⑳﹃東都名所図会﹄。㊥⑱天保五︹一八三四︶年一〇冊、同 七︵一八三六︶年一〇冊。三代五〇年にわたって完成。⑲詳細 な江戸の絵入り地誌で、江戸町内の神社・仏閣・名所古跡・ 地名などを、多くの絵をはさみ平易な文章で解説したもの。 ⇔﹃大日本名所図会﹄二、﹃日本図会全集﹄一期一ー四。 こうゆう 准南鴻烈解 えなんこうれつかい 二一巻。⑧高誘︵未詳︶後 漢の学者。㊨﹃准南子﹄の注釈書。 りゆうあん 准南子えなんじ 現存一=巻。箇劉安︵前一七九ー前一二 わいなんおう 二︶前漢高祖の孫。文帝の一六︵前一六四︶年、准南王となる。 えなんこうれっ ⑳原名は﹃准南鴻烈﹄という。㊨道家・陰陽家・法家などの諸 学派の説を網羅して、古今の治乱興亡・吉凶禍福・奇聞逸話 などを論じた百科全書的な著作。⇔﹃新釈漢文大系﹄五三ー五 四・六二。 絵本朝鮮征伐記 えほんちょうせんせいばつき 二〇巻二 つるみねしげのぷ ○冊。⑧鶴峰戊申︵一七八八ー一八五九年︶江戸後期の国学 はしもヒ 者。戊申は名、字は世霊・季尼、号は皇舎・海西/画・橋本 さだひで 貞秀︵一八〇七ー?年︶江戸後期・明治前期の絵師・戯作者。 橋本貞秀は号、別号は歌川貞秀・玉蘭斎など。⑳﹃朝鮮征伐 記﹄。㊥嘉永七︵一八五四︶年。㊥実録体小説。絵入り。豊臣 秀吉の朝鮮の役を書いたもの。㊧哲学堂文庫。 とトつ 絵本百物語 えほんひゃくものがたり 五巻五冊。⇔作・桃 かえんみ ちまろ 花園三千麿︵未詳︶江戸後期の人。別号は三寿・桃山人・桃華 たけはらしゆんせんさい 山人/画・竹原春泉斎︵未詳︶江戸後期の絵師。姓は松本氏、 竹原春泉斎は号、別号は春泉・清秀。⑳﹃桃山人夜話﹄。@⑭ 天保一二︵一八四一︶年。⇔巻一﹁白蔵主﹂から巻五﹁舞首﹂まで 四四話から成り、]話ごとに妖怪の挿画がある。⇔﹃古典文 庫﹄六二七﹁怪談百物語﹂。 にしむらはくう 煙霞綺談 えんかきだん ㊥西村白烏︵?ー一七八三年︶江戸 中期の易学者。白■は号。㊥明和七︵一七七〇︶年序。㊧安永 二︵一七七三︶年。⇔諸国を遊歴中に見聞した市井の奇談・怪 説を集録し、私見をも加えたもの。⇔﹃日本随筆大成﹄新版一 期四︵旧版一期二︶
円覚経えんがくきょうー大方広円覚修多羅了義経
だいほうこうえんがくしゅたらりょうぎきょう ちようえい 淵鑑類函 えんかんるいかん 四五〇巻。⑧編・張英二六 三七ー一七〇八︶清代の学者。字は夢敦、号は楽園/その他 こきつ き 編。㊥康煕四九︵一七一〇︶年。⇔類書。清の康煕帝の命によ ゆあんき り、明の禽安期の﹃唐類函﹄にもとついて、古今の故事来歴を 507明らかにするために、唐・宋・元・明の諸書より詩文・事跡 を集め、全体を四四部門に分類して編纂したもの。故事を検 索するのに便利といわれる。 ふじわらのときひら 延喜式 えんぎしき 五〇巻五〇冊。⇔藤原時平︵八七一ー ただひら 九〇九年︶平安前期の公卿/同忠平︵八八〇ー九四九年︶平安 中期の公卿/その他著。⇔延長五︵九二七︶年。⑮正保四二 六四七︶年。⇔律・令・格の施行細則を集成した法典。これ 以前の﹃弘仁式﹄、﹃貞観式﹄を集成し、三千数百条の条文を二 官八省の役所ごとに編成したもの。平安時代の公家制度万般 じんぎ を知る資料で、巻一ー巻一〇は神舐制度について詳しく記さ れ、なかの祝詞は信仰・思想史研究上の根本資料の一つとさ れる。また、公家社会の公事・年中行事の典拠とされた。㊧ ﹃校訂延喜式﹄皇典講究所編、昭和四ー七︵一九二九ー三二︶ 年。﹃新註 皇学叢書﹄三、﹃新訂増補 国史大系﹄二六、﹃日 本古典全集﹄二期、﹃日本精神文化大系﹄三。 役君形生記 えんくんぎょうしょうき 二巻二冊。㊨秀高 ︵未詳︶。⑳﹃修験役君形生記﹄。⇔天和四︵一六八四︶年。㊥元 えんのぎようじや 禄六︵一六九三︶年。⇔修験道の祖、役行者の伝記。行者の 前生より入寂にいたる一代の行跡を賛嘆したもの。上巻に証 おつの 誠行者、過去契約、小角誕生、幼稚遊戯、悪鬼随逐、箕面入 滝の六項、下巻に大峰修行、金峰修行、葛城修行、久米路 橋、豆州配流、勅許帰洛、慈父報恩、新羅帰入、異類化度の 七項を記している。⇔﹃増補改訂 日本大蔵経﹄九四﹁修験道 章疏﹂三。 艶遣通鑑 えんけんつうかん 未詳。 たきざわばきん 燕石雑志 えんせきざっし 五巻六冊。⑧滝沢馬琴二七六 とく 七ー↓八四八年︶江戸後期の戯作者。名は解、字は珀吉、馬 ちよさどう さりつぎよいん 琴は号、別号は曲亭、著作堂主人・蓑笠魚隠など。⑳文化六 ︵一八〇九︶年。⇔文化八︵]八一一︶年。㊨随筆。古今の事物 につき、和漢の書を博捜引証し、また自らの考えを述べたも た ぬ け の。鬼神論、鬼神余論、俗呪方、田之怪などがある。⇔﹃日 本随筆全集﹄五、﹃日本随筆大成﹄新版二期一九︵旧版二期一 〇︶、﹃有朋堂文庫﹄﹁骨董集・燕石雑志・用捨箱﹂。
猿著聞集えんちょもんじゅうー猿著聞集さるちょも
んじゅう てん 燕南記謹 えんなんきたん 前集三巻・後集三巻六冊。⑧天 れいしようくう 嶺性空︵一六六九ー一七四〇年︶江戸中期の臨済宗の僧。法 講は性空、道号は天嶺。⑱前集は享保一〇︵一七二五︶年、後 スル ヲ 集は同一七︵一七三二︶年自序。⇔随筆。木魚、修レ福偏、大 ス ニ ニ ス ヲ はらウ ヲ 黒神・鬼子母神安二厨家、一跳魚入レ船、治二歯痛、一心経撰レ災、 まねク ノ 禍福自召、夢中偶、枯井有レ毒などから成る。㊧哲学堂文庫 ︵享保一〇年、三巻一冊︶ くろかわどうゆう 遠碧軒記 えんぺきけんき 二巻四冊。⑧黒川道祐︵?ー一 六九]年︶江戸前期の医者・地誌家。名は玄逸、字は道祐、 号は静庵・梅庵・遠碧軒。⑳﹃遠碧軒随筆﹄。㊥延宝三︵一六 七五︶年。㊨随筆。天象・神祇・寺院・人倫・人事・典籍・ 器財など二〇部門に分類︵全七四三条︶し、地誌・故実・見聞 などを記している。宝暦六︵一七五六︶年に難波宗建が、今はその存在が不明の多くの冊数から成る﹃遠碧軒随筆﹄から抄記 し、分類・編集したもの。⇔﹃随筆大観﹄三、﹃日本随筆全集﹄ 一九、﹃日本随筆大成﹄新版一期一〇︵旧版一期五︶ 延命地蔵経 えんめいじぞうきょうー←延命地蔵菩薩経 えんめいじぞうぽさつきょう 延命地蔵菩薩経 えんめいじぞうぼさつきょう 一巻。⑪ 不空︵アモーガヴァジュラ、七〇五ー七七四年︶唐代の密教訳 経僧。㊨民間に信仰のあつい延命菩薩の利益を説いている。 日本撰述の偽経ともいわれる。⇔﹃訓読 延命地蔵菩薩経﹂ ︵明治四四年︶ 延命地蔵菩薩経直談紗 えんめいじぞうぼさつきょうじき だんしょう 一二巻一二冊。⑧必夢︵未詳︶。⑳﹃仏説延命地 蔵菩薩経直談⑳﹄、﹃説法因縁地蔵経鼓吹﹄、﹃地蔵経鼓吹﹄。 ⑳元禄一〇︵一六九七︶年。㊥﹃延命地蔵菩薩経﹄の注釈書。㊧ 哲学堂文庫。 ︹お︺ じつかん 桜陰腐談おういんふだん 二巻二冊。⑧実貫︹?1一七二 〇年︶江戸前期の真言宗の僧。字は泰音、号は梅国。⑳宝永 七︵一七一〇︶年。⑯正徳二︵一七一二︶年。㊨随筆。和漢の事 物の起源、古諺・物名の由来、その他世俗の行事などを漢文 により問答的に記述・解説したもの。⇔﹃仙台叢書﹄一。 奥羽日日新聞 おううにちにちしんぶん 日刊。仙台、奥 羽新聞社。明治↓六︵一八八三︶年一月五日、﹃陸羽日日新聞﹄ ︵明治=二︹一八八〇︺年六月、﹃仙台日日新聞﹄を改題・追号︶ を改題・追号した。明治三六︵一九〇三︶年一月一日、﹃奥羽 新聞﹄と改題・追号した。⑲時事。おもな関係者−友部鉄軒。 王氏易学 おうしえきがくー易学 えきがく 王氏農書 おうしのうしょー←農書 のうしょ 王充論衡 おうじゅうろんこうー論衡 うんこう げんしん 往生要集 おうじょうようしゅう 三巻。⑧源信︵九四二ー えしん ↓〇一七年︶平安中期の天台宗の僧。通称は恵心僧都。⑳﹃地 獄物語﹄。⑮寛和元︵九八五︶年。⇔承元四︵=二〇︶年。㊨ 念仏往生を勧めた書。往生するための教理と実践について、 経論の要文を集めて、一〇門︵一、厭離稼土、二、欣求浄土、 三、極楽の証拠、四、正修念仏、五、助念の方法、六、別時 念仏、七、念仏の利益、八、念仏の証拠、九、往生の諸行、 一〇、問答料簡︶に分けて詳細に論述している。念仏に対す る独自の体系を構築し、日本浄土教を開く大きな礎石となっ た。また、地獄思想を広め、文学・美術などに大きな影響を 与えた。㊧﹃最明寺本 往生要集﹄影印編・訳文編 築島裕ほ か編、汲古書院、一九八八・九二年。㊧﹃岩波文庫﹄、﹃恵心 僧都全集﹄一、﹃原本校註・漢和対照 往生要集﹄花山信勝校 訂・訳註、小山書店、昭和↓二︵一九三七︶年、﹃浄土宗全書﹄ 一五、﹃大正新脩大蔵経﹄八四︵二六八二︶、﹃東洋文庫﹄八・二 一、﹃日本思想大系﹄六。 往生要集指摩紗 おうじょうようしゅうしきしょう 二五 ゆうあん 巻二五冊。︵⑳遊安︵?1一六九五年︶江戸前期の浄土宗の僧。 509
字は廓螢・廓栄、法名は明誉・念称。㊥天和三︵一六八三︶ 年。⇔源信﹃往生要集﹄の注釈書。⇔哲学堂文庫。
王代一覧おうだいいちらんー日本王代一覧にほんお
うだいいちらん 欧米各国政教日記 おうぺいかっこくせいきょうにっき いのうええんりよう 二編二冊。㊥井上円了︵一八五八ー一九一九年︶明治・大正 ほすい 期の哲学者・教育者。号は甫水。不思議庵主人と称す。東 京、哲学書院、上編明治二二︵↓八八九︶年八月、下編同年一 二月、一〇六・七六頁、索引六・付宗派名称七頁。㊨西欧各 国の宗教・風俗・教育に関して見聞したことを記したもの。 いちのういつきようどうじん 大磯名勝誌 おおいそめいしょうし⑧ 嚢一節道人︵未 詳︶。﹃大磯名勝誌・相州大山記﹄のうちの一つ。天籟書店、 明治二二︵一八八九︶年、四八・二三頁︵合本版︶。㊨地誌。 おおえの 大江広元日記 おおえのひろもとにっき三九冊。㊨大江 ひろもと 広元︵一一四八ー 二二五年︶鎌倉前期の幕府官僚。㊥日記。 ⇔東京大学史料編纂所。 大岡仁政録 おおおかじんせいろく 二〇巻冊数不定。⑧未 詳。㊥実録。享保二︵一七一七︶年から元文元︵一七三六︶年の 間、江戸町奉行として令名のあった大岡越前守忠相のさばき を扱った実録体小説。寛政年間︵ 七八九ー↓八〇一年︶前後 に出た﹃大岡政要実録﹄︵二〇巻、冊数不定︶とほぼ等しいとい う。㊧東北大学附属図書館。 大鏡 おおかがみ 三巻・六巻・八巻本がある。㊨未詳。⑳ ﹃世継﹄、﹃世継翁﹄、﹃世継物語﹄。㊥平安中期ー後期。㊥慶 長、元和ころ古活字版。㊨物語風歴史書。文徳天皇から後一 条天皇の時代におよぶが、藤原道長一代の権勢を描こうとし たもので、その裏面にひそむ策謀を暴露し、道長に対しても 厳正な批判を試みている。同時代を扱う﹃栄花物語﹄が編年体 であるのに対して紀伝体で描かれている。︵⑭﹁影印校注古典 叢書﹄九・三〇、﹃貴重古典籍刊行会叢書﹄ 期・二期、﹃古典 保存会複製書﹄一期・五期。㊧﹃岩波文庫﹄、﹃校註国文叢書﹄ 九、﹃校註日本文学大系﹄一二ー=二、﹃古典文庫﹄、﹁新訂増 補 国史大系﹄一二、﹃日本古典文学大系﹄二一、﹃日本文学全 書﹄二三、﹃有朋堂文庫﹄、﹃校定大鏡﹄︵明治三〇年︶ 大系図おおけいずー尊卑分脈 そんぴぷんみゃく 大阪朝日新聞 おおさかあさひしんぶん 日刊。大阪、大 阪朝日新聞社。創刊の明治一二︵一八七九︶年 月二五日から 同二一年一二月三〇日までは﹃朝日新聞﹄の紙名。明治二二 ︵一八八九︶年一月三日に紙名変更した︵明治二 年七月一〇 日、﹃東京朝日新聞﹄が創刊された︶。昭和一五︵一九四〇∀年 九月一日、東京・大阪の紙名を統一して﹃朝日新聞﹄と改題し た。⇔時事。おもな関係者ー村山竜平・上野理一。 大阪新報 おおさかしんぼう 日刊。大阪、大阪新報社。明 治三三︵一九〇〇︶年一〇月、﹃大阪商業新報﹄を改題・追号し た。大正一二︵一九二三︶年二月一一日、﹃大阪都新聞﹄と改題 した。おもな関係者ー原敬・加藤恒忠。 大阪毎日新聞 おおさかまいにちしんぷん 日刊。大阪、 大阪毎日新聞社。﹃大阪日報﹄︵明治一八︹]八八五︺年九月一日、﹃日本立憲政党新聞﹄を改題・追号︶を改題・追号して、 明治二=一八八八︶年一一月一=日発行した。明治四四二 九一一︶年、﹃東京日日新聞﹄を合併して商法上の支社とした。 昭和一八︵一九四三︶年一月一日、東京・大阪の紙名を統一し て﹃毎日新聞﹄と改題した。⇔時事。おもな関係者ー柴四郎・ 本山彦 。 大雑書 おおざっしょ 日の吉凶や方角の善悪などを記した 暦注の本に、三世相、種々の占い、故事などを加えて編集し たもの。寛永=二︵一六三六︶年に、それまでの万年暦を改訂 した﹃大雑書﹄が刊行されて、陰陽・暦・天文などの事項のほ かに、家相・人相・男女相性・出産・命名・夢判断・まじな い・商売・病気養生など、日常生活にかかわる雑多な項目が 次第に取り入れられるようになった。日常生活の諸相が吉凶 禍福を根底にして記述されている。江戸期のものに﹃新撰大 全永暦雑書天文成綱目﹄天保六︵一八三五︶年、﹃三世相解嘉永 大雑書﹄嘉永四︵一八五一︶年など、明治期のものに﹃三世相安 政雑書万暦大成﹄明治一六二八八三︶年、﹃永代大雑書三世相 ︵民家必用︶﹄明治二三︵一八九〇︶年、﹃永代三世相万暦大雑 書﹄明治二五︵一八九二︶年など多くの類本がある。
大雑書三世相 おおざっしょさんぜそうー永代大雑書
三世相 えいたいおおざっしょさんぜそう たにかわことすが 鋸屑諄 おがくずぱなし 二巻二冊。⑧谷川士清︵一七〇九 1七六年︶江戸中期の国学者。名は昇、字は公介、号は淡斎、 医名は養順・昇卯。⇔未詳。⑲古今の書に記載の事物につい て、その字義、語源、起源、その他歴史、地理、歌詩など一 二七項目にわたり考証し、それぞれの出典を示すとともに自 己の見解を述べている。㊧﹃日本随筆大成﹄新版一期六︵旧版 一期三︶、﹃百家説林﹄正編上。 桶狭間の役 おけはざまのえき未詳。 小田原記 おだわらき⑧未詳。⑳﹃異本相州兵乱記﹄。⇔未 詳。㊥戦記物。小田原城を本拠とした戦国大名・北条氏五代 の歴史を書いたもの。⇔﹃国史叢書﹄﹁室町殿物語・足利治乱 記・異本小田原記﹂、﹃続群書類従﹄二一輯上。 だいどうじゆうざん 落穂集 おちぼしゅう⑧大道寺友山二六一二九ー一七三〇 しげひろ 年︶江戸前・中期の兵学者。名は重祐、別号は知足軒。⇔享 保二二︵一七二八︶年。㊥延享元︵一七四四︶年。㊨見聞記。江 戸城築造、初期幕政、幕閣および諸大名の逸話、島原の乱、 明暦の大火など多岐にわたっている。徳川家康の一代記であ る﹃落穂集﹄とは別であり、﹃落穂集追加﹄といわれるもので、 ﹁追加﹂の語が抜け落ちて流布したという。㊧﹃改定 史籍集 覧﹄↓○、﹃大日本思想全集﹄三。 御伽厚化粧 おとぎあつげしょう 五巻五冊。⑧作・画、筆 天斎︵未詳︶江戸中期の読本作者。⇔⑮享保一九︵ 七三四︶ 年。⑲怪異小説。芭蕉の妖精、大鯨の怪、化け猫などの動植 物に関する怪異談のほか、﹁赤関留二幽鬼一﹂などの幽霊説話を 収めている。全一五話から成る。⇔﹃徳川文芸類聚﹄四。 じようかんばうこうあ 御伽空穂猿 おとぎうつぼざる 五巻五冊。⑧静観房好阿 ︵一六九八ー 七六九年︶江戸中期の談義本作者。別号は静観 511堂・摩志田好話・西向庵。@⑮元文五︵一七四〇︶年。⑲怪異 談。巻一﹁猿に盗を教えて渡世とせし事﹂など三話、巻二﹁樫 貧の富商悪疾を請し事﹂など三話、巻三﹁盗賊人を欺き敵討と 偽りし事﹂など三話、巻四二言観世音利生の事﹂など三話、 巻五﹁秩父慈眼寺の観音霊験の事﹂など四話の計↓六話から成 る。⇔﹃徳川文芸類聚﹄四。 あさいりようい 御伽碑子 おとぎぼうこ =二巻=二冊。⑧浅井了意二六 ]二ころー九 年︶江戸前期の僧・仮名草子作者。了意は法 おとざぽうこ 号、別号は瓢水子・松雲など。⑳﹃御碑子﹄。⇔㊧寛文六二 六六六︶年。㊨中国の怪異小説﹃勇灯新話﹄や﹃勇灯余話﹄など から翻案して六七編の怪異謹としてまとめたもの。⇔﹃近世 文芸叢書﹄三、﹃近代日本文学大系﹄﹁怪異小説集﹂、﹃日本名著 全集﹄﹁怪談名作集﹂。 御伽反故 おとぎほご 未詳。
御文五帖一部示珠指おふみごじょういちぷじしゅし九
ごんぞう 巻九冊。⑧厳蔵︵未詳︶江戸中期の真宗の僧。号は教応・暁 応。㊥天明五︵一七八五︶年。⇔御文の注釈書。⇔大谷大学。 ともばやしみつひら於茂秘伝草おもいでぐさ 一冊。⑧伴林光平二八;丁
六四年︶幕末の国学者・歌人・志士。名は光衡・光平、号は こうさい 蕎斎・岡陵・斑鳩隠士など。﹁ばんばやし﹂ともいう。⑳﹃お もひ出草﹄、﹃於母比伝艸﹄。⇔文久二︵一八六二︶年。㊨随筆。 自ら奉ずる古学の立場から国体の重んずべきことなどを、四 ふでをもつてぼこにかえる 字題で述べている。以レ筆換レ枠・学問要路・君臣名義・湯 しいだつ なにそむく かみにしたがう いえいぬあるじをかむ 武獄奪から忠逆反レ名・妖怪神異・死生随レ神・家狗畷レ主 まで、全二一項目から成る。⇔﹃畑中家蔵伴林光平遺稿 集﹄、﹃日本精神文化大系﹄一〇︵抄︶、﹃武士道全書﹄七、﹃武士 道叢書﹄下︵抄︶、﹃やまと叢誌﹄五。 とうずいしや 思出草紙おもいでそうし 一〇巻。⑧東随舎︵未詳︶江戸後 期の戯作者・狂歌作者。姓は栗原氏、通称は幸十郎、別号は 二流間主・青雲軒主人・松寿館主人。⑳﹃古今雑談思出草 紙﹄。⇔狐人に化したること・通悪魔がこと・情ありて立身 せしこと・北国の飛脚死霊のために乱心すること・夢に一首 の歌を得しことなど、古今にわたる諸国の奇談・珍説を記し たもの。⇔﹃日本随筆大成﹄新版三期四︵旧版三期二年︶。㊧哲 学堂文庫︵写本。三巻二冊。天保七︹一八三六︺年︶ 織唐衣 おるからきぬ 六巻六冊。⑧未詳。⑳﹃和歌絵入 緒留加羅幾怒﹄。㊥宝永二︵一七〇五︶年序。㊧宝永三年。⑲ おしえ たぐい っつしみ 巻一﹁教の巻﹂、巻二﹁倫の巻﹂、巻三﹁敬の巻﹂、巻四 かんがえ ことば おこない ﹁稽の巻﹂、巻五﹁言の巻﹂、巻六﹁行の巻﹂に分けて、中 国古典を引用して説いた教訓書。⇔哲学堂文庫。 はんさつ 温故要略 おんこようりゃく 五巻五冊。⑧盤察︵?ー一七 三〇年︶浄土宗の布教僧。号は厚誉・不絶。⑳﹃三国事蹟 温 りげん 故要略﹄。⑳享保七︵一七二二︶年。㊥俗間の故事・僅諺の典 拠などを考説したもの。㊧哲学堂文庫。 温知叢書 おんちそうしょ 一二冊。⑧編・岸本操︵未詳︶、 標註・内藤阯竪、小宮山緩介。⑳﹃近古文芸温知叢書﹄。東 京、博文館、明治二四︵一八九一︶年ー二五︵ 八九二︶年。㊨ 叢書。﹃近代世事談三第三編︶、﹃近世奇跡考﹄︵第八編︶、﹃牛馬問﹄、﹃近世事物考﹄︵第]二編︶を収録。 陰陽外伝磐戸開 おんようがいでんいわとひらき 一〇巻。 かもののりきよ うでん ㊥賀茂規清︵一七九八ー一八六一年︶江戸後期の神道家。烏伝 うめつじ 神道の開祖。家名は梅辻、賀茂は本姓。㊥理・事・物・無心 ひ ゆ の感・有心の感・讐諭・間違伝などの部に分け、因縁説・奇 法・妖術などを論弁し、合理的な解釈を加えたもの。⇔﹃陰 陽外伝磐戸開﹄長谷川正信刊、明治二︵一八六九︶年。他に柏 廼舎刊、明治六︵一八七三︶年、和二冊︵上四九、下四六丁︶。 井上勝五郎刊、明治二四︵一八九一∀年、四四〇頁。 ︹か︺ いたみちんえん 怪異談叢かいいだんそう五巻五冊。箇伊丹椿園︵?ー一 七八一年︶江戸中期の読本作者。名は好寛・源曹、椿園は号、 別号は雲盈・観笑処士。⑳﹃古今奇談 毒草紙﹄、﹃怪異諏 叢﹄。⑱安永八︵一七七九︶年自序。㊥天明元二七八]︶年。 ⑲﹃太平広記﹄、﹃宜室志﹄など、中国の怪異小説一四部のなか から二〇編を選び翻訳したもの。林羅山の﹃怪談全書﹄の続編 として著すとしている。㊧哲学堂文庫。 にしかわじよけん 怪異弁断 かいいぺんだん 八巻八冊。⑧西川如見二六四 八!一七二四年︶江戸前・中期の天文暦算家・地理学者。名 は忠英、別号は恕軒・求林斎など。⑳﹃和漢変象怪異弁断天 文精要﹄、﹃万物怪異弁断﹄。⇔正徳四ー五︵↓七一四ー一五︶ 年。⇔天文・占ト。巻一から巻四までを天異編、巻五から巻 八までを地異編とし、和漢古今の書から怪異に関する事実を 抽出して、それに自己の見解を加えて述べたもの。⇔﹃西川 如見遺書﹄五。 海外怪妖記 かいがいかいようき未詳。 海外経 かいがいきょうー山海経 せんがいきょう 海嶋志 かいきょうし 未詳。 開一兀遺事 かいげんいじ1開元天宝遺事 かいげんてん ぽういじ おうじんゆう 開一兀天宝遺事かいげんてんぽういじ 四巻。⑧王仁裕︵未 詳︶五代の人。⑳﹃開元遺事﹄。◎唐代の遺事を拾い集めたも の。遺事一五九条。⇔﹃百川学海﹄、﹃顧氏文房小説﹄、﹃五朝 小説﹄、﹃説郭﹄、﹃唐人説蒼﹄、﹃和刻本漢籍随筆集﹄。 海国日報 かいこくにっぽう 日刊。東京、海国日報社。明 治三八︵一九〇五︶年]二月一日ー大正三︵一九一四︶年七月一 五日。以後﹃亜細亜日報﹄と改題。 怪談 かいだんー怪談全書 かいだんぜんしょ うんぽう 怪談御伽桜 かいだんおとぎざくら 五巻五冊。⑧雲峰二 六七八ー]七四八年︶江戸中期の俳人。号は雲峰・年々翁・ 花洛誹林・都塵舎。㊥⑮元文︵一七三六ー四一年︶ころ。⑲浮 世草子。㊨﹃未刊珍本集成﹄。 じようかんぽう 怪談御伽童 かいだんおとぎわらわ 五巻五冊。⑧静観房 こうあ 好阿︵一六九八−一七六九年︶江戸中期の談義本作者。別号は 静観堂・摩志田好話・西向庵。⑳﹃古今実説 怪談御伽童﹄。 ◎⑱明和九︵一七七二︶年。⑲読本。巻一﹁速霊神の来由の事﹂ ほか二話、巻二﹁八千代稲荷霊験の事﹂ほか二話、巻三﹁安房 513