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高度で多様化する無線通信を支えるアンテナ・伝搬技術論文特集の発行にあたって

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Academic year: 2021

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電子情報通信学会論文誌 B Vol. J94-B No. 9 p. 1013 ©(社)電子情報通信学会 2011 1013

特集

高度で多様化する無線通信を支えるアンテナ・伝搬技術

論文特集の発刊にあたって

高度で多様化する無線通信を支えるアンテナ・伝搬技術論文特集編集委員会 委員長  

菊 間 信 良

ユビキタス・ネットワーク社会の発展に向け,無線 通信システムの高度化・多様化が進展し,これらを支 えるアンテナ・伝搬技術の重要性はますます高まって きている.特に無線通信端末や無線サービスの多様化 を実現していく上では,無線システムのフロントエン ドとしてのアンテナ設計・解析・測定技術,複雑な伝 搬チャネルの理論解析・モデル化,MIMOなどのアン テナ・伝搬を活用した通信システム技術が重要な役割 を担っている.また新たな周波数帯の開拓に向けたミ リ波応用技術やメタマテリアル等の新しい媒質も注目 を集めている. 本特集では,このような状況のもと,アンテナ・伝 搬関連分野における解析・シミュレーション及び測 定,システム設計・解析を中心として,関連する幅広 い分野の最新技術に関する広い範囲で論文を募集し た.本特集は,いわゆるアンテナ・伝搬関連特集の10 号目にあたる.この一連の特集は,アンテナ・伝播研 究専門委員会が中心となって企画し,和文論文誌Bの 毎年9月に発行しているものである.それゆえに,特 集の特徴あるタイトルを考えることは特集編集委員会 の大きな仕事となる. 今回は,論文投稿をただ待っていてはいけないと思 い,アンテナ・伝播研究専門委員会にお願いをして, 研究会推薦論文制度を積極的に活用して頂いた.論文 執筆に一番近いところにいる技術報告の筆者らの背中 を押す試みを行ったのである. その甲斐もあって,本特集へ投稿された論文数は, 33編(レター 7編を含む)に及んだ.このうち,研究 会推薦論文制度を利用した投稿は4編であった.少な いように思われるかもしれないが,これまでほとんど 利用されなかったことを考えると大きな成果といえ る.厳正な査読の結果,最終的には論文22編(レター 7編を含む)を採録することとなった.これに招待論文 2編,解説論文1件を加えた計25編が本特集に掲載され ている.招待・解説論文は,いずれもアンテナ・伝搬 分野の第一線で活躍している研究者の方々にお願いを した.一般論文と併せて最新技術の動向が理解できる ものと考えている. 最後に,本特集を発行するにあたり,御投稿頂いた 方々,論文査読に御協力頂いた査読委員の方々,企画 及び編集に御尽力頂いた編集委員各位,並びに電子情 報通信学会事務局の方々に深く感謝申し上げる. 菊 きく  信 のぶよし (正員:フェロー)  昭57名工大・工・電子卒.昭 62京大大学院博士課程了.同年同大助手.昭63名工大助手,平2 同講師,平4同助教授,平13同教授,現在に至る.工博.アダプ ティブアレー,到来波推定,無線電力伝送の研究に従事.第4回 電気通信普及財団賞受賞.平18本会論文賞受賞.平19 ∼平20本 会和文論文誌B編集委員長.平21 ∼平22本会通信ソサイエティ 副編集長.平23 ∼平24本会アンテナ・伝播研究専門副委員長. 著書『アレーアンテナによる適応信号処理』,『アダプティブア ンテナ技術』など. 高度で多様化する無線通信を支えるアンテナ・伝搬技術論文特集編集委員会 委 員 長 菊 間 信 良 副 委 員 長 高 橋 応 明 石 井   望 ・ 三 浦   周 今 井 哲 朗 ・ 大 舘 紀 章 ・ 久 我 宣 裕 ・ 笹 森 崇 行 鷹 取 泰 司 ・ 高 橋   徹 ・ 広 川 二 郎 ・ 藤 元 美 俊 前 山 利 幸 ・ 山 口   良 ・ 山 田 寛 喜

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