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オフィスコンピュータHITAC L-320/50Hによる対話形作業手順 及び標準作業時間設定システム

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(1)

特集

オフィスオートメーションシステム

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オフィスコンピュータH‖ ̄AC

L-320/50Hによる

対話形作業手順及び七標準作業時

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部品加工や製品の組立作業を行なうには,どのような設備で,どのような作業内 容を,どれだけの作業時間で行なうかを明確にし,現場作業者が間違いな〈,指定 された時間内で作業を完了することができるように事前準備することが必要である。 この事前準備作業である作業手順と標準作業時間の設定を能率的に行なうために, オフィスコンピュータ(HITAC L-320/50H)を用いた村話形のシステムを偶発した。 本システムの特色は,1台1台の機寸戒の作業順序の作成,変更,作業内容の指ホ 文章の作成,変更及び標準作業時間の算出を,設定老自らが対話形で行なうもので あり,オフィスコンピュータを用いたオフィスオートメーション推進の好事例である。 l】

言 非量産の個別′受注生産工場では,設計が終わり,図面が完 了した部品,又は組立品に対して,作業手順と標準作業時間 を設定することが加工着手前の重要な業務のひとつである。 従来は,大形電子計算機を用いた設計手配からの一貫システ ムにより,作業手順と標準作業時間を設定していたが,この 方法では次のような問題点があった。

(1)既作実績データを主体とした自動設定システムであるた

め,新製品や新部品については作業手順と標準作業時間が設 定されない。

(2)自動設定されたものでも,製品又は部品の細部仕様が既

作実績データとわずかでも異なると,全面的な作成し直しと なる。 以上の問題点を解決するために,(1)項については,作業手 順と標準作業時間の設定担当者が,近似データを速択してビ

デオ端末上に表示し,(2)項については,自動設定済みのデー

タをビデオ端末上に表示して,それぞれ必要な追加,修正, 削除を容易に行なえる対話形システムを開発した。 なお本システムでは,OA(オフィスオートメ【ション)化

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一一一' 鄭匡= オフィスコンピュータ(HITAC L-32D/50H)の外観 キーセ ットを用いたマスタステーション(手前)とスレーブステーション(奥)を示す。

時田康生*

阿部

武*

賢二郎**

1も5ぴP T(JんfJα m七eざんf カムp ∬e心∼γa〟or才 のモデルとして,設定者自らが簡単に操作できるシステムと することをねらい,高機能オフィスコンピュータ(HITAC L-320/50H)を使用した。HITAC L-320/50Hの外観を図1に 示す。 同

作業手順と標準作業時開設定業務の概要

2.1 進行票の様式 作業手順と標準作業時間を設定した結果,出力される帳票 である進行票の様式を図2にホす。進行票は以下に示す項H から成っており,各項目が記人された進行票は,図面に添付さ れて加工部P【】へ∼度され,現場作業への作業指ホに使用される。 (1)タイトル表示欄 設走者名,設定期限,標準作業手順の指導書番号,基準と なる標準作業時間などが記載される。

(2)標準作業時間と作業指示欄

作業順序と使用設備を示す工程順と工程コード,標準作業 時間を指定する段取り及び正味分数,各工程ごとの作業内容 を記載する。 (3)日程表ホ欄 材料其別撮,部品完成期限及び製作ロット数や分て別口ソトご との完成期限を記載する。

(4)仕様表ホ欄

機種,製造番号,部品番号,製作数量,†宝l番,品名などを 記載する。 2.2 作業手順と標準作業時間設定業務 業務の概略フローと本報告で述べる対話形作業手順及び標 準作業時開設走システムの位置づけを図3に示す。

(1)設計手配システム

設計部門で設計完了したものは,大形電子計算機の設計手 配システムにより,材料手配,購入品手配,加工手配などに 展開される。

(2)大形電子計算機による作業手順と標準作業時間自動設定

システム (1)項からの力‖工手配データをもとに,大形電子計算機に登 * 日立製作所土浦工場 ** 日立製作所システム開発研究所 57

(2)

290 日立評論 VO+,64 No.4(1982-4)

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図2 進行票 部品の作業手順,標準作業時間,作業指示文章などを示す帳票である。 (1) 設計手配システム 加工手配 データ 標準作業手順マスタ 標準,既作作業 手順近似データ (2) -■■ (3) (4) 作業手順と標準 作業時間自動 設定システム

対話形作業手 順と標準時問 設定システム

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工程管‡里システム 既作作業手順マスタ 設定完了進行票 (図2に示す。) 図3 作業手順と標準作業時間設定業務概略フロー 対話形作薬 事順と標準作業時間設定システムの位置づけを示す。 58 錨されている既作実績をもとにした作業手順マスタ,又は標 準化された作業手順マスタを参照し,作業手順と標準作業時 間を設定する。対話形システムへは,フロッピーディスクに よってデータを音便している。 (3)対話形作業手順と標準作業時間設定システム (2)項で日動設定された進行票に対し,オフィスコンピュー タとの対話方式により,内容のチェックとデータの追加,修 正,削除を行なう。 (4)工程管至里システム (3)項によ1)完成Lた作業手順と標準作業時問を,再度大形 電イー計算機にf度L,工程背理システムに用いる。 田

対話形作業手順と標準作業時間設定システムの内容

3,l ヰ幾器構成 対話形システムの全体の機器構成を図4に示す。 3.2 システム開発の考え方 システムの概要を図5に,また,開発に当たっての考え方 をまとめて次に述べる。

(1)分散処≡哩方式とし,他システムとのデータ交換が容易な

こと。

(2)検索機能及び画面データの編集機能が豊富なこと。

(3)対話操作怖が良く,使用者に受け入れられやすいこと。 (4)システム保守が容易なこと。 3.3 操作手順と出力画面 操作手順の概要は図6に示すとおりであるが,以下,画面 の出力順に従って操作方法を述べる。 大形電子計算機で自動設定が行なわれた加工手配データを 検索要求する図7の画面が最初に表示される。大形電子計算 機で自動設定がなされていない場合は,オフィスコンピュー タのファイルのマスタから近似データを検索するが,同図は 標準化した作業手順の近似データから検索することを指定し

(3)

オフィスコンピュータHITAC+-320/50Hによる対話形作業手順及び標準作業時開設定システム 291 てユ フロッピーディスク装置 ディスク装置

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スレーブステーシ]ン No.1 図4 機器構成 大 形 電 子 計 算 機 [〓] [〓]

⑤ [=] [〓] マスタステーション

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スレーブステーション プリンタ プリンタ

No.2 No.1 No.2

スレーブステーションは,最大8台まで接続できる.1 壇)データ検索 プログラム 結果出力 プログラム ④ 加工手配 デー タ 標準, 既作作業 手順近似 デ ー タ 設定完了 デ ー タ 極〕 ② ⑨ ④ 修正完了進行票 画面様式 定 義 システム 卜理ム ス テ キ ス テ処シ 中 間 デ ー タ ファイル 画面様式 ファイル ④ ③

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ー ツタ一不ム セ一蓑テ 一テ領ス キト登シ 図5 対話形作業手順と標準作業時間言支定システムの概要 の番号は,処理の順序を示す。 国中 ている例である。この指定により,引き続き近似データの検 索キーを人力するための図8の匝i面が表示される。以_Lの指 定により検索された内谷は,タイトル,日程,仕様などの部 品情報は図9の様式で,作業手順と標準時間は図川の様式に 編集され,匝i面に表示される。図10の画面で担当者は,表示 内谷のチェックを行ない,必要により対話■方式で作業手順, 標準作業時間や作業指ホ文章などの追加,修正,削除を行な うが,このための画面データ編集機能として,テキスト処理 システムを用いる。主なテキスト処理機能を匡111にホす。 繰返L 手配データ 検索キー 入力画面

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図7参照 部品情報 画 面

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l図9参照

作業手順と 標準作業時 開設定画面

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進行票出力 近似データ参照 近似データ 検索キー 入力画面

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図8参照

設定完了データ 図6 対話形作業手順と標準作業時間設定システムの操作手順 表示画面の種頼と順序を示す。 書ショIj】小一&三ケイカタフ′イ秒ケンサダト才=1ウリ王タシテク,■サイ 暮 イ,イモト =川; Sコード =舶2; タイおタラ一言SAK8i か化ヨウ♯ 望292()IO`; タコIjコ小■=ヰ; PR マイスウ壬1; *ショリコ小■ イ≠,J亡ヨウ =ロK 2!ラlウセイ 3!キュクスー マスタサニショウ i川●,-ンマス,†ユショウ 5;如セイブyイ抄,ンねり ふ:七■)メン こ1クリーク 7川イ手 8;北" 9:ショIJへユコク 0;イこき▼,イ見、 回7 手配データ検索キー入力画面例 加工手配データを検索する画 面を示す。二の例では,作業手順内容を標準作業手順マスタから引用すること を手旨定している。 【】

システムの特徴

システムの特徴は次に述べるとおりである。

(1)大形電子計算機との機能分担を図った。

(2)画面様式とデータの持ち方を独立した方式とした。

画面様式は,画面様式定義システムを用いて対話プJ式で独 立に定義することができ,変更も容易である。これにより, 作業手順と標準作業時間デ【タだけを分離して取り扱うこと ができるため,他システムとのデータ交換仰がイ奉れている。 59

(4)

292 日立評論 VOL.64 No.4(柑82-4) 如サコ小"叫 力牝ヨ帥 蔓29之810さ ;手1ウ芸-マス,ミ リチエヲケ芸; 呈●♯ 壬 亡ユ♯ 三 ; マスタ書一手; *マス,ケンヤク1卜書シ,イシI乃■†イt 川●,-)マス,; l.文一シ▲ 忘Y; l.ヒユメイ 云S8トロIAP; 之.タイシーヨ○空言5チ; 写.†-イラブ 輔β; 芋.ネッシュIJ軸; 2.血】クモイド== 1.ツケチ九,シ千=235; 1,マスタト ごl; 王さTクイーンA●,メー,! ソナーイHTくV)盲 シアケ、}TくH〉= ‖別); 寸書牛†1くA〉=†2(柑; 一書手†2(8〉3 250; 村村3(C)三 吉58; 圭一佃計れ●,-ン王 爪●,・)拝 ヨ 丑†コf E †シ ̄よ一手一三 tき、l-I(M)苗 柚スー くヱ)茸 棚カー (L)こ 仰・・ わ■-1-;-† は【 イ ▲ノーノー7 _r) ● ヽ 丑 如脚州州㌧ ●,、ノ ー7 「一【ノ 図8 近似データ検索キー入力画面例 近似データは4種類のマスタ から引用することができる。この画面は,標準作業手順マスタの検索キーを入 力したところである。 き∋り】-ド コD 血り亡耳ク辞=29之○川` ・ク l ヽ l】,サ ト小知㌢付加的ド舛ヂ 州舛棚如 ▲.'一「一■ イ ヽ 】7.J+ イー7 ▲ワ,事 ● タ サ ク l lフ・ノ ス ケ_T一手オ ■}セ.ツシ ュ月 力_ ■¶-川け稚 .・Jイトイ .● 亡フ れP-■ マ.--' T一】〓一-¢ T一A T V-て一▲R ▲n np 1 2-.亡 S 1 2 〇一 コ ま--一-】---】-芸 ; ; ■一コー一首 書書* ラ)コケヒョウ (HE細)書書事 三以2; 之-メンF ;= く いトログ 】タスクF =;(SP:卜屯ク ー暮クス、H E= 亡 =トーク 書き-1ユST= (95; 王F! 手シ1 三8CL-3タさ ,lイスり 芸1; シアケ■一丁; l川¢i †、イス) 芝 ヒー】ク 買(Z】lク三) 声 †-イコ♯ = きコ州I) ≡ ; トワ手ユート■空; ターン方 三Y; 抑●マ 吉丁壬 lさ7; ) 〉 ) Y<一人 Y∧ +F - 1-S 享 れr ▲Rり 08 … 8 ・ -(U -言・-′○ 食Y i 八し i ●-"フー¢ !, ∧U O・-1U l rJ l ■ヒ l l nY S ; 三 ; ; ; 〓 ;--三 三 三 ; ; 三 l】 ≡ 拝 つ㌧椚書的 ウ帥榊桝.イ ウ♯ : タ一月一れ・J, 川′一ト'∧ノ7Eエ蛙叩♯メ 手 1 -亡川.▲7ウ・ ケク'ユワーヽ ●,' ●J ■J■-け・ ..■ノ , 「一】7 ▲ワ'ムーu ツ ーーフ ツーnヒ.-し '′ ■ノ 図9 部品情報画面例 加エする部品に関する情報であり,加工手配デ ータからの内容を表示する。 ショり】小、己8 ★暮暮シュコケ ヒ】○ (80DY)暮一書 川 29281¢` 521別1800 1 01SUモーDIAP ‡T=l`7 E 付8 】ウ,イ タ、ン ショウ三TT 8 A J P M fS †手■ ヨ ウ シ シー 81 453ヰ 2 5Z l アワセメ)&VLシン,"ラメシシ7ケ■(イ,ドリ久一 サンショウ) 82 30別C 12 l D穴ケカー事 03 与J14C 】0 18 1 J CP80198 2-11手り(18†-ク■り)`-Ml(lシアケ ̄ラ叩ケトモ 爪●巾ワト,手†■クーlルーリlショウi"Iトく:汚川17〉 0 3577 ` 21 1 け20丘l¢♯ 7カセンフ、2Rノ】シ如七■ユラ7ク●り婚フ0.1 05 サヰ01e ¢ 10 Ol l 久ユー●ウタユ† 99 011 0 ○ l くtイカユ)へ)几■ユ03ヨウセラ 図10 作業手順と標準作業時問設定画面例 作業手順,標準作業時 間や作業指示文章を示す。この画面に対して,テキスト処理機能を用いて修正 を行なう。 60 (1)画面スクロール (2)行の挿入・削除

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(3)文字の左右移動

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(4)文字の挿入・削除

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図Il主なテキスト処王里機能 作業手順と標準作業時開設定画面の行や 文字の変更を,容易に迅速に行なうことができる。

(3)参照できる作業手順近似デ【タの種類が多い。

本システムでは,4種類の作業手順及び標準作業時間の近 似データを参照することが可能であり,手配部品の作業手順 と標準作業時間を設定するのに最適なデータを一選択指定する ことができる。 (4)画面データの編集機能が豊富である。 データ編集機能としては,行の挿入・削除,▲丈寸:の挿入・ 削除など10種以上の機能をもち,画面上のデータを自由かつ 迅速に編集することができる。また,この機能はテキスト処 理システムとして独立している。

(5)対話操作性が優れている。

対話処理は4桂根の画面で完了するようになっており,対 話のための画面切換か少なし、。また,進行票の様式で対・話操 作を行なうようにしており,使用者に√受け入れられやすい方 式となっている。 (6)文字列入力が容易である。 本システムでは吊 ̄仮名入力を容易にするため,データ入力 装置はアイウエオ配列としており,しかも,あらかじめ登録 した文ノ主二列を一一括表示することができるキーセットを用いた。 なお文字列の登録は,キーセットデータ登録表示システムに より必要の都度,対話方式により即座に登録することができ るようになっている。 B

部品加工や組立作業などの作業手順,作業内容,標準作業 時間を設定する業務の事務合理化をねらって,高機能オフィ スコンピュータ(HITAC L-320/50H)を用いた対話形システ ムを開発した。開発に当たっては,将来のOA拡大のための機 能開発も含めて検討し,次のような成果を得た。 (1)作業手順及び標準作業時間の設定時間の50%短縮

(2)事務手配日数の75%短縮

(3)情報検索による調査分析の即時処理化

(4)大形電子計算機入力データ作成(パンチ業務)の省力化

参照

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モノづくり,特に機械を設計して製作するためには時