• 検索結果がありません。

資料2.第3次枚方市食育推進計画(答申素案)

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "資料2.第3次枚方市食育推進計画(答申素案)"

Copied!
60
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

第3次枚方市食育推進計画(答申素案)

平成29年10月24日(火)

(2)

第1章 第3次枚方市食育推進計画の策定にあたって P. 1 1.計画の位置づけ 2.本市の関連計画 3.計画の策定体制と推進体制 4.計画の期間 第2章 枚方市における食をめぐる現状と課題 P. 3 1.これまでの取り組み 2.食をめぐる現状 3.第2次枚方市食育推進計画における指標の達成状況 4.第2次枚方市食育推進計画の評価と課題 第 3 章 計画の基本的な考え方 P.26 1.計画の体系 2.基本理念 3.基本目標 基本目標1…子どもから高齢者まで生涯を通じた食育の推進 基本目標2…市民の健全な食生活を実践する力を育む 基本目標3…家庭・保育所(園)・幼稚園・認定こども園・学校・ 地域・生産者等の相互連携による食育の推進 4.基本方針 基本方針1…若い世代を中心とした食育の推進 基本方針2…健康寿命の延伸につながる食育の推進 基本方針3…ネットワークによる食育推進と食文化の継承 基本方針4…地産地消の促進と環境に配慮した食育の推進 5.基本方針ごとの指標と目標値の設定について 第 4 章 施策と具体的な取り組み P.48 第 5 章 計画の推進体制 P.56 1.進行管理及び評価について 2.食育推進のための役割 資料編

(3)

第 第11章章 第第33次次枚枚方方市市食食育育推推進進計計画画のの策策定定ににああたたっってて ■1.計画の位置づけ 本市は、平成 20 年 3 月に、子どもから大人まで市民一人ひとりが自らの「食」について考え、 行動することを目的に、食育を総合的かつ計画的に推進する指針として、平成 20 年度から平成 24 年度までを計画期間とする「枚方市食育推進計画」を策定し、平成 25 年 3 月には、後継計画とし て平成 25 年度から平成 29 年度までを計画期間とする「第2次枚方市食育推進計画」を策定しま した。 この計画を受け、健康な心身を培い、豊かな人間性を育む規則正しい生活と食習慣や、栄養バラ ンスの良い食事、よく噛んで食べること等、健全な食生活を推進するため、保育や教育、医療、農 業、市民活動団体等で構成する「枚方市食育推進ネットワーク会議」を中心として、食育推進の取 組を進めてきました。 そのような中、平成 28年 3 月に国において第3次食育推進基本計画(以下「第3次基本計画」 という。)が策定されました。本市においても、引き続き、総合的かつ計画的に食育を推進していく ため、食育基本法第 18 条に基づく市町村計画として、「第3次枚方市食育推進計画」(以下「第3 次計画」という。)を策定します。 ■2.本市の関連計画 【国】 食育基本法 【大阪府】 第3次大阪府食育推進計画 第3次枚方市食育推進計画 子どもから大人まで市民一人ひとりが自ら の「食」について考え、行動することを目的 とした、食育を総合的かつ計画的に推進する 指針 〇第5次枚方市総合計画 〇第2次枚方市健康増進計画 〇枚方市歯科口腔保健計画 〇枚方市地域福祉計画(第3期) 〇ひらかた高齢者保健福祉計画 21(第7期) 〇第 2 次枚方市環境基本計画 〇枚方市子ども・子育て支援事業計画 〇第3次枚方市男女共同参画計画 〇第3期枚方市国民健康保険特定健康診査等実施計画 などの関連計画 食育推進に関する各種取り組み 実施 実施 根拠 根拠 整合 整合 【国】 第3次食育推進基本計画

(4)

■3.計画の策定体制と推進体制 本市では、市をあげた食育推進事業を展開するにあたり、平成 18 年 11 月に、計画の策定や健 康に関する施策の立案等を行う「枚方市健康推進本部」を行政内部に設置しました。また、平成 19 年 2 月に、教育や保育、農業、市民活動団体等で構成する枚方市食育推進ネットワーク会議を立ち 上げ、横のつながりを深め、情報の共有を図るとともに、食育推進に関わる取組を行っています。 そして、平成 24 年 9 月に、附属機関として枚方市食育推進計画審議会(以下「審議会」という。) を設置し、この審議会で食育推進計画の策定や評価を行っています。 また、食育の分野は多岐にわたっていることからも、引き続き、枚方市食育推進ネットワーク会 議と連携した食育推進に取り組みます。 ■4.計画の期間 国の第3次基本計画(平成 28年度~平成32年度)と、現在、大阪府が策定事務を進めている 第3次大阪府食育推進計画(平成30年度~平成34年度)の計画期間は 5 年間とされていますが、 本市の第3次計画の期間は、大阪府と同様に健康増進計画との連携を図るため、第2次枚方市健康 増進計画(平成 26年度~平成35年度)に合わせ、平成 30 年度から平成 35 年度までの6年間 とします。また、今後の社会情勢の変化を踏まえ、必要に応じ見直しを行います。

(5)

第 第22章章 枚枚方方市市ににおおけけるる食食ををめめぐぐるる現現状状とと課課題題 ■1.これまでの取り組み 基本方向1 健全な食生活の実践 ○保育所(園)・幼稚園・認定こども園において、お便りの発行・給食内容や献立の展示・給食 試食会・親子クッキング等の保護者に対する食育の啓発と食生活に関する相談・指導を実施。 ○市において、マタニティスクールや妊産婦・新生児・乳児の訪問指導、乳幼児健康診査、離 乳食・幼児食講習会等の事業を通じ、保護者への食に関する指導や相談を実施。 ○市立の全小学校・中学校においては、「食に関する指導の全体計画、年間指導計画」を策定し、 食育を計画的に推進し、授業や給食の時間を活用して、子どもたちの食に対する理解や関心 が深まるよう働きかけを行った。 ○生活習慣病予防対策事業の一環として、北河内管轄内の保健所と合同による高校生食育リー ダー研修会の実施や大学の学生食堂の栄養士等を対象に食育に関する講義を実施。 ○学校の食堂において、施設に応じた食環境整備の拡大や栄養改善を通して、大学・専門学校 生の健康づくりの推進を目的とした研修会や講演会を行った。 ○市では、生活習慣病予防のための教室やマタニティクラス、離乳食・幼児食講習会において 主食・主菜・副菜をそろえた食事についての講義を実施するとともに、個別に栄養相談・健 康相談を実施し啓発している。また、住民健康診査受診者に対し、集団指導を行った。 ○妊産婦や幼児、幼児の保護者を対象に歯科健康診査を実施するとともに、35 歳から 80 歳ま での対象者(5 歳きざみ)に対して歯周疾患検診を実施。(平成 28 年 4 月~歯周病検診に名 称変更し、対象を70 歳までに変更して実施。75 歳・80 歳は後期高齢者歯科健康診査とし て実施。) ○保育所(園)、幼稚園、小学校、中学校で歯科健康診断を実施するとともに、幼稚園及び小学 校においては、歯科衛生士による年齢に応じたブラッシング指導(実施学年は学校園が決定) を、保育所(園)については各園の取り組みとして看護師等がブラッシング指導を実施。 基本方向2 ネットワークによる食育推進と食文化の継承 ○食育推進をめざしたネットワークの構築と普及・啓発活動 さまざまな分野で食育活動に取り組んでいる団体等が情報を共有し、横のつながりを深め、 市をあげて食育の推進を図るため、平成 19 年 2 月に「枚方市食育推進ネットワーク会議」 を設置。教育や保育現場、農業、食品生産流通産業、保健医療、ボランティア団体等から推 薦された人、及び公募で選ばれた人で構成しています。 また、平成 20 年度から毎年、食育の普及・啓発と関係機関・関係者のネットワークを深

(6)

めることを目的としたイベントとして、枚方市、枚方市教育委員会、枚方市食育推進ネット ワーク会議の主催により、「ひらかた食育カーニバル」を開催。 ○食に関する基礎的な知識を有する市民(人材)を養成するため、「ひらかた食育理解度チェッ ク(H26~ひらかた食育Q&A)」と「食育ノート」を作成し、対象者(大人用:保健セン ター事業参加者 子ども用:市内小学 5 年生)に配布。 (参加者 H28:大人用 3,493 人 子ども用 11,131 人) ※平成 23 年度から実施している「ひらかた食育理解度チェック」について、大人を対象とし て行っていたが、内容と対象を見直し、平成 26 年度からは、子ども(市内小学 5 年生)を 対象に加えた改定版にあたる「ひらかた食育Q&A」を実施。 ○田畑での播種、植え付け、除草、施肥、収穫などの農業体験と、収穫した農作物の試食・加 工体験を実施。 ○地域の農業者、食品関連事業者や地域ボランティアによる出前授業が実施。 ○食品関連事業者や流通産業での工場見学が実施。 ○枚方市健康づくり食生活改善協議会、健康リーダーなどの健康づくりボランティアを養成す る「健康づくりボランティア講座」を実施。 ○健康づくりボランティアのスキルアップを目的とした研修を実施。 ○健康づくりボランティアを中心に、生涯学習市民センター等で、健康料理教室や健康講座を 実施。 基本方向3:地産地消の促進と環境に配慮した食育の推進 ○市民の農業や食への関心を高めるため、地元農家が育てた野菜を収穫する農業イベントとし て「農業ふれあいツアー」を実施し、また、農業と住民の交流を図るため「農業まつり」を 開催。 ○手つかず食品の削減や、作りすぎ・食べ残しをしないことなどを中心に啓発を行う「スマー トライフ啓発キャンペーン」を実施。 基本方向4:食の安全・安心の確保と安全性や栄養等の情報発信 ○保育所等の調理関係者や福祉関係施設の管理者及び食品営業団体等を対象に衛生講習会を実 施。また、広報ひらかたやホームページ、FM ひらかたなどで、食中毒関連情報の発信や食中 毒予防キャンペーンを実施。

(7)

■2.食をめぐる現状 1.健康分野の現状 (1)枚方市の健康 ●生活習慣病予防や改善のために適正体重や減塩などに気をつけた食生活 ●メタボリックシンドロームの割合 15.2% 13.7% 15.9% 47.9% 41.0% 52.1% 31.0% 36.6% 27.8% 3.9% 6.8% 2.2% 2.0% 2.0% 1.9% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 全 体 男性 女性 いつも気をつけて実践している 気をつけて実践している あまり気をつけて実践していない 全く気をつけて実践していない 無記入 0 10 20 30 総数 女性 男性 26.8% 8.7% 16.1% % メタボリックシンドロームの割合は、男性 26.8%、女性 8.7%となっており、女性より も男性に多い傾向があります。 平成 27 年度枚方市国民健康保険特定健康診査(受診者 21,919 人)の結果 内臓脂肪型肥満(リンゴ型肥 「メタボリックシンドローム」とは? 内臓脂肪による肥満 □ 血糖が高め □ 血圧が高め □ 血中脂質が異常 危険因子を 2 つ以上 あわせ持っている 主に中高年の男性に多く、お腹 のまわりに脂肪がたまります。 メタボリックシンドロームのも とになり得る肥満です。 生活習慣病の予防や改善のため の食生活について気をつけている という割合(「いつも気をつけて実 践している」「気をつけて実践して いる」の計)は、全体では6割台 (63.1%)となっている。性別に みると、男性で5割台(54.7%) に対し、女性では7割弱(68.0%) と 13.3 ポイント高い。

(8)

●市民(40 歳以上)の健康診査結果における有所見者の割合 男性 女性 LDL コレステロールの有所見者の割合は、50 歳以上の年代では男女とも 60%を超えており、 また、腹囲の有所見者の割合は、女性よりも男性が高くなっています。ヘモグロビン A1c と収縮期 血圧の有所見者の割合は、男女を問わず年代とともに増加傾向にあります。 ●幼児健診時のむし歯の有無 85.3 95.4 99.1 14.7 4.6 0.9 0% 20% 40% 60% 80% 100% 3歳6か月児健診(大阪府) 3歳6か月児健診(枚方市) 2歳6か月児歯科健診(大阪府) 2歳6か月児歯科健診(枚方市) 1歳6か月児健診(大阪府) 1歳6か月児健診(枚方市) むし歯のなかった子 むし歯のあった子 0% 20% 40% 60% 80% 40歳代 50歳代 60歳代 70~74歳 LDLコレステロール 腹囲 HbA1c 収縮期血圧 拡張期血圧 0% 20% 40% 60% 80% 40歳代 50歳代 60歳代 70~74歳 LDL コレステロール 腹囲 HbA1c 収縮期血圧 拡張期血圧 % % 平成 27 年度枚方市国民健康保険特定健康診査(受診者 21,919 人)の結果 平成 28 年度枚方市 1 歳 6 か月児健診(受診者数 2990 人)・2 歳 6 か月児歯科健診(受診者数 2773 人) 3 歳 6 か月児健診(受診者数 2869 人)の結果及び平成 28 年度大阪府各健診における実績調査より 本市では 3 歳 6 か月児健診でむし 歯のあった子どもの割合は 14%を 超え、年齢とともにむし歯になる子 どもが増加する傾向にあります。 この傾向は大阪府の実績にもみら れます。また、本市は大阪府と比べ、 むし歯のあった子どもの割合は○○ です。(※大阪府の調査結果待ち)

(9)

●成人歯科健診での保護者の歯の健康状態 (2)食生活 ●食育に関心のある人 ●食育活動を実践している人 15.0 13.8 14.6 85.0 86.2 85.4 0% 20% 40% 60% 80% 100% 平成28年度 平成27年度 平成26年度 異常なし 要治療 25.5% 20.5% 28.6% 51.5% 45.5% 55.2% 16.7% 25.1% 11.5% 1.9% 3.5% 0.9% 3.1% 4.6% 2.2% 1.4% 0.9% 1.6% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 全 体 男性 女性 とても関心がある どちらかといえば関心がある 14.3% 11.5% 16.1% 54.3% 46.2% 59.3% 12.9% 15.5% 11.3% 9.7% 13.9% 7.0% 2.1% 3.9% 1.0% 2.8% 4.1% 2.1% 3.9% 4.8% 3.2% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 全 体 男性 女性 積極的にしている できるだけするようにしている あまりしていない したいと思うが、していない したいとは思わないし、していない わからない 無記入 1歳6か月児健診時にあわせ、その保護 者を対象に歯科健診を行っています。 受診者の 85%以上は「要治療」という 結果になっており、この 3 年間は横ばい で推移しています。 枚方市成人歯科健診結果(H26:受診者数 2889 人) 枚方市成人歯科健診結果(H27:受診者数 2694 人) 枚方市成人歯科健診結果(H28:受診者数 2659 人) 食育に関心があるという割合 (「とても関心がある」「どちら かといえば関心がある」の計) は、全体では7割台(77.0%) となっています。性別にみると、 男性で 66.0%に対し、女性では 83.8%と 17.8 ポイント高い傾 向があります。 食に関する行動や活動 をしているという割合 (「積極的にしている」 「できるだけするように している」の計)は、全 体では7割弱(68.6%) を占めています。性別に みると、男性で 57.7%に 対し、女性では 75.4%と 17.7 ポイント高い傾向 があります。 平成 29 年度枚方市「食」に関する市民意識調査 平成 29 年度枚方市「食」に関する市民意識調査

(10)

●幼児の欠食(1 日の食事回数が 3 回に満たない幼児の割合) ●小学校6年生・中学校3年生の朝食の摂取状況 ●高校生の朝食の摂取状況 0.4 0.4 0.7 0 0.2 0.4 0.6 0.8 3歳6か月児健診 2歳6か月児歯科健診 1歳6か月児健診 6.5 5.2 4.8 4.4 2.6 2.7 1.3 1.5 0 2 4 6 8 10 大阪府中3 枚方市中3 大阪府小6 枚方市小6 あまり食べていない 全く食べていない 5.9 6.1 7.9 9.1 % 82.9 80.4 81.8 10.1 8.3 9.3 1.6 3.3 2.3 5.2 8.0 6.6 0.1 0.1 0% 20% 40% 60% 80% 100% 女 男 全体 毎日食べる 週2~3日食べない 週4~5日食べない ほとんど食べない 無回答 平成28年度幼児健診で 1 日の食事回 数をたずねたところ、食事回数が 3 回に 満たない幼児は、全体で 1%未満となり ました。年齢別で比較したところ、1歳 6か月児が 0.7%と2歳6か月児や3歳 6か月児よりも高くなりました。 平成 28 年度大阪府学力・学習状況調査 本市の小・中学生の朝食の欠食率は、平 成 28 年度大阪府学力・学習状況調査に よると、「朝食を毎日食べているか」の問 いに対する小学校 6 年生の回答では、「あ まり食べていない」4.4%、「全く食べて いない」1.5%で合わせて 5.9%、中学校 3 年 生 で は 、「 あ ま り 食 べ て い な い 」 5.2%、「全く食べていない」2.7%で合わ せて 7.9%でした。小学校 6 年生、中学 校 3 年生ともに大阪府の平均を下回って います。 市内府立高校生に朝食の摂取状況をた ずねたところ、81.8%が毎日朝食を食べ ている一方で、6.6%が朝食をほとんど 食べていません。また、「ほとんど食べ ない」という回答の割合が、男子 8.0%、 女子 5.2%で、女子より男子が高い傾向 がみられます。 平成 29 年度枚方市「食」に関するアンケート 市内府立高校6校(1,400 人)

(11)

●大学生・専門学校生の朝食の摂取状況 ●20 歳以上の市民の朝食の摂取状況 ● ●高校生が朝食を食べない理由 75.1 63.3 71.3 16.5 15.0 15.9 2.3 6.3 3.6 5.8 15.5 9.0 0% 20% 40% 60% 80% 100% 女 男 全体 毎日食べる 週2~3日食べない 週4~5日食べない ほとんど食べない 無記入 1.0 1.0 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 少しでも長く寝ていたいから 朝は忙しくて時間がないから 食欲がないから 作るのが面倒だから 朝食が準備されていないから 朝昼兼用になっているから 普段から朝食を食べる習慣がないから 朝食を食べることが必要と思わないから 太りたくないから その他 無記入 総数 男性 女性 88.1 84.7 86.7 4.4 4.1 4.4 1.3 2.0 1.5 4.4 7.0 5.3 1.8 2.2 60% 80% 100% 女 男 全体 毎日食べる 週2~3日食べない 週4~5日食べない ほとんど食べない 無回答 2.0 市内大学生・専門学校生に朝食の摂取状況を たずねたところ、71.3%が毎日朝食を食べてい る一方で、9.0%が朝食をほとんど食べていま せん。また、「ほとんど食べない」という回答の 割合が、男性 15.5%、女性 5.8%で、女性よ り男性が高い傾向がみられます。 平成 29 年度枚方市「食」に関するアンケート 市内の大学および専門学校(641 人) 平成 29 年度枚方市「食」に関する市民意識調査 20 歳以上の市民に対して朝食 の 摂 取 状 況 を たず ね たと こ ろ 、 86.7%が毎日朝食を食べている一 方で、5.3%が朝食をほとんど食べ ていません。また、「ほとんど食べ ない」という回答の割合が、男性 7.0%、女性 4.4%で、女性より男 性が高い傾向がみられます。

(12)

●大学生・専門学校生が朝食を食べない理由 ●20 歳以上の市民が朝食を食べない理由 ●主食・主菜・副菜がそろった食生活(食事別) 0% 20% 40% 60% 80% 少しでも長く寝ていたいから 朝は忙しくて時間がないから 食欲がないから 作るのが面倒だから 朝食が準備されていないから 朝昼兼用になっているから 普段から朝食を食べる習慣がないから 朝食を食べることが必要と思わないから 太りたくないから その他 無記入 総数 男性 女性 0% 10% 20% 30% 40% 50% 少しでも長く寝ていたい 朝は忙しくて時間がない 食欲がない 作るのが面倒だ 朝食が準備されていない 朝昼兼用になっている 普段から朝食を食べる習慣がない 朝食を食べることが必要だと思わない 太りたくない その他 無記入 全 体 男性 女性 43.3% 51.6% 78.9% 51.7% 43.1% 17.3% 5.0% 5.3% 3.8% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 朝食 昼食 夕食 そろっている そろっていない 無記入 平成 29 年度枚方市「食」に関する市民意識調査 ふだんの食事について、主食・主 菜・副菜が「そろっている」とい う割合について、全体でみると、 『夕食』で8割弱(78.9%)を占 めるのに対し、『昼食』では5割台 (51.6%)、『朝食』では4割台 (43.3%)となっています。

(13)

●主食・主菜・副菜がそろった食生活(年齢別) ●よく食べる主食について ●枚方市の郷土料理を知っている市民 51.1% 48.1% 46.6% 60.3% 64.5% 74.8% 64.3% 0% 20% 40% 60% 80% 20代 30代 40代 50代 60代 70代 80代~ 26.1% 64.7% 84.2% 59.8% 7.9% 0.3% 0.2% 17.6% 1.5% 4.4% 0.9% 1.4% 4.9% 2.9% 8.3% 4.5% 5.9% 4.3% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 朝食 昼食 夕食 ごはん(米飯)類 パン類 麺類 {朝食・昼食・夕食}を食べない その他 無記入 -10% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% さばずし くるみ餅 ごんぼ汁 じゃこまめ その他 全く知らない 無記入 全 体 男性 女性 1日のうち2食以上、主食・主菜・ 副菜がそろった人の割合は、70 代 が 74.8%で最も高く、40 代が 46.6%で最も低い結果となりまし た。50 代以上はいずれも 60%を 超える高い数値であるのに対し、 30 代が 48.1%、20 代が 51.1% となり、20~40 代が低い結果とな りました。 主食の内容について全体でみると、「ごはん中心」が『夕食』で8割台(84.2%)、『昼食』で6 割台(64.7%)を占めるのに対し、『朝食』では「パン中心」が約6割(59.8%)を占めています。 平成 29 年度枚方市「食」に関する市民意識調査 平成 29 年度枚方市「食」に関する市民意識調査 平成 29 年度枚方市「食」に関する市民意識調査

(14)

●家族や友人など、誰かと一緒に食べる共食について (3)食の安全・安心 ●食の安全性について不安に思うこと ●食品衛生に関する苦情・相談 苦情 相談 合計 平成 26 年度 146 1,841 1,987 平成 27 年度 65 1,765 1,830 平成 28 年度 55 1,639 1,694 40.5% 35.1% 60.8% 11.3% 17.2% 14.0% 26.8% 32.2% 13.8% 13.2% 10.0% 6.3% 2.4% 0.6% 0.2% 5.8% 4.9% 4.8% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 朝食 昼食 夕食 誰かと一緒に食べている 誰かと一緒に食べることが多い 一人で食べることが多い いつも一人で食べている その他 無記入 -10% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 添加物 残留農薬 輸入食品 食中毒 遺伝子組換食品 食品の偽装表示 賞味期限・消費期限 その他 特になし 無記入 全 体 男性 女性 枚方市保健所に寄せられる食品衛生に 関する苦情、相談件数は、減少傾向にあり ます。ここ 3 年で最も件数の低い平成 28 年度で 1,694 件となっています。 保健所で処理した食品衛生に関する苦情・相談件数 朝・昼・夕食を「誰かと一緒に 食べている」または「誰かと一緒 に食べることが多い」という割合 (計)について、全体でみると、 『夕食』では7割台(74.8%)を 占めており、『昼食』(52.3%)、 『朝食』(51.8%)では5割台と なっています。 平成 29 年度枚方市「食」に関する市民意識調査 平成 29 年度枚方市「食」に関する市民意識調査 食の安全について不安に思うこと と し て は 、 全 体 で は 「 添 加 物 」 (63.5%)、「輸入食品」(62.9%) が6割台と高くなっている。 性別にみると、概ねいずれの項 目も女性のほうが割合が高く、特 に「添加物」、「輸入食品」、「残留 農薬」、「遺伝子組換食品」では 15 ポイント以上の差がみられる。

(15)

●食の安全に関する知識と行動 2.生産分野の現状 ●農家数の推移 ●農業就業人口の年齢構成 0% 20% 40% 60% 80% 100% 食品表示をみて、食品を購入している 食中毒予防の三原則「細菌をつけない・ 増やさない・やっつける」を知っている 調理前や食事前に手洗いを行っている その他 無記入 全 体 男性 女性 725 584 520 460 0 200 400 600 800 H12 H17 H22 H27 (戸) 5 37 73 90 82 239 225 89 0 50 100 150 200 250 10代 20代 30代 40代 50代 60代 70代 80代~ 安全な食生活に向けて日ごろから意識していることとしては、全体では「調理前や食事前に 手洗いを行っている」が8割弱(78.6%)と最も高く、次いで「食品表示をみて、食品を購入 している」が6割台(63.8%)となっています。 性別にみると、いずれの項目も女性のほうが 10~15 ポイント前後高くなっています。 枚方市統計書(平成 28 年版) 農家数は年々減少傾向にあり、平成 27 年度の農家数は、平成 12 年度の農 家数の約 63%となっています。 平成 27 年度国政調査 枚方市データ(総務省) ※15 歳以上の就業人口 農業就業人口の年齢構成 では、60 代が最も多く 239 人で、28.5%となっていま す。60 代以上で、全体の 65.8%を占めています。 平成 29 年度枚方市「食」に関する市民意識調査

(16)

枚方市教育委員会学校給食課調べ(平成 28 年度) ●経営耕地面積の推移 ●地産地消への取組 ●小学校給食での大阪産米の使用割合 24000 25000 26000 27000 28000 29000 30000 31000 32000 H17 H22 H27 (a) 31359 28254 27052 枚方市教育委員会学校給食課調べ(平成 28 年度) 大阪産米 (ヒノヒカリ) 100% 市内小学校での学校給食で使用する枚方産・大阪産農 産物(野菜・黒米)は、現在 20 品目あります。農産物 全体の購入量に対する枚方産・大阪産の使用購入割合 (重量ベース)は、6.3%となっています。九条ねぎ、 黒米、水菜は 100%である一方、人参 0.0%、キャベツ 1.0%、じゃがいも 1.9%、白菜 4.2%となっています。 また、平成 28 年度の小学校給食における米について は、大阪産ヒノヒカリを 100%使用しました。 米を含めた農作物全体使用量に対する枚方産・大阪産 農作物使用割合(重量ベース)は、33.1%となります。 経営耕地面積も農家数と同様に、年々減少傾向 にあり、平成 27 年度の経営耕地面積は、平成 17 年度の経営耕地面積の約 86%となっています。 枚方市統計書(平成 28 年版) 28.4 28.6

(17)

枚方市農業振興課調べ 枚方市農業振興課調べ ●地域における地産地消の促進事業 ●地域における生産活動体験事業 3.環境分野の現状 ●食品ロスについて 2.5% 2.6% 2.5% 38.6% 35.3% 40.7% 54.1% 54.2% 54.0% 2.3% 5.2% 0.6% 0.1% 0.0% 0.1% 2.3% 2.6% 2.1% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 全 体 男性 女性 よくある 時々ある ほとんどない わからない その他 無記入 平成 28 年度実施事業例 ◇ふれあいツアー(地元農産物の収穫体験) 参加者:4,814 人 ◇農産物直販事業 実施回数:829 回 ◇枚方産大阪エコ農産物販売会 実施日:7 月 11 日、12 月 26 日 ◇農産物展示品評会・即売会 実施日:7 月 11 日、11 月 28 日 ◇農業まつり(年 1 回) 実施日:11 月 19 日 地域における地産地消の促進 事業として、ふれあいツアー(地 元農産物の収穫体験)や農産物 直販事業が実施されています。 枚方産の大阪エコ農産物を市民 に身近に知っていただくため、 販売会を実施しました。 平成 28 年度実施事業例 ◇市民ふれあい農園(農空間の活用) 農園数 31 入園者数 977 人 ◇小学生の食農体験学習支援事業 実施校数 17 地域における生産活動体験事業として、市民 ふれあい農園や小学生の食農体験学習支援事 業を実施しています。食農体験学習支援事業 は、「いのちのつながり」や「食の大切さ」を 学ぶことで、子どもたちにその基礎となる農業 を効果的に理解してもらおうと、平成 20 年度 から試行実施し、平成 22 年度から本格実施し ています。 食べ残しや手つかず食品を家庭で処分することがあるという割合(「よくある」「時々ある」の計)は、 全体では4割台(41.1%)となっている。性別にみると、男性で 37.9%に対し、女性では 43.2% と 5.3 ポイント高い。

(18)

●生ごみの再利用 家庭ごみには生ごみが約 40%含まれており、生ごみのたい肥化推進は大きな減量効果をもたらし ます。本市では、有用微生物群(EM)容器、生ごみたい肥化促進容器(コンポスト容器)やダンボ ール箱等を活用した、たい肥化事業を実施しています。また、食を通して環境問題への関心と理解 が深まるよう、環境に配慮した食育を計画的に推進します。 ●環境に配慮した食料の生産 ◇エコ農産物普及拡大事業 減農薬・減化学肥料の環境にやさしい農業を推進し、市民により安全で安心な農産物を供給する ことを目的に、平成 16 年度から大阪エコ農産物認証制度の取組を始め、平成28年度は、個人 申請では延べ50 農家・延べ 256作物・作付面積 960a の申請がありました。集団申請ではエ コレンゲ米 140 農家・作付面積 4,818a、黒豆の枝豆 4 農家・作付面積 20a の申請がありまし た。また、市民にこの取組を周知し消費拡大を図るため、枚方産大阪エコ農産物について、販売 会を2回開催しました。 ◇エコレンゲ米生産支援事業 平成 11 年度からレンゲ草を有機肥料として使うことで施肥量の軽減を図る水稲栽培の取組を 始め、平成 22 年度からは大阪エコ農産物認証を得て農協ブランド「しあわせのれんげっ娘」(エ コレンゲ米)として販売しています。レンゲ栽培田の拡大を図るため、レンゲ種子購入補助を行 っており、平成 28 年度のレンゲ種子購入補助は 2,004kg でした。 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 EM容器 1370 1400 1430 1460 1490 1520 1550 1580 1610 1640 コンポスト容器 4179 4199 4218 4238 4258 4277 4292 4312 4332 4352 ダンボール堆肥 108 143 204 269 309 348 384 460 497 507 0 1000 2000 3000 4000 5000 6000 7000 ダンボール堆肥 コンポスト容器 EM容器 枚方市減量業務室調べ

(19)

4.保育・教育分野の現状 ●保育所(園)・幼稚園・認定こども園における食育の計画の作成 ●園児対象の食育の取組状況 ●保護者対象の食育の取組状況 90.9 69.2 84.0 3.7 15.4 7.4 5.5 15.4 8.6 0% 20% 40% 60% 80% 100% 保育所(園) (N=55) 幼稚園(N=26) 総数(N=81) 作成している 作成していない 検討中 100.0 92.3 97.5 0.0 7.7 2.5 0% 20% 40% 60% 80% 100% 保育所(園) (N=55) 幼稚園(N=26) 総数(N=81) 実施 未実施 87.3 73.1 82.7 12.7 23.1 16.0 0% 20% 40% 60% 80% 100% 保育所(園) (N=55) 幼稚園(N=26) 総数(N=81) 実施 食育の計画を作成している保育所 (園)は 90.9%、幼稚園は 69.2%、 総数は 84.8%です。 園児対象の食育の取組を実施している 保 育 所 (園 ) は 100.0 % 、 幼 稚園 は 92.3%、総数は 97.5%であり、ほとん どの保育所(園)・幼稚園で食育の取組を 実施しています。 保護者対象の食育の取組を実施してい る保育所(園)は 87.3%、幼稚園は 73.1%、総数は 82.7%です。 平成 28 年度保育所(園)・幼稚園における食育取組状況アンケート(保育所(園)55 園、幼稚園 26 園) 平成 28 年度保育所(園)・幼稚園における食育取組状況アンケート(保育所(園)55 園、幼稚園 26 園) 平成 28 年度保育所(園)・幼稚園における 食育取組状況アンケート (保育所(園)55 園、幼稚園 26 園)

(20)

●保育所(園)・幼稚園で実施している在宅親子対象の食育取組状況 ●園児対象の食育の実施内容と実施率(複数回答) 76.4 19.2 58.0 23.6 80.8 42.0 0% 20% 40% 60% 80% 100% 保育所(園)(N=55) 幼稚園(N=26) 総数(N=81) 実施 72.7 60.0 32.7 34.5 47.3 25.5 81.8 61.8 16.4 50.0 58.3 29.2 33.3 29.2 12.5 45.8 62.5 8.3 65.8 59.5 31.6 34.2 41.8 21.5 70.9 62.0 13.9 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 90.0 3色栄養バランス 野菜の働き 朝食 偏食 おやつ 地域の伝統的な食事 行事食 食事マナー その他 (%) 保育所(園)(N=55) 幼稚園(N=24) 総数(N=79) 平成 28 年度保育所(園)・幼稚園における食育取組状況アンケート(保育所(園)55 園、幼稚園 26 園) 在宅親子対象の食育の取組を実施 している保育所(園)は 76.4%、 幼稚園は 33.3%、総数は 65.9%で あり、園児対象やその保護者を対象 にした取組状況よりも低い数値とな っています。 保育所(園)・幼稚園で多く取り組まれている園児対象の食育の内容は、行事食や食事マナー、 3色栄養バランス、野菜の働き、となっています。一方で、地域の伝統的な食事の実施率は他 の内容よりも低くなっています。 平成 28 年度保育所(園)・幼稚園における食育取組状況アンケート(保育所(園)55 園、幼稚園 26 園)

(21)

●園児対象の食育の実施方法と実施率(複数回答) ●小中学校における地域人材を活用した食育活動の実施状況 小学校 中学校 76.4 76.4 69.1 94.5 92.7 27.3 10.9 70.8 62.5 45.8 79.2 50.0 16.7 4.2 74.7 72.2 62.0 89.9 79.7 24.1 8.9 0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 100.0 お話 絵本や紙芝居 一緒に食事 飼育・栽培体験 調理体験 エプロンシアター その他 (%) 保育所(園)(N=55) 幼稚園(N=24) 総数(N=79) ない 26.7% ある 72.70% ある 27.8% ない 72.2% 平成 29 年度枚方市小中学校での食育の取組に関するアンケート(市立小中学校 64 校) 地域人材を活用した食育活動を 実施している小学校は 72.7%、 中学校は 27.8%と。小学校と中 学校で大きな差となりました。 保育所(園)・幼稚園で多く取り組まれている園児対象の食育の実施方法は、飼育・栽培体験や調 理体験、お話、絵本や紙芝居となっています。 平成 28 年度保育所(園)・幼稚園における食育取組状況アンケート(保育所(園)55 園、幼稚園 26 園)

(22)

●小中学校での地域人材を活用した体験学習の現状 ●小中学校が食育活動を実施するにあたり協力を希望している地域人材 31.1% 15.6% 46.7% 13.3% 17.8% 2.2% 6.7% 8.9% 0% 10% 20% 30% 40% 50% コミュニティ関係者 ボランティア・NPO団体 生産者 … 食品関連事業者 流通産業 … 飲食店 その他 特に望まない 小学校 小学5年生で地域人材を活用した体験学習が多く、農業・栽培体験は 24 校ありました。 学校が食育活動を実施するにあたり協力を希望している地域人材は、小学校では生産者 46.7%、コミ ュニティ関係者 31.1%の順に多く、中学校では特に望まないが 42.1%が最も多く、続いてボランティ ア・NPO 団体が 26.3%となりました。 21.1% 26.3% 21.1% 5.3% 10.5% 5.3% 10.5% 42.1% 0% 10% 20% 30% 40% 50% コミュニティ関係者 ボランティア・NPO団体 生産者 … 食品関連事業者 流通産業 … 飲食店 その他 特に望まない 中学校 1 1 1 2 9 2 1 3 1 3 3 2 2 24 0 0 1 3 2 2 5 0 4 1 2 1 1 0 5 10 15 20 25 30 小 学 1 年 生 小 学 2 年 生 小 学 3 年 生 小 学 4 年 生 小 学 5 年 生 小 学 6 年 生 中 学 1 年 生 中 学 2 年 生 中 学 3 年 生 学 校 数 〈 数 ) 調理体験 農業・栽培 その他 平成 29 年度枚方市小中学校での食育の取組に関するアンケート(市立小中学校 64 校)

(23)

●小学校の学校給食における取組 本市では、45 の市立小学校全てで給食を実施しています。安全で美味しい給食を子どもたちに届ける ため、枚方市学校給食会と教育委員会とが連携した取組を行っています。 旬の食材をつかった美味しい料理や行事食、郷土料理、世界の料理などを取り入れるなどの工夫をす るとともに、それらの取組を情報発信しています。 また、食物アレルギー対応としては、「学校給食における食物アレルギー対応マニュアル」に基づき全 校一斉の運用を行っています。より一層の安全を確保するため、平成 28 年 7 月から食物アレルギー対 応献立表に 27 アレルゲンを記載するとともに、7 大アレルゲンのうち給食で使用する 4 アレルゲンを 色分け表記しています。 方法 対象 内容 学校給食献立表 保護者 児童 毎月作成(8月下旬は 9 月分に含む)し、毎日の給食献立 と使用する全ての食材を掲載し、学校を通じて家庭へ配付 しています。 市ホームページ 保護者等 学校給食献立表、アレルギー対応献立表および配合割合一 覧表を掲載するとともに、「学校給食について」記載して います 日めくりカレンダー 児童 毎日の献立で伝えたい料理や食材、食べ方等のポイントを 記載しています。教室や調理場に掲示したり給食時間に児 童が校内放送や教室で読みあげる等、活用しています。 給食だより 保護者 児童 各学校、調理場で毎月作成しています。食に関する話題や 家庭での食生活に関するお願い等を家庭へお知らせして います。

(24)

5.地域における現状 ●枚方子どもいきいき広場での「食育プログラム」の取組(平成 28 年度) テーマ 活動内容(小学校区数) 苗植え体験 野菜(玉ねぎ・いも)の苗植え(7 校区) 果物(いちご)の苗植え(1校区) 田植え(3校区) 収穫体験 野菜(玉ねぎ・いも等)の収穫(14 校区) 果物(いちご・みかん)狩り(1 校区) 稲刈り(2 校区) 和風料理 手打ちうどん作り(4校区) 巻き寿司作り(8校区) おにぎり作り(2校区) 日本のおやつ作り 団子作り等(3校区) 食文化 餅つき(13 校区) 茶道(14 校区) 流しそうめん(6校区) 豆まき(1校区) 七草がゆ作り(2校区) すいか割り(2校区) その他 家庭料理作り(18 校区) 洋菓子作り(18 校区) カレー作り(14 校区) 外国料理作り(1校区) ●ボランティアによる食育推進 ◇食育推進に携わるボランティア ○枚方市健康づくり食生活改善推進員 154 人 ○枚方市健康リーダー 170 人 (平成 29 年 2 月現在) 食育推進に携わるボランティアの活動に より、食育の普及・啓発や健康づくり活 動の促進、伝統食の継承等が図られます。 地域に密着した食育推進の活動が活発 になり、市民が食に関する意識を持ち、 知識を得られるよう、より一層のボラン ティアの育成が望まれます。 枚方市子ども青少年政策課調べ 各小学校区で実施されている枚方子ど もいきいき広場事業では、スポーツや文化 活動、伝承遊び等の世代間交流のほか、食 育に関するプログラム等にも取り組まれ ています。 その内容はバラエティに富み、料理教室 やおやつ作りが多くの校区で実施されて います。また、苗を植え、収穫し、調理し て食べるという継続的な内容で実施して いる校区もあり、地域の特性を活かしたさ まざまな取組が行われています。 このような体験を通じて、子どもたちが 食に関する知識を得て、生涯にわたって豊 かな食生活を送ることができるよう今後 も食育に関するプログラムを活発に取り 入れていくことが望まれます。

(25)

指 標 調 査 方 法 策定時( 24 年 度 ) 第 2 次計画 実績値( 27 年 度 ) 中間評価時 現状値 目標値( 29 年 度 ) 第2次計画 達 成 状 況 調 査 担当課 包括指標 ①食育に関心のある人の増加 平成 29 年度枚方市「食」に関する市民意識調査 (20 歳以上) 80.3% 77.7% 77.0% 90% C 健康総務課 ②食育活動を実践している人の増加 平成 29 年度枚方市「食」に関する市民意識調査 (20 歳以上) 57.0% 56.1% 68.6% 70% B 健康総務課 基本方向 1 健全な食生活の 実践 ③親子で取り組める食育活動を行っている保育所(園)・幼稚園の 増加 平成 29 年度枚方市保育所(園)・幼稚園での食育活 動調査(平成 28 年度実績) 87.2% 88.6% 82.7% 100% C 健康総務課 ④-1 欠食のある幼児の減少 *1 日の食事回数が 3 回に満たない幼児の割合 平成 28 年度枚方市 3 歳 6 か月児健康診査問診結果 0.5% 0.4% 0.4% 0% B 保健センター ④-2 朝食を欠食している小中学生・高校生の減少 *小中学生:「朝食を毎日食べている」という問いに対し、「ど ちらかといえばしていない」、「していない」と回答した割 合 *高校生:朝食を「ほとんど食べない」と回答した割合 小中学生: 平成 28 年度全国学力・学習状況調査結果 (文部科学省) 小学 6 年生 中学 3 年生 高校生: 平成 29 年度枚方市「食」に関するアンケート 小学6年生 中学3年生 高校生 5.6% 11.2% 7.2% 小学6年生 中学3年生 高校生 5.2% 9.1% 5.0% 小学6年生 中学3年生 高校生 5.9% 7.9% 6.6% 小学6年生 中学3年生 高校生 0% C B B 健康総務課 ④-3 朝食を欠食している大学生・専門学校生の減少 *大学生:朝食を「ほとんど食べない」と回答した割合 平成 29 年度枚方市「食」 に関するアンケート 男 13.1% 男 20.1% 男 15.5% 男 10% C 健康総務課 女 5.9% 女 7.6% 女 5.8% 女 5% B 健康総務課 ⑤1 日のうちに主食・主菜・副菜をそろえた食事をしている人の 増加(生活習慣病予防) 平成 29 年度枚方市「食」に関する市民意識調査 (20 歳以上) 89.1% 92.4% 89.4% 100% B 健康総務課 ⑥歯科健診を受けている人の増加(歯育に関心がある人の増加) 歯周疾患検診、成人歯科健診、妊産婦歯科健康診査 の受診者数の総計(平成 28 年度) 2,852 人 4,017 人 4,286 人 4,500 人 B 保健センター 基本方向 2 ネットワークに よる食育推進と 食文化の継承 ⑦食育に関する基礎的な知識を有する人材の増加 ひらかた食育理解度チェックの参加者 (H26~ ひらかた食育Q&Aの参加者) 大人用 690人 大人用 1,180 人 大人用 3,493 人 大人用 3,000 人 A 健康総務課 子ども用 ― 子ども用 3,778 人 子ども用 11,131 人 子ども用 11,000 人 A ⑧地域人材を活用した食育活動を行っている小中学校の増加 平成 29 年度枚方市小中学校での食育の取組に関す るアンケート(平成 28 年度実績) 57.8% 57.1% 59.7% 80% B 健康総務課 ⑨ボランティアが行う食に関する教室への参加者の増加 枚方市健康づくり食生活改善協議会、健康リーダー が実施する教室の参加者数の総計(平成 28 年度) 1,118 人 枚方市健康づくり食生活 改善協議会 41 回 健康リーダー11 回 1,380 人 枚方市健康づくり食生活 改善協議会 47 回 健康リーダー10 回 786 人 枚方市健康づくり食生活 改善協議会 19 回 健康リーダー9 回 2,000 人 C 保健センター ⑩1 日のうちに主食・主菜・副菜をそろえた食事をしている人の 増加(⑤再掲)(日本型食生活の継承) 平成 29 年度枚方市「食」に関する市民意識調査 (20 歳以上) 89.1% 92.4% 89.4% 100% B 健康総務課 基本方向 3 地産地消の促進 と環境に配慮し た食育の推進 ⑪学校給食での枚方産農産物と府内産農産物の使用率の増加 平成 28 年度枚方産及び府内産農産物購入状況 (米・野菜類全体購入量に対する枚方産及び府内産購入量) 18.6% 23.2% 33.1% 30% A 学校給食課 ⑫地元農産物直販会の開催数の拡大 平成 28 年度枚方市実績 819回 735回 829回 850回 B 農業振興課 ⑬食べ残しや手つかず食品を処分することが多い人の減少 ※処分することが「よくある」「時々ある」と答えた人の割合の合計 平成 29 年度枚方市「食」に関する市民意識調査 (20 歳以上) 39.5% 37.5% 41.1% 20% C 健康総務課 基本方向 4 食の安全・安心 の確保と安全性 や栄養等の情報 発信 ⑭食の安全性に関する正しい知識を持ち、実践している人の増加 *以下の3項目すべてに該当する人の割合 ■食品表示をみて、食品を購入している ■食中毒予防の三原則を知っている ■調理前や食事前に手洗いを行っている 平成 29 年度枚方市「食」に関する市民意識調査 (20 歳以上) 52.6% 45.5% 22.3% 65% C 健康総務課

■3.第 2 次枚方市食育推進計画における指標の達成状況

達成状況 A:目標達成 B:目標は達成していないが改善傾向 C:悪化 ※網掛け表示は、重点的に取り組む指標です。

(26)

■4.第2次枚方市食育推進計画の評価と課題 包括指標 「食育に関心のある人の増加」の指標では、「とても関心がある」「どちらかといえば関心がある」 を合わせて 77.0%で、第2次計画策定時より 3.3 ポイント悪化しており、目標値 90%には至りま せんでした。年齢別に見ると、50 歳以上の世代は 76%以上あるのに対し、20 歳代は 57.8%、 30 歳代・40 歳代は共に 72.6%と、20 歳代~40 歳代は他の世代より低い傾向にあります。 また、「食育を実践している人の増加」では、「積極的にしている」「できるだけするようにしてい る」を合わせて 68.6%で、第2次計画策定時より 10 ポイント以上改善していますが、目標値 70% には至らず、目標達成はできませんでした。年齢別に見ると、50 歳代~70 歳代の世代は 70%を 超えているのに対し、20 歳代は 45.6%、30 歳代は 66.4%、40 歳代は 64.4%と、20 歳代~ 40 歳代は他の世代より低い傾向にあります。 特に 20 歳代が食育に対する関心が低く、食育を実践している人も少ないことが顕著となってい ます。食に関する知識が乏しく、健康であるが故に意識が低い若い世代に対して、効果的な働きか けを行い、さらに、これから親になる世代として食に関する知識や取組を次世代に伝えつなげてい けるよう食育を推進する必要があります。 基本方向1 健全な食生活の実践 「欠食のある幼児の減少」や「1 日のうちに主食・主菜・副菜をそろえた食事をしている人の増 加」「歯科健診を受けている人の増加」の指標については目標達成には至らなかったが、第2次計画 策定時よりも改善されています。 また、朝食を欠食している小中学生・高校生・大学生・専門学校生は、依然として見受けられ、 第2次計画策定時よりも悪化している世代もありました。このため、これらの若い世代に対して、 食に関する知識を深め、意識を高め、心身の健康を増進する健全な食生活を実践することができる よう推進する必要があります。 基本方向2 ネットワークによる食育推進と食文化の継承 食育に関する基礎的な知識を有する人材の増加のため、ひらかた食育理解度チェック(H26~ひ らかた食育Q&A)を実施し、参加者数の目標値を達成したほか、地域人材を活用した食育活動を 行っている小中学校は、第2次計画策定時から 2 ポイント改善はしているものの、まだ、6 割程度 に留まっています。 また、ボランティアが行う食に関する教室への参加者は、第2次計画策定時から数値が悪化して いますが、これは、これまでボランティアが行う料理教室に積極的に参加していたグループが、食 に関する知識や経験を積んだことで独立し、自ら料理教室を行うことになったため、参加者数が減 少したものです。数値は悪化したものの、理由を鑑みると、ボランティアによる食育推進活動が食 に関する知識等を有する人材の増加に効果的であることがわかります。

(27)

基本方向3 地産地消の促進と環境に配慮した食育の推進 学校給食での枚方産農産物と府内産農産物の使用率は、目標を達成することができたとともに、 地元農産物直販会の開催数も目標達成には至らなかったものの、高齢化による直販会の減少傾向の 中でも 10 回増やすことができ、今後も引き続き消費者と生産者との交流を深め、地元農業への関 心を高める機会の提供に取り組む必要があると考えます。 また、食べ残しや手つかず食品を処分することが多い人が約 1.5 ポイント増加しました。食品ロ スの問題を 8 割弱の市民が知っている一方で、実際に行動できていないことから、今後も引き続き、 食品ロス削減の必要性について認識を深め、自ら主体的に取り組むことができるよう推進する必要 があると考えます。 基本方向4 食の安全・安心の確保と安全性や栄養等の情報発信 食の安全性に関する正しい知識を持ち、実践している人が第2次計画策定時(平成 24 年度) 52.6%、中間評価時(平成 27 年度)45.5%、現状(平成 29 年度)が 22.3%と段階的に減少し、 策定時と比較し、半分以下にまで減少する結果になりました。 これは、市として様々な啓発活動を行ってきたものの、アンケートの結果に直接結びつかず、目 標達成には効果が低かったことがいえます。また、平成 24 年度と平成 27 年度に実施したアンケ ートと、平成 29 年度に実施したアンケートの設問の問い方を改めたことも、要因の一つと考えら れます。 食品の安全に関する情報が氾濫する中、食品安全に対する市民の関心や不安は依然として高い傾 向にあります。市民に対して正しい情報を発信するとともに、市民一人ひとりが情報を正しく選択 できる力を身につけられるよう、食の安全・安心を確保する食育の取組を、引き続き、推進してい くことが必要です。

(28)

第 第33章章 計計画画のの基基本本的的なな考考ええ方方 ■1.計画の体系 子どもから高齢者まで、一人ひとりが「食」に関する正しい知識と「食」を選択する判断力を 身につけ、生涯にわたり健康寿命の延伸につながる健全な食生活を実践するとともに、家庭、保 育所(園)、幼稚園、認定こども園、学校、地域、生産者等が相互に連携し、ネットワークを築 きながら市民運動としての食育の推進に取り組む。 基本理念 基本目標 1.子どもから高齢者まで生涯を通じた食育の推進 2.市民の健全な食生活を実践する力を育む 3.家庭・保育所(園)・幼稚園・認定こども園・学校・地域・生産者等の相互連携による食育の推進 若い世代を中心とした 食育の推進 健康寿命の延伸につながる 食育の推進 ネットワークによる食育推進 と食文化の継承 地産地消の促進と環境に配慮 した食育の推進 (1)妊産婦や乳幼児への食育推進 (2)保育所(園)・幼稚園・認定こども園・学校に おける食育推進 (1)生活習慣病予防のための食育推進 (2)高齢者の低栄養予防のための食育推進 (3)歯と口の健康づくりの推進 (4)食の自立支援と食生活改善の促進 (5)食の安全・安心の確保に向けた食育推進 (6)衛生管理・生産者への研修会の開催等の推進 (1)ネットワークを活かした食育推進 (2)多様な暮らしに対応した豊かな食体験につながる 食育推進 (3)地域における食育の環境づくり (4)食育に関する啓発や情報発信の強化 (1)地産地消の促進 (2)農を身近に感じる食育推進 (3)環境に配慮した食育推進 施策 基本方針

(29)

■2.基本理念 食育とは、食育基本法では、「生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎と なるべきものと位置付けるとともに、様々な経験を通じて『食』に関する知識と『食』を選 択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てる」こととされていま す。 国の第 2 次食育推進基本計画では、食料の生産から消費等に至るまでの食に関する様々 な体験活動を行うとともに、自ら食育の推進のための活動を実践することにより、食に関す る理解を深めることが求められ、主に「実践」に重点がおかれていましたが、第3次食育推 進基本計画では、様々な関係者がそれぞれの特性を生かしながら、多様に連携・協働し、そ の実効性を高めつつ、国民が「自ら食育推進のための活動を実践する」ことに取り組むとと もに、国民が実践しやすい社会環境づくりにも取り組むことで、食をめぐる諸課題の解決に 資するように推進していくことが必要であると明記されています。 また、同計画では、特に取り組むべき重点課題を以下のとおり定めています。 1.若い世代を中心とした食育の推進 2.多様な暮らしに対応した食育の推進 3.健康寿命の延伸につながる食育の推進 4.食の循環や環境を意識した食育の推進 5.食文化の継承に向けた食育の推進 このことから、第3次枚方市食育推進計画では、第2次計画を踏襲しつつ、国の第3次食 育推進基本計画の重点課題の一つである「健康寿命の延伸」というキーワードを理念の中に 取り入れ、市民一人ひとりが、「食」に関する正しい知識と「食」を選択する判断力を身に つけ、主体的に食育を推進し、生涯にわたって健康寿命を延ばすための健全な食生活が実践 されることを目指します。 また、家庭・保育所(園)・幼稚園・認定こども園・学校・地域・生産者・行政等、様々 な団体の連携をさらに強化するとともに、生産者と消費者の相互理解を深め、ネットワーク による食育の推進に取り組んでいきます。 以上のことから、第3次計画の基本理念を次のとおりとします。 子どもから高齢者まで、一人ひとりが「食」に関する正しい知識と「食」 を選択する判断力を身につけ、生涯にわたり健康寿命の延伸につながる 健全な食生活を実践するとともに、家庭・保育所(園)・幼稚園・認定こ ども園・学校・地域・生産者等が相互に連携し、ネットワークを築きな がら市民運動としての食育の推進に取り組む。

(30)

■3.基本目標 現状と課題を踏まえ、第3次計画では次の3つを基本目標と定め、総合的・継続的な食育推進に 取り組みます。 基本目標1 子どもから高齢者まで 生涯を通じた食育の推進 「食」は、私たちの命の源であるとともに、食事の機会を通じて人と人の絆を育み、健全な心 身の維持に重要な役割を担うものです。しかし、乳幼児期・児童生徒期の朝食の欠食、青年期の ライフスタイルの乱れ、壮年期の生活習慣病、高齢期の低栄養等、各ライフステージによって様々 な食に関する課題が生じています。 食育は生涯にわたって実践されるべきものであり、各ライフステージの特徴や課題に応じた生 涯を通じた食育の推進に取り組んでいくことが必要であることから、それぞれの年代で課題や達 成すべき目標が異なることを認識した上で、第3次計画においても第2次計画と同様にライフス テージを設定し、各ライフステージにおけるめざす姿を次のとおり定めます。 <イメージ> 乳幼児期・・・0~6 歳 ●乳幼児期の特徴 乳幼児期は、生活リズムや食習慣を身につけるとともに、味覚や咀嚼等の機能が発達する 時期です。 また、保護者への依存度が高く、食育の担い手は保護者であることから、保護者の食に対

(31)

する考え方や行動の影響を強く受ける時期であるため、子どもが食べることに興味を持ち、 食に対する感謝の気持ちを抱くよう、育てることが望まれます。 乳幼児においては、授乳期・離乳期からの心の安定や、食べる意欲につながる豊かな食体 験を積み重ねていくこと、また、健全な食生活につながる基本的な生活習慣を習得すること が重要です。そのためにも、家庭、保育所(園)、幼稚園、認定こども園、地域、関係機関等 が一体となった食育推進が望まれます。 ●乳幼児期のめざす姿 児童生徒期・・・7~18 歳 ●児童生徒期の特徴 児童生徒期は、徐々に保護者への依存が薄れていき、後半は子どもから大人への移行期 に入ってきます。生活習慣が形成され、食に関する関心や判断力を養い、基本的な食習慣 を固める時期です。 また、心身の成長・発育が著しいこの時期は、家族そろって食事をとったり、学校で食に 関する教育を受けることで、食べることを楽しみ、食べ物を味わい、食に対する感謝の気持 ちを知り、食事のマナー等を身につけることが大切です。 このような健全な食生活が確立されるよう、保護者への働きかけを行うことが不可欠であ るとともに、「早寝早起き朝ごはん」運動に代表されるように、子どもの基本的な生活習慣 の確立や生活リズムの向上が重要です。 ●児童生徒期のめざす姿 青年期・・・19~39 歳 ●青年期の特徴 子どもから大人へ移行した青年期は、社会的役割を持ち、心身ともに成熟する時期です。 また、仕事等により食生活が不規則になることも多くなるほか、20歳以降は、食生活に飲酒 の機会が入ってきます。 青年期は、これまでの経験や自らの意志により食生活や生活習慣を管理する時期ですが、 若さゆえに健康に対する関心が低く、また、仕事等の影響で、これまでに形成してきたライ フスタイルが不規則になることも見受けられます。 このことから、自らの健康に関心を持ち、栄養が偏らないように気をつける等、健全な食 生活を維持できるよう自己管理する必要があります。

“食べ物を味わう力”の基礎を身につける

食について様々な体験をし、食に関する知識と技術を習得する

(32)

さらに、青年期半ば~後半の年代及び妊娠期・授乳期にある女性においては、子育て世代 でもありますので、自身の健康の維持・確保のために適切な食習慣の確立を図ることはもち ろん、健全な食生活を子どもに伝えていくことが望まれます。 ●青年期のめざす姿 壮年期・・・40~64 歳 ●壮年期の特徴 壮年期は青年期に引き続き、食生活が不規則になりがちであるとともに、社会的にも家庭 においても役割や責任が大きくなり、疲労、ストレス等の食以外の要因の影響も受けやすく なる時期です。 また、加齢に伴う身体の変化が健康面へ及ぼす影響も大きくなることから、壮年期に深刻 な課題であるメタボリックシンドロームや生活習慣病を予防する観点からも、自分自身の健 康状態を把握し、自分に合う栄養バランスの良い食事をとることが重要です。 あわせて、地域活動等へ積極的に参加する等、今まで培ってきた食の知識や技術、様々な 食体験を若年世代に伝えることも大切です。 ●壮年期のめざす姿 高齢期・・・65 歳~ ●高齢期の特徴 高齢期は、個人差はありますが、加齢に伴い身体的に老化が進み、健康問題が深刻化する とともに、健康や体力に不安を感じる年代でもあることから、食事内容や栄養バランスに留 意し、自分自身の日常生活行動や健康状態に適した食生活の実践が求められる時期です。 また、加齢による唾液等の分泌量の減少や、歯周病による歯の喪失・咀嚼機能障害から食 欲が低下し、低栄養等を招き、要支援・要介護状態等の健康状態の悪化につながることもあ ります。 この時期は、健康で自立した生活(健康寿命)を長く維持できるよう、五感(視覚・聴覚・ 味覚・触覚・臭覚)で食を楽しむ工夫により食べる喜びを感じるとともに、健全な食生活の 維持が望まれます。 また、これまでに獲得した食文化や伝統等の知識を、地域や家族に引き継いでいくことも 大切な役割です。

健康に関心を持ち、健全な食生活を実践する

栄養バランスを考えた食事をとり、生活習慣病予防に努める

(33)

●高齢期のめざす姿 基本目標2 市民の健全な食生活を実践する力を育む 豊かな人間性と健康な体を育むためには、健全な食生活の実践が不可欠です。 しかしながら、生涯においての基礎となる生活習慣を形成する時期である子どもの頃や、自身 の意思で食を選択し、自己管理をしていく時期である青年期の朝食の欠食は依然として見受けら れます。また、男女を問わず、年齢を重ねるとともに健康問題が深刻になる傾向にあることから、 市民の健全な食生活を実践する力を育むことで、これらの課題を改善していく必要があります。 また、第 1 次計画及び第 2 次計画で定めた「食で培う 7 つの力(食べものを選ぶ力・料理を楽 しむ力・味がわかる力・食べ物を大切にする力・健康な体をつくる力・食を学び伝える力・歯を 大切にする力)」を引き続き推進することで、市民の健全な食生活を実践する力を育みます。

食べる喜びと自立した食事により健康寿命を延ばし、

食文化・伝統等を次世代に引き継ぐ

食で培う

7つの

選 択 食 べ も の を 選 ぶ 力 体に必要な食べも のをバランスよく たべましょう 料理 料理を楽しむ力 作 っ て 食 べ る 楽 し さ を 分 か ち あ いましょう 味 覚 味がわかる力 いろいろ食べて食 材のもつ味や旬の 素 材 を 味 わ い ま しょう 感 謝 食べものを 大切にする力 食べものの育ちを知 ることで感謝の気持 ちをもち、食事のマ ナーを身につけま しょう 健 康 健康な体をつくる 力 自分の健康状態を チェックし、健康 な 体 を つ く り ま しょう 継 承 食を学び伝える力 食材の由来や食文 化に興味を持ち伝 えていきましょう 歯 育 歯を大切にする 力 健 康 な 歯 を 大 切 に し 、 し っ か り か む 力 を 育 て ま しょう

(34)

基本目標3 家庭・保育所(園)・幼稚園・認定こども園・学校・地域・生産者等の相互連携に よる食育の推進 近年、経済発展等によりいつでもどこでも食べ物を手に入れることができる「飽食の時代」 を迎え、また、少子高齢化や核家族化の進行、ひとり親世帯の増加、ライフスタイルの多様化等、 食や家庭を取り巻く社会環境は著しく変化を続けています。 一人ひとりの食生活における食育の推進は、個人や家庭の担う役割が大きい一方で、社会環境 の変化をはじめとする様々な要因から、個人や家庭の努力だけでは実現が困難な状況です。 こうした状況から、家庭はもちろんのこと、保育所(園)・幼稚園・認定こども園・学校・地域 等の食育の関係機関・団体が相互に連携・協働を図り、築いたネットワークを生かしながら、そ れぞれの立場・役割を認識した上で一体となって取り組むことで、より効果的・重層的な食育の 推進につなげます。

(35)

■4.基本方針 基本目標を達成するために、現状と課題を踏まえ、本市における今後の食育推進の方向性を次の とおり定めます。 基本方針1 若い世代を中心とした食育の推進 市民一人ひとりが生涯にわたって健全な心身を培い、豊かな人間性を育むためには、子どもか ら高齢者に至るまで、生涯を通じた食育を推進することが大切です。 子どものうちに健全な食生活を確立することは、健全な心身と豊かな人間性を育む基礎の形成 となり、成長・発達段階に合わせた食育が重要であることから、家庭と保育所(園)・幼稚園・認 定こども園・学校等との連携により、食育の取り組みを推進する必要があります。 とりわけ、20 歳代、30 歳代の若い世代は、食に関する知識や意識が低く、朝食欠食や栄養の 偏りなど、他の世代より課題が多い状況にあります。このため、こうした若い世代を中心として、 食に関する知識を深め、意識を高め、心身の健康を増進する健全な食生活を実践することができ るよう食育を推進することが必要です。さらに、20 歳代、30 歳代を中心とする世代は、子育て 世代が多く、そしてこれから親になる世代でもあるため、こうした世代が食に関する知識や取り 組みを次世代に伝えつなげていけるよう食育を推進します。 基本方針2 健康寿命の延伸につながる食育の推進 健康づくりや生活習慣病の発症・重症化の予防を推進することにより市民の健康寿命を延伸し、 子どもから高齢者まで全ての市民が健やかで心豊かな生活を実現することは、食育の観点からも、 優先的に取り組むべき課題の一つです。 生活習慣病の発症・重症化の予防には、日頃から、栄養バランスの整った望ましい食事を認識 し、実践することが大切です。食生活などの生活習慣が大きな要因となるメタボリックシンドロ ーム、肥満、やせ、低栄養の予防や改善、また、歯と口の健康づくりを通じた食育を推進します。 また、健全な食生活の実践に当たっては、食品の選び方や適切な調理・保管方法等について基 礎的な知識を持ち、その知識を踏まえて行動していくことも重要です。食品の安全性に関して、 基礎的な知識を身に付け、自ら行動できるよう食育を推進します。

参照

関連したドキュメント

飲食店 レストラン 居酒屋 ホテル 食品販売店 その他( ) 食品ロスへの取組分野. 1.仕入時の工夫

菜食人口が増えれば市場としても広がりが期待できる。 Allied Market Research では 2018 年 のヴィーガン食市場の規模を 142 億ドルと推計しており、さらに

我が国においては、まだ食べることができる食品が、生産、製造、販売、消費 等の各段階において日常的に廃棄され、大量の食品ロス 1 が発生している。食品

取組の方向 0歳からの育ち・学びを支える 重点施策 将来を見据えた小中一貫教育の推進 推進計画

また、同法第 13 条第 2 項の規定に基づく、本計画は、 「北区一般廃棄物処理基本計画 2020」や「北区食育推進計画」、

2000 2017 2030 2050. 2030 年

3R ※7 の中でも特にごみ減量の効果が高い2R(リデュース、リユース)の推進へ施策 の重点化を行った結果、北区の区民1人1日あたりのごみ排出量

3R ※7 の中でも特にごみ減量の効果が高い2R(リデュース、リユース)の推進へ施策 の重点化を行った結果、北区の区民1人1日あたりのごみ排出量