商業科「プログラミング」学習指導案 1 単元名 第2章4節 条件判定とくりかえし処理 2 単元設定の理由 ○単元観 現代の社会は、進化した人工知能(A I)が様々な判断を行ったり、身近な物の動きがインター ネット経由で最適化されたりするIoTが広がるなど、絶え間ない技術革新等により、社会構造が 大きく変化しており、予測困難な時代となっている。そのような中、学校教育には、子供たちが 様々な変化に積極的に向き合い、他者と協働して課題を解決していくことが求められている。科 目「プログラミング」においても、ビジネスの場面を想定し、プログラムと情報システムの開発 に取り組む実践的・体験的な学習活動を行うことなどを通して、企業活動に有用なプログラムと 情報システムの開発に関する課題を発見し、創造的に解決する能力の育成が求められている。本 単元では、制御文について学習する中で、様々な条件による判定や、処理を条件に応じて繰り返 したり、プログラムの流れを必要に応じて変えたりと、システム上の課題を解決し、プログラム を作成するための資質・能力を育成することを本単元でねらっている。 ○生徒観 本学級は、〇〇科〇年生〇名で構成されている。本年度〇月に実態調査 をしたところ、〇%の生徒がプログラミングに興味関心が高いと回答している。しかし、その一 方で、「プログラミングの学習内容を、どのような場面で生かすことができるか分かりますか」 の質問に対して肯定的な回答をした生徒は〇%であり、学習内容とビジネスの場面が結び付いて いないため、学習内容をどのように活用すればよいのか具体的に意識できていないことが分かっ た。また、「プログラム作成後、もっとよいものにするために修正を加えようとしていますか」 の質問に対して肯定的な回答をした生徒は〇%であり、ビジネスにおいて必要不可欠である既存 のものをよりよいものに改善しようとする意識が低いことが分かった。このことから、生徒がビ ジネスに即した課題を設定し、解決策を導き出し、試行錯誤しながら既存のプログラムを改善し ていく一連の学習が必要であると考える。 ○指導観 本単元の指導では、思考を可視化する課題解決シートを活用する。課題解決シートは、「課題 設定シート」・「立案シート」・「実行シート」・「振り返りシート」の四つのシートから構成 する。「課題設定シート」では、文化祭の販売実習における情報システム上の問題に気付かせ課 題を設定させる。「立案シート」では、設定した課題の解決策をブレーンストーミングにより出 し合い、解決策をまとめさせる。「実行シート」では、課題の解決策となる制御構造を既存のプ ログラムに追加し、プログラムを改善させていく。「振り返りシート」では、課題の設定からプ ログラムの改善までの一連のプロセスを内省させ、作成したプログラムが課題を解決するものに なっているかを考えさせる。この課題解決シートを活用することで、思考を可視化しながら、ビ ジネスに即した課題を設定し、試行錯誤しながら課題の解決策となる制御構造を既存のプログラ ムに追加し、改善することができる生徒を育てたいと考える。 3 単元指導目標(到達目標) ・情報システムの問題に気付き、課題を設定し解決しようとする。 【関心・意欲・態度】 ・課題の解決策を制御構造ごとに記述し、まとめることができる。 【知識・理解】 ・解決策となる制御構造を組み合わせ、既存のプログラムに追加することができる。 【技能】 ・仕入数量を決めた理由を、プログラムの実行結果を基に説明することができる。 【思考・判断・表現】 4 指導計画(単元の配当時間 7時間) 第1次 情報システムの問題に気付かせ、課題を設定し解決しようとする。1時間(本時) 第2次 課題の解決策を制御構造ごとに記述させ、まとめる。・・・・・・・1時間 第3次 まとめた解決策を既存のプログラムに追加する。・・・・・・・・・3時間 第4次 仕入数量を決めた理由をプログラムの実行結果を基に説明する。・・2時間
5 本時 1/7時間(課題設定シート) (1) 本時の指導目標(到達目標) ・情報システムの問題に気付き、課題を設定し解決しようとする。【関心・意欲・態度】 (2) 本時の手立て ・課題設定シートを活用し、文化祭の販売実習をビジネスの場面と想定させ、情報システム上の 問題について「なぜ」を繰り返すグループ活動を仕組む。 (3) 本時の授業仮説 ・本授業において、課題設定シートを活用し、文化祭の販売実習をビジネスの場面と想定させ、 情報システム上の問題について「なぜ」を繰り返すグループ活動を仕組めば、情報システムの 問題に気付き、課題を設定し解決しようとするであろう。 (4) 教 材 ・教師…課題設定シート:設、電子黒板:電 ・生徒…課題設定シート:設、電子黒板:電 (5) 学習の展開(学習指導過程) 学習内容・活動 教 師 の 支 援 指導上の留意点 教 材 時間 配当 学習 形態 評 価 導 入 ○仕入数量の重要性に 気付く。 ○仕入数量の重要性に気付かせ るために、販売商品の過去の データを比較させる。 設 5分 一斉 展 開 ○販売実習における情 報システム上の問題 の発見 ・本年度の仕入数量を 考える。 ・考えた理由の曖昧さ に気付く.bat ・個人で考えた問題を グループで出し合 い、考えの変容を記 述する.bat ○グループで課題を設 定 ・問題について「な ぜ」を繰り返し深堀 りする。 ・個人で課題を設定す る。 ・設定した課題をグル ープで出し合い、個 人の考えを深める。 ○情報システム上の問題に気付 かせるために課題設定シート を活用した以下の場を設定す る. ・全員が仕入数量を決める役割 であることを伝える… ・少ない情報から仕入数量を考 えさせることで理由の曖昧さ に気付かせる… ・個人の考えが深まるように、 グループで意見を出し合わせ る。 ○課題を明確に設定させるため に課題設定シートを活用した 以下の場を設定する。 ・問題に対して「なぜ」を繰り 返らせ、問題の本質をとらえ させる。 ・課題が問題の裏返しにならな いように文化祭全体をビジネ スの場面として俯瞰させる。 ・グループ活動で、考えの共通 点や相違点を見いださせ、明 確な課題を設定する。 設 電 電 20分 20 分 一斉 個別 グループ 個別 グループ 情報システムの問題 に気付き、課題を設 定し解決しようとす る 【関心・意欲・態度】 ま と め ○課題解決の必要性を 確認 ○次時において解決策を立案さ せるために、計画段階の重要 性を確認させる。 5分 一斉