• 検索結果がありません。

三角形と四角形④

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "三角形と四角形④"

Copied!
4
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

第2学年算数科学習指導案 指導者 1.単元名 「三角形と四角形」 (総時間12時間) 2.指導観 児童の実態 教材について 指導にあたって 本単元では、三角形や四角形をかいたり、 つくったり、敷き詰めたりする活動を通して 図形の構成要素としての辺に着目し、図形に ついて理解できるようにすることを主なね らいとしている。まず、「3本の直線で囲ま れている形を三角形」、「4本の直線で囲まれ ている形を四角形」と約束する。 次に、かどの形に着目することで「直角」 の意味を捉えられるようにする。そして、図 形を構成している要素に着目しながら、直角 三角形、長方形、正方形という基本的な図形 について理解を図るようにする。具体的に は、 ・ 四つの角が直角である四角形を長方形 という。 ・ 四つの辺の長さが等しく四つの角が直 角である四角形を正方形という。 ・ 正方形や長方形を対角線で分けた三角 形を直角三角形という。 の3点である。 本単元の学習は、図形についての一層豊か な感覚を育てるとともに、今後学習する「は この形」の素地となる上からも大変意義深 い。 児童は、これまでに第1学年では 具体物を使って形を写す活動を経験 し、形には、「さんかく」「しかく」「ま る」があり、それぞれの形の特徴を 9 2 % の 児 童 が 捉 え る こ と が で き る。 また、第2学年での「形づくり」 の学習では、図形を構成する力をの ばすために、色板や数え棒を使って 形を作ったり、分解したりする活動 を行ってきた。その中で色板の枚数 に着目させることで、85%の児童 が面の素地につながる見方ができる ようになってきている。しかし、図 形を構成する要素(辺の数や直角等) を意識している児童は少ない。 表現に関する意識調査によると、 89%の児童が「自分の考えをノー トやワークシートに書くことができ る」と答え、「自分の考えを伝えたい」 と 考 え て い る 児 童 も 9 0 % み ら れ た。しかし、実際の交流場面になる と自信がもてないために、活発な交 流 活 動 を 行 う ま で に は 至 っ て い な い。 本単元では、図形に対する興味関心を高め、意欲的に学習に取り組み、構成要素に着目して三 角形と四角形の概念を理解させるために、切ったり、折ったり、敷き詰めたりする活動を多く取 り入れるようにする。 まず「つかむ」段階では、三角形や四角形は直線で囲まれている形であることを理解できるよ うに、点と点をできるだけ少ない直線で結び、動物を囲むという活動を仕組む。 次に「つくる」段階では、児童に興味をもたせ楽しみながら三角形と四角形の概念について理 解が深まるように、手探りで形の特徴を捉えられるような活動を設定する。また点と点を直線で つないで三角形や四角形をつくる点構成・線構成だけでなく、紙を切って三角形や四角形をつく る活動を通して面構成も行うようにする。そして、友だちと交流をしながら、自らの疑問を解決 させるとともに、図形の仲間分けの根拠を明らかにさせる。 最後に「まとめる・いかす」段階では、図形の概念の理解をより深めさせるよう、身の回りの 物から三角形や四角形の形をした物を見つけたり、色板を並べて貼ったりするなどの様々な具体 的な活動を設定するようにする。

(2)

3.目標 ○ 図形の美しさに関心を持ち、身の回りから長方形、正方形、直角三角形などをみつけようとする。 (関心・意欲・態度) ○ 辺の数や長さ、かどに着目して三角形や四角形の意味や性質を考えることができる。 (数学的な考え方) ○ 長方形、正方形、直角三角形などをつくったり、かいたりすることができる。 (表現・処理) ○ 長方形、正方形、直角三角形の意味を理解し、これらを弁別することができる。 (知識・理解) 4.指導計画 時 主な学習活動 支援・留意点 主な評価規準 段階 1 ○ 「三角形」と「四角形」 ○ 動物を直線で囲んだ形を仲 ○ 三角形、四角形について つ という用語とその定義(約 間分けする活動を設定する。 さらに調べてみようと関心 か 束)を知る。 をもつ。 む ○ 「三角形と四角形につい (関心・意欲・態度) て調べる」という単元の課 題をつかむ (本時1組)。 1 ○ 形をさわって、三角形と ○ ブラックボックスから形を ○ 約束に基づいて、三角形 四角形を見つける。 取り出して、説明する活動を設 や四角形を見つけ、判断し (本時4組) 定する。 た根拠を説明できる。 (数学的な考え方) 1 ○ 点と直線をつないで三角 ○ 既習を整理した表を提示す ○ 三角形や四角形を作るこ 形や四角形をつくる。 る。 とができる。 ○ ドットを使って作図させる。 (表現・処理) つ 1 ○ 三角形や四角形の紙を二 ○ 考えの共通点を整理して板 ○ 図形の構成要素である辺 つに切って、三角形や四角 書する。 や頂点を理解することがで 形をつくる (本時2組)。 きる。 (知識・理解) 1 ○ 不定形の紙を折って直角 ○ 紙で折った直角を活用させ ○ 身の回りから直角のある をつくり、身の回りから直 る。 形を見つけることができる。 角のある形を見つける。 (関心・意欲・態度) く 1 ○ 三角形の仲間分けをする。 ○ 直角があるなしで分類した ○ 三角形の仲間分けを根拠 (本時5組) ヒントカードを活用させる。 をもって考えることができ る。 (数学的な考え方) 1 ○ 四角形の仲間分けをする。 ○ 直角の数で分類したヒント ○ 四角形の仲間分けを根拠 る (本時3組) カードを活用させる。 をもって考えることができ る。 (数学的な考え方) 1 ○ 長方形の辺の長さを調べ ○ 辺を色分けした長方形や正 ○ 長方形の紙を切って、正 て、仲間分けをする。 方形のカードを活用させる。 方形をつくることができる。 (表現・処理) 1 ○ 方眼紙を使って、長方形、 ○ 既習を整理した表を提示す ○ 長方形、正方形、直角三 正方形、直角三角形を作図 る。 角形をかくことができる。 する。 ○ 方眼紙を使って作図させる。 (表現・処理) 1 ○ 直角三角形、長方形、正 ○ はじめの一部分を点線で示 ○ 長方形や正方形などをす 方形などを敷き詰めて、色 した台紙を活用させる。 きまなく敷き詰めることが 々な模様をつくる。 できる。 (表現・処理) 1 ○ 身の回りの三角形、四角 ○ 単元の学習の流れを掲示し ○ 身のまわりから三角形や ま 形を探す。 活用させる。 四角形を進んで見つけよう と ○ 名前カードを活用させる。 とする。 め (関心・意欲・態度) る 1 ○ 練習問題を解くことによ ○ 単元の学習の流れを掲示し ○ 学習内容の自己評価をす ・ り、習熟を図る。 活用させる。 ることができる。 い (知識・理解) か す

(3)

指導者 2年4組 5.本時の学習 「三角形と四角形」 (総時数12時間中2時目) (1)主 眼 ○ 三角形や四角形の約束をもとに形を判断したりその根拠を説明したりする活動を通して、三角 形や四角形についての理解を深めることができる。 (2)着 眼 【着眼1-②】 「自分なりの考えをつくるための手だて」 三角形と四角形の定義がかかれた掲示やキーワードがかかれたヒントカードを活用させる。 【着眼2-①】 「交流の視点を明らかにした少人数交流」 自分が判断した形とその根拠について説明し合いながら、仲間分けをする 3 人グループでの交 流をさせる。 【着眼2-②】 「個の考えをつなぎ、数理へと導くキーワード」 まわりの線が直線 直線の本数 かこまれている かどの数 (3)準 備 ブラックボックス、掲示用の絵、前時の掲示、ヒントカード、三角形、四角形 (4)展 開 過程 学習活動 支援・留意点 評価 つ か む 1.本時の問題を知り、めあてをつかむ。 2.見通しについて話し合う。 ○ フラッシュカードを使って、前時 の学習を想起する。 ○ 見た目で判断するのではなく、さ わった感覚で図形の形を判断し,そ の理由を説明することが、本時の問 題であることを確認する。 ○ ブラックボックスをつかって、三 角形や四角形をさわった感覚で判断 し、説明する手順を演示する。 ○ 直線や角に着目すれば形を判断 できそうだという見通しをもつこ とができるよう、本時の問題の図形 を黒板に貼って、話し合いをさせ る。 まがっているか、まっすぐ かで話したら、良さそうだ。 直線の数をいえば、説明 できそうだ。 かどに気をつけたらよさ そうだ。 問題 三角形や四角形を見つけましょう。 めあて 三角形や四角形を見つけて、わけを説明しよう。

(4)

つ く る ① つ く る ② ま と め る 3.自分の考えをつくる。 4.グループで話し合う。 5.全体で話し合う。 6.本時をまとめ、ふりかえりをする。 7.チャレンジ問題をする。 ○ ブラックボックスの中の図形を手 探りで判断させ、自分の言葉でその 根拠を言わせる。 ○ 理由がなかなか言えない児童に は、机間指導をしながら、三角形や 四角形の約束を示したヒントカード を与える。 【着眼1-②】 ○ 三角形でも四角形でもないものに ついては、なぜ違うのか理由もはっ きりさせるようにする。 ○ 自分が判断した形とその根拠につ いて話し合いながら三角形、四角形、 その他の図形に分けさせる。 【着眼2-①】 ○ 前に出た代表の児童に、ブラック ボックスから取り出した図形につい て根拠を明らかにして形を判断さ せ、正しいかどうかを全員で確認さ せる。 【着眼2-②】 ○ 囲まれていない図形を提示し、ど の仲間に属せばよいのかを考えさせ る。 ○ 理解を深めさせるために、五角形 やおにぎりの形などをフラッシュカ ードにして提示する。 定義にそって、 三角形や四角形 を見つけ、その わけについて説 明できる。(発 言、ワークシー ト) まとめ 三角形や四角形は、囲まれている直線の本数によって説明できる。 三角形 四角形 その他 直線が3本 直線が4本 線がまがっている かこまれている かこまれている 直線でかこまれていない かこまれていない 直線の本数 三角形 四角形 その他

参照

関連したドキュメント

○本時のねらい これまでの学習を基に、ユニットテーマについて話し合い、自分の考えをまとめる 学習活動 時間 主な発問、予想される生徒の姿

年限 授業時数又は総単位数 講義 演習 実習 実験 実技 1年 昼 930 単位時間. 1,330

22年度 23年度 24年度 25年度 配置時間数(小) 2,559 日間 2,652 日間 2,657 日間 2,648.5 日間 配置時間数(中) 3,411 時間 3,672 時間

19年度 20年度 21年度 22年度 配置時間数(小) 1,672 日間 1,672 日間 2,629 日間 2,559 日間 配置時間数(中) 3,576 時間 2,786 時間

② 入力にあたっては、氏名カナ(半角、姓と名の間も半角で1マス空け) 、氏名漢 字(全角、姓と名の間も全角で1マス空け)、生年月日(大正は

1号機 1号機 原子炉建屋三角コーナー 原子炉建屋三角コーナー

学年 海洋教育充当科目・配分時数 学習内容 一年 生活科 8 時間 海辺の季節変化 二年 生活科 35 時間 海の生き物の飼育.. 水族館をつくろう 三年

斜面の崩壊角度については,添付第 2-20 図に示すとおり,安息角と内部摩