第3学年1組 国語科学習指導案 指導者 ○ ○ ○ ○ 1 単元名 大事なことをたしかめ、構成を考えてわかりやすい説明文を書こう 教材名「すがたをかえる大豆」「食べ物はかせになろう」 2 学習の構想 こんな子どもに(めざす <本単元におけるキャリア教育の視点> 本単元「大事なことをたしかめよう」は,説明的教材文で段落や重要語句などに注意して要点を読み取り 文章構成をとらえた上で、自分で調べたいものを選びその情報を収集したり選択したりしながら整理し、文 章にまとめることをねらいとしている。 本教材「すがたをかえる大豆」は大豆やその加工品について書かれた説明文で、児童にとって身近な大豆 がどのような工夫で、どのような姿に変わっているか述べられている。児童にとって意外性を持って知るこ との喜びを味わえる内容といえる。教材文は、接続語を用いて5 つの事例をわかりやすく説明していること、 段落構成や中心文・キーワード等が明確であることから、3 年生の児童にとって段落のつながりを意識した 文章構成に着目させることに適した教材である。また、書くことの教材「食べ物はかせになろう」では、読み の学習を通して身につけた力をもとに身近な食べ物を選び、興味を持った事柄について本で調べ、情報を 収集したり選択したりしながら、教材文の文章構成を生かして、情報を整理し文章にまとめるには適した 教材である。 (人間関係形成能力) 必要のある情報を収集・選択し、集めた情報を目的にしたがってまとめさせ、 事柄の順序を考えた文章を書く力を身につけさせることができる。 ○ 身近な食べ物について書かれた読み物を進んで読み、調べたことをもとに説明文を書こうとする。 ○ 段落相互の関係を考えながら、文章の内容を読むことができる。 ○ 内容を大きくまとめたり、必要なところは細かい点に注意したりしながら読むことができる。 ○ 文章全体における段落の役割を考え、文章構成をとらえることができる。 ○ 書く必要のある事柄を収集・選択することができる。 ○ 書こうとすることの中心を明確にして、段落と段落の続き方に注意して書くことができる。 このような指導で このような子どもだから このような子どもに 本学級の児童は、「ありの行列」の学習において、文末表現をもとに事実・わかったこと・考えを表す文を 区別したり、接続語から要点を作るために大事な文を見つけたりすることができるようになっている。また、 「おもしろいもの、みつけた」の学習において、知らせたいことを整理して書くことを学んできている。し かし、書くことの技能や量などは個人差が大きく、段落を意識して考えて書くことや、段落のつながりを意 識して書くことのできる児童は少ない。 このような教材で ○ つかむ段階では,食品の加工品クイズをすることで食べ物に学習への興味関心を喚起し、「すがたを かえる食べ物」について説明する本を作るという目的意識をもたせる活動を仕組む。 ○ さぐる段階では中心教材「すがたをかえる大豆」を読む。ここでは,「はじめ・中・おわり」文章構 成や接続語の使われ方・段落相互の関係を押さえながら、大豆がどのようにすがたをかえて食べられて いるか、それをどのように説明しているか読み取らせる。 ○ ふかめる段階では,すがたをかえる食べ物について、情報を収集・選択し,集めた情報を目的にした がってまとめさせ、教材文「すがたをかえる大豆」の文章構成をもとに、事柄の順序を考えて構成をさ せ、文章にまとめる力を身につけさせる。最後に、文章を読み合い感想を交流することで、友達や自分 の表現のよさに気づかせるとともに、調べたことを書き表す喜びをもたせる。
3 単元指導計画(総時数 20 時間) 学習 過程 主な学習活動 指導上の留意点 評価 つ か む ② 1 学習計画を立てて、学習の見 通しを持つ。 (1) 加工食品クイズをして、 「すがたをかえる」とはどう いうことか考え、「すがたをか えた」食べ物の変化に興味を 持つ。 ① (2) 食べ物はかせになって「す がたをかえる食べ物」の説明 文を書く計画をたてる。 ① ○ いくつかの加工品クイズすること で、「すがたをかえた」食べ物の変化 に興味を持つことができるようにす る。 ○ いろいろな食べ物の食べられ方を 出し合い、説明文を書く見通しを持 たせるようにする。 ○「すがたをかえる」ことを考 え、食べ物の変化に興味を持 っている。 ○ 説明文を書くことの見通 しを持っている。 さ ぐ る ⑦ 2 大豆をおいしく食べる工夫が どんな構成で述べられているか 読み取る。 (1) 初読の感想を出し合い「食 べ物はかせ」になるための読 みの課題を立て、全体を大き な構成に分ける。 ② (2) 「はじめ」「おわり」の部分 を読み取る。 ① (3) 「中」の部分で大豆をおい しく食べる5つの工夫を見 つけて、要点をまとめる。③ (4) 段落の小見出しを考え、文 章の構成を確認すめる。 ① ○ 文章を読んで、驚いたこと・分かっ たことは何かという視点で初読の感 想を書かせ、事例ごとにまとめ、段 落と関連させる。 ○ 段落の第一文に注目するなど手が かりになる言葉を示しながら考えさ せる。 ○ 「はじめ」は、大豆を食べるための いろいろな工夫を「おわり」は、食 事に取り入れられた理由につながる ことを読み取らせる。 ○「くふう」「手の加え方」「すがた」に 着目させ、5つの事例の共通点や相違 点を明確にし、大豆をおいしく食べる 工夫を整理する。 ○ それぞれの段落の小見出しを考え、 文章全体における段落の役割を考え させる。 ○ 文章全体における段落の 役割を理解している。 ○「はじめ」「中」「おわり」の 3つのまとまりに分けてい る。 ○「はじめ」の部分で、「いろ いろな手を加えて食べる工 夫をされている大豆」の話題 提示、「おわり」の部分で、理 由と作者の考えが書かれて いることを読み取っている。 ○「くふう」「手の加え方」「す がた」に着目し、5つの事例 の要点をまとめている。 ○ 「すがたをかえる大豆」が、 問題の提示の順序、「手の加え 方」と「すがた」の整合性がわ かりやすく構成された文章で あることに気づいている。 3 「すがたをかえる食べ物」に ついて調べ、説明文を書く。 (1) 調べたい食べ物を決め、必 要な情報を収集し、カードに 整理する。 ① (2) 収集したカードを選択し、 文章の構成を考える。 ・ 収集したカードを「「はじ ○ 教師が「手の加え方」「すがた」が 容易に分かる本を用意し、情報を収集 させる。 ○ 書くために必要な情報を、目的ごと に(「手の加え方」「すがた」「分かっ たこと」「考えたこと」)収集し、カー ドに一枚に一つの情報を書かせる。 ○ 収集したカードを「分かったこと」 「考えたこと」「手の加え方」「すがた」 を「はじめ」「中」「おわり」に分類させ ○ 食べ物の本の中から、進ん で調べたい材料を見つけよ うとしている。 ○ 目的にあった情報を,カー ドに書いている。 ○ 収集したカードを「はじ め」「中」「おわり」に分類 している。
あ ら わ す ⑪ め」「中」「おわり」に分類す る。 ① ・ 「中」のカードをいくつか のグループに分け、グループ ごとに名前「○○のくふう」 を考える。 ① ・ 「○○のくふう」ごと「手 の加え方」と「すがた」 のカードが合うように内容 を整理する。 ① ・ 教材文を参考に「わかり やすい文にするための手が かり」をふまえ「○○のくふ う」及び「手の加え方」の順 序を考えて構成した問題を 作る。 ① ・ 「すがたをかえる食べ物」の 問題を考え合い、段落の順序 や事柄ごとの意味のまとま りやつながりが読み手にわ かるように修正する。 ② (本時) 2/2 ・ 「はじめ」「おわり」を含め た全体の構成を考える。 ① (3) 文章の構成したカードを もとに下書きをする。 ① (4) 下書きを推敲し、「すがた をかえる食べ物」を書く。 ① (5) 読み合い、感想を交流す る。 ① る。 ○「手の加え方」と「すがた」の共通点 を考え、グループに分け、グループご との名前「○○のくふう」(小見出し) を考えさせる。 ○ 「くふう」ごとに「手の加え方」と 「すがた」のカードが合っているか 内容を整理させる。 ○ 「中」の部分の構成の順序を決め、 その意図にしたがって、「○○の工 夫」や「手の加え方」を配列し、「すがた をかえる食べ物」の問題を作らせる。 その際、教材文を提示し「わかりやす い文にするための手がかり」を参考に させる。 ○ 「手の加え方」を出題し、「すがた」 を当てるという問題で、出題の順序 や内容を考え、「わかりやすい文にす るための手がかり」をもとに話し合 わせ、読み手にわかるようにするた めに修正させる。 ○「分かったこと」「大事なこと」のカ ードを、「はじめ」は、食べるために 工夫をしていること, 「おわり」は、 理由につながるように配置させる。 ○ 文章の構成をもとに、段落や段落 の関係をあらわす接続語に気をつけ て下書きをさせる。 ○ 「はじめ」と「おわり」のつながり や接続語の使い方、文章の補足など を確認するように読み合わせる。 ○ 「すがたをかえる食べ物」の本を読 み合い、感想を交流させる。 ○ 収集したカードの共通点 を考えてグループにまとめ、 「○○のくふう」(小見出し) を考えている。 ○ 「○○のくふう」ごとに「手 の加え方」「「すがた」が合っ ているか考え内容を整理し ている。 ○「わかりやすい文にするた めの手がかり」をふまえの 順序を考えている。 ○ 順序を考え、「○○のくふ う」「手の加え方」を配置し, 問題を構成している。 ○ 問題を考え、「わかりやす い文にするための手がかり」 をもとに、友達の文章のよい 所をみつけたり、分からない 事を質問したり、意欲的に交 流し、読み手に分かる文に修 正しようとしている。 ○ 「はじめ」と「おわり」の部 分のつながりを考えた全体 の構成を考えている。 ○ 文章の構成をもとに、接続 語に気をつけて下書きをし ている。 ○ 下書きを読み合い、わかり やすい文がかけているか感 想を出し、修正している。 ○ 本を読み合い、わかった事 やよい所を出し合っている。 4 本時の学習 (1) 平成 20 年 11月5日(水)5校時 於 第3学年1組教室 (2) 主眼 グループでごとに作った「すがたをかえる食べ物」の説明文を、段落の順序や事柄ごとの意味のまとまりや つながりが読み手にわかるように修正することができるようにする。 ※段落の順序・柄ごとのつながり ・段落「○○のくふう」の順序 ・事柄「手の加え方」の配列 ※意味のまとまり ・「手の加え方」と「すがた」の整合 と内容
(3) 授業仮説 ○ 内容や構成を考えた「すがたをかえる食べ物」の問題を考え合えば、よりわかりやすい文の内容や構成に気 づき修正することができるであろう。 ・ 「すがたをかえる食べ物」の問題を「わかりやすい文にするための手がかり」を根拠として考え、段落の順 序や事柄ごとの意味のまとまりやつながりなどの文の構成や内容を丁寧に読ませる。 ・ 問題の感想を出し合うことで、わかりやすい文章になるよう修正させる。 (4) 準備 「すがたをかえる食べ物」の問題 感想カード (5) 展開 学習活動 支援・留意点 評価規準 1 前時学習を想起し,本時めあてを確 認する。 2 グループで調べた説明文「すがたを かえる食べ物」の「中」の部分ついて話 し合う。 (1)「わかりやすい文にするための手 がかり」を確認する。 (2)「すがたをかえる食べ物」の「手の 加え方」を出題し、「すがた」を当て る。 (3) 問題の出題の順番、「手の加え方」 と「すがた」の整合の是非などにつ いて話し合う。 3 話し合いや感想をもとに「すがたを かえる食べ物」をわかりやすい説明文 にするために見直す。 4 本時学習を振り返り、次時の学習を 確認する。 ○ 「すがたをかえる食べ物」の「手の加え方」を 問題にし、「すがた」を当てるという形式で、 段落の順序や事柄ごとの意味のまとまりや、 つながりを考えることを確認する。 ○ 問題は1問ごとにまとめてカードに書かせ、 せ、文の入れ替えができるようにさせる。 ○ 「わかりやすい文にするための手がかり」 を確認させる。 ・ 段落の順序・事柄ごとのつながり 段落「○○のくふう」の順序 事柄「手の加え方」の配列 ・ 意味のまとまり 「手の加え方」「すがた」の整合と内容 ○ 問題の順番を考えた意図を説明し、「○○の くふう」を提示させ、「手の加え方」を出題さ せる。 ○ すべての問題を出題した後に、「すがた」を 解答させる。 ○ 「わかりやすい文にするための手がかり」に 沿って感想を書き、話し合わせる。 ○ 感想をもとに話し合い文章を見直させる。 ○ 材料が不足して分からないことは、資料から 材料を探させ付加させる。 ○ 振り返りカードに本時学習で改善できた構 成の具体的内容、グループでの学びのよさにつ いてまとめさせ成就感を感得させる。 ○ 次時は「はじめ」「おわり」の部分を位置づ けた文の構成について学習することを確認す る。 ○「手の加え方」の 問題から「すがた」 を推測し、「わかり やすく伝えるため の手がかり」をもと に、よい所を見つけ たり、分からない 所を出し合ったり たりして交流し、よ りわかりやすい文 章について考え、話 し合っている。 ○ 読み手にわかる ように文章を見直 し、修正している。 段落の順序や事柄ごとの意味のまとまりやつながりが読み手によくわかる「すがたを かえる食べ物」の説明文を考えよう。 キャリア教育の視点(人間関係形成能力) グループでごとに作った「すがたをかえる食べ物」説明文を、段落の順序や事柄ごとの 意味のまとまりやつながりが読み手にわかるように修正することができる。 ・段落の順序・事柄ごとのつながり 段落「○○のくふう」の順序 事柄「手の加え方」の配列 ・意味のまとまり 「手の加え方」「すがた」の整合と内容 <わかりやすい文にするための手がかり>