重回帰分析によるITPA臨床モデルの検討
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(2) . 重回帰分析によるITPA 臨床モデルの検討. 亀. 畑. 義. 彦・大. 嶋. 謙. 1. は じめ に. 1 l i i hy 1 t 1 96 8年に完成された Mc Ca r rk no s Test of .A による言語学習能力検査 ( ,JJ と Ki ,S. ingu i l i Peychol i t tes s c Abi :ITPA) は 人 間 の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 行 動 の プ ロ セ ス を いく つ か の ポイ. ンに分け, それぞれのポイントを能力カテ ゴリーと考え, 各々のカテゴリーに対応する測定項目を 認定しそれを検査することにより, コミュニケーショ ン行動における欠陥を診断する目的で作成さ れた も の であ る.. i i i i i i d dua ld f f 従 っ て, ITPA は個人間の相対的位置を診断する( t )より, 個人に内在 n r ‐ e c enee s v. inte individua ld i f f i i す る コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 能 力 の個 人 内 差 ( ) の 評 価 を 目 的と して い る. ‐ c ences. しかし, このテストを実施し, その結果を統計処理した数多くの研究によれば, コミュ ニケーショ ン行動の各ポイントとして設定された能力カテ ゴリーは測定目的とされる単一能力を測定するもの ではなく, 数 ポイ ントが綜合された結果が得点化されることを成果として述べている, 例えば表1 にみるように, ITPA の各能力カテ ゴリーはいくつかが統合されてひとつの能力を測定していると ttheITPA measures:asynthesisoffactorstudiesofthel961 いう研究成果がそれであり, (Wha. i ion i landPsychol i t ), ま た, 表 2 に お け ed ona og caIMeasurment29 ,C.E.1969 ,Educat , Meyers 表I. 奮. 鯖. 3 ,7. 1. 2 ,5 ,6. 1 1. 2 ,lo ,5 2 l I ,lo l ,5 1o lo. w. 5 5. V. 9 9 ・ 1. 共通する因子名. i Meyers t . .c , C.E. op. 義 鴛 ドの. i i CーNM, Cogn t ‐ ve…Con rgent ve l Voca t Pro es ‐ NMR, Convergen ‐ -mot orexpr duct i fsemant i l s l on on o cre ‐ a i t ons I i 16gura i i fs CMR,cogn Mean t u e ‐ ngf on o i i l i t on comprehens at ons man c re I i I i MFS lmmed i t sua a ev gura , memory forf t ems sys memory i Voca lexpres DS i s on cs vergentsemant , Di IComprehen Verbe ‐ S 1 on. i i t m lmmed at e aud ory memory ldecod i 刊 Voca ng , i t recep anguage vel. MSS , memory forsym- bo l i t csys ems i i CM [S fs t ‐ c o on o e , gn i t c sys ems mant. 繋 離 誓準拠する l i Pi re vocabu ‐ es ctu ar ,rs i her verba lt t ad ng es s ,ot Spat i li t a nf erencet es s. i lf i l i Mean -p ngfu cto ‐ gura i lre l i t r a a ons lspan‐ Vi typet t sua es s i lde Voca i scr on pt ,exam‐ l l i es aborat on p ,e Aud i t typet t es s‐ ory span‐ l i i t t et er s s g , words ,d imi i Di f mea岱 t scr na on o i ther s ng ofl anguage of o. * 下位検査の番号は改訂版の下位検査番号に対応ちせてある 。 71.
(3) . 亀畑義彦・大嶋謙一 i 上野一彦 op t .c .. 表 4. 歳. 児. 6. 歳. 児. 8. 歳. 一般言語因子 ことばの理解, ことばの、 類推, 動作の表現 ノ. 一般言語因子. 一般言語因子. 視覚受容因子. 言語表現因子. 聴覚記憶因子. 第3因子 聴覚記憶因子. 視覚自動因子 (絵さがし、 形の言己憶). 第4因子 視覚記憶因子. 命名不能. 連合因子 (ことばの類推) (絵の類推) 命名不能. 第一因子. 第2因子. 室零瞥絵の灘) 後. 児. と 窪め (認 饗推浅鵠 )(鼻包ま躍 漏、 年辱 ) 塙滋養為熟. ITPA の因子分析, 上野一彦, 1973 る因子分析の結果がそれである. ( , 心理測定ジャーナル) ,. こ れ ら の 研 究 成 果 か ら,ITPA の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン・モ デ ルに お け る 各 能 力 カ テ ゴリ ー が, 言 語. 行動の完全に単一な概念として現実に 取り出すことは操作的に不可能であるとの知見が出されるに 到 っ て い る.. コミュニケーショ ン行動が伝達過程上の一連性をもっ た概念であることを考えると, 上記の知 見 は当然のことと考えられるが,ITPA の統計的処理が主として因子分析によっていることから,能力 の特性を各カテ ゴリーの集合としてとらえることが可能であっ ても, 各カテ ゴリーの相関性, 及び 有効説明変数とそれらの比重を予測することは困難である. 集合体として寄与因子をさぐることか ら一歩前進 して, 各能力カテゴリー がどのような相関の下に, どのような比重関係にあるのかを考. 察するところに, 初めて, ITPA の主 旨が活かされるのではなかろうか. このような主旨から, 本稿ではITPA の各能力カテ ゴリーをその相関性 で考察すると共に, 不必. 要な説明変数を除外し, 必要とされる説明変数によっ て従属変数の説明と予測を目的に論述しよう とするもの である.. 2, ITPA の 臨 床 モ デ ル と コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン行 動 の 構 成. ITPA は人間が自分の考えを他人に伝えたり,他人の考えを理解したりする様々な機能,つまり人 青報を受け取り, それを解釈し, 誰かに伝えようとするコミュニケーショ ン過程に 必要な心理 間 が1. 機 能 を 測 定 しよ う と し て い る. こ の モ デ ル の 理 論 的 基 礎 は osgood ,ch の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 理 論, l l ino i (The Measurmentof Meaning,osgood,ch & Tannenbaum p.H.1957 ), sPross ,univofl. 特に心理言語学における般化モデルに置いて いる. (表3). l こ の osgood の モ デ ル は Hul ,C. L の 媒 介 仮 説, つ ま り, E = (H X D)- ( 1R 十 IR) , Hは. iguo or imi i i r l hi ion lar to i ェ l bi dii d i ts fat t habi t Rはs ,I , Dは mot vat ona state, 8R は con tone “wear i i H l l C L B h ゞ 知 t り は u, . e avors で あ り, lnes )と 説明 さ れ る モ デ ル を 基 礎 と して い る. 周 の 通. 行動主義的学習理論からのア プローチであっ た. そこには1960年以降における Chomsky, N に よ る批判が用意されていた訳であるが, この批判をひとまず置くとして, osgood のモデルには, 表3. によって説明すると,. ionl l=投射水準=人間の受容器や効果器と脳の間に 介在する網の目のようには 1 { ) pro ject eve 72.
(4) . 重回帰分析によるITPA 臨床モデルの検討. 表3 .. REPRESENTATION LEVEL. I rm一.金sm. t ・ c警 対談 デ ニ .. 6 ( ). 1N¥旨糟王 1 oN. ( 4 ). EVOCATIVE S一s (J Tじ hしエ (甲↓ ↑( h T U UN LEVEL. . ss. ノ 嘩語義EE. 鳥屋 。 --. 豊熟 需 温 言 語 豊 麗 a. i t ー r amma c a g d d i e c o n g. i l. . i t a u n o om sms r 外 ( 2 ) , ご」- ! J M M ^ ” S ご n s o r l n a l ys g l ・ i l i i t t u n z a o ◎. ーも む 。 n. 国 「D E c o cmGヰ. t a u. キ. ;. i d e n c o n g. ・ o ( ). i I [ r amma c a g d i e n c o n g. “ r . y誓 “ , - … ^ n I U I祝” ↓ …U お皿 i l i i t t u z a o n. r \ ー墨 , n o ◎ ◎. -。Mm購 ヰ 回. オ ズ グッ ドの モ デル (1957). りめ ぐらされた 神経機構における生理的な作用過程. ( 2 ) integrat ionl l:統合水準:入力刺激や出力反応に 伴う神経 eve. 事象が組 織化さ れたり, 連続 化される 作用過程 この過程は 冗長度 ( d d r e u n ) a n が増し c . y , , 統合確立 がほぼ1に近くなっ た も の を evocat ive 統 合 と 呼 び 表 3 では s → r r → s で表わされている. また確立 がそれほ , , ど高くなく, 統合にある程度の選択性を有するものをpr i i t ed c ve統合と 呼び, 表3 ではs→s,. r→ r で示 さ れ て い る . ( 3 ) representat ionl l: 表 象 水 準 :decoding の 終 点 であ り 同 時 に eve encoding の起 点 と な る 人 ,. 間の言 語行動の中心機構 osgoodはこの 複雑な機構を rm→sm で表わされ る媒介過 程を想定 す る こ と に よ っ て 説 明 し て い る た だ osgood の こ の 仮 説に お い て, r m → s m が果 し て 概 念 . ,. 的意味を代表しているのか または連想的意 味であるかのかについては 説明はなされて いない , . 先 に 見 た osgood の コ ミ ュ ニ ケー シ ョ ン・モ デ ルを 参 考 に して M C h t y と ki rk は 表 4 の よ う , c ar な コ ミ ュ ニ ケー シ ョ ン・モ デ ル を 仮 想 した os ood の モ デ ルと 比 g 較 してこ の モ デ ル が簡 略化さ れて .. いるのは, 診断的道具として具体化するため の実際的制約 であると 説明され ている, 表4のモデルはITPA の1 961年実験版の臨床 モ デルとして採用さ れたもの である このモデル . はコミュ ニケーショ ンの回路 、組織化の基準 コミュ ニケーシ ンの過程と , いう三つの次元で構成 ョ , されている. いま表4に従っ て説明すると , ( 1 ) コミュ ニ ケー シ ョ ンの 回路. これは刺激入力と反応出力の間のさま ざまな組ち合せをもつ通路をさして いる ITPA では . 聴覚 - 音声回路と視覚 - 運動回路の二つの回路が採用されて いる . ( 2 ) 組織化の水準 ITPA では, 機能的な複雑性や機能の組織化の程度によ て も っ , っ とも複雑かつ高度な「表象 73.
(5) . . 亀畑義彦・大嶋謙一. 表4. 解号 回. D (. 戸. 国. 表 象 水 準 l ILeve i ) t t ona (Rep en a re s. - --- - -. 。. 回 国. 回 聴覚,視覚刺激. 表 象 水 準 ) 聴覚解号 { 1 i ) i t ng ry De cod (Aud o 2 ( ) 視覚解号 i IDecod } ng (Vi sua ( 3 ) 聴覚-音声連合 i i ) IAS t i on t S 0c a (Aud ‐Voca o ry. 躯 g }. 温臨糟挑も,れw,) (. 国 音声・運動 反応. 自動‐配列水準 ( ) 聴覚‐音声自動 7 i IAu t ) t i c oma t ‐Voca ( o ry {Aud ( 8 ) 聴覚-音声配列 i l t ISequen ) i a t {Aud ca ry ‐Vo o ( 9 ) 視覚‐運動配列 i l t ) l t a (Vi ‐Mo orSequen sua. ( 4 ) 視覚‐運動連合 i i t ) l to on r As s oc a ‐Mo (vi sua. 5 ) 音声機号 (. i IEncod ) (Voca ng. ( 6 ) 運動構号. i ) t ng (Mo r En cod o. て「自動 -配. l ILe iona )と, 自動的かつ習慣的性格をもつ統合水準とし ve 水 準」 (Representat る 列水準」 (Automatic‐SequentoILevel) の 二つ の 水 準 が 考 え ら れて い . 3 ) 過程. 言語の習得や使用における行動を, 刺 激入力に始まり 反応出力 で終わる一連の過程を考える. とき,. 解号(Decoding),. ing) の 過 程 に 分 け て 考 え る こ と が i iat on), 構 号 (Ercod 道 役 (Assoc. i ) ng i )とは刺激か らその情報を取り出す過程, 構号(Encod ng cod できるとさ れている. 解号(De i A ( “ a s s o c そして連合 とはことばや動作 で自己の考 えた内容を情報として 外部へ表出する過程, i ) の間にあって, 言語表象を内的に操作する過 i ng ) と構号 (Ercod i ng t ) とは多号 (Decod on 程と説明 される. 以上の三つの次元の組ち合せによ って各ポイン トを設定したのが表4の下段に示されている. そ 1 961年)と改訂版との下位検査項目の比較は表 968年に 改訂されているが, 実験版( 後ITPA は1 1 9 73 68年)を翻訳修正して標準化したものである.( 1 9 に見るとおり である.なお日本版は 改訂版( に日本文化科学社により出版) 1 96 8年) に示されたコミュニケーション 回路のモデルは表6の通り である. 実験版のモ 改訂版 ( 水準」 ル (表4) と改訂版のモデル (表6) とでは構造としては差はみられない が, 「自動・配列.
(6) . 重回帰分析によるITPA 臨床モデルの検討 i l c SequentaILev ) が 「自動水準」 (Au e i t l t oma ) に変更されたこと, 及び 「自 cLeve. 覚回路が加わり, 「自動水準」における聴覚 視覚回路 が整理されたことな どを特徴点 ,. る こ と が でき る.. 表5 工TPA 下位検査名 称比較一覧表 実. 験. 版. 改. i 聴覚解号 (Aud i t ) or cod ng y De IDe 視覚解号 (Vi i ) sua cod ng. 表. 象 聴覚‐音声連合 IAud i l t ) o ry ‐Voca As i i t ) s oc a on 水 聴覚‐運動連合 (Vi l t ‐Mo sua o r As i i t ) s oc a on 準 音声機号 (Voca IEn i ) cod ng 運動機号 (Mo t i ) o r Encod ng. 訂. 版. 日. i 聴覚受容 (Aud i t t ) o ry Re cep on IRe i 視覚受容 (Vi t ) ua s cep on. i i 聴覚連合 (Aud i t t ) o ry As soc a on. 本 版. ことばの理解 絵 の 理 解 ことばの類推. IAS i i 視覚連合 (Vi t ) sua S0c on a. 絵 の 類 推. IExp 言語表現 (Ve i rba ) r e s s on IExpr i 動作表現 (Manua ) e s s on. 動 作の表現. ことばの表現. i 聴覚‐音声自動 (Aud I t ‐Voca i 1 o ry 文法構成 (Gr t ) amma cC o r 文 の 構 成 su e 自 Au i t t ) oma c 動 IC 1 視覚構成 (Vi ) s ua os r 絵 さ が し u e 水 聴覚‐音声自動 (Audi I t i or ‐Voca 聴覚配列言己憶 (Aud t y 数 の 記 憶 ory Sequen i l t ) Sequen 準 i I Memo a t ) r a y l 視覚‐運動配列 (Vi t ‐Mo l s ua or 視覚配列言己憶 (Vi ) sua 形 の 記 憶 Sequen i l t ) Sequen i I Memor a t ) a y. 閉 塞. i 1 聴覚構成 (Aud t ry C ) o su r o e Sound B1 語音完成 ( i ) end ng. 表6. 連合過程. 表現水準 (Rep i r t e sen t l a ona. 但 潔選集. i i (or z ng gan Pr ) o ce s s. 受容過程 i (Re t cep ve Pr ) oce s s. pr ) oce s s. 5. 2. 自動水準 (Au i t 亡 oma c Lev l ) e. 1 0. 聴覚刺激. 音声反応. 視覚刺激. Recep i t ) on i i t ) s oc a y As on i i As t ) 目 s on pc. 7. 9. 1 0 . .. 運動反応. C 1 ) os u r e l ) o su r e. 記憶. Se u t iI M ) 一 q en a emory Memor ) y. 改訂版のモデル 75.
(7) . 亀畑義彦・大嶋謙一. 3. 日本版ITPA における標準化データ 975年, ITPA の理論とその活用」 (旭出学園教育研究所編, 1 1 97 3年)の標準化 データは「 日本版( 総数756名 日本文化科学社) に記載されている. 本稿の分析 データはこ れを用いた. 説明によれば ldren)が サ ン プ ル と して 選 ば れて い る. サ ン プ ル 数 は 表 7 の 通 り であ る. の 平 均 的 児 童(averagechi l dren) と い う の は こ こ で平 均 的 児 童 (averagechi 標. 表7. 25. 41. 女. 27 23. 25. 合計. 50. 50. 30 71. 37 3○ 67. 数. 6 6:0 6:6 7:0 7:6 8:0 8:6 全 体. 年 令 段 解 3:0 3:6 4:0 4:6 5:0 男. 本. 36. 31. 39. 37 29. 22. 36. 33 38. 36. 37 73. 28. 28 32. 67. 71. 75. 66. 50. 60. 28. 381. 28 56. 375 756. IQ80~120 ) にあるもの ( 1 ) 知的能力が平均範囲 ( ( 2 ) 学力が平均的 範囲にあるもの ( 3 ) 感覚 - 運動機能が正常 であるもの ( ) 個人的-- 社会的に適 応しているもの 4 の4つの 条件を満している児童とされている.. lcons s interna i f i c entalpha) を 用 い た 内 的 整 合 性 ( 検 査 の 信 頼 性 は ク ロ ン バ ッ ク の α 係 数 (coef E S t ) f t rd errors o measurmen“ m に よ っ anda s t ) による相関係数 (r) と 測定標準誤差 ( ency i. ,. て 為 さ れ て いる. 表8 年. ) . 信 頼性係数 ( r) およ び評価 点の測定標準誤 差 (SEn. 令 段 階. こ と ば の 理 解(sムー 絵 の 理 解(sも) , こ と ば の 類 推(sも) 絵 の. 類 推(s圭一. こ と ば の 表 現(ぬ ) , , 動 作 の 表 現(s合一 文 の 構 成 畑 も) 絵 さ. 3:0. 4:0. 5:0. 6:0. .76 (2,9). .79 て2・8) ,76 (2.9). .84 (2.4) .76 (2.9). (3:誇. .85 (2.3). (3 羅. .77 (2.9). .78 (2,8) .66 (3.5). .54 (4.1) .77 (2.9) .74 (3.1). .50 (4.2). ,80 (2.7). 数 の. 記 憶 6と一. 形のの. 記 憶(s&). .73 (3 11). 査(sー). 言 (lo宣. 全. 76. が し(sも) ,. 1 7 (日本版手引, p , 表24 転載) .. 検. .81 (2,6) .88 (2.1) .55 (4.0). .82 (2.5). :” (3. 字 (2苔 号 (3写. 号 (3写. .83 (2.5). .72 (3.2). .62 (3.7) .82 (2.5) .61 (3.7). ( 9詐. 写 ( ( 99) 9書. .77 (2.9) .78 (2.8). .62 (3.7). 8:O. 昌 亨 8 ? (3: : ( 3 星 弓 : :羅 ( 3 ( 3. 亨 ( 零 す : 3 ( 3零 ( 3詐. 孝 ( 3昌. ; 9 (3写 ( 3琶 苧 ( 雪 ( ; (2琶 2琶 2琶 す ( 号 ( 亨 (3g 3昼 3零. .58 (3.9). .82 (2.6) .73 (3.1). 7:0. ? (3請 ( 3喜 至 学 暮 卒 ( 苧 ( す (2 : : 2 2 , (3器. :器 ( 3. 92. 93 (10 0). ま す ( 3 3 号. (10.
(8) . 重回帰分析によるITPA 臨床モデルの検討. 表9 各位検査粗点, 全検査粗点の平均値と標準偏差 年令段階 下位検査. 3:0. 3:6. 4:0. 4:6. 1 l 6 6 1 3 2 0 1 5 6 5 8 1 7 7 an l , ことばの理解 Me . . , . (SD) ( )( 0 4 7 4 1 )( 2 ) ( 7 4 8 4 2 6 . , , .) 絵 玉 里 2 の 理 解 M 1 7 0 8 8 8 1 1 n 2 7 1 2 2 e a 7 , ,5 . . 畑 一 9 , (SD) ( )( 3 6 ) ( 5 3 8 6 3 4 2 . . ,) 3篇 3 ことばの類推 M 6 2 8 8 9 7 1 2 8 e n 8 a , . . 63 4 . (SD) ( 3 3 )( )( 3 3 6 9 4 5 4 . . .) 2m 4 絵 類 の 推 M 3 0 0 n 7 0 7 1 0 1 e a 5 , , . , ム m健 一 (SD) ( 2 2 )( )( 4 5 7 0 6 2 0 . . ,) 54 2 5 ことばの表現 M 7 2 4 1 0 3 5 1 2 0 0 e a n , . . ば% . ( (SD) 344 )( 4 2 2 )( 4 9 ) . ,9 72 8 6 動 作 表 の 現 M 1 0 6 0 1 1 3 8 0 1 7 1 0 e a n . , . 姥4 8 . (SD) ( 3 )( )( 7 3 4 3 9 1 6 ) 5 . , . 31 6 文 の 構 成 M 7 5 8 0 8 0 1 1 0 9 5 e a n , . . ば8 0 , (SD) ( 3 2 8 )( 2 )( 4 2 4 1 4 ) , . . 36 6 絵 さ し 8 が M 4 9 2 7 6 2 9 9 0 e a n . , . . L2 6ば F (SD) ( 2 0 )( 0 3 6 3 )( 3 ) 8 0 . , . 81 4 9 数 の 記 憶 M 1 0 3 4 1 4 8 3 1 1 7 9 e a n , , . 62 3 . (SD) ( )( 5 8 0 6 )( 5 3 6 6 4 ) . . . 形 10 の 記 憶 M 7 4 5 8 5 2 1 0 5 8 1 4 1 8 e a n , . . , . (SD) ( )( 3 4 }( 4 4 8 4 2 )( ) 7 4 4 5 7 , . . .. 全. 検. 5:0. 5:6. 6:0. 6:6. 7:0. 7:6. 8:0. 8:6 最高得点. 2 2 5 4 2 4 6 8 2 6 4 5 2 7 3 0 2 0 9 0 2 3 8 5 3 1 5 7 . , , . . , . 3 70 ( 0 9 ) 3 9 8 ) ( 5 ( 4 0 0 ) 1 ) ( 4 0 ( 3 1 1 ) ( 2 9 )( 7 2 3 9 ) . , , . , , . , 1 1 8 7 0 1 7 8 1 9 6 0 4 2 3 0 2 1 9 8 2 3 3 0 2 3 1 6 , . . , , . , 3 10 ( { 4 2 } 4 0 ) 5 4 ( 3 9 4 ) ( 4 0 3 )( 3 8 3 )( )( 2 6 5 3 6 , ) , . . . , . . . 1 8 3 0 4 2 6 2 2 2 6 8 2 4 9 7 0 2 7 2 7 8 6 3 3 0 0 7 . . . . . . , 3 50 3 ( 4 4 ) ( 4 1 4 } ( 4 )( 4 9 3 1 8 )( 1 )( )( 3 7 3 3 9 2 8 ) . 8 . . . , . , . 1 7 0 0 1 8 9 3 2 0 8 3 2 1 5 3 2 3 2 2 7 4 4 0 2 5 4 5 , , . . , . , 3 20 ( 4 3 0 ) ( 3 9 6 3 )( 5 8 3 4 )( 2 )( 0 0 }( 9 3 1 3 2 6 0 ) . . .) ( . , . , . 1 7 4 3 1 9 4 8 1 3 1 7 2 1 0 8 . . . . 6 0 ( 6 ) )( ( 6 0 ) ( 7 8 0 6 9 ) 5 9 . . , ,. . 1 9 2 4 7 5 2 4 2 1 3 2 2 4 7 9 2 5 7 8 2 7 6 2 . . . . . , 6 ) ( 5 3 ) ( 5 7 4 ( 5 0 1 )( 1 )( 5 )( 8 4 5 3 4 8 ) 9 , . , . , . 1 1 5 5 4 7 5 2 1 8 3 6 1 8 8 0 1 9 4 6 2 1 0 5 . , , . , . ( 3 ) ( 3 5 9 )( 9 7 )( )( 3 6 )( ) 3 9 0 3 8 9 7 2 9 , . . . , . ,. 2 7 5 0 . 3 80 ( 4 , 2 ) , ,. 1 3 5 0 4 1 8 7 1 4 2 1 7 0 1 9 9 6 2 8 2 5 3 5 , . . . , , ( 4 3 1 ( 4 2 2 ) )( 1 )( 4 6 4 4 6 ){ 5 5 6 5 ) 7 5 .) ぐ . . . . . 2 0 9 4 1 9 8 2 2 4 7 1 2 4 2 2 5 9 8 8 3 0 1 8 . . . . . . 7 1 6 )( ( 6 1 0 )( )( 8 4 8 )( 7 7 4 925 )( 2 ) 7 8 . , , . . 1 6 4 6 1. 5 1 9 1 9 5 9 2 0 5 8 2 1 7 0 2 0 0 9 . . , . . ( 3 4 ){ 3 8 3 )( 8 3 8 4 )( )( 3 9 1 3 8 4 )( ) 3 5 8 . , . . , ,. 2 4 5 5 . 5 70 ( 547 ) ,. 2 1 4 5 , 3 00 ( 3 3 , ) . .. 3 5 2 7 , 5 60 ( 8 6 ) . 7 , 2 2 0 7 , 5 00 4 2 9 ) , ( .. 査 Mean 5 7 9 8 7 9 2 1 3 0 8 1 6・ 3 5 5 51 5 4 2 9 4 7 1 7 7 9 7 ・ 2 3 2 1 0 8 5 2 2 3 8 2 2 4 5 5 8 2 5 8 2 2 2 6 7 5 4 , ・ , ・ , ・ ・ ・ , ・ , ・ (SD) ( 1 8 0 0 )( 1 )( 7 6 8 2 3 6 1 }( 2 7 7 6 )( 2 7 ){ 2 3 0 3 )( 7 9 )( 2 5 9 5 )( 2 7 0 8 1 9 1 2 2 6 7 6 )( 2 3 4 ){ 8 2 2 5 0 ) . , , . , , , , . )( . . ,. 結果は表8の通りであっ た. 「ことばの表現」 「絵さがし」 などで相関係数にばらつきがみられる が, 総じて安定した数値が得られている. なお表9は標準化の際のサンプルの基礎 データである .. 4. 標準化データによる 重回帰分析 (mu l i l t ) eregression analysi s p l 重回帰分 析 (mu i l i t ) と は, あ る 変 数 y (目 的 変 数 (cr i ionvar iabl eregression analys s ter ) p e d i l or従 属 変 数 ( ependentva ) とか呼ばれる) と, それに影響を与えると考えられる変数×, r e ab. lanatoryvar … xp (説明 変 数 (exp iabl independen ) or 独 立 変 数 ( iabl e tvar ) と 呼ば れ る) の 間 e. の関係式を求め, それにもとづいて×,, …xpの値からyの値を予測したり その際の各xの影響の , 大きさを評価したりすることを目的とした分析方法で 説明変数 ( i l t expbna ) が2個以 oryva r ab e , 上のものをいう, なお関係式は線形で表わされるのを前提としている . 分析を行う場合, 今回のように10個の変数の中から1つ を選んで目的変数 ( i i t r c e r onvariable) と す る と 残 り の 9 個 が説 明 変 数 (expl i )と さ れ て しま う. こ の 9個 は す べ て が 説明 anatoryvar abl e. 変数として使えそうだが, 実際は9個すべてが目的変数の説明に寄与しているとは考えられない . 従っ て, 適切な説明変数の選択が問題となるが, 不適切に選択をした場合の影響は. 77.
(9) . 亀畑義彦・大嶋謙一. ( 1 ) 回帰モデルに 無駄な変数が含まれるとき, 回帰係数の推定値や予測値は不備である が, 誤差 分散の推定値の自由 度が小さくなるため推定精 度が悪い. ( 2 ) 必要な変数が回帰モデルからもれて いるとき, 回帰係数の推定値や予測値は偏りをもち, 誤 差分散の推定値が過大評価 となる,. ) 説明変数の中に, 互いに相関の高い変数が含まれる場合には 分散共分散行列の行列式がほと ( 3 んどゼロに なるため, 逆行列の要素の値が大きくなり, 回帰係数の推定値の推定精度が悪くな る .. .. ということが知 られている. 本稿の場合でも説明変数相互の相関係数が高いことから, 分散共分散 i l i l l i t ) の問題が少なく ならず t nea r co y の逆行列の要素値が大きくなり, 従って 「多重共線性」 (mu. 残ることが予想される. f r ‐ o このように不 適切な説明変数を除き, 適切な説明変数を選択する方法として 「変数増加 法」 ( i iminat l on tepwi l ionmethod)「変 数 増 減 法」( semethod), 「変 数 減 少 法」(backwarde s ect wardse l iminat i thod) に よ on me method) な ど が知 ら れ て い る が, 本 稿 では 「変 数 減 少 法」 (backward o. ることとした. この方法は, 説明変数の候補すべてが含まれたモデルからスタートして, 次のよう な手順 で説明変数を1つ ずつ減少させる.. ) モデルに含まれている説明変数の各々に対 して, 回帰係数の検定のためのF値を計算し, そ ( 1 tより小さければ, ou の値が最小と なる説明変数を選択する.最小となっ たF値が指定された F‐ tより大きければこれ以 上 どの説明変数 もおと ou その変数をおとして次のステッ プへ進む. F‐. さず終了する. ( 2 ) もしモデルに含まれている説明 変数がなくなっていれば終了する. そう でなければ回帰式を 計算して前のステ ッ プに戻す. 次に, モデルの良さについての 基準を設定することとなるが, これは観測値と説明変数の個数を 考慮して f f i i tedforthe degrees of ioncoe jus l i l ent ad c t ecorrelat ( 1 ) 自由度調整ずみ 重相関係数 (mu p f reedom:R) S 差平方 /( R2= 1 胴 Ve/VT= 1 - {Se/ (n-p- 1)}/ {ST n-1)} . STは総平方和, eは残 和,. Veは誤差分散の推定値, VTは不偏 分散. lows l 973 ) ( 2 ) マ ロ ー ズの Cf (Ma ,C, L I Cp=Se (p)/が十 2 (p十 1)-n. 2) 7 se( ) は p個の説明変数を含むモデルでの残差平方和, ザは y~n(“ , 7=E (y) を p , 1. 考えたときの不偏分散の推定値. ion ioncr i ter ( 3 ) 赤池の情報量基準 (Akaikごsinformat , AIC) 目 的 変 数 の 将 来の 観測 値 y の 分 β a ) を考え, y の真の分布 g( ) と予測分布f(y 布に対する 推定量としてf( y yl o , ……, p l bacにLe i b l l )の間の Ku e r の情報量で測 っ た距離をできるだけ小さくすると l ao , ……, βp 78.
(10) . 重回帰分析によるITPA 臨床モデルの検討. いう観点から導入された,モデル選択の一般的基準である,p個の説明変数をもつ重 回帰モデル の場合, AIC ( )=-2× (最大対数尤度)十2× (モデルの自由パラメー タ数) p 一 喝 唯 物 +ー)十n‘噂. Se p ) ‘ 十2 ( p+2). と表わされる. AIC は小さいほど望ましい. とおおよそ3つの方法があるとされる 本稿 ではモデルの良さの基準を 「赤池の AIC」 (Akaikごs .. informat i i ion) に 置 い た ter oncr .. な お, 実 際 の 分 析に あ た っ て は 富 士 通 パ ー ソ ナ ルコ ン ピ ュ ー タ FUJITSU MICR07 7 (FM‐ )を , 用いた. また, プロ グラムは「パソコン統計解析ハン ドブック 1 1多変量解 析編」 (田中豊他編 共 立出版 19 ) に記載されているものを FM‐ 8 4 7用に改良修正して使用 した .. 5, 重回帰分析の結果 先に述べたプロ グラ ン ( 「MREG 2」と呼ぶ)を使用 した結果を, DEPEHDENTVARIABLE× ( 1に ついてすべて出力したのが表1 0から表23までである. 表1 0には10個の変数 (下位検査) に ついて, 平均値 (MEAN) VAR I AN E 分散 C ( S da ionSD) サ ン プ ルの ) 偏差値 t ( a n rddeviat , , , 最小値(MIN) MA X 最大値( )が出力されている. 表11の上三角は各変数の相関行列( l i t co r r e a on , ix), mat r. 下三角は分散共分散行列. i iance mat (var ix) で あ る 表 12 は 目 的 変 数 ancecovar r .. (DEPENDENT VARIABLE) とそれを説明する説明変数 ( INDEPENDEHT VARIABLE) の すべて, 及び回帰係数の検定統計量 Fo(偏下値) を出力したもの である 表13から表21ま でが変 . imi backwardel ionwe 数減少法 ( thod) に よ る 分 析 結 果 であ る 表 13 の 中 で Mul nat ipl la t ecorre ‐ . i t onとは重相関係数の こ とであり, R‐Square と は 決 定係 数(R2), Ad dR S t juse - quare と は 自 由 度 調整ずみの決定係数 (R2) こと である AIC とは赤池の情報量基準 (Aka i kごs i f i t n rma o on c r . i ter i i on) であ る, ま た Cps tat t s c は 先 に 述 べ た マ ロ ー ズ の 基 準 であ る . l i 不偏分散(Ana sofVariance) の 中 で用 い ら れ て い る D,F ys とは自由度のこと であり (N-P- ,. 1)(N はサンプル数 P は説明変数)によ って示される Regr i i dua 1とは e s s onとは回帰であり Re s , 残差のことである. この分散分析は回帰の有意性を検定するために必要となる, ion coef f i i tand 下段の項で BETA と は 回 帰 係 数 (regress ), s c ent , BETA と は 標 準 回 帰 係 数. ion coef tandard regress f i i i l i ( ia l regress t ion s ), par t c ent al corre at on と は 偏 相 関 係 数 (par f f i i i d d BETA tan ar ), s coe cent とは標準回帰係数 (standard regress on coefficient) , error of. BETA とは標準誤差 ( tandarde s r ro r:推定値の標準偏差) F とは回帰係数検定の値, UIF とは分 散拡大要因であることを示している. 最後に STED, H0 とは説明変数の出し入れ回数を表わして いる,. この表1 3から表21の出力結果を 見ると STEP 3の AIC がすべての出力結果の中 で AIC , No1 が最小 であることが分る. 従っ て, 目的変数 ×( 1 )を説明する最適モデルは 説明変数×( ) 3 l o ) ,×( ,× ( ) 6 7 ) )によって構成されると考えられる.そして表22にはこの最適モデル(線形関数モデル) 8 ,×( ,×( によって予測される結果を表わしている Y とは目的変数の実測値であり その値によるこの モデ . , ルの予測値が Yha tである. なお Re i dua 1とは誤差分散の推定値であり 残差平方和( s i lsum dua r e s , 79.
(11) . 亀畑義彦・大嶋謙一 ofsquare) と 呼 ば れ る.. 1 1 )の重回帰分析による最 適モデルの選択の結果,予測式の設定と予測値にもと 表23は目的変数×( tの値である.なお No l か グラフ化したものである. 棒 グラフは Yha プルの予測得点を ずいたサン ら NOIOは表9に示さ れた年令段階の各々に対応して, No1とは3才のこと, 以下 NOI0とは7 才6 ヶ 月 の こ と であ る. 8才と8才6 ヶ月については省略してある. 最後に最適モデルを構成する 各説明変数について, 実際の下位検査名を記した,. 6, 重回帰分析結果のまとめ l oは でを掲 げると以下のと 1 )から×( 以上分析した結果, 最適モデルとされた予測式を目的変数×( おりとなる. (×はまぎらわしいので×に替えるものとする.) ① ② ③ ④ ⑤. ⑥. 0 x(10)-0302 x(6) ×(1)=22.465十0.567 x(7)十0.556 x(3)十0.270 x(8)-029 ×(2)=16β33十0413 x(5)十0.319 x(7)十0.152 x(4)-0074 x(9). 0x(7) 10 )十0.267 x(6)-040 ×(3)=18.372十1.048 x(1)十0.446 x( ×(4)=15633十0940 x(2)十0.642 x(1)十0,238 x(10)-0355 x(8). )-0238(×(1) 1 0 02x(9)-0238x( ×(5)=16875十0988 x(2)十0 .388x(8)十0.2. 887x(8)-1ユ39x(1) ×(6)=1 9733十1282x(7)十0.. ×(7)=14.465十0.711 x(1)十0.678 x(2)十0,291 x(10)十0.288 x(6)-0327 × (3)-0.417 x(8) ⑦. ⑧ ⑨ ⑩. ×(8)=14.653十0.866 x(1)十0.537 x(5)十0.382 x(6)-0,806 x(7) )-2,273 x(2) ×(9)=21.221十2.236 x(5)十0,880 x(10. )=16.048十0.771 x(3)十0.667 x(7)十0.494 x(8)十0,441 x(4)十0.223 x(9) ×(10 -1.230 x(11)- -0.884 x(5). 7. 重回帰分析と1TPA 臨床モデルの検討 これま で述べ てきた重回帰分析の結果から表6にみるITPA の臨床モデルを考察してみると, す べての下位検査が他の下位検査によ って説明されているこ とが考察される. 1個の目的変数 (1個 の下位検査) を説明するのに 正の値をもった説明変数 (他の下位検査) が最低 で2個最高で5個,. 平均すると3個 以上必要になる. また負の値をもっ た説明変数は平均すると1個以上必要であるこ と が判 る.. 次に聴覚 - 音声回路と視覚 - 運動回路における表象水準に 着目してみると, 各々の回路で測定 される下位検査どおりの相関があまり強いとは言えず, 各々の回路が互いにからみ合っ た相関関係 を示していること である.. 自動水準における上記の二つの回路は相互作用が表象水準よりも複雑であった. また, 表象水準と自動水準との相関を考 えてみると, 書象水準独自の下位検 査, また自動水準独 自の下位検査はみあたらず, 相互の相関関係が複雑にか らみ合っていることが分る.. ITPA の下位検 査能力は,それぞれ特定回路の特 定水準における特定過程の能力 これらのことは「. 80.
(12) . 重回帰分析によるITPA 臨床モデルの検討. と仮定されている. したがって他の回路, 水準, 過程による影響を受けない, あるいは影響を最小 i l 化した単一( ) で純粋( ng s e )な能力を測定する課題 であること」 ( e ITPA の理論とその活用」 「 pur 旭出学園教育研究 所 19 75 日本文化科学社) という仮定が当を得ていることになるか否か深く検 討することが必要となるであろう. 同書に述べられている様にITPA の限界がここに 見られるの で. ある. 同書によればITPA の限界とは次のように説明されている 「 . ITPA の過程次元における下位 概念である受容, 連合, 表現は, それが言語行動の伝達過程上の一連性をもっ た概念であるために , 完全な単一として現実に取り 出すことは不可能 である 」(op c 2 t 9 )「第3の 限界は自 動水準に ,i . , . ,p おける構成機能にみられる, もともとこの水準は表象水準と同じように三つの過程を分離すること ができず水 準全体として測定する形をとっていることも問題といえよう しかしもっ と重大なこと , は, この水準の理論的背景にあるオズグッ ドの理論そのものが新しい言語学の立場から批判を受け ている点にある. オズグッ ドはことばを何度も繰り返して使用するうちにその構造や活用 を習得す. るといっ た帰納的方法による習慣体系として言語をうえているが チョムスキーらに代表される新 , しい言語理論では, こうした単なる経験の積み重ねだけ で複雑な言語を習得す ることは不可能であ る と して い る,」 (op i 29~30 t, pp ) ,c .. 参考文献 本論の中で述べられていない文献について掲げた l ingu i i i l i t i i 1. Psycho t i ion Samue I A,ki s c Learn ng Di in i f sabi e s :Diagnos sandremed ik at rk & u′ red D.kr. ITPA による学習能力障害の診断と治療」 三木安正・上野一彦・越智啓子 1 l 1 訳「 97 9 4 日本文化科学社 7 2. 情報理論 宮川洋 1 9 7 9 コロナ社 こ 3, 」 ・理学研究法 第1巻 方法論 八木 員他 19 7 5 東京大学出版会 4. 心理学研究法 第1 7巻 モデル構成 印東太郎 19 7 3 東京大学出版会 5, 教育と心理のための推計学 岩原信九郎 196 5 日本文化科学社 i i 6. Theor lgard l948 Prent esofLearn i l 1 ng5 /eGordon H.Bower & ErnestR. Hi ceHa i l i I Measurment Jum:C. Nunna l l 7. lnt roduct onto psycho l 1 og ca y ,Jr l970 MCGrow Hi. 8, 多変量解析入門1. □ 河口至商 1 9 7 3 森北出版 i tCour 9. A Fi rs s einFact orAnal sAndrew L e 9 3 訳因子分析入門 共 祐順 197 ys 7 8 サイエン y l ,Comr ス社 10 9 東京大学出版会 7 , 因子分析法 第2版 芝 祐順 19 A l roduct i 11 l i onto Li near Regre鮎ionand Cor r e at on A 9 76 訳 直線回帰と相関 並木 , n nt ,L .Edwads ,1 博他 1 97 8 慶応通信 1 2 73 東京大 . 改訂版ITPA によって測定された心理言語機能の発達に関する因子分析 上野一彦・渡部 洋 19 I 学教育学部紀要 VO 1 3 .. log i land Remod i 13 i l dren wi i caIApprai sa thLearn i l i i iko aITeachi ngofCh t ng Di sab es kazuh . The psycho l l i UENO Bu iUn i t i ty Se e n。f T。kyo Gakuge r ver s .1 30 1979. 98 2 富士通 14 . FM-7ユーザーズマニュアル システム仕様 1 FM -7 F-BASIC 入門 1984 富 士 通 15 . FM -7 F-BASIC 文 法書 1984 富 士通 16 .. 1 7 98 4 富士通 , FM-7 ユーザーズマニュアル システム解説 1 F 18 , -BASIC 活用 ソ フ ト. ワ ー プ ロ と グラ フ. 潮. 守 1984 山 海堂. 1 9 /1 0編集部 1 9 85 工学社 . FM-7月1活用研究 2 20 本稿に掲げた表1から表9ま I T PA の理論と活用」 (本稿中に紹介) によるものである 「 では . . (亀畑義彦 本学教授旭川分校・大嶋謙一 北海道手稲養護学校教諭) 81.
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