複数のウエアラブルデバイスによる時刻同期センシングに関する検討
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(2) 情報処理学会第 81 回全国大会. を逐次的に推定する.. Tdelta,i. =. Tdelta,i. =. skew. =. TM,i − TS,i (3) [ ] [ ] skew delta + w (4) TS,i 1 of f set skewdelta + 1. (5). ここで,w は観測雑音,skewdelta は差分に対する遅れ・ 進み度合いであり,skew は (5) 式により計算する.. 4. 実験結果と考察. 観測値 TS,i ,TM,i は,送信と受信に要する時間が等しい という仮定の下で得られる観測値である.しかしなが. 図 2: 推定時刻の誤差の比較(遅延時間による異常値 の除去). ら,実際の観測値は,一方の通信遅延などにより,この 前提が満たされない場合,異常値として観測され,時 刻同期の性能を悪化させる.そこで,本システムでは,. (6) 式により計算される遅延時間:Tdelay の値が一定範 囲 (5.5msec< Tdelay <7.5msec) から外れたとき,異常 値として観測値から除去することとした.. Tdelay,i. =. ((T4 − T1 ) − (T3 − T2 ))/2. (6). 図 2 として,遅延時間による除去の有無による予測誤差 を比較した箱ひげ図を示す.ここで予測誤差はスレー ˆ と観測された時間:TM,i の差で ブが予測した時刻 TM,i ある.集計は,同期されていない状態から約 10 分間, 時刻同期を行い,同期直後の過大値を除いたデータを 用いた.図 2 より,異常値の影響が遅延時間による除 去により緩和されていることがわかる. 次に,遅延時間による除去を行った上で,加速度セ ンサと回転ベクトルセンサによるセンシングと記録を 時刻同期と同時に行い,その影響を比較した.図 3 と して,センシング無し,1 台だけでセンシング,複数同. 図 3: 推定時刻の誤差の比較(複数台のセンシングの 影響) の行動計測に適用することで,ウエアラブルデバイス による時刻同期センシングの可能性について検討を進 めていきたい.. 時にセンシングした場合の予測誤差を箱ひげ図で示す.. 謝辞. 図 3 より,台数が増えると同期性能は低下する傾向が. 本研究の一部は JSPS 科研費 17K00145, JST, CREST,. 見えるが,加速度センサのセンシングレートを考慮す. JPMJCR18A4 の支援を受けて実施されました.. ると,大きな変化ではなく,おおむね妥当な同期性能. 参考文献. が得られている.. [1] モバイル生体センシングにおける時刻同期機構に. 5. 関する一検討, 幸島 明男, 信学技報, vol. 118, no.. まとめ. 本論文では,携帯可能な時刻サーバと複数のウエアラ ブルデバイスを用いた時刻同期センシングのプロトタ イプを提案した.通信遅延に由来する異常値を排除し,. 54, MICT 2018-7, pp. 31-34, 2018. [2] 線形カルマンフィルタの基礎, 足立 修一, 計測と制 御, 56 巻, 9 号, pp 632–637, 2017.. カルマンフィルタによる推定を行うことで,おおむね 妥当な時刻同期性能が得られることを確認した.今後. [3] Network. は,異常値の排除を適応的に行いながら時刻同期を行. tocol. う方法について検討したい.また,本システムを実際. http://www.ietf.org/rfc/rfc5905.txt. 3-6. Time and. Protocol. Version. Algorithms. 4:. Pro-. Specification,. Copyright 2019 Information Processing Society of Japan. All Rights Reserved..
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